JP2026007742A - 靴 - Google Patents

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泰三 神谷
潤一 菊田
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】ソールの剛性の高い靴であっても、履き入れをしやすくする靴を提供する。
【解決手段】テープ状であって、アッパー2の踵側後端にループ状に設けられたループ部材5と、前記ループ部材5とは別体であり、前記ループ部材5のループ内側に厚み方向で重ねられて一体化された、テープ状の補強部材6と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、釣り人が着用するフィッシングシューズや自転車に乗るときに履く靴等の靴に関する。
釣用として好適な靴が知られている(例えば、特許文献1参照)。この靴は、アッパーと、ソールと、を備える。アッパーの履き口の後側には、ループ状のストラップが設けられている。
特開2003-204807号公報
上記特許文献1の靴において、例えば足場の悪い釣り場を想定してソールの剛性を高くすることが考えられるが、そうなると、靴の後部で足に沿った変形が生じにくくなることから、履き入れし難くなるという問題があった。また、上記特許文献1にストラップの開示はあるものの、このストラップではソールの剛性を高くした場合の対応が十分とは言えなかった。これらの問題は、釣り人が着用するフィッシングシューズ以外にも、自転車に乗るときに履く靴等、他の場面で着用される靴についても同様にあった。
本発明は、前述の状況に鑑みてなされ、ソールの剛性の高い靴であっても、履き入れをしやすくする靴を提供することにある。
本発明の靴は、テープ状であって、アッパーの踵側後端にループ状に設けられたループ部材と、前記ループ部材とは別体であり、前記ループ部材のループ内側に厚み方向で重ねられて一体化された、テープ状の補強部材と、を備える。
上記構成によれば、補強部材によりループ部材のうち少なくとも着用者が指を掛ける部分(内側の部分)が補強されているため、ソールの剛性を高くした場合でも着用者が履き入れを行いやすい。また、補強部材の選定により、ループ部材を引っ張る際にループ部材端面から受ける指(皮膚)への圧力を緩和でき、より心地よくループ部材を引く事が出来る。
また、本発明の靴では、前記ループ部材は、前記アッパーの下方に設けられるソールまで至るように設けられていてもよい。
上記のように、ループ部材に掛けられた引っ張り力を直接的にソールに伝達できる。
また、本発明の靴は、前記ループ部材を、前記アッパー及び前記ソールに対して結合する縫合部を備えてもよい。
上記のように、縫製によってループ部材、アッパー、ソールの三者を締結するため、一般的手法で強度を有する構成とできる。
また、本発明の靴は、前記アッパーの後方であり、前記アッパーの下方に設けられるソールから上方に延びるように設けられたヒールカウンター部を備え、前記ループ部材は、前記ヒールカウンター部まで至るとともに、前記ヒールカウンター部に結合されていてもよい。
上記のように、ループ部材に掛けられた引っ張り力を、ヒールカウンター部を介してソールに伝達できる。
本発明のように、ソールの剛性の高い靴であっても、履き入れをしやすくする靴を提供することができる。
本発明の靴の模式的な全体側面図である。 同靴の模式的な平面図である。 同靴の要部を説明するための模式的な要部断面図である。 変形例の靴の要部を説明するための模式的な要部断面図である。 変形例の靴の要部を説明するための模式的な要部断面図である。
以下、本発明の靴の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、左足用及び右足用のもののうちの左足用のものについてのみ説明する。また、上下左右は、着用時における着用者基準の方向である。
靴1は、図1及び図2に示すように、着用者の足を覆う可撓性を有するアッパー2と、接地面を有するアウトソール3と、アッパー2とアウトソール3とを連結するミッドソール4と、を備えている。また、靴1は、アッパー2の踵側後端に設けられたループ部材5と、ループ部材5に設けられた補強部材6と、を備える。本実施形態では、靴1は、釣り人が着用するフィッシングシューズであるが、自転車に乗るときに履く靴等、他の場面で着用される靴であってもよい。
アッパー2は、上端に着用者の足を挿入するための開口部2Aを備え、開口部2Aに挿入した足を締め付けるための締め付け具2Bを備えている。締め付け具2Bは、紐やワイヤ等の締め付け部材21と、締め付け部材21を締め付ける、又は緩めるための回転ハンドル22と、を備え、回転ハンドル22を回転操作することにより締め付け部材21を締め付けてアッパー2に挿入した足を拘束する。
また、アッパー2は、左右方向の幅を引き締めるための一対の面ファスナー23(図1,2では上側の面ファスナーのみ図示している)を備えている。また、アッパー2の表面には、前端から後端にかけて被覆材24が縫着されている。この被覆材24は、前側から側面に亘る範囲に備えていて、後側面の部分がアッパー2の上端の手前まで被覆している。被覆材24は、ミッドソール4のゴムよりも柔らかなゴム(天然ゴムや合成ゴム等)で形成されている。
本実施形態では、アッパー2は、開口部2Aに設けられたクッション部2Cを備える。クッション部2Cは、図3に示すように、中材であるスポンジ25と、スポンジ25を覆うライニング26と、を備える。アッパー2は、足の周囲を覆うとともに底側を覆うベースアッパー27を備える。
スポンジ25は、筒状であり、アッパー2の上部に設けられている。また、スポンジ25は、例えば、ポリウレタンやクロロプレンゴム製である。
ライニング26は、スポンジ25の上部の外側を覆う外側部位261と、スポンジ25の上側を覆う上側部位262と、スポンジ25の内側を覆う内側部位263を含む。各部位261、262、263は、連続して延びている。本実施形態では、ライニング26の内側部位263は、スポンジ25の内側からアッパー2の下部まで延びている。ライニング26は、例えば、ポリエステルやナイロン製の生地である。
ベースアッパー27は、ライニング26の外側部位の下端部264の外側から、スポンジ25の下半分の外側を連続して覆い、さらに、ライニング26の内側部位263の下部の外側に延びている。また、ライニング26は、ミッドソール4の上部にも延びている。
アウトソール3は、上側に位置するゴム製等の上板(図示せず)と、上板に積層され接地面に露出したフェルトからなる板状(本実施形態では平板状)の本体部31と、を備えている(図1参照)。フェルトは、ナイロン繊維、ポリエステル繊維等が絡み合って構成され、接地面がほぼ扁平な形状で、かつ、外形が足形状に形成されている。アウトソール3は、ミッドソール4に対して、例えば、雄雌一対の面ファスナー等を介して着脱可能である。
ミッドソール4は、アッパー2の下方に設けられる。また、ミッドソール4は、アッパー2よりも可撓性が小さく、かつ、強度が大きいゴムが用いられる。すなわち、ミッドソール4の剛性は、アッパー2の剛性よりも高い。ゴムとしては、例えば、天然ゴムや合成ゴム等を例示できる。この実施形態では、ミッドソール4は、アッパー2に接着剤により接合されているが、加硫接着によりアッパー2に接合されていてもよい。
また、ミッドソール4は、図2に示すように、全周に亘ってアッパー2の外周縁よりも外方に膨出するように形成されている。また、ミッドソール4は、図1に示すように、両側部の下部42の幅寸法が上部41の幅寸法よりも大きくなっているとともに、下部42が、アウトソール3における側面よりも幅方向で外方に位置している。さらに、ミッドソール4の前側部分43の上端43Aを他の部分よりも高くし、側面部分44の上端44Aを後側に向かうほど上方に位置する傾斜面に構成し、ミッドソール4の後側部分45は、前側部分43の上端43Aよりも低い高さの上端45Aに構成している。
ループ部材5は、着用者が靴1を履く際に、指を掛けて引っ張ることで、靴1の履き口を広げるために設けられている。また、ループ部材5は、テープ状であって、アッパー2の踵側後端にループ状に設けられている。このループ部材5は、アッパー2の踵側後端の外側に設けられているが、アッパー2の踵側後端の内側に設けられていてもよい。
本実施形態では、ループ部材5は、外側に位置する外側部位51と、内側に位置する内側部位52と、外側部位51と内側部位52とを連結する連結部位53と、を含む(図3参照)。外側部位51の下端部510は、アッパー2の踵側後端の下部とミッドソール4の踵側後端との間に位置している。内側部位52の下端部520は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置している。
例えば、ループ部材5は、靴1に組み込まれる前の形状が長方形状のテープで構成されている。また、ループ部材5は、ナイロン製である。このループ部材5は、全体が同じ材質、同じ厚みで形成されているが、部分的に剛性を高めた構成としてもよい。また、ループ部材5(特に、外側部位51)を、リフレクター加工することにより、暗所や夜間における靴1の視認性を向上させてもよい。
補強部材6は、ループ部材5を補強するために設けられている。また、補強部材6は、ループ部材5のループ内側に厚み方向で重ねられて一体化された、テープ状の部材である。本実施形態では、補強部材6は、外側に位置する外側部位61と、内側に位置する内側部位62と、外側部位61と内側部位62とを連結する連結部位63と、を含む。外側部位61の下端部610は、アッパー2の踵側後端の上部の外側に設けられている。補強部材6はループ部材5を補強すべき範囲にだけ設ければよいため、本実施形態では、外側部位61の下端部610は、クッション部2Cの外側において、ループ部材5の外側部位51の下端部510よりも上方に位置している。内側部位62の下端部620は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置しており、本実施形態では、外側部位61の下端部610よりも上方に位置している。
例えば、補強部材6は、長方形状のテープで構成されている。補強部材6は、ループ部材5よりも柔軟性を有する材質で構成されており、例えば、合成及び人工皮革製であるが、エラストマやEVA樹脂製であってもよい。なお、補強部材6は、ループ部材5よりもクッション性を有するように構成されるものであってもよい。
上記構成によれば、補強部材6によりループ部材5のうち少なくとも着用者が指を掛ける部分が補強されているため、ミッドソール4の剛性を高くした場合でも着用者が靴1への履き入れを行いやすい。また、補強部材6の選定、具体的には、補強部材6の材質を選定することにより、ループ部材5を引っ張る際に、例えば補強部材6が圧縮されることで、ループ部材5の端面から受ける指(皮膚)への圧力を緩和でき、より心地よくループ部材5を引く事が出来る。
補強部材6は、ループ状であり、この形状が保持されている。これにより、補強部材6内に空間が保持されるため、補強部材6のループ外側に設けられたループ部材5に指を掛けやすい。本実施形態では、補強部材6の幅(短手方向の寸法)は、ループ部材5の幅(短手方向の寸法)と略同じであるが、この幅より広くてもよいし狭くてもよい。
本実施形態では、ループ部材5は、ミッドソール4まで至るように設けられている。具体的には、ループ部材5の長手方向の一端部である下端部520は、アッパー2の上部に固定され、ループ部材5の長手方向の他端部である下端部510は、アッパー2の下部とミッドソール4との間に固定されている。そのため、ループ部材5に掛けられた引っ張り力を直接的にミッドソール4に伝達できる。
また、靴1は、アッパー2の後方において、ミッドソール4から上方に延びるように設けられたヒールカウンター部8を備える。本実施形態では、ヒールカウンター部8は、ベースアッパー27及びループ部材5の外側に配置される外ヒールカウンター部80と、ベースアッパー27及びループ部材5の内側に配置される内ヒールカウンター部81と、を含む。なお、ヒールカウンター部8は、外ヒールカウンター部80及び内ヒールカウンター部81の一方のみで構成されてもよい。
ループ部材5は、ヒールカウンター部8まで至るとともに、ヒールカウンター部8に結合されているため、ループ部材5に掛けられた引っ張り力を、ヒールカウンター部8を介してミッドソール4に伝達できる。
本実施形態では、ループ部材5は、外ヒールカウンター部80まで至るとともに、外ヒールカウンター部80に結合されている。また、ループ部材5は、内ヒールカウンター部81まで至るとともに、内ヒールカウンター部81に結合されている。そのため、ループ部材5に掛けられた引っ張り力を、アッパー2(ベースアッパー27)に重ねられた内外両側のヒールカウンター部80、81を介してミッドソール4に伝達できる。
本実施形態では、これらの結合は、縫合によりなされている。すなわち、靴1は、ループ部材5を、アッパー2及びミッドソール4に対して結合する縫合部7を備える。このように、縫製によってループ部材5、アッパー2、ミッドソール4の三者を締結するため、一般的手法(縫製)で強度を有する構成とできる。
本実施形態では、縫合部7は、ループ部材5を、アッパー2及びミッドソール4に加えて、外ヒールカウンター部80及び内ヒールカウンター部81に対して結合している。このように、縫製によってループ部材5、アッパー2、ミッドソール4、外ヒールカウンター部80、内ヒールカウンター部81を締結するため、一般的手法(縫製)でさらに強度を有する構成とできる。なお、これらの結合は、接着剤等の他の結合手段によりなされてもよい
本発明の靴は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、縫合部7は、ループ部材5を、アッパー2及びミッドソール4に加えて、ヒールカウンター部8に対して結合していたが、これに限定されず、アッパー2及びミッドソール4の少なくとも一方に対してのみ結合してもよい。例えば、図4に示すように、縫合部7は、ループ部材5を、ミッドソール4に対してのみ結合していてもよい。この場合、例えば、ヒールカウンター部8は、内ヒールカウンター部81のみで構成されていて、ヒールカウンター部8には縫合部7が至っていない。
この構成では、ループ部材5の外側部位51の下端部510は、アッパー2の踵側後端及び底部の境界部とミッドソール4の踵側後端及び底部の境界部との間に位置している。補強部材6の外側部位61の下端部610は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置しており、ループ部材5の内側部位52の下端部520よりも下方に位置している。内側部位62の下端部620は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置しており、本実施形態では、外側部位61の下端部610よりも上方に位置している。
また、縫合部7は、ループ部材5を、ヒールカウンター部8に対してのみ結合してもよい。例えば、図5の構成では、縫合部7は、下側に配置された下側縫合部70と、下側縫合部70よりも上側に配置された上側縫合部71と、を含む。ループ部材5は、外ヒールカウンター部80まで至るとともに、外ヒールカウンター部80に結合されている。具体的には、ループ部材5は、上側縫合部71で外ヒールカウンター部80に結合されている。また、外ヒールカウンター80は、ミッドソール4に対して下側縫合部70で結合されている。この構成においても、ループ部材5に掛けられた引っ張り力を、ヒールカウンター部8を介してミッドソール4に伝達できる。
この構成では、外側部位51の下端部510は、アッパー2の踵側後端の上下方向における中央部の外側に位置している。この下端部510は、ミッドソール4の踵側後端よりも上方に位置している。内側部位52の下端部520は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置している。補強部材6の外側部位61の下端部610は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置している。内側部位62の下端部620は、アッパー2の踵側後端の上部の外側、具体的には、クッション部2Cの外側に位置しており、本実施形態では、外側部位61の下端部610よりも上方に位置している。
上記実施形態では、靴1は、ヒールカウンター部8を備えていたが、これを備えなくてもよい。
1…靴、2…アッパー、2A…開口部、2B…締め付け具、2C…クッション部、3…アウトソール、4…ミッドソール、5…ループ部材、6…補強部材、7…縫合部、8…ヒールカウンター部、21…締め付け部材、22…回転ハンドル、23…面ファスナー、24…被覆材、25…スポンジ、26…ライニング、27…ベースアッパー、31…本体部、41…上部、42…下部、43…前側部分、43A…上端、44…側面部分、44A…上端、45…後側部分、45A…上端、51…外側部位、52…内側部位、53…連結部位、61…外側部位、62…内側部位、63…連結部位、70…下側縫合部、71…上側縫合部、80…外ヒールカウンター部、81…内ヒールカウンター部、261…外側部位、262…上側部位、263…内側部位、264、510、520、610、620…下端部

Claims (4)

  1. テープ状であって、アッパーの踵側後端にループ状に設けられたループ部材と、
    前記ループ部材とは別体であり、前記ループ部材のループ内側に厚み方向で重ねられて一体化された、テープ状の補強部材と、を備えた靴。
  2. 前記ループ部材は、前記アッパーの下方に設けられるソールまで至るように設けられている、請求項1に記載の靴。
  3. 前記ループ部材を、前記アッパー及び前記ソールに対して結合する縫合部を備える、請求項2に記載の靴。
  4. 前記アッパーの後方であり、前記アッパーの下方に設けられるソールから上方に延びるように設けられたヒールカウンター部を備え、
    前記ループ部材は、前記ヒールカウンター部まで至るとともに、前記ヒールカウンター部に結合されている、請求項1に記載の靴。
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