JP2023007736A - ブルーライト障害抑制剤 - Google Patents
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Abstract
Description
LEDの光には波長が400~500nmの青色光であるブルーライトが多く含まれている。ブルーライトは、可視光線の中で波長が短く、強いエネルギーを持っているため、人体への影響が懸念されている。
ブルーライトによる人体への影響としては、眼の疲れや痛み、黄斑変性等の眼への影響、皮膚の老化、色素沈着、screen dermatitis等の皮膚への影響、さらに、サーカディアンリズムの乱れに起因する睡眠障害、肥満、癌等の全身への影響等が知られている。
ブルーライトによる影響から人体を保護する方法としては、市販の青色光の透過率が低い眼鏡の他に、ビルベリー抽出物を有効成分とする、ブルーライトによる細胞生育阻害抑制(特許文献1)、碁石茶抽出物を含有することを特徴とする、青色光による皮膚細胞増殖阻害抑制剤(特許文献2)等が知られている。
本発明は、例えば以下の〔1〕~〔7〕に関する。
〔1〕 α-グルコシルルチン、α-グルコシルヘスペリジン及びα-グルコシルナリンジンから選択される少なくとも一種の成分(A)を含む、皮膚若しくは眼を構成する細胞又は毛髪に対する、ブルーライトによる障害を抑制する、ブルーライト障害抑制剤。
〔2〕 前記障害が、皮膚又は眼を構成する細胞の細胞死である、〔1〕に記載のブルーライト障害抑制剤。
〔3〕 前記障害が、毛髪のキューティクルに対する障害である、〔1〕に記載のブルーライト障害抑制剤。
〔4〕 前記細胞が、表皮角化細胞又は角膜上皮細胞である、〔1〕又は〔2〕に記載のブルーライト障害抑制剤。
〔5〕 前記成分(A)がα-モノグルコシルルチン、α-モノグルコシルヘスペリジン及びα-モノグルコシルナリンジンから選択される少なくとも一種を含む、〔1〕~〔4〕のいずれかに記載のブルーライト障害抑制剤。
〔6〕 前記成分(A)の含有量が65質量%以上である、〔1〕~〔5〕のいずれかに記載のブルーライト障害抑制剤。
〔7〕 〔1〕~〔6〕のいずれかに記載のブルーライト障害抑制剤を含む、皮膚、眼、又は毛髪に用いるブルーライト障害抑制用外用剤又はブルーライト障害抑制用飲食品。
<成分(A)>
本発明のブルーライト障害抑制剤は、α-グルコシルルチン、α-グルコシルヘスペリジン及びα-グルコシルナリンジンから選択される少なくとも一種の成分(A)を含む。成分(A)は、α-グルコシルルチン、α-グルコシルヘスペリジン及びα-グルコシルナリンジンのいずれか1種又は任意で選択される2種を含むものであってもよいし、α-グルコシルルチン、α-グルコシルヘスペリジン及びα-グルコシルナリンジンの3種全てを含むものであってもよい。その中でも、比較的低濃度でもブルーライト障害抑制効果が高いことから、成分(A)として、α-グルコシルルチンを含むものが好ましい。
α-グルコシルルチン(αグルコシルルチンともいう)は、ルチンが有するルチノース残基中のグルコース残基に、α1→4結合により1分子以上のグルコースが付加された化合物の総称である。本発明におけるα-グルコシルルチンは、そのような構造を有する化合物のうちの1種類単独からなるものであっても、2種類以上の混合物であってもよい。
このような混合物は、(i)上述した第1酵素処理ルチンを調製する、(ii)第1酵素処理ルチンを、グルコアミラーゼ活性を有する酵素で処理し、α-グルコシルルチンをほとんど全てα-モノグルコシルルチンに変換する、(iii)同時にラムノシダーゼ活性を有する酵素で処理し、未反応のルチンをほとんど全てイソケルシトリンに変換する、という手順により製造することができる。
α-グルコシルヘスペリジン(αグルコシルヘスペリジンともいう)は、ヘスペリジンのルチノース単位中の水酸基に、α-1,4結合により1分子以上のグルコースが付加された化合物の総称である。本発明におけるα-グルコシルヘスペリジンは、そのような構造を有する化合物のうちの1種類単独からなるものであっても、2種類以上の混合物であってもよい。なお、ヘスペリジンは、ヘスペレチンの7位の水酸基にβ-ルチノース(6-O-α-L-ラムノシル-β-D-グルコース)が結合した化合物、すなわちヘスペレチン配糖体である。
α-グルコシルナリンジン(αグルコシルナリンジンともいう)は、ナリンジンが有する水酸基に1分子以上のグルコースが付加された化合物の総称である。ナリンジンは、ナリンゲニン(5,7,4'-トリヒドロキシフラバノン)骨格の7位の水酸基にネオヘスペリドース(L-ラムノシル-(α1→2)-D-グルコース)がβ結合した構造を有する、フラボノイドの一種である。α-グルコシルナリンジンは、そのナリンジンが有する、ネオへスペリドース残基中のグルコース残基の3位(3''位)の水酸基及びナリンゲニン骨格中のフェニル基の4位(4'位)の水酸基の少なくとも一つに、α-グルコースが1分子以上結合した構造を有する。本発明におけるα-グルコシルナリンジンは、そのような構造を有する化合物のうちの1種類単独からなるものであっても、2種類以上の混合物であってもよい。
本発明において皮膚とは、全身の皮膚を意味し、付属器官(汗腺、脂腺、アポクリン腺、エクリン腺、毛包、及び爪)及び口唇(皮膚部、移行部、及び粘膜部)を含む。皮膚の部位は特に制限されないが、ブルーライトに暴露されやすいことから、皮膚は顔、頭、首、手、又は腕の皮膚であることが好ましく、顔の皮膚又は頭の皮膚(頭皮)であることがより好ましい。
眼とは、眼球、視神経、及び付属器(眼瞼、涙器)を意味する。
眼を構成する細胞は、眼を構成する任意の細胞であればよく、特に制限されないが、好ましくは眼球を構成する細胞である。
毛髪は、特に制限されず、例えば、頭髪、眉毛、睫毛、髭、体毛を挙げることができるが、好ましくは頭髪である。
毛髪の由来は特に制限されないが、マウス、ラット、ハムスター、モルモット、イヌ、ブタ、サル又はヒトを含む霊長類の哺乳動物が好ましく、ヒトがより好ましい。
毛髪は、バージン毛であってよいし、過去にヘアカラー剤、ブリーチ剤、パーマネントウェーブ剤、縮毛矯正剤又はトリートメント剤より処理された毛髪であってもよい。
本発明のブルーライト障害抑制剤は、皮膚若しくは眼を構成する細胞又は毛髪に対する、ブルーライトによる障害を抑制する。
本発明において、ブルーライトとは、波長が400~500nmの光を意味する。
本発明において、ブルーライトによる障害とは、ブルーライト暴露により生じる、皮膚若しくは眼を構成する細胞又は毛髪の正常な機能又は構造の一部又は全部が損なわれた状態を意味する。
ブルーライトによる障害が細胞死である場合は、例えば、実施例で後述するように、ブルーライトに暴露していない細胞の生存率を100%としたときに、被験物質を添加してブルーライトに暴露した細胞の生存率が、被験物質を添加せずにブルーライトに暴露した細胞の生存率よりも高い場合に、被験物質にはブルーライトによる障害を抑制する効果があると評価することができる。この場合、細胞の生存率は、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上、さらに好ましくは60%以上、特に好ましくは70%以上である。
ブルーライト障害抑制剤の用途は特に制限されないが、本発明のブルーライト障害抑制剤は、ブルーライトによる障害を抑制する高い作用を有するので、例えば、生体における皮膚若しくは眼を構成する細胞又は毛髪に生じるブルーライト障害を予防又は改善する目的で、単回又は複数回生体に投与することができる。
ブルーライト障害抑制剤は、そのまま生体に投与してもよいし、前記ブルーライト障害抑制剤の有効量を薬学的に許容する担体とともに配合した製剤として投与してもよい。
ブルーライト障害抑制剤を含む製剤は、特に制限されず、例えば、外用剤、注射剤、又は飲食品が挙げられるが、好ましくは外用剤又は飲食品であり、より好ましくは外用剤である。
ブルーライト障害抑制剤を含む製剤の投与方法は特に制限されず、経口、又は非経口とすることができる。前記製剤は、投与が容易であることから、非経口投与することが好ましく、外用することがより好ましく、皮膚、毛髪、又は眼に外用することがさらに好ましい。
本発明において外用剤とは、皮膚、眼、毛髪等の表面に直接、適用する製剤を意味し、医薬品、医薬部外品、化粧品のいずれであってもよい。
外用剤は、液状、乳液状、クリーム状、ジェル状、ムース状、噴霧用剤、又はこれらを混合して用いる二剤式など、皮膚、粘膜、眼、爪、毛髪等の体表面に塗布又は浸透可能なものであれば、性状や剤型は制限されない。
皮膚に用いる外用剤は、好ましくは、スキンケア化粧品、又は皮膚外用剤であり、より好ましくは、スキンクリーム、フェイスクリーム、アイクリーム、又は美容液である。
保湿剤としては、例えば、セルロース系高分子化合物、ビニル系高分子化合物及びそれらの塩等の粘稠剤;キサンタンガム、デキストリン、デキストラン、ヘパリン等の多糖類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等のムコ多糖類;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;グルコース、トレハロース、ラクトース、ソルビトール等の糖類;グリセリルグルコシド等の多価アルコールの糖誘導体が挙げられる。
皮膚に用いる外用剤に配合する保湿剤は、多価アルコール又は多価アルコールの糖誘導体が好ましく、グリセリン、1,3-ブチレングリコール又はグリセリルグルコシドがより好ましく、グリセリルグルコシドがさらに好ましい。
皮膚に用いる外用剤が含む保湿剤の含有量は特に制限されないが、外用剤の安定性及び保湿効果の観点から、0.5~20質量%が好ましく、2~15%質量がより好ましく、2~10質量%がさらに好ましい。
保湿剤としては、例えば、セルロース系高分子化合物、ビニル系高分子化合物及びそれらの塩等の粘稠剤;キサンタンガム、デキストリン、デキストラン、ヘパリン等の多糖類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等のムコ多糖類;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;グルコース、トレハロース、ラクトース、ソルビトール等の糖類;グリセリルグルコシド等の多価アルコールの糖誘導体が挙げられる。
眼に用いる外用剤に配合する保湿剤は、ムコ多糖類又は多価アルコールの糖誘導体が好ましく、ヒアルロン酸ナトリウム又はグリセリルグルコシドがより好ましい。
眼に用いる外用剤が含む保湿剤の含有量は特に制限されないが、外用剤の安定性及び保湿効果の観点から、0.1~10質量%が好ましく、0.1~5%質量がより好ましく、0.3~3質量%がさらに好ましい。
植物抽出物としては、例えば、ソウハクヒ、シャクヤク、オウゴン、カミツレ、トウキ、ローズマリー、ゲンノショウコ、シコン、茶、葛根、丁字、甘草、枇杷、橙皮、高麗人参、芍薬、山査子、麦門冬、生姜、松笠、厚朴、阿仙薬、黄ゴン、アロエ、アルテア、シモツケ、オランダガラシ、キナ、コンフリー、ロート、ホホバ、センブリ、西洋のこぎり草、アーモンド、カカオ、マカデミアナッツ、オリーブ、ショウガ、トウモロコシ、ボダイジュ、マツ、ハッカ、ゴボウ、ゴマ、プルーン、ドクダミ、クマザザ、ツバキ、グレープフルーツ、ゼニアオイ、イネ、アボガド、サボテン、ラベンダー、ヒマワリ、ヒノキ、ゴマ、ユリ、ユズ、バラ、アセロラ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、トマト、ニンニク、ハマメリス、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、オウバク、ベニバナ、サンシシ、タイソウ、チンピ、ヨクイニン、クチナシ、カモミラ、メリッサ、ビワ、ゲラニウム、エリカ、トクサ、ハイビスカス等の抽出物が挙げられる。
毛髪に用いる外用剤に配合する植物抽出物は、ゲラニウム抽出物又はハイビスカス抽出物が好ましく、ゲラニウム抽出物がより好ましい。
毛髪に用いる外用剤が含む植物抽出物の含有量は特に制限されないが、外用剤の安定性の観点から、乾燥固形分として0.01~3質量%が好ましく、0.05~2%質量がより好ましく、0.1~1質量%がさらに好ましい。
本発明において、飲食品とは、日常生活において経口又は消化管投与などにより摂取されるものを意味し、例えば、一般の飲食品、健康食品、健康飲料、サプリメント、保健機能食品、保健機能飲料、栄養補助食品、栄養補助飲料、医薬部外品、医薬品(内服薬)などのいずれであってもよい。
本発明の一態様は、前記ブルーライト障害抑制剤を含む、飲食品であり、好ましくは前記ブルーライト障害抑制剤を含む、ブルーライト障害抑制用飲食品である。
飲食品は、投与が容易で、ブルーライト障害抑制効果を発揮しやすいことから、好ましくは固形製剤又は液状製剤であり、より好ましくは固形製剤である。
飲食品が飲料である場合、成分(A)の含有量は、好ましくは0.001~3質量%、より好ましくは0.01~2質量%、さらに好ましくは0.01~1質量%である。
飲食品が固形製剤である場合、成分(A)の含有量は、好ましくは0.1~30質量%であり、より好ましくは0.5~20質量%であり、さらに好ましくは1~15質量%である。
カプセル剤など、口腔内に成分(A)がほとんど溶出せずに内服される固形製剤である場合には、成分(A)の含有量は、好ましくは10~95質量%であり、より好ましくは30~90質量%であり、さらに好ましくは50~85質量%である。
(被験物質の調製)
被験物質は、α-グルコシルルチンとして下記αGルチン、α-グルコシルへスペリジンとして下記αGヘスペリジン、α-グルコシルナリンジンとして下記αGナリンジンを用いた。各被験物質の組成は以下の通りである。
αGルチン(αGルチンPS-C、東洋精糖株式会社製):α-モノグルコシルルチン65質量%、イソケルシトリン15質量%
αGヘスペリジン(αGヘスペリジンPS-CC、東洋精糖株式会社製):α-モノグルコシルヘスペリジン80質量%、7-グルコシルヘスペレチン10質量%
αGナリンジン(第4酵素処理ナリンジン):α-モノグルコシルナリンジン75質量%、7-グルコシルナリンゲニン10質量%
各被験物質500mgをイオン交換水にて10mLに定容し、被験物質原液を調製した。この被験物質原液をイオン交換水で段階的に希釈して、各被験物質の希釈系列を調製した。各被験物質の希釈系列を培地体積の1/1000量添加した。
表皮ケラチノサイト(成人由来、KURABO社製、NO.KK-4109)を96well plateに2×104cells/wellで播種し、37℃、5%CO2下でインキュベーションした。培地はHuMedia-KG2(KURABO社製、NO.KK-2150S)を用いた。播種24時間後に、被験物質又は溶媒のみを添加した培地に交換した後、1時間培養した。その後、インキュベーター内で、青色LED(バイオリサーチセンター株式会社製、LEDA―420、ピーク波長420nm)を、細胞培養面における照度が500lxとなるように照射しながら、18時間培養した。照度は照度計(ケニス株式会社製、UV―340A)を用いて測定した。比較対照として、溶媒のみを添加した培地で培養した細胞をブルーライト照射せずに培養した。一実験条件あたりN=3で実験した。
96well plateをPBSで洗浄後、Cell Counting Kit-8(DOJINDO社製、NO.CK04)を使用し、マイクロプレートリーダーで450nmの吸光度を測定した。
Cell Counting Kit-8は、テトラゾリウム塩を発色基質として使用している。テトラゾリウム塩は、細胞中の脱水素酵素により産生されるNADHによって橙色の水溶性のホルマザンに還元されるので、ホルマザンの量は生細胞数に比例する。ホルマザンの450nmの吸光度を測定することにより、生細胞数を測定することができる。
生細胞(%)は以下の式(I)により算出した。
生細胞(%)=(各被験物質のブルーライト照射した試験区の吸光度)/(ブルーライト照射を行っていない試験区の吸光度)×100 ・・・式(I)
p値はブルーライト照射ありサンプル添加なし(0ppm)を対照に算出し、p<0.05を有意差あり(*)とした。
結果を図1~図4に示す。図中、BL(-)はブルーライト照射なし、BL(+)はブルーライト照射あり、無添加とは溶媒のみを添加したことを示す。グラフの縦軸は、細胞生存率(%)を示す。
図1より、αGルチンは、0.00625%、0.0125%、0.025%、0.05%において、ブルーライトによる障害を抑制することが示された。αGルチンによるブルーライト障害抑制効果は濃度依存的であり、特に0.0125%、0.05%において有意であった。
図2より、αGヘスペリジンは、0.25%、0.5%において、ブルーライトによる障害を有意に抑制することが示された。
図3より、αGナリンジンは、0.025%、0.05%において、ブルーライトによる障害を有意に抑制することが示された。
図4より、ブルーライト障害抑制効果は、αGルチン、αGヘスペリジン、及びαGナリンジンの中では、αGルチンが最も高いことが明らかになった。
(方法)
被験物質は、実施例1と同じものを用いた。各被験物質をイオン交換水に溶解させ、αGルチンは終濃度20ppm、αGヘスペリジン及びαGナリンジンは終濃度25ppmの水溶液を調製した。
被験物質の水溶液を石英セル(セル長10.0mm)に入れ、分光光度計(株式会社日立ハイテクサイエンス社製、NO.U-3900)を用いて、200nm~900nmの吸収スペクトルを測定した。
αGルチン、αGヘスペリジン、及びαGナリンジンの200nm~500nmの吸収スペクトルをそれぞれ図5~図7に示す。
図5より、αGルチンは、ブルーライト波長域(400nm~500nm)の光はほとんど吸収しないことが明らかになった。
図6より、αGヘスペリジンは、ブルーライト波長域(400nm~500nm)の光は吸収しないことが明らかになった。
図7より、αGナリンジンは、ブルーライト波長域(400nm~500nm)の光は吸収しないことが明らかになった。
以上の結果から、αGルチン、αGヘスペリジン、及びαGナリンジンのブルーライト障害抑制効果は、αGルチン、αGヘスペリジン、及びαGナリンジンがブルーライト波長域(400nm~500nm)の光を吸収することによる効果ではなく、それ以外のメカニズムによる効果であることが明らかになった。
(方法)
実施例1においてブルーライト照射に用いた青色LEDの分光スペクトルを、可視域用刻線回折格子(Thorlabs社製)と光パワーメータ(BRCバイオリサーチセンター社製)から構成される測定系を用いて測定した。
結果を図8に示す。ピーク波長は420nmであった。
表1~11に記載の配合割合で、各成分を秤量して、混合することによりスキンクリーム、フェイスクリーム、アイクリーム、化粧水、美容液、ドリンク剤、茶飲料、点眼剤、ヘアミスト、カプセル剤、及びチュアブル錠を調製した。
Claims (7)
- α-グルコシルルチン、α-グルコシルヘスペリジン及びα-グルコシルナリンジンから選択される少なくとも一種の成分(A)を含む、皮膚若しくは眼を構成する細胞又は毛髪に対する、ブルーライトによる障害を抑制する、ブルーライト障害抑制剤。
- 前記障害が、皮膚又は眼を構成する細胞の細胞死である、請求項1に記載のブルーライト障害抑制剤。
- 前記障害が、毛髪のキューティクルに対する障害である、請求項1に記載のブルーライト障害抑制剤。
- 前記細胞が、表皮角化細胞又は角膜上皮細胞である、請求項1又は2に記載のブルーライト障害抑制剤。
- 前記成分(A)がα-モノグルコシルルチン、α-モノグルコシルヘスペリジン及びα-モノグルコシルナリンジンから選択される少なくとも一種を含む、請求項1~4のいずれか1項に記載のブルーライト障害抑制剤。
- 前記成分(A)の含有量が65質量%以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載のブルーライト障害抑制剤。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載のブルーライト障害抑制剤を含む、皮膚、眼、又は毛髪に用いるブルーライト障害抑制用外用剤又はブルーライト障害抑制用飲食品。
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