JP2020036712A - 清掃具及び該清掃具の製造方法 - Google Patents

清掃具及び該清掃具の製造方法 Download PDF

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弘樹 米倉
Hiroki Yonekura
弘樹 米倉
萩原 智之
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智之 萩原
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【課題】研磨性と耐久性とを有する清掃具を提供する。
【解決手段】清掃具1は、基材層2と接着層3と研磨層4とを備える三層構造の積層体とされており、研磨層4は接着層3を介して、基材層2と連結されている。この研磨層4はメラミン系樹脂発泡体を粉砕して得られる多数の粉状の研磨材5から成る。研磨層4を清掃対象に接した状態で、基材層2を手で保持して清掃具1を移動させる。この移動により、研磨層4を構成する研磨材5が清掃対象面を研磨し、清掃対象面に付着している汚れを擦り取る。清掃具1の耐久性の向上により、従来のメラミン系樹脂発泡体から成る清掃具よりも強い力を加えることができ、研磨性が向上する。
【選択図】図2

Description

本発明は、メラミン系樹脂発泡体に由来する研磨材を用いた清掃具及び該清掃具の製造方法に関するものである。
メラミン系樹脂発泡体は、メラミン及びホルムアルデヒドの反応により得られるメラミンホルムアルデヒド樹脂と、発泡剤成分とから製造され、連通気泡構造を有する三次元網状多孔体である。このメラミン系樹脂発泡体は脆い性質を有するため、その表面を摩擦すると細かい粒子となって剥離していくところ、この剥離した粒子は硬くて微細な骨格構造を備え、研磨材として機能する。
特許文献1には、メラミン系樹脂発泡体を研磨材とする清浄具が開示されている。
特開平11−128137号公報
しかし上述のように、メラミン系樹脂発泡体は脆い性質を有するので、従来のメラミン系樹脂発泡体から成る洗浄具にあっては、使用当初は形状を保持しながら研磨することが可能であるが、使用に伴って裂けたり、崩れたりして耐久性に欠けるとの問題がある。
従って、研磨に用いられる表面以外の部分については、研磨材として使用する以前に裂けたり、崩れたりして破棄せざるを得なくなることが多い。このように研磨に用いられるのは、表面部分だけであるにも拘わらず、その直方体形状全体をメラミン系樹脂発泡体で形成しているので、経済的でないとの問題もある。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、研磨性と耐久性とを有する清掃具及び該清掃具の製造方法を提供することにある。
上述の目的を達成するための清掃具は、基材層と、該基材層に隣接する接着層又は粘着層と、前記接着層又は前記粘着層に隣接する研磨層とを備える清掃具であって、前記研磨層はメラミン系樹脂発泡体を粉砕して得られた多数の研磨材から成ることを特徴とする。
上述の目的を達成するための清掃具を製造する方法は、清掃具を製造する方法であって、メラミン系樹脂発泡体を粉砕して多数の研磨材を得る工程と、基材に接着剤又は粘着剤を塗布する工程と、前記基材に塗布された前記接着剤又は前記粘着剤に、前記多数の粉状の研磨材を付着させる工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る清掃具及び該清掃具の製造方法によれば、基材層がメラミン樹脂発泡体以外のものから構成されているため、使用時に捩れが生じても裂けることがなく、崩れることもない。この耐久性の向上により、従来のメラミン系樹脂発泡体のみから成る清掃具よりも強い力を加えることができ、相乗的に研磨性も向上する。
また、清掃具の厚さを薄くすることができるため、清掃対象面が曲面である場合でも、その形状に応じて清掃具を変形させることが可能である。また、接触面積を大きくすることができるため、効率的に清掃することが可能である。
実施例の清掃具の斜視図である。 断面図である。
図1は実施例の清掃具1の斜視図、図2は断面図である。清掃具1は、基材層2と接着層3と研磨層4とを備える三層構造の積層体とされている。
清掃具1の厚みは0.2〜1.0mm程度であり、大きさは縦100mm、横150mm程度であり、用途に応じて適宜の大きさのものを用意し、使用することができる。
基材層2は清掃具1の形状を決定し、その形状を安定させると共に、使用者が手指で把持するための部分をなす層である。この基材層2はメラミン系樹脂発泡体以外のものから成り、例えば不織布、織編物から構成されている。不織布の場合には、ポリエステル、レーヨン等から製造され、目付が25〜50g/平方メートル程度のものを利用することが好ましい。
また、基材層2はこれらの構成物以外に、その他の布帛、紙、プラスチック又はゴム等から成るシート体により構成してもよく、シート体は清掃具1を薄くできるので好ましいが、ブロック体により構成するようにしてもよい。
接着層3は、基材層2に隣接すると共に、研磨層4とも隣接する層である。即ち、接着層3は基材層2と研磨層4の間に位置し、これらの層を連結する。
この接着層3は、基材層2に塗布した接着剤が硬化して成る層であり、基材層2側とは反対側に位置する面においては、後述するように多数の粉状の研磨材5が担持されて研磨層4をなしている。
接着層3である接着剤は、基材層2に接着できると共に、研磨材5を担持できれば特に限定されず、例えば遅延結晶型のホットメルト接着剤を採用することができる。また、接着層3に代えて、シリコーン系、ゴム系等の粘着剤から成る粘着層を用いてもよく、粘着層の場合も接着層3同様に研磨材5を担持している。
研磨層4は接着層3に隣接する層であり、研磨層4は接着層3を介して、基材層2と連結されている。この研磨層4はメラミン系樹脂発泡体を粉砕して得られる多数の粉状の研磨材5から成る。
粉状の研磨材5は、硬くて微細な骨格構造を備えており、研磨性に優れるものとなっている。研磨材の粒子径は、メラミン系樹脂発泡体に由来する骨格構造を損なわない程度であればよく、例えば50〜1000μm程度であることが好ましい。
そして、粉状の研磨材5は、その一部が接着層3の内部に埋没されており、一部以外の部分が接着層3の表面から露出しており、この露出している部分により研磨層4が形成されている。
なお、図1、図2では研磨層4の研磨材5間に間隙があるように図示しているが、研磨層4は粉状の研磨材5を隙間なく満遍に面状に分散されている。また、図2の粉状の研磨材5は理解し易い球状として図示しているが、粉砕された粉状の研磨材5は多様な多角形形状をしている。
接着層3及び研磨層4は、基材層2全面に配置してもよいし、基材層2に対してスポット的に接着層3及び研磨層4を配置するようにしてもよい。また、接着層3及び研磨層4を基材層2の両面に配置することもできる。
清掃具1を製造する方法として、先ずメラミン系樹脂発泡体を用意し、これを粉砕機等により粉砕し、メラミン系樹脂発泡体の粉体を得る。次に、この粉体を篩にかけて、所定の範囲の粒子径の粉体を選別し、所望の大きさの粉状の研磨材5を得る。なお、篩にかける処理は省略してもよい。
次に、基材層2の一方の表面に接着剤、例えば遅延結晶型のホットメルト接着剤を塗布する。そして、基材に塗布された接着剤が硬化する前に粉状の研磨材5を例えば静電塗布方式を用いて付着させる。
この静電塗布方式とは、先ず正極側に基材層2を配置し、負極側に粉状の研磨材5を噴霧する噴霧装置を配置し、負極側に直流高電圧を印加して両極間に静電気を発生させる。続いて、粉状の研磨材5を帯電させることで、粉状の研磨材5が静電気に吸い寄せられて基材層2の接着層3に付着することになる。
このように、粉状の研磨材5を接着層3に付着させることにより、研磨材5を接着層3の接着材の内部に埋没させることなく、研磨材5の一部を接着層3の表面から露出させることができる。
なお、接着層3に代えて、上述の粘着層を採用した場合も、同様に粉状の研磨材5を、基材層2に粘着剤を塗布した粘着層に付着させることができる。
次に、接着層3に付着しなかった余剰の研磨材5を振動、エア吹き等により除去する。余剰の研磨材5を除去した後に接着剤が硬化することで、基材層2に対して接着層3及び研磨層4が形成され、清掃具1が完成する。
なお、研磨材5の量は、接着層3に付着しなかった余剰分を振り落とす程度の量が適量である。適量値よりも或る程度少ない場合には、接着層3に付着しなかった余剰の研磨材5を除去する工程は不要である。
また、基材層2の両面に接着層3及び研磨層4を形成する場合には、裏面に対しても上述の接着層3及び研磨層4を形成する工程を繰り返すことになる。
清掃具1を使用する方法として、研磨層4を清掃対象に接した状態で、基材層2を手で保持して清掃具1を移動させる。この移動により、研磨層4を構成する研磨材5が清掃対象面を研磨し、清掃対象面に付着している汚れを擦り取る。
そして、汚れを擦り取る研磨力の低下に伴って、清掃具1を破棄して新しい清掃具1を使用する。なお、清掃具1を使用する際は、水を含有させた後に清掃対象面を研磨するようにしてもよい。
また、基材層2として水解性の素材を採用し、併せて水解性を有する接着層3又は粘着層を採用した清掃具1を用いることで、トイレの便器等を清掃後に使用済みの清掃具1をそのまま下水に流すことが可能となる。
清掃具1は、基材層2がメラミン樹脂発泡体以外のものから構成されているため、使用時に捩れが生じても裂けることがなく、崩れることもない。この耐久性の向上により、従来のメラミン系樹脂発泡体から成る清掃具よりも強い力を加えることができ、相乗的に研磨性も向上する。
また、従来のメラミン樹脂発泡体から成る清掃具は、使用により崩れてゆくため、表面以外の硬くて微細な骨格構造を利用することなく破棄しており無駄が多かった。これに対して、本発明の清掃具1によれば、研磨層4のみに研磨材5である少量のメラミン樹脂発泡体を使用するため、上述のように無駄にメラミン系樹脂発泡体が破棄されることはない。
また、清掃具1の厚さを薄くすることができるため、清掃対象面が曲面である場合でも、その形状に応じて清掃具を変形させることが可能である。また、接触面積を大きくすることができるため、効率的に清掃することが可能である。
1 清掃具
2 基材層
3 接着層
4 研磨層
5 研磨材

Claims (10)

  1. 基材層と、該基材層に隣接する接着層又は粘着層と、前記接着層又は前記粘着層に隣接する研磨層とを備える清掃具であって、
    前記研磨層はメラミン系樹脂発泡体を粉砕して得られた多数の研磨材から成ることを特徴とする清掃具。
  2. 前記基材層の両面に、前記接着層又は前記粘着層、及び前記研磨層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記基材層と、前記接着層又は前記粘着層とは、水解性を有する素材から成ることを特徴とする特徴とする請求項1又は2に記載の清掃具。
  4. 前記研磨材の大きさは50〜1000μmであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の清掃具。
  5. 前記清掃具の厚さは0.2〜1.0mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の清掃具。
  6. 清掃具を製造する方法であって、
    メラミン系樹脂発泡体を粉砕して多数の研磨材を得る工程と、
    基材に接着剤又は粘着剤を塗布する工程と、
    前記基材に塗布された前記接着剤又は前記粘着剤に、前記多数の粉状の研磨材を付着させる工程とを含むことを特徴とする清掃具を製造する方法。
  7. 前記接着剤又は前記粘着剤に付着しなかった余分な前記研磨材を除去する工程とを含むことを特徴とする請求項6に記載の清掃具を製造する方法。
  8. 前記基材と、前記接着剤又は前記粘着剤とは、水解性を有する素材から成ることを特徴とする特徴とする請求項6又は7に記載の清掃具を製造する方法。
  9. 前記研磨材の大きさは50〜1000μmであることを特徴とする請求項5又は6に記載の清掃具を製造する方法。
  10. 前記清掃具の厚さは0.2〜1.0mmであることを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の清掃具を製造する方法。
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