JPH08500643A - 交絡した連続フィラメントからなる不織洗浄用物品 - Google Patents

交絡した連続フィラメントからなる不織洗浄用物品

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JPH08500643A JP6506248A JP50624894A JPH08500643A JP H08500643 A JPH08500643 A JP H08500643A JP 6506248 A JP6506248 A JP 6506248A JP 50624894 A JP50624894 A JP 50624894A JP H08500643 A JPH08500643 A JP H08500643A
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エフ. ヘイヤー,レイモンド
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ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 多数本のクリンプを有する連続熱可塑性有機フィラメントが互いに交絡したフィラメント部分を有し且つ少なくとも一部接触点でフィラメントを接合している有機熱硬化性バインダーを有してなる連続熱可塑性有機フィラメントの群で形成された低い密度の不織物品であって、使用者をして不快にさせる鋭いエッジのない研磨性洗浄用物品としても実用上の効用を有する。フィラメントは、バインダーにより接合された研磨性粒子を有するものとすることができる。低密度の物品のウエブは、実質的に平行な複数本の、クリンプを有する連続熱可塑性有機フラメント群を好ましくはニードルパンチングにより交絡させ、そして交絡ウエブにバインダーの前駆組成物で塗布することによって調製される。

Description

【発明の詳細な説明】 交絡した連続フィラメントからなる不織洗浄用物品 本発明は、低い密度の不織洗浄用物品及びその製造方法に関する。本発明は、 特に、複数本のフィラメントがその長さ方向に沿って多数の点でニードルパンチ (若しくは、他の手段)により交絡してなり、多数本のフィラメントの群及びフ ィラメントに塗布されていて物品を更に強化し、研磨粒子を接合していてもよい 、バインダー樹脂からなる洗浄用物品に関するものである。 壺、深鍋、鉢等のポット類や平鍋、平皿等のパン類の汚れた表面の洗浄に繊維 の嵩高不織研磨性物品が用いられていることは、よく知られている。これらの物 品は、繊維が互いに交錯し接触する点で結合されたステープル繊維で形成された 典型的に嵩高で、不織布からなる開放構造のマットである。 このタイプの低密度研磨用製品の繊維は、繊維の接触点で研磨粒子を含むか含 んでいないバインダーで一体に結合されている。このような研磨性の製品で、商 業的に最も成功をおさめた具体態様の一つには、ミネソタ州、St.Paulの ミネソタ マイニング アンド マニファクチャリング カンパニー(3M)の 商品名「ScotchBrite」で売られているものがある。このタイプの低密度の研磨 用物品は、米国特許第2,958,593号でHoover等により開示された方法で 製造することができる。 このような研磨性製品は、素晴らしい商業的成功をおさめてきた。しかし、そ の生産は装置に可なりの投資を必要としている。例えば「Rando-Webber」のウエ ブ形成機は、何千ドルもかかる。更に、このような研磨用製品のウエブの形成に 用いられる繊維は、典型的に コスト、時間のかかるチョッピング工程によるステープルファイバーの製造を必 要としている。低密度で嵩高い研磨用製品は、連続フィラメントのマット若しく はウエブからでも形成することができる。例えばFitzerは、米国特許第4,22 7,350号で、自己接合された押出波形フィラメントが一体に交絡した均一な 横断面を有し、概ね平らな表面の開放構造のウエブからなる研磨用物品を開示し ている。これら製品は成功しているが、それらの生産は不利な点をもっている。 この特許中指摘されているように、精緻な検査、時間のかかる調整を必要とする 可能性のあるウエブ形成装置を用いて、押出吐出孔の直径と同じフィラメントを 冷却ウエブ状態で得ることは、必ずしも必要ではない。更に、製造されたウエブ は、表面の凸凹は好ましいものであるが、接合が溶融してしまうような温度に加 熱しない限り、伸長能力に限りがある。紡糸口金孔若しくは押出し速度を変える ことなしに、フィラメントの自己接着発現性を調整することが困難である。 更に、繊維状艶出し材料及び/又は研磨材料が連続若しくは実質的に連続した 合成フィラメントからZimmer等の米国特許第3,260,582号明細書に開示された方 法により製造できる。しかし、この特許の加工ウェブのフィラメントは、この特 許の第2図で示されているように、実質的に平行である。したがって、高い強度 を多方向に向けて付与するためには、種々の角度に向いたフィラメントのウエブ を一体に重ねなければならない。 低密度で嵩高く、開放構造の多孔不織体の洗浄用物品は、Heyer等の米国特許 第4,991,362号、及び米国特許第5,025,596号明細書に開示された方法によって 、連続フィラメントから経済的に容易に製造されてきた。これらの特許に記載さ れたパッドは、多数の捲縮若しくは波形の連続熱可塑性有機フィラメントがお互 いの 両端で一体に接合(融解若しくは接着剤によって)されてなるものである。これ らの洗浄用パッドも商業的成功を享受しており、経済的に造られるものではある 。しかし、端シールは使用者の手に不快な感触を与えるので、一部の使用者は端 シールのない製品を好む。そこで、端シールの必要なしに、洗浄用具として長い 間使用した後にも強力を維持する連続フィラメント洗浄パッドを製造することが できれば、有利なことであろう。 米国特許第4,190,550号(Campbell)明細書は、入浴用物品として使うと、 洗浄と人体の皮膚にマイルドな剌激性の擦り作用を与えることができる縫い目な しの織維製石鹸充填パッドを開示している。捲縮、反撥弾性及び伸長性を有する 合成織維ステープル若しくは連続有機繊維の縫い目のない包被は、固体石鹸若し くは表面活性剤の芯を囲んでニードリング等による繊維の交絡によってのみ一体 形状が保たれている。Cammpbellの物品は、洗浄用物品としての使用に適してい るとしても、加圧により圧縮される不織布材料が石鹸のバーで加圧されるので、 台所用洗浄物品として遂行に要求される目の粗さをもってない。 他の背景技術文献は、米国特許第3,688,453、4,622,253、4,669,163、4,902,561、 4,927,432、及び4,931,358、及び4,935,295、1992年2月6日に公開された特許願WO 92/01536、1992年7月1日に公開されEP特許出願番号0492 868A1、及び不織 布産業会、INDA により1978年刊行された“Guide to NonwovenFabric”が含ま れている。 洗浄用パッドの製造業者は、洗浄用パッド及び研磨用パッドの生産コストを極 小にする生産方法及び/又は特定用途向けのパッドの製造方法を常に追求してい る。以下に述べる発明は、そのような方法及び物品に向けられたものである。 本発明による不織洗浄用物品は、低密度の嵩高い開放構造の多孔の不織ウエブ からなり、前記のウエブは予め成形された多数本のクリンプ若しくは波形を有す る連続熱可塑性有機フィラメントからなり、前記フィラメントが少なくとも部分 的に、前記フィラメントを少なくとも互いの接触点部分で接合する有機熱硬化性 のバインダーで少なくとも部分的に塗布されてなることで特徴づけられている。 この連続熱可塑性有機フィラメントの群は、好ましくはトウ形状であって、その 長手方向に沿って多数の点で一体に交絡し、ウエブの横断面方向での引っ張り強 度(後記「試験方法」で記載)が該ウエブが熱硬化性バインダー前駆組成物でウ エブが塗布される以前において、少なくとも約0.02kg/cm,更に好まし くは少なくとも約0.03kg/cmのウエブを形成している(「横断方向」な る用語は、機械方向に対して全ての垂直の方向を意味する。機械方向とは、いう でもなく、ウエブが以下で説明するように、種々の加工装置を通過する方向であ る)。 連続フィラメントの群は、機械方向に対して複数の垂直方向から好ましくは、 ニードルパンチにより、交絡している。ここでいう「交絡」なる用語は、複数本 の当初は実質的に平行に並んだクリンプ若しくは波形を有する連続のフィラメン トがランダムに曲がりくねった状態で共存するフィラメントと接触していること を意味する。 フィラメントは、溶融して一体になったものではなく、フィラメントの組成に 依存して決まる可撓性、デニール、クリンプ指数、及びその他の性質等によりフ ィラメントを絡ませ、結果として得られるウエブの強力を大きく増加させている 。 不織洗浄用物品は、研磨用材若しくは非研磨性の充填材の複数の粒子をバイン ダーによってフィラメントに結合して有することができる(ここで、バインダー はキュアされたバインダーの前駆組成物 をいう)。食物の硬い残渣を効果的に洗浄するためには、研磨性粒子は、好適に はMhos硬度で約3以上、更に少なくとも7よりも大きいことが好ましい。 本発明の物品の製造方法は、予め形成されたクリンプ若しくは波形を有する連 続フィラメントの多数本を実質的に平行なクリンプ若しく波形を有するフィラメ ント群の開繊した嵩高フィラメントの整列体に配列することに特徴がある。フィ ラメントの群の実質的な平行配列体は、次いで、1若しくはそれ以上のもどり( barbed)を有する針若しくは加圧流体の流れでニードルパンチングのような条件 下に置かれ、フィラメントの実質十分量を交絡させて、その結果として前述した ウエブの最小断面方向の引っ張り強度を与えられている。交絡した連続フィラメ ントのウエブは、バインダー前駆組成物を塗布され、その後前記前駆体組成物を 、熱、線、熱と線との組み合わせ等によりの硬化させるのに適当な条件におかれ る。次いで、塗布された交絡連続フィラメントのウエブは、ナイフ刃、レーザー ビーム等の手段により個々の洗浄用物品に分離される。ウエブ上に塗布されるバ インダー前駆体組成物は、研磨材の粒子若しくは非磨耗性材の粒子(この場合、 バインダー前駆体はスラリーである)を含んでいてよい。次いで、バインダー前 駆物質は、これをキュアするに十分な条件の下に置かれる。バインダー前駆体ス ラリーを交絡連続フィラメントのウエブに適用することに代えて、交絡連続フィ ラメントウエブにバインダー前駆体を塗布してから、その後に研磨材粒子をバイ ンダー前駆体を塗布した交絡連続フィラメントのウエブに堆積させることもでき る。塗布された交絡連続フィラメントウエブは、次いでバインダー前駆体をキュ アするのに充分な条件に下に置かれる。 図面の簡単な説明 本発明の特徴は、添付する図面を参照することよりよく理解できる。第1図は 、トウから本発明の研磨用パッドを製造する方法を概念的に示す図である。第2 図は、本発明の方法によって製造された本発明の一つの洗浄用物品の全体外観を 示す図である。 好ましい実施形態の説明 本発明で用いられる開繊した嵩高なフィラメント配列体は、クリンプ若しくは 波形を有する連続フィラメントを集合するか、あるいはトウを拡げる(開織する )ことにより形成することができる。トウは、商業的に入手できるロープ状の、 クリンプが付与された連続押出有機フィラメントの束である。通常、トウは隣接 するフィラメントがその長さの大部分にわたって互いに接触して高度に締まった 製品であるので、開放構造の嵩高いフィラメントの配列体を形成するためには開 繊することが必要である。トウは、Jacksonの米国特許第2,926,392号 に開示されているような長さ方向で緊張下にトウを引っ張り、その引っ張りを解 き放つことでリラックスさせるような汎用の方法で開繊するこができる。 本発明で用いられるフィラメントは、好ましくは有機の熱可塑性重合体材料か ら押出成形されたものである。この熱可塑性重合体繊維は、洗浄用物品としての 長期にわたる使用に対して必要程度のタフネスを得るために、好適には1デニー ル当たり少なくとも1グラムの破断強度を有する。使用できるフィラメント形成 性の重合体は、ポリカプロラクタム及びポリヘキサメチレンアジパミドのような ポリアミド類(例えば、ナイロン6及びナイロン66)、ポリオレフィン類(例 えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)、ポリエステル類(例えば、ポリエチ レンテレフタレート)等が含まれる。 使用されるフィラメントは、約6デニールから約400デニールの範囲のサイ ズであるが、好ましいくは6デニールから200デニールの範囲のフィラメント である。商業的に入手されるトウをフィラメントの原料とする場合には、トウは スタッファーボックス法、ギヤクリンプ法等の汎用の捲縮付与装置を用いて、ク リンプを付与されるべきである。 第1図に示されるように、トウ(15)は、トウの開繊工程(16)で開繊さ れ、実質的に平行な、クリンプされた連続フィラメントの目の粗い嵩高な整列体 (17)を形成する。その後、開繊された嵩高なフィラメント整列体(17)は 、交絡装置(18)を通る。この間フィラメントは、概ね機械方向に対して直角 に往復する多数のかかり(barb)の付いた針のような絡み合わせ手段によって交 絡されて、連続フィラメントの交絡したウェブ(19)を形成する。交絡は、機 械方向に対して垂直な多様な方向が好ましい。バッチモードの操作では、ニード リングは手で行うことができる。この場合、ウエブ(17)は、手若しくは他の 適当な保持手段で保持され、一本若しくはそれ以上のかかり付きニードルがウエ ブの外側から機械方向に対して垂直方向のあらゆる方向で繰り返し交互に、押し 入れられる。必ずしも好ましくはないが、ウエブ(17)は、一つ若しくはそれ 以上の水のような流体の細い加圧流によって交絡することもできる。水流を使用 するなら、その方法は、不織布工業では、「水流交絡法」(hydroentanglement )若しくは「スパンレース法」(spunlacing)として代表的に知られている。水 流交絡法若しくはスパンレース法は、典型的にはステープルファイバーから造ら れる不織布について行われ、又連続フィラメントについて実施される同様の方法 は、非常に高圧の水流を必要とするので、水流交絡法はウエブ(17)のような フィラメント群の好ましい交絡方法ではない。 交絡したウエブ(19)は、多くの用途で充分に研磨性が認められるけれども 、スプレー塗布工程(20)を通過させられ、フィラメントの配列体を損傷させ ない条件で、強靭な接着性のバインダー材料にキュアされる熱硬化性前駆体の溶 液(21)が塗布される。 適当な熱硬化性バインダーの前駆体溶液の例は、エポキシ、メラミン、イソシ アナート及びイソシアヌレート樹脂の水系エマルジョン及び溶剤溶液,及びワニ スをその範疇に含む。浸漬コーテイング、ロールコーテイング法及びスプレイコ ーテイング法のような汎用の種々のウエブコーテイング技術をバインダー前駆物 質の溶液の塗布に用いることができ、そのコーテンング技術の選択は経済的及び 環境上の制約に依存する。例えば、スプレーコーテイングは、浸漬コーテイング 法に比べて交絡ウエブのフィラメント群に対して適用されるバインダーの量をよ り制御する方法を提供する。又、ロールコーテイングよりも交絡ウエブの嵩高性 に影響を与えないので好ましい。しかし、ロールコーテイン法はバインダー前駆 体の溶液若しくはスラリーの損失を逓減させることが望まれる場合、好しい。と いうのは、スプレーコーテイング法は過剰噴霧を生じる傾向があるからである( ウエブに当たらないスプレー若しくはウエブを全く通過するスレプー)。その後 、バインダーの前駆体を塗布した交絡ウエブ(22)は、研磨性粒子の塗布工程 (23)を通過して、研磨性粒子(24)が塗布される。 落下コーテイング(drop coating)、静電塗布法、及び緩和な条件を除くサン ドブラスト法で用いられているのと同様の、スプレー法のような汎用の研磨性粒 子の塗布技術は、研磨粒子をバインダー塗布交絡ウエブ(22)にコーテイング するのに用いることができる。これに代えて、バインダー前駆物質溶液中の研磨 性粒子のバインダー前駆物質のスラリーは、汎用の手段により単一のコーテイン グ工程で交絡ウエブに適用することができる。更に代えて、バインダー前駆物質 を塗布した交絡ウエブを粒子塗布ステップを通さないで、直接キュア工程に進行 させることもできる。 バインダー前駆物質を塗布した交絡ウエブ(22)若しくはバインダー前駆物 質及び研磨性粒子を塗布した交絡ウエブ(25)は、次いで、強制空気オーブン (26)又はこれと等しい加熱手段に通して、刃(28)若しくは他の切断手段 を用いて、個々の洗浄用物品(27)に切断される前に、バインダー前駆物質を キュア若しくはセットする(研磨性粒子を用いている場合には、研磨性粒子をフ ィラメントに接合)。 第2図で示されているように、個々の洗浄用物品(27)は、多数本の交絡し たクリンプ若しくは波形を有する有機熱可塑性フィラメント(28)からなる。 フィラメントは、充分に交絡して、コーテイング前の横断面方向でのウエブの引 っ張り強度(試験方法の項で詳述する方法により測定)が機械方向に対して垂直 の実質的に全ての(好ましくは全ての)方向で少なくとも約0.02kg/cm 、もっと好ましくは少なくとも約0.03kg/cmを示す。第2図は、個々の フィラメント(28)に接合した研磨性粒子若しくは研磨性粒子の集合体(29 )を有する洗浄用物品(27)を示している。本発明の研磨性粒子は、洗浄用物 品の両端にヒートシーリングのような接合法により、適当な接着組成物もしくは 同等の手段を用いて、接合することができる。ヒートシーリング(熱で熱可塑性 フィラメントを一体に融解すること)は、ここに組合せ参照する譲受人米国特許 第4,991,362号及び米国特許5,025,596号に記載されている。 洗浄用物品の端をヒートシールすることが所望なら、フィラメントを一体にヒー トシールする好ましい方法は、Danbery CTのBranson Powder Company(Danbery, CT)の商品名 「Branson Sonic Sealer」で知られるような超音波ヒートシールプレスを用いる ヒートシールによる。本発明の洗浄用物品に用いられる研磨性粒子は、好ましく はMohs硬度が約3よりも大きく、より好ましくは少なくとも7のものである。こ れらの要件に合致する研磨性粒子は、炭化珪素、酸化アルミニウム、トパーズ、 溶融アルアミナージルコニア、窒化ほう素、炭化タングステン、及び窒化珪素を 含む。非研磨性粒子及び研磨性粒子と非研磨性粒子との混合物も用いることもで きる。 研磨性粒子の粒子サイズは、使用時、80grade(平均直径約120μm)か ら280grade(平均直径約45μm)もしくはそれよりも小さい。しかし、台 所若しくは浴室の洗浄パッドの場合、研磨性粒子の粒子の好ましいサイズは、焼 け焦げ若しくは焦げた料理残渣で汚れたポットや平皿類を引っ掻き傷をつけずに 洗うことができる強力な研磨性を付与するために、約45μmのレベルもしくは 更に細かいレベルのものでなければならない。 本発明の洗浄用物品は、種々の形状、サイズであることができる。例えば、円 形、楕円や4角形であることができる。しかし、洗浄用物品の好適形状は、矩形 であり、使用の際手で容易に握ることできる形状と嵩のものである。好適には、 洗浄用物品は、長さ約5〜15cm、幅約5〜l0cm、そして厚さ浴1〜5c mである。 本発明の最適具体形態は、矩形パッドで長さ凡そ7cm、幅凡そ5cm、及び 厚さ凡そ3cmで280グレード若しくはもっと細かな酸化アルミニウムの研磨 性粒子をクリンプ若しくは波形を有する交絡した連続フィラメントに、バインダ ー前駆物質組成物から形成されたイソシアヌレート若しくはフェノール樹脂バイ ンダーで接着してなるものである。しかし、顔料類、充填材類、若しくは他の添 加物のような含有成分を含むことは、本発明の範囲である。例えば、 パッドを米国特許第3,788,999号、同第4,189,395号で記載さ れているような化学洗浄組成物で含浸することが望ましい。ある種の応用では、 第1図のウエブ(16)、(17)又は(19)の何れかを譲受人の1992年 7月1日に公開された欧州特許出願第0 492 868 Alに記載され開示 されているように紫外線で処理することにより、若し使用されているなら、ポリ エステル繊維に対するフェノール樹脂の接着を改善することが望ましい。UVエ ネルギーは、若し使用されるているなら、約200ミリジュウール/1cm2以 上、しかし約1000ミリジュール/1cm2以下で適用される。しかし、トウ が開繊されている場合、開繊トウ束が照射前に平らにされていないと、洗浄効率 にその効用が顕れない。 本発明は、以下の限定的でない実施例及び試験方法により更に説明する。これ らの実施例及び試験方法において、全ての部そしてパーセントは、特に言及しな い限り重量による。 試験方法試験方法I及びII: 未塗布ニードルウエブの引っ張り強度 試験方法Iにおいて、バインダー全駆物質の溶液若しくはスラリーを塗布して いないニードルウエブ試料の幅の一部のみを引っ張り試験機の顎(jaw)で挟 んで把持した(即ち両側の幅の部分は、顎で挟まず)。使用した顎の幅は、5c mとした。試料のサイズは長さ100mm、試料の顎間の初期間隔を約32mm として、定速度移動引っ張り試験機(商品名「Sintech」で知られている)を、 機械速度12.7cm/分とした。破断前のピーク荷重、kgを記録し、顎の幅 で割って試料の引っ張り強度を算出した。 試験方法IIは、以下の変更を除いて、試験方法Iと基本的に同じとした。引っ 張り試験機は、商品名「Instron Model TM」で知られるものを用いた。未塗布ニ ードルウエブの試料は、長さ100mmを50mmとした。試料を引っ張り試験 機の顎に挿入するのではなくて、釣針上顎及び下顎に挿入した。4つの3本釣針 を、市販の3本釣針から1本の釣針を切取ることにより、各々の1本の針を除い て化工することにより、4つの2本釣針を得た。2つの2本釣針の脚部を試験機 の上顎に、相互の間隔が概ね等しく(約1cmの距離)ように配置した。他の2 本の釣針同様に下顎に配置した。上部の釣針と下部の釣針の間の距離は、約3c mとした。試料は、8本の釣針の全てがウエブ中に係合されるようにして位置決 めた。試験方法III 塗布ニードルウエブの洗浄試験 本発明にしたがって調製された塗布ニードル洗浄用物品を、ステンレス鋼パネ ルからの焦げつき標準食品汚れ除去効果を決定する目的で、試験した。 縦、横それぞれ5.1cm、22.9cmのステンレス鋼パネルに、液状の食 品汚れ物前駆混合物を次ののようにして塗布した。オーブンは232゜Cに予め 加熱した。一方では、食品汚れ前駆物混合物2グラムを塗布されるステンレス鋼 パネルの一方端に置き、前記パネルを平らな表面上に置いた。商品名「RDS# 60」で知られている塗布棒を食品汚れ前駆物混合物に接して置き、板の全長さ を横切って引いた(転がさないで)後前記塗布棒を反対の方向で出発点向けて移 動させた。各塗布パネルについて、この塗布工程を全4回繰り返した。次いで、 塗布パネルを金属製のクッキーシート上に置き、このシートを予め加熱しておい たオーブン中に232゜Cで30分間置いた。30分後パネルをオーブンから取 り出し、室温 まで冷却し、このようにして最初の食品汚れ塗布膜を形成した。2回及び3回の 食品汚れ膜を最初の膜の上に最初の塗膜について記載したと全く同じ方法で形成 した(すなわち、第2の及び同様に第3の塗膜についての塗布、ベーキング、冷 却)。塗布パネルは、次いで、24時間かけて室温にまで冷却させた。 塗布パネルは、次いで、水槽中のスロット仕切り箱に収められ、試験されるべ き洗浄用パッドを「Heavy Duty Gardner Tester」(Gardner Laboratory Inc.[ Bethda MD]製品)内の標準重さを付与された保持具(保持具全重量2.5kg )に、保持具及び洗浄用パッドが試料塗布パネルの表面を前後往復して通過して 1サイクルを完結するように、前記保持具から0.32mm突き出るように固定 した。洗浄用具が保持具に適正に固定してから、水槽に皿洗い用洗剤(商品名「 Ivory」(Proctor and Gamble and Company社[Cincinnati,OH]製品)を水25 0ml当たり2mlの量添加した。試験は、各々の試料について、水に石鹸を添 加して後、直ちに自動カウンタを0.にセットして行った。 食品の汚れの除去を注意深く観察した。食品汚れの最初の視覚観察では、機械 を止めそしてパネルを取り除いた。透明なスキャニングチャートを汚れパネル上 に重ね、完全に清浄になった四角の数と3/4清浄4角又はより少ない清浄四角 の数とを数えた。1/2清浄四角の数は、1/4清浄四角の数から3/4清浄四 角の数を減じることにより決めた。自動積算カウンタのサイクル数を記録した。 部分的に清浄にされたパネルは、水槽トレイに戻され、直ぐに機械を自動カウン タをりセットすることなしにスタートさせた。食品汚れの90%を除去するに要 したサイクル数を決定し記録した。 実施例 実施例1 スタファーボックス法によりクリンプした50デニールの連続ポリエステルフ ィラメント5000本からなるトウ形状の繊維を引っ張り、そしてリラックスす ることで汎用手法により開繊した。次いで、開繊したトウの束は、トウのフィラ メントの方向に対して垂直な方向の全方向からニードルパンチされた。この操作 は、各々の例において、指の間に2本の針を保持した手で行った。使用針は、T orrington 77−0961 125、15×18×25×3.5、レ ギュラーもどり付(regular barb)のものであった。ニードルパンチイングの量 は、非常に軽度のもので(概ね5〜10分間ニードリングして、長さ50cmの トウの束を得た)、ニードリングの結果物を元の嵩の約50%に圧縮した。次い で、ニードリングしたトウを長さ約9cmに切断した。この方法を繰り返して( 開繊、ニードリング、及び切断)、全部で10〜12のサンプルを調製した。 ニードルパンチングは、ニードルパンチしたウエブに、緩いトウ束に比べて横 断面方向での強度を与えていた。開繊トウ(ニードリング前)の横断面方向の引 っ張り強度は、種々の方法で算出すると、0kg/cmから約0.01kg/c mであった。実施例1で調製したニードルパンチした5つのウエブについて、試 験方法Iによる横断面方向の平均引っ張り強度は、443.4gm/5cm、若 しくは0.089kg/cmで、試験したサンプル中最小のものは241.8/ 5cm、もしくは0.048kg/cmであった。実施例1で調製したニードル パンチした5つのウエブについて、試験方法IIによる横断面方向の平均引っ張り 強度は、一本のフィラメントが一つの釣針に上顎及び下顎に繋がって掴まれてい ることが明らか な場合の価は除いて、143.2gm/5cm、又は0.029kg/cmであ った。二つの試験方法を比較して、試験方法IIは、一本のフィラメントが下の針 り針から上の釣り針に延びて達するチャンスが殆どないので、ニードルパンチさ れたウエブの横断面方向の引っ張り強度は真の価を与えることが明らかである。 次いで、ニードルパンチされたトウ束の5本に、第1表に示す組成のバインダ ー前駆物質のスラリーを汎用の手段を用いてロールコート法により塗布した。 スラリーを塗布したニードルパンチウエブは、未塗布ウエブのグラム当たり約 2グラムのバインダーと研磨性材の乾燥塗布重量になるまで乾燥せしめた(各ウ エブは、長さ約7cm、幅約5cm、及び厚さ約3cm)。次いで、このフェノ ール樹脂スラリーの塗布物をオーブン中165゜Cで約10〜15分加熱して、 フェノール樹脂系バインダー前駆物質溶液をキュアした。 1 Neste Resin社(Mississauga, Ontario, Canada)製品 ホルムアルデヒド/フェノール比1.96:1.2% KOHを塩基触媒として含む 2 3M社製品 3 3M社内部製品、商品名「Monarch 120」で知られている Cabot Corporation社のカーボンブラック、第1表の上記フェノールーホルムア ルデヒド樹脂、及びプロピレングリコールモノエチルエーテルとエチレングリコ ールの混合物 4 商品名「Aqua Sperse」 No.877-0018で知られているHulsーAmerica社( Piscataway, NJ)製品 5 商品名「CAB-O-SIL」で知られているTuscola, IL のCabotCorporation (Tuscola, IL)製品 6 商品名「Q23168 Anti-Foam Emulsion」で知られているDow Corning社( Midland, MI )製品 前述の洗浄方法にしたがって、一般的な台所用の洗浄用物品と実施例1の洗浄 用物品とを比較した。試験の結果を第2表に示す。 低いサイクルの数は、より効率的な洗浄効果を示す。第2表に示すデータは、 実施例1の洗浄用パッドが試験パッドの小さい数値に鑑み、3Mのブランド「N o Rust Soap Pad」と概ね同等の効果のものであることを示して いる。効果のある洗浄用製品がこの材料で造れることが明らかである。 上述の実施例は、説明の目的のみのものであり、これらは、添付 の請求範囲のスコープを限定するべく意図するものではない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年8月22日 【補正内容】 請求の範囲 1.低い密度、嵩高性の開放構造の多孔の不織ウエブであって、前記ウエブは 多数本の予め成形されたクリンプ若しくは波形を有する連続熱可塑性有機フィラ メントであって、前記フィラメントの群はその長手方向に沿った多数の点におい て、バインダー前駆物質の適用前に、前記のウエブに少なくとも0.02kg/ cmの横断面方向の引っ張り強力を与えるに充分に一体に交絡されており、前記 のフィラメント群は少なくともフィラメントをその接触点部分で接合する有機バ インダーで少なくとも部分的に塗布されていることよりなるタイプの不織体物品 を製造する方法であって、下記の工程によって特徴づけられる方法 (a)多数の予め成形されたクリンプ若しくは波形を有する連続有機熱可塑性フ ィラメントの群を多数本の実質的に平行な連続フィラメント群の開繊された嵩高 な並配列体に配列する工程 (b)前記の多数本の実質的に平行な連続フィラメント群を、交絡手段を用いて 、交絡された連続フィラメントのウエブがその横断面方向において少なくとも0 .02kg/cmの引っ張り強度を有するように絡合して連続繊維の交絡ウエブ を形成する工程、 (c)絡合した連続繊維ウエブをバインダー前駆物質で塗布する工程、 (d)工程(c)の生成物をバインダー前駆物質組成物をキュアするに充分な条 件に置き、それによってバインダーを有する交絡した連続繊維ウエブを形成する 工程、及び (e)工程(d)の生成物を各個別々の物品に分離する工程。 2.更に工程(c)がバインダー組成物が研磨性粒子を含んでおり、前記配列 工程(a)は、クリンプされたトウの実質連続長を開 繊することを含み、そして前記交絡手段が機械方向に対して垂直であって、複数 方向で往復するかかり付の針の組みであることによって更に特徴づけられる請求 の範囲1記載の方法。 3.更に、工程(c)がウエブにバインダー前駆物質を塗布した後更にウエブ に研磨性粒子を塗布し、前記配列工程(a)はクリンプされたトウの実質的連続 長さを開繊し、そして前記交絡手段が機械方向に対して垂直の複数方向で往復す るかかり付の針の組みであることで更に特徴ずけられた請求の範囲1記載の方法 。 4.前記バインダ一前駆物質がイソシアナート樹脂、イソシアヌレート樹脂、 フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂及びワニスの群から選ばれたもの であり、そして前記磨耗性粒子が炭化珪素、酸化アルミニウム、トパーズ、溶融 アルミナージルコニア、窒化ホウ素、炭化タングステン、炭化硅素及びこれらの 混合物の群から選ばれたものであることを特徴とする請求の範囲2又は3に記載 される方法。 5.前記熱可塑性有機フィラメントがポリアミド類、ポリオレフィン類、ポリ エステル類、及びこれらの混合からなる群から選ばれることを特徴とする請求の 範囲1から4のいずれかの方法。 6.前記のいずれかの請求の範囲の方法により調製され且つ下記(a)(b) て特徴づけられた不織体洗浄用品; (a)低密度、嵩高性の開放構造の多孔の不織ウエブであって、前記ウエブは クリンプ若しくはクリンプのない予め成形された連続した熱可塑性有機フィラメ ントを含んでなり、前記フィラメントは、その長手て方向に沿った多数の点にお いて、バインダー前駆物質の適用前に前記のウエブに少なくとも0.02kg/ cmの横断面方向の引っ張り強力を与えるに充分な程度に絡合されており、 (b)前記フィラメントに少なくとも部分的に塗布され、前記フィラメントを その接触する点部分で接合する有機熱硬化性バインダー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.連続熱可塑性有機フィラメントの不織ウエブ及び有機熱硬化性のバインダ ーからなる洗浄用物品具であって、 (a)前記不織ウエブは低密度、嵩高性の開放構造の多孔の不織ウエブであ って、前記ウエブは予め成形されたクリンプ若しくは波形を有する連続熱可塑性 有機フィラメントからなり、該フィラメントはその長手方向に沿って多数の点で 、バインダー前駆物質の適用の前の前記ウエブが少なくとも0.02kg/cm の横断面方向の引っ張り強度を付与されるのに充分に一体に交絡されてなり、 (b)前記の有機熱硬化性樹脂は、少なくとも部分的に前記フィラメントに 塗布され且つ前記フィラメントをその接触点で接合していることよりなる ことを特徴とする不織洗浄用物品。 2.前記ウエブは、更に、バインダーにより前記フィラメントを接着的に接合 れた研磨性若しくは非研磨性の複数の粒子を有し、前記バインダーがイソシアナ ート樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂及びワニスの群から選 ばれたものであり、前記の研磨性粒子は、炭化珪素、酸化アルミニウム、トパー ズ、溶融アルミナージルコニア、窒化ホウ素、炭化タングステン、炭化珪素及び これらの混合物の群から選ばれたものであることを特徴とする請求の範囲1の記 載の洗浄用物品。 3.前記熱可塑性有機フィラメントがポリアミド類、ポリオレフィン類、ポリ エステル類及びこれらの混合物の群から選ばれたものであることを特徴とする請 求の範囲1記載の洗浄用物品。 4.低い密度、嵩高性の開放構造の多孔の不織ウエブであって、前記ウエブは 多数本の予め成形されたクリンプ若しくは波形を有す る連続熱可塑性有機フィラメントであって、前記フィラメントの群はその長手方 向に沿った多数の点において、バインダー前駆物質の適用前に、前記のウエブに 少なくとも0.02kg/cmの横断面方向の引っ張り強力を与えるに充分に一 体に交絡されており、前記のフィラメント群は少なくともフィラメントをその接 触点部分で接合する有機バインダーで少なくとも部分的に塗布されていることよ りなるタイプの不織体物品を製造する方法であって、下記の工程によって特徴づ けられる方法 (a)多数の予め成形されたクリンプ若しくは波形を有する連続有機熱可塑性フ ィラメントの群を多数本の実質的に平行な連続フィラメント群の開繊された嵩高 な並配列体に配列する工程 (b)前記の多数本の実質的に平行な連続フィラメント群を、交絡手段を用いて 、絡合された連続フィラメントのウエブがその横断面方向において少なくとも0 .02kg/cmの引っ張り強度を有するように絡合して連続織維の絡合ウエブ を形成する工程、 (c)交絡した連続繊維ウエブをバインダー前駆物質で塗布する工程、 (d)工程(c)の生成物をバインダー前駆物質組成物をキュアするに充分な条 件に置き、それによってバインダーを有する交絡連続繊維ウエブを形成する工程 、及び (e)工程(d)の生成物を各個別々の物品に分離ける工程。 5.工程(c)のバインダー前駆組成物が研磨性粒子を含んでおり、前記配列 工程(a)はクリンプされたトウの実質連続長を開繊することを含み、そして前 記交絡手段が機械方向に対して垂直であって、複数方向で往復するもどり付の針 の組みであることによって更に特徴づけられた請求の範囲4に記載の方法。
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