JP2021102737A - シーリング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ここに開示される方法(シーリング方法、シーラント硬化物の形成方法、シーラント硬化物によってシールされたシール対象物の製造方法等を包含する。以下同じ。)におけるシーラントシートとしては、光硬化性のシーラントシートが用いられる。いくつかの態様において、上記光硬化性シーラントシートは、該シーラントシートの少なくとも一方の表面に当接する剥離面を有する剥離ライナーを含む剥離ライナー付きシーラントシートの形態で用いられる。したがって、ここに開示されるシーリング方法において光硬化性シーラントシートを用意する工程は、該光硬化性シーラントシートを構成要素として含む剥離ライナー付きシーラントシートを用意する工程であり得る。剥離ライナー付きシーラントシートを用いるシーリング方法によると、シーラントシートを剥離ライナーに積層した状態で取り扱うことができるので該シーラントシートの取扱い性(例えば、寸法安定性、搬送性、加工性等)がよく、またシーラントシートの表面は剥離ライナーに保護されているので、外力による変形やゴミ付着等の汚染が防止される。
図1に示す剥離ライナー付きシーラントシート100は、光硬化性のシーラントシート21と、シーラントシート21の両面に配置された剥離ライナー31,32と、を備える。より具体的には、シーラントシート21は、その一方の表面(第一面)21Aおよび他方の表面(第二面)21Bの各々が、少なくともシーラントシート21側が剥離面となっている剥離ライナー31,32によってそれぞれ保護されている。2つの剥離ライナー31,32は、シーラントシート21から剥離可能な状態でシーラントシート21の各面に当接しており、適切なタイミングで軽い剥離力で剥離除去され得る。
ここに開示される方法に使用されるシーラントシートは、あらかじめシート形状に成形されており、かかるシート形状の形態で取り扱う(例えば、光照射の実施、シール対象箇所への配置等を行う)ことができる。この点で、上記シーラントシートは、液状の形態でシール対象箇所に塗布される液状シーラント(例えば、液状ポリサルファイドポリマーと含むA液と該ポリサルファイドポリマーの硬化剤を含むB液とを施工の直前に混ぜ合わせて調製される液状のシーラント)とは明確に区別される。また、ここに開示される方法に使用されるシーラントシートは、光照射により硬化が進行する光硬化性シーラントシートである。かかる硬化性を有する点において、ここに開示される方法に用いられる光硬化性シーラントシートは、硬化後のシーラント(シーラント硬化物)とは明確に区別される。ここで「光硬化性」とは、光照射により硬化可能な、の意味である。したがって、光硬化性シーラントシートは、完全に硬化する前の状態を指す語である。ここに開示される方法は、光硬化性シーラントシートに光照射処理を施した後、該シーラントシートが完全に硬化する前にシーリング対象物に貼り付ける態様で実施することが好ましい。光照射処理後であって完全硬化前の光硬化性シーラントシートは、シール対象箇所への配置後にさらに硬化させることが可能な、半硬化状態のシーラントシートとして把握され得る。
以下、図面を参照しつつ、ここに開示されるシーリング方法の具体的な実施態様およびその変形例をいくつか例示するが、ここに開示されるシーリング方法をこれらの具体例により示されるものに限定する意図ではない。
本実施態様のシーリング方法は、以下のようにして行われる。
まず、図1に示す構成の剥離ライナー付きシーラントシート100を用意する(ステップS10、準備工程)。本実施態様において使用する剥離ライナー付きシーラントシート100は、剥離ライナー31、32がいずれも遮光性である。これにより、シーラントシート21の保存中(ここに開示されるシーリング方法において光照射処理を行う前)において該シーラントシート21を光から遮蔽し、シーラントシート21の保存性(品質安定性)を高めることができる。シーラントシート21としては、例えば初期貯蔵弾性率が0.02MPa〜0.1MPaの範囲にあるものを使用する。なお、剥離ライナー付きシーラントシート100を用意することには、取扱いやすい適切なサイズにするため、またはシール対象箇所の形状やサイズに合わせるために、剥離ライナー付きシーラントシート100を所望の外形にカットする(例えば、トムソン刃による打抜き加工、テープカッターによる切断等を行う)ことが含まれ得る。
変形例として、第二面21Bから剥離ライナー32を除去した後に、シーラントシート21をシール対象物10に貼り付けてもよい。これによりシーラントシート21のシール対象物10の表面形状への追従性を高めることができる。剥離ライナー32を除去した後にシーラントシート21をシール対象物10に圧着する操作は、必要に応じて、離型性の表面を有する治具、フィルム、手袋等を用いて実施することができる。
本実施態様のシーリング方法は、以下のようにして行われる。
第一実施態様と同様に、図1に示す構成の剥離ライナー付きシーラントシート100を用意する(ステップS10、準備工程)。ただし、本実施態様において使用する剥離ライナー付きシーラントシート100は、剥離ライナー31が透光性である。剥離ライナー32は、透光性でもよく、遮光性でもよい。
本実施態様のシーリング方法は、以下のようにして行われる。
第二実施態様と同様に、図1に示す構成の剥離ライナー付きシーラントシート100を用意する(ステップS10、準備工程)。本実施態様において使用する剥離ライナー付きシーラントシート100は、剥離ライナー31、32がいずれも透光性である。
図6に示すように、シーラントシート21の両側から剥離ライナー31、32越しにシーラントシート21に光照射を実施する(ステップS14、光照射工程)。
光照射処理されたシーラントシート21から剥離ライナー31を剥がして露出した第一面21Aを図7に示すように部材12に貼り付け、次いでシーラントシート21から剥離ライナー32を剥がして露出した第二面21Bに(図8)、図9に示すように部材16を貼り付ける(ステップS16、貼付け工程)。このように、本実施態様におけるシール対象物10は部材12および部材16を含み、部材12と部材16との間にシーラントシート21が配置される。部材12,16の間へのシーラントシート21の配置(すなわち、シーラントシート21への部材12、16の貼付け)は、光硬化が完了する前に行われ、例えばシーラントシート21の25℃貯蔵弾性率が0.2MPaを超える前に行われる。
その後、室温で放置することによりシーラントシート21の硬化を進行させてシーラント硬化物を形成する(ステップS18、硬化工程)。このようにして、シール対象物10を構成する部材12、16の間がシーラント硬化物によりシールされる。
なお、変形例として、光照射はシーラントシート21の一方の側(例えば、第一面21Aの側)から剥離ライナー越しに行ってもよい。また、第一実施態様と同様に遮光性の剥離ライナー31、32を使用し、剥離ライナー31を剥がして露出した第一面21Aに対して光照射を実施してもよい。
本実施態様のシーリング方法は、以下のようにして行われる。
第一実施態様と同様に、図1に示す構成の剥離ライナー付きシーラントシート100を用意する(ステップS10、準備工程)。本実施態様において使用する剥離ライナー付きシーラントシート100は、剥離ライナー31、32がいずれも遮光性である。
シーラントシート21から剥離ライナー32を剥がして第二面21Bを露出させ、露出した第二面21Bを部材16に貼り付ける(図10)。
次いで、シーラントシート21から剥離ライナー31を剥がして第一面21Aを露出させ、この露出した第一面21Aの側からシーラントシート21に光照射を実施する(ステップS14、光照射工程)。
その後、図9に示すように、光照射処理されたシーラントシート21の第一面21A側を部材12に貼り付ける(ステップS16、貼付け工程)。このように、本実施態様におけるシール対象物10は、第三実施態様と同様、部材12および部材16を含み、部材12と部材16との間にシーラントシート21が配置される。部材12,16の間へのシーラントシート21の配置(すなわち、シーラントシート21への部材12、16の貼付け)は、光硬化が完了する前に行われ、例えばシーラントシート21の25℃貯蔵弾性率が0.2MPaを超える前に行われる。
以下、ここに開示される方法において使用し得るシーラントシートにつき、より詳しく説明する。ここに開示されるシーラントシートの材料は、特に限定されず、各種の光硬化性材料を用いることができる。例えば、シリコーン系、変性シリコーン系、シリル化アクリレート系、アクリル系、アクリルウレタン系、ポリウレタン系、ポリサルファイド系、ポリイソブチレン系、ブチルゴム系等のシーラント材料を用いることができる。なかでも、耐油性に優れるポリサルファイド系のシーラント材料が好ましい。以下、好適例としてのポリサルファイド系シーラント材料について説明するが、ここに開示されるシーラントシートの構成材料をポリサルファイド系シーラント材料に限定するものではない。
いくつかの好ましい態様では、光硬化性シーラントシートとして、ポリサルファイドポリマー(A)を含む光硬化性シーラントシートを使用する。ポリサルファイドポリマー(A)は、−S−S−で表されるジサルファイド構造を含む繰返し単位を有するポリマーであって、該シーラントシートから形成される硬化物の耐油性向上に寄与する。ここに開示されるタイプ(I)のシーラントシートは、上記ポリサルファイドポリマー(A)として、上記エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)を含む。ここに開示されるタイプ(II)のシーラントシートは、上記ポリサルファイドポリマー(A)として、上記チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)を含む。
−R1−O−R2−O−R3−S−S− (1)
ここで、一般式(1)中、R1、R2、R3は、それぞれ独立に、炭素原子数1〜4のアルキレン基であり、好ましくは炭素原子数1〜3のアルキレン基であり、より好ましくは炭素原子数1〜2のアルキレン基である。上記繰返し単位(1)は、エーテル構造とジスルフィド構造とが連なった構成を有する。このような繰返し単位(1)を有するポリサルファイドポリマー(A)によると、耐油性および柔軟性に優れた硬化物が形成される傾向にある。一分子のポリサルファイドポリマー(A)に含まれる上記繰返し単位(1)の数の平均値は、例えば5以上であってよく、10以上でもよく、15以上でもよく、20以上でもよい。また、上記平均値は、例えば100以下であってよく、70以下でもよく、50以下でもよい。上記ポリサルファイドポリマー(A)は、一分子中に、上記繰返し単位(1)が連続する領域を、1つのみ有していてもよく、2つ以上有していてもよい。
−CH2−S−CH2CHOH−R’ (2a)
−CH2−S−CH(CH2OH)−R’ (2b)
ここで、一般式(2a),(2b)中のR’は、少なくとも1個(例えば1個〜5個程度)のエポキシ基を有する有機基である。一般式(2a)および(2b)の構造は、例えば、−CH2−SHで表される構造部分を有するチオールと、エポキシ環上に置換基R’を有するエポキシ化合物と、の付加反応により形成され得る。一般式(2a)または(2b)で表される構造の数(一般式(2a)で表される構造と一般式(2b)で表される構造との両方を含む場合は、それらの合計数)は、ポリサルファイドポリマー(A)の一分子当たりの平均値として、例えば1.1以上であってよく、1.3以上でもよく、1.5以上でもよく、1.8以上でもよく、2.0以上でもよく、2.0超でもよい。また、上記平均値は、例えば15以下であってよく、10以下でもよく、7.0以下でもよく、5.0以下でもよい。
HS−(R1−O−R2−O−R3−S−S)n−R1−O−R2−O−R3−SH (3)
ここに開示されるシーラントシートのうち、上記タイプ(I)のシーラントシートは、上記ポリサルファイドポリマー(A)として、一分子中に2以上のエポキシ基を有するエポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)を含み、さらに、一分子中に2以上のチオール基を有するチオール化合物(C)を含むものであり得る。いくつかの好ましい態様において、シーラントシートは、さらに光塩基発生剤(D)を含むものであり得る。かかる態様のシーラントシートは、エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)に該当しないポリサルファイドポリマー(A)をさらに含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。また、上記態様のシーラントシートは、エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)に該当しないエポキシ化合物(B)をさらに含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。
ここに開示されるシーラントシートのうち、上記タイプ(II)のシーラントシートは、上記ポリサルファイドポリマー(A)として、一分子中に2以上のチオール基を有するチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)を含み、さらに、一分子中に2以上のチオール基を有するエポキシ化合物(B)を含むものであり得る。いくつかの好ましい態様において、シーラントシートは、さらに光塩基発生剤(D)を含むものであり得る。かかる態様のシーラントシートは、チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)に該当しないポリサルファイドポリマー(A)をさらに含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。また、上記態様のシーラントシートは、チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)に該当しないチオール化合物(C)をさらに含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。
チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)に含まれるチオール基は、該チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)の末端に配置されていることが好ましい。このようなチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)によると、伸びのよい硬化物が形成される傾向にある。主鎖の両末端にそれぞれ1または2以上のチオール基を有するチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)が好ましく、主鎖の両末端にそれぞれ1つのチオール基を有するチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)がより好ましい。かかる構造のチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)を含むことにより、強度と伸びとをバランスよく両立する硬化物が形成される傾向にある。
いくつかの態様において、シーラントシートはエポキシ化合物(B)を含む。シーラントシートに含まれるエポキシ化合物(B)としては、一分子中に2以上のエポキシ基を有する化合物を特に限定なく用いることができる。例えば、エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)の調製に使用し得る材料として例示した各種の2官能エポキシ化合物および多官能エポキシ化合物からなる群から選択される一種または二種以上を用いることができる。
いくつかの態様において、シーラントシートはチオール化合物(C)を含む。シーラントシートに含まれるチオール化合物(C)としては、一分子中に2以上のチオール基を有する化合物を特に限定なく用いることができる。例えば、トリメチロールプロパントリスチオプロピオネート(別名:トリメチロールプロパントリス(3−メルカプトプロピオネート))、ペンタエリストールテトラキスチオプロピオネート、エチレングリコールビスチオグリコレート、1,4−ブタンジオールビスチオグリコレート、トリメチロールプロパントリスチオグリコレート、ペンタエリストールテトラキスチオグリコレート、ジ(2−メルカプトエチル)エーテル、1,4−ブタンジチオール、1,5−ジメルカプト−3−チアペンタン、1,8−ジメルカプト−3,6−ジオキサオクタン、1,3,5−トリメルカプトメチルベンゼン、4,4’−チオジベンゼンチオール、1,3,5−トリメルカプトメチル−2,4,6−トリメチルベンゼン、2,4,6−トリメルカプト−s−トリアジン、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−s−トリアジン、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオナート)、ジペンタエリスリトールヘキサ−3−メルカプトプロピオネート等が挙げられるが、これらに限定されない。
ここに開示される光硬化性シーラントシートは、光照射による硬化反応を開始、促進し得る各種の光反応触媒の一種または二種以上を含むことが好ましい。そのような光反応触媒は、光反応開始剤あるいは光重合開始剤と称されるものであり得る。光反応触媒の好適例としては、光塩基発生剤(D)が挙げられる。
いくつかの好ましい態様において、シーラントシートは光塩基発生剤(D)を含む。光塩基発生剤(D)としては、光照射により塩基を発生するものが用いられる。光塩基発生剤の例としては、α−アミノアセトフェノン化合物;オキシムエステル化合物;アシルオキシイミノ基、N−ホルミル化芳香族アミノ基、N−アシル化芳香族アミノ基、ニトロベンジルカーバメート基、アルコオキシベンジルカーバメート基等の置換基を有する化合物;ビグアニド型のカチオンを有する化合物;等が挙げられる。α−アミノアセトフェノン化合物としては、特に、2つ以上の窒素原子を有するものが好ましい。光塩基発生剤は、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
ここに開示されるシーラントシートは、増感剤を含有してもよい。増感剤の使用により、照射される光の利用効率を高め、光反応触媒(例えば光塩基発生剤(D))の感度を向上させることができる。光増感剤は、公知の材料から適宜選択して使用することができる。光増感剤の非限定的な例には、ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、3−ベンゾイルビフェニル、4−(4−メチルフェニルチオ)ベンゾフェノン、メチル2−ベンゾイルベンゾエート、4−フェニルベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメトキシ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、2−ベンゾイル安息香酸メチルエステル、2−メチルベンゾフェノン、3−メチルベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン等のベンゾフェノン誘導体;チオキサントン、キサントン、2−クロロチオキサントン、4−クロロチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、1−クロロ−4−プロポキシチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサンテン−9−オン等のチオキサントン誘導体;2−ヒドロキシ−9−フルオレノン等のフルオレン系化合物;アントロン、ジベンゾスベロン、2−アミノ−9−フルオレノン等のアントロン誘導体;アントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ヒドロキシアントラキノン、2−アミノアントラキノン等のアントラキノン誘導体;1−メチルナフタレン、2−メチルナフタレン、1−フルオロナフタレン、1−クロロナフタレン、2−クロロナフタレン、1−ブロモナフタレン、2−ブロモナフタレン、1−ヨードナフタレン、2−ヨードナフタレン、1−ナフトール、2−ナフトール、1−メトキシナフタレン、2−メトキシナフタレン、1,4−ジシアノナフタレン、メチル3−ヒドロキシ−2−ナフトエート等のナフタレン誘導体;アントラセン、1,2−ベンズアントラセン、9,10−ジクロロアントラセン、9,10−ジブロモアントラセン、9,10−ジフェニルアントラセン、9−シアノアントラセン、9,10−ジシアノアントラセン、2,6,9,10−テトラシアノアントラセン等のアントラセン誘導体;ニトロ安息香酸やニトロアニリン等のニトロ化合物;各種の色素;等が含まれるが、これらに限定されない。
ここに開示されるシーラントシートは、他の特性が大きく損なわれない限度で、光硬化反応の抑制に役立ち得る任意の化合物をさらに含有してもよい。かかる化合物の使用により、使用前のシーラントシートの保存性を高めることができる。貯蔵安定剤は、例えば、室温で液状または固体の有機酸、無機酸、および分子中に酸性基を含むオリゴマー、ポリマー、ホウ酸エステル類、リン酸エステル類であってよく、酸性基以外の官能基を有していてもよい。例えば、硫酸、酢酸、アジピン酸、酒石酸、フマル酸、バルビツール酸、ホウ酸、ピロガロール、フェノール樹脂、カルボン酸無水物等が挙げられるが、これらに限定されない。貯蔵安定剤は、一種を単独でまたは二種以上を適宜組み合わせて用いることができる。貯蔵安定剤の使用量は特に限定されず、所望の効果が得られるように設定することができる。
ホウ酸エステル類は、室温で液状または固体のホウ酸エステルである。例えばトリメチルボレート、トリエチルボレート、トリ−n−プロピルボレート、トリイソプロピルボレート、トリ−n−ブチルボレート、トリペンチルボレート、トリアリルボレート、トリヘキシルボレート、トリシクロヘキシルボレート、トリオクチルボレート、トリノニルボレート、トリデシルボレート、トリドデシルボレート、トリヘキサデシルボレート、トリオクタデシルボレート、トリス(2−エチルヘキシロキシ)ボラン、ビス(1,4,7,10−テトラオキサウンデシル)(1,4,7,10,13−ペンタオキサテトラデシル)(1,4,7−トリオキサウンデシル)ボラン、トリベンジルボレート、トリフェニルボレート、トリ−o−トリルボレート、トリ−m−トリルボレート、トリエタノールアミンボレート等が挙げられるが、これらに限定されない。
リン酸エステル類としては、リン酸エチル、リン酸ブチル、リン酸プロピル、リン酸−2−エチルヘキシル、リン酸ジブチル、リン酸−ジ(2−エチルヘキシル)、リン酸オレイル、リン酸エチルジエチル等が挙げられるが、これらに限定されない。
ここに開示されるシーラントシートには、必要に応じてフィラーを配合することができる。これにより、硬化物の破断強度および破断時伸びの一方または両方が改善され得る。フィラーは、シーラントシートの貯蔵弾性率の調節にも役立ち得る。また、フィラーの適切な使用により、シーラントシートの保形性や加工性を高めることができる。使用するフィラーは特に制限されず、ここに開示される技術により得られる効果を大きく損なわない範囲で、任意の適切なフィラーを使用し得る。フィラーは、一種を単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができる。
ここに開示されるシーラントシートは、支持基材を備えるものであってもよい。そのようなシーラントシートは、支持基材と、当該支持基材の少なくとも一方の面(例えば両面)に配置されたシール層と、を備えるものであり得る。シール層は、上述のシーラントシートを形成し得る材料から構成される。このような支持基材付きシーラントシートは、シール対象物への貼り付け性や加工性に優れ、取扱い性にも優れる傾向がある。
以下、ここに開示されるシーラントシートの製造方法のいくつかの態様について説明する。ただし、以下の説明は、例示を目的とするものであって、ここに開示されるシーラントシートの製造方法を限定するものではない。例えば、説明の便宜上、以下では主に光塩基発生剤およびフィラーを用いる態様について述べるが、ここに開示されるシーラントシートが、これらの成分を含む態様に限定されることを意味するものではない。
ここに開示される方法に使用される光硬化性シーラントシートは、その表面に剥離ライナーが積層されている剥離ライナー付きシーラントシートの形態であり得る。これにより、シーラントシートの表面は剥離ライナーに保護されているので、外力による変形やゴミ付着等の汚染が防止される。また、シーラントシートは、剥離ライナーに積層した状態で取り扱うことができ、剥離ライナーに積層した状態でシール対象物に貼り付けることができる。このような剥離ライナー付きシーラントシートは、取扱い性や品質保持性に優れ、所望の箇所に容易にかつ精度よく配置することができる。
なお、ここに開示される技術において、青色とは可視スペクトルの波長域が360nm以上480nm未満である色をいい、緑色とは可視スペクトルの波長域が480nm以上560nm未満である色をいう。
ここに開示される技術を適用してシールされる箇所の材質は、特に限定されない。上記材質は、例えば金属、樹脂、これらの複合材料等であってよく、より具体的には、鉄、鉄合金(炭素鋼、ステンレス鋼、クロム鋼、ニッケル鋼等)、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、タングステン、銅、銅合金、チタン、チタン合金、シリコン等の金属または半金属材料;ポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂(PAN)等の樹脂材料;アルミナ、シリカ、サファイア、窒化ケイ素、窒化タンタル、炭化チタン、炭化ケイ素、窒化ガリウム、石膏等のセラミック材料;アルミノシリケートガラス、ソーダライムガラス、ソーダアルミノケイ酸ガラス、石英ガラス等のガラス材料;これらの積層物や複合物;等であり得る。上記金属または半金属材料の好適例として、アルミニウムやチタン等の軽金属または該軽金属を主成分とする合金が挙げられる。アルミニウム合金の例として、ジュラルミン(例えば、ジュラルミンA2024、ジュラルミンA2017等)が挙げられる。また、上記複合物の例としては、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)等が挙げられる。上記のような材料から構成されたシール箇所を有する物品または部品に対して、ここに開示される技術は、好ましく利用される。
なお、シーラントシートは、使用に供されるまで、すなわち光照射工程の前においては、暗室等、光硬化に影響する光線が遮断あるいは制限された空間(暗所)で保管されることが好ましい。保管時のシーラントシートは、剥離ライナー付きシーラントシートのシート体(用途等に応じた形状を有するものであり得る。)や、剥離ライナー付きシーラントシートロール体の形態であり得る。
シーラントシートの片面に、東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行う。照射後のシーラントシートを25℃の環境下に14日間保持した後、得られた硬化物(シーラント硬化物)を幅10mm、長さ50mmの長方形状にカットしてサンプル片を作製する。このようにして作製したサンプル片を、チャック間20mmとなるようにして引張試験機のチャックに挟み、JIS K6767に準じて50mm/分の速度で引っ張り、サンプルが破断したときのチャック間距離L1および引張り開始時のチャック間距離L0から、以下の式:
破断時伸び(%)=((L1−L0)/L0)×100;
により破断時伸びを算出する。
〔1〕 光硬化性シーラントシートを用意する工程と、
上記シーラントシートに光照射処理を施す工程と、
上記シーラントシートをシール対象物に貼り付ける工程と、
をこの順序で含む、シーリング方法。
〔2〕 上記シーラントシートとして、遅延硬化型の光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕に記載の方法。
〔3〕 上記シーラントシートとして、光アニオン硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕 上記貼り付ける工程は、上記シーラントシートの25℃貯蔵弾性率が0.7MPaを超える前に行われる、上記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の方法。
〔5〕 上記シーラントシートとして、該シーラントシートの露出面にブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行ってから1時間後の25℃貯蔵弾性率が0.7MPa以下である光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の方法。
〔6〕 上記シーラントシートとして、引張破断強度が0.7MPa以上のシーラント硬化物を形成する光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の方法。
〔7〕 上記シーラントシートとして、上記光照射処理を施す前の25℃貯蔵弾性率が0.005MPa以上0.6MPa以下である光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の方法。
〔8〕 上記シーラントシートとして、ポリサルファイド系シーラントからなる光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の方法。
〔9〕 上記シーラントシートとして、光塩基発生剤を含む光硬化性シーラントシートを使用する、上記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の方法。
〔11〕 上記シーラントシートは、
以下の成分:
一分子中に2以上のエポキシ基を有するエポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB);
一分子中に2以上のチオール基を有するチオール化合物(C);および
光塩基発生剤(D);
を含む、上記〔10〕に記載のシーラントシート。
〔12〕 上記エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)は、両末端エポキシポリサルファイドポリマーである、上記〔11〕に記載のシーラントシート。
〔13〕 上記チオール化合物(C)は、チオール当量が45g/eq以上450g/eq以下である、上記〔11〕または〔12〕に記載のシーラントシート。
〔14〕 上記エポキシ基含有ポリサルファイドポリマー(AB)は、ジサルファイド構造を主鎖中に有するMw500〜10000の両末端チオールポリサルファイドと、一分子中に2以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物との反応物である、上記〔11〕に記載のシーラントシート。
〔15〕 上記エポキシ化合物は、2官能エポキシ化合物を含む、上記〔14〕に記載のシーラントシート。
〔16〕 上記2官能エポキシ化合物として、分子内に5員環以上の炭素環構造を含むエポキシ化合物を含む、上記〔15〕に記載のシーラントシート。
〔17〕 上記エポキシ化合物は、3官能以上の多官能エポキシ化合物を含む、上記〔14〕〜〔16〕のいずれかに記載のシーラントシート。
〔18〕 上記多官能エポキシ化合物として、ノボラック型エポキシ樹脂を含む、上記〔17〕に記載のシーラントシート。
〔19〕 上記シーラントシートは、
以下の成分:
一分子中に2以上のチオール基を有するチオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)
一分子中に2以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(B)および
光塩基発生剤(D);
を含む、上記〔10〕に記載の剥離ライナー付きシーラントシート。
〔20〕 上記チオール基含有ポリサルファイドポリマー(AC)は、両末端チオールポリサルファイドポリマーである、上記〔19〕に記載のシーラントシート。
〔21〕 上記エポキシ化合物(B)は、エポキシ当量が50g/eq以上600g/eq以下である、上記〔19〕または〔20〕に記載のシーラントシート。
〔23〕 上記シーラントシートは、さらに増感剤を含む、上記〔11〕〜〔22〕のいずれかに記載のシーラントシート。
〔24〕 上記シーラントシートは、さらにフィラーを含む、上記〔11〕〜〔23〕のいずれかに記載のシーラントシート。
〔25〕 上記フィラーの含有量は、シーラントシート全体の1重量%以上40重量%未満である、上記〔24〕に記載のシーラントシート。
〔26〕 上記フィラーの平均粒子径は0.1μm以上30μm以下である、上記〔14〕または〔25〕に記載のシーラントシート。
〔27〕 厚さが0.01mm以上10mm以下である、上記〔10〕〜〔26〕のいずれかに記載のシーラントシート。
〔28〕 上記〔10〕〜〔27〕のいずれか一項に記載のシーラントシートと、
上記シーラントシートの少なくとも一方の表面に当接する剥離面を有する剥離ライナーと、
を含む、剥離ライナー付きシーラントシート。
攪拌機を備えた反応容器を用いて、液状ポリサルファイドポリマー(両末端チオールポリサルファイドポリマー)90部、2官能エポキシ化合物6.7部、多官能エポキシ化合物2部、および塩基性触媒0.01部を、攪拌しながら90℃で3時間加熱した。次いで、上記反応容器の内容物を別容器に移して50℃の環境下に168時間保持した。このようにして両末端エポキシポリサルファイドポリマーを合成した。
上記別容器の内容物を取り出して室温まで放冷させた後、2級2官能チオール化合物1部、光塩基発生剤1部、貯蔵安定剤0.5部、およびフィラーとしてのタルク30部を加え、2本ロールミルを用いて均一に練り合わせた。得られた混合物を、真空プレス機を用いてシート状に成形することにより、本例に係るシーラントシートを得た。その際、厚さ0.2mmのシートと厚さ1mmのシートとの2種類を作製した。
なお、液状ポリサルファイドポリマーとしては製品名「チオコールLP−55」(東レファインケミカル社製、両末端チオールポリサルファイド、重量平均分子量4000)を、2官能エポキシ化合物としては製品名「jER806」(三菱ケミカル社製、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、エポキシ当量177g/eq)を、多官能エポキシ化合物としては製品名「jER152」(三菱ケミカル社製、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当量176〜178g/eq)を、塩基性触媒としては2,4,6−トリアミノメチルフェノール(東京化成社製)を、2級2官能チオール化合物としては製品名「カレンズMT BD1」(昭和電工社製、1,4−ビス(3−メルカプトブチリルオキシ)ブタン、チオール当量147.2g/eq)を、光塩基発生剤としては製品名「WPBG−266」(富士フィルム和光純薬社製、ビグアニド系光塩基発生剤)を、貯蔵安定化剤としては製品名「キュアダクトL−07N」(四国化成社製、ホウ酸エステル化合物)を、フィラー(タルク)としては製品名「ミクロエースSG−95」(日本タルク社製、タルク粉末、平均粒子径2.5μm)を使用した。
得られたシーラントシートについて、下記の方法で光照射処理前の貯蔵弾性率(初期貯蔵弾性率)を測定した。その結果、上記シーラントシートの初期貯蔵弾性率は0.02MPa〜0.2MPaの範囲にあった。
[測定方法]
厚さ1mmのシーラントシートを直径8mmの円盤状に打ち抜き、パラレルプレートで挟み込み、粘弾性試験機(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製、機種名「ARES G2」)を用いて、測定温度25℃、周波数1Hz、歪み0.5%の条件において貯蔵弾性率G’を測定した。
得られたシーラントシートについて、下記の方法により、光照射後1時間貯蔵弾性率を測定した。その結果、上記シーラントシートの光照射処後1時間貯蔵弾性率は、初期貯蔵弾性率より高く、かつ0.5MPa以下であった。
[測定方法]
25℃の環境下において、厚さ1mmのシーラントシートの片面側から直接、東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行った。光照射後のシーラントシートを25℃の環境下に1時間静置し、その後速やかに、上記初期貯蔵弾性率の測定と同様にして貯蔵弾性率G’を測定した。
得られた剥離ライナー付きシーラントシートから光照射側の剥離ライナーR1を剥がしてシーラントシート(厚さ0.2mm)の表面を露出させ、その露出面に東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行った。
照射後のシーラントシートを25℃の環境下に14日間保持した後、得られた硬化物(シーラント硬化物)を幅10mm、長さ50mmの長方形状にカットしてサンプル片を作製した。上記サンプル片を、チャック間20mmとなるようにして引張試験機のチャックに挟み、JIS K6767に準じて50mm/分の速度で引っ張り、サンプル片が破断するまでに観測された最大強度を破断強度とした。その結果、上記シーラント硬化物の引張破断強度は約1.5MPaであった。
後述の光照射側に配置する光照射剥離ライナーとして、ポリエステルフィルムの片面がシリコーン系剥離処理剤による剥離面となっている剥離ライナーR2(三菱ケミカル社製、厚さ38μm、波長365nmの光線透過率91%)を使用した。その他は製造例1と同様にして、本製造例に係る剥離ライナー付きシーラントシートを作製した。
後述の光照射側に配置する剥離ライナーとして、波長365nmの光線透過率が0.5%である剥離ライナーR3(ニッパ社製)を使用した。その他は製造例1と同様にして、本製造例に係る剥離ライナー付きシーラントシートを作製した。
製造例1により作製した剥離ライナー付きシーラントシートに、剥離ライナーR1(光照射側剥離ライナー)越しに、東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行った。光照射から1時間後に、剥離ライナー付きシーラントシートから光照射側剥離ライナーを剥がし、露出したシーラントシート表面をステンレス鋼板(SUS304BA板)に貼り付けた。次いで、シーラントシートから他方の剥離ライナーを剥がし、25℃の環境下に14日間保持した。これにより、表面にタックがなく、親指で押さえても跡がつかない程度の十分な硬さを有するシーラント硬化物が形成された。
製造例2により作製した剥離ライナー付きシーラントシートに、剥離ライナーR2(光照射側剥離ライナー)越しに、東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行った。光照射から1時間後に、剥離ライナー付きシーラントシートから光照射側剥離ライナーを剥がし、露出したシーラントシート表面をステンレス鋼板(SUS304BA板)に貼り付けた。次いで、シーラントシートから他方の剥離ライナーを剥がし、25℃の環境下に14日間保持した。これにより、表面にタックがなく、親指で押さえても跡がつかない跡がつかない程度の十分な硬さを有するシーラント硬化物が形成された。
製造例3により作製した剥離ライナー付きシーラントシートから光照射側剥離ライナーR3を剥がし、露出したシーラントシート表面に対し、東芝ライテック社製のブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行った。光照射から1時間後に、シーラントシートの露出面をステンレス鋼板(SUS304BA板)に貼り付けた。次いで、シーラントシートから他方の剥離ライナーを剥がし、25℃の環境下に14日間保持した。これにより、表面にタックがなく、親指で押さえても跡がつかない程度の十分な硬さを有するシーラント硬化物が形成された。
12,14,16 部材
21 シーラントシート
21A 一方の表面
21B 他方の表面
31,32 剥離ライナー
100,200 剥離ライナー付きシーラントシート
Claims (10)
- 光硬化性シーラントシートを用意する工程と、
前記シーラントシートに光照射処理を施す工程と、
前記シーラントシートをシール対象物に貼り付ける工程と、
をこの順序で含む、シーリング方法。 - 前記シーラントシートとして、遅延硬化型の光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、光アニオン硬化性シーラントシートを使用する、請求項1または2に記載の方法。
- 前記貼り付ける工程は、前記シーラントシートの25℃貯蔵弾性率が0.7MPaを超える前に行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、該シーラントシートの露出面にブラックライトを用いて2000mJ/cm2の光照射を行ってから1時間後の25℃貯蔵弾性率が0.7MPa以下である光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、引張破断強度が0.7MPa以上のシーラント硬化物を形成する光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、前記光照射処理を施す前の25℃貯蔵弾性率が0.005MPa以上0.6MPa以下である光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、ポリサルファイド系シーラントからなる光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記シーラントシートとして、光塩基発生剤を含む光硬化性シーラントシートを使用する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法を実施するために使用される、光硬化性シーラントシート。
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