JP2026005708A - 支持構造 - Google Patents

支持構造

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JP2026005708A
JP2026005708A JP2024104228A JP2024104228A JP2026005708A JP 2026005708 A JP2026005708 A JP 2026005708A JP 2024104228 A JP2024104228 A JP 2024104228A JP 2024104228 A JP2024104228 A JP 2024104228A JP 2026005708 A JP2026005708 A JP 2026005708A
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和敬 大附
剛 平松
康平 西羅
貴久 森
健一 田原
祐樹 相馬
聡 佐々木
倫也 二村
康亜 大棟
一道 佐々木
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Abstract

【課題】大きなサイズの鋼柱に対しても、この鋼柱の片側正面の両隣の側面の奥行方向中間位置の突合せ部分にロボットアームの溶接トーチを届かせることができる支持構造を提供する。
【解決手段】支持構造1は、下部鋼柱3Aと上部鋼柱3Bとの突合せ部分31の溶接に用いられるロボットアーム2を支持する。支持構造1は、下部鋼柱3Aに直交する水平面内において下部鋼柱3Aを挟んだ状態で当該下部鋼柱3Aに取り付けられており、上記水平面内の第1方向(X方向)に延びる一対の支持部材11、11と、下部鋼柱3Aに直交する他の水平面内で上記第1方向に交差する第2方向(Y方向)に延びて支持部材11に取り付けられており、ロボットアーム2を上記第2方向に走行案内するとともに、上記第1方向側にも移動させることができる動作機構12と、を備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、上部鋼柱と下部鋼柱との突合せ部分の溶接に用いられるロボットアームを支持する支持構造に関する。
特許文献1には、上下に配置された鋼柱からなる柱同士の突合せ部分の溶接に用いられるロボットアームを上記柱に取り付けるための取付治具が開示されている。この取付治具は、上記ロボットアームを支持する一対の第1支持部材と、上記一対の第1支持部材に支持され、上記ロボットアームが載置される台車の走行を案内するレール部材と、を備え、上記一対の第1支持部材は、水平な第1方向に延びるとともに上記柱を挟むように、上記柱の外面に着脱可能に固定され、上記レール部材は、上記第1方向と交差する水平な第2方向に延びるように、上記一対の第1支持部材に跨って固定される。
このような支持構造であれば、一対の第1支持部材は、第1方向に延びるとともに柱を挟むように柱に固定され、上記レール部材は、第2方向に延びるように一対の第1支持部材に固定されるので、柱のサイズ(径)にかかわらず取付治具を柱に固定することができる。
特開2021-159928号公報
しかしながら、従来構造では、大きなサイズの角鋼柱等に対しては、上記片側正面の両隣の側面の奥行方向中間位置の上記突合せ部分に、上記ロボットアームの溶接トーチを届かせることができず、当該奥行方向中間位置の上記突合せ部分については、別途、溶接工によって手溶接をすることが行われており、柱溶接作業を効率化ができない欠点があった。
この発明は、上記の事情に鑑み、大きなサイズの鋼柱に対しても、この鋼柱の片側正面の両隣の側面の奥行方向中間位置の突合せ部分にロボットアームの溶接トーチを届かせることができる支持構造を提供することを目的とする。
この発明の支持構造は、上記の課題を解決するために、上部鋼柱と下部鋼柱との突合せ部分の溶接に用いられるロボットアームを支持する支持構造であって、
上記下部鋼柱に直交する水平面内において上記下部鋼柱を挟んだ状態で当該下部鋼柱に取り付けられており、上記水平面内の第1方向に延びる一対の支持部材と、
上記下部鋼柱に直交する他の水平面内で上記支持部材に取り付けられており、上記ロボットアームを、上記第1方向に交差する第2方向に走行案内するとともに、上記第1方向側にも走行案内するかまたは上記第1方向側に移動させることができる動作機構と、を備えることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記動作機構は、上記ロボットアームを、鋼柱の横幅方向に相当する上記第2方向に加えて、鋼柱に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも走行案内または移動できるので、サイズが大型化された鋼柱に対しても、鋼柱の正面側だけでなく、当該鋼柱の側面側の遠い箇所にも、上記ロボットアームの先端側(溶接トーチ部)を到達させ易くなるので、的確なロボット溶接が可能となり、溶接工による部分的な追加溶接を省いて柱溶接作業を効率化することができる。
上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に走行案内するレール部材と、上記レール部材を上記他の水平面内で回動させることによって、当該レール部材の端側に位置する上記ロボットアームを上記第1方向側に移動させて、上記突合せ部分における当該第1方向側の部分に上記ロボットアームを近づけるレール旋回部と、を備えてもよい。これによれば、上記第2方向に走行案内するレール部材として既存のレール部材を用いつつ、上記ロボットアームを、鋼柱に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも移動させることができる。
上記レール旋回部は、上記一対の支持部材間の中間位置に、当該レール部材の旋回の中心となる中心軸部を有してもよい。これによれば、上記中心軸部を中心にして、正確に上記レール部材を旋回させることができる。
上記レール旋回部は、上記の各支持部材上で上記第1方向に移動可能であって上面側が上記レール部材の下面側に係合するスライド部材を備えてもよい。これによれば、例えば、人力で上記レール部材を旋回させるような場合でも、上記スライド部材によって簡単に上記レール部材を旋回させることができる。
上記レール旋回部は、上記中心軸部を回動させて上記レール部材を旋回させる回動動力部を備えてもよい。これによれば、人力で上記レール部材を旋回させる場合の作業負担を軽減することができる。また、上記回動動力部による上記ロボットアームの移動と本来の上記ロボットアームのキャリッジとを連動させて、上記ロボットアームを移動させながら溶接処理を行うことも可能になる。
上記動作機構は、上記レール部材を規定回動位置で位置ロックするロック機構を備えてもよい。これによれば、上記レール部材を規定位置に正確に止め置くことができる。
上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に走行させるレール部材と、このレール部材を上記第1方向に水平移動させるレール水平移動部と、を備えてもよい。これによれば、上記ロボットアームを、既存のレール部材を用いて上記第2方向に走行案内するとともに、鋼柱に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも直線的に移動させることができる。
上記レール水平移動部は、上記の各支持部材上で上記第1方向に移動可能であって上面側が上記レール部材の下面側に係合するスライド部材を備えてもよい。これによれば、例えば、人力で上記レール部材を移動させるような場合でも、上記スライド部材によって簡単に上記レール部材を直線移動させることができる。
上記スライド部材は、上記一対の支持部材上で移動する自走装置を備えてもよい。これによれば、人力で上記レール部材を直線移動させる場合の作業負担を軽減することができる。
上記レール水平移動部は、上記一対の支持部材間に上記第1方向に延びる中間支持部材を備えており、上記中間支持部材上を移動する中間スライド部材によって上記第1方向に水平移動されてもよい。これによれば、上記一対の支持部材上に2個のスライド部材を設ける構成に比べて、上記中間スライド部材の数を1個で済ませることができる。
上記中間スライド部材は、上記中間支持部材上で上記第1方向に移動する自走装置を備えてもよい。これによれば、人力で上記レール部材を直線移動させる場合の作業負担を軽減することができる。
上記動作機構は、上記レール部材を規定移動位置で位置ロックするロック機構を備えてもよい。これによれば、上記レール部材を規定位置に正確に止め置くことができる。
上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に直線走行案内する直線部位と、この直線部位の両端側で上記ロボットアームを、上記突合せ部分における上記第1方向側の部分に近づける曲線走行案内をする曲線部位と、を備える両端曲線レール部材であってもよい。これによれば、上記両端曲線レール部材を移動させることなしに、上記ロボットアームを、上記第2方向に走行案内するとともに、鋼柱に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも走行案内することができる。
上記動作機構は、上記ロボットアームを、上記第1方向の成分および上記第2方向の成分を含む曲線上を走行案内し、この曲線の両端側ほど、上記ロボットアームを上記突合せ部分における上記第1方向側の部分に近づける全体曲線レール部材であってもよい。これによれば、上記全体曲線レール部材を移動させることなしに、上記ロボットアームを、上記第2方向に走行案内するとともに、鋼柱に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも走行案内できる。
本発明であれば、鋼柱のサイズの大小にかかわらず、この鋼柱の片側正面の両隣の側面の奥行方向中間位置の突合せ部分にロボットアームの溶接トーチを届かせることができるという効果を奏する。
実施形態にかかる支持構造の概略構成を示した正面図である。 図1の支持構造の平面図である。 図1の支持構造を構成する支持部材およびレール部材の概略を示した断面図である。 図1の支持構造の溶接教示位置を示した説明図である。 他の実施形態にかかる支持構造の概略構成を示した正面図である。 図5の支持構造の平面図である。 他の実施形態にかかる支持構造の概略構成を示した正面図である。 図7の支持構造の平面図である。 同図(A)は他の実施形態にかかる支持構造の概略構成を示した平面図であり、同図(B)は同図(A)の支持構造のレール部材の側面図である。 他の実施形態にかかる支持構造の概略構成を示した正面図である。
(実施形態1)
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、実施形態の支持構造1は、角鋼柱3を構成する下部角鋼柱3Aと上部角鋼柱3Bとの突合せ部分31の溶接に用いられるロボットアーム2を支持する。なお、溶接対象となる鋼管は角鋼管に限らない。他の実施形態でも同様である。
下部角鋼柱3Aおよび上部角鋼柱3Bは、それぞれ4つの平面部とこれら平面部の間に位置する4つの曲面部によって構成されている。下部角鋼柱3Aおよび上部角鋼柱3Bの各々の上記の各平面部には、エレクションピース32が溶接されている。下部角鋼柱3Aと上部角鋼柱3Bとの突合せ部分31の溶接作業の間は、下部角鋼柱3A側と上部角鋼柱3B側の上下に並ぶ各2個のエレクションピース32同士が既存の仮固定具4によって仮固定される。
この実施形態では、支持構造1は、一対の支持部材11、11および各ロボットアーム2を走行案内する2本の動作機構12、12が井桁形状をなすように下部角鋼柱3Aに組み付けられる。
各支持部材11は、例えば、H形鋼からなり、下部角鋼柱3Aの互いに背向する2つの平面部に取り付けられたLアングル5等によって、下部角鋼柱3Aの上記2平面部に固定される。すなわち、上記一対の支持部材11、11は、下部角鋼柱3Aに直交する水平面内において当該下部角鋼柱3Aを挟んで取り付けられており、上記水平面内の第1方向(X方向:上記の背向する2つの平面部に平行な方向)に延びている。
動作機構12は、上記一対の支持部材11、11の一方の端側と他方の端側とに配置される。そして、各動作機構12は、下部角鋼柱3Aに直交する他の水平面内で支持部材11、11によって支持されており、各ロボットアーム2を、上記第1方向に直交する第2方向(Y方向)に走行案内するとともに、上記第1方向側にも移動させることができる。
この実施形態では、動作機構12は、レール部材121とレール旋回部122と、を備える。
各レール部材121は、基本動作として、各ロボットアーム2を上記第2方向に走行案内するものであり、既存のレール部材を用いることができる。例えば、レール部材121は、図3に示すように、支持部材11上に載せ置かれるレール架台121aと、このレール架台121aに固定されたレール本体部121bとを備える。レール本体部121bには、ロボットアーム2が載置されるキャリッジ22が装着されており、このキャリッジ22が自走することで、ロボットアーム2が上記第2方向(Y方向)に走行案内される。
レール旋回部122は、レール部材121を上記他の水平面内で回動させることによって、当該レール部材121の端側に位置するロボットアーム2を上記第1方向側に移動させることができる。このレール旋回部122による上記端側に位置するロボットアーム2の旋回動作によって、当該ロボットアーム2は、角鋼柱3の側面側の突合せ部分31における上記第1方向側に延びる部分の奥側(中央側)に近づくことができる。
この実施形態では、レール旋回部122は、中心軸部122aおよびこの中心軸部122aを支持する軸支持部122bからなる。中心軸部122aは、一対の支持部材11、11間の中間箇所に設けられており、レール部材121を旋回させる中心部をなす。軸支持部122bは、一対の支持部材11、11間に渡って配置固定された架け渡し材である。なお、軸支持部122bは、このような架け渡し材に限らず、下階の床部に立設されてレール架台121aの下部に至る支保工状部材、或いは、下部角鋼柱3Aから側面の平面部から外側に水平突出する突出棒状部材およびこの突出棒状部材を下支えするように上記側面の平面部から斜め上方向に突出する支持棒部材からなるものでもよい。
各動作機構12は、当該動作機構12におけるレール部材121の走行案内方向が第2方向(Y方向)と平行になる第1位置(基本姿勢位置)から、旋回操作によって、レール部材121の走行案内方向が第2方向(Y方向)に対して斜めになり、レール部材121の一方の端が角鋼柱3の一方の側面側に近づく第2位置に遷移できるとともに、反対方向旋回操作によって、レール部材121の走行案内方向が第2方向(Y方向)に対して反対方向に斜めになり、レール部材121の他方の端が角鋼柱3の他方の側面側に近づく第3位置に遷移することができる。
レール部材121のレール架台121aは、その下面の側に、中心軸部122aが嵌合する軸穴部を有しており、溶接をしていないときに、手操作によって旋回して当該下面の端側を支持部材11上で摺動させることができる。また、動作機構12は、レール架台121aを規定回動位置で位置ロックするロック機構123を備える。このロック機構123は、例えば、レール架台121aおよび支持部材11において、上記の規定回動位置で互いに重なるように、各々に形成されたピン孔箇所と、これらピン孔箇所に上方から嵌り込むピン部材とからなる。このピン部材は作業者によって差し込まれる。この実施形態では、動作機構12のレール部材121が第1位置に在るときの位置ロックと、第2位置に在るときの位置ロックと、第3位置に在るときの位置ロックと、が行える。また、この実施形態では、動作機構12の両端側にロック機構123を備えるが、動作機構12の片端側にのみロック機構123を備える構成でもよい。
上記の構成であれば、動作機構12は、ロボットアーム2を、角鋼柱3の横幅方向に相当する上記第2方向(Y方向)に加えて、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向(X方向)側にも移動させることができるので、サイズが大型化された角鋼柱3に対しても、角鋼柱3の正面側だけでなく、当該角鋼柱3の側面側の中ほどの箇所にも、ロボットアーム2の先端側(溶接トーチ部21)を到達させ易くなるので、的確なロボット溶接が可能となり、溶接工による部分的な追加溶接を省いて柱溶接作業を効率化することができる。
図4にロボットアーム2における溶接の教示点T1~T17を示す。この教示点は、奇数PASSのT1~T17の順番で示されており、偶数PASSはT17~T1の順番となる。基本動作として、1台のロボットアーム2は、教示点T1~T9を溶接し、一旦溶接を停止した後、ロボットアーム2の姿勢を変更し、教示点T9~T17を溶接する。教示点T1~T4、T6~T12、T14~T17は直線部であり、教示点T4~T6、T12~T14は曲線部である。教示点T1~T9は前半PASS、教示点T9~T17は後半PASSとする。レール部材121の第1位置においてはレール部材121と鋼管柱正面との距離は一定とし、キャリッジ22は直線移動する。なお、繰り返しになるが、ロボットアーム2を、角鋼柱3の横幅方向に相当する上記第2方向(Y方向)に加えて、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向(X方向)側にも移動させることができるので、サイズが大型化された角鋼柱3に対しても、角鋼柱3の正面側だけでなく、当該角鋼柱3の側面側の中ほどの箇所であるT1、T17にも、ロボットアーム2の先端側(溶接トーチ部21)を到達させ易くなる。
そして、上記旋回が行われる場合の教示例としては、動作機構12のレール部材121を第2位置に位置させたときに、T1~T3の教示を行い、レール部材121を第1位置に位置させたときに、T3~T15の教示を行い、レール部材121を第3位置に位置させたときに、T15~T17の教示を行う。教示点T3~T4、T14~T15の区間の溶接は、例えば、レール部材121を手動操作で位置遷移させた後に行うことになる。
なお、レール旋回部122は、中心軸部122aを回動駆動して当該中心軸部122aに連結されたレール部材121を旋回させる図示しない回動動力部(モーター等)を備えてもよい。この回動動力部を備えることで、人力でレール部材121を旋回させる場合の作業負担を軽減することができる。また、一例として、上記回動動力部によるロボットアーム2の移動と本来のロボットアーム2のキャリッジ22とを連動させて、ロボットアーム2を移動させながら溶接処理を行うことも可能になる。
(実施形態2)
他の実施形態の支持構造を以下に説明していく。なお、実施形態1と同様の部材には同一の符号を付記して説明を省略する。
図5および図6に示すように、この実施形態の支持構造1Aの動作機構12Aは、レール部材121とレール旋回部124を備える。レール旋回部124は、各支持部材11上に配置されたリニアレール部1241と、このリニアレール部1241上で上記第1方向に移動するスライド部材1242とを備える。スライド部材1242の上面には係合突起部1242aが突出しており、この係合突起部1242aは、レール部材121の下面側部位であるレール架台121aに形成された長孔に係合されている。この長孔は、動作機構12が上記第1位置の状態における上記第2方向(Y方向)に長くされている。
この実施形態であれば、人力でレール部材121を旋回させると、レール旋回部124においては、各レール部材121の左右の端側を支持する2つのスライド部材1242が、第1方向(X方向)上で互いに逆方向に移動し、各レール部材121が旋回することになる。これにより、ロボットアーム2を、角鋼柱3の横幅方向に相当する上記第2方向(Y方向)に加えて、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向(X方向)側にも移動させることができるので、サイズが大型化された角鋼柱3に対しても、角鋼柱3の正面側だけでなく、当該角鋼柱3の側面側の中ほどの箇所にも、ロボットアーム2の先端側(溶接トーチ部21)を到達させ易くなるので、的確なロボット溶接が可能となり、溶接工による部分的な追加溶接を省いて柱溶接作業を効率化することができる。
各スライド部材1242として、市販の位置ロック機構を備えるものを用いれば、レール部材121が第1位置に在るときの位置ロックと、第2位置に在るときの位置ロックと、第3位置に在るときの位置ロックと、が行える。
各スライド部材1242が、リニアレール部1241上で移動する自走装置(キャリッジ等)を備えてもよい。これによれば、人力でレール部材121を旋回させる場合の作業負担を軽減することができる。また、上記自走装置でスライド部材1242を移動させることによるロボットアーム2の移動と本来のロボットアーム2のキャリッジ22とを連動させて、ロボットアーム2を移動させながら溶接処理を行うことも可能になる。
なお、この実施形態においても、中心軸部122aを備えるとともに、レール部材121のレール架台121aの下面の側に、中心軸部122aが嵌合する軸穴部を有するようにすれば、各レール部材121の一方の端側にのみスライド部材1242を配置し、他方側にはスライド部材1242を配置しない構成とすることもできる。また、一方の端側のスライド部材1242が上記自走装置を備える構成としてもよい。
(実施形態3)
他の実施形態の支持構造を以下に説明していく。なお、実施形態1と同様の部材には同一の符号を付記して説明を省略する。
図7および図8に示すように、この実施形態の支持構造1Bの動作機構12Bは、レール部材121とレール水平移動部125とを備える。レール水平移動部125は、レール部材121を上記第1方向に水平移動させる。例えば、レール水平移動部125は、各支持部材11上に配置された直線レール部1251と、この直線レール部1251上で上記第1方向に水平移動するスライド部材1252とを備える。このスライド部材1252の上面部と、レール部材121の下面側部位であるレール架台121aとは、締結部材1252aによって相互に固定される。
この実施形態であれば、人力でレール部材121を直線移動させると、レール水平移動部125においては、図中の基本位置から、各レール部材121の左右の端側を支持する2つのスライド部材1252が、第1方向(X方向)上で同方向に移動することになる。これにより、ロボットアーム2を、角鋼柱3の横幅方向に相当する上記第2方向(Y方向)に加えて、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向(X方向)側にも移動させて、レール部材121を図中の接近位置に位置させることができるので、サイズが大型化された角鋼柱3に対しても、角鋼柱3の正面側だけでなく、当該角鋼柱3の側面側の中ほどの箇所にも、ロボットアーム2の先端側(溶接トーチ部21)を到達させ易くなるので、的確なロボット溶接が可能となり、溶接工による部分的な追加溶接を省いて柱溶接作業を効率化することができる。
動作機構12Bは、レール架台121aを、規定移動位置である上記基本位置と接近位置において、位置ロックするロック機構を備えてもよい。また、レール水平移動部125は、一対の支持部材11、11間に上記第1方向に延びる図示しない中間支持部材1255を備えてもよい。そして、レール水平移動部125は、中間支持部材1255上を移動する図示しない中間スライド部材によって上記第1方向にスライドされてもよい。この構成において、レール架台121aの両端をレール部材121上で単に摺動させる構成としてもよい。
なお、この実施形態では、図4に示した教示位置において、一例として、レール部材121を接近位置に位置させたときに、T1~T3およびT17~T15の教示を行い、レール部材121を基本位置に位置させたときに、T15~T3の教示を行うこともできる。
スライド部材1252が、直線レール部1251上で移動する自走装置(キャリッジ等)を備えてもよい。これによれば、人力でレール部材121を水平移動させる場合の作業負担を軽減することができる。また、上記自走装置でスライド部材1252を移動させることによるロボットアーム2の移動と本来のロボットアーム2のキャリッジ22とを連動させて、ロボットアーム2を移動させながら溶接処理を行うことも可能になる。上記中間スライド部材が中間支持部材1255上で上記第1方向に移動する自走装置を備える場合も同様である。
以上に示した実施形態1~3においては、動作機構12、12A、12Bは、レール旋回部122、124、或いはレール水平移動部125を備えるものであったが、これに限らない。この動作機構は、手動操作専用の構成として、レール部材121のレール架台121aを、支持部材11に対して様々な位置や姿勢でボルト固定或いはピン固定できるように、この支持部材11に増設された挿通孔群からなっていてもよい。
(実施形態4)
他の実施形態の支持構造を以下に説明していく。なお、実施形態1と同様の部材には同一の符号を付記して説明を省略する。
図9(A)および図9(B)に示すように、この実施形態の支持構造1Cの動作機構12Cは、両端曲線レール部材126からなる。この両端曲線レール部材126は、ロボットアーム2を上記第2方向に直線走行案内する直線部位1261と、この直線部位1261の両端側でロボットアーム2を、突合せ部分31における上記第1方向側に延びる部分に近づける曲線走行案内をする曲線部位1262と、を備える。これによれば、両端曲線レール部材126を移動させることなしに、ロボットアーム2を、上記第2方向に走行案内するとともに、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも走行案内することができる。
直線部位1261と曲線部位1262とのつなぎ目箇所の裏面側に、これら直線部位1261と曲線部位1262とに渡る補強板1263を固定してもよい。これによれば、ロボットアーム2が曲線部位1262に移動した際に、当該ロボットアーム2の重量によって曲線部位1262に歪が生じるのを抑止できる。
(実施形態5)
他の実施形態の支持構造を以下に説明していく。なお、実施形態1と同様の部材には同一の符号を付記して説明を省略する。
図10に示すように、この実施形態の支持構造1Dの動作機構12Dは、全体曲線レール部材127からなる。この全体曲線レール部材127は、ロボットアーム2を、上記第1方向の成分および上記第2方向の成分を含む曲線上を走行案内し、この曲線の両端側ほど、ロボットアームを突合せ部分31における上記第1方向側に延びる部分に近づける。これによれば、全体曲線レール部材127を移動させることなしに、ロボットアーム2を、上記第2方向に走行案内するとともに、角鋼柱3に対する接近/離間の方向に相当する上記第1方向側にも走行案内することができる。なお、全体曲線レール部材127を円弧にしてしまうと柱サイズごとに用意することが必要になるが、円弧ではない曲線とすることで、柱サイズごとに用意する必要をなくせる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :支持構造
1A :支持構造
1B :支持構造
1C :支持構造
1D :支持構造
2 :ロボットアーム
3 :角鋼柱
3A :下部角鋼柱
3B :上部角鋼柱
4 :仮固定具
5 :Lアングル
11 :支持部材
12 :動作機構
12A :動作機構
12B :動作機構
12C :動作機構
12D :動作機構
21 :溶接トーチ部
22 :キャリッジ
31 :突合せ部分
32 :エレクションピース
121 :レール部材
121a :レール架台
121b :レール本体部
122 :レール旋回部
122a :中心軸部
122b :軸支持部
123 :ロック機構
124 :レール旋回部
125 :レール水平移動部
126 :両端曲線レール部材
127 :全体曲線レール部材
1241 :リニアレール部
1242 :スライド部材
1242a :係合突起部
1251 :直線レール部
1252 :スライド部材
1252a :締結部材
1255 :中間支持部材
1261 :直線部位
1262 :曲線部位
1263 :補強板

Claims (12)

  1. 上部鋼柱と下部鋼柱との突合せ部分の溶接に用いられるロボットアームを支持する支持構造であって、
    上記下部鋼柱に直交する水平面内において上記下部鋼柱を挟んだ状態で当該下部鋼柱に取り付けられており、上記水平面内の第1方向に延びる一対の支持部材と、
    上記下部鋼柱に直交する他の水平面内で上記支持部材に取り付けられており、上記ロボットアームを、上記第1方向に交差する第2方向に走行案内するとともに、上記第1方向側にも走行案内するかまたは上記第1方向側に移動させることができる動作機構と、を備えることを特徴とする支持構造。
  2. 請求項1に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に走行案内するレール部材と、上記レール部材を上記他の水平面内で回動させることによって、当該レール部材の端側に位置する上記ロボットアームを上記第1方向側に移動させて、上記突合せ部分における当該第1方向側の部分に上記ロボットアームを近づけるレール旋回部と、を備えることを特徴とする支持構造。
  3. 請求項2に記載の支持構造において、上記レール旋回部は、上記一対の支持部材間の中間位置に、当該レール部材の旋回の中心となる中心軸部を有することを特徴とする支持構造。
  4. 請求項2または請求項3に記載の支持構造において、上記レール旋回部は、上記の各支持部材上で上記第1方向に移動可能であって上面側が上記レール部材の下面側に係合するスライド部材を備えることを特徴とする支持構造。
  5. 請求項3に記載の支持構造において、上記レール旋回部は、上記中心軸部を回動させて上記レール部材を旋回させる回動動力部を備えることを特徴とする支持構造。
  6. 請求項2に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記レール部材を規定回動位置で位置ロックするロック機構を備えることを特徴とする支持構造。
  7. 請求項1に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に走行させるレール部材と、このレール部材を上記第1方向に水平移動させるレール水平移動部と、を備えることを特徴とする支持構造。
  8. 請求項7に記載の支持構造において、上記レール水平移動部は、上記の各支持部材上で上記第1方向に移動可能であって上面側が上記レール部材の下面側に係合するスライド部材を備えることを特徴とする支持構造。
  9. 請求項7に記載の支持構造において、上記レール水平移動部は、上記一対の支持部材間に上記第1方向に延びる中間支持部材を備えており、上記中間支持部材上を移動する中間スライド部材によって上記第1方向に水平移動されることを特徴とする支持構造。
  10. 請求項7に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記レール部材を規定移動位置で位置ロックするロック機構を備えることを特徴とする支持構造。
  11. 請求項1に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記ロボットアームを上記第2方向に直線走行案内する直線部位と、この直線部位の両端側で上記ロボットアームを、上記突合せ部分における上記第1方向側の部分に近づける曲線走行案内をする曲線部位と、を備える両端曲線レール部材であることを特徴とする支持構造。
  12. 請求項1に記載の支持構造において、上記動作機構は、上記ロボットアームを、上記第1方向の成分および上記第2方向の成分を含む曲線上を走行案内し、この曲線の両端側ほど、上記ロボットアームを上記突合せ部分における上記第1方向側の部分に近づける全体曲線レール部材であることを特徴とする支持構造。
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