JP2022062017A - 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも1つのフリーラジカルの存在下でエチレン系ポリマーを形成するプロセスであって、前記プロセスは、少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成においてエチレンを含む混合物の重合を少なくとも含み、形成された総ポリマーの最初の40重量%のLCB含量対最終ポリマー中の総LCB含量の比率(RLCBf40%)は、≦29%であり、第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である。
【選択図】なし
Description
本出願は、2015年11月10日に出願された欧州特許出願第15382555.9
号に対する優先権を主張する。
反応器中で生成される。高圧のフリーラジカル重合は、米国特許第8,445,606号
、同第4,135,044号、同第7,582,709号、及びJP050534422
(要約)の参考文献に開示される。異なる特性、例えば、異なるレベルの長鎖分岐、異な
る分子量分布、及び異なる密度を有するLDPE生成物は、複数のエチレン系供給流量注
入及び複数の反応部などの異なる反応器構成を適用することによって生成することができ
る。押出コーティング樹脂は、典型的に、高レベルの長鎖分岐及び広い分子量分布(MW
D)を必要とし、かかる樹脂は、典型的に、高ピークまたは制御温度を使用して重合され
る。一方、膜用途に必要とされる狭いMWD樹脂(低レベルの長鎖分岐を有する)は、典
型的に、低温で重合される。高いまたは低いピーク温度での操作は、管状LDPE工場の
従来のレベル及びポリマー生成量に強く影響を及ぼす。典型的に、広いMWD樹脂の重合
はコストが低いが、狭いMWD樹脂の重合はコストが高い。
まで変動するMWDを有するエチレン系ポリマーを調製するために使用することができる
新しい重合プロセスが必要である。高い転化レベルをもたらすかかるプロセスが更に必要
である。これらの必要性が、以下の発明により満たされた。
であって、該プロセスは、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
おいてエチレンを含む混合物を重合することを少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
CB含量」の比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
つ以上の連鎖移動剤(CTA)の量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上
のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル
%である。
リマーを提供する新しい重合プロセスが開発されてきた。新しいエチレン及び/または補
給CTA分配が反応器供給流(複数可)にわたって導入されて、上記発明の操作の製品及
びプロセス機能を更に増強することができることも発見された。
成するプロセスが提供され、該プロセスは、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
おいてエチレンを含む混合物を重合することを少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
CB含量」の比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、
及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である。
る。
含量のLCB含量、または≦28.5%、≦28.0%、または≦27.5%、または≦
27.0%、または≦26.5%、または≦26.0%を有する。
ーの最初の40重量%」のLCB含量の比率は、≧4.8、または≧5.0、または≧5
.2、または≧5.4、または≧5.6である。
、重合に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量の20~60モル%、または
20~50モル%、または20~40モル%である。
は31%以上である。
ある区域n及び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、エチレ
ンは、新しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
次の比率:
a)反応部nに関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル
分率」対「反応部n(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rnが、
0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
b)反応部n+1に関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
モル分率」対「反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
n+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
c)反応部n+2に関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
モル分率」対「反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
n+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なくとも2つ
を満たし、
「重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレン流
及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる。
次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含まない、
c)反応器への第3のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、
d)反応器への第4の任意のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
、
次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、
c)反応器への第3のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
、
次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、各後続のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性以上である。
00モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、各後続のエチレン
供給物におけるCTA系の活性以上である。
0~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第2のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性と等しい。
0~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第2のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性よりも大きい。一実施形態では、第1のエチレン供給
流は、重合に添加されるCTAの総量の20~100モル%を含み、第1のエチレン供給
物におけるCTA系の活性は、第3のエチレン供給物におけるCTA系の活性と等しい。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に添加されるCTAの総量の20~10
0モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第3のエチレン供給
物におけるCTA系の活性よりも大きい。
デックス(I2)を有する。
、エステル、メルカプタン、ホスフィン、ホスゲン、アルファ-オレフィン、またはこれ
らの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混
合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、エステル、メルカプタン、ホスフ
ィン、ホスゲン、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少な
くとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケ
トン、アルコール、アセテート、エステル、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み
合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混合物は、
アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、エステル、アルファ-オレフィン、または
これらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では
、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、アセテート、エステル、アルファ-オレフ
ィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一
実施形態では、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、エステル、アルファ-オレフ
ィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。
トン、または1時間当たり50~400トン、または1時間当たり75~400トン、ま
たは1時間当たり100~400トンである。一実施形態では、反応器構成への総エチレ
ン系供給流量は、1時間当たり40~350トン、または1時間当たり50~300トン
である。
る。
6、または≧7、または≧8、または≧9、または≧10、または≧20である。
ースタ圧縮器とを備える。
PEである。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、LDPEである。
系インターポリマーである。
エチレンの20~95molパーセント(mol%)、または20~85mol%、また
は20~75mol%、または20~70mol%、または20~65mol%、または
20~60mol%、または20~55mol%、または20~50mol%を含む。
の少なくとも20モルパーセントである。一実施形態では、第1の反応部に供給されるエ
チレンは、重合に供給される総エチレンの20~100モルパーセント、または20~8
0モルパーセント、または20~75モルパーセント、または20~70モルパーセント
、または20~60モルパーセント、または20~50モルパーセントである。
される総エチレンの20~50molパーセント(mol%)、または25~45mol
%、または30~40mol%、または30~35mol%を含む。
留化合物以外の連鎖移動剤を含まない。
態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n(n=>1)にのみ分配される。一実施形
態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n及びn+1(n=>1)にのみ分配される
。一実施形態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n+1(n=>1)にのみ分配さ
れる。
実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、エチレン系供給流を受容する全ての反応
部に分配される。一実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、最初の2つの反応部
にのみ分配される。一実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、第2及び第3の反
応部にのみ分配される。
反応部への各供給物は、組成及び/またはレベルが異なるCTA系を含む。
新しいCTAは、第1の反応部に分配されない。
圧力)で実施される。
未満、または500MPa未満、または400MPa未満で実行される。
、より好ましくは250℃以下、及び最も好ましくは245℃未満である。
255℃以下、より好ましくは250℃以下、及び最も好ましくは245℃未満である。
マーの最初の40重量%との間の長鎖分岐の比率は、4.5よりも大きい、好ましくは5
よりも大きい、より好ましくは5.5よりも大きい、及び最も好ましくは6よりも大きい
。
ポリマーとの間の長鎖分岐の比率は、30%以下、好ましくは29%以下、より好ましく
は28%以下、及び最も好ましくは27.0%以下である。
、より好ましくは130%未満、及び最も好ましくは70%未満である。
、1つ以上の冷却部を有する。一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反
応器を備え、各管状反応器は、複数の熱伝達部を装備し、熱はプロセス側と熱伝達媒体と
の間で交換される。一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反応器を備え
、各反応器に対する冷却及び/または加熱は、反応器を囲む複数の冷却部において、並流
モード及び/または向流モードで操作する加圧型液体水により提供される。
る冷却及び/または加熱は、反応器を囲む複数の冷却部において、並流モード及び/また
は向流モードで操作する液体熱伝達流体(例えば、シリコン油及び/またはポリグリコー
ル(例えば、DOWTHERM流体))により提供される。
流れる熱伝達媒体の助けを借りて熱伝達を可能にする。
、複数のジャケットを装備し、各ジャケットは、1つの注入口と、1つの出口とを有し、
ジャケットの全てのそれぞれの注入口及び出口は、互いに直列に接続されて、1つの熱伝
達部を形成する。更なる実施形態では、熱伝達部の注入口の温度は均一であり、各注入口
の温度は、20~240℃である。別の実施形態では、熱伝達部の少なくとも2つの注入
口の温度は均一であり、各注入口の温度は、20~240℃である。別の実施形態では、
熱伝達部の各注入口の温度は、他の熱伝達部の注入口の温度とは異なり、各注入口の温度
は、20~240℃である。
び好ましくは1つのコモノマーを含む。コモノマーには、α-オレフィン、アクリレート
、アセテート、メタクリレート、及び無水物(それぞれが、典型的に20個以下の炭素原
子を有する)が挙げられるが、これらに限定されない。合わせたモノマーとCTA官能基
を有するα-オレフィンコモノマーは、3~10個の炭素原子を有し得るか、または代替
例において、α-オレフィンコモノマーは、3~8個の炭素原子を有し得る。例となるα
-オレフィンコモノマーには、プロピレン、1ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1
-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセン、及び4メチル-1-ペンテン、な
らびにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、α-オ
レフィンコモノマーは、プロピレン、1-ブテン、及びこれらの組み合わせから選択され
る。
フリーラジカル開始剤が一般に、本発明のエチレン系ポリマーを生成するために使用さ
れる。フリーラジカル開始剤は、本明細書において使用する場合、化学的手法及び/また
は放射手法によって発生したフリーラジカルを指す。例となるフリーラジカル開始剤には
、これらに限定されないが、環状ペルオキシド、ジアシルペルオキシド、ジアルキルペル
オキシド、ヒドロペルオキシド、ペルオキシカーボネート、ペルオキシジカーボネート、
ペルオキシエステル、及びペルオキシケタールを含む有機ペルオキシドを含む。好ましい
開始剤は、t-ブチルペルオキシピバレート、ジ-t-ブチルペルオキシド、t-ブチル
ペルオキシアセテート、及びt-ブチルペルオキシ-2-ヘキサノエート、またはこれら
の混合物である。更に、酸素は、開始剤として使用することができる。一実施形態におい
て、これらの有機ペルオキシド開始剤は、重合可能なモノマーの重量に基づいて、0.0
01~0.2重量%の量で使用される。
徴付けし、分類することができる。例えば、0.1時間半減期温度は、0.1時間または
6分間に開始剤が50%のラジカルに解離される温度を示す。AkzoNobelは、そ
れらの小冊子「Initiators for High Polymers」において
、それらの市販の有機ペルオキシド開始剤の0.1、1.0、及び10時間半減期温度を
示す。高圧反応器システムにおける5分未満の、及び個別の反応器部における2分未満の
典型的な滞留時間により、0.1時間半減期温度が、有機ペルオキシド開始剤の分類及び
選択に関連している。有機ペルオキシドは、以下のクラスに分類することができる:クラ
ス1:70~120℃の0.1時間半減期温度を有する低温開始剤。これらのペルオキシ
ドは典型的に、開始のために使用される。クラス2:120~150℃の0.1時間半減
期温度を有する中温開始剤。クラス3:150℃を上回る0.1時間半減期温度を有する
高温開始剤。酸素は、中間有機ヒドロペルオキシドの形成の間ずっと働くと考えられ、典
型的に180℃から始まる温度で分解し、したがって酸素は、高温開始剤(クラス3)と
見なすことができる。有機ペルオキシドは、多くの場合、最低温度の開始剤クラスによっ
て温度発達を始める、及び/または速めるために、より低い及びより高い温度の開始剤の
混合物に適用されるが、それぞれ、オートクレーブ反応部の最大区域温度及び管状反応器
部の最大ピーク温度である制御温度は、最高温度の開始剤クラスによって制御及び決定さ
れる。
合計の関数であり、更に、適用されるより高温のペルオキシドが重合ラジカルに解離する
、または重合ラジカルを発生する効率の影響を受ける場合がある。溶媒で希釈される可能
性があり、反応部iに注入される開始剤の混合物は、反応部iに対する開始系と称される
。
使用される。
わゆるかご効果または可能性の影響を受ける。
を超える、好ましくは260℃を超える1秒間半減期温度を有する。更なる実施形態では
、かかる開始剤は、320℃~350℃のピーク重合温度で使用される。更なる実施形態
では、開始剤は、環構造に組み込まれた少なくとも1つのペルオキシド基を含む。かかる
開始剤の例には、TRIGONOX301(3,6,9-トリエチル-3,6,9-トリ
メチル-1,4,7-トリペルオキソナン)及びTRIGONOX311(3,3,5,
7,7-ペンタメチル-1,2,4-トリオキセパン)(共にAkzo Nobelから
入手可能)、ならびにHMCH-4-AL(3,3,6,6,9,9-ヘキサメチル-1
,2,4,5-テトロキソナン)(United Initiatorsから入手可能)
が挙げられるが、これらに限定されない。国際公開第WO02/14379号及び同第W
O01/68723号も参照されたい。
000バール、または1400~3600バール、または1800~3200バールであ
る。
して設定される。メルトインデックス、密度、及び溶融強度は、製品の品質及び生成され
る製品の一貫性を記載する、及び測定するための主要パラメータである。メルトインデッ
クスは平均分子量を反映し、CTA系のレベル及び組成を変動させることによって調整/
制御することができる。
る特定の範囲、例えば、924±10kg/m3で変動してもよい。長鎖分岐(LCB)
レベルは、分子量分布、またその結果として粘弾特性、例えば溶融強度に強く影響を与え
、これは、吹込及び流延膜、発泡体、押出コーティングなどの用途に重要である。SCB
及びLCBレベルのような特性は、適用される重合温度及び圧力レベルの影響を強く受け
る。更に、LCBレベルは、反応器システムにおけるポリマーレベルプロファイルの影響
も受ける。
本発明の組成物は、1つ以上の添加剤を含み得る。添加剤には、安定剤、可塑剤、帯電
防止剤、顔料、染料、核形成剤、充填剤、スリップ剤、難燃剤、加工助剤、煙抑制剤、粘
度調整剤、及び粘着防止剤が挙げられるが、これらに限定されない。ポリマー組成物は、
例えば、本発明のポリマーの重量に基づいて10%未満の合わせた重量の1つ以上の添加
剤を含み得る。一実施形態において、本発明のポリマーは、1つ以上の安定剤、例えば、
IRGANOX1010、IRGANOX1076、及びIRGAFOS168などの酸
化防止剤で処理される。一般に、ポリマーは、押出または他の溶融プロセスの前に、1つ
以上の安定剤で処理される。
マーを更に含み得る。本発明のポリマーと他のポリマーとのブレンド及び混合物が、調製
され得る。本発明のポリマーとブレンドするのに好適なポリマーには、天然及び合成ポリ
マーが挙げられる。ブレンドのための例となるポリマーには、プロピレン系ポリマー(共
に、衝撃変性ポリプロピレン、イソタクチックポリプロピレン、アタクチックポリプロピ
レン、及びランダムプロピレン/エチレンコポリマー)、複数の反応器のPE(米国特許
第6,545,088号(Kolthammerら)、同第6,538,070号(Ca
rdwellら)、同第6,566,446号(Parikhら)、同第5,844,0
45号(Kolthammerら)、同第5,869,575号(Kolthammer
ら)、及び同第6,448,341号(Kolthammerら)に開示される生成物な
どの、不均質に分岐したPE及び均質に分岐したPEの「反応器中」組成物)を含む、高
圧フリーラジカルLDPE、不均質に分岐したLLDPE(典型的にチーグラーナッタ触
媒作用を介する)、均質に分岐した線状または実質的に線状のPE(典型的にメタロセン
触媒作用を含むシングルサイトを介する)を含む様々な種類のエチレン系ポリマー、エチ
レン-酢酸ビニル(EVA)、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、
衝撃変性ポリスチレン、ABS、スチレン/ブタジエンブロックコポリマー及びそれらの
水素化誘導体(SBS及びSEBS)、ならびに熱可塑性ポリウレタンが挙げられる。他
のエチレン系ポリマーには、オレフィンプラストマーと、エラストマー(例えば、AFF
INITYプラストマー及びENGAGEエラストマー(The Dow Chemic
al Company)、ならびにEXACT(ExxonMobil Chemica
l Co.)の商標名称の下で入手可能なポリマー)などの、均質のポリマーが挙げられ
る。プロピレン系コポリマー(例えば、VERSIFYプラストマー及びエラストマー(
The Dow Chemical Company)、ならびにVISTAMAXX(
ExxonMobil Chemical Co.)の商標名称の下で入手可能なポリマ
ーもまた、本発明のポリマーを含むブレンド中の構成成分として有用であり得る。
本発明のポリマー、ポリマーブレンド、及び組成物は、様々な基材上への押出コーティ
ング;単層膜及び多層膜;吹込成形、射出成形、またはロト成形物品などの成形物品;コ
ーティング;繊維;ならびに織物または不織布を含む有用な物品を生成するための、種々
の従来の熱可塑性成形加工プロセスで使用され得る。
イレージ膜、伸縮性覆い、密閉剤、及びおむつの裏面シートを含む種々の膜に使用され得
る。他の好適な用途には、ワイヤ及びケーブル、ガスケット及び歯形、接着剤、履物の構
成要素、ならびに自動車内装部品が挙げられるが、これらに限定されない。
態において、エチレン系ポリマーは、エチレン系インターポリマーである。
度を有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.1~1000g/10分のメ
ルトインデックスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.1~100g
/10分、または0.1~50g/10分、または0.1~20g/10分のメルトイン
デックスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.15~50g/10分
、または0.15~20g/10分、または0.15~15g/10分のメルトインデッ
クスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.2~20g/10分、また
は0.20~15g/10分、または0.2~10g/10分のメルトインデックスを有
する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.910~0.940g/cc(1c
c=1cm3)の密度、及び0.1~1000g/10分のメルトインデックスを有する
。
る。本発明は、本発明のエチレン系ポリマーを含む組成物も提供する。一実施形態では、
組成物は、別のエチレン系ポリマーを更に含む。
。一実施形態では、物品は押出コーティング樹脂である。一実施形態では、物品は膜であ
る。一実施形態では、物品は、金属ワイヤの周りの絶縁材料及び/または保護層である。
一実施形態では、物品は発泡体である。本発明の物品は、本明細書に記載される2つ以上
の実施形態の組み合わせを含み得る。
それに反して述べられないか、文脈から含意されるか、または当該技術分野において慣
例ではない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づき、全ての試験方法は、本出願
の出願日付けで最新である。
チレン供給」という用語は、本明細書において使用する場合、反応部への供給流を指し、
供給流の構成成分の全てのモル量に基づいて過半量のエチレンを含む。任意に、更なる連
鎖移動剤、コモノマー、他のプロセス構成成分(潤滑油、溶媒などのようなもの)及び/
または不純物(例えば、開始剤分解生成物である)のうちの1つが、供給流中に存在し得
る。
への注入口において反応部に添加される、エチレン(新しい及び/または再循環された)
、及び任意にCTA(新しい及び/または再循環された)、溶媒(新しい及び/または再
循環された)、コモノマー(複数可)(新しい及び/または再循環された)、ならびに/
または他の構成成分(例えば、新しい及び/もしくは再循環された潤滑油(複数可)、酸
化防止剤(複数可)、エタン、メタン、ならびに/または開始剤解離生成物を含むが、こ
れらに限定されない)を指す。一実施形態において、エチレン系供給物構成成分は、エチ
レン(新しい及び/または再循環された)、及び任意にCTA(新しい及び/または再循
環された)、溶媒(新しい及び/または再循環された)、コモノマー(複数可)(新しい
及び/または再循環された)、ならびに/または、新しい及び/もしくは再循環された潤
滑油(複数可)、酸化防止剤(複数可)、エタン、メタン、ならびに/または開始剤解離
生成物から選択される他の構成成分を含む。別の実施形態において、エチレン系供給物構
成成分は、エチレン(新しい及び/または再循環された)、及び任意にCTA(新しい及
び/または再循環された)、溶媒(新しい及び/または再循環された)、コモノマー(複
数可)(新しい及び/または再循環された)、ならびに/または、新しい及び/もしくは
再循環された潤滑油(複数可)、酸化防止剤(複数可)、エタン、メタン、開始剤(例え
ば、酸素)、ならびに/または開始剤解離生成物から選択される他の構成成分を含む。
を指す。LCB含量は、エチレン及び任意に存在するコモノマーの「ポリマーへの移動」
、ならびに「成長」の速度の助けを借りて計算される。C=C二重結合を含むコモノマー
は、それらの二重結合基におけるそれらの2個の炭素による1000C当たりのLCBレ
ベルの計算で表される。LCB含量は、最終ポリマー(最終生成物LCBf)、反応器に
沿って進行しているポリマー形成(累積LCBf)、または反応器の局所重合条件の関数
としての局所的に形成されたポリマー(局所LCBf)のレベルとして得ることができる
。
給されるエチレンの重量分率を指す。
料から形成される反応生成物及び分解生成物を含む材料の混合物を含む。
を重合することによって調製される化合物を指す。ポリマーという一般名称は、したがっ
て、以下に定義される通り、(微量の不純物が、ポリマー構造内に組み込まれ得るという
理解のもとで、1種類のみのモノマーから調製されるポリマーを指す)ホモポリマーとい
う用語、及び「インターポリマー」という用語を、包含する。微量の不純物が、ポリマー
内に、及び/またはポリマー内部に組み込まれてもよい。微量の不純物は、連鎖移動活性
を示す、開始剤残渣及び他の構成成分、例えば、潤滑油、溶媒などを含み得る。「インタ
ーポリマー」という用語は、少なくとも2つの異なる種類のモノマーの重合によって調製
されるポリマーを指す。「インターポリマー」という一般名称には、(2つの異なるモノ
マーから調製されるポリマーを指す)コポリマー、及び2つを超える異なる種類のモノマ
ーから調製されるポリマーが含まれる。
ン、及び任意に、少なくとも1つのコモノマーを含むポリマーを指す。
過半量の重合エチレンを含み、少なくとも1つのコモノマーを含むインターポリマーを指
す。「エチレン系コポリマー」という用語は、インターポリマーの重量に基づいて過半量
の重合エチレン、及び唯一のモノマーの種類としてのコモノマーを含むコポリマーを指す
。
00バール(100MPa)の高圧(注入口圧力)で実施されるフリーラジカル重合プロ
セスを指す。
、反応部の注入口での総質量流量または総モル流量を指し、前の反応部から移動した質量
流量またはモル流量+任意のエチレン豊富供給流+任意にCTA供給流+任意に単独で、
または別の供給流と一緒に供給される任意に開始剤供給流からなる。
応部への、エチレン系供給流、CTA系供給流、及び/または開始剤系を指す。
び単離するために使用される装置を指す。かかる装置には、1つ以上の反応器、反応器予
熱器(複数可)、エチレン系供給物-反応器冷却装置(複数可)、ハイパー圧縮器(複数
可)、一次圧縮器(複数可)、及び/またはブースタ圧縮器(複数可)が挙げられるが、
これらに限定されない。
めに使用される1つ以上の反応器、及び任意に1つ以上の反応器予熱器を指す。そのよう
な反応器には、オートクレーブ反応器(複数可)、管状反応器(複数可)、ならびにオー
トクレーブ反応器及び管状反応器の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
場合、第1の反応部の注入口における圧力レベルを指す。
ル、またはフリーラジカルに解離するか、及び/もしくはフリーラジカルを発生する構成
成分の添加によって開始または再開される反応器部を指す。一般的に、反応媒体は、反応
器の周りのジャケットを通して流れる熱伝達媒体によって加熱及び/または冷却される。
反応部は、新しい及び/もしくは再循環されたエチレン、ならびに/またはフリーラジカ
ルもしくはフリーラジカルに解離する、及び/もしくはフリーラジカルを発生する構成成
分の添加から始まることもある。
び/またはラジカルに解離する、及び/もしくはラジカルを発生する構成成分の添加によ
って開始される第1の反応器部を指す。第1の反応部は、ラジカル、ならびに/またはラ
ジカルに解離する、及び/もしくはラジカルを発生する構成成分、更に任意に、新しい再
循環エチレン及び/またはコモノマー(複数可)の新たな供給が存在する点で終了する。
場合、反応部において、例えば、オートクレーブ反応部(典型的に最大区域温度と述べら
れる)及び管状反応部(典型的にピーク温度と述べられる)において測定される最高温度
を指す。
するエチレン系構成成分、及び/またはb)一次から流入するエチレン系構成成分を、各
々、その注入口圧力で反応器への供給に必要とされる圧力レベルに圧縮する装置である。
この圧縮は、1つまたは複数の圧縮段階で行うことができ、中間冷却と組み合わせること
ができる。ハイパーは、往復プランジャー圧縮器を備え、単一または複数の圧縮器フレー
ム(複数可)で構成され得る。
て使用する場合、圧縮され、反応器構成に供給されたエチレン系供給物構成成分の正味量
を指す。ハイパー処理量は、吸引側におけるエチレン系構成成分の圧縮体積及び密度の関
数である。ハイパー圧縮器の吸引側における圧力及び温度条件は、圧縮されるべきエチレ
ン系構成成分の密度を画定する。
、「新しいCTA」)を参照して本明細書で使用するとき、外部の供給源(複数可)から
提供され、再循環源(複数可)から内部で提供されない反応物質を指す。例えば、ある実
施形態では、新しいエチレンは、プロセス及びポリマー中の残留エチレンから、重合によ
って消費された、及び/または例えば、エチレンパージを通じて失ったエチレンを補うの
に必要な「補給エチレン」として使用される。
ち、「再循環エチレン」、「再循環CTA」)、高圧分離器(複数可)及び/または低圧
分離器(複数可)でポリマーから分離され、反応器に戻される/圧縮される未反応反応物
質を指す。
場合、注入口において反応部に添加される新しい及び/または再循環された構成成分(例
えば、エチレン、開始剤、CTA、及び/または溶媒)を指す。
分対混合物の構成成分の総モルのモル比を指す。モル分率は、モル量またはモル流量の比
率を計算することによって決定することができる。
明細書において使用する場合、第1の反応部に供給される(前方流を介して)新しいエチ
レンのモル量を、第1の反応部に供給される(前方流を介して)エチレン+任意のコモノ
マー(複数可)+任意のCTA(複数可)のモル量で除したものを指す。
明細書において使用する場合、第nの反応部に供給される(支流を介して)新しいエチレ
ンのモル量を、第nの反応部に供給される(支流を介して)エチレン+任意のコモノマー
(複数可)+任意のCTA(複数可)のモル量で除したものを指す。
スに添加される単一のCTA、またはCTAの混合物を含む。CTA系は、水素原子を、
ラジカルを含む成長ポリマー分子に移動することができ、それによりCTA分子にラジカ
ルが形成される構成成分を含み、それは次いで、新たなポリマー鎖を開始することができ
る。CTAは、テロゲンまたはテロマーとしても既知である。
て使用する場合、「連鎖移動の速度」と「エチレン伝搬の速度」との比率を指す。以下の
実験セクションに提供されるMortimerの参照文献を参照されたい。
定される。「反応器部i中のCTAの反応器部モル濃度([CTA]ji)は、「反応器
部k=1からk=iに供給されたそのCTA(前の反応部からの移動を除く)の総モル量
」を、反応器部1からiに供給されたエチレン(前の反応部からの移動を除く)の総モル
量」で除したものと定義される(i≧1であることに留意する)。この関係は、下の方程
式ACに示される。
」であり、
る。
の反応器部モル濃度の合計」を、その連鎖移動活性定数(Cs)で乗じたものと定義され
る。方程式BCを参照されたい。連鎖移動活性定数(Cs)は、参照圧力(1360at
m)及び参照温度(130℃)での反応速度の比率Ks/Kpである。この関係は下の方
程式BCに示され、式中、ncompiは、反応器部i中のCTAの総数である。i≧1
及びncompi≧1であることに留意する。
連鎖移動剤の130℃及び200℃、ならびに1360atmでMortimerにより
得られた連鎖移動定数(Cs)を示す。
関して、「第1の反応部(RZ1)に供給された新しいエチレンのモル分率」対「反応部
n(RZn)に供給された新しいエチレンのモル分率」の比率を指す。エチレンホモポリ
マーの重合に関して、RZ1及びRZn値は、次のように決定される。方程式AE及びB
Eを参照されたい。
)のモル流量[mol/時間]であり、nfresh,eth,nは、反応部nに供給さ
れた新しいエチレン(一次から)のモル流量[mol/時間]であり、neth,1は、
反応部1に供給されたHPR再循環からのエチレンのモル流量[mol/時間]であり、
neth,nは、反応nに供給されたHPRからのエチレンのモル流量である。
炭化水素溶媒)中に溶解される、単一の開始剤、または開始剤の混合物を含む。
れる)装置の注入口の場所を指し、そこで供給流が装置に追加される。
成分、例えば、エチレン、CTA、開始剤、及び/またはコモノマー(複数可)のモルで
の流量を指す。
セスまたはエチレン系構成成分の体積流量を、反応部で使用される反応器管の横断面積で
除したものであり、次のように計算される:
、CTA、不純物などを含む)の体積流量であり、反応iに供給された総質量流量を流量
の密度で除することにより計算され、di[m]は、反応部iの内部管の直径である。
ロセス速度を指す。
メルトインデックス-メルトインデックス、またはI2をASTM D1238(19
0℃/2.16kgの条件)に従って測定し、10分間当たりのグラムでの溶出量を報告
する。ASTM D1238(190℃/10kgの条件)に従ってI10を測定し、g
/10分間での溶出量を報告する。
試料調製:弛緩剤として0.025M Cr(AcAc)3を含むおよそ2.7gのテ
トラクロロエタンーd2/オルトジクロロベンゼンの50/50混合物を、Norell
1001-7 10mm NMR管中の0.25gの試料に添加することにより、各ポ
リマー試料を13C NMRのために調製する。加熱ブロック及びヒートガンを使用して
、管及びその内容物を150℃に加熱することにより、試料を溶解及び均質化する。Br
uker Dual DUL高温CryoProbeを装備したBruker 400M
Hzスペクトロメーターを使用して、データを収集する。データファイル当たり1280
~2560のトランジェント、6秒パルス繰返し遅延、90度のフリップ角、及び120
℃の試料温度でのインバースゲートデカップリングを使用して、データを取得する。全て
の測定は、ロックモードで、非回転試料で行われる。データを取得する前に7分間、試料
を熱的に平衡化する。13C NMR化学シフトは、30.0ppmのEEEトリアッド
を内部基準にする。
チル)上のエチル分岐、C4、C5以上を含み、ブテンまたはプロピレンが使用される場
合、単離されたC2分岐(ブテンから)またはC1(メチル、プロピレンから)分岐が観
察される。全ての分岐レベルは、下の表A1に示されるように、約40ppm~5ppm
のスペクトルを積分し、整数値を1000に設定し、その後、各分岐の種類に関連するピ
ークを積分することにより決定される。次に、ピーク積分は、ポリマー中の1000C当
たりの各分岐の種類の数を表す。表A1の最後の列は、各積分範囲に関連する炭素を記載
する。LDPEにおけるC6+分岐の直接測定を表示し、長い分岐は「鎖端部」と区別さ
れない。この値は、LLDPE、HDPE、及び他の線状ポリマーとは異なって定義され
る分岐レベルを表す。全ての鎖または6個以上の炭素の分岐の端部から3番目の炭素を表
す32.2ppmピークが使用される。長鎖分岐機構によりC6+分岐の数を得るために
、測定されたC6+の数は、LDPE分子における主骨格の両端基の存在、及び炭素数が
≧8のアルファ-オレフィンの使用の可能性について補正されなければならない。
CP1、CP1.1、CP2、及びCP3に使用されたフロースキーム
図1は、管状反応器を備えるシミュレーション高圧重合反応器システムの一般化したフ
ロースキームを示し、ハイパー圧縮器からの全ての構成成分は、「全前方ガス」反応器構
成を表す反応器の第1(前方)の反応部に送られる。流れ(1)は、一次圧縮器によって
、ブースタ圧縮器の出口と一緒に流れ(2)へと圧縮される新しいエチレン補給である。
流れ(2)は、高圧再循環流(18)と組み合わされ、流れ(3)を形成し、二次圧縮器
システム(ハイパー)の吸引注入口に分配される。ハイパーは、エチレン供給流を、高圧
管状反応器(反応器)に供給するのに十分なレベルに加圧する。この反応器構成において
CTA系補給(新しい)供給を描写する流れ(4)は、ハイパーの注入口(複数可)、段
間、または出口に供給され得る。CTA系は、単一または複数のいずれかの構成成分から
なってもよく、異なる組成物を含み得る。流れ(6)は、ハイパーの注入口(複数可)、
段間(複数可)、出口(複数可)に供給され得る任意のコモノマー供給物を表す。ハイパ
ーの吐出し温度は、典型的に、60~100℃である。第1の反応部へのエチレン供給物
は、典型的に、130~180℃の温度に余熱される。
(複数可)の助けを借りて、重合が開始される。各反応部内の最高温度は、各反応部の開
始時に、開始系の濃度及び/または供給量を調整することによって設定点で制御される。
反応の終了及び複数の冷却ステップを適用させた後、反応混合物を(10)で減圧及び/
または冷却し、高圧分離器(HPS)内で分離する。HPSは、少量のワックス及び/ま
たは同伴ポリマーを含むエチレンが豊富な流れ(15)と、ポリマーが豊富な流れ(11
)とに分離し、さらなる分離のためにLPSに送られる。エチレン流(15)を冷却し、
流れ(17)中で洗浄する。流れ(16)は、不純物及び/または不活性成分を除去する
ためのパージ流である。
レンは、ブースタに供給され(流れ(13)を参照されたい)、ここで圧縮中に、溶媒、
潤滑油、及び他の構成成分などの凝縮物質が、流れ(14)を通して回収及び除去される
。ブースタの出口を、補給エチレン流(1)と合わせ、一次圧縮器によって更に圧縮する
。
P7.1、IP8.1のフロースキーム
図2は、管状反応器を備えるシミュレーシ高圧重合反応器システムの一般化したフロー
スキームを示す。HPR(流れ17)は、一次流量(流れ2)と組み合わされ、これは後
にライン(18)及び(19)を通して流れ(4)及び(5)に分割され、ハイパーの吸
引側に供給される。これらの操作において、ハイパーからの吐出し流量の一部は、反応器
の第1(前方)の反応部(流れ9)に送られ、残りの流量(流れ8)は、第1の反応部か
ら下流に位置する反応部(支流)に送られる。エラー!参照源は見出されずに示されるよ
うに、反応器の側方に2つのエチレン系供給流(流れ20及び21)がある。
給は、原則として、支流(8)及び前方流れ(9)に供給及び/または分配される主要圧
縮流に自由に分配され得る。CTA補給流(6)及び/または(7)は、ハイパーの注入
口(複数可)、段間(複数可)、出口(複数可)、及び/または反応部の注入口(複数可
)に供給され得る。コモノマー流量は、流れ(6)及び/または(7)を介してハイパー
の吸引側に供給され得る。反応器システムの全ての他の残りの部分は、図1に関して上述
される。
ロースキーム
図3は、管状反応器を備えるシミュレーシ高圧重合反応器システムの一般化したフロー
スキームを示し、ハイパー圧縮器からの全ての構成成分は、反応器への3つのエチレン系
供給流に分割される。流れ(1)は、一次圧縮器によって、ブースタ圧縮器の出口と一緒
に流れ(2)へと圧縮される新しいエチレン補給である。流れ(2)は(19)に送られ
る。流れ(19)は、流れ(19a)に送られ、(19)からの残りのエチレンは、ライ
ン(3a)を通って(19b)に送られる。代替的に、流れ(3b)からのエチレンは、
流れ(19c)に送られてもよい。高圧再循環流(18)は、流れ(19c)に向けられ
、(18)からの残りのエチレンは、ライン(3b)を通ってライン(19b)に送られ
る。流れ(19c、19b、及び19a)は、ハイパーによって、反応器の注入口圧力に
圧縮され、それぞれ、9、20、及び21を通って第1、第2、及び第3の反応部の注入
口に送られる。この反応器構成においてCTA系補給(新しい)供給を描写する流れ(4
)は、ハイパー圧縮流(19c)の注入口(複数可)、段間、または出口に供給され得る
。CTA系は、単一または複数のいずれかの構成成分からなってもよく、異なる組成物を
含み得る。
され得る任意のコモノマー供給物を表す。任意に、(4)及び(6)も、(19b)及び
/または(19a)に向けられてもよい。ハイパーの吐出し温度は、典型的に、60~1
00℃である。第1の反応部へのエチレン供給物は、典型的に、130~180℃の温度
に予熱されるが、反応器への側部供給に供給されるエチレンは、ハイパーの吐出し温度で
反応器に供給されるか、または反応器への供給前に冷却される。反応器システムの全ての
他の残りの部分は、図1に関して上述される。
適用される反応スキーム及び速度での重合シミュレーションモデルは、Gotoらによ
って記載されている(Goto et al;Journal of Applied
Polymer Science:Applied Polymer Symposiu
m,36,21-40,1981(Title:Computer model for
commercial high pressure polyethylene r
eactor based on elementary reaction rate
s obtained experimentally。他の反応器及び製品のモデル化
フレームワークは、Aspen Technology,Inc.Burlington
,Massachusetts,USAのASPEN PLUS、及びDr.Wulko
w Computing in Technology GmbH(CiT),Rast
ede,GermanyのPREDICIを通じて入手可能である。これらのモデルフレ
ームワークによって予期されるプロセス及び製品の応答は、反応器パラメータ、適用され
る反応スキーム、及び速度パラメータによって決定される。適用する反応スキーム及び速
度パラメータは、以下に記載される。
成された。Gotoらによって使用された速度データは、次の参照文献:K.Yamam
oto,M.Sugimoto;Rate constant for long ch
ain-chain branch formation in free-radic
al polymerization of ethylene;J.Macromol
.Science-Chem.,A13(8),pp.1067-1080(1979)
に記載されるように、様々な温度、圧力、及びポリマー濃度で行われた、高圧フリーラジ
カルポリエチレン重合実験から得られた。素反応ステップは、Gotoらによって次のよ
うに記載されている:i)エチレンの伝搬、ii)ラジカルの停止、iii)バックバイ
ティングまたはSCB形成、iv)ポリマーの移動またはLCB形成、v)ビニル形成を
もたらす第二級ラジカルのベータ脱離、及びvi)ビニリデン形成をもたらす第三級ラジ
カルのベータ脱離。
あり、Eaは、温度依存を反映する活性化エネルギーであり、ΔVは、圧力依存を反映す
る活性化体積である。全ての速度定数は、ko、Ea、及びΔV値がバックバイティング
の値であり、これらが、圧力及び温度条件の関数として、高圧ポリエチレン中のメチル分
岐(C13NMR技法によって分析される)をより反映するために最適化されたことを除
いて、Gotoらからである。
応により形成することができる:a)エチル及びブチル分岐をもたらす分子内反応である
バックバイティング反応、b)アルファ-オレフィンをポリマー分子内に組み込む反応(
かかるアルファ-オレフィンは連鎖移動剤として使用される(例えば、プロピレン、1-
ブテンなど))、c)ポリマー分岐が停止される前のエチレン挿入の数に依存する炭素長
を有するポリマー分岐をもたらすポリマーへの移動を伴う反応。例えば、分子間水素移動
は、成長ポリマー分子の停止、及び「死」または不活性ポリマー分子の再活性化をもたら
す。ポリマーへの移動を伴う反応に関して(上記の「c」)、理論的には、この反応は、
最大1000個及びそれ以上の炭素のエチル及びブチル分岐に変化する分岐長をもたらし
得る。この反応によるエチル及びブチル分岐の形成は、非常に低く小さなレベル、典型的
に、1000個の炭素当たり0.1未満で生じるのみである。長鎖分岐は、分子間水素移
動から形成され(上記の「c」)、最終ポリマーの分子量分布の拡大をもたらす。上記の
「b」の反応に関して、アルファ-オレフィンの組み込みは、最終ポリマーの分子量分布
の拡大をもたらさない。13C NMRは、C6以上と定義される長鎖分岐(LCB)の
レベルを測定するために使用することができるが、NMRスペクトルに対する補正は、よ
り高いアルファ-オレフィンの存在を伴って、または伴わずに作製されたポリマー試料の
スペクトルを比較することによって、8個以上の炭素数を有する任意のアルファ-オレフ
ィン(CTA)の存在に関して行われ得る。Gotoら及びYamamotoらによって
開発された速度は、温度、圧力、及び重合濃度(組み込まれたエチレン単位として表され
る)などのプロセス条件の関係、分子間水素移動(「ポリマーへの移動」)の速度パラメ
ータ、及び最終ポリマーの分子量分布に対する分子間水素移動のレベルの影響に焦点を当
てている。
より決定されたCs値(ks/kp)上の速度定数(以下の参照文献を参照されたい)、
及びGotoらによって示されている通りのエチレン伝搬速度(表1を参照されたい)の
助けを借りて計算された。
をもたらす。これらの追加のメチル分岐は、典型的に、ポリマーの密度を0.001~0
.004g/cc低下させる。更に、コモノマー活性は、反応器周期当たりの消費レベル
を増加させ、これにより、より多くのプロピレンがCTAならびにコモノマーとしての消
費を補うために添加されなければならない。
一般:G.Luft,Chem.-Ing.-Tech.,Hochdruck-Po
lyaethylen,Vol.51(1979)Nr.10,pages 960-9
69。Peroxide efficiency:T.van der Molen e
t al,Ing.Chim.Ital,“Light-off”temperatur
e and consumption of 16 initiators in LD
PE production,Vol.18,N.1-2,Feb 1982,page
s7-15。連鎖移動活性及びコモノマー反応性スキームデータは、次に記載されている
:P.Ehrlich,G.A.Mortimer,Fundamentals of
the free radical polymerization of ethyl
ene,Adv.Polymer Sci.,Vol.7,386-448(1970)
、G.Mortimer,Journal of Polymer Science:P
artA-1;Chain transfer in ethylene polyme
rization;Vol.4,p881-900(1966)、G.Mortimer
,Journal of Polymer Science:PartA-1,Chai
n transfer in ethylene polymerization.Pa
rtIV.Additional study at 1360 atm and 13
0°C;Vol.8,p1513-1523(1970)、G.Mortimer,Jo
urnal of Polymer Science:PartA-1,Chain t
ransfer in ethylene polymerization.PartV
.The effect of temperature;Vol.8,p1535-1
542(1970)、G.Mortimer,Journal of Polymer
Science:PartA-1,Chain transfer in ethyle
ne polymerization PartV.The effect of pr
essure,Vol.8,p1543-1548(1970)、及びG.Mortim
er,Journal of Polymer Science:PartA-1,Ch
ain transfer in ethylene polymerization
VII.Very reactive and depleteable transf
er agents,Vol.10,p163-168(1972)。S.Goto e
t al.,Journal of Applied Polymer Science
:Applied Polymer Symposium,36,21-40,1981
(表題:Computer model for commercial high p
ressure polyethylene reactor based on el
ementary reaction rates obtained experim
entally)のLDPEシミュレーションモデルを参照されたい。
表3は、温度及び圧力が、活性化エネルギー(Ea)及び活性化体積(ΔV)を介して
、伝搬速度及びラジカル停止速度に著しい影響を有することを示す。ペルオキシド効率は
、比率
は圧力の低下と共に減少する。例えば、Theo van der Molenら(上記
の参照文献を参照されたい)は、その論文「Light-off temperatur
e and consumption of 16 initiators in LD
PE production」において、高圧LDPE反応器において、ある特定の温度
レベルに達するまでの開始剤の消費は、操作圧力の影響を強く受けることを示す。このた
め、開始剤系の量を増加させずに操作圧力を低下させることは、所与の反応器システムに
対してより低い最大区域またはピーク温度(複数可)及びより低いモノマー転化レベルを
もたらし、逆もまた同様である。
表4及び表5は、本発明及び比較重合の反応器構成及びプロセス条件を示す。メルトイ
ンデックスを制御するためにシミュレーションに使用したCTAの種類は、0.001~
0.33のCTA活性(Cs)を有する。60メートルトン/時間のエチレン系処理量を
用いて、典型的に280MPa(2800バール)の反応器注入口圧力で操作する高圧管
状反応器に関して重合をシミュレーションする。ハイパー圧縮器から流入するエチレン系
流量は、100/0/0/0(CP1、CP1.1、CP2、及びCP3)、または40
/40/20/0(CP4、CP5、IP4.1、IP4.2、IP4.3、IP5.1
、及びIP5.2)、または25/25/50/0(CP6、CP7、IP6.1、IP
6.2、IP6.3、IP6.4、IP7.1、及びIP7.2)、または60/20/
20/0(CP8、IP8.1、及びIP8.2)で分配され、これはエチレン流量が完
全に前方反応部に送られたか、または最初の3つの反応部にわたって異なる比率で分配さ
れたかのいずれかであったことを示す。管状反応器構成は、4つ以上の反応部の全長の最
大数千メートルを構成する。このシミュレーション研究において、反応器長さは、130
0~1400メートルに変化し、反応器は4つの反応部を含む。反応器管の内径は、所望
の平均プロセス速度を12~14m/秒に維持するために異なり、したがって、混合、熱
伝達、ならびに反応器内及び反応器にわたる許容可能な圧力低下のための良好な流動様式
を提供する。反応器にわたる圧力低下は、全てのシミュレーションに関して約500バー
ルに保たれる。
反応部を創出し、したがって、4つの反応部温度プロファイルを創出する。シミュレーシ
ョンに使用された各ペルオキシドの半減期時間は、表3に列記される。
ジ-tert-ブチルペルオキシド(DTBP)の混合物が使用されたが、低い開始及び
/または再開温度では、Tert-ブチルペルオキシピバレート(TBPIV)が添加さ
れるか、またはより低いピーク温度(270℃以下)の場合には、DTBPはTert-
ブチルペルアセテート(TBPA)に置き換えられた。
される。代替的に、水温度は、他の一様なまたは一様でない設定で操作されてもよい。冷
却部は並流及び/または向流モードで操作され得る。
.33及び0.001の活性(Cs)、ならびに反応器周期当たり約10%及び1%の転
化を有するプロピオンアルデヒド(PA)及びイソ-ブタンは、連鎖移動剤(CTA)と
して使用される。
重量%の長鎖分岐
本明細書で使用される「長鎖分岐頻度(LCBf)」という用語は、ポリエチレンに転
化される1000個のC原子(または500個のエチレン単位)当たりの長鎖分岐をもた
らす、後述される、ポリマーステップへの移動に関連する比率を指す。一般的にLCBf
は、全ポリマーの平均数である。この比率は、NMRによって決定するか、またはシミュ
レーションによって計算することができる。本明細書で使用される数は、シミュレーショ
ンによって得られる。シミュレーションによって得られるLCBfは、ポリマー反応RL
CB速度及び伝搬速度Rpに対する移動の比率であり、この比率に500を乗じる。RL
CB=kLCB*[Rad]*[Pol]及びRp=kp*[Rad]*[エチレン]。
RLCB/Rpの比率は、転化される1エチレン単位当たりのLCB形成の頻度のみを示
すだろう。全ポリマーの総LCBfを得るために、比率は、使用される反応器の温度、圧
力、ならびに転化プロファイル上で積分しなければならない。これは一般的に、CiTの
Prediciのようなシミュレーションソフトウェア、または類似プログラムにおいて
行われ、これらは微分方程式を解くことができる。
.(MPCL)モデルに基づき、Goto(Goto et al.,Journal
of Applied Polymer Science:Applied Polym
er Symposium,36,21-40(1981)によって記載される重合シミ
ュレーションモデルから得られ、これは、プロセスシミュレーションの生成量から反応器
の長さに沿って抽出することができる。形成されたポリマーの最初の40重量%でのLC
B(LCBf40%)は、生成された総累積ポリマー(反応器の出口で生成された総ポリ
マー)に対する40重量%ポリマーの位置で得られる(例えば、線形内挿を使用して)。
に示される。
MP40%=MPtotal×0.4 [kg/時間](方程式
1)、
式中、Mptotalは、反応器の端部(出口)で生成された累積ポリマーの総量であ
る。この位置でのLCBfは、プロセスシミュレーション生成量から決定され、LCBf
40%で検討される。
は、下の(方程式3)及び(方程式4)に簡素化される。
ーが形成される反応器位置でのプロセスシミュレーション生成量(Goto速度-表1を
参照されたい)。形成された重量ポリマーの37.9%は、0.88/1000CのLC
Bfを有する。形成された重量ポリマーの42.5%は、0.90/1000CのLCB
fを有する。形成された最終ポリマーは、3.08/1000CのLCBfを有する。
分子量分布((dw/dlogM)とlogMとの間の関係を表す)は、重合設計、プ
ロセス開発、改善、及び操作に使用される重要なパラメータである。それは、所望の生成
物特性を提供する、生成されるポリマーの種類(狭いまたは広いMWD)を決定するため
に必要である。正規化されたMWDデータは、ポリマーポピュレーションバランス方程式
の解により重合速度(本研究におけるGoto速度)からMWDを構築するために、PR
EDICIの市販のソフトウェアパッケージ(Dr.M.Wulkow,Computi
ng in Technology,GmbH,Pater-Klbe-Straβe
7,D-26180 Rastede,Germanyにライセンスされる)を使用する
ことによって得ることができる。PREDICIのために必要な入力は、使用されたGo
to速度、ならびにモノマー及び/またはコモノマー、開始剤及びCTA流量、温度及び
圧力プロファイル、ならびに経過時間であり、これらの全てはプロセスシミュレーション
から得ることができる。PREDICIソフトウェアパッケージは、正規化されたMWD
データを生成するために使用することができる。各ポリマーのMWDが計算され、その後
、(方程式5):
比較重合CP1、CP1.1、CP2、及びCP3のシミュレーションは、反応器構成
100/0/0/0(エチレン系供給流が完全に第1の反応部に送られる)に対して行わ
れた。反応器の内管径は、54mmのものであり、全反応器長さにわたって約13.6m
/秒の平均プロセス速度をもたらす。転化レベルは、CP1.1の最後2つのピーク温度
を調整することによって標的レベルで維持される。異なる活性を有する、つまりCs=0
.33及びCs=0.01のCTAがシミュレーションされた。これらのCTAは、それ
ぞれ、10%及び1%の全体的な転化または補給レベルでシミュレーションされた。大半
のシミュレーションは、1dg/分のメルトインデックスを有する生成物に対して行われ
た(10dg/分のメルトインデックスの生成物に対してシミュレーションされたCP2
を除く)。CP1、CP1.1、CP2、及びCP3に関して、補給及び再循環された全
てのCTAは、第1の反応部に供給される。比較及び本発明の実施例におけるエチレン転
化は、それぞれ、31.9%(1MI、Cs=0.33)、33.9%(10MI、Cs
=0.33)、及び31.5%(1MI、Cs=0.01)である。更なる詳細は、表4
及び表5に見出すことができる。
いピーク温度下で重合され、最終生成物において、3.13/1000CのLCBf含量
をもたらす。LCB40%含量は、0.79/1000Cのものであり、25.3%のR
LCBf 40%をもたらす。
る。
されるが、残りの2つのピークは、CP1の転化レベルに達するように、318℃及び3
18℃に増加される。興味深いことには、生成された最初の40%のポリマーがCP1の
対応する値よりも大幅に低いLCBf40%レベルを有することである。したがって、残
りの60%のポリマーは、更に全体的なLCBレベルが増加するため、増加したLCBf
60%を有する。このより高いLCBレベルは、わずかに広いMWD(104%対100
%)をもたらす。反応器長さに沿って局所的に形成されたポリマーのLCBレベルの発達
及び温度プロファイルは、図4及び図6に見出すことができる。
01)の作用は、CP2及びCP3において対応する。より高いMIはMWDを狭化し(
CP2の実施例は、82%の正規化されたMWDを有する)が、低い活性CTAで操作す
ると非常に広いMWDポリマーが得られる(CP3の実施例は160%の正規化されたM
WDを有する)ことが明確に示される。
流による高圧管状重合を示す。CP4(40/40/20/0)は、総流量の40%流量
が前方に送られ、次の40%及び残りの20%が反応器の側方(それぞれ、反応部2及び
3)に送られることを示すが、CTA(補給及び再循環)は、反応部にわたって分配され
るエチレン供給流量で案分され、反応器に沿って等しいCTA供給濃度をもたらす。比較
の例では、高いピーク温度、つまり290、290、290及び290℃が全ての反応部
に対して適用された。反応器長さは、31.9%転化(Cs=0.33及び1MIに関し
て)、31.5%(Cs=0.01及び1MI)、または33.9%(Cs=0.33及
び10MI)を得る/それと一致するように選択された。反応器にわたる異なる流量分配
により、各反応部において約13m/秒の平均プロセス速度を維持するために、及び良好
な流動様式及び熱伝達を維持するために、管内径が各例に対して調整されたことに留意す
るべきである。類似のアプローチがCP6、CP7(25/25/50/0の反応器構成
)、及びCP8(60/20/20/0の反応器構成)に適用された。
で第1の反応部に送られるエチレン系流量を低下させることによってLCBf40%の値
は大幅に増加するが、40/40/20/0/の値は60/20/20/0及び25/2
5/50/0/構成の値よりも低いと結論付けることができる。正規化されたMWD値は
、100/0/0/0から25/25/50/0構成の段階を追った着実な増加傾向(1
00%、128%、140%、及び164%)を示す。正規化されたMWDにおけるこの
傾向は、最終ポリマーのLCBレベルまたはLCBf40%値によって支持されない。同
様に、メルトインデックスの増加はMWDを狭化する(CP7を参照されたい)。低い活
性CTAに向かうことによってMWDが広がる(CP5を参照されたい)。
.4、IP7.1、IP7.2、IP8.1、及びIP8.2
全ての本発明のポリマーは、最初の2つのピーク(第1及び第2ピーク)温度を240
℃に下げてシミュレーションされた(最初の2つのピーク温度を258℃で操作するIP
6.1の例を除く)。IP6.1は、特許請求の限度値を決定するために使用された。標
的転化レベルを維持するために残りのピークの温度を上げる。観察されるように、エチレ
ン系供給流の反応器の側方への供給、及び低い第1ピーク温度での操作(全てのIPの例
に示される)の組み合わされた作用は、第2及び第3の反応部の再開温度を大幅に低下さ
せる。
Pの実施例)により生成されたポリマーの特性、例えば、生成された最初の40重量%の
ポリマーは、明らかにより低いLCBf40%を示す。関連のLCBf蓄積プロファイル
は図4及び図5に示される。表6の正規化されたMWDは、最終ポリマーにおいてLCB
レベルが類似するにも関わらず、第1ピーク温度の低下が、反応器の側方へのエチレン系
流量を使用する全ての反応器構成に関して、高いピーク温度で操作するそれらのそれぞれ
のベースラインの例(CPの実施例)に対してMWDの狭化をもたらすことを示す。
対して極めて大きな作用を有し得ることが分かった。狭いMWDポリマーまたはより高い
転化レベルである特定のMWDを有するポリマーを作製するために、LCBの形成を遅ら
せ、形成される最初の40重量%のポリマーの維持LCBレベルを低く保つことが好まし
い一方で、形成される残りのポリマーにおけるより高いLCBレベルは、プロセスが狭い
MWDポリマーを生成する、またはより高い転化レベルである特定のMWDを有するポリ
マーを生成する能力に著しく影響を及ぼさない。
る。全ての高いピーク温度操作に関して、MWDは、より多くのエチレン系供給流を反応
器の側方に送る場合、大幅に拡大される。本発明の操作は、より多くのエチレン系供給流
を反応器の側方に送る場合、MWDの拡大にあまり大幅な増加をもたらさない。したがっ
て、MWDの狭化の改善作用は、より多くのエチレン系供給流を反応器の側方に送る場合
、より顕著となると結論付けることができる。
)において研究されてきた。IP6.1の例(40℃のCI温度)と比較して、IP6.
4は、第2の反応部の高い再開、及び最後の2つの反応部において増加したピーク温度を
もたらし、より低いLCBf40%レベルだが、最終ポリマーにおいてより高いLCB及
びより広いMWDをもたらす。IP4.2は、全ての新しいエチレンが一次圧縮器から反
応器支流に流入する分配の実施例を示す。この分配は、正規化されたMWDを110%か
ら91%に狭化する。最後に、新しいエチレンの反応器支流への上記分配と、全ての補給
CTAの反応器前方流への分配とを組み合わせることにより、正規化されたMWDが91
%から80%に更に低下される。類似する傾向が25/25/50/0及び60/20/
20/0構成で見られた。
い分配に類似する利益が、異なるMIで、または異なる活性のCTAを用いて作製される
場合、正規化されたMWDに関して観察される(10MIに関してはIP7.1及び7.
2、0.01のCsを有するCTAに関してはIP5.1及びIP5.2を参照されたい
)。比較及び本発明の実施例の温度プロファイルは、図6及び図7に示される。
製品特性(正規化されたMWD)に対するエチレン系スプリット比及びプロセス条件の
影響は、図8にプロットされている。意外にも、2つの供給流にエチレン系供給流量を分
配することと組み合わせて、より低い第1のピーク温度を使用する本発明の重合が所与の
転化レベルで狭いMWDポリマーを生成する機能を増強することが分かった。この作用は
、ひし形及び白丸ラベルデータ点により図8に示される。本発明の所見は、高転化レベル
を維持しながら、ポリマー生成物のMWDを更に狭化するために新しいエチレン及び/ま
たは新しいCTAの好ましい分配を適用することによって更に改善され得る。意外にも、
最低前方ピーク及び再開温度の本発明の構成は、類似する条件(圧力、CTAの種類、及
び分配、第1のピーク温度、ならびに転化レベル)で操作されたときの、より高い再開温
度を有する40/40/20/0及び60/20/20構成よりも高い正規化されたMW
D値を示している。
第1のピーク温度を下げることにより、エチレン供給物が3つのエチレン供給流に分配
される構成に対しても狭いMWD生成物を生成する機能がもたらされることが分かった。
第1のピーク温度の低下と新しいエチレン及び/またはCTAの好ましい分配とを組み合
わせることにより、一定した転化レベルで、CP1で使用される100/0/0/0エチ
レン供給分配よりも狭いMWDがもたらされる。
形成中に長鎖分岐の形成を段階分けすることにより影響を受け得ることが分かった。より
狭いMWDポリマー、またはより高い転化レベルで類似するMWDを有するポリマーは、
「形成された最初の40重量%総ポリマー」対「「形成された総ポリマーの最後の60重
量%」のLCB比(RLCBf 40%/LCBf 60%)を低下させることにより達
成され得、例えば、この比率は、≦0.29である。
力、及びポリマー濃度条件の結果である)、反応器部にわたるエチレン系供給流の分配、
エチレン系供給流にわたる補給エチレンの分配、反応器にわたる補給CTA系及び/また
はエチレン系流の分配、適用されたCTAの種類及び活性、ならびに最終ポリマーのメル
トインデックスなど、本明細書に記載されるエチレン系ポリマーのMWDに影響を及ぼす
他の生成物及びプロセスパラメータと組み合わせることができることが分かった。
本願は以下の態様にも関する。
(1) 少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形成するプロセスであって、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成においてエチレンを含む混合物を重合すること、を少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総LCB含量」のの比率(R LCBf40% )は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である、プロセス。
(2) 前記反応器構成が、3つのエチレン供給流のみを含む、上記(1)に記載のプロセス。
(3) 「形成された総ポリマーの最後の60重量%」対「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB比(R LCBf60%/LCBf40% )が、5.0以上である、上記(1)または(2)に記載のプロセス。
(4) 前記第1の反応部に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量が、前記重合に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の総モルに基づいて、20~60モル%である、いずれの他の上記に記載のプロセス。
(5) 前記エチレン転化が、28%以上である、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(6) 前記エチレンが、第1の反応部(1)、ならびに2つ以上の後続反応部である区域n及び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、前記エチレンが、新しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
次の比率:
a)反応部nに関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rnが、0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
b)反応部n+1に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rn+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
c)反応部n+2に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rn+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なくとも2つを満たし、
「前記重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレン流及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(7) 前記第1のエチレン供給流が、前記重合に添加される新しい総CTAの20~100モル%を含み、前記第1のエチレン供給物における前記CTA系の活性が、各後続のエチレン供給物における前記CTA系の活性以上である、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(8) エチレン系ポリマーが、0.10~20.0g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(9) 前記混合物が、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、アセテート、エステル、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(10) 前記エチレン系ポリマーが、LDPEである、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
Claims (10)
- 少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形成するプロセス
であって、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
おいてエチレンを含む混合物を重合すること、を少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
CB含量」のの比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、
及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である、プロ
セス。 - 前記反応器構成が、3つのエチレン供給流のみを含む、請求項1に記載のプロセス。
- 「形成された総ポリマーの最後の60重量%」対「形成された総ポリマーの最初の40
重量%」のLCB比(RLCBf60%/LCBf40%)が、5.0以上である、請求
項1または2に記載のプロセス。 - 前記第1の反応部に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量が、前記重合に
供給されるモノマー及びCTA(複数可)の総モルに基づいて、20~60モル%である
、いずれの他の先行請求項に記載のプロセス。 - 前記エチレン転化が、28%以上である、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス
。 - 前記エチレンが、第1の反応部(1)、ならびに2つ以上の後続反応部である区域n及
び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、前記エチレンが、新
しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
次の比率:
a)反応部nに関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
モル分率」対「前記反応部(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
nが、0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
b)反応部n+1に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレ
ンのモル分率」対「前記反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」
の比率Rn+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
c)反応部n+2に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレ
ンのモル分率」対「前記反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」
の比率Rn+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なく
とも2つを満たし、
「前記重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレ
ン流及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる、先行請求項のいずれか
1項に記載のプロセス。 - 前記第1のエチレン供給流が、前記重合に添加される新しい総CTAの20~100モ
ル%を含み、前記第1のエチレン供給物における前記CTA系の活性が、各後続のエチレ
ン供給物における前記CTA系の活性以上である、先行請求項のいずれか1項に記載のプ
ロセス。 - エチレン系ポリマーが、0.10~20.0g/10分のメルトインデックス(I2)
を有する、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス。 - 前記混合物が、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、アセテート、エステル、
アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCT
Aを更に含む、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス。 - 前記エチレン系ポリマーが、LDPEである、先行請求項のいずれか1項に記載のプロ
セス。
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