JP2024162013A - 記録ヘッド基板、および記録装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、液体を吐出して記録を行う記録素子を駆動する記録ヘッド基板に関する。
インクジェット記録装置において、液体を吐出して記録を行う記録素子を駆動する記録ヘッド基板は、高画質化の要求により基板の温度制御を行っている。記録ヘッド基板では、温度によって吐出される液体の液滴量や吐出速度がばらつく。そのため、基板温度の温度分布が生じた場合、基板温度の温度分布により画像の濃度ムラが生じ、画像品質が低下する。記録ヘッド基板の温度分布を補正する方法として、特許文献1は、以下の方法を開示している。記録ヘッド基板内にサブヒータのドライバを特定のエリア内に搭載し、そのエリアを任意に複数選択し加熱することにより、記録ヘッド基板内の温度分布を抑制する方法を特許文献1は開示している。
記録ヘッド基板は高耐久も求められておりドライバとサブヒータとを接続する配線に電流が流れる時間は長くなる。これにより、配線のレイアウトによってはエレクトロマイグレーションが発生する虞があるが、特許文献1ではこの課題は考慮されていない。本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッド基板においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制することを目的とする。
本開示に係る記録ヘッド基板は、液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、前記発熱素子を駆動するドライバと、を備える記録ヘッド基板であって、前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、複数の配線により行われている。
本開示に係る技術によれば、記録ヘッド基板においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制することが可能となる。
以下、本開示の実施形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本開示を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本開示の解決手段に必須のものとは限らない。
本明細書において、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また「記録」とは、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に、画像、模様、パターン等を形成、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。さらに、「インク」(「液体」という場合もある)とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。したがって、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、あるいはインクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して本開示に係る液体吐出ヘッドの記録ヘッド基板の第1実施形態について説明する。図1は、本開示に係る液体吐出ヘッド100の概略構成図である。液体吐出ヘッド100には記録ヘッド基板101が複数個並べられて配置されており、一般的にはラインヘッドと呼ばれる形態である。記録ヘッド基板101の形状は、代表的には図2(a)から図2(d)に示すような形を有している。信号端子および電源端子を含むPAD202も記録ヘッド基板101上に様々な形態で配置されている。記録ヘッド基板101の形状はこれに限定されるものではなく例えば台形(不図示)などの形であってもよい。
以下、添付図面を参照して本開示に係る液体吐出ヘッドの記録ヘッド基板の第1実施形態について説明する。図1は、本開示に係る液体吐出ヘッド100の概略構成図である。液体吐出ヘッド100には記録ヘッド基板101が複数個並べられて配置されており、一般的にはラインヘッドと呼ばれる形態である。記録ヘッド基板101の形状は、代表的には図2(a)から図2(d)に示すような形を有している。信号端子および電源端子を含むPAD202も記録ヘッド基板101上に様々な形態で配置されている。記録ヘッド基板101の形状はこれに限定されるものではなく例えば台形(不図示)などの形であってもよい。
図3は、本実施形態における記録ヘッド基板101のレイアウトを示す図である。記録ヘッド基板101にはPAD202が基板端部に設けられており、PAD202は吐出口選択データを受信する信号端子および電源端子等を含む。記録ヘッド基板101中央部には吐出するための液体(インク)を供給する液体供給口306が設けられており、記録素子であるヒータ303上層に液体を供給する。ヒータ303の直上には吐出口が配置されており、ヒータ303に任意のタイミングで電流を流し、液体を加熱発泡させ、吐出口より液滴などを吐出する。なお、本実施形態では記録素子としてヒータ303を例に挙げているが、記録素子にピエゾ素子などを用いて機械的に液体を吐出する構成でも良い。サブヒータ305は記録ヘッド基板101および液体を加熱または保温する発熱素子である。サブヒータドライバ308はサブヒータ305に接続されており、サブヒータ305に流す電流のONまたはOFFを行う。
図4は、図3に対応するサブヒータ305を駆動する回路図である。PAD202aは正電源PADであり、PAD202bはGNDPADである。PAD202aおよびPAD202bは液滴吐出に使用するヒータ303の電源と共用してもよい。サブヒータドライバ308はサブヒータ制御信号SH_A1からSH_D5により制御され、記録ヘッド基板101の全領域内に20か所存在し、記録ヘッド基板101の一部分の領域(以下、「加熱エリア307」と称する)を加熱する。つまり、1つのサブヒータドライバ308は1つの加熱エリア307に配置される。また、記録ヘッド基板101全体をより精度良く温度制御する場合には、20か所以上の加熱エリア307を設けても良い。液体供給口306は、ヒータ列の両側に所定の方向に配置される。さらに液体供給口306の外側にサブヒータドライバ308が配置される。サブヒータ制御信号SH_A1からSH_D5はPAD202から直接供給されてもよいし、記録ヘッド基板101内でデータ信号から変換されて生成されてもよい。
図5は、サブヒータ制御信号が記録ヘッド基板101内で生成される場合におけるブロック図である。図6は、記録ヘッド基板101外からサブヒータ制御信号が直接供給される場合におけるブロック図である。図5の方式を採用する場合、画像データと同時に制御信号データをデータ処理回路(スイッチ回路)510に送信すると、PAD202を増加する必要なくサブヒータ305を制御することが可能となる。図3では、サブヒータ305は記録ヘッド基板101の長辺方向に並んで配置されており、液体供給口306とヒータ303との間にサブヒータ305が配置されている。この配置によって、ヒータ303近傍の液体が加熱されるため、より効率よく液体を加熱し、吐出することができる。記録ヘッド基板101内に複数ある加熱エリア307内のサブヒータ305のレイアウトは基本的には全て同じである。加熱エリア307毎にサブヒータ305の発熱量を変更する場合にはサブヒータ305のレイアウトを調整することで可能となる。これにより、加熱エリア307それぞれにおけるサブヒータ305による発熱量は全て等しくなり、記録ヘッド基板101内の温度分布を一様に制御することが可能となる。
図7(a)は本実施形態のサブヒータ305のレイアウト図である。図7(b)、図7(c)および図7(d)は図7(a)のVIIB-VIIB線断面図である。ここではサブヒータ305の材料の一例としてPoly-Si(ポリシリコン)を使用している。図4(a)では、加熱エリア307に5か所の発熱部709および4か所のバイパス部708を配置している。バイパス配線304はAl配線703とプラグ706を含み、バイパス配線304の抵抗値はサブヒータ305の抵抗に対し1/100~1/1000と、十分に小さく、今回は0[Ω]と見積もっている。
本実施形態の構成では、加熱エリア307に対して発熱部709が分散して配置されている。バイパス部708は金属で構成されているため、バイパス部708の熱抵抗が低い。また、バイパス部708は発熱部709に挟まれているため、発熱部709で発熱した熱はバイパス部708へ拡散し、加熱エリア307は均一に加熱される。より均一に加熱する場合にはバイパス部708の長さを短くし、発熱部709の長さと幅との比を保ったまま発熱部709を広げるとよい。その場合、サブヒータ305の面積は大きくなる。逆に発熱部709の長さおよび幅を縮め、バイパス部708の長さを長くすることによりシュリンク効果が得られる。しかしながら、配線電流密度が上がるため、エレクトロマイグレーション等による断線が発生する可能性がある。
図7(c)は、エレクトロマイグレーションによって断線した例を示した図である。プラグ706には電流が集中するため、Al配線703との接点部分で比較的エレクトロマイグレーションは発生しやすい。通常このような断線不良が発生しない電流範囲で設計は行われる。さらにAl配線703とプラグ706との間にバリアメタルを挟む等の対策が施されている。本実施形態では、Al配線703において断線が発生した場合でもサブヒータ305は加熱エリア307の範囲に渡って配線されているため、電流はサブヒータ305へ迂回しサブヒート機能は失われない。このような配線方法を採用することにより、サブヒート駆動の高い信頼性が得られる。ただし、断線すると抵抗が上がるため発熱量は落ちる。そのため断線した際にはそのエリアのサブヒータは極力駆動を低減する方が良い。
電流経路712に示すように、サブヒータ305の抵抗が高いため電流は抵抗の低いAl配線703を流れようとする。前述した通り、図7(a)の4か所のバイパス部708のプラグ706は断線しても、サブヒータ305には電流が流れるため、サブヒート機能は失われない。しかし、サブヒータ305両端の電源の取り出し口において断線が発生するとサブヒータ305の回路がOPENとなってしまいサブヒート機能が失われる。そこで、図7(b)に示すように、サブヒータ305両端の電源の取り出し口においてはプラグ706を2列以上設けても良い。1つの列のサブヒータ305両端の電源の取り出し口において断線が発生しても、他の列のプラグ706に電流が流れるため、サブヒータ305の回路がOPENになることを抑制でき、サブヒート機能を維持できる。
図7(d)は、図7(b)に対してAl配線長が長い例を示した図である。このような設計にすることにより、プラグの位置変更のみで発熱量を広く調整することが可能になる。Al配線703に対してプラグ706を外側に配置することで発熱部の長さが短くなり、抵抗が下がるので、発熱量を上げる方向に調整できる。逆にAl配線703の内側にプラグ706を移動すると、抵抗値が上がるため、発熱量は下げる方向に調整できる。即ち、サブヒータ305又はAl配線703を変更しなくても発熱量を調整することが可能となる。プラグ用のマスク1枚のみの設計変更で発熱量を適切な値に設定できるため、サブヒータ発熱量の設計を変更する場合に記録ヘッド基板101のコストを低減することが可能となる。
図7を参照してエレクトロマイグレーションについて記述したが、本実施形態ではサブヒータドライバ308とサブヒータ305とを接続するAl配線703にも長時間電流が流れる。これにより、エレクトロマイグレーションに対するマージンは増加する。
図8は、図3のサブヒータドライバ308付近の領域VIIIの拡大図である。図8において、サブヒータドライバ308とサブヒータ305の一端部とを接続する配線に複数の配線に分割された配線を用いている。以下において、分割された配線の一本ずつを「分割配線」と称する。図8に示されるサブヒータドライバ308からサブヒータ305への分割配線は例示に過ぎず、分割配線の本数は複数であれば良い。また、サブヒータドライバ308からの配線とサブヒータ305への配線とは、交差する箇所で共通に電気接続される。サブヒータドライバ308がONすると、すべてのサブヒータドライバ308からの各分割配線に同一の電圧が印加され、サブヒータ305への各分割配線に供給される電圧も同一である。また、バイパス配線304においても複数の分割配線が用いられる。分割配線は金属であり、Al、Cu、Ag、Au、Pt、W、Ni、Co、Siのいずれかないしいずれかを含む合金からなる。
エレクトロマイグレーションは原子の移動に関係し、原子の移動は配線の粒界構造に依存するとされている。ここでは粒径は使用する金属配線の結晶の粒の大きさを示す。粒界は隣接する結晶との界面のことを示す。図9(a)は、本実施形態の分割配線の粒界構造(平面図)を示す図である。図9(b)は、既存の配線の粒界構造(平面図)を示す図である。電流が配線に流れた際に押し出される原子は粒界に沿って移動するため、図9(b)に示される既存の配線の粒界構造においては配線長の長手方向に沿って粒界が形成されやすいため、エレクトロマイグレーションを発生しやすい構成であることがわかる。一方、図9(a)に示される分割配線においては、粒界が配線長の長手方向に対向するように形成されているため、原子の移動は起こりにくい。即ち、図9(a)のような場合に、エレクトロマイグレーションによる影響を抑制することができる。したがって、ドライバ-サブヒータ間配線の配線幅は分割配線を構成する材質の粒径以下である構成が望ましい。或いは、ドライバ-サブヒータ間配線の配線幅は分割配線を構成する材質の平均粒径以下であっても良い。本実施形態の分割配線を構成する材質の粒径は0.5[μm]~2[μm]を想定しているため、分割配線の配線幅は0.5[μm]としている。しかしながら、分割配線を構成する材質の粒径のばらつき及び配線のパターニングを考慮すると、0.5[μm]を下回る粒径が発生する可能性もある。その場合、図9(a)に示されるように、ドライバ-サブヒータ間配線の全てが配線長の長手方向に対向するように粒界が形成されている必要はない。少なくとも一か所でも図9(a)に示される粒界が形成されていると、原子の移動を抑制する効果を発揮することができる。また、ドライバ-サブヒータ間配線の間のスリットは電流密度を緩和するために可能な限り小さい方が望ましい。本実施形態では当該スリットを0.4[μm]としている。
図10(a)から図10(c)は、図3に示した記録ヘッド基板101のヒータ303近傍の拡大平面図である。サブヒータドライバ308についての説明は省略する。ヒータ303と液体供給口306に対し、図10(a)の平面図に示すような構成で吐出口部材1004により液体流路1007が設計されており、2つのヒータ303に対して両側に液体供給口306が1個ずつ設けられている。このような構成により液体吐出後の液体リフィルが両側の液体供給口306からなされるため、吐出周波数が上げることができ、かつ、印字のスループットを大幅に上げることが可能な構成となっている。本実施形態の構成では前述したように発熱量を落とすことなくサブヒータ幅を縮めることができるため、ヒータ303と液体供給口306との間にサブヒータ305を配置しても吐出周波数に影響を与えない。
図10(b)はXB-XB線断面図であり、ヒータ303を液体流路方向に切断した図である。図10(c)はXC-XC線断面図であり、サブヒータ305を長手方向に切断した図である。図10(c)に示すように、サブヒータ305はバイパス部708および発熱部709を含む。サブヒータ305はPoly-Si配線(ポリシリコン配線)であり、基材であるシリコン基板(Si基板)1001と吐出口1005を形成する吐出口部材1004とを含む空間において、シリコン基板側に配置される。Al配線703は4層あり、Al配線703の上にヒータ層が積層されている。そしてそれらの配線はプラグ706を介して接続され、絶縁膜1002に覆われている。ヒータ層その上層に吐出口部材が積層されており、液体流路1007および吐出口1005が配置されている。
図10(b)に示すようにサブヒータ305は液体が吐出されるヒータ303に対して離間している。サブヒート加熱する位置としては、液体を吐出するに近いヒータ303付近が理想的である。本実施形態ではバイパス部708をヒータ303の横に設け、ヒータ303により近い上層のAl配線703でバイパスすることにより、発熱部709の熱をよりヒータ近傍に伝える構成を採用している。この構成を採用することによって、吐出する液体により近い部分でサブヒート加熱を行うことが可能になり、液体加熱による液体の粘度低下を実現できる。この液体加熱は、サブヒータでサブヒータ上の基板を加熱し、加熱された基板の熱を液体に伝導することで行う。これにより、液体リフィルの高速化が可能になり、印字スループットを向上することが可能となる。また、この構成によって、より粘度の高い液体の吐出が可能になる。これにより、高画質化が可能となり、液体選択の自由度が高くなり、および記録装置を多用途に使用することが可能となる。
図11(a)から図11(c)は、サブヒータ材としてPoly-Si(ポリシリコン)ではなく、ヒータ303と同じ膜を使用した場合の例である。ヒータ303の材料の一例としてはTaSiNが挙げられる。一般的に液体吐出用のヒータ303の抵抗はPoly-Siよりも抵抗値が高い。サブヒータ305が放出する発熱量はV^2/Rで決まる。図10の場合と同様の発熱量を得るには、サブヒータ305の長さを短くする必要がある。したがって、図11(c)に示すように、図11のバイパス部708は図10のバイパス部708より多く設置される。図11(c)に示すように、サブヒータ305は、シリコン基板1001と吐出口部材1004とを含む空間において吐出口部材側に配置される。図11(b)に示される構成では図10(b)に示される構成と比較すると、サブヒータ305がヒータ303により近い構成となっているため、サブヒータ305の発熱部709がヒータ303の近傍に配置される構成となっている。したがって、図11(b)に示される構成は、図7(b)に示される構成よりも吐出口1005の近傍で液体を加熱するため、液体リフィルのさらなる高速化、および印字スループットをさらに向上することが可能となる。
上述したように、本実施形態の構成によれば、記録ヘッド基板101においてエレクトロマイグレーションの発生を抑制することが可能となる。本実施形態の記録ヘッド基板を用いると、液体リフィルの高速化および印字スループットを向上することも可能となる。
[第2実施形態]
図12(b)に第2実施形態の配線レイアウトを示す。図12(a)は第1実施形態のサブヒータドライバ308とサブヒータ305とを接続する複数の分割配線のレイアウトを示している。図12(b)のXIIB-XIIB線断面図に示すように、本実施形態ではスリットを入れて複数の分割配線にしない構成を採用している。図12(b)のXIIB-XIIB線断面図に示すように、配線が凸部と凹部とを構成している。図12(b)に示される配線がサブヒータドライバ308とサブヒータ305との間の配線およびバイパス配線304において用いられる。当該凸部および凹部の線XIIB-XIIBに対する高さおよび当該凹部の幅を当該凸部および凹部を有する配線を構成する材質の粒径または平均粒径以下になるように調整する。これにより、既存の配線レイアウトよりもエレクトロマイグレーションに対するマージンを増やすことが可能となる。
図12(b)に第2実施形態の配線レイアウトを示す。図12(a)は第1実施形態のサブヒータドライバ308とサブヒータ305とを接続する複数の分割配線のレイアウトを示している。図12(b)のXIIB-XIIB線断面図に示すように、本実施形態ではスリットを入れて複数の分割配線にしない構成を採用している。図12(b)のXIIB-XIIB線断面図に示すように、配線が凸部と凹部とを構成している。図12(b)に示される配線がサブヒータドライバ308とサブヒータ305との間の配線およびバイパス配線304において用いられる。当該凸部および凹部の線XIIB-XIIBに対する高さおよび当該凹部の幅を当該凸部および凹部を有する配線を構成する材質の粒径または平均粒径以下になるように調整する。これにより、既存の配線レイアウトよりもエレクトロマイグレーションに対するマージンを増やすことが可能となる。
[第3実施形態]
図13(b)に第3実施形態の配線レイアウトを示す。図13(a)は第1実施形態のサブヒータドライバ308とサブヒータ305とを接続する複数の分割配線のレイアウトを示している。図13(b)のXIIIB-XIIIB線断面図に示すように、本実施形態ではスリットを入れて複数の分割配線にしない構成を採用している。図13(b)のXIIIB-XIIIB線断面図に示すように、本実施形態の配線レイアウトの断面はスネーク状になっている。図13(b)に示される配線がサブヒータドライバ308とサブヒータ305との間の配線およびバイパス配線304において用いられる。スネーク状における凸部および凹部の線XIIIB-XIIIBに対する高さおよび当該凹部の幅を当該凸部および凹部を有する配線を構成する材質の粒径または平均粒径以下になるように調整する。これにより、既存の配線レイアウトよりもエレクトロマイグレーションに対するマージンを増やすことが可能となる。
図13(b)に第3実施形態の配線レイアウトを示す。図13(a)は第1実施形態のサブヒータドライバ308とサブヒータ305とを接続する複数の分割配線のレイアウトを示している。図13(b)のXIIIB-XIIIB線断面図に示すように、本実施形態ではスリットを入れて複数の分割配線にしない構成を採用している。図13(b)のXIIIB-XIIIB線断面図に示すように、本実施形態の配線レイアウトの断面はスネーク状になっている。図13(b)に示される配線がサブヒータドライバ308とサブヒータ305との間の配線およびバイパス配線304において用いられる。スネーク状における凸部および凹部の線XIIIB-XIIIBに対する高さおよび当該凹部の幅を当該凸部および凹部を有する配線を構成する材質の粒径または平均粒径以下になるように調整する。これにより、既存の配線レイアウトよりもエレクトロマイグレーションに対するマージンを増やすことが可能となる。
上述した実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、前記発熱素子を駆動するドライバと、を備える記録ヘッド基板であって、前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、複数の配線により行われていることを特徴とする記録ヘッド基板。
(構成2)前記記録ヘッド基板は、複数の前記発熱素子を有し、前記ドライバは、前記複数の前記発熱素子と接続している構成1に記載の記録ヘッド基板。
(構成3)前記発熱素子は、前記記録ヘッド基板の一部分の領域の温度を制御している構成1に記載の記録ヘッド基板。
(構成4)前記液体を前記吐出口から吐出する複数の記録素子と、をさらに備える構成1に記載の記録ヘッド基板。
(構成5)前記吐出口および前記液体供給口は、所定の方向に配置され、前記発熱素子は、前記吐出口の列と前記液体供給口の列との間に配置される構成1に記載の記録ヘッド基板。
(構成6)前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の粒径以下である構成1乃至5のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成7)前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の平均粒径以下である構成1乃至5のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成8)前記発熱素子は、ポリシリコンからなる構成1に記載の記録ヘッド基板。
(構成9)前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記シリコン基板側に積層される構成8に記載の記録ヘッド基板。
(構成10)前記発熱素子は、前記複数の記録素子の材料と同一の材料からなる構成4に記載の記録ヘッド基板。
(構成11)前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記吐出口部材側に配置される構成10に記載の記録ヘッド基板。
(構成12)前記複数の配線は金属であり、Al、Cu、Ag、Au、Pt、W、Ni、Co、Siのいずれかないしいずれかを含む合金からなる構成1乃至7のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成13)液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、前記発熱素子を駆動するドライバと、を備える記録ヘッド基板であって、前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、凸部と凹部とを有する配線により行われていることを特徴とする記録ヘッド基板。
(構成14)前記記録ヘッド基板は、複数の前記発熱素子を有し、前記ドライバは、前記複数の前記発熱素子と接続している構成13に記載の記録ヘッド基板。
(構成15)前記発熱素子は、前記記録ヘッド基板の一部分の領域の温度を制御している構成13に記載の記録ヘッド基板。
(構成16)前記液体を前記吐出口から吐出する複数の記録素子と、をさらに備える構成13に記載の記録ヘッド基板。
(構成17)前記吐出口および前記液体供給口は、所定の方向に配置され、前記発熱素子は、前記吐出口の列と前記液体供給口の列との間に配置される構成13に記載の記録ヘッド基板。
(構成18)前記凸部と前記凹部との高さの差は、前記配線の材質の粒径以下である構成13乃至17のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成19)前記凹部の幅は、前記配線の材質の粒径以下である構成13乃至17のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成20)前記凸部と前記凹部との高さの差は、前記配線の材質の平均粒径以下である構成13乃至17のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成21)前記凹部の幅は、前記配線の材質の平均粒径以下である構成13乃至17のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成22)前記発熱素子は、ポリシリコンからなる構成13に記載の記録ヘッド基板。
(構成23)前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記シリコン基板側に積層される構成22に記載の記録ヘッド基板。
(構成24)前記発熱素子は、前記複数の記録素子の材料と同一の材料からなる構成16に記載の記録ヘッド基板。
(構成25)前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記吐出口部材側に配置される構成24に記載の記録ヘッド基板。
(構成26)前記配線は金属であり、Al、Cu、Ag、Au、Pt、W、Ni、Co、Siのいずれかないしいずれかを含む合金からなる構成13乃至21のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板。
(構成27)構成1乃至26のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板を備える記録装置。
Claims (27)
- 液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、
前記発熱素子を駆動するドライバと、
を備える記録ヘッド基板であって、
前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、複数の配線により行われていることを特徴とする記録ヘッド基板。 - 前記記録ヘッド基板は、複数の前記発熱素子を有し、
前記ドライバは、前記複数の前記発熱素子と接続している請求項1に記載の記録ヘッド基板。 - 前記発熱素子は、前記記録ヘッド基板の一部分の領域の温度を制御している請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 前記液体を前記吐出口から吐出する複数の記録素子と、をさらに備える請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 前記吐出口および前記液体供給口は、所定の方向に配置され、
前記発熱素子は、前記吐出口の列と前記液体供給口の列との間に配置される請求項1に記載の記録ヘッド基板。 - 前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の粒径以下である請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 前記複数の配線の配線幅は、前記複数の配線の材質の平均粒径以下である請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、ポリシリコンからなる請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記シリコン基板側に積層される請求項8に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、前記複数の記録素子の材料と同一の材料からなる請求項4に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記吐出口部材側に配置される請求項10に記載の記録ヘッド基板。
- 前記複数の配線は金属であり、Al、Cu、Ag、Au、Pt、W、Ni、Co、Siのいずれかないしいずれかを含む合金からなる請求項1に記載の記録ヘッド基板。
- 液体供給口から供給される液体を吐出口から吐出する記録ヘッド基板の温度を制御する発熱素子と、
前記発熱素子を駆動するドライバと、
を備える記録ヘッド基板であって、
前記発熱素子と前記ドライバとの電気接続は、凸部と凹部とを有する配線により行われていることを特徴とする記録ヘッド基板。 - 前記記録ヘッド基板は、複数の前記発熱素子を有し、
前記ドライバは、前記複数の前記発熱素子と接続している請求項13に記載の記録ヘッド基板。 - 前記発熱素子は、前記記録ヘッド基板の一部分の領域の温度を制御している請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記液体を前記吐出口から吐出する複数の記録素子と、をさらに備える請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記吐出口および前記液体供給口は、所定の方向に配置され、
前記発熱素子は、前記吐出口の列と前記液体供給口の列との間に配置される請求項13に記載の記録ヘッド基板。 - 前記凸部と前記凹部との高さの差は、前記配線の材質の粒径以下である請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記凹部の幅は、前記配線の材質の粒径以下である請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記凸部と前記凹部との高さの差は、前記配線の材質の平均粒径以下である請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記凹部の幅は、前記配線の材質の平均粒径以下である請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、ポリシリコンからなる請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記シリコン基板側に積層される請求項22に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、前記複数の記録素子の材料と同一の材料からなる請求項16に記載の記録ヘッド基板。
- 前記発熱素子は、基材であるシリコン基板と前記吐出口を形成する吐出口部材とを含む空間において、前記吐出口部材側に配置される請求項24に記載の記録ヘッド基板。
- 前記配線は金属であり、Al、Cu、Ag、Au、Pt、W、Ni、Co、Siのいずれかないしいずれかを含む合金からなる請求項13に記載の記録ヘッド基板。
- 請求項1乃至26のいずれか一項に記載の記録ヘッド基板を備える記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023077139A JP2024162013A (ja) | 2023-05-09 | 2023-05-09 | 記録ヘッド基板、および記録装置 |
| US18/631,298 US20240375398A1 (en) | 2023-05-09 | 2024-04-10 | Printing head substrate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2023077139A JP2024162013A (ja) | 2023-05-09 | 2023-05-09 | 記録ヘッド基板、および記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2024162013A true JP2024162013A (ja) | 2024-11-21 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2023077139A Pending JP2024162013A (ja) | 2023-05-09 | 2023-05-09 | 記録ヘッド基板、および記録装置 |
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|---|---|---|---|---|
| JP5300697B2 (ja) * | 2008-12-17 | 2013-09-25 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド用基板及び液体吐出ヘッド |
| JP2019010769A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | キヤノン株式会社 | 液体吐出ヘッド用基板および液体吐出ヘッド |
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2023
- 2023-05-09 JP JP2023077139A patent/JP2024162013A/ja active Pending
-
2024
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| Publication number | Publication date |
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| US20240375398A1 (en) | 2024-11-14 |
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