JP2025519084A - 材料部品を分析および選別するためのシステム - Google Patents

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Abstract

Figure 2025519084000001
システムは材料部品を、特にアルミニウム製のスクラップ部品を、分析および選別する。レーザ装置140は材料部品120の表面7A上にプラズマ3を生成する。検出ユニット21は、レーザビーム5に重なる領域37内にプラズマ検出領域39を形成する検出コーン35とで対になった対物レンズ25A、25B、25C、25Dを有する。検出ユニット21は、レーザビーム5に重なる更なる領域37に更なるプラズマ検出領域39を形成する更なる検出コーン35とで対の更なる対物レンズ25A、25B、25C、25Dを有している。プラズマ検出領域39と更なるプラズマ検出領域39とがレーザビーム5のビーム軸線5Aに沿ってオフセットして配置されるとともに、一緒に検出ユニット21の視野領域41を形成するように、対物レンズ25A、25B、25C、25Dは互いに関連して配置および/または整列される。

Description

本発明は、材料部品(マテリアルパーツ)を、特にアルミニウム製のスクラップ部品を、分析(アナライズ)および選別(ソーティング)するためのシステムに関する。
本発明が関するシステムは、材料部品(マテリアルパーツ、材料部分)を搬送するための供給手段と、材料部品を2つのフラクション(小部分、画分)のうちの1つに供給するように設定された選別(ソーティング、仕分)ユニットと、ビーム軸線に沿って伝搬するレーザビームで材料部品の表面にプラズマを発生させるように設定されたレーザ装置と、を備えている。システムはさらに、レーザ誘起プラズマから放出済のプラズマ光のスペクトル分析を実行するとともに、実行されたスペクトル分析の結果に応じて出力信号を生成するように設定された分光計(スペクトロメータ)システムと、出力信号を受信するとともに、出力信号および選別基準(ソーティングクライテリオン)に基づき前記選別ユニットを動作させるように設定された制御装置と、を備えている。ここで分光計システムは、分光計と、分光計に光学的に接続済の検出ユニット(検出部)と、を備えている。検出ユニットは、レーザビームとの重複領域(オーバーラップリージョン)にプラズマ検出領域を形成する検出コーン(ディテクション円錐)が関連付けられている対物レンズを備えている。
上述の、すなわち一般的なタイプのシステムは、特許文献1から知られている。前述のシステムは、LIBS(レーザ誘起ブレークダウン分光法、レーザインドュースドブレークダウンスペクトロスコピー)としても知られるレーザ誘起プラズマ分光法に基づき、材料部品を、特にアルミニウム製のスクラップ部品を、選別(ソーティング)することを可能にされている。レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSは、プラズマを用いて材料部品の、すなわちサンプル(試料)の、元素固有の組成を測定するべく使用される。プラズマは、高強度で集光されたレーザ放射によって、材料部品の表面に生成される。プラズマによって模倣(イミテート)された光は、材料部品の元素組成に関する結論を導き出すために検出されることで、分光分析(スペクトル的に分析)される。
従来公知のシステムによれば、選別される材料部品は供給手段に供給される。供給手段は、例えば、振動で移動するとともに材料部品が移動する供給面を提供する板(プレート)とすることが可能にされている。特許文献1に従って分析・選別される材料部品は、供給手段によってシュートに供給される。重力の力に従って、材料片(材料部品)はシュートを滑り落ちることで、シュートの下端を通ってシュートから離れる。ここから、分析・選別される材料部品は、重力の力に従いつつ、周囲の大気中を自由落下で移動する。この場合、供給手段とシュートとは、材料部品の分離が行なわれることで、材料部品が、空間的に定義された落下通路を自由落下で移動することを保証する役割を果たす。
自由落下中、シュートから出る材料ごとにレーザ誘起プラズマ分光が行なわれる。この目的のために、ビーム軸線に沿って伝搬するレーザビームで、材料部品の表面にプラズマを発生させるように設置済のレーザ装置が提供される。さらにレーザ誘起プラズマから放出されるプラズマ光のスペクトル分析を行なうとともに、スペクトル分析の結果に応じた出力信号を生成する分光計システムが設けられている。
この出力信号は、選別基準とで組み合わされることで選別ユニットによって、シュートから出る材料部品を2つのフラクションのうちの1つに供給するべく使用される。選別装置(ソーティングデバイス)は、例えば、制御装置によって適宜制御されるエアノズルとすることが可能にされている。このようにして空気圧の影響下で、シュートから出る材料部品の流れから、特定の材料部品を選別することが可能にされている。その結果、選別された材料部品と、選別されていない材料部品と、が生じる。
一般的に、従来から知られているシステムは、特定の組成の材料部品を認識するとともに、それらを異なる組成の材料部品から分離するべく使用される。このような分離は、望ましくない組成の材料部品が認識されるとともに選別ユニットによって排出されるか、または材料部品の組成が確実に決定できなかったので選別ユニットによって排出されるか、のいずれかで行なわれる。従って、排出される材料部品の割合は、一方では組成が明確に特定されているとともに望ましくない材料部品と、他方では組成が明確に識別されていない材料部品と、で構成されている。
上述したシステムは、日常的な実用化において証明されているが、まだ改善の余地がある。特に、落下経路(ドロップコリドー)が定義されているにもかかわらず、材料部品の構成が明確に識別できないので、材料部品が不合格になることが判明している。また明確に識別されていれば不合格にならなかったはずの材料部品が、不合格になることもある。このような誤った排出は、特に、落下コリドーを守っているにもかかわらず、材料部品がその幾何学的形状のために、検出ユニットのレンズのプラズマ検出領域を越えて落下するという事実に起因する。これは特に、球形のまたは部分的に球形の材料部品の場合である。
不正確な選別は、選別効率の有害な低下につながる。これは、落下通路を狭くすることで改善できるかもしれない。しかし、これは技術的に複雑であるだけでなく、選別速度も遅くなる。さらに特に球状または半球状の材料部品は、供給手段とシュートとの両方によって安全な位置に誘導されるが、自由落下時には、材料組成の確実な検出をもはや可能にしない向きになる虞がある。よって、分析すべき材料部品がプラズマ検出領域を越えて落下しないことを保証することはできない。
別の一般的なシステムは、特許文献2から知られている。この文献にも、穴あきミラーを使用した実施形態が記載されている。具体的には、集光レンズ(フォーカスレンズ)とレーザとの間に配置済のミラーが提供されている。このミラーは、レーザによって生成済のレーザビームが集光レンズに導かれるための孔を有している。集光レンズには検出コーンが付随している。レーザビームに重なる領域には、プラズマ検出領域が形成される。この既知のシステムは、検出器に相互作用する検出コーンが関連付けられている、さらなる集光レンズを有している。その際、プラズマから発せられた逆光は、第1集光レンズによって平行に導かれることで、ミラーで偏向された後、さらなる集光レンズによってビーム方向にかつ検出器上に集光される。
欧州特許第3352919号明細書 米国特許第10088425号明細書
従って、上述した先行技術に基づき、選別(ソーティング)効率の向上が達成されるように、上述したタイプのシステムの設計をさらに発展させることが本発明の課題である。
(1)この課題を解決するべく、本発明では、検出ユニットは、更なる検出コーン(追加検出円錐、アディショナルディテクションコーン)が関連付けられている更なる対物レンズ(追加対物レンズ、アディショナルオブジェクティブ)を有している。更なる検出コーンは、レーザビームとの更なるオーバーラップ領域(追加重複領域、アディショナルオーバーラップリージョン)、更なるプラズマ検出領域(追加プラズマ検出領域、アディショナルプラズラディテクションリージョン)を形成する。プラズマ検出領域と更なるプラズマ検出領域とがレーザビームのビーム軸線に沿ってオフセットして配置されているとともに、ともに検出ユニットの視野領域を形成するように、対物レンズ同士は互いに関連して(互いに対して、インリレーションツーワンアナザー)配置および/または整列されることが提案される。
本発明による設計は、有利には、拡大された検出領域を提供している。その結果、より多くの材料部品は、その組成に関して確実に認識され得る。結果、誤った選別(インコレクトソーティング)が最小限に抑えられるので、選別結果が改善される。結果、選別処理がさらに効果的になる。
検出範囲の拡大は、従来技術とは対照的に、1つのレンズだけでなく、複数のレンズが、すなわち少なくとも2つのレンズが、設けられていることに起因する。しかし、2枚以上のレンズが、例えば3枚、4枚、あるいはそれ以上、のレンズが、好ましい。
各レンズにはプラズマ検出範囲が設定される。したがって、4つのレンズでは、4つのプラズマ検出領域が存在する。本発明に従って、プラズマ検出領域同士がレーザビームのビーム軸線に沿ってオフセットされているとともに、一緒になって検出ユニットの視野を形成するように、レンズ同士は互いに関連して配置および/または整列されることがさらに提供される。視野は、個々のプラズマ検出領域を備えて構成される全体的な結果としての検出領域を表している。したがって視野は、従来技術よりも著しく大きい。
従来の技術によれば、検出領域は、レンズの1つのプラズマ検出領域のみによって形成される。レーザビームのビーム軸線に沿って、このようなプラズマ検出領域は通常、8~10mmの距離にわたって延びていることができる。ビーム軸線に沿ってオフセットして配置済の個々のプラズマ検出領域を備えている本発明による検出ユニットの視野領域の構成は、ビーム軸線の方向に20mm、30mm、40mm、またはそれ以上、の延長を有している全体的な検出領域をもたらす。このようにして有利なことに、幾何学的設計のために、特に球状または部分的に球状の材料部品のために、検出不可能な材料部品を、確実に検出することが可能になる。
その結果、本発明によるシステムでは、組成が確実に識別できないことで不合格とされる材料部品の割合は、最小限に抑えられる。よって、選別(ソーティング)の改善が可能になる。
(2)本発明のさらなる特徴によれば、プラズマ検出領域にプラズマが存在する場合、プラズマ光の測定成分(メジャメントシェア、測定部分)が関連レンズによって検出されるように、プラズマ検出領域は設定されることが提供される。従って、レーザ誘起プラズマがプラズマ領域に少なくとも部分的に存在する場合、放出済のプラズマ光の測定成分は関連レンズによって検出される。本発明による複数のレンズの場合、これは、検出ユニットが個々のレンズの測定成分の形態でプラズマ光を検出できることを意味する。
(3)本発明のさらなる特徴によれば、検出ユニットは、複数のレンズを共同で支持するレンズホルダを有していることが提供される。このさらなる発展によれば、コンパクトな設計が達成される。検出ユニットは1つのレンズホルダのみを有している。このレンズホルダはすべてのレンズを支持するとともに、レンズ同士は互いに近接して配置されることが可能にされている。これによって、扱いやすくコンパクトな設計が保証される。
(4)本発明のさらなる特徴によれば、プラズマ検出領域同士は、ビーム軸線に沿って、互いに交差するように、または互いに離間するように、配置されることが提供される。代替的にまたは追加的にプラズマ検出領域同士は、各々、視野領域の1/10~1/4にわたってビーム軸線に沿って延びていることができる。したがって、特に選別作業の後に、以下のことが可能にされている。プラズマ検出領域同士を適宜に配置することによって、結果として検出領域が得られる。
(5)本発明のさらなる特徴によれば、レンズホルダは、ビーム軸線が通過する光学的な貫通開口を提供することが提供される。従って、レンズホルダは、意図された通りに、即ちビーム軸線に沿って、使用される場合、レーザビームが案内される開口を有している。これはまた、コンパクトな設計の形成をさらに促進する。
(6)本発明のさらなる特徴によれば、レンズホルダ(レンズマウント、レンズ保持部)は、取付板(ホルダプレート、マウントプレート)を備えている。取付板は、対物レンズをそれぞれ受け入れるための複数の対物レンズ取付開口(オブジェクティブマウントオープニング、レンズホルダ孔)と、レーザビーム用の光通過開口(オプティカルパッセジオープニング)と、を提供する。レンズ取付開口は、光通過開口の周囲に分布(分散)して配置されることが提供される。
この好ましい実施形態によれば、レンズホルダは取付板を有している。この取付板は、個々のレンズを配置するべく使用される。1つの開口は、各対物レンズに対して提供されている。この開口を通してレンズはガイドされるとともに、レンズは取付板に取り付けられる。取付板には、レーザビームが通過するための開口も設けられている。レンズの取付開口は、レーザビームの通過開口の周囲に分布(分散)して配置することが特に好ましい。この設計手段は、コンパクトな構造の設計もサポートする。
(7)本発明のさらなる特徴によれば、ビーム軸線に対して観察角度で延びている観察軸線に沿って、検出コーンが延びていることが提供されている。観察角度は0°~90°中、好ましくは3°~60°中、さらに好ましくは5°~25°中、である。観察角度を設定する目的は、特にその幾何学的位置に関して、各レンズに対して最適化されたプラズマ検出領域を形成することである。所望の視野窓の設計に応じて、個々のレンズに対して異なる観察角度を選択することが可能にされている。場合によっては、いくつかのプラズマ検出領域が、他のプラズマ検出領域よりも互いに近接するようにすることが可能にされている。しかしながら、個々のレンズの観察角度は、ほぼ同じ大きさであることが好ましい。例えば、レンズの観察角度同士の互いからの最大偏差は3°未満である。
(8)本発明のさらなる特徴によれば、分光計システムは、検出ユニットを分光計に光学的に連結する導光(光ガイド)システムを有していることが提供される。
このように、分光計システムは、分光計と、検出ユニットと、導光システムと、を有している。導光システムは、検出ユニットを分光計に光学的に結合する役割を果たす。このようにして検出ユニットによって捕捉済のプラズマ光は、導光システムによって分光計に伝達されるとともに、分光計でスペクトル分析が行なわれる。
(9)本発明のさらなる特徴によれば、導光システムは複数の光入力(光学入力)を有している。好ましくは、導光システムは、対物レンズの数に対応する数の光入力を備えている。導光システムの各光入力は、対物レンズに割り当てられる。
導光システムはまた、光出力(光学出力)を有している。光出力は、レンズによって捕捉済の測定成分を出力するべく使用される。したがって、各レンズの入力側に記録された測定成分は、単一の光出力を介して分光計(分光器)に共同で出力される。
この設計の利点は、分光計が、レンズによって記録された各材料部品のすべてのプラズマ光測定値を同時に受け取ることである。つまり、すべての測定値を同時に処理できる。これは個々の測定値を個別に分析するのとは対照的に、必要とされるコンピュータの性能を著しく低減(軽減)する。
(10)本発明のさらなる特徴によれば、導光システムは複数の光ファイバを有している。各光ファイバは光入力を提供している。それら複数の光ファイバが組み合わされることで、共通の光出力を形成することが提供される。従って、光ファイバは各々の入力側でレンズに結合されている。光ファイバの出力側では、光ファイバは共通の光出力に接続されている。この光出力は、上述のように分光器内で光学的に開く。
(11)本発明のさらなる特徴によれば、レーザ装置、分光計システム、および制御装置、は共通のハウジングに収容されているとともに、レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSモジュールを形成することが提供される。
このようなレーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSモジュールは扱いやすく、特に設置やメンテナンスが容易である。またコンパクトな設計で、ハウジングによって堅牢であるとともに、外部の機械的影響から保護されている。
(12)本発明のさらなる特徴によれば、材料部品(マテリアル部分、原料部品)を搬送するための供給手段は、材料部品をシュートの上縁部(上段部)まで供給面に沿って搬送するように設定(配置、構成)されていることが提供される。この好ましい実施形態によれば、材料部品は供給手段に供給される。そこからシュートに到達しており、そこで供給手段の供給面に沿ってシュートの上縁部まで搬送される。材料はシュートに到達すると、重力の力に従ってシュートを下降する。供給手段は、例えば、揺動板として設計することができ、これによって、供給手段に供給された材料部品が分離される。シュートの目的は特に、材料(原料)部品を整列させるとともに、定められた落下通路に移送することである。
しかし、代替的な実施形態によれば、供給手段を循環コンベアベルトとして設計することも可能にされている。この場合、分析および選別される材料部品は、コンベアベルト上に載置されるとともに、コンベアベルトによって移動される。
(13)本発明のさらなる特徴によれば、選別ユニットは、シュートの上縁部とは反対側の(対向する)シュートの下縁部に割り当てられている。選別ユニットは、シュートの下縁部を介してシュートから出る材料部品を、2つのフラクション(小部分、画分)のうちの1つに供給するように設定されていることが提供される。
この好ましい実施形態によれば、材料部品は自由落下でシュートを離れるとともに、自由落下で分析および選別される。この目的のために、特にレーザ装置と分光計システムとは、シュートの下縁の下の垂直方向に配置されている。
あるいは、レーザ装置および/または分光計システムは、シュートおよび/または供給手段の上方に配置することも可能にされている。例えば、供給手段がコンベアベルトとして設計されている場合、検出は好ましくは上方から行なわれ、それによって、選別(ソーティング)は、コンベアベルトに対して側方からの空気砲撃によって行なわれることか、または、材料部品が上方から観察されること、が意図されている。ただし選別は、材料部品が排出側でコンベアベルトから離れることで、自由落下した後にのみ行なわれる。この場合、選別はどの方向からでも可能にされている。
本発明のさらなる特徴および利点は、図を参照して以下の説明に示す。図には以下のものが示されている。
本発明によるシステムの概略図。 本発明によるLIBSモジュールの動作モードの概略図。 本発明によるLIBSモジュールの動作モードのさらなる概略図。 本発明によるLIBSモジュールの概略図。 検出ユニットの第1実施形態の平面図。 検出ユニットの第1実施形態の側面図。 検出ユニットの第2実施形態の平面図。 検出ユニットの第2実施形態の側面図。 図1に係る本発明に示すシステムに係る分光計システムの拡大概略図。
図1は、本発明によるシステム100の概略図である。
システム100は、材料部品(マテリアルパーツ、材料部分)120をレーザ誘起プラズマ分光分析に供しているとともに、スペクトル分析の結果に応じてそれを選別(ソーティング)するように設定されている。図示の実施形態例では、材料部品120を割り当てることができる2つのフラクション(画分)F1およびF2が提供されている。例えば容器の形をした収集ポイント(回収点)170は、各々のフラクションF1およびF2を受け取るべく使用される。
図1による概略図にも示されているように、システム100は、シュート130に続く供給手段110を備えている。意図された使用例では、材料部品120は供給手段110に供給される。供給手段110は、供給手段110によって設けられた供給面(フィーディングサーフェス)111に沿って、すなわちシュート130の上縁部(上段部、アッパーセクション)131まで、材料部品120を搬送する役割を果たす。ここで材料部品120は、供給手段110からシュート130に搬送される。
供給手段110は、振動しながら移動するプレートとして設計することが可能にされている。特に、供給手段110は、供給手段110上に供給された複数の材料部品120を分離する役割を果たしており、それによって、これら複数の材料部品120を互いにさらに間隔を空けてシュート130に供給することが可能にされている。
シュート130に移送された材料部品120は、シュート130の上縁部131とは反対側に(対向して)形成されたシュートの下縁部132に到達するまで、重力に従ってシュート130を滑り落ちる。特に、材料部品120を整列させるとともに、定められた落下通路に移送することがシュート130の任務である。
シュート130を出ると、材料部品120は、重力の影響下で自由落下しながらバイパス雰囲気中を移動し続ける。その際、以下に詳細に説明するように、材料部品120を分析する本発明による分光計システム1を通過する。分光計システム1は、実行されたスペクトル分析の結果に対応する出力信号を生成する。この出力信号は制御装置150に供給されており、制御装置150は、一方ではこの出力信号の関数として、他方では選別基準(ソーティングクライテリオン)として、選別(ソーティング)ユニット160を作動(動作)させる、すなわち制御する。この選別ユニット160によって、材料部品120は自由落下中に偏向(バイアス付与)されるか、偏向が行なわれないか、のいずれかである。偏向が行なわれない場合、材料部品120は第2フラクションF2の収集ポイント170に到達する。そうではない場合、すなわち選別ユニット160によって選別が行なわれる場合、材料部品120は第1フラクションF1の収集ポイント170に到達する。
本発明によるレーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSモジュール180の一部である分光計システム1は、材料部品120の組成を分析するべく使用される。レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSモジュール180はまた、レーザ装置(レーザデバイス)140および制御装置(コントロールデバイス)150を備えている。好ましくは、レーザ装置140、分光計システム1、および制御装置150、は図1には詳細に示されていない共通のハウジングに収容される。
レーザ装置140は、特に図2による実施形態例から分かるように、例えばレーザビーム源9、光ファイバ9A、集光光学系11、などの個々の部品を備えて構成されている。
以下、特に図2および図3を参照して説明するように、分光計システム1は検出ユニット21を備えている。この検出ユニット21は、複数のレンズを備えている。これらのレンズの各々には、検出コーン(ディテクション円錐)35が割り当てられている。各検出コーン35は、レーザビーム5に重なる領域(オーバーラップ領域、重複リージョン)に、プラズマ検出領域39を形成する。これらのプラズマ検出領域39同士は、レーザビーム5のビーム軸線に沿って互いにオフセットして配置されているとともに、一緒に検出ユニット21の視野領域41を形成する。したがって、視野領域(視野)41は、個々のプラズマ検出領域39を備えて構成されているとともに、全体として検出ユニット21によってカバーされる検出領域を画定する。
図2は、レーザ誘起プラズマ3(概略的に、塗りつぶされた円として示される)によって放出済のプラズマ光3Aの、スペクトル分析のための分光計システム1の概略を示す。検出可能なプラズマ光3Aは例えば、紫外光、可視光、近赤外光、および/または赤外光、の波長範囲に存在する。特に、検出されるプラズマ光は、約190nm~約920nmのスペクトル範囲に存在することが可能にされている。レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSでは、プラズマ3は、試料7の表面7A上に、レーザビーム5によって生成される。
分光計システム1は、例えばパルス状のレーザビーム5を生成するためのレーザビーム源9を備えて構成されている。レーザビーム源9は、プラズマ生成に必要なレーザビームパラメータを提供するように設計されている。レーザビーム5は、例えば光ファイバ9Aを介して集光光学系11に供給されることで、これによって試料7(図1による材料部品120)の表面7Aに集光される。集光光学系11は、特に集光機能を有しているレーザヘッド部品として設計することが可能にされているので、例えば、特にスペクトル、パルス持続時間、またはパルスエネルギー、に作用する集光機能を有しているアクティブレーザ部品として設計することが可能にされている。レーザビーム5は、ビーム軸線5Aに沿って集光光学系11と試料7との間を伝播する。例示的な集光径(ビームウエストの1/eビーム径)と集光長(二重レイリー長)とは各々、<50pm(50pm未満)から>250pm(250pmよりも上)の範囲と、<5mm(5mm未満)から>1000mm(1000mmよりも上)の範囲と、である。
特に、プラズマ発生が起こり得る領域(点火領域(イグニッションリージョン)とも呼ばれる)は、例えば、ビーム軸線5Aに沿って、約5mmから約50mmの範囲の長さ、例えば、10mm、20mm、または30mm、の長さ、にわたって延びているように、レーザパラメータを設定/選択することが可能にされている。
図2は、試料7の表面7Aの領域に形成される、ビーム軸線5Aに沿って長尺の集光ゾーン11Aを概略的に示している。プラズマ3は、レーザ放射と材料との相互作用によって、試料7の表面7A上に形成される。レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSでは、プラズマ3の通常の寸法(平均直径)は、例えば0.1mmから5mmの範囲である(試料材料およびレーザパラメータに依存する)。
また分光計システム(分光系、分光器システム)1は、プラズマ光3Aを分光分析するための分光計(分光器、光学分光器、光分光器、オプティカルスペクトロメータ)13を備えている。分光計13は、図2では、例えば回折格子分光計(グレーティングスペクトロメータ)として示されている。一般に、分光計13は、少なくとも1つの分散素子13A、例えば回折格子、プリズム、または回折格子プリズム、と、プラズマ光がスペクトル的に拡大された態様で入射する画素ベースの検出器13Bと、を備えて構成されている。分析されるプラズマ光3Aのスペクトル成分は、検出器13Bのピクセル(画素)に割り当てられる。検出器13Bは、照射されたピクセルの強度値を、通常はプロセッサとメモリと、を備えたコンピュータである評価ユニット15に出力する。評価ユニット15は、測定されたスペクトル分布17を出力している。評価ユニット15は、例えば、プラズマ光3Aに寄与する元素を、プラズマ光3Aにひいては分析対象試料(7)に割り当てるとともに、スペクトル分析の結果として出力するべく、記憶された比較スペクトルとで比較する。
分光計13において、分析されるプラズマ光の(スペクトルに依存する)ビーム入射口は、入口開口(入射開口、入口絞り、エントランスアパーチャ)19によって、通常は入口スリット(入射スリット)19Aによって、画定される。
分光計システム1はさらに、対物レンズホルダ23と、対物レンズホルダ23によって保持される複数の対物レンズ25A、25B、25Cと、を有している検出ユニット21を備えている。一例として、図には3つのレンズが示されており、像面(イメージプレーン)内に2つ、その後方に1つ、である。使用されるレンズの数は、空間的、光学的パラメータ、および分析される試料の材料のパラメータ、に応じて選択することができ、例えば2個~20個の範囲、例えば4個、5個、8個、9個、または15個、のレンズがある。
分光計システム1はさらに、特に検出ユニット21はさらに、対物レンズ25A、25B、25Cを分光計13に光学的に接続する導光システム(光ガイド系)27を備えている。導光システム27は、各々が対物レンズ25A、25B、25Cの1つに光学的に割り当てられる複数の光入力(オプティカルインプット、光入力部)29と、入口開口19に光学的に割り当てられる1つの光出力(オプティカルアウトプット、光出力部)31(対物レンズ同士に共通している)と、を提供する。
レンズ25A、25B、25Cの各々は、プラズマ光3Aの測定成分33を検出するように設定されていることで、収束レンズや凹面鏡などの少なくとも1つの集光光学素子からなる。検出コーン(ディテクション円錐)35は、レンズ25A、25B、25Cの各々に割り当てられている。ビーム軸線5Aは検出コーン35を通っているので、検出コーン35はレーザビーム5の領域において設定された最小サイズを有している。各検出コーン35は、対応するレンズ25A、25B、25Cに割り当てられたレーザビーム5に重なる領域(オーバーラップリージョン)に、プラズマ検出領域39を構成する。例えば、検出コーン35は、対物レンズ25A、25B、25Cの入口開口からレーザ光まで、200mm~400mmの範囲に存在する長さを有している。図2において、例えば、プラズマ3は、レンズ25Bのプラズマ検出領域39によって生成されている。プラズマ光3Aの関連する測定成分(メジャメントシェア)33は、レンズ25Bによって検出されていることで、導光システム27の関連する光入力29に結像される。1つまたは複数のレンズによって検出済の測定成分33は、導光システム(光ガイド系)27によって共通の光出力31に導かれる(ガイドされる)とともに、スペクトル分析のために入口開口19を通って分光計13に結合される。
図2は、3つのレンズ25A、25B、25Cを、ビーム軸線5Aの周りに方位角(アズマスに)分布させて配置した例を示している。レンズ25Aと25Bは、ビーム軸線5Aの互いに反対側に位置しているので、したがってビーム軸線5Aに互いに反対側から向けられている。レンズ25Cは後方からビーム軸線5Aに向けられている。さらなるレンズ(図2には示されていない)は、例えば、前方からビーム軸線5Aに向けられるか、ビームスプリッタを用いてビーム軸線5Aに沿って集光ゾーン(フォーカス領域)11Aに向けられる。これを明確にするべく、図2には、ビーム軸線5Aに向かって円錐状に延びている破線で検出コーン35が示されている。よって、集光ゾーン11A、プラズマ3、およびプラズマ検出領域39、は明確にするべく、検出コーン35とで比較してオーバーサイズで示されている。
図3は、レンズ25A、25B、25Cの配置(アレンジメント)と整列(アライメント、位置合わせ)とを説明するべく、レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSシステムの検出ユニット21の取付板(ホルダプレート、マウントプレート)23Aを示している。レンズを固定的に取り付けるべく、取付板23Aは、レンズ25A、25B、25Cを受け入れるためのレンズ取付開口(レンズマウントオープニング)を有している。レンズ取付開口は各々ビーム軸線5Aから半径方向に距離を置いて配置されていることで、レンズ25A、25B、25Cを、ビーム軸線5Aに対して斜めに配置するように設計されている。レンズ25A、25B、25Cの観察軸線35Aは、斜めのアライメント(整列、位置合わせ)を説明するべく示されている。図示の例では、観察軸線35Aは、ビーム軸線5Aに対して観察角度aで延びている。
多焦点(マルチフォーカル)コンセプトを実現するべく、レンズ25A、25B、25Cは、プラズマ検出領域39同士がビーム軸線5Aに沿って互いにオフセットされるように、取付板23Aに固定される(一般に、レンズホルダ(レンズ取付部)23に配置されることで整列される)。特に、互いに同等の観察角度aの場合、ビーム軸線5Aの方向のオフセットは、ビーム軸線5Aからのレンズ25A、25B、25Cの半径方向距離を変化させる(任意に挿入量を変化させる)ことによって達成することが可能にされている。一例として、レンズ25A、25Bの互いに異なる半径方向距離R1、R2は、図3に示されている。あるいは(オプションで同程度の半径方向間隔をとることもできる)、レンズの少なくとも一部の観察角度aを、ビーム軸線5Aの方向におけるプラズマ検出領域39の所望のオフセットに適合させることもできる(例えば図6B参照)。構成の混合形態も可能にされている。
一般に、観察角度aは、0°(レーザビームに沿ってビームスプリッタを介して)から、90°(レーザビームに対して直交する観察)までの範囲とすることが可能にされている。本開示の文脈において例として示す観察角度aは、5°から15°の範囲、例えば5°から10°の範囲、である。互いに隣接するレンズ25A、25B、25Cの観察軸線35Aは、互いに異なる方位角(アジマス)方向(ビーム軸線5Aに対して垂直な面内の方位角)からビーム軸線5Aに接近する。図3に示す場合、観察角度aはすべてのレンズ25A、25B、25Cで同等であり、例えば5°や1°を超えて互いにズレることはない(例えばレンズ取付開口やレンズの許容製造公差によるズレ)。しかし、ビーム軸線5Aに対する半径方向距離同士は、図3に示した配置では異なる。したがって、ビーム軸線5Aに沿った試料表面の異なる位置(測定処理の文脈における異なる測定コンステレーションに対応する)に存在する試料について、例えば、実線(図2からの試料7の表面7A)に沿った表面プロファイルの場合には対物レンズ25Bから、点線7A′に沿った表面プロファイルの場合には対物レンズ25Aから、破線7A′′に沿った表面プロファイルの場合には対物レンズ25Cから、というように同等のスペクトルを互いに異なる対物レンズのプラズマ検出領域39同士から記録することが可能にされている。
図3に示されるように、プラズマ検出領域39同士は、一緒になって検出ユニット21の視野領域41を形成する。視野領域41は、集光ゾーン11Aの領域において、ビーム軸線5Aに沿って延びている。
ビーム軸線5Aに沿った測定深さは、プラズマ検出領域39の各々に割り当てられる。図3において、測定深さは、例えば、プラズマ検出領域39を示す円の直径に対応する。レンズの場合、測定深度は、レンズの焦点距離および開口数などの光学パラメータと、ならびにレンズの配置および向き(例えば、ビーム軸線5Aに対するレンズの幾何学的位置パラメータ-距離および角度)と、によって与えられる特定の特性である。例えば、プラズマ検出領域39は各々、約5mm~約15mmの測定深さにわたって、特に約5mm~約12mmの測定深さにわたって、ビーム軸線5Aに沿って延びていることができる。いくつかの実施形態では、プラズマ検出領域39は、視野(視認)領域41の1/10~1/4にわたって、ビーム軸線5Aに沿って延びていることができる。図3では、多焦点コンセプトにおいてビーム軸線5Aに沿って互いにオフセットして配置済のプラズマ検出領域39同士は、一例として、測定深度の大きさのオーダー(ここではプラズマ検出領域39の直径の約2倍)の距離Dで、間隔をあけて配置されている。あるいは、プラズマ検出領域39同士は、互いに隣接するか、部分的に重なり合うか、することが可能にされている(例えば、測定深度の10%の範囲で)。このようにしてレンズ同士は、ビーム軸線5Aに沿った視野領域41の異なるセクションからのプラズマ光を検出することが可能にされている。
さらに図3は、オプションの保護窓43Aを示している。この保護窓43Aは、取付板23A内の光学的貫通開口43の領域に設けることができる。保護窓43Aは、取付板23Aを通るとともにレンズ25A、25B、25Cを通過したレーザビームを、試料7に向けることができる。
図4は、光ファイバ9Aを介してレーザビーム源に接続済の例示的なレーザ誘起ブレークダウン分光法LIBS測定ヘッド51の透視図である。レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBS測定ヘッド51のレンズホルダ23は、長手方向支持板23Bを備えている。この長手方向支持板23Bには、光ファイバ9Aと集光光学系11(ビーム整形機能付きレーザヘッド)の取付部と、が入力側に設けられている。分光計13も長手方向支持板23Bに取り付けられている。長手方向取付板23Aには、4つのレンズ25A、25B、25C、25D(一般にn(>1)倍の入力光学系(エントランスオプティクス))が設けられている。レンズ25A、25B、25C、25Dは、ビーム軸線5Aに沿って互いにオフセットして配置済のプラズマ検出領域39同士から、プラズマ光測定成分(測定構成要素、メジャメントシェア)を検出する。レンズ25A、25B、25C、25Dはプラズマ光測定成分を、導光システム27(例えば、n>1の入力と、機能出力と、を有しているファイバ束-「n-オン-1ファイババンドル」)を介して、分光分析(スペクトラルアナリシス)のために分光計13に供給するように設定されている。一例として、導光システム27の2本の光ファイバ45が図4に示されている。2本の光ファイバ45は、レンズ25Bおよび25Cを共通の分光計13に光学的に接続している。導光システム27は、測定処理のために、分光計13内で(または任意に分光計13に結合する前に)測定成分(メジャメントシェア)同士を結合するべく使用することが可能にされている。
複数(図4では4つ)のレンズで、視野をn倍で観察することによって、レンズ同士のプラズマ検出領域が並置されることで被写界深度(デプスオブフィールド)を大幅に増大させることができる。これによって、表面が構造化された凹凸が存在する試料でも、効率的に分析できる。さらに試料をさまざまな角度から観察することで、シャドーイング効果を低減することが可能にされている。記録された測定成分は、導光システムの共通出力(全観測の合計)で結合されることで、共通のスペクトル分析に供給される。
「nオンワン」(n-オン-1、n対1)ファイババンドルは、複数の対物レンズを1つの分光計に供給することを可能にされている。よって、複数のn-オン-1バンドルを、複数の分光計に供給するべく使用することが可能にされている。
図3に示す検出ユニット21における例示的な実施形態を、図5Aおよび図5Bを参照してさらに説明する。図5Aは、取付板23Aの上面図である。中央の光学的貫通開口43は、レーザビームを通過させる(レーザビーム軸線5A)。4つのレンズ取付開口(レンズ取付穴、レンズホルダ開口)53A、53B、53C、53Dは、ビーム軸線5Aに対する半径方向距離を変えながら、光学的貫通開口43の周囲に方位角(アジマス)方向に配置されている。これら4つのレンズ取付開口53A、53B、53C、53Dは、2つのレンズ取付開口同士が対(ペア)をなして互いに対向するように、方位角方向に均等に配置されている。図5Bの透視図では、4つの同一のレンズ25A、25B、25C、25Dが、レンズ取付開口53A、53B、53C、53Dに挿入されている。レンズ25A、25B、25C、25Dは、互いに異なる距離でレンズ取付開口53A、53B、53C、53Dに挿入されている。よって、半径方向距離に応じて、関連するプラズマ検出領域39がビーム軸線方向に隣り合って配置されている。よって、検出ユニット21の被写界深度の視野領域41を形成する。
代替的な実施形態が図6Aおよび図6Bに示されている。取付板23Aの上面図において、4つのレンズ取付開口55A、55B、55C、55Dを認識することができる。これらレンズ取付開口55A、55B、55C、55Dは、例示的な方法で、光学的貫通開口43から同じ半径方向距離に対称的に配置されているとともに、光学的貫通開口43の周囲に均等に分布している。図6Bの透視図に示されるように、ビーム軸線5Aの方向におけるプラズマ検出領域39同士のオフセットは、使用されるレンズ25A、25B、25C、25Dの互いに異なる観察角度によって引き起こされる。例えば、半径方向距離30mmにおいて、観察角度は、3°~15°の範囲とすることができる。これによって、視野領域41は、取付板23Aから約100mmの距離に形成される。異なる視野角(および任意選択で視野高さ)によって、検出されるスペクトル分布は、大容積(ラージボリューム)プラズマで変化し得る。しかしながら、特に、レーザ誘起ブレークダウン分光法LIBSのために通常生成されるような小容積プラズマの場合、本質的にプラズマ全体がプラズマ検出領域39内に存在するので、スペクトル分布におけるこれらの差異は無視できる。
図7は、図1に示した本発明によるシステム100の詳細図を再び示している。ここでは、その構成において異なる材料部品同士が、すなわちプラスチック製の材料部品120Bと、アルミニウム製の第1材料部品120Aと、が設けられていることが分かる。上述の方法で、本発明による分光計システム1は、第2材料部品120Bから第1材料部品120Aを選別するべく使用することが可能にされている。この目的のために、プラスチックの第2材料部品120Bが認識された場合、それは選別ユニット160によって排出される。この目的のために、選別ユニット160は、プラスチック部品(120B)を材料部品の流れから排出することが可能にされている空気圧ノズルを有している。このような選別の結果、一方ではプラスチック製の第2材料部品120Bが、他方ではアルミニウム製の第1材料部品120Aが、収集(集積)ポイント170に別々に集積される。
1…分光計システム
3…プラズマ
3A…プラズマ光
5…レーザビーム
5A…ビーム軸線
7…試料
7A…表面
7A′…一点鎖線
7A′′…破線
9…レーザ光源
9A…光ファイバ
II…集束光学系
11A…集光ゾーン
13…光学分光計
13A…分散素子
13B…検出器
15…評価ユニット
17…スペクトル分布
19…入口開口(入口絞り)
19A…入口間隙
21…検出ユニット
23…レンズホルダ(レンズ取付部)
23A…取付板
23B…長手方向支持板
25A…レンズ
25B…レンズ
25C…レンズ
25D…レンズ
27…導光システム
29…光入力
31…光出力
33…測定成分
35…検出コーン
35A…観察軸線
37…オーバーラップ領域
39…プラズマ検出領域
41…視野領域
43…光学的貫通開口(光学貫通孔)
43A…保護窓
45…光ファイバ
51…LIBS測定ヘッド
53A…レンズ取付開口
53B…レンズ取付開口
53C…レンズ取付開口
53D…レンズ取付開口
55A…レンズ取付開口
55B…レンズ取付開口
55C…レンズ取付開口
55D…レンズ取付開口
57A…レンズ取付開口
57B…レンズ取付開口
57C…レンズ取付開口
57D…レンズ取付開口
D…距離
R1,R2…半径方向距離
a…観察角度
100…システム
110…供給手段
111…供給領域(供給面)
120…材料部品
120A…アルミニウム部品
120B…プラスチック部品
130…シュート(スライド)
131…上端(上端部)
132…下端(底縁部)
140…レーザ装置
150…制御装置
160…選別ユニット(ソーティング部)
170…収集ポイント
180…LIBSモジュール

Claims (13)

  1. 材料部品を、特にアルミニウム製のスクラップ部品を、分析および選別するシステムであって、前記システムは、
    前記材料部品(120)を搬送するための供給手段(110)と、
    前記材料部品(120)を2つのフラクション(F1、F2)のいずれかに供給するように設定された選別ユニット(160)と、
    レーザ装置(140)であって、ビーム軸線(5A)に沿って伝搬するレーザビーム(5)によって、前記材料部品(120)の表面(7A)にプラズマ(3)を発生させるように設定されている、前記レーザ装置(140)と、
    レーザ誘起プラズマ(3)から放出済のプラズマ光(3A)のスペクトル分析を実行するとともに、実行された前記スペクトル分析の結果に応じた出力信号を生成するように配置されている分光計システム(1)と、
    前記出力信号を受信するとともに、前記出力信号と選別基準とに基づき前記選別ユニット(160)を作動させるように配置されている制御装置(150)と、
    を備えており、
    前記分光計システム(1)は、分光計(13)と、前記分光計(13)に光学的に接続済の検出ユニット(21)と、を備えており、
    前記検出ユニット(21)は、検出コーン(35)が割り当てられている対物レンズ(25A、25B、25C、25D)を有しており、前記検出コーン(35)は前記レーザビーム(5)とのオーバーラップ領域(37)にプラズマ検出領域(39)を形成しており、
    前記検出ユニット(21)は、更なる検出コーン(35)が割り当てられている更なる対物レンズ(25A、25B、25C、25D)を有しており、更なる前記検出コーン(35)は前記レーザビーム(5)との更なるオーバーラップ領域(37)において更なるプラズマ検出領域(39)を形成しており、
    前記プラズマ検出領域(39)と更なる前記プラズマ検出領域(39)とが前記レーザビーム(5)の前記ビーム軸線(5A)に沿ってオフセットして配置されているとともに、前記プラズマ検出領域(39)と更なる前記プラズマ検出領域(39)とが一緒になって前記検出ユニット(21)の視野領域(41)を形成するように、前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)同士は互いに関連して配置および/または整列されている、
    システム。
  2. 前記プラズマ検出領域(39)内にプラズマ(3)が存在する場合、プラズマ光(3A)の測定成分(33)が、関連する前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)によって検出されるように、前記プラズマ検出領域(39)は設定されている、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記検出ユニット(21)は、複数の前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)を共同で支持するレンズホルダ(23)を備えている、
    請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記プラズマ検出領域(39)同士は、前記ビーム軸線(5A)に沿って、互いに交差するか、または互いに離間するように、配置されている、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. レンズホルダ(23)は、前記ビーム軸線(5A)が通過する光学的貫通開口(43)を提供している、
    請求項3または4に記載のシステム。
  6. レンズホルダ(23)は、前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)と前記レーザビーム(5)とのための光学的貫通開口(43)を各々受け入れるための複数のレンズ取付開口を提供するホルダプレート(23A)を備えており、
    前記レンズ取付開口は、前記光学的貫通開口(43)の周囲に分布している、
    請求項3~5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記検出コーン(35)は、前記ビーム軸線に対して観察角度aで延びている観察軸線(35A)に沿って延びており、
    前記観察角度aは0°~90°中、好ましくは3°~60°中、さらに好ましくは5°~25°中、である、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記分光計システム(1)は、前記検出ユニット(21)を前記分光計(13)に光学的に接続する導光システム(27)を有している、
    請求項1~7のいずれか1項に記載のシステム。
  9. 前記導光システム(27)は、前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)の数に対応する数の光入力(29)と、光出力(31)と、を提供しており、
    前記光入力(29)は各々、関連する前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)で検出済の測定成分(33)を受け取るように設計されており、
    前記光出力(31)は、前記対物レンズ(25A、25B、25C、25D)で検出済の測定成分(33)を出力するように設計されている、
    請求項8に記載のシステム。
  10. 前記導光システム(27)は複数の光ファイバ(45)を有しており、複数の前記光ファイバ(45)の各々は前記光入力(29)を提供しているとともに共通の前記光出力(31)を形成するように組み合わされる、
    請求項9に記載のシステム。
  11. 前記レーザ装置(160)、前記分光計システム(1)、および前記制御装置(150)、は共通のハウジングに収容されているとともに、LIBSモジュールを形成する、
    請求項1~10のいずれか1項に記載のシステム。
  12. 前記供給手段(110)は、前記材料部品(120)を供給面(111)に沿ってシュート(130)の上縁部(131)に向けて搬送するように配置されている、
    請求項1~11のいずれか1項の1つに記載のシステム。
  13. 前記選別ユニット(160)は、前記シュート(130)の上縁部(131)とは反対側の前記シュート(130)の下縁部(132)に割り当てられており、
    前記選別ユニット(160)は、前記シュート(130)の前記下縁部(132)を介して前記シュート(130)を出る前記材料部品(120)を、2つのフラクション(F1,F2)のうちの1つに供給するように設定されている、
    請求項12に記載のシステム。
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