JP2020038095A - 漏洩試験装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】漏洩試験対象となる試験対象排水流路Kの末端を塞ぐ閉鎖部材24、26pと、試験対象排水流路Kと連通路31、33を介して連通されており、試験対象排水流路Kに対して気体圧力を加える加圧装置34と、試験対象排水流路Kの圧力を検出する圧力センサー37と、圧力センサー37の検出値が設定圧力値に近づくように、電気信号により加圧装置34を動作させ、圧力センサー37の検出値が設定圧力値に対して予め決められた範囲内に到達した状態で、電気信号により連通路31、33を遮断する圧力調整手段41、35と、連通路31、33が遮断されている状態で、圧力センサー37の検出値の経時的な変化量が許容値を超えたときに漏れ判定をする判定手段とを有する。
【選択図】図6
Description
排水設備における漏洩試験を自動で行えるようにして試験コスト軽減を図ることである。
以下、図1〜図12に基づいて本発明の実施形態1に係る漏洩試験装置の説明を行なう。本実施形態に係る漏洩試験装置20は、集合住宅やオフィスビル等の建物における排水設備10の複数階を同時に漏洩試験することが可能な装置である。
漏洩試験装置20について説明する前に排水設備10の概要について説明する。排水設備10は、図1に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切る床スラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手12と、各階の排水管継手12を相互につなぐ排水立て管14と、各階の床上に配管されて各階の排水管継手12に接続される複数本の排水横枝管16とから構成されている。そして、各階の各々の排水横枝管16の末端が、図5に示すように、浴室の排水トラップ17、便器18、及びシステムキッチン(図示省略)等の生活用機器に接続されている。前記排水設備10において排水管継手12と排水立て管14との接続箇所、及び排水管継手12と排水横枝管16との接続箇所、及びその他の接続箇所に漏れがないことを確認するため、漏洩試験が行われる。
漏洩試験装置20は、排水設備10の漏洩試験対象となる試験対象排水流路Kの末端を塞ぐ閉鎖装置22と、閉鎖装置22によって末端が塞がれた試験対象排水流路Kに対して空気圧を加え、漏洩試験を行う試験機本体部30とから構成されている。閉鎖装置22は、図1、図2に示すように、排水管継手12の上部受け口12uを塞ぐ受け口閉止具24と、排水立て管14の途中位置を塞ぐ立て管閉止具26と、排水横枝管16の末端を塞ぐキャップ28、及び横枝管閉止具29(図5参照)を備えている。なお、排水横枝管16の末端をプラグ等(図示省略)により閉鎖することも可能である。
受け口閉止具24は、図2、図3に示すように、排水管継手12の上部受け口12uを塞いだ状態で試験機本体部30から圧送された加圧空気を試験対象排水流路K内に供給できるように構成されている。受け口閉止具24は、閉止具本体部240と、その閉止具本体部240を排水管継手12の上部受け口12uに固定する抜け止め治具248(図2参照)とを備えている。閉止具本体部240は、図3に示すように、円板フランジ部241と、円板フランジ部241の下面に対して同軸に固定された円筒部242とを備えている。そして、閉止具本体部240の円筒部242が排水管継手12の上部受け口12uに対して上方から挿入されて、円板フランジ部241が上部受け口12uの上面に被せられることで、上部受け口12uが塞がれる。
立て管閉止具26は、上記したように排水立て管14を塞ぐ治具であり、図4等に示すように、空気圧により膨張して径方向に拡開する膨張性プラグ26pと、その膨張性プラグ26pに対して空気を供給する空気ホース26tとから構成されている。膨張性プラグ26pは、弾性体により元の形状が棒状となるように形成されており、内側に加圧空気が供給されることで円筒状に拡開する。そして、膨張性プラグ26pが円筒状に拡開して、その膨張性プラグ26pの外周面が排水立て管14の内周面に面接触することで、前記排水立て管14が閉塞される。空気ホース26tは、先端が膨張性プラグ26pに接続されている。空気ホース26tは、膨張性プラグ26pに対して空気を供給するだけではなく、図4等に示すように、前記膨張性プラグ26pを排水管継手12の上部受け口12uから複数階下の排水立て管14の所定位置まで下ろすためのロープとしての機能を有している。
横枝管閉止具29は、図5に示すように、立て管閉止具26と等しい構成であり、空気圧により膨張して径方向に拡開する膨張性プラグ29pと、その膨張性プラグ29pに対して空気を供給するための空気ホース29tとから構成されている。また、空気ホース29tの基端部には、その空気ホース26tを電動エアポンプ50等に接続するための逆止弁付きコネクタ29cが接続されている。このため、例えば、浴室の排水トラップ17から膨張性プラグ29p、及び空気ホース29tを排水横枝管16内に挿入し、電動エアポンプ50等で膨張性プラグ29pを拡開させることで、排水横枝管16の末端を閉塞できる。
試験機本体部30は、図6に示すように、排水設備10の試験対象排水流路Kに対して空気圧を加える通気部32と、その通気部32を操作、制御する操作制御部40とから構成されている。通気部32は、図7に示すように、試験機本体部30内に設けられた管路33と、管路33の上流端に接続された空気ポンプ34と、管路33の途中位置に設けられた逆流防止用電磁弁35と、手動バルブ36と、管路33の下流端に設けられた継手38とを備えている。そして、通気部32の継手38に対して排水設備10の試験対象排水流路Kに空気を供給するための空気ホース31が接続される。また、管路33には、手動バルブ36の下流側に分岐路33tが設けられており、その分岐路33tに圧力センサー37の配管が接続されている。このため、圧力センサー37によって、図6に示すように、管路33と空気ホース31を介して連通する排水設備10の試験対象排水流路K内の圧力を検出できるようになる。
操作制御部40は、空気ポンプ34、逆止弁35を電気信号により動作させることで排水設備10の試験対象排水流路Kの漏洩試験を行うとともに、試験対象排水流路Kの正常判定、あるいは漏れ判定をし、その結果を記録する部分である。操作制御部40は、CPU41と、CPU41の状態を表示する液晶表示部411と、時計用IC412と、データ入力用の操作スイッチ413と、パソコン等が接続される通信端子414等を備えている。また、操作制御部40は、交流電源電圧をCPU41等の専用電圧に変換する電源回路415を備えている。ここで、前記電源回路415は、交流電源(AC電源)に接続できるだけではなく、直流電源(DC電源)にも接続が可能に構成されている。
漏洩試験を行う場合には、図4に示すように、排水設備10の試験対象排水流路Kの最上部に位置する排水管継手12の上部受け口12uから排水立て管14内に立て管閉止具26の膨張性プラグ26pと空気ホース26tとを挿入する。そして、排水管継手12の上部受け口12uから空気ホース26tを送り込むことで、膨張性プラグ26pを予め決められた寸法だけ下降させる。即ち、立て管閉止具26の膨張性プラグ26p等を排水設備10の試験対象排水流路Kの最下部まで下ろすようにする。この状態で、立て管閉止具26の空気ホース26tの逆止弁付きコネクタ26cに対して電動エアポンプ50等を接続し、電動エアポンプ50等により膨張性プラグ26pを内側から加圧して拡開させて、排水立て管14を閉鎖する。これにより、膨張性プラグ26pよりも上側が試験対象排水流路Kとなる。なお、膨張性プラグ26pの拡開後は、空気ホース26tの逆止弁付きコネクタ26cから電動エアポンプ50等を外す。
次に、図8、図9のタイムチャート、及び図10〜図12のフローチャートに基づいて漏洩試験方法について説明する。ここで、図10〜図12のフローチャートに示す処理は、試験機本体部30の操作制御部40のメモリ45に予め格納されているプログラムに基づいて実行される。先ず、図10のステップS101に示すように、操作制御部40の操作スイッチ413のボタンを操作して試験圧力Ps(設定圧力値Ps)と、試験圧力Psに対する上下幅を決める値αとを入力する。また、再加圧をするか否かの判断の基準となる許容圧力下限値PMと、漏れ判定に基準となる圧力下限値PL等とを入力する。ここで、本実施形態では、例えば、試験圧力Ps=36kPa、α=0.5kPa、許容圧力下限値PM=35.2kPa、圧力下限値PL=35kPaに設定されている。
閉鎖装置22の受け口閉止具24、立て管閉止具26、横枝管閉止具29、及びキャップ28が本発明の閉鎖部材に相当する。また、試験機本体部30の空気ポンプ34が本発明の加圧装置に相当し、試験機本体部30の管路33及び空気ホース31が本発明の連通路に相当する。また、試験機本体部30のCPU41、及び逆止弁35が本発明の圧力調整手段に相当し、前記CPU41が判定手段に相当する。また、圧力Pが本発明の圧力センサーの検出値に相当し、Ps+αが本発明における連通路の遮断時の圧力センサーの検出値に相当する。また、(Ps+α)−P=ΔPが本発明における圧力センサーの検出値の経時的な変化量に相当し、図10のステップS110のM、及び(Ps+α)−PL(圧力下限値)が変化量の許容値に相当する。また、試験機本体部30の操作制御部40のメモリ45が本発明の記憶手段に相当する。
本実施形態に係る漏洩試験装置20によると、試験機本体部30の操作制御部40のCPU41等(圧力調整手段と加圧装置)により排水設備10の試験対象排水流路Kの圧力を設定圧力値Psに近づくように自動で調整できる。このため、作業者が試験対象排水流路Kの圧力を調整する必要がなくなる。また、試験機本体部30の操作制御部40のCPU41等が空気ポンプ34(加圧装置)と試験対象排水流路K内とを連通させる管路33及び空気ホース31(連通管)を遮断した状態で、圧力センサー37の検出値Pの経時的な変化量ΔPが許容値M、又は許容値(Ps+α−PL)を超えたときに漏れ判定をする。これにより、排水設備10の試験対象排水流路Kの漏れを自動で判定できる。このため、排水設備10の漏れ判定のために作業者が排水設備の近くに待機する必要がなくなる。この結果、排水設備10における漏洩試験のコストを軽減できる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、排水設備10の試験対象排水流路K内に加圧空気を供給して漏洩試験を行う例を示した。しかし、空気の代わりに、例えば、CO2ガスを使用すれば、CO2ガス検知器により漏れ箇所を容易に検知することができる。また、本実施形態では、排水設備10の試験対象排水流路K内に正圧を加えることで漏洩試験を行う例を示したが、負圧を加えることで漏洩試験を行なうことも可能である。また、本実施形態では、逆止弁35、及び空気ポンプ34をオンオフ制御することで、排水設備10の試験対象排水流路K内の圧力を試験圧力Psに近づける例を示した。しかし、逆止弁35をオンした状態で空気ポンプ34の回転数を制御することで、排水設備10の試験対象排水流路K内の圧力を試験圧力Psに近づけることも可能である。
20・・・・漏洩試験装置
22・・・・閉鎖装置(閉鎖部材)
24・・・・受け口閉止具(閉鎖部材)
26・・・・立て管閉止具(閉鎖部材)
28・・・・キャップ(閉鎖部材)
29・・・・横枝管閉止具(閉鎖部材)
30・・・・試験機本体部
31・・・・空気ホース(連通路)
33・・・・管路(連通路)
34・・・・空気ポンプ(加圧装置)
35・・・・逆止弁(圧力調整手段)
37・・・・圧力センサー
40・・・・操作制御部
41・・・・CPU(圧力調整手段、判定手段)
43・・・・温度センサー
45・・・・メモリ(記憶手段)
K・・・・・試験対象排水流路
P・・・・・圧力(圧力センサーの検出値)
PL・・・・圧力下限値
PM・・・・許容圧力下限値
Ps・・・・試験圧力(設定圧力値)
Ps+α・・連通路の遮断時の圧力センサーの検出値
ΔP・・・・圧力センサーの検出値の経時的な変化量
Claims (13)
- 建物の排水設備の漏洩試験装置であって、
前記排水設備の漏洩試験対象となる試験対象排水流路の末端を塞ぐ閉鎖部材と、
前記閉鎖部材により末端が塞がれて密閉状態となった試験対象排水流路と連通路を介して連通されており、前記試験対象排水流路に対して大気圧よりも大きな気体圧力、あるいは大気圧よりも小さな気体圧力を加えることが可能な加圧装置と、
前記試験対象排水流路の圧力を検出する圧力センサーと、
前記圧力センサーの検出値が設定圧力値に近づくように、電気信号により前記加圧装置を動作させ、前記圧力センサーの検出値が前記設定圧力値に対して予め決められた範囲内に到達した状態で、電気信号により前記連通路を遮断する圧力調整手段と、
前記圧力調整手段が前記連通路を遮断している状態で、前記圧力センサーの検出値の経時的な変化量が許容値を超えたときに漏れ判定をする判定手段と、
を有する漏洩試験装置。 - 請求項1に記載された漏洩試験装置であって、
試験場所の気温を測定する温度センサーを備えており、
前記圧力調整手段は、前記圧力センサーの検出値を前記温度センサーにより検出された温度により補償できるように構成されている漏洩試験装置。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記判定手段は、前記圧力センサーの検出値の経時的な変化量が前記許容値を超えず、前記許容値よりも小さな所定値を超えた場合には、再加圧判定をする漏洩試験装置。 - 請求項3に記載された漏洩試験装置であって、
前記判定手段が再加圧判定をしたときは、圧力調整手段が前記連通路を開いて、前記圧力センサーの検出値が設定圧力値に近づくように、前記加圧装置を動作させ、前記圧力センサーの検出値が前記設定圧力値に対して予め決められた範囲内に到達した状態で、前記連通路を遮断して、再度、前記判定手段が前記圧力センサーの検出値の経時的な変化量を前記許容値と比較する漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記判定手段は、前記圧力調整手段が前記連通路を遮断している状態で、前記連通路の遮断時の前記圧力センサーの検出値と、前記連通路の遮断時から一定時間が経過後の前記圧力センサーの検出値との圧力差を前記変化量とする漏洩試験装置。 - 請求項5に記載された漏洩試験装置であって、
前記判定手段は、前記一定時間を短縮、あるいは延長できるように構成されている漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記閉鎖部材は、前記試験対象排水流路を前記建物の排水設備の複数階にわたって形成できるように、流路を閉塞可能である漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか記載された漏洩試験装置であって、
前記加圧装置は、前記試験対象排水流路に対して加圧空気を供給する漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか記載された漏洩試験装置であって、
前記試験対象排水流路と前記加圧装置とを連通させる前記連通路には、前記試験対象排水流路から前記加圧装置の方向に流れようとする流体を遮断する逆止弁が装着されており、
前記逆止弁が前記圧力調整手段の電気信号に基づいて動作する漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記閉鎖部材は、空気圧により膨張することで前記試験対象排水流路の末端を閉鎖する漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項10のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記閉鎖部材は、前記試験対象排水流路の末端を閉鎖するキャップ又はプラグである漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項11のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記設定圧力値を調整できるように構成されている漏洩試験装置。 - 請求項1から請求項12のいずれかに記載された漏洩試験装置であって、
前記圧力調整手段が前記連通路を遮断した状態で、前記設定圧力値と、前記圧力センサーの検出値と、前記判定手段による判定とを記憶する記憶手段を備えている漏洩試験装置。
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