JP2020134067A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷蔵庫前面開口部の結露防止と放熱パイプから庫内への熱侵入を小さくする冷蔵庫を提供することを目的とする。【解決手段】前面開口部に配設されたフロント放熱パイプは、前面開口部の左右辺のどちらか一方に配設した構成とすることでフロント放熱パイプから庫内への侵入熱量を低減するとともに、フロント放熱パイプを有しない側面壁に配設したサイド放熱パイプはフロント放熱パイプが配設される辺のサイド放熱パイプよりも前方側に配置した構成とすることで前面開口部の結露を防止することができる。【選択図】図4
Description
本発明は、冷蔵庫本体開口部の結露防止と放熱による庫内への熱侵入を小さくする冷蔵庫に関する。
従来、開口部の放熱パイプから庫内への熱侵入を小さくする観点から、前面開口部に配設したフロント放熱パイプの一部を削減することで、冷却効率を向上し省エネを高めた冷蔵庫が求められている。
そこで、具体的なコンデンサの配設技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来の冷蔵庫の冷却システム配管図である。図6に示す従来の冷蔵庫500の冷却システム配管図は、圧縮機501(図示せず)、サイド放熱パイプ502、フロント放熱パイプ503、キャピラリチューブ504(図示せず)、冷却器505(図示せず)等を接続して構成している。
フロント放熱パイプ503は、上部冷蔵室以外の前面開口部に配設している。また、側面壁に配設しているサイド放熱パイプ502は、側面壁の、前面開口部に近い位置に配設している。
上記構成において、冷蔵室の前面開口部はフロント放熱パイプ503がないため、庫内への熱侵入を小さくすることができ、また、冷蔵室の庫内温度はプラス温度域のため、前面開口部に近い位置に配設しているサイド放熱パイプ502による少ない熱源で結露を防止することができる。
ところが近年、さらに冷却システムの効率化を向上し、省エネ化を図る傾向にある。従来の冷却システム配管仕様は、冷凍室の開口部近傍にフロント放熱パイプ503とサイド放熱パイプ502が存在し、冷凍室庫内への熱侵入により冷蔵庫の冷却効率の低下を生じさせていた。そこで、更に開口部近傍の放熱パイプを削減することで、開口部からの熱侵入を抑制することが求められている。
本願発明は、上記従来の課題を解決するもので、フロント放熱パイプから冷蔵庫内への熱侵入低減と前面開口部の結露防止を両立した冷蔵庫の提供を目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本願発明の冷蔵庫は、断熱仕切壁により区画形成され、上方に冷蔵室、下方に冷凍室および野菜室を配置し、前記各室の前面開口部に配設されたフロント放熱パイプを備えた冷蔵庫において、前記フロント放熱パイプは、前記冷蔵室の前面開口部の左右辺のどちらか一方に配設され、他方には配設されないものである。これによって、フロント放熱パイプから冷蔵庫内への熱侵入を低減した冷蔵庫となる。
本発明の冷蔵庫は、フロント放熱パイプからの庫内への熱侵入量の低減を図り、さらに省エネ化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施の形態1)
図1は冷蔵庫100の外観を示す図、図2は冷蔵庫100の縦断面を示す図である。冷蔵庫100は、金属製(例えば鉄板)の外箱111と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱112と、外箱111に取り付けられた真空断熱材115と、外箱111と内箱112との間に充填した発泡断熱材117(例えば硬質ウレタン)とで構成される。
図1は冷蔵庫100の外観を示す図、図2は冷蔵庫100の縦断面を示す図である。冷蔵庫100は、金属製(例えば鉄板)の外箱111と、硬質樹脂製(例えばABS)の内箱112と、外箱111に取り付けられた真空断熱材115と、外箱111と内箱112との間に充填した発泡断熱材117(例えば硬質ウレタン)とで構成される。
冷蔵庫100は、冷蔵室200、切替室201、製氷室202、冷凍室203、野菜室204とで構成される複数の貯蔵室を備える。
図1の扉101、102、103、104、105は、それぞれ冷蔵室200、切替室201、製氷室202、冷凍室203、野菜室204を開閉するための扉である。
冷蔵室200は、冷蔵保存のために、保存物が凍らない冷蔵温度帯に設定されている。野菜室204は、野菜の保存に適した温度として、冷蔵室200よりやや高い温度帯に設定されている。冷凍室203は、冷凍保存のために、冷凍温度帯に設定されている。切替室201の温度帯は、複数の温度帯の中からユーザが所望の温度帯に切り替えることができる。
また、冷蔵庫100は、冷蔵庫100の上部に位置する第1の機械室205、冷蔵庫100の下部に位置する第2の機械室207、冷蔵庫100の背面に位置する冷却室208を備える。冷却室208には、冷気を生成する冷却器209や、冷却器209に付着した霜を除去するための除霜ヒータ等が収容されている。
第1の機械室205には、圧縮機206、アウターコンデンサ301等が収用されている。第2の機械室207には、除霜皿(図示せず)、除霜ファン(図示せず)等が収容されている。
図3は本発明の冷凍サイクル図である。冷蔵庫100には、図3に示す冷凍サイクル300が組込まれている。冷凍サイクル300は、圧縮機206、機械室内に配置するアウターコンデンサ301、背面壁に配設するバック放熱パイプ302、側面壁に配設するサイド放熱パイプ303、底面壁に配設するボトム放熱パイプ304、前面開口部に配設するフロント放熱パイプ305、キャピラリチューブ306、冷却器209を有し、これらを環状に接続して構成されている。
図4は本発明の冷却システム配管図である。
フロント放熱パイプ305は、第2の機械室207でボトム放熱パイプ304と接続し、下部側面壁を通って前方の前面開口部まで延在している。その後、最下部の野菜室204の左右辺の左側辺のフランジを通り、野菜室204の上部に位置する冷凍室203との間の仕切壁210内にターンして配置され冷凍室203の左辺を通って、冷凍室203と上部に位置する製氷室202および切替室201との仕切壁210内でターンして前面開口部の左辺に戻り、製氷室202の左辺を通って上部の冷蔵室200と上下に仕切る仕切壁210内をターンして配設され、冷蔵室200の左側辺のフランジを上方に向かって延在し、天面壁内を通って圧縮機206が配置する第1の機械室205内に導かれる。
つまり、図4のように冷蔵室200、製氷室202、冷凍室203そして野菜室204の左側辺のフランジに配設され、右側辺のフランジには配設されていない。
フロント放熱パイプ305は、第一の機械室205内にあるドライヤ(図示せず)に接続され、キャピラリチューブ306、冷却器209を介して圧縮機206に接続される冷却システムを構成している。
サイド放熱パイプ303は、第2の機械室207でバック放熱パイプ302と接続し、その後、下部側面壁を通って側面壁内を配設し、冷蔵庫100の天面壁内を配設することで反対側の側面壁側へ橋渡しされている。その後、反対側の側面壁内を配設し、下部側面壁から第2の機械室207でボトム放熱パイプ304を接続している。
またサイド放熱パイプ303は、外箱111の右側側面壁113と左側側面壁114に配設されていて、右側側面壁113の奥行き方向の中央部よりも前面開口部側にサイド放熱パイプ303の上流側部分が配設され、冷蔵庫100の高さ方向に冷媒を流しながら後方に向かって下流側の配管が形成されている。
その後、天面壁を経由して左側側面壁114に配設され、奥行方向の後方から前面開口側に向かって、冷蔵庫100の高さ方向に冷媒を流しながら配管が形成されている。
フロント放熱パイプ305が配設されていない右側側面壁113に配設されるサイド放熱パイプ303は、冷凍室203の前面開口部近傍を配設する開口側配設部307を有し、開口側配設部307は、フロント放熱パイプ305が配設される辺の側面壁(左側側面壁114)に配設されるサイド放熱パイプ303よりも前方側に配置している。
その後、開口側配設部307から冷蔵室200側につながる配管は左側側面壁114に配設されるサイド放熱パイプ303と同様に前面開口部から後方にずらした位置に配設されている。
図5(a)は、図4のA−A線に沿う横断平面図である。冷蔵室200の左側のフロント放熱パイプ305は、外箱111のフランジ部116に固定され、放熱パイプと庫内との距離をできるだけ遠ざけるようにしている。
左側側面壁114のサイド放熱パイプ303は、左側側面壁114にアルミテープ等によって固定され、前面開口部から後方にずらした位置に、左側側面壁114に取り付けられた真空断熱材115の溝部に、配設されている。
図5(b)は、図4のB−B線に沿う横断平面図である。冷蔵室200の右側の前面開口部にはフロント放熱パイプ305は配設していない。右側側面壁113のサイド放熱パイプ303は、左側と同様に右側側面壁113にアルミテープ等によって固定され、前面開口部から後方にずらした位置に、右側側面壁113に取り付けられた真空断熱材115の溝部に、配設されている。
図5(c)は、図4のC−C線に沿う横断平面図である。冷凍室203の左側のフロント放熱パイプ305は、冷蔵室200の左側と同様に、外箱111のフランジ部116に固定され、放熱パイプと庫内との距離をできるだけ遠ざけるようにしている。
図5(d)は、図4のD−D線に沿う横断平面図である。サイド放熱パイプ303は、冷凍室203の前面開口部近傍を配設する開口側配設部307を有し、開口側配設部307は左側側面壁114に配設されるサイド放熱パイプ303(図5(c)参照)よりも、前方部に配設されている。さらに開口側配設部307は、右側側面壁113に取り付けられた真空断熱材115の前方側端部よりも前方側に配設している。
また開口側配設部307は、冷凍室203の左側のフロント放熱パイプ305と同様に、外箱111のフランジ部116に固定され、放熱パイプと庫内との距離をできるだけ遠ざけるようにしている。
次に動作について説明する。フロント放熱パイプ305は、各室の前面開口部の左右辺の一側辺に偏って配設するので、フロント放熱パイプ305から各室内への熱侵入量の低減を図ることができる。
またサイド放熱パイプ303は、フロント放熱パイプ305が配設される一側辺(本実施の形態の場合は左側)とは異なる他方側の辺(本実施の形態の場合は右側)に開口側配設部307を有する。
開口側配設部307は、フロント放熱パイプ305が配設される辺の側面に配設されるサイド放熱パイプ303よりも前方側に配置していることで、上流側パイプ配管から放熱された熱が外箱111の側面壁を伝熱して前面開口部の結露を防止することができる。
このように、従来結露を防止する役割であったフロント放熱パイプ305を削減し、サイド放熱パイプ303の開口側配設部307によって代替することで、左右辺片側のフロント放熱パイプ305の材料費を低減できる。
また従来技術のフロント放熱パイプ503では、下流側の配管が第2の機械室207で接続しているため、第1の機械室205内にあるドライヤ(図示せず)に接続するためには、バック放熱パイプ(図示せず)を経由する必要があるのに対し、本実施の形態では、フロント放熱パイプ305は下流側の配管が第1の機械室205へ構成され、そのままドライヤ(図示せず)に接続しているので、下流側のバック放熱パイプ(図示せず)を削減し、背面側からの庫内への熱侵入を図ることができるとともに、さらに材料費を低減できる。
なお放熱パイプを大幅に削減することで、庫内への侵入熱を低減できる反面、冷却システムにおける放熱パイプなどの凝縮器からの放熱量が減り、システム効率が悪化することがあるが、機械室内に配置するアウターコンデンサ301の放熱能力を向上させることで、システム効率を維持しながら、庫内への熱侵入を低減することができる。
また開口側配設部307は、右側側面壁113に取り付けられた真空断熱材115の前方側端部よりも前方側に配設しており、前面開口部の結露を防止するとともに、放熱パイプと真空断熱材の外包材の金属層が接触しないので、庫内へのヒートブリッジを抑制することができる。
また開口側配設部307は、左側のフロント放熱パイプ305と同様に、外箱111のフランジ部116に固定され、放熱パイプと庫内との距離をできるだけ遠ざけるようにしているので、サイド放熱パイプ303から外箱111や内箱112、発泡断熱材を経由して庫内に熱が伝達することを抑制するとともに、確実に外箱111に固定できるので、取り付けのばらつきを低減した冷蔵庫を提供できる。
また各室の前面開口部の左右辺のうち、すべて同じ左側辺にフロント放熱パイプ305を配設しているので外箱111にフロント放熱パイプ305を組立てる工程での取付け作業が行ないやすく、外箱111の曲げ工程でのフロント放熱パイプ305の折れや破損を低減することができる。
また本実施の形態では、フロント放熱パイプ305を前面開口部の左側辺に配設し、サイド放熱パイプ303の開口側配設部307を右側面壁に配設したが、それぞれ反対側辺に配設してもよく、同様の効果を得ることができる。
また本実施の形態では、サイド放熱パイプ303の開口側配設部307は、冷凍室203と野菜室204の前面開口部に設けているが、冷凍室203のみとし、野菜室204の前面開口側のサイド放熱パイプ303は冷蔵室200と同様に前面開口部から後方にずらした位置に配設してもよい。
また本実施の形態では、左側辺のフロント放熱パイプ305は、外箱111のフランジ部116に固定されているが、庫内温度が高く、最も長い距離を有する冷蔵室200の配管位置を前面開口部からずらして外箱の側面壁側に配置することで、フロント放熱パイプ305の放熱が冷蔵室200内へ侵入するのを低減してもよい。
以上のように、本願発明にかかる冷蔵庫は、前面開口部からの侵入熱を低減しながら、結露防止を行なうことができるので冷蔵庫や保冷庫などにも展開が可能である。
100 冷蔵庫
111 外箱
112 内箱
113 右側側面壁
114 左側側面壁
115 真空断熱材
116 フランジ部
200 冷蔵室
203 冷凍室
204 野菜室
210 仕切壁
303 サイド放熱パイプ
305 フロント放熱パイプ
307 開口側配設部
111 外箱
112 内箱
113 右側側面壁
114 左側側面壁
115 真空断熱材
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204 野菜室
210 仕切壁
303 サイド放熱パイプ
305 フロント放熱パイプ
307 開口側配設部
Claims (4)
- 外箱と貯蔵室を形成する内箱と断熱仕切壁により区画形成され、上方に冷蔵室、下方に冷凍室および野菜室を配置した冷蔵庫において、前記各室の前面開口部の左右辺のどちらか一方にフロント放熱パイプを配設したことを特徴とする冷蔵庫。
- 冷蔵庫の側面壁に配設されるサイド放熱パイプを備え、フロント放熱パイプが配設される辺とは異なる他方の辺の側面壁に配設される前記サイド放熱パイプは、
フロント放熱パイプが配設される辺の側面壁に配設されるサイド放熱パイプよりも前方側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。 - 側面壁の外箱と内箱の間に真空断熱材を有し、フロント放熱パイプが配設される辺とは異なる他方の辺の側面壁に配設されるサイド放熱パイプは、
前記真空断熱材の前方側端部よりも前方側に配設したことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。 - 外箱にはフランジ部を有し、サイド放熱パイプは外箱の前記フランジ部に固定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019030670A JP2020134067A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019030670A JP2020134067A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 冷蔵庫 |
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|---|---|
| JP2020134067A true JP2020134067A (ja) | 2020-08-31 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2019030670A Pending JP2020134067A (ja) | 2019-02-22 | 2019-02-22 | 冷蔵庫 |
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Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2002062023A (ja) * | 2000-06-07 | 2002-02-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 冷蔵庫 |
| JP2003207254A (ja) * | 2002-01-18 | 2003-07-25 | Fujitsu General Ltd | 電気冷蔵庫 |
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2019
- 2019-02-22 JP JP2019030670A patent/JP2020134067A/ja active Pending
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