JP2020009629A - 撚線導体及びケーブル - Google Patents

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聡史 矢嶋
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昌弘 小又
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Abstract

【課題】Agの濃度が低い銅合金線を用いて高い導電率を有する撚線導体及びケーブルを提供する。【解決手段】本発明の撚線導体は、Ag濃度が1.0mass%以下で含有し、残部が銅および不可避不純物であるCu−Ag合金からなり、外径が40μm以下である銅合金線が撚り合わされている撚線で構成され、前記撚線の導電率が90%IACS以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、特に、高い導電率を有する撚線導体及びケーブルに関する。
電子機器に使用される電線やケーブルの撚線導体に使用される銅合金線の材料としてCu−Ag合金が提案されている(特許文献1〜5参照)。
特許文献1〜5の実施例に記載の銅合金線の導電率、引張強度及びAg濃度は下記の表1の通りである。
Figure 2020009629
また、特許文献6には、同軸ケーブル素線の中心導体として適用された、Ag濃度が2重量%以上10重量%以下のCu−Ag合金からなり、導電率が60〜90%IACS、引張強度が120〜160kgf/mm2の極細線が開示されている。
さらに、非特許文献1では、ルツボ中で溶解したCuにAgを挿入してインゴットを形成し、このインゴットに伸線加工および熱処理を行い、Ag濃度が2at%以上60at%以下で形状がワイヤー状のCu−Ag合金を作製することが提案されている。なお、非特許文献1のCu−Ag合金では、1000MPaの引張強さと80%IACSの導電率を得るために、10at%以上16at%以下のAg濃度が適当であるとされている。
特開2010−177055号公報 特開2010−177056号公報 特開2013−216979号公報 特開2015−21138号公報 特開2002−121629号公報 特開2001−23456号公報
坂井義和,外3名,"高強度・高導電性Cu-Ag合金の開発",日本金属学会誌,第55巻,第12号(1991),p.1382-1391
最近の医療機器、あるいは産業ロボットに使用される電線やケーブルでは、従来にも増して高導電率の撚線導体を適用する要求が高まっている。しかし、特許文献1〜6および非特許文献1に記載のCu−Ag合金からなる銅合金線を撚り合わせした撚線導体では、導電率が85%IACS未満になってしまうため、改善が望まれる。
そこで、本発明は、Agの濃度が低い銅合金線を用いて高い導電率を有する撚線導体及びケーブルを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、下記の撚線導体、電線及びケーブルを提供する。
[1]Ag濃度が1.0mass%以下で含有し、残部が銅および不可避不純物であるCu−Ag合金からなり、外径が40μm以下である銅合金線が撚り合わされている撚線で構成され、前記撚線の導電率が90%IACS以上である、
撚線導体。
[2]前記撚線は、導電率が92%IACS以上であり、引張強度が720MPa以上である前記[1]に記載の撚線導体。
[3]前記[1]又は[2]に記載の撚線導体を備えたケーブル。
本発明によれば、Agの濃度が低い銅合金線を用いて高い導電率を有する撚線導体及びケーブルを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る撚線導体の一例の横断面図を示す。 本発明の実施の形態に係る撚線導体を構成する銅合金線の製造方法のフローを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るケーブルの一例(本発明の実施形態に係る撚線導体を中心導体に適用した同軸ケーブル)の横断面図を示す。 本発明の実施の形態に係るケーブルの一例(図3に示す同軸ケーブルを用いた多心ケーブル)の横断面図を示す。 本発明の実施の形態に係るケーブルの一例(図3に示す同軸ケーブルを用いた多心ケーブル)の横断面図を示す。
〔撚線導体〕
本発明の実施の形態に係る撚線導体は、Ag濃度が0.5mass%以上1.0mass%以下で含有し、残部が銅および不可避不純物であるCu−Ag合金からなり、外径が40μm以下である銅合金線が撚り合わされている撚線で構成され、撚線の導電率が90%IACS以上である。以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撚線導体の一例の横断面図を示す。
撚線導体1は、複数本の素線1aが撚り合わされて構成される。素線1aは、Ag濃度が1.0mass%以下で含有し、残部が銅および不可避不純物であるCu−Ag合金からなり、外径が40μm以下の銅合金線である。なお、図1では、7本の銅合金線からなる素線1aを撚り合わせした撚線導体1を例示したが、素線1aの本数は、7本よりも多くても少なくてもよい。また、撚線導体1は、夫々の素線1aが軽圧縮されていてもよい。
Cu−Ag合金からなる銅合金線は、タフピッチ銅、無酸素銅、或いは高純度銅にAg濃度が0.5mass%以上1.0mass%以下となる範囲で含有していることが好ましく、Ag濃度が0.6mass%以上0.9mass%以下となる範囲で含有していることがより好ましく、Ag濃度が0.7mass%以上0.8mass%以下となる範囲で含有していることが更に好ましい。Ag濃度が1.0mass%を超えると、撚線導体1の導電率が90%IACS以上を満足しない恐れがあり、またAg使用量が増えるため経済性が悪い。なお、Ag濃度が0.5masss%未満では、引張強度が低下する恐れがある。Cu−Ag合金からなる銅合金線は、撚線にされる前の状態において、引張強度が800MPa以上、導電率が90%IACS以上であることが好ましい。
素線1aを構成する銅合金線は、外径が16μm以上40μm以下であることが好ましい。素線1aでは、このような外径を有する銅合金線で構成されることにより、撚線導体1を可撓性に優れた極細(例えば0.4mm程度の外径を有する)の導体とすることができる。なお、銅合金線からなる素線1aの横断面形状は、円形以外の形状を有していてもよい。
撚線導体1は、上述した合金線からなる複数本の素線1aを撚り合わせた撚線の導電率が90%IACS以上である。撚線導体1では、このような高い導電率を有することにより、最近の医療機器、あるいは産業ロボットに使用される電線やケーブルの中心導体として適用した場合に、電線やケーブルの高導電率化を実現することができる。
撚線導体1は、例えば、撚線導体1を構成する撚線の引張強度が320MPa以上720MPa未満の場合、撚線導体1の導電率は90%IACS以上96%IACS以下である。また、撚線導体1は、例えば、撚線導体1を構成する撚線の引張強度が720MPa以上900MPa以下の場合、撚線導体1の導電率は92%IACS以上95%IACS以下である。
撚線導体1は、複数本の素線1aの夫々の表面がめっきで被覆されていてもよい。めっきの種類としては、例えば、Agめっき、Snめっき、Niめっき、Sn−Pbめっき、或いはCu−Sn−Bi系、Cu−Sn−Ag系、Cu−Sn−Ag−P系のPbフリーはんだめっき等があげられる。なお、素線1aは、Agめっきで被覆されていることにより、Snめっきで被覆されている場合よりも撚線導体1の導電率を高くすることができる。素線1aの表面をめっきで被覆する場合は、電気めっきあるいは溶融めっきによって被覆することが可能である。
〔撚線導体の製造方法〕
本発明の実施の形態に係る撚線導体の製造方法は、1.0mass%以下のAgを添加により含有する銅合金材料を用いて鋳造速度40mm/分以上200mm/分以下の連続鋳造により得られた第一次線径の導電線に細径化加工を行なうことにより第二次線径の導電線を得る工程と、第二次線径の導電線に熱処理を行うことによりその引張強度を熱処理前の引張強度に対し90%以上100%未満の引張強度に低下させる工程と、引張強度を低下させた第二次線径の導電線に細径化加工を対数ひずみが7.8〜12.0となるまで行なうことにより第三次線径の導電線(上述したCu−Ag合金からなる銅合金線)を得る工程と、複数本の銅合金線を撚り合わせて撚線を得る工程と、撚線に対して熱処理を行う工程と、を備える。以下、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態に係る導電線の製造方法のフローを示す説明図である。
銅合金材料は、例えばタフピッチ銅、無酸素銅、あるいは高純度銅(銅の純度が99.9999%以上の純銅)からなる銅材料にAg1.0mass%以下が添加により含有されている。金属元素としてのAgは、1.0mass%以下の範囲において、低濃度で添加される場合に固溶型合金として構成され、高濃度で添加される場合に析出型合金として構成される。なお、高純度銅が使用される場合は、タフピッチ銅、無酸素銅が使用される場合に比べて導電率を数%程度高くすることができる。
(鋳造工程)
鋳造工程では、前述した銅合金材料を準備し、この導電性合金材料を所定の鋳造速度によって連続鋳造することにより、第一次線径の導電線(ワイヤロッド、あるいは鋳造導電線ともいう)を得る。所定の鋳造速度は、40mm/分以上200mm/分以下である。好ましくは、40mm/分以上190mm/分以下である。鋳造方式は、特に限定されないが、連続鋳造方式が好ましい。連続鋳造方式では、連続鋳造圧延方式を用いてもよい。なお、連続鋳造方式を用いる場合、縦引方式と横引方式のいずれでもよい。第一次線径は、例えば、φ7mm〜9mmである。
(第一次細径化加工工程)
第一次細径化加工工程では、鋳造工程を経て得られた第一次線径の導電線に冷間伸線加工、熱間伸線加工、温間伸線加工、冷間圧延加工などの加工を行ない、第一次線径の導電線を細径化することにより、第二次線径の導電線を得る。第二次線径は、例えば、φ2mm〜4mmである。
(熱処理工程)
熱処理工程では、第一次細径化加工工程を経て得られた第二次線径の導電線に所定の熱処理を行う。所定の熱処理条件としては、例えば、450℃〜550℃で短時間(例えば2秒以上10秒間以下)である。なお、第二次線径の導電線に所定の熱処理を行う際の熱処理条件は、第二次線径の導電線が軟化しない熱処理条件であればよい。例えば、低コスト化を考慮した場合では、第二次線径の導電線が軟化しない範囲で上記した熱処理条件よりも高温短時間(例えば900℃、1秒以下)の熱処理が可能であり、また上記した熱処理条件よりも低温長時間でもよい。すなわち、この熱処理工程では、第一次細径化加工工程の加工などによって第二次線径の導電線に生じた転位の再配列を促すように第二次線径の導電線に熱処理を行う。このとき、第二次線径の導電材の導電率を1%〜3%回復させている。また、第二次線径の導電線は、上記熱処理により、その引張強度を熱処理前の引張強度に対し90%以上100%未満の引張強度に低下させている。好ましくは、その引張強度を熱処理前の引張強度に対し92%以上100%未満の引張強度に低下させ、より好ましくは、その引張強度を熱処理前の引張強度に対し95%以上100%未満の引張強度に低下させる。なお、引張強度を例えば50%程度低下させてひずみ取りを行う従来の再結晶化のための熱処理条件とは異なる。引張強度を50%程度低下させて再結晶化させるための熱処理を行った場合の引張強度は800MPa未満になると推察される。
上記熱処理は、電気的な通電アニーラ設備、通常の抵抗過熱式管状路、光反射式のゴールドファーネスなど設備を選ばない。望ましくは極細銅線加工のため、クリーンな環境が必要なので光反射式のゴールドファーネスが望ましい。
(第二次細径化加工工程)
第二次細径化加工工程では、引張強度を低下させた上記第二次線径の導電線に冷間伸線加工などの加工を加工ひずみである対数ひずみ〔ln[(πd0 2/4)/(πd2/4)]=2ln(d0/d)、d0:細径化加工前のひずみ度、d:細径化加工後のひずみ度〕が7.8〜12.0となるまで行ない、細径化することにより、第三次線径の導電線(上述したCu−Ag合金からなる銅合金線)を得る。第三次線径は、例えば、好ましくはφ13μm以上40μm以下であり、より好ましくはφ16μm以上40μm以下である。第二次細径化加工工程における加工方法としては、上述した第一次細径化加工工程と同様に、冷間伸線加工、熱間伸線加工、温間伸線加工、冷間圧延加工などの加工方法が適用できる。
加工ひずみは、対数ひずみで7.8〜12.0が必要である。望ましくは7.8〜11.0である。12.0を超えると原子欠陥の存在にて導電性の低下があり、引張強度の上昇も少なくなる。7.8未満では、引張強度の上昇が十分でない。対数ひずみは、第二次線径の導電線の線径に応じて7.8〜12.0の範囲で適宜調整する。例えば、第二次線径の導電線の線径がφ4mmである場合、対数ひずみは9.2〜11.0とすることが好ましく、線径がφ2mmである場合、対数ひずみは7.8〜9.7とすることが好ましい。
第二次加工工程によって得られる第三次線径の導電線(上述したCu−Ag合金からなる銅合金線)は、タフピッチ銅、無酸素銅、或いは高純度銅にAgが1.0mass%以下で含有されたCu−Ag合金からなる導電率88%IACS以上かつ引張強度800MPa以上である。好ましい実施形態では、導電率88.5%IACS以上かつ引張強度830MPa以上であり、より好ましい実施形態では、導電率89%IACS以上かつ引張強度850MPa以上である。上限は特に限定されないが、例えば、導電率95%IACS以下、引張強度950MPa以下である。
(撚線作製工程)
撚線作製工程では、第二次細径加工工程で得られたCu−Ag合金からなる銅合金線(第三次線径の導電線)を複数本用意し、複数本の銅合金線を所望の撚りピッチ(例えば、4.0mm以下の撚りピッチ)で撚り合わせることにより、Cu−Ag合金からなる銅合金線が複数本撚り合わされている撚線が得られる。
(熱処理(焼鈍)工程)
熱処理工程では、撚線作製工程で得られた撚線に対して所望の温度で熱処理(ひずみ取り焼鈍や再結晶化させるための焼鈍)を行うことにより、撚線の導電率が90%IACS以上の撚線導体が得られる。
得られる撚線導体は、撚線の引張強度に応じた熱処理(焼鈍)を行うことにより、導電率を90%IACS以上の範囲で調整することが可能である。例えば、撚線導体を構成する撚線の引張強度を320MPa以上720MPa未満の範囲となるように再結晶化させるための熱処理を行う場合は、撚線導体の導電率は90%IACS以上96%IACS以下に調整することができる。また、例えば、撚線導体を構成する撚線の引張強度を720MPa以上900MPa以下となるようにひずみを取り除くための熱処理を行う場合は、撚線導体1の導電率は92%IACS以上95%IACS以下に調整することができる。
〔ケーブル〕
本発明の実施形態に係る撚線導体は、図3〜図5に示すような種々のケーブルの中心導体として好適であり、例えば、医療用プローブケーブル、内視鏡ケーブル、TVやモバイル機器を含めた同軸ケーブル、情報通信機器用ケーブル配線やパワー伝送機器用ケーブルとして好適である。
図3は、本発明の実施形態に係る撚線導体を中心導体に適用した同軸ケーブルの一例を示したものである。図3に示す同軸ケーブル10は、中心導体1と、中心導体1の周囲に設けられた絶縁体2と、絶縁体2の周囲に設けられた外部導体3と、外部導体3の周囲に設けられたジャケット4と、を有する。
図3に示す同軸ケーブル10の中心導体1に本発明の実施形態に係る撚線導体を適用する場合、例えば上述したCu−Agからなる銅合金線で構成される素線1aを複数本(図1では7本)撚り合わせして撚線を形成し、この撚線に熱処理(焼鈍)を行うことによって導電率が90%IACS以上である中心導体(撚線導体)1が形成される。
中心導体1の周囲に設けられた絶縁体2は、例えばテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)などのフッ素樹脂、塩化ビニル樹脂(PVC)などを用いて構成される。また、絶縁体2の周囲に設けられた外部導体3は、例えば1%以上の伸び率を有する硬銅線や銅合金線が横巻きされたもので構成される。さらに外部導体3の周囲に設けられたジャケット4は、例えばテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)などのフッ素樹脂を用いて構成される。なお、絶縁体2は、2層以上の多層からなる構造であってもよい。例えば、絶縁層2は、塩化ビニル樹脂からなる第1絶縁層と、第1絶縁層の周囲に設けられたフッ素樹脂からなる第2絶縁層とで構成されるものなどがあげられる。
図4は、図3に示す同軸ケーブル10を用いた多心ケーブルの一例を示したものである。図4に示す多心ケーブル100は、例えば図3に示す同軸ケーブル10を中心介在11あるいはテンションメンバーと共に複数本(図では4本)撚り合せしてなる同軸ケーブル撚線と、同軸ケーブル撚線の周囲に設けられたバインダー12(テープなど)と、バインダー12の周囲に設けられたシールド層13と、シールド層13の周囲に設けられたシース14と、を備える。なお、同軸ケーブル撚線は、中心介在11あるいはテンションメンバーが同軸ケーブル10と撚り合されてないものであってもよい。
シールド層13は、複数本の金属素線を編組あるいは横巻きして構成され、シース14は、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、ポリ塩化ビニル(PVC)などによって構成される。
図5は、図3に示す同軸ケーブル10を用いた他の多心ケーブルの一例を示したものである。図5に示す多心ケーブル200は、例えば図3に示す同軸ケーブル10が複数本(図5では12本)撚り合された第1の同軸ケーブル撚線20を中心介在11あるいはテンションメンバーと共に複数本(図5では4本)撚り合せしてなる第2の同軸ケーブル撚線と、第2の同軸ケーブル撚線の周囲に設けられたバインダー12と、バインダー12の周囲に設けられたシールド層13と、シールド層13の周囲に設けられたシース14と、を備える。なお、同軸ケーブル撚線は、中心介在11あるいはテンションメンバーが同軸ケーブル10と撚り合されてないものであってもよい。また、図5に示す多心ケーブル200において、シールド層13およびシース14は、図4に示す多心ケーブル100と同様のものが使用可能である。
以下に、本発明を実施例に基づいて更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
撚線導体は、以下の方法によって製造した。
銅製水冷冷却構造部材を外側に備えたカーボン鋳型を用いてAg濃度が0.5mass%〜1.0mass%のCu−Ag合金を真空溶解し、アルゴン雰囲気下で線径(外径)φ8mmのワイヤロッドを連続的に鋳造して鋳造導電線を得た。得られた鋳造導電線(φ8mmのCu−Ag合金からなるワイヤロッド)を冷間伸線加工して線径がφ4mm〜φ2mmまで細径化した後、500℃で5秒間の熱処理を行ない、冷間伸線加工を対数加工ひずみが7.8〜11.0となるまで行ない、細径化してφ0.040mm、φ0.030mm、φ0.025mm、φ0.020mm、φ0.016mmの線径(外径)を有する夫々の導電線(Cu−Agからなる銅合金線)を得た。得られた各々の導電線において、線径(外径)が同じ7本の導電線を撚り合わせすることによって撚線を得た。導電線の外径が異なる各撚線に対して熱処理(ひずみ取り焼鈍)を行うことにより、撚線導体を得た。
製造した各々の撚線導体について、導電率及び引張強度を下記方法により測定した結果を表2に示す。
(導電率)
直流四端子法により、製造した撚線導体の20℃における電気抵抗を測定して導電率を算出した。
(引張強度)
上述の通り製造して得られた撚線導体から試料を採取し、JIS Z2241に準拠する試験方法で引張試験を行って試料の引張強度を測定した。
Figure 2020009629
なお、本発明は、上記実施の形態及び実施例に限定されず種々に変形実施が可能である。
1:中心導体(撚線導体)、2:絶縁体、3:外部導体、4:ジャケット
10:同軸ケーブル
11:中心介在、12:バインダー、13:シールド層、14:シース
20:同軸ケーブル撚線
100、200:多心ケーブル

Claims (3)

  1. Ag濃度が1.0mass%以下で含有し、残部が銅および不可避不純物であるCu−Ag合金からなり、外径が40μm以下である銅合金線が撚り合わされている撚線で構成され、前記撚線の導電率が90%IACS以上である、撚線導体。
  2. 前記撚線は、導電率が92%IACS以上であり、引張強度が720MPa以上である請求項1に記載の撚線導体。
  3. 請求項1又は2に記載の撚線導体を備えたケーブル。
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