JP2022062017A - 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー - Google Patents

高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー Download PDF

Info

Publication number
JP2022062017A
JP2022062017A JP2022001563A JP2022001563A JP2022062017A JP 2022062017 A JP2022062017 A JP 2022062017A JP 2022001563 A JP2022001563 A JP 2022001563A JP 2022001563 A JP2022001563 A JP 2022001563A JP 2022062017 A JP2022062017 A JP 2022062017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethylene
polymer
cta
reactor
supplied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022001563A
Other languages
English (en)
Inventor
オットー・ジェイ・バービー
J Berbee Otto
ホアキン・フローレス
Flores Joaquin
コーネリス・ジェイ・エフ・ホスマン
J F Hosman Cornelis
ニ・ダン
Dang Nhi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Global Technologies LLC
Original Assignee
Dow Global Technologies LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Global Technologies LLC filed Critical Dow Global Technologies LLC
Publication of JP2022062017A publication Critical patent/JP2022062017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F10/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F110/00Homopolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • C08F110/02Ethene
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/01Processes of polymerisation characterised by special features of the polymerisation apparatus used
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/38Polymerisation using regulators, e.g. chain terminating agents, e.g. telomerisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2500/00Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
    • C08F2500/04Broad molecular weight distribution, i.e. Mw/Mn > 6
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2500/00Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
    • C08F2500/09Long chain branches
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2500/00Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
    • C08F2500/10Short chain branches
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2500/00Characteristics or properties of obtained polyolefins; Use thereof
    • C08F2500/12Melt flow index or melt flow ratio
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

【課題】一定かつ/または高長鎖分岐(LCB)レベルを有するが、狭いレベルから広いレベルまで変動するMWDを有するエチレン系ポリマーを調製するために用いることができる重合プロセスを提供する。
【解決手段】少なくとも1つのフリーラジカルの存在下でエチレン系ポリマーを形成するプロセスであって、前記プロセスは、少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成においてエチレンを含む混合物の重合を少なくとも含み、形成された総ポリマーの最初の40重量%のLCB含量対最終ポリマー中の総LCB含量の比率(RLCBf40%)は、≦29%であり、第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である。
【選択図】なし

Description

関連出願の参照
本出願は、2015年11月10日に出願された欧州特許出願第15382555.9
号に対する優先権を主張する。
低密度ポリエチレン(LDPE)は、高圧及び高温のオートクレーブ及び/または管状
反応器中で生成される。高圧のフリーラジカル重合は、米国特許第8,445,606号
、同第4,135,044号、同第7,582,709号、及びJP050534422
(要約)の参考文献に開示される。異なる特性、例えば、異なるレベルの長鎖分岐、異な
る分子量分布、及び異なる密度を有するLDPE生成物は、複数のエチレン系供給流量注
入及び複数の反応部などの異なる反応器構成を適用することによって生成することができ
る。押出コーティング樹脂は、典型的に、高レベルの長鎖分岐及び広い分子量分布(MW
D)を必要とし、かかる樹脂は、典型的に、高ピークまたは制御温度を使用して重合され
る。一方、膜用途に必要とされる狭いMWD樹脂(低レベルの長鎖分岐を有する)は、典
型的に、低温で重合される。高いまたは低いピーク温度での操作は、管状LDPE工場の
従来のレベル及びポリマー生成量に強く影響を及ぼす。典型的に、広いMWD樹脂の重合
はコストが低いが、狭いMWD樹脂の重合はコストが高い。
一定かつ/または高長鎖分岐(LCB)レベルを有するが、狭いレベルから広いレベル
まで変動するMWDを有するエチレン系ポリマーを調製するために使用することができる
新しい重合プロセスが必要である。高い転化レベルをもたらすかかるプロセスが更に必要
である。これらの必要性が、以下の発明により満たされた。
少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形成するプロセス
であって、該プロセスは、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
おいてエチレンを含む混合物を重合することを少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
CB含量」の比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
つ以上の連鎖移動剤(CTA)の量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上
のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル
%である。
管状反応器を含み、比較重合CP1、CP1.1、CP2、及びCP3に使用されたプロセスフロー図を描写する。 管状反応器を含み、比較重合CP4~CP8、ならびに本発明の重合IP4.1、IP5.1、IP6.1、IP6.2、IP6.4、IP7.1及びIP8.1に使用されたプロセスフロー図を描写する。 管状反応器を含み、本発明の重合IP4.2、IP4.3、IP5.2、IP6.3、IP7.2、及びIP8.2に使用されたプロセスフロー図を描写する。 重合CP1及びCP1.1の「局所LCBレベル対形成されたポリマー重量%」を描写する。 重合CP6及びIP6.2の「局所長鎖分岐レベル対形成されたポリマー重量%」を描写する。 比較重合CP1及びCP1.1の温度プロファイル対正規化された反応器長さを描写する。 比較重合CP6及び本発明の重合IP6.2の「温度プロファイル対正規化された反応器長さ」を描写する。 前方ガスパーセンテージ(総供給物のモルパーセント)の関数としての「正規化された分子量分布(Mw/Mn)」を描写する。各ひし形記号は、高いピーク温度を使用する重合実行を表し、各丸記号は、低い前方ピーク温度を使用する重合実行を表し、各三角形記号は、低い前方ピーク温度を使用する重合実行、ならびに反応器の前方への新しい(補給)CTA分配、及び反応器の側方への新しい(補給)エチレン分配を表す。
一定の転化レベルで顕著なレベルのLCBf及びより狭いMWDを有するエチレン系ポ
リマーを提供する新しい重合プロセスが開発されてきた。新しいエチレン及び/または補
給CTA分配が反応器供給流(複数可)にわたって導入されて、上記発明の操作の製品及
びプロセス機能を更に増強することができることも発見された。
上述のように、少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形
成するプロセスが提供され、該プロセスは、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
おいてエチレンを含む混合物を重合することを少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
CB含量」の比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、
及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である。
本発明のプロセスは、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得
る。
一実施形態では、反応器構成は3つのエチレン供給流のみを含む。
一実施形態では、形成された総ポリマーの最初の40重量%は、総ポリマーの総LCB
含量のLCB含量、または≦28.5%、≦28.0%、または≦27.5%、または≦
27.0%、または≦26.5%、または≦26.0%を有する。
一実施形態では、「形成された最後の60重量%総ポリマー」対「形成された総ポリマ
ーの最初の40重量%」のLCB含量の比率は、≧4.8、または≧5.0、または≧5
.2、または≧5.4、または≧5.6である。
一実施形態では、第1の反応部に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量は
、重合に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量の20~60モル%、または
20~50モル%、または20~40モル%である。
一実施形態では、エチレン転化は、28%以上、29%以上、または30%以上、また
は31%以上である。
一実施形態では、エチレンは、第1の反応部(1)、ならびに2つ以上の後続反応部で
ある区域n及び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、エチレ
ンは、新しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
次の比率:
a)反応部nに関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル
分率」対「反応部n(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rnが、
0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
b)反応部n+1に関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
モル分率」対「反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
n+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
c)反応部n+2に関して、「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
モル分率」対「反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
n+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なくとも2つ
を満たし、
「重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレン流
及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる。
一実施形態では、エチレンは、第1の反応部(1)に供給され、
次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含まない、
c)反応器への第3のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、
d)反応器への第4の任意のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
一実施形態では、エチレンは、第1の反応部(1)及び2つの後続の反応部に供給され

次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、
c)反応器への第3のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
一実施形態では、エチレンは、第1の反応部(1)及び1つの後続の反応部に供給され

次の条件:
a)第1の反応部は新しいエチレンを受容しない、
b)反応器への第2のエチレン系供給物は新しいエチレンを含む、を満たす。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に添加される新しいCTAの総量の0
~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、各後続のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性以上である。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に供給されるCTAの総量の20~1
00モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、各後続のエチレン
供給物におけるCTA系の活性以上である。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に添加される新しいCTAの総量の2
0~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第2のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性と等しい。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に添加される新しいCTAの総量の2
0~100モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第2のエチ
レン供給物におけるCTA系の活性よりも大きい。一実施形態では、第1のエチレン供給
流は、重合に添加されるCTAの総量の20~100モル%を含み、第1のエチレン供給
物におけるCTA系の活性は、第3のエチレン供給物におけるCTA系の活性と等しい。
一実施形態では、第1のエチレン供給流は、重合に添加されるCTAの総量の20~10
0モル%を含み、第1のエチレン供給物におけるCTA系の活性は、第3のエチレン供給
物におけるCTA系の活性よりも大きい。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.10~20.0g/10分のメルトイン
デックス(I2)を有する。
一実施形態では、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、アセテート
、エステル、メルカプタン、ホスフィン、ホスゲン、アルファ-オレフィン、またはこれ
らの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混
合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、エステル、メルカプタン、ホスフ
ィン、ホスゲン、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少な
くとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケ
トン、アルコール、アセテート、エステル、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み
合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では、混合物は、
アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、エステル、アルファ-オレフィン、または
これらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一実施形態では
、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、アセテート、エステル、アルファ-オレフ
ィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。一
実施形態では、混合物は、アルデヒド、アルカン、ケトン、エステル、アルファ-オレフ
ィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む。
一実施形態では、反応器構成への総エチレン系供給流量は、1時間当たり30~400
トン、または1時間当たり50~400トン、または1時間当たり75~400トン、ま
たは1時間当たり100~400トンである。一実施形態では、反応器構成への総エチレ
ン系供給流量は、1時間当たり40~350トン、または1時間当たり50~300トン
である。
本発明のプロセスは、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得
る。
一実施形態では、反応器構成における唯一の反応器は管状反応器である。
一実施形態では、第1の反応部は、管状反応部である。
一実施形態では、各反応部は、管状反応部である。
一実施形態では、反応部の総数は、iに等しく、iは、4以上、または≧5、または≧
6、または≧7、または≧8、または≧9、または≧10、または≧20である。
一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの一次圧縮器と、少なくとも1つのブ
ースタ圧縮器とを備える。
一実施形態では、プロセスは、1つの一次圧縮器のみを備える。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、ポリエチレンホモポリマーであり、更にLD
PEである。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、LDPEである。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、少なくとも1つのコモノマーを含むエチレン
系インターポリマーである。
一実施形態では、プロセスは、4、または5、または6以上のエチレン供給流を含む。
一実施形態では、第1及び第2のエチレン供給流は各々、プロセス重合に供給される総
エチレンの20~95molパーセント(mol%)、または20~85mol%、また
は20~75mol%、または20~70mol%、または20~65mol%、または
20~60mol%、または20~55mol%、または20~50mol%を含む。
一実施形態では、第1の反応部に供給されるエチレンは、重合に供給される総エチレン
の少なくとも20モルパーセントである。一実施形態では、第1の反応部に供給されるエ
チレンは、重合に供給される総エチレンの20~100モルパーセント、または20~8
0モルパーセント、または20~75モルパーセント、または20~70モルパーセント
、または20~60モルパーセント、または20~50モルパーセントである。
一実施形態では、第1、第2、及び第3のエチレン供給流は各々、プロセス重合に供給
される総エチレンの20~50molパーセント(mol%)、または25~45mol
%、または30~40mol%、または30~35mol%を含む。
一実施形態では、新しいエチレンは、エチレン生成/分画プロセス起源の1つ以上の残
留化合物以外の連鎖移動剤を含まない。
一実施形態では、新しい(補給)エチレンの総量は、全反応部に分配される。一実施形
態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n(n=>1)にのみ分配される。一実施形
態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n及びn+1(n=>1)にのみ分配される
。一実施形態では、新しい(補給)エチレンは、反応部n+1(n=>1)にのみ分配さ
れる。
一実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、第1の反応部にのみ分配される。一
実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、エチレン系供給流を受容する全ての反応
部に分配される。一実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、最初の2つの反応部
にのみ分配される。一実施形態では、新しい(補給)CTAの総量は、第2及び第3の反
応部にのみ分配される。
一実施形態では、各反応部への各供給物は、同じCTA系を含む。一実施形態では、各
反応部への各供給物は、組成及び/またはレベルが異なるCTA系を含む。
更なる実施形態では、各供給物のCTA系は、単一のCTAを含む。一実施形態では、
新しいCTAは、第1の反応部に分配されない。
一実施形態では、重合は、少なくとも1000バール(100MPa)の高圧(注入口
圧力)で実施される。
一実施形態では、各反応部は独立して、400℃未満の最高温度、及び1000MPa
未満、または500MPa未満、または400MPa未満で実行される。
一実施形態では、反応部1の最高重合温度は、260℃以下、好ましくは255℃以下
、より好ましくは250℃以下、及び最も好ましくは245℃未満である。
一実施形態では、反応部1及び反応部2の最高重合温度は、260℃以下、好ましくは
255℃以下、より好ましくは250℃以下、及び最も好ましくは245℃未満である。
一実施形態では、形成された最終ポリマーの最後の60重量%と、形成された最終ポリ
マーの最初の40重量%との間の長鎖分岐の比率は、4.5よりも大きい、好ましくは5
よりも大きい、より好ましくは5.5よりも大きい、及び最も好ましくは6よりも大きい
一実施形態では、形成された最終ポリマーの最初の40重量%と、生成された最終累積
ポリマーとの間の長鎖分岐の比率は、30%以下、好ましくは29%以下、より好ましく
は28%以下、及び最も好ましくは27.0%以下である。
一実施形態では、正規化された分子量分布は、240%未満、好ましくは170%未満
、より好ましくは130%未満、及び最も好ましくは70%未満である。
一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反応器を備え、各管状反応器は
、1つ以上の冷却部を有する。一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反
応器を備え、各管状反応器は、複数の熱伝達部を装備し、熱はプロセス側と熱伝達媒体と
の間で交換される。一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反応器を備え
、各反応器に対する冷却及び/または加熱は、反応器を囲む複数の冷却部において、並流
モード及び/または向流モードで操作する加圧型液体水により提供される。
一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反応器を備え、各反応器に対す
る冷却及び/または加熱は、反応器を囲む複数の冷却部において、並流モード及び/また
は向流モードで操作する液体熱伝達流体(例えば、シリコン油及び/またはポリグリコー
ル(例えば、DOWTHERM流体))により提供される。
一実施形態では、高圧反応器管は、典型的に、ジャケットを装備し、このジャケットを
流れる熱伝達媒体の助けを借りて熱伝達を可能にする。
一実施形態では、反応器構成は、少なくとも1つの管状反応器を備え、各管状反応器は
、複数のジャケットを装備し、各ジャケットは、1つの注入口と、1つの出口とを有し、
ジャケットの全てのそれぞれの注入口及び出口は、互いに直列に接続されて、1つの熱伝
達部を形成する。更なる実施形態では、熱伝達部の注入口の温度は均一であり、各注入口
の温度は、20~240℃である。別の実施形態では、熱伝達部の少なくとも2つの注入
口の温度は均一であり、各注入口の温度は、20~240℃である。別の実施形態では、
熱伝達部の各注入口の温度は、他の熱伝達部の注入口の温度とは異なり、各注入口の温度
は、20~240℃である。
一実施形態において、エチレン系ポリマーは、エチレン及び1つ以上のコモノマー、及
び好ましくは1つのコモノマーを含む。コモノマーには、α-オレフィン、アクリレート
、アセテート、メタクリレート、及び無水物(それぞれが、典型的に20個以下の炭素原
子を有する)が挙げられるが、これらに限定されない。合わせたモノマーとCTA官能基
を有するα-オレフィンコモノマーは、3~10個の炭素原子を有し得るか、または代替
例において、α-オレフィンコモノマーは、3~8個の炭素原子を有し得る。例となるα
-オレフィンコモノマーには、プロピレン、1ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1
-ヘプテン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセン、及び4メチル-1-ペンテン、な
らびにこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、α-オ
レフィンコモノマーは、プロピレン、1-ブテン、及びこれらの組み合わせから選択され
る。
開始剤
フリーラジカル開始剤が一般に、本発明のエチレン系ポリマーを生成するために使用さ
れる。フリーラジカル開始剤は、本明細書において使用する場合、化学的手法及び/また
は放射手法によって発生したフリーラジカルを指す。例となるフリーラジカル開始剤には
、これらに限定されないが、環状ペルオキシド、ジアシルペルオキシド、ジアルキルペル
オキシド、ヒドロペルオキシド、ペルオキシカーボネート、ペルオキシジカーボネート、
ペルオキシエステル、及びペルオキシケタールを含む有機ペルオキシドを含む。好ましい
開始剤は、t-ブチルペルオキシピバレート、ジ-t-ブチルペルオキシド、t-ブチル
ペルオキシアセテート、及びt-ブチルペルオキシ-2-ヘキサノエート、またはこれら
の混合物である。更に、酸素は、開始剤として使用することができる。一実施形態におい
て、これらの有機ペルオキシド開始剤は、重合可能なモノマーの重量に基づいて、0.0
01~0.2重量%の量で使用される。
ペルオキシド開始剤は、ある特定の時間間隔におけるそれらの半減期温度によって、特
徴付けし、分類することができる。例えば、0.1時間半減期温度は、0.1時間または
6分間に開始剤が50%のラジカルに解離される温度を示す。AkzoNobelは、そ
れらの小冊子「Initiators for High Polymers」において
、それらの市販の有機ペルオキシド開始剤の0.1、1.0、及び10時間半減期温度を
示す。高圧反応器システムにおける5分未満の、及び個別の反応器部における2分未満の
典型的な滞留時間により、0.1時間半減期温度が、有機ペルオキシド開始剤の分類及び
選択に関連している。有機ペルオキシドは、以下のクラスに分類することができる:クラ
ス1:70~120℃の0.1時間半減期温度を有する低温開始剤。これらのペルオキシ
ドは典型的に、開始のために使用される。クラス2:120~150℃の0.1時間半減
期温度を有する中温開始剤。クラス3:150℃を上回る0.1時間半減期温度を有する
高温開始剤。酸素は、中間有機ヒドロペルオキシドの形成の間ずっと働くと考えられ、典
型的に180℃から始まる温度で分解し、したがって酸素は、高温開始剤(クラス3)と
見なすことができる。有機ペルオキシドは、多くの場合、最低温度の開始剤クラスによっ
て温度発達を始める、及び/または速めるために、より低い及びより高い温度の開始剤の
混合物に適用されるが、それぞれ、オートクレーブ反応部の最大区域温度及び管状反応器
部の最大ピーク温度である制御温度は、最高温度の開始剤クラスによって制御及び決定さ
れる。
したがって、反応部の温度制御は、各区域に供給される最高温度クラスの開始剤のモル
合計の関数であり、更に、適用されるより高温のペルオキシドが重合ラジカルに解離する
、または重合ラジカルを発生する効率の影響を受ける場合がある。溶媒で希釈される可能
性があり、反応部iに注入される開始剤の混合物は、反応部iに対する開始系と称される
一実施形態では、酸素は、単独で、または高温開始剤として他の開始剤と組み合わせて
使用される。
一実施形態では、開始剤の使用及び効率は、有効な重合ラジカルを形成するための、い
わゆるかご効果または可能性の影響を受ける。
一実施形態では、開始剤は、少なくとも1つの反応部に添加され、開始剤は、255℃
を超える、好ましくは260℃を超える1秒間半減期温度を有する。更なる実施形態では
、かかる開始剤は、320℃~350℃のピーク重合温度で使用される。更なる実施形態
では、開始剤は、環構造に組み込まれた少なくとも1つのペルオキシド基を含む。かかる
開始剤の例には、TRIGONOX301(3,6,9-トリエチル-3,6,9-トリ
メチル-1,4,7-トリペルオキソナン)及びTRIGONOX311(3,3,5,
7,7-ペンタメチル-1,2,4-トリオキセパン)(共にAkzo Nobelから
入手可能)、ならびにHMCH-4-AL(3,3,6,6,9,9-ヘキサメチル-1
,2,4,5-テトロキソナン)(United Initiatorsから入手可能)
が挙げられるが、これらに限定されない。国際公開第WO02/14379号及び同第W
O01/68723号も参照されたい。
一実施形態では、反応器の第1の注入口で測定される重合圧力は、1000バール~4
000バール、または1400~3600バール、または1800~3200バールであ
る。
最終物品加工ステップ及び最終用途に応じて、異なる製品品質目標が、各製品等級に対
して設定される。メルトインデックス、密度、及び溶融強度は、製品の品質及び生成され
る製品の一貫性を記載する、及び測定するための主要パラメータである。メルトインデッ
クスは平均分子量を反映し、CTA系のレベル及び組成を変動させることによって調整/
制御することができる。
短鎖分岐(SCB)レベルは、製品密度に対する指標であり、この密度は典型的に、あ
る特定の範囲、例えば、924±10kg/mで変動してもよい。長鎖分岐(LCB)
レベルは、分子量分布、またその結果として粘弾特性、例えば溶融強度に強く影響を与え
、これは、吹込及び流延膜、発泡体、押出コーティングなどの用途に重要である。SCB
及びLCBレベルのような特性は、適用される重合温度及び圧力レベルの影響を強く受け
る。更に、LCBレベルは、反応器システムにおけるポリマーレベルプロファイルの影響
も受ける。
添加剤
本発明の組成物は、1つ以上の添加剤を含み得る。添加剤には、安定剤、可塑剤、帯電
防止剤、顔料、染料、核形成剤、充填剤、スリップ剤、難燃剤、加工助剤、煙抑制剤、粘
度調整剤、及び粘着防止剤が挙げられるが、これらに限定されない。ポリマー組成物は、
例えば、本発明のポリマーの重量に基づいて10%未満の合わせた重量の1つ以上の添加
剤を含み得る。一実施形態において、本発明のポリマーは、1つ以上の安定剤、例えば、
IRGANOX1010、IRGANOX1076、及びIRGAFOS168などの酸
化防止剤で処理される。一般に、ポリマーは、押出または他の溶融プロセスの前に、1つ
以上の安定剤で処理される。
本発明の組成物は、本発明のエチレン系ポリマーに加えて、少なくとも1つの他のポリ
マーを更に含み得る。本発明のポリマーと他のポリマーとのブレンド及び混合物が、調製
され得る。本発明のポリマーとブレンドするのに好適なポリマーには、天然及び合成ポリ
マーが挙げられる。ブレンドのための例となるポリマーには、プロピレン系ポリマー(共
に、衝撃変性ポリプロピレン、イソタクチックポリプロピレン、アタクチックポリプロピ
レン、及びランダムプロピレン/エチレンコポリマー)、複数の反応器のPE(米国特許
第6,545,088号(Kolthammerら)、同第6,538,070号(Ca
rdwellら)、同第6,566,446号(Parikhら)、同第5,844,0
45号(Kolthammerら)、同第5,869,575号(Kolthammer
ら)、及び同第6,448,341号(Kolthammerら)に開示される生成物な
どの、不均質に分岐したPE及び均質に分岐したPEの「反応器中」組成物)を含む、高
圧フリーラジカルLDPE、不均質に分岐したLLDPE(典型的にチーグラーナッタ触
媒作用を介する)、均質に分岐した線状または実質的に線状のPE(典型的にメタロセン
触媒作用を含むシングルサイトを介する)を含む様々な種類のエチレン系ポリマー、エチ
レン-酢酸ビニル(EVA)、エチレン/ビニルアルコールコポリマー、ポリスチレン、
衝撃変性ポリスチレン、ABS、スチレン/ブタジエンブロックコポリマー及びそれらの
水素化誘導体(SBS及びSEBS)、ならびに熱可塑性ポリウレタンが挙げられる。他
のエチレン系ポリマーには、オレフィンプラストマーと、エラストマー(例えば、AFF
INITYプラストマー及びENGAGEエラストマー(The Dow Chemic
al Company)、ならびにEXACT(ExxonMobil Chemica
l Co.)の商標名称の下で入手可能なポリマー)などの、均質のポリマーが挙げられ
る。プロピレン系コポリマー(例えば、VERSIFYプラストマー及びエラストマー(
The Dow Chemical Company)、ならびにVISTAMAXX(
ExxonMobil Chemical Co.)の商標名称の下で入手可能なポリマ
ーもまた、本発明のポリマーを含むブレンド中の構成成分として有用であり得る。
用途
本発明のポリマー、ポリマーブレンド、及び組成物は、様々な基材上への押出コーティ
ング;単層膜及び多層膜;吹込成形、射出成形、またはロト成形物品などの成形物品;コ
ーティング;繊維;ならびに織物または不織布を含む有用な物品を生成するための、種々
の従来の熱可塑性成形加工プロセスで使用され得る。
本発明のポリマーは、限定されないが、透明収縮性膜、照合収縮膜、流延伸縮性膜、サ
イレージ膜、伸縮性覆い、密閉剤、及びおむつの裏面シートを含む種々の膜に使用され得
る。他の好適な用途には、ワイヤ及びケーブル、ガスケット及び歯形、接着剤、履物の構
成要素、ならびに自動車内装部品が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明は、本発明のプロセスにより作製されたエチレン系ポリマーも提供する。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、ポリエチレンホモポリマーである。一実施形
態において、エチレン系ポリマーは、エチレン系インターポリマーである。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、LDPEである。
一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.910~0.940g/10cmの密
度を有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.1~1000g/10分のメ
ルトインデックスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.1~100g
/10分、または0.1~50g/10分、または0.1~20g/10分のメルトイン
デックスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.15~50g/10分
、または0.15~20g/10分、または0.15~15g/10分のメルトインデッ
クスを有する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.2~20g/10分、また
は0.20~15g/10分、または0.2~10g/10分のメルトインデックスを有
する。一実施形態では、エチレン系ポリマーは、0.910~0.940g/cc(1c
c=1cm)の密度、及び0.1~1000g/10分のメルトインデックスを有する
本発明のポリマーは、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得
る。本発明は、本発明のエチレン系ポリマーを含む組成物も提供する。一実施形態では、
組成物は、別のエチレン系ポリマーを更に含む。
本発明は、本発明の組成物を形成した少なくとも1つの構成成分を含む物品を提供する
。一実施形態では、物品は押出コーティング樹脂である。一実施形態では、物品は膜であ
る。一実施形態では、物品は、金属ワイヤの周りの絶縁材料及び/または保護層である。
一実施形態では、物品は発泡体である。本発明の物品は、本明細書に記載される2つ以上
の実施形態の組み合わせを含み得る。
定義
それに反して述べられないか、文脈から含意されるか、または当該技術分野において慣
例ではない限り、全ての部及びパーセントは、重量に基づき、全ての試験方法は、本出願
の出願日付けで最新である。
「エチレン供給流」または「エチレン系供給」または「エチレン系供給流」または「エ
チレン供給」という用語は、本明細書において使用する場合、反応部への供給流を指し、
供給流の構成成分の全てのモル量に基づいて過半量のエチレンを含む。任意に、更なる連
鎖移動剤、コモノマー、他のプロセス構成成分(潤滑油、溶媒などのようなもの)及び/
または不純物(例えば、開始剤分解生成物である)のうちの1つが、供給流中に存在し得
る。
本明細書において使用する場合、「エチレン系供給物構成成分」という用語は、反応部
への注入口において反応部に添加される、エチレン(新しい及び/または再循環された)
、及び任意にCTA(新しい及び/または再循環された)、溶媒(新しい及び/または再
循環された)、コモノマー(複数可)(新しい及び/または再循環された)、ならびに/
または他の構成成分(例えば、新しい及び/もしくは再循環された潤滑油(複数可)、酸
化防止剤(複数可)、エタン、メタン、ならびに/または開始剤解離生成物を含むが、こ
れらに限定されない)を指す。一実施形態において、エチレン系供給物構成成分は、エチ
レン(新しい及び/または再循環された)、及び任意にCTA(新しい及び/または再循
環された)、溶媒(新しい及び/または再循環された)、コモノマー(複数可)(新しい
及び/または再循環された)、ならびに/または、新しい及び/もしくは再循環された潤
滑油(複数可)、酸化防止剤(複数可)、エタン、メタン、ならびに/または開始剤解離
生成物から選択される他の構成成分を含む。別の実施形態において、エチレン系供給物構
成成分は、エチレン(新しい及び/または再循環された)、及び任意にCTA(新しい及
び/または再循環された)、溶媒(新しい及び/または再循環された)、コモノマー(複
数可)(新しい及び/または再循環された)、ならびに/または、新しい及び/もしくは
再循環された潤滑油(複数可)、酸化防止剤(複数可)、エタン、メタン、開始剤(例え
ば、酸素)、ならびに/または開始剤解離生成物から選択される他の構成成分を含む。
「LCB含量」という用語は、1000個の炭素(総炭素)当たりの長鎖分岐のレベル
を指す。LCB含量は、エチレン及び任意に存在するコモノマーの「ポリマーへの移動」
、ならびに「成長」の速度の助けを借りて計算される。C=C二重結合を含むコモノマー
は、それらの二重結合基におけるそれらの2個の炭素による1000C当たりのLCBレ
ベルの計算で表される。LCB含量は、最終ポリマー(最終生成物LCBf)、反応器に
沿って進行しているポリマー形成(累積LCBf)、または反応器の局所重合条件の関数
としての局所的に形成されたポリマー(局所LCBf)のレベルとして得ることができる
「エチレン転化」という用語は、生成された最終ポリマーに組み込まれる、反応器に供
給されるエチレンの重量分率を指す。
「組成物」という用語は、本明細書において使用する場合、組成物ならびに組成物の材
料から形成される反応生成物及び分解生成物を含む材料の混合物を含む。
「ポリマー」という用語は、同じまたは異なる種類のモノマーかに関わらず、モノマー
を重合することによって調製される化合物を指す。ポリマーという一般名称は、したがっ
て、以下に定義される通り、(微量の不純物が、ポリマー構造内に組み込まれ得るという
理解のもとで、1種類のみのモノマーから調製されるポリマーを指す)ホモポリマーとい
う用語、及び「インターポリマー」という用語を、包含する。微量の不純物が、ポリマー
内に、及び/またはポリマー内部に組み込まれてもよい。微量の不純物は、連鎖移動活性
を示す、開始剤残渣及び他の構成成分、例えば、潤滑油、溶媒などを含み得る。「インタ
ーポリマー」という用語は、少なくとも2つの異なる種類のモノマーの重合によって調製
されるポリマーを指す。「インターポリマー」という一般名称には、(2つの異なるモノ
マーから調製されるポリマーを指す)コポリマー、及び2つを超える異なる種類のモノマ
ーから調製されるポリマーが含まれる。
「エチレン系ポリマー」という用語は、ポリマーの重量に基づいて過半量の重合エチレ
ン、及び任意に、少なくとも1つのコモノマーを含むポリマーを指す。
「エチレン系インターポリマー」という用語は、インターポリマーの重量に基づいて、
過半量の重合エチレンを含み、少なくとも1つのコモノマーを含むインターポリマーを指
す。「エチレン系コポリマー」という用語は、インターポリマーの重量に基づいて過半量
の重合エチレン、及び唯一のモノマーの種類としてのコモノマーを含むコポリマーを指す
「高圧重合プロセス」という用語は、本明細書において使用する場合、少なくとも10
00バール(100MPa)の高圧(注入口圧力)で実施されるフリーラジカル重合プロ
セスを指す。
「注入口流」または「反応部注入口流」という用語は、本明細書において使用する場合
、反応部の注入口での総質量流量または総モル流量を指し、前の反応部から移動した質量
流量またはモル流量+任意のエチレン豊富供給流+任意にCTA供給流+任意に単独で、
または別の供給流と一緒に供給される任意に開始剤供給流からなる。
「支流」または「側部供給流」という用語は、本明細書において使用する場合、連続反
応部への、エチレン系供給流、CTA系供給流、及び/または開始剤系を指す。
本明細書において使用する場合、「反応器システム」という用語は、ポリマーを重合及
び単離するために使用される装置を指す。かかる装置には、1つ以上の反応器、反応器予
熱器(複数可)、エチレン系供給物-反応器冷却装置(複数可)、ハイパー圧縮器(複数
可)、一次圧縮器(複数可)、及び/またはブースタ圧縮器(複数可)が挙げられるが、
これらに限定されない。
「反応器構成」という用語は、本明細書において使用する場合、ポリマーを重合するた
めに使用される1つ以上の反応器、及び任意に1つ以上の反応器予熱器を指す。そのよう
な反応器には、オートクレーブ反応器(複数可)、管状反応器(複数可)、ならびにオー
トクレーブ反応器及び管状反応器の組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。
「注入口圧力」または「反応器注入口圧力」という用語は、本明細書において使用する
場合、第1の反応部の注入口における圧力レベルを指す。
「反応部」という用語は、本明細書において使用する場合、重合反応が、フリーラジカ
ル、またはフリーラジカルに解離するか、及び/もしくはフリーラジカルを発生する構成
成分の添加によって開始または再開される反応器部を指す。一般的に、反応媒体は、反応
器の周りのジャケットを通して流れる熱伝達媒体によって加熱及び/または冷却される。
反応部は、新しい及び/もしくは再循環されたエチレン、ならびに/またはフリーラジカ
ルもしくはフリーラジカルに解離する、及び/もしくはフリーラジカルを発生する構成成
分の添加から始まることもある。
「第1の反応部」という用語は、本明細書において使用する場合、重合が、ラジカル及
び/またはラジカルに解離する、及び/もしくはラジカルを発生する構成成分の添加によ
って開始される第1の反応器部を指す。第1の反応部は、ラジカル、ならびに/またはラ
ジカルに解離する、及び/もしくはラジカルを発生する構成成分、更に任意に、新しい再
循環エチレン及び/またはコモノマー(複数可)の新たな供給が存在する点で終了する。
「反応部の最高温度」または「ピーク温度」という語句は、本明細書において使用する
場合、反応部において、例えば、オートクレーブ反応部(典型的に最大区域温度と述べら
れる)及び管状反応部(典型的にピーク温度と述べられる)において測定される最高温度
を指す。
ハイパー圧縮器(ハイパー)または二次圧縮器は、a)HPR(高圧再循環)から流入
するエチレン系構成成分、及び/またはb)一次から流入するエチレン系構成成分を、各
々、その注入口圧力で反応器への供給に必要とされる圧力レベルに圧縮する装置である。
この圧縮は、1つまたは複数の圧縮段階で行うことができ、中間冷却と組み合わせること
ができる。ハイパーは、往復プランジャー圧縮器を備え、単一または複数の圧縮器フレー
ム(複数可)で構成され得る。
「ハイパー圧縮器処理量」または「二次圧縮器処理量」という用語は、本明細書におい
て使用する場合、圧縮され、反応器構成に供給されたエチレン系供給物構成成分の正味量
を指す。ハイパー処理量は、吸引側におけるエチレン系構成成分の圧縮体積及び密度の関
数である。ハイパー圧縮器の吸引側における圧力及び温度条件は、圧縮されるべきエチレ
ン系構成成分の密度を画定する。
「新しい」という用語は、エチレン系供給物構成成分(すなわち、「新しいエチレン」
、「新しいCTA」)を参照して本明細書で使用するとき、外部の供給源(複数可)から
提供され、再循環源(複数可)から内部で提供されない反応物質を指す。例えば、ある実
施形態では、新しいエチレンは、プロセス及びポリマー中の残留エチレンから、重合によ
って消費された、及び/または例えば、エチレンパージを通じて失ったエチレンを補うの
に必要な「補給エチレン」として使用される。
「再循環された」という用語は、反応物質を参照して本明細書で使用するとき(すなわ
ち、「再循環エチレン」、「再循環CTA」)、高圧分離器(複数可)及び/または低圧
分離器(複数可)でポリマーから分離され、反応器に戻される/圧縮される未反応反応物
質を指す。
「供給」、「供給流量」、または「供給流」という用語は、本明細書において使用する
場合、注入口において反応部に添加される新しい及び/または再循環された構成成分(例
えば、エチレン、開始剤、CTA、及び/または溶媒)を指す。
「モル分率」という用語は、本明細書において使用する場合、混合物中の1つの構成成
分対混合物の構成成分の総モルのモル比を指す。モル分率は、モル量またはモル流量の比
率を計算することによって決定することができる。
「第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」という語句は、本
明細書において使用する場合、第1の反応部に供給される(前方流を介して)新しいエチ
レンのモル量を、第1の反応部に供給される(前方流を介して)エチレン+任意のコモノ
マー(複数可)+任意のCTA(複数可)のモル量で除したものを指す。
「第nの反応部(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」という語句は、本
明細書において使用する場合、第nの反応部に供給される(支流を介して)新しいエチレ
ンのモル量を、第nの反応部に供給される(支流を介して)エチレン+任意のコモノマー
(複数可)+任意のCTA(複数可)のモル量で除したものを指す。
「CTA系」という用語は、一般的にメルトインデックスを制御するために重合プロセ
スに添加される単一のCTA、またはCTAの混合物を含む。CTA系は、水素原子を、
ラジカルを含む成長ポリマー分子に移動することができ、それによりCTA分子にラジカ
ルが形成される構成成分を含み、それは次いで、新たなポリマー鎖を開始することができ
る。CTAは、テロゲンまたはテロマーとしても既知である。
「CTA活性」または「連鎖移動活性係数(Cs値)」という用語は、本明細書におい
て使用する場合、「連鎖移動の速度」と「エチレン伝搬の速度」との比率を指す。以下の
実験セクションに提供されるMortimerの参照文献を参照されたい。
「Z1」及び「Zi」という用語は、本明細書において使用する場合、以下のように決
定される。「反応器部i中のCTAの反応器部モル濃度([CTA]ji)は、「反応器
部k=1からk=iに供給されたそのCTA(前の反応部からの移動を除く)の総モル量
」を、反応器部1からiに供給されたエチレン(前の反応部からの移動を除く)の総モル
量」で除したものと定義される(i≧1であることに留意する)。この関係は、下の方程
式ACに示される。
Figure 2022062017000001
方程式ACにおいて、j≧1であり、
Figure 2022062017000002
は、「第kの反応器部(式中、k=1~i)に新しく注入された第jのCTAのモル量
」であり、
Figure 2022062017000003
は、第kの反応器部(式中、k=1~i)に新しく注入されたエチレンのモル量」であ
る。
「反応器部I(Zi)におけるCTA(系)の移動活性」は、「反応器部中の各CTA
の反応器部モル濃度の合計」を、その連鎖移動活性定数(Cs)で乗じたものと定義され
る。方程式BCを参照されたい。連鎖移動活性定数(Cs)は、参照圧力(1360at
m)及び参照温度(130℃)での反応速度の比率Ks/Kpである。この関係は下の方
程式BCに示され、式中、ncompiは、反応器部i中のCTAの総数である。i≧1
及びncompi≧1であることに留意する。
Figure 2022062017000004
いくつかの連鎖移動剤の連鎖移動定数(Cs)が下の表Aに示され、これは、示される
連鎖移動剤の130℃及び200℃、ならびに1360atmでMortimerにより
得られた連鎖移動定数(Cs)を示す。
Figure 2022062017000005
「Rn=RZ1/RZn」という用語は、本明細書において使用する場合、反応部nに
関して、「第1の反応部(RZ1)に供給された新しいエチレンのモル分率」対「反応部
n(RZn)に供給された新しいエチレンのモル分率」の比率を指す。エチレンホモポリ
マーの重合に関して、RZ1及びRZn値は、次のように決定される。方程式AE及びB
Eを参照されたい。
Figure 2022062017000006
式中、nfresh,eth,1は、反応部1に供給された新しいエチレン(一次から
)のモル流量[mol/時間]であり、nfresh,eth,nは、反応部nに供給さ
れた新しいエチレン(一次から)のモル流量[mol/時間]であり、neth,1は、
反応部1に供給されたHPR再循環からのエチレンのモル流量[mol/時間]であり、
eth,nは、反応nに供給されたHPRからのエチレンのモル流量である。
「開始剤系」という用語は、各々一般的に、重合プロセスに添加される溶媒(例えば、
炭化水素溶媒)中に溶解される、単一の開始剤、または開始剤の混合物を含む。
「注入位置」という用語は、本明細書において使用する場合、(重合プロセスで使用さ
れる)装置の注入口の場所を指し、そこで供給流が装置に追加される。
「供給条件」という用語は、本明細書において使用する場合、反応器に供給される構成
成分、例えば、エチレン、CTA、開始剤、及び/またはコモノマー(複数可)のモルで
の流量を指す。
「反応iにおけるプロセス速度」という用語は、本明細書において使用する場合、プロ
セスまたはエチレン系構成成分の体積流量を、反応部で使用される反応器管の横断面積で
除したものであり、次のように計算される:
Figure 2022062017000007
式中、φ[m/秒]は、反応部iに供給された総構成成分(モノマー、コモノマー
、CTA、不純物などを含む)の体積流量であり、反応iに供給された総質量流量を流量
の密度で除することにより計算され、d[m]は、反応部iの内部管の直径である。
「反応部iにおける平均プロセス速度」という用語は、反応部iの長さで平均化したプ
ロセス速度を指す。
試験方法
メルトインデックス-メルトインデックス、またはI2をASTM D1238(19
0℃/2.16kgの条件)に従って測定し、10分間当たりのグラムでの溶出量を報告
する。ASTM D1238(190℃/10kgの条件)に従ってI10を測定し、g
/10分間での溶出量を報告する。
分岐の13C NMR
試料調製:弛緩剤として0.025M Cr(AcAc)を含むおよそ2.7gのテ
トラクロロエタンーd2/オルトジクロロベンゼンの50/50混合物を、Norell
1001-7 10mm NMR管中の0.25gの試料に添加することにより、各ポ
リマー試料を13C NMRのために調製する。加熱ブロック及びヒートガンを使用して
、管及びその内容物を150℃に加熱することにより、試料を溶解及び均質化する。Br
uker Dual DUL高温CryoProbeを装備したBruker 400M
Hzスペクトロメーターを使用して、データを収集する。データファイル当たり1280
~2560のトランジェント、6秒パルス繰返し遅延、90度のフリップ角、及び120
℃の試料温度でのインバースゲートデカップリングを使用して、データを取得する。全て
の測定は、ロックモードで、非回転試料で行われる。データを取得する前に7分間、試料
を熱的に平衡化する。13C NMR化学シフトは、30.0ppmのEEEトリアッド
を内部基準にする。
LDPEは、多くの種類の分岐、例えば、1,3-ジエチル、第四級炭素(gemジエ
チル)上のエチル分岐、C4、C5以上を含み、ブテンまたはプロピレンが使用される場
合、単離されたC2分岐(ブテンから)またはC1(メチル、プロピレンから)分岐が観
察される。全ての分岐レベルは、下の表A1に示されるように、約40ppm~5ppm
のスペクトルを積分し、整数値を1000に設定し、その後、各分岐の種類に関連するピ
ークを積分することにより決定される。次に、ピーク積分は、ポリマー中の1000C当
たりの各分岐の種類の数を表す。表A1の最後の列は、各積分範囲に関連する炭素を記載
する。LDPEにおけるC6+分岐の直接測定を表示し、長い分岐は「鎖端部」と区別さ
れない。この値は、LLDPE、HDPE、及び他の線状ポリマーとは異なって定義され
る分岐レベルを表す。全ての鎖または6個以上の炭素の分岐の端部から3番目の炭素を表
す32.2ppmピークが使用される。長鎖分岐機構によりC6+分岐の数を得るために
、測定されたC6+の数は、LDPE分子における主骨格の両端基の存在、及び炭素数が
≧8のアルファ-オレフィンの使用の可能性について補正されなければならない。
Figure 2022062017000008
実験
CP1、CP1.1、CP2、及びCP3に使用されたフロースキーム
図1は、管状反応器を備えるシミュレーション高圧重合反応器システムの一般化したフ
ロースキームを示し、ハイパー圧縮器からの全ての構成成分は、「全前方ガス」反応器構
成を表す反応器の第1(前方)の反応部に送られる。流れ(1)は、一次圧縮器によって
、ブースタ圧縮器の出口と一緒に流れ(2)へと圧縮される新しいエチレン補給である。
流れ(2)は、高圧再循環流(18)と組み合わされ、流れ(3)を形成し、二次圧縮器
システム(ハイパー)の吸引注入口に分配される。ハイパーは、エチレン供給流を、高圧
管状反応器(反応器)に供給するのに十分なレベルに加圧する。この反応器構成において
CTA系補給(新しい)供給を描写する流れ(4)は、ハイパーの注入口(複数可)、段
間、または出口に供給され得る。CTA系は、単一または複数のいずれかの構成成分から
なってもよく、異なる組成物を含み得る。流れ(6)は、ハイパーの注入口(複数可)、
段間(複数可)、出口(複数可)に供給され得る任意のコモノマー供給物を表す。ハイパ
ーの吐出し温度は、典型的に、60~100℃である。第1の反応部へのエチレン供給物
は、典型的に、130~180℃の温度に余熱される。
反応器内で、各反応部の注入口で注入及び/または活性化されるフリーラジカル開始系
(複数可)の助けを借りて、重合が開始される。各反応部内の最高温度は、各反応部の開
始時に、開始系の濃度及び/または供給量を調整することによって設定点で制御される。
反応の終了及び複数の冷却ステップを適用させた後、反応混合物を(10)で減圧及び/
または冷却し、高圧分離器(HPS)内で分離する。HPSは、少量のワックス及び/ま
たは同伴ポリマーを含むエチレンが豊富な流れ(15)と、ポリマーが豊富な流れ(11
)とに分離し、さらなる分離のためにLPSに送られる。エチレン流(15)を冷却し、
流れ(17)中で洗浄する。流れ(16)は、不純物及び/または不活性成分を除去する
ためのパージ流である。
LPSで分離されるポリマーは、(12)で更に処理される。LPSで除去されたエチ
レンは、ブースタに供給され(流れ(13)を参照されたい)、ここで圧縮中に、溶媒、
潤滑油、及び他の構成成分などの凝縮物質が、流れ(14)を通して回収及び除去される
。ブースタの出口を、補給エチレン流(1)と合わせ、一次圧縮器によって更に圧縮する
CP4~CP8、IP4.1、IP5.1、IP6.1、IP6.2、IP6.4、I
P7.1、IP8.1のフロースキーム
図2は、管状反応器を備えるシミュレーシ高圧重合反応器システムの一般化したフロー
スキームを示す。HPR(流れ17)は、一次流量(流れ2)と組み合わされ、これは後
にライン(18)及び(19)を通して流れ(4)及び(5)に分割され、ハイパーの吸
引側に供給される。これらの操作において、ハイパーからの吐出し流量の一部は、反応器
の第1(前方)の反応部(流れ9)に送られ、残りの流量(流れ8)は、第1の反応部か
ら下流に位置する反応部(支流)に送られる。エラー!参照源は見出されずに示されるよ
うに、反応器の側方に2つのエチレン系供給流(流れ20及び21)がある。
流れ(6)及び/または(7)は、CTA系補給(新しい)供給を描写する。CTA補
給は、原則として、支流(8)及び前方流れ(9)に供給及び/または分配される主要圧
縮流に自由に分配され得る。CTA補給流(6)及び/または(7)は、ハイパーの注入
口(複数可)、段間(複数可)、出口(複数可)、及び/または反応部の注入口(複数可
)に供給され得る。コモノマー流量は、流れ(6)及び/または(7)を介してハイパー
の吸引側に供給され得る。反応器システムの全ての他の残りの部分は、図1に関して上述
される。
IP4.2、IP4.3、IP5.2、IP6.3、IP7.2、及びIP8.2のフ
ロースキーム
図3は、管状反応器を備えるシミュレーシ高圧重合反応器システムの一般化したフロー
スキームを示し、ハイパー圧縮器からの全ての構成成分は、反応器への3つのエチレン系
供給流に分割される。流れ(1)は、一次圧縮器によって、ブースタ圧縮器の出口と一緒
に流れ(2)へと圧縮される新しいエチレン補給である。流れ(2)は(19)に送られ
る。流れ(19)は、流れ(19a)に送られ、(19)からの残りのエチレンは、ライ
ン(3a)を通って(19b)に送られる。代替的に、流れ(3b)からのエチレンは、
流れ(19c)に送られてもよい。高圧再循環流(18)は、流れ(19c)に向けられ
、(18)からの残りのエチレンは、ライン(3b)を通ってライン(19b)に送られ
る。流れ(19c、19b、及び19a)は、ハイパーによって、反応器の注入口圧力に
圧縮され、それぞれ、9、20、及び21を通って第1、第2、及び第3の反応部の注入
口に送られる。この反応器構成においてCTA系補給(新しい)供給を描写する流れ(4
)は、ハイパー圧縮流(19c)の注入口(複数可)、段間、または出口に供給され得る
。CTA系は、単一または複数のいずれかの構成成分からなってもよく、異なる組成物を
含み得る。
流れ(6)は、ハイパーの注入口(複数可)、段間(複数可)、出口(複数可)に供給
され得る任意のコモノマー供給物を表す。任意に、(4)及び(6)も、(19b)及び
/または(19a)に向けられてもよい。ハイパーの吐出し温度は、典型的に、60~1
00℃である。第1の反応部へのエチレン供給物は、典型的に、130~180℃の温度
に予熱されるが、反応器への側部供給に供給されるエチレンは、ハイパーの吐出し温度で
反応器に供給されるか、または反応器への供給前に冷却される。反応器システムの全ての
他の残りの部分は、図1に関して上述される。
重合シミュレーション
適用される反応スキーム及び速度での重合シミュレーションモデルは、Gotoらによ
って記載されている(Goto et al;Journal of Applied
Polymer Science:Applied Polymer Symposiu
m,36,21-40,1981(Title:Computer model for
commercial high pressure polyethylene r
eactor based on elementary reaction rate
s obtained experimentally。他の反応器及び製品のモデル化
フレームワークは、Aspen Technology,Inc.Burlington
,Massachusetts,USAのASPEN PLUS、及びDr.Wulko
w Computing in Technology GmbH(CiT),Rast
ede,GermanyのPREDICIを通じて入手可能である。これらのモデルフレ
ームワークによって予期されるプロセス及び製品の応答は、反応器パラメータ、適用され
る反応スキーム、及び速度パラメータによって決定される。適用する反応スキーム及び速
度パラメータは、以下に記載される。
重合シミュレーションは、上述のGoto,LDPEシミュレーションモデルにより達
成された。Gotoらによって使用された速度データは、次の参照文献:K.Yamam
oto,M.Sugimoto;Rate constant for long ch
ain-chain branch formation in free-radic
al polymerization of ethylene;J.Macromol
.Science-Chem.,A13(8),pp.1067-1080(1979)
に記載されるように、様々な温度、圧力、及びポリマー濃度で行われた、高圧フリーラジ
カルポリエチレン重合実験から得られた。素反応ステップは、Gotoらによって次のよ
うに記載されている:i)エチレンの伝搬、ii)ラジカルの停止、iii)バックバイ
ティングまたはSCB形成、iv)ポリマーの移動またはLCB形成、v)ビニル形成を
もたらす第二級ラジカルのベータ脱離、及びvi)ビニリデン形成をもたらす第三級ラジ
カルのベータ脱離。
主反応に対する速度データは、表1に示され、表中、koは、前指数または頻度因子で
あり、Eaは、温度依存を反映する活性化エネルギーであり、ΔVは、圧力依存を反映す
る活性化体積である。全ての速度定数は、ko、Ea、及びΔV値がバックバイティング
の値であり、これらが、圧力及び温度条件の関数として、高圧ポリエチレン中のメチル分
岐(C13NMR技法によって分析される)をより反映するために最適化されたことを除
いて、Gotoらからである。
Figure 2022062017000009
高圧(注入口圧力≧100MPa)のフリーラジカル重合において、分岐は、次の主反
応により形成することができる:a)エチル及びブチル分岐をもたらす分子内反応である
バックバイティング反応、b)アルファ-オレフィンをポリマー分子内に組み込む反応(
かかるアルファ-オレフィンは連鎖移動剤として使用される(例えば、プロピレン、1-
ブテンなど))、c)ポリマー分岐が停止される前のエチレン挿入の数に依存する炭素長
を有するポリマー分岐をもたらすポリマーへの移動を伴う反応。例えば、分子間水素移動
は、成長ポリマー分子の停止、及び「死」または不活性ポリマー分子の再活性化をもたら
す。ポリマーへの移動を伴う反応に関して(上記の「c」)、理論的には、この反応は、
最大1000個及びそれ以上の炭素のエチル及びブチル分岐に変化する分岐長をもたらし
得る。この反応によるエチル及びブチル分岐の形成は、非常に低く小さなレベル、典型的
に、1000個の炭素当たり0.1未満で生じるのみである。長鎖分岐は、分子間水素移
動から形成され(上記の「c」)、最終ポリマーの分子量分布の拡大をもたらす。上記の
「b」の反応に関して、アルファ-オレフィンの組み込みは、最終ポリマーの分子量分布
の拡大をもたらさない。13C NMRは、C6以上と定義される長鎖分岐(LCB)の
レベルを測定するために使用することができるが、NMRスペクトルに対する補正は、よ
り高いアルファ-オレフィンの存在を伴って、または伴わずに作製されたポリマー試料の
スペクトルを比較することによって、8個以上の炭素数を有する任意のアルファ-オレフ
ィン(CTA)の存在に関して行われ得る。Gotoら及びYamamotoらによって
開発された速度は、温度、圧力、及び重合濃度(組み込まれたエチレン単位として表され
る)などのプロセス条件の関係、分子間水素移動(「ポリマーへの移動」)の速度パラメ
ータ、及び最終ポリマーの分子量分布に対する分子間水素移動のレベルの影響に焦点を当
てている。
選択されたCTAの速度データが、表2に示される。速度定数は、Mortimerに
より決定されたCs値(ks/kp)上の速度定数(以下の参照文献を参照されたい)、
及びGotoらによって示されている通りのエチレン伝搬速度(表1を参照されたい)の
助けを借りて計算された。
Figure 2022062017000010
そのCTA官能基のそばのプロピレンはコモノマーとしても作用し、追加のメチル分岐
をもたらす。これらの追加のメチル分岐は、典型的に、ポリマーの密度を0.001~0
.004g/cc低下させる。更に、コモノマー活性は、反応器周期当たりの消費レベル
を増加させ、これにより、より多くのプロピレンがCTAならびにコモノマーとしての消
費を補うために添加されなければならない。
参照文献:
一般:G.Luft,Chem.-Ing.-Tech.,Hochdruck-Po
lyaethylen,Vol.51(1979)Nr.10,pages 960-9
69。Peroxide efficiency:T.van der Molen e
t al,Ing.Chim.Ital,“Light-off”temperatur
e and consumption of 16 initiators in LD
PE production,Vol.18,N.1-2,Feb 1982,page
s7-15。連鎖移動活性及びコモノマー反応性スキームデータは、次に記載されている
:P.Ehrlich,G.A.Mortimer,Fundamentals of
the free radical polymerization of ethyl
ene,Adv.Polymer Sci.,Vol.7,386-448(1970)
、G.Mortimer,Journal of Polymer Science:P
artA-1;Chain transfer in ethylene polyme
rization;Vol.4,p881-900(1966)、G.Mortimer
,Journal of Polymer Science:PartA-1,Chai
n transfer in ethylene polymerization.Pa
rtIV.Additional study at 1360 atm and 13
0°C;Vol.8,p1513-1523(1970)、G.Mortimer,Jo
urnal of Polymer Science:PartA-1,Chain t
ransfer in ethylene polymerization.PartV
.The effect of temperature;Vol.8,p1535-1
542(1970)、G.Mortimer,Journal of Polymer
Science:PartA-1,Chain transfer in ethyle
ne polymerization PartV.The effect of pr
essure,Vol.8,p1543-1548(1970)、及びG.Mortim
er,Journal of Polymer Science:PartA-1,Ch
ain transfer in ethylene polymerization
VII.Very reactive and depleteable transf
er agents,Vol.10,p163-168(1972)。S.Goto e
t al.,Journal of Applied Polymer Science
:Applied Polymer Symposium,36,21-40,1981
(表題:Computer model for commercial high p
ressure polyethylene reactor based on el
ementary reaction rates obtained experim
entally)のLDPEシミュレーションモデルを参照されたい。
開始剤系
表3は、温度及び圧力が、活性化エネルギー(Ea)及び活性化体積(ΔV)を介して
、伝搬速度及びラジカル停止速度に著しい影響を有することを示す。ペルオキシド効率は
、比率
Figure 2022062017000011
の影響を受け、そのため、温度及び/または圧力の上昇と共に増加し、温度及び/また
は圧力の低下と共に減少する。例えば、Theo van der Molenら(上記
の参照文献を参照されたい)は、その論文「Light-off temperatur
e and consumption of 16 initiators in LD
PE production」において、高圧LDPE反応器において、ある特定の温度
レベルに達するまでの開始剤の消費は、操作圧力の影響を強く受けることを示す。このた
め、開始剤系の量を増加させずに操作圧力を低下させることは、所与の反応器システムに
対してより低い最大区域またはピーク温度(複数可)及びより低いモノマー転化レベルを
もたらし、逆もまた同様である。
Figure 2022062017000012
管状反応器シミュレーションの詳細
表4及び表5は、本発明及び比較重合の反応器構成及びプロセス条件を示す。メルトイ
ンデックスを制御するためにシミュレーションに使用したCTAの種類は、0.001~
0.33のCTA活性(Cs)を有する。60メートルトン/時間のエチレン系処理量を
用いて、典型的に280MPa(2800バール)の反応器注入口圧力で操作する高圧管
状反応器に関して重合をシミュレーションする。ハイパー圧縮器から流入するエチレン系
流量は、100/0/0/0(CP1、CP1.1、CP2、及びCP3)、または40
/40/20/0(CP4、CP5、IP4.1、IP4.2、IP4.3、IP5.1
、及びIP5.2)、または25/25/50/0(CP6、CP7、IP6.1、IP
6.2、IP6.3、IP6.4、IP7.1、及びIP7.2)、または60/20/
20/0(CP8、IP8.1、及びIP8.2)で分配され、これはエチレン流量が完
全に前方反応部に送られたか、または最初の3つの反応部にわたって異なる比率で分配さ
れたかのいずれかであったことを示す。管状反応器構成は、4つ以上の反応部の全長の最
大数千メートルを構成する。このシミュレーション研究において、反応器長さは、130
0~1400メートルに変化し、反応器は4つの反応部を含む。反応器管の内径は、所望
の平均プロセス速度を12~14m/秒に維持するために異なり、したがって、混合、熱
伝達、ならびに反応器内及び反応器にわたる許容可能な圧力低下のための良好な流動様式
を提供する。反応器にわたる圧力低下は、全てのシミュレーションに関して約500バー
ルに保たれる。
開始剤系は1つまたは開始剤の混合物を含み、異なる位置で反応器に注入され、複数の
反応部を創出し、したがって、4つの反応部温度プロファイルを創出する。シミュレーシ
ョンに使用された各ペルオキシドの半減期時間は、表3に列記される。
典型的に、Tert-ブチルペルオキシ-2-エチルヘキサノエート(TBPO)及び
ジ-tert-ブチルペルオキシド(DTBP)の混合物が使用されたが、低い開始及び
/または再開温度では、Tert-ブチルペルオキシピバレート(TBPIV)が添加さ
れるか、またはより低いピーク温度(270℃以下)の場合には、DTBPはTert-
ブチルペルアセテート(TBPA)に置き換えられた。
反応部の冷却または加熱のための水温度は、向流モードで155℃の注入口温度で操作
される。代替的に、水温度は、他の一様なまたは一様でない設定で操作されてもよい。冷
却部は並流及び/または向流モードで操作され得る。
シミュレーションは、150℃の第1の反応部の注入口温度で行われた。それぞれ、0
.33及び0.001の活性(Cs)、ならびに反応器周期当たり約10%及び1%の転
化を有するプロピオンアルデヒド(PA)及びイソ-ブタンは、連鎖移動剤(CTA)と
して使用される。
形成された最終ポリマーの最初の40重量%及び形成された最終ポリマーの最後の60
重量%の長鎖分岐
本明細書で使用される「長鎖分岐頻度(LCBf)」という用語は、ポリエチレンに転
化される1000個のC原子(または500個のエチレン単位)当たりの長鎖分岐をもた
らす、後述される、ポリマーステップへの移動に関連する比率を指す。一般的にLCBf
は、全ポリマーの平均数である。この比率は、NMRによって決定するか、またはシミュ
レーションによって計算することができる。本明細書で使用される数は、シミュレーショ
ンによって得られる。シミュレーションによって得られるLCBfは、ポリマー反応R
CB速度及び伝搬速度Rに対する移動の比率であり、この比率に500を乗じる。R
CB=kLCB*[Rad]*[Pol]及びR=k*[Rad]*[エチレン]。
LCB/Rの比率は、転化される1エチレン単位当たりのLCB形成の頻度のみを示
すだろう。全ポリマーの総LCBfを得るために、比率は、使用される反応器の温度、圧
力、ならびに転化プロファイル上で積分しなければならない。これは一般的に、CiTの
Prediciのようなシミュレーションソフトウェア、または類似プログラムにおいて
行われ、これらは微分方程式を解くことができる。
LCB含量は、Mitsubishi Petrochemical Co.,Ltd
.(MPCL)モデルに基づき、Goto(Goto et al.,Journal
of Applied Polymer Science:Applied Polym
er Symposium,36,21-40(1981)によって記載される重合シミ
ュレーションモデルから得られ、これは、プロセスシミュレーションの生成量から反応器
の長さに沿って抽出することができる。形成されたポリマーの最初の40重量%でのLC
B(LCBf40%)は、生成された総累積ポリマー(反応器の出口で生成された総ポリ
マー)に対する40重量%ポリマーの位置で得られる(例えば、線形内挿を使用して)。
総ポリマー(MP40%)のその40重量%の位置でのポリマーの量は、下の方程式1
に示される。
P40%=MPtotal×0.4 [kg/時間](方程式
1)、
式中、Mptotalは、反応器の端部(出口)で生成された累積ポリマーの総量であ
る。この位置でのLCBfは、プロセスシミュレーション生成量から決定され、LCBf
40%で検討される。
残りの60重量%ポリマーのLCBfは、下の(方程式2)により計算される。
Figure 2022062017000013
総ポリマーに対する最初のLCB40%とLCB40%に対するLCB60%との比率
は、下の(方程式3)及び(方程式4)に簡素化される。
Figure 2022062017000014
LCBf40%の計算例(IP6.1の例に対して行われた)。異なる重量%のポリマ
ーが形成される反応器位置でのプロセスシミュレーション生成量(Goto速度-表1を
参照されたい)。形成された重量ポリマーの37.9%は、0.88/1000CのLC
Bfを有する。形成された重量ポリマーの42.5%は、0.90/1000CのLCB
fを有する。形成された最終ポリマーは、3.08/1000CのLCBfを有する。
Figure 2022062017000015
正規化された分子量分布(MWD)
分子量分布((dw/dlogM)とlogMとの間の関係を表す)は、重合設計、プ
ロセス開発、改善、及び操作に使用される重要なパラメータである。それは、所望の生成
物特性を提供する、生成されるポリマーの種類(狭いまたは広いMWD)を決定するため
に必要である。正規化されたMWDデータは、ポリマーポピュレーションバランス方程式
の解により重合速度(本研究におけるGoto速度)からMWDを構築するために、PR
EDICIの市販のソフトウェアパッケージ(Dr.M.Wulkow,Computi
ng in Technology,GmbH,Pater-Klbe-Straβe
7,D-26180 Rastede,Germanyにライセンスされる)を使用する
ことによって得ることができる。PREDICIのために必要な入力は、使用されたGo
to速度、ならびにモノマー及び/またはコモノマー、開始剤及びCTA流量、温度及び
圧力プロファイル、ならびに経過時間であり、これらの全てはプロセスシミュレーション
から得ることができる。PREDICIソフトウェアパッケージは、正規化されたMWD
データを生成するために使用することができる。各ポリマーのMWDが計算され、その後
、(方程式5):
Figure 2022062017000016
に従い、CP1のMWDで正規化された(比較-100/0/0/0)。
管状反応器の比較重合:CP1、CP1.1、及びCP2~CP8
比較重合CP1、CP1.1、CP2、及びCP3のシミュレーションは、反応器構成
100/0/0/0(エチレン系供給流が完全に第1の反応部に送られる)に対して行わ
れた。反応器の内管径は、54mmのものであり、全反応器長さにわたって約13.6m
/秒の平均プロセス速度をもたらす。転化レベルは、CP1.1の最後2つのピーク温度
を調整することによって標的レベルで維持される。異なる活性を有する、つまりCs=0
.33及びCs=0.01のCTAがシミュレーションされた。これらのCTAは、それ
ぞれ、10%及び1%の全体的な転化または補給レベルでシミュレーションされた。大半
のシミュレーションは、1dg/分のメルトインデックスを有する生成物に対して行われ
た(10dg/分のメルトインデックスの生成物に対してシミュレーションされたCP2
を除く)。CP1、CP1.1、CP2、及びCP3に関して、補給及び再循環された全
てのCTAは、第1の反応部に供給される。比較及び本発明の実施例におけるエチレン転
化は、それぞれ、31.9%(1MI、Cs=0.33)、33.9%(10MI、Cs
=0.33)、及び31.5%(1MI、Cs=0.01)である。更なる詳細は、表4
及び表5に見出すことができる。
CP1において、エチレンは、それぞれ、290、290、290、及び290℃の高
いピーク温度下で重合され、最終生成物において、3.13/1000CのLCBf含量
をもたらす。LCB40%含量は、0.79/1000Cのものであり、25.3%のR
LCBf 40%をもたらす。
正規化された分子量分布(MWD)は、100%である、つまり
Figure 2022062017000017
CP1のMWDは、表6に報告される正規化されたMWD値を計算するために使用され
る。
CP1.1において、重合は、240℃の最初の2つのピーク温度でシミュレーション
されるが、残りの2つのピークは、CP1の転化レベルに達するように、318℃及び3
18℃に増加される。興味深いことには、生成された最初の40%のポリマーがCP1の
対応する値よりも大幅に低いLCBf40%レベルを有することである。したがって、残
りの60%のポリマーは、更に全体的なLCBレベルが増加するため、増加したLCBf
60%を有する。このより高いLCBレベルは、わずかに広いMWD(104%対100
%)をもたらす。反応器長さに沿って局所的に形成されたポリマーのLCBレベルの発達
及び温度プロファイルは、図4及び図6に見出すことができる。
ポリマーの特性に対するメルトインデックス(10MI)及びCTA活性(Cs=0.
01)の作用は、CP2及びCP3において対応する。より高いMIはMWDを狭化し(
CP2の実施例は、82%の正規化されたMWDを有する)が、低い活性CTAで操作す
ると非常に広いMWDポリマーが得られる(CP3の実施例は160%の正規化されたM
WDを有する)ことが明確に示される。
CP4~CP8の実施例は、反応器の前方及び側方の両方に供給されたエチレン系供給
流による高圧管状重合を示す。CP4(40/40/20/0)は、総流量の40%流量
が前方に送られ、次の40%及び残りの20%が反応器の側方(それぞれ、反応部2及び
3)に送られることを示すが、CTA(補給及び再循環)は、反応部にわたって分配され
るエチレン供給流量で案分され、反応器に沿って等しいCTA供給濃度をもたらす。比較
の例では、高いピーク温度、つまり290、290、290及び290℃が全ての反応部
に対して適用された。反応器長さは、31.9%転化(Cs=0.33及び1MIに関し
て)、31.5%(Cs=0.01及び1MI)、または33.9%(Cs=0.33及
び10MI)を得る/それと一致するように選択された。反応器にわたる異なる流量分配
により、各反応部において約13m/秒の平均プロセス速度を維持するために、及び良好
な流動様式及び熱伝達を維持するために、管内径が各例に対して調整されたことに留意す
るべきである。類似のアプローチがCP6、CP7(25/25/50/0の反応器構成
)、及びCP8(60/20/20/0の反応器構成)に適用された。
CP1、CP8、CP4、及びCP6の正規化されたMWD値から、同じプロセス条件
で第1の反応部に送られるエチレン系流量を低下させることによってLCBf40%の値
は大幅に増加するが、40/40/20/0/の値は60/20/20/0及び25/2
5/50/0/構成の値よりも低いと結論付けることができる。正規化されたMWD値は
、100/0/0/0から25/25/50/0構成の段階を追った着実な増加傾向(1
00%、128%、140%、及び164%)を示す。正規化されたMWDにおけるこの
傾向は、最終ポリマーのLCBレベルまたはLCBf40%値によって支持されない。同
様に、メルトインデックスの増加はMWDを狭化する(CP7を参照されたい)。低い活
性CTAに向かうことによってMWDが広がる(CP5を参照されたい)。
Figure 2022062017000018
Figure 2022062017000019
Figure 2022062017000020
Figure 2022062017000021
Figure 2022062017000022
Figure 2022062017000023
本発明の重合IP4.1~IP4.3、IP5.1、IP5.2、IP6.1~IP6
.4、IP7.1、IP7.2、IP8.1、及びIP8.2
全ての本発明のポリマーは、最初の2つのピーク(第1及び第2ピーク)温度を240
℃に下げてシミュレーションされた(最初の2つのピーク温度を258℃で操作するIP
6.1の例を除く)。IP6.1は、特許請求の限度値を決定するために使用された。標
的転化レベルを維持するために残りのピークの温度を上げる。観察されるように、エチレ
ン系供給流の反応器の側方への供給、及び低い第1ピーク温度での操作(全てのIPの例
に示される)の組み合わされた作用は、第2及び第3の反応部の再開温度を大幅に低下さ
せる。
比較重合CP4~CP8を使用して生成されたポリマーと比較して、本発明の重合(I
Pの実施例)により生成されたポリマーの特性、例えば、生成された最初の40重量%の
ポリマーは、明らかにより低いLCBf40%を示す。関連のLCBf蓄積プロファイル
は図4及び図5に示される。表6の正規化されたMWDは、最終ポリマーにおいてLCB
レベルが類似するにも関わらず、第1ピーク温度の低下が、反応器の側方へのエチレン系
流量を使用する全ての反応器構成に関して、高いピーク温度で操作するそれらのそれぞれ
のベースラインの例(CPの実施例)に対してMWDの狭化をもたらすことを示す。
意外にも、LCBがポリマーにおいて形成されるシーケンスがポリマーの最終MWDに
対して極めて大きな作用を有し得ることが分かった。狭いMWDポリマーまたはより高い
転化レベルである特定のMWDを有するポリマーを作製するために、LCBの形成を遅ら
せ、形成される最初の40重量%のポリマーの維持LCBレベルを低く保つことが好まし
い一方で、形成される残りのポリマーにおけるより高いLCBレベルは、プロセスが狭い
MWDポリマーを生成する、またはより高い転化レベルである特定のMWDを有するポリ
マーを生成する能力に著しく影響を及ぼさない。
検証された構成のベースライン及び本発明の操作を比較する次の観察を行うことができ
る。全ての高いピーク温度操作に関して、MWDは、より多くのエチレン系供給流を反応
器の側方に送る場合、大幅に拡大される。本発明の操作は、より多くのエチレン系供給流
を反応器の側方に送る場合、MWDの拡大にあまり大幅な増加をもたらさない。したがっ
て、MWDの狭化の改善作用は、より多くのエチレン系供給流を反応器の側方に送る場合
、より顕著となると結論付けることができる。
ポリマー特性に対する冷ガス注入(CI)温度の影響がIP6.4(80℃のCI温度
)において研究されてきた。IP6.1の例(40℃のCI温度)と比較して、IP6.
4は、第2の反応部の高い再開、及び最後の2つの反応部において増加したピーク温度を
もたらし、より低いLCBf40%レベルだが、最終ポリマーにおいてより高いLCB及
びより広いMWDをもたらす。IP4.2は、全ての新しいエチレンが一次圧縮器から反
応器支流に流入する分配の実施例を示す。この分配は、正規化されたMWDを110%か
ら91%に狭化する。最後に、新しいエチレンの反応器支流への上記分配と、全ての補給
CTAの反応器前方流への分配とを組み合わせることにより、正規化されたMWDが91
%から80%に更に低下される。類似する傾向が25/25/50/0及び60/20/
20/0構成で見られた。
本発明の第1のピーク温度の低下ならびに新しいエチレン及び/またはCTAの好まし
い分配に類似する利益が、異なるMIで、または異なる活性のCTAを用いて作製される
場合、正規化されたMWDに関して観察される(10MIに関してはIP7.1及び7.
2、0.01のCsを有するCTAに関してはIP5.1及びIP5.2を参照されたい
)。比較及び本発明の実施例の温度プロファイルは、図6及び図7に示される。
製品機能
製品特性(正規化されたMWD)に対するエチレン系スプリット比及びプロセス条件の
影響は、図8にプロットされている。意外にも、2つの供給流にエチレン系供給流量を分
配することと組み合わせて、より低い第1のピーク温度を使用する本発明の重合が所与の
転化レベルで狭いMWDポリマーを生成する機能を増強することが分かった。この作用は
、ひし形及び白丸ラベルデータ点により図8に示される。本発明の所見は、高転化レベル
を維持しながら、ポリマー生成物のMWDを更に狭化するために新しいエチレン及び/ま
たは新しいCTAの好ましい分配を適用することによって更に改善され得る。意外にも、
最低前方ピーク及び再開温度の本発明の構成は、類似する条件(圧力、CTAの種類、及
び分配、第1のピーク温度、ならびに転化レベル)で操作されたときの、より高い再開温
度を有する40/40/20/0及び60/20/20構成よりも高い正規化されたMW
D値を示している。
要約
第1のピーク温度を下げることにより、エチレン供給物が3つのエチレン供給流に分配
される構成に対しても狭いMWD生成物を生成する機能がもたらされることが分かった。
第1のピーク温度の低下と新しいエチレン及び/またはCTAの好ましい分配とを組み合
わせることにより、一定した転化レベルで、CP1で使用される100/0/0/0エチ
レン供給分配よりも狭いMWDがもたらされる。
管状プロセスに関して、形成されたポリマーのMWDが管状反応部に沿ってポリマーの
形成中に長鎖分岐の形成を段階分けすることにより影響を受け得ることが分かった。より
狭いMWDポリマー、またはより高い転化レベルで類似するMWDを有するポリマーは、
「形成された最初の40重量%総ポリマー」対「「形成された総ポリマーの最後の60重
量%」のLCB比(RLCBf 40%/LCBf 60%)を低下させることにより達
成され得、例えば、この比率は、≦0.29である。
更に、上記の発見が、例えば、最終ポリマー中のLCBのレベル(適用された温度、圧
力、及びポリマー濃度条件の結果である)、反応器部にわたるエチレン系供給流の分配、
エチレン系供給流にわたる補給エチレンの分配、反応器にわたる補給CTA系及び/また
はエチレン系流の分配、適用されたCTAの種類及び活性、ならびに最終ポリマーのメル
トインデックスなど、本明細書に記載されるエチレン系ポリマーのMWDに影響を及ぼす
他の生成物及びプロセスパラメータと組み合わせることができることが分かった。
更に、上記の発見が、例えば、最終ポリマー中のLCBのレベル(適用された温度、圧力、及びポリマー濃度条件の結果である)、反応器部にわたるエチレン系供給流の分配、エチレン系供給流にわたる補給エチレンの分配、反応器にわたる補給CTA系及び/またはエチレン系流の分配、適用されたCTAの種類及び活性、ならびに最終ポリマーのメルトインデックスなど、本明細書に記載されるエチレン系ポリマーのMWDに影響を及ぼす他の生成物及びプロセスパラメータと組み合わせることができることが分かった。
本願は以下の態様にも関する。
(1) 少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形成するプロセスであって、
少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成においてエチレンを含む混合物を重合すること、を少なくとも含み、
「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総LCB含量」のの比率(R LCBf40% )は、パーセントで≦29%であり、
第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である、プロセス。
(2) 前記反応器構成が、3つのエチレン供給流のみを含む、上記(1)に記載のプロセス。
(3) 「形成された総ポリマーの最後の60重量%」対「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB比(R LCBf60%/LCBf40% )が、5.0以上である、上記(1)または(2)に記載のプロセス。
(4) 前記第1の反応部に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量が、前記重合に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の総モルに基づいて、20~60モル%である、いずれの他の上記に記載のプロセス。
(5) 前記エチレン転化が、28%以上である、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(6) 前記エチレンが、第1の反応部(1)、ならびに2つ以上の後続反応部である区域n及び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、前記エチレンが、新しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
次の比率:
a)反応部nに関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rnが、0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
b)反応部n+1に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rn+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
c)反応部n+2に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンのモル分率」対「前記反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率Rn+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なくとも2つを満たし、
「前記重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレン流及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(7) 前記第1のエチレン供給流が、前記重合に添加される新しい総CTAの20~100モル%を含み、前記第1のエチレン供給物における前記CTA系の活性が、各後続のエチレン供給物における前記CTA系の活性以上である、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(8) エチレン系ポリマーが、0.10~20.0g/10分のメルトインデックス(I2)を有する、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(9) 前記混合物が、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、アセテート、エステル、アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCTAを更に含む、上記のいずれか1項に記載のプロセス。
(10) 前記エチレン系ポリマーが、LDPEである、上記のいずれか1項に記載のプロセス。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つのフリーラジカルの存在下で、エチレン系ポリマーを形成するプロセス
    であって、
    少なくとも4つの反応部、及び少なくとも3つのエチレン供給流を備える反応器構成に
    おいてエチレンを含む混合物を重合すること、を少なくとも含み、
    「形成された総ポリマーの最初の40重量%」のLCB含量対「最終ポリマー中の総L
    CB含量」のの比率(RLCBf40%)は、パーセントで≦29%であり、
    第1の反応部に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、及び任意に1
    つ以上のCTAの量は、重合に供給されるエチレン、及び任意に1つ以上のコモノマー、
    及び任意に1つ以上のCTAの総モルに基づいて、20モル%~70モル%である、プロ
    セス。
  2. 前記反応器構成が、3つのエチレン供給流のみを含む、請求項1に記載のプロセス。
  3. 「形成された総ポリマーの最後の60重量%」対「形成された総ポリマーの最初の40
    重量%」のLCB比(RLCBf60%/LCBf40%)が、5.0以上である、請求
    項1または2に記載のプロセス。
  4. 前記第1の反応部に供給されるモノマー及びCTA(複数可)の合計量が、前記重合に
    供給されるモノマー及びCTA(複数可)の総モルに基づいて、20~60モル%である
    、いずれの他の先行請求項に記載のプロセス。
  5. 前記エチレン転化が、28%以上である、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス
  6. 前記エチレンが、第1の反応部(1)、ならびに2つ以上の後続反応部である区域n及
    び区域n+1または区域n+2に供給され(式中、n>1である)、前記エチレンが、新
    しいエチレン及び再循環されたエチレンを含み、
    次の比率:
    a)反応部nに関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレンの
    モル分率」対「前記反応部(RZn)に供給される新しいエチレンのモル分率」の比率R
    nが、0~1の(Rn=RZ1/RZn)である、
    b)反応部n+1に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレ
    ンのモル分率」対「前記反応部(RZn+1)に供給される新しいエチレンのモル分率」
    の比率Rn+1が、0~1の(Rn+1=RZ1/RZn+1)である、
    c)反応部n+2に関して、「前記第1の反応部(RZ1)に供給される新しいエチレ
    ンのモル分率」対「前記反応部(RZn+2)に供給される新しいエチレンのモル分率」
    の比率Rn+2が、0~1の(Rn+2=RZ1/RZn+2)である、のうちの少なく
    とも2つを満たし、
    「前記重合プロセスに供給されるエチレンの総量」が、少なくとも1つの新しいエチレ
    ン流及び少なくとも1つの再循環されたエチレン流から得られる、先行請求項のいずれか
    1項に記載のプロセス。
  7. 前記第1のエチレン供給流が、前記重合に添加される新しい総CTAの20~100モ
    ル%を含み、前記第1のエチレン供給物における前記CTA系の活性が、各後続のエチレ
    ン供給物における前記CTA系の活性以上である、先行請求項のいずれか1項に記載のプ
    ロセス。
  8. エチレン系ポリマーが、0.10~20.0g/10分のメルトインデックス(I2)
    を有する、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス。
  9. 前記混合物が、アルデヒド、アルカン、ケトン、アルコール、アセテート、エステル、
    アルファ-オレフィン、またはこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つのCT
    Aを更に含む、先行請求項のいずれか1項に記載のプロセス。
  10. 前記エチレン系ポリマーが、LDPEである、先行請求項のいずれか1項に記載のプロ
    セス。
JP2022001563A 2015-11-10 2022-01-07 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー Pending JP2022062017A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15382555.9A EP3168238A1 (en) 2015-11-10 2015-11-10 Ethylene-based polymers formed by high pressure free radical polymerizations
EP15382555.9 2015-11-10
JP2018522625A JP7441001B2 (ja) 2015-11-10 2016-11-10 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー
PCT/US2016/061377 WO2017083552A1 (en) 2015-11-10 2016-11-10 Ethylene-based polymers formed by high pressure free radical polymerizations

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018522625A Division JP7441001B2 (ja) 2015-11-10 2016-11-10 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022062017A true JP2022062017A (ja) 2022-04-19

Family

ID=54557356

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018522625A Active JP7441001B2 (ja) 2015-11-10 2016-11-10 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー
JP2022001563A Pending JP2022062017A (ja) 2015-11-10 2022-01-07 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018522625A Active JP7441001B2 (ja) 2015-11-10 2016-11-10 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10494456B2 (ja)
EP (2) EP3168238A1 (ja)
JP (2) JP7441001B2 (ja)
KR (1) KR102736133B1 (ja)
CN (1) CN108473603B (ja)
BR (1) BR112018009092B1 (ja)
ES (1) ES2770752T3 (ja)
SG (1) SG11201803777RA (ja)
WO (1) WO2017083552A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2772183T3 (es) 2014-12-30 2020-07-07 Dow Global Technologies Llc Proceso para controlar la producción y calidad del polímero a base de etileno formado mediante polimerización por radicales libres a alta presión
US10400046B2 (en) 2015-06-25 2019-09-03 Joseph J. Matsko Portable powered paint system
WO2017058570A1 (en) * 2015-09-28 2017-04-06 Dow Global Technologies Llc Process for producing ethylene-based polymers with reduced gel counts and low reactor fouling
EP3168239A1 (en) 2015-11-10 2017-05-17 Dow Global Technologies LLC High pressure free radical polymerizations
EP3168237A1 (en) 2015-11-10 2017-05-17 Dow Global Technologies LLC High pressure, free radical polymerizations to produce ethylene-based polymers
WO2018218470A1 (en) 2017-05-29 2018-12-06 Dow Global Technologies Llc Thermoplastic polyolefin compositions useful for aldehyde abatement
ES2889762T3 (es) 2017-06-28 2022-01-13 Dow Global Technologies Llc Polimerizaciones de radicales libres a alta presión para producir polímeros a base de etileno
BR112020001030B1 (pt) 2017-07-28 2023-10-17 Dow Global Technologies Llc Homopolímero de polietileno, composição e artigo
EP4034515B1 (en) * 2019-09-24 2025-06-18 Nova Chemicals (International) S.A. Steam generation in oxidative dehydrogenation
EP4375304A1 (en) 2022-11-28 2024-05-29 International Technical Excellence Centers, Llc Process for producing ethylene copolymers at high pressure in a tubular reactor
WO2024089081A1 (en) 2022-10-26 2024-05-02 International Technical Excellence Centers, Inc Process for producing ethylene copolymers at high pressure in a tubular reactor
WO2025072132A1 (en) 2023-09-29 2025-04-03 Dow Global Technologies Llc High pressure free radical tubular reactor configuration for improving ldpe product capability and plant capacity

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015100302A1 (en) * 2013-12-26 2015-07-02 Dow Global Technologies Llc Ethylene-based polymers formed using asymmetrical polyenes

Family Cites Families (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3628918A (en) 1970-05-15 1971-12-21 Exxon Research Engineering Co Apparatus for production of polyethylene
GB1370101A (en) 1971-10-11 1974-10-09 Exxon Research Engineering Co Production of polyethylene
JPS532585A (en) * 1976-06-29 1978-01-11 Sumitomo Chem Co Ltd Preparation of polyethylene
US4135044A (en) 1977-08-08 1979-01-16 Exxon Research & Engineering Co. Process for achieving high conversions in the production of polyethylene
US6545088B1 (en) 1991-12-30 2003-04-08 Dow Global Technologies Inc. Metallocene-catalyzed process for the manufacture of EP and EPDM polymers
CA2125780C (en) 1991-12-30 2004-07-06 Deepak R. Parikh Ethylene interpolymer polymerizations
BR9405715A (pt) 1993-01-29 1995-11-28 Dow Chemical Co Processo para preparar um composição de interpolímero de etileno/a-olefina e composição de interpolímero de etileno/a-olefina
US6448341B1 (en) 1993-01-29 2002-09-10 The Dow Chemical Company Ethylene interpolymer blend compositions
US5869575A (en) 1995-08-02 1999-02-09 The Dow Chemical Company Ethylene interpolymerizations
ATE271075T1 (de) 2000-03-16 2004-07-15 Basell Polyolefine Gmbh Verfahren zur herstellung von polyethylen
ATE280785T1 (de) 2000-08-15 2004-11-15 Akzo Nobel Nv Verwendung von trioxepanen zur herstellung von acrylharzen mit hohem feststoffgehalt, styrolharzen und polyethylenharzen mit niedriger dichte
US7745550B2 (en) 2001-12-19 2010-06-29 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Tubular polymerization reactors and polymers made therein
BRPI0608302B1 (pt) 2005-03-09 2017-07-18 Saudi Basic Industries Corporation Process for the preparation of an ethylene copolymer in a tubular reactor
KR20080026207A (ko) 2005-08-05 2008-03-24 엑손모빌 케미칼 패턴츠 인코포레이티드 에틸렌 중합체 및 공중합체를 제조하는 방법 및 장치
US8619658B2 (en) 2005-09-21 2013-12-31 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for transmission management in a wireless communication system
JP5034422B2 (ja) 2005-11-28 2012-09-26 住友化学株式会社 ポリエチレンの製造方法
JP2012505292A (ja) * 2008-10-07 2012-03-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 高活性連鎖移動剤を使用して製造される改良された光学特性を備える高圧低密度ポリエチレン樹脂
EP2376220A1 (en) 2008-12-18 2011-10-19 ExxonMobil Chemical Patents Inc. High pressure polymerization process
ES2646270T3 (es) 2010-09-30 2017-12-13 Dow Global Technologies Llc Interpolímeros basados en etileno y procesos de preparación de los mismos
EP2655444B2 (en) * 2010-12-22 2018-11-21 Basell Polyolefine GmbH Process for the preparation of ethylene copolymers in the presence of free-radical polymerization initiator by copolymerizing ethylene, a bi- or multifunctional comonomer and optionally further comonomers
CN103403040B (zh) 2011-03-03 2015-11-25 巴塞尔聚烯烃股份有限公司 在具有至少两个具有不同链转移剂浓度的反应区的管式反应器中制备乙烯均聚物或共聚物的方法
ES2640122T3 (es) * 2011-10-19 2017-10-31 Dow Global Technologies Llc Procedimientos de polimerización con distribuciones de etileno de nueva aportación para preparar polímeros basados en etileno de baja densidad
JP6302412B2 (ja) 2011-11-23 2018-03-28 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 広い分子量分布を持ち、抽出可能性の低い低密度のエチレン系ポリマー
BR112014012268B1 (pt) 2011-11-23 2020-09-29 Dow Global Technologies Llc Polímero a base de etileno, composição e artigo
MX363922B (es) 2012-11-20 2019-04-05 Dow Global Technologies Llc Polimeros de baja densidad a base de etileno con alta resistencia a la fusion.
EP2999743B1 (en) 2013-05-22 2017-06-21 Dow Global Technologies LLC Low density ethylene-based polymer compositions with high melt strength and mid-high density control
JP6377141B2 (ja) 2013-05-22 2018-08-22 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 改善された溶融強度、産出量、及び機械特性を有する低密度エチレン系組成物
JP7066319B2 (ja) 2013-12-19 2022-05-13 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 抽出分量と溶融弾性との改善された均衡を有する管状低密度エチレン系ポリマー
CN105829362B (zh) 2013-12-26 2019-06-07 陶氏环球技术有限责任公司 使用不对称多烯形成基于乙烯的聚合物的方法
WO2015166297A1 (en) * 2014-04-30 2015-11-05 Exxonmobil Chemical Patents Inc. Process for manufacturing ethylene polymers and copolymers
CN106459275B (zh) * 2014-06-27 2020-05-29 陶氏环球技术有限责任公司 使用一氧化碳分布制备基于乙烯的聚合物的方法
US10494460B2 (en) 2015-06-25 2019-12-03 Dow Global Technologies Llc Process for producing ethylene-based polymers with low hexane extractables
JP6998217B2 (ja) 2015-06-25 2022-02-10 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 低ヘキサン抽出物及び低密度を有するエチレン系ポリマー
US10400046B2 (en) 2015-06-25 2019-09-03 Joseph J. Matsko Portable powered paint system
WO2017058570A1 (en) 2015-09-28 2017-04-06 Dow Global Technologies Llc Process for producing ethylene-based polymers with reduced gel counts and low reactor fouling
EP3168239A1 (en) 2015-11-10 2017-05-17 Dow Global Technologies LLC High pressure free radical polymerizations
EP3168237A1 (en) 2015-11-10 2017-05-17 Dow Global Technologies LLC High pressure, free radical polymerizations to produce ethylene-based polymers

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015100302A1 (en) * 2013-12-26 2015-07-02 Dow Global Technologies Llc Ethylene-based polymers formed using asymmetrical polyenes
JP2017502131A (ja) * 2013-12-26 2017-01-19 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 非対称ポリエンを使用して形成されるエチレン系ポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
BR112018009092B1 (pt) 2022-03-15
US20180312614A1 (en) 2018-11-01
WO2017083552A1 (en) 2017-05-18
JP2018532862A (ja) 2018-11-08
CN108473603B (zh) 2021-07-27
SG11201803777RA (en) 2018-06-28
KR20180081085A (ko) 2018-07-13
EP3168238A1 (en) 2017-05-17
KR102736133B1 (ko) 2024-12-02
EP3374404B1 (en) 2020-01-08
JP7441001B2 (ja) 2024-02-29
US10494456B2 (en) 2019-12-03
ES2770752T3 (es) 2020-07-03
BR112018009092A2 (pt) 2018-11-06
CN108473603A (zh) 2018-08-31
EP3374404A1 (en) 2018-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6937298B2 (ja) エチレン系ポリマーを生成するための高圧フリーラジカル重合
JP6935398B2 (ja) 高圧フリーラジカル重合
JP7441001B2 (ja) 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー
KR20160103023A (ko) 비대칭 폴리엔을 사용하여 에틸렌계 중합체를 형성하는 방법
KR102403518B1 (ko) 에틸렌계 중합체를 제조하기 위한 고압, 자유 라디칼 중합
JP2018500433A (ja) 高圧フリーラジカル重合によって形成されるエチレン系ポリマーの生成量及び品質を制御するためのプロセス
JP7492314B2 (ja) 高圧フリーラジカル重合により形成されるエチレン系ポリマー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20230302

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230801

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240827