JP2026023716A - 測定機器、測定装置及び測定方法 - Google Patents

測定機器、測定装置及び測定方法

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Abstract

【課題】測定対象物の厚さの測定精度を高める。
【解決手段】測定機器1は、基材5Aの表面5a上に被覆層5Bが形成された測定対象物5における被覆層5Bの厚さDを測定軸方向Xに対して測定する測定機器1であって、第1測定基準位置としての第1端面13aを有する第1端部13が設けられ、第1端面13aと基材5Aの表面5aとの間の測定軸方向Xに対する第1距離Aを電磁気的に測定する第1測定部11と、第2測定基準位置としての第2端面14aを有する第2端部14が設けられ、第2端面14aと被覆層5Bの表面5bとの間の測定軸方向Xに対する第2距離Bを光学的に測定する第2測定部12と、を備える。第1端部13と第2端部14は、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定機器、測定装置及び測定方法に関する。
測定対象物として、基材の表面に形成された被覆層の厚さを測定するセンサシステムが知られている(特許文献1)。このセンサシステムは、三角測量方式のレーザ変位センサ(レーザ三角測量センサ)や色共焦点変位センサである光学変位センサと、渦電流変位センサと、を備えており、渦電流変位センサのコイルの上方に光学変位センサが配置されている。このため、このセンサシステムでは、光学変位センサが測定する測定基準位置(測定基準面)が、渦電流変位センサが測定する測定基準位置(測定基準面)の上方に配置されており、光学変位センサが、渦電流変位センサのコイルの中心部を通して被覆層を測定する。
特許第7203961号明細書 特開2007-113980号公報
上述した特許文献1では、コイルの上方に光学変位センサが配置されているので、測定対象物を測定する測定軸方向において、光学変位センサの測定基準位置が、渦電流変位センサの測定基準位置よりも、コイルの高さ以上、離れることになる。このように各測定基準位置が離れることにより、光学変位センサと渦電流変位センサの各測定軸を互いに平行にすること、例えば、一致させることが困難であった。さらに、特許文献1の構造では、光学変位センサと測定対象物との間の距離が長いので、光学変位センサと渦電流変位センサとの固定状態が、経時変化や測定環境の温度変化によって変動しやすく、例えば、測定対象物の表面に垂直な方向に対して測定軸が傾斜する変動に伴って光学変位センサの測定軸と渦電流変位センサの測定軸とが容易にずれる問題があった。光学変位センサの測定軸や渦電流変位センサの測定軸が傾斜した場合には、測定対象物の厚さの測定精度が顕著に低下する。
また、上述した光学変位センサとしてのレーザ三角測量センサや色共焦点変位センサは、測定軸に垂直な測定範囲、いわゆるスポット径が、一般に数μm~100μm程度である。これに対し、渦電流変位センサの測定範囲は、数mm~数10mm程度であるので、光学変位センサの測定範囲と比べて数100倍以上の差がある。このような各測定範囲の違いにより、測定対象物の厚さの測定精度が低くかった。例えば、測定対象物の表面上で数μm程度の凹凸が発生する場合には、凹凸に対する光学変位センサと渦電流変位センサの各測定範囲に違いが生じるので、測定対象物の厚さの測定精度が顕著に低下する。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、測定対象物の厚さの測定精度を高めることができる測定機器を提供することを目的とする。
本願の開示する測定機器の一態様は、基材の表面上に被覆層が形成された測定対象物における被覆層の厚さを測定軸方向に対して測定する測定機器であって、第1測定基準位置としての第1端面を有する第1端部が設けられ、第1端面と基材の表面との間の測定軸方向に対する第1距離を電磁気的に測定する第1測定部と、第2測定基準位置としての第2端面を有する第2端部が設けられ、第2端面と被覆層の表面との間の測定軸方向に対する第2距離を光学的に測定する第2測定部と、を備える。第1端部と第2端部は、測定軸方向に直交する方向に隣り合って配置されている。
本願の開示する測定機器の一態様によれば、測定対象物の厚さの測定精度を高めることができる。
図1は、実施形態1の測定機器を模式的に示す斜視図である。 図2は、実施形態1の測定機器における第1測定部及び第2測定部を第1端面及び第2端面の側から模式的に示す平面図である。 図3は、実施形態1の測定機器における第1測定部及び第2測定部の各測定範囲を模式的に示す斜視図である。 図4は、実施形態1の測定機器における被覆層の厚さの演算を説明するための模式図である。 図5は、実施形態1の測定機器における渦電流変位センサの駆動周波数と渦電流の深さとの関係を説明するためのグラフである。 図6は、実施形態1の測定機器における温度センサ及び温度調節部を説明するための模式図である。 図7は、実施形態1の測定機器を備える測定装置を示す斜視図である。 図8は、実施形態2の測定機器の要部を模式的に示す斜視図である。 図9は、実施形態2の測定機器の第1測定部及び第2測定部を、第1端面及び第2端面の側から模式的に示す平面図である。 図10は、実施形態3の測定機器の要部を説明するための平面図である。 図11は、実施形態4の測定機器の要部を示す模式図である。
以下に、本願の開示する測定機器、測定装置及び測定方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態によって、本願の開示する測定機器、測定装置及び測定方法が限定されるものではない。
[実施形態1]
(測定機器)
図1は、実施形態1の測定機器を模式的に示す斜視図である。図2は、実施形態1の測定機器における第1測定部及び第2測定部を第1端面及び第2端面の側から模式的に示す平面図である。
図1に示すように、実施形態1の測定機器1は、基材5Aの表面5a上に被覆層5Bが形成された測定対象物5における被覆層5Bの厚さを測定軸方向Xに対して測定する。実施形態1の測定機器1によって厚さが測定される測定対象物5の一例としては、電池の電極シートであり、基材5Aとしての金属箔の表面上に形成された被覆層5Bとしての活性物質の塗膜の厚さである。この場合、金属箔の厚さが10[μm]~20[μm]程度であり、塗膜の厚さが50[μm]~300[μm]程度である。活性物質の塗膜は僅かに導電性を有するが、塗膜の導電率が金属箔の導電率と比べて値が6桁程度小さいので、金属箔の電磁気的な測定において塗膜の導電率を無視できる。また、塗膜は光透過性を有しておらず、不透明に形成されている。
なお、測定対象物5としては電極に限定されず、被覆層5Bの導電率と比べて導電率の値が6桁程度以上高い基材5Aに形成された被覆層5Bの厚さの測定に適用できる。例えば、鋼板の表面上に形成された塗膜の厚さの測定に適用されてもよい。
図1及び図2に示すように、実施形態1の測定機器1は、第1測定基準位置としての第1端面13aを有する第1端部13が設けられて第1端面13aと基材5Aの表面(上面)5aとの間の測定軸方向Xに対する第1距離Aを電磁気的に測定する第1測定部11と、第2測定基準位置である第2端面14aを有する第2端部14が設けられて第2端面14aと被覆層5Bの表面(上面)5bの測定軸方向Xに対する第2距離Bを光学的に測定する第2測定部12と、を備える。すなわち、測定機器1は、測定方式が異なる第1測定部11と第2測定部12を備えており、第1測定部11が測定した測定値である第1距離Aと、第2測定部12が測定した測定値である第2距離Bとの演算に基づいて被覆層5Bの厚さを検出する。測定軸方向Xは、測定対象物5の厚さ方向に平行な方向であり、基材5Aの表面5a及び被覆層5Bの表面5bに垂直な方向である。
第1測定部11は、渦電流変位センサ16を備える。第1測定部11の渦電流変位センサ16は、基材5Aの表面5aに向けて磁界を発生するコイル16aと、コイル16aに高周波電流を流すための高周波発信回路16bと、渦電流に基づいて第1距離Aを検出する第1検出回路16cと、を有する。
第2測定部12は、光ファイバ変位センサ17を備える。第2測定部12の光ファイバ変位センサ17は、被覆層5Bの厚さを検出するための検出光を発光する複数の発光用の光ファイバ17aと、被覆層5Bの表面5bで反射された検出光の受光を行う複数の受光用の光ファイバ17bと、複数の発光用の光ファイバ17a及び複数の受光用の光ファイバ17bを束ねるパイプ部材17cと、検出光に基づいて第2距離Bを検出する第2検出回路17dと、を有する。図2に示すように、複数の発光用の光ファイバ17aと、複数の受光用の光ファイバ17bは、第2端面14aにおいて、例えば、測定軸まわりに間隔をあけて交互に配置されている。なお、図2では、複数の発光用の光ファイバ17aの一部、複数の受光用の光ファイバ17bの一部の図示を省略している。
上述した渦電流変位センサ16の高周波発信回路16b、第1検出回路16c、光ファイバ変位センサ17の第2検出回路17dは、各種の信号処理を行う演算素子を含む制御回路18に電気的に接続されており、制御回路18によって渦電流変位センサ16及び光ファイバ変位センサ17の測定動作等が制御される。高周波発信回路16b、第1検出回路16c、第2検出回路17d、及び制御回路18は、測定機器1が備えてもよく、測定機器1と電気的に接続される制御装置(図示せず)が備えてもよい。
このように第2測定部12は、第2端面14aに複数の発光用の光ファイバ17aと複数の受光用の光ファイバ17bが配列された光ファイバ変位センサ17を備えることにより、後述する第1測定部11の第1測定範囲R1と同等になるように、第2測定部12の第2測定範囲R2を広げられる。このため、後述する測定軸方向Xに直交する方向Yにおいて、第1測定部11が測定する第1測定範囲R1と第2測定部12が測定する第2測定範囲R2とに違いが生じることが抑えられ、被覆層5Bの厚さの測定精度を高められる。
実施形態1における第1測定部11の第1端部13と第2測定部12の第2端部14は、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されている。測定軸方向Xに直交する方向Yは、測定対象物5の表面に沿う平面上における任意の方向である。言い換えると、第1端部13と第2端部14は、被覆層5Bの表面5b及び基材5Aの表面5aに沿う同一平面上で互いに接するように配置されており、例えば、円筒状の第2端部14が、円筒状の第1端部13の外周部の周方向にわたって接して設けられている。このため、実施形態1では、第1測定部11の第1測定軸M1と第2測定部12の第2測定軸M2とが一致するように構成されている。すなわち、光ファイバ変位センサ17と渦電流変位センサ16は、各測定軸M1、M2が一致するように、コイル16aがパイプ部材17cの外周部に設けられている。例えば、コイル16aは、パイプ部材17cの外周に巻き付けられていることにより、渦電流変位センサ16と光ファイバ変位センサ17とが強固に固定されている。
これにより、渦電流変位センサ16と光ファイバ変位センサ17との固定状態が経時変化や測定環境の温度変化によって変動することが抑えられるので、第1端面13aと第2端面14aとの相対位置が変動し難くなり、例えば、測定対象物5の表面5bに垂直な方向に対して各測定軸M1、M2が傾斜する変動等を抑制できる。その結果、第1測定部11が測定する第1距離A及び第2測定部12が測定する第2距離Bに誤差が生じることが抑えられ、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高められる。
また、測定軸方向Xにおいて、第1測定部11の第1端面13aと第2測定部12の第2端面14aとが近傍に配置されている。実施形態1では、一例として、第2測定部12の第2端面14aが、第1測定部11の第1端面13aから、測定軸方向Xの下方に(測定対象物5側に)突出している。測定軸方向Xに対する第1端面13aと第2端面14aとの間の間隔Cは、10[mm]程度以下になるように、第1測定部11と第2測定部12とが固定されている。これにより、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2との大きさに差が生じることを避けられるので、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高められる。
なお、本実施形態1では、第2測定部12の第2端面14aが、第1測定部11の第1端面13aから測定軸方向Xの下方に突出するが、測定軸方向Xにおける第2端面14aの位置を限定するものではない。図示しないが、第2測定部12の第2端面14aは、第1測定部11の第1端面13aよりも測定軸方向Xの上方に位置するように、第1端面13aの中央から上方に窪むように配置されてもよい。あるいは、第2測定部12の第2端面14aは、第1測定部11の第1端面13aと測定軸方向Xの位置が同一、すなわち同一平面上に配置されてもよい。
(第1測定部及び第2測定部の各測定範囲)
図3は、実施形態1の測定機器1における第1測定部11及び第2測定部12の各測定範囲R1、R2を模式的に示す斜視図である。
図3に示すように、実施形態1では、例えば、渦電流変位センサ16の渦電流Eが通過する円形の第1測定範囲R1内に、光ファイバ変位センサ17の検出光が照射される円形の第2測定範囲R2が位置しており、第1測定範囲R1と第2測定範囲R2とが被覆層5Bの表面5b上においておおむね一致するように構成されている。これにより、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2の位置の違いによって測定値の誤差が生じることが避けられるので、被覆層5Bの厚さの測定精度が高められる。
なお、実施形態1において、第1測定部11が測定する第1測定範囲R1は、第2測定部12が測定する第2測定範囲R2の100倍以内であり、より好ましくは10倍以内になるように構成されていればよく、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2の大きさに違いが生じることが抑えられ、被覆層5Bの厚さの測定精度の向上を図れる。
(被覆層の厚さの演算)
図4は、実施形態1の測定機器1における被覆層5Bの厚さの演算を説明するための模式図である。図1及び図4に示すように、第1測定部11の第1端面13aと基材5Aの表面5aとの間の測定軸方向Xに対する第1距離をAとし、第2測定部12の第2端面14aと被覆層5Bの表面(上面)5bの測定軸方向Xに対する第2距離をBとし、第1端面13aと、第1端面13aよりも下方に(測定対象物5側に)位置する第2端面14aとの間の測定軸方向Xに対する間隔をCとする。間隔Cは、測定機器1の構造上における一定の寸法である。このとき、被覆層5Bの厚さDは、D=A-(B+C)を、例えば、制御回路18によって演算することで求められる。
また、測定軸方向Xにおいて第2端面14aが第1端面13aよりも上方に位置する場合には、第1端面13aと、第1端面13aよりも上方に(測定対象物5とは反対側に)位置する第2端面14aとの間の測定軸方向Xに対する間隔をCとしたとき、被覆層5Bの厚さDは、D=A-(B-C)を演算することで求められる。同様に、測定軸方向Xにおいて第1端面13aと第2端面14aの位置が同一である場合、第1端面13aと第2端面14aの間隔が“0”となり、被覆層5Bの厚さDは、D=A-Bを演算することで求められる。
(渦電流変位センサの駆動周波数)
図5は、実施形態1の測定機器1における渦電流変位センサ16の駆動周波数と渦電流の深さとの関係を説明するためのグラフである。図5において、縦軸が、測定軸方向X、すなわち測定対象物5の厚さ方向に対する渦電流の深さ[mm]を示し、横軸が、渦電流変位センサ16のコイル16aに与える高周波電流の駆動周波数[Hz]を示している。図5において、測定対象物5がアルミニウムのときの変化を実線で示し、測定対象物5が銅のときの変化を破線で示す。ここでの渦電流の深さとは、渦電流の大きさが、測定対象物5の表面(基材5Aの表面5a)での大きさの1/e、すなわち36.8%程度になる、表面5aからの深さの位置を指している。
図5に示すように、渦電流の深さの位置は、駆動周波数が高くなるのに従って小さくなる傾向がある。渦電流変位センサ16は、測定軸方向Xにおいて渦電流の深さの位置が、基材5Aの内部(基材5Aの厚さの範囲内)に位置せずに、基材5Aを通過して基材5Aの外部の位置になった場合、正確な厚さの測定が難しくなる。このため、実施形態1では、渦電流変位センサ16による渦電流の深さの位置が、基材5Aの厚さの範囲内に位置するように、制御回路18によって駆動周波数が適切に制御される。このように測定機器1では、制御回路18が渦電流変位センサ16の渦電流の深さの位置を制御することにより、20[μm]以下の基材5Aの表面5aまでの第1距離Aを適切に測定できる。
また、例えば、基材5Aの厚さが10[μm]以下であり、渦電流変位センサ16の渦電流の深さの位置が基材5Aを厚さの範囲内に位置するように制御することが難しい場合には、基材5Aの導電率と同程度の導電率を有する金属板等の載置部材54(図7参照)の上に載せて測定することで、基材5Aが載せられた載置部材54を基材5Aの一部として取り扱えるので、基材5Aの表面5aまでの第1距離Aを適切に測定することが可能である。ここで、同程度の導電率とは、基材5Aの導電率に対する載置部材54の導電率の比率が、0.9以上、1.1以下程度の導電率を指す。
(温度センサ及び温度調節部)
図6は、実施形態1の測定機器1における温度センサ及び温度調節部を説明するための模式図である。図6に示すように、実施形態1の測定機器1は、第1測定部11の温度を検出する第1温度センサ21と、第2測定部12の温度を検出する第2温度センサ22と、第1温度センサ21の検出結果に基づいて第1測定部11を加熱または冷却する第1温度調節部23と、第2温度センサ22の検出結果に基づいて第2測定部12を加熱または冷却する第2温度調節部24と、を備える。
第1温度センサ21及び第1温度調節部23は、制御回路18に電気的に接続されており、例えば、第1測定部11の第1端部13におけるコイル16aの外周部に配置されている。同様に、第2温度センサ22及び第2温度調節部24は、制御回路18に電気的に接続されており、例えば、第2測定部12の第2端部14におけるパイプ部材17cの外周部に配置されている。第1温度調節部23及び第2温度調節部24は、例えば、加熱するための加熱素子(ヒータ)や、冷却するためのペルチェ素子を有するが、温度調節用の流体が循環する流体回路が用いられてもよい。
このように測定機器1では、第1温度調節部23によって第1測定部11が所定温度になるように調節され、第2温度調節部24によって第2測定部12が所定温度になるように調節される。これにより、第1測定部11及び第2測定部12の使用時の温度変化や、測定機器1が用いられる測定環境の温度変化に伴って、第1測定部11が測定した第1距離A、第2測定部12が測定した第2距離Bが変動することを抑えられる。
また、測定機器1は、第1温度調節部23及び第2温度調節部24を備えずに、制御回路18が、第1温度センサ21の検出結果に基づいて第1測定部11が測定した第1距離Aの補正を行うと共に、第2温度センサ22の検出結果に基づいて第2測定部12が測定した第2距離Bの補正を行ってもよい。これにより、上述した温度変化が生じた場合であっても、第1測定部11が測定した第1距離Aの測定精度、及び第2測定部12が測定した第2距離Bの測定精度を適切に確保できる。
(測定装置)
図7は、実施形態1の測定機器1を備える測定装置を示す斜視図である。図7に示すように、実施形態1の測定装置51は、上述した測定機器1と、測定機器1を移動可能に支持する支持部52と、測定対象物5に対して測定軸方向Xに直交する方向Yに測定機器1を移動させる駆動部53と、測定対象物5が載せられる載置部材54と、測定機器1及び駆動部53を制御する制御部55と、を備える。
図示しないが、実施形態の測定装置51は、電池の電極シートの製造工程で用いられ、長尺状の金属箔を供給する供給ロールを有する供給部と、金属箔に活性物質を塗る塗工部と、活性物質を乾燥させる乾燥部と、搬送された電極シートを巻き取る巻取りロールを有する巻取部との間における電極シートの搬送経路上に設置されている。測定装置51は、搬送経路に沿って搬送される電極シートである測定対象物5における被覆層5Bの厚さDを測定する。
駆動部53は、支持部52に形成されたガイド部53aと、ガイド部53aに沿って測定機器1を移動させる駆動機構(図示せず)と、を有する。測定装置51は、例えば、測定対象物5に対して測定機器1を、駆動部53によって移動しながら測定を行う。
制御部55は、測定機器1の第1測定部11及び第2測定部12、駆動部53に配線等を介して電気的に接続されている。制御部55は、上述した測定機器1における高周波発信回路16b、第1検出回路16c、第2検出回路17d、及び制御回路18等を備える。制御部55は、測定機器1に対して測定軸方向Xに直交する方向Yに搬送される測定対象物を第1測定部11と第2測定部12が同時に測定を行うように制御する。これにより、測定装置51は、測定機器1に対して搬送される測定対象物5を測定する際に、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2とが離れることを避けられるので、測定対象物5の測定精度が適切に確保される。
載置部材54は、例えば、測定装置51に供給されて搬送される測定対象物5を支持する搬送ローラであり、搬送ローラが、支持部52に回転可能に設けられている。実施形態1の測定装置51は、搬送される測定対象物5の厚さを測定することに限定されず、測定装置51が、載置部材54としての搬送ローラの代わりに、測定対象物5が載せられる載置台(図示せず)を備えてもよく、搬送ローラ及び載置台を備えてもよい。
また、例えば、測定機器1の測定軸M1、M2が載置部材54を通る位置で測定する際、渦電流変位センサ16において、測定軸方向Xに対する渦電流の深さの位置が、基材5Aの厚さを超えて基材5Aを通過する場合であっても、搬送ローラや載置台等の載置部材54が、基材5Aと同程度の導電率を有することにより、基材5Aの一部として取り扱うことが可能になり、渦電流変位センサ16によって基材5Aの表面5aと第1端面13aとの間の第1距離Aを適切に測定できる。
なお、測定装置51は、実施形態1の測定機器1を備える構成に限定されず、後述する他の実施形態の測定機器2、3を備えてもよい。
(測定方法)
実施形態1の測定方法は、上述した測定機器1や測定装置51を用いて、測定対象物5における基材5Aの表面5a上に形成された被覆層5Bの厚さDを測定する。測定対象物5は、電池の電極シートであって、例えば、基材5Aが金属箔であり、被覆層5Bが活性物質である。
(実施形態1の効果)
上述したように、実施形態1における測定機器1は、第1測定基準位置としての第1端面13aを有する第1端部13が設けられて第1端面13aと基材5Aの表面5aとの間の測定軸方向Xに対する第1距離Aを電磁気的に測定する第1測定部11と、第2測定基準位置としての第2端面14aを有する第2端部14が設けられて第2端面14aと被覆層5Bの表面5bとの間の測定軸方向Xに対する第2距離Bを光学的に測定する第2測定部12と、を備えており、第1端部13と第2端部14が、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されている。これにより、第1測定部11が測定する第1測定範囲R1と第2測定部12が測定する第2測定範囲R2の大きさ及び位置の差が抑えられるので、被覆層5Bの厚さの測定精度を高めることができる。
また、実施形態1における測定機器1は、測定軸方向Xにおいて第1測定部11の第1端面13aと第2測定部12の第2端面14aとが近傍に配置されている。これにより、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2との大きさの差が抑えられるので、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高められる。
また、実施形態1における測定機器1は、第1測定部11が測定する第1測定範囲R1が、第2測定部12が測定する第2測定範囲R2の100倍以内であり、より好ましくは10倍以内である。これにより、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2の大きさに違いが生じることが抑えられ、被覆層5Bの厚さの測定精度の向上を図れる。
また、実施形態1における測定機器1において、渦電流変位センサ16と光ファイバ変位センサ17は、各測定軸M1、M2が一致するように、コイル16aがパイプ部材17cの外周部に設けられている。これにより、渦電流変位センサ16と光ファイバ変位センサ17とが強固に固定されるので、固定状態の経時変化や測定環境の温度変化によって、第1端面13aと第2端面14aとの相対位置が変動することを抑えられる。その結果、第1測定部11が測定する第1距離A及び第2測定部12が測定する第2距離Bに誤差が生じることが抑えられ、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高められる。
また、実施形態1における測定機器1は、例えば、第1測定部11の温度を検出する第1温度センサ21と、第1測定部11に設けられて第1温度センサ21の検出結果に基づいて第1測定部11を加熱または冷却する第1温度調節部23と、を備える。これにより、第1測定部11及び第2測定部12の使用時の温度変化や、測定機器1が用いられる測定環境の温度変化に伴って、第1測定部11が測定した第1距離A、第2測定部12が測定した第2距離Bが変動することを抑えられる。
また、実施形態1における測定機器1は、例えば、第1測定部11の温度を検出する第1温度センサ21と、第1温度センサ21の検出結果に基づいて第1測定部11が測定した第1距離Aを補正する制御回路18と、を備える。これにより、第1測定部11や測定環境に温度変化が生じた場合であっても、第1測定部11が測定した第1距離Aの測定精度を適切に確保できる。
以下、他の実施形態について図面を参照して説明する。他の実施形態において、実施形態1と同一機能を有する部分、及び実施形態1と同一の構成部材には、便宜上、実施形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
[実施形態2]
図8は、実施形態2の測定機器の要部を模式的に示す斜視図である。図9は、実施形態2の測定機器の第1測定部11及び第2測定部12を、第1端面13a及び第2端面14aの側から模式的に示す平面図である。なお、図9では、光ファイバ変位センサ17における複数の発光用の光ファイバ17aの一部、複数の受光用の光ファイバ17bの一部の図示を省略している。
図8及び図9に示すように、実施形態2の測定機器2は、複数の第2測定部12としての複数の光ファイバ変位センサ17を備えており、渦電流変位センサ16のコイル16aの外周面には、この外周面の周方向に間隔をあけて複数のパイプ部材17cが配置されている。これにより、実施形態2の測定機器2においても、実施形態1と同様に、第1測定部11の第1端部13と第2測定部12の第2端部14が、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されている。3つの光ファイバ変位センサ17の各第2端面14aは、同一平面上に位置するように、測定軸方向Xに対して揃えて配置されている。また、各光ファイバ変位センサ17の第2測定軸M2は、渦電流変位センサ16の第1測定軸M1と平行に配置されている。
実施形態2においても、実施形態1と同様に、測定軸方向Xに対する第1端面13aと第2端面14aとの間隔Cが10[mm]以下であり、第1測定部11の第1測定範囲R1が、複数の第2測定部12の各測定範囲R2の100倍以内であり、より好ましくは10倍以内である。実施形態2では、図8に示すように、3つの光ファイバ変位センサ17の各第2測定範囲R2が集まる中央に、渦電流変位センサ16の第1測定範囲R1が位置しており、第1測定範囲R1が、3つの第2測定範囲R2に重なるように構成されている。このように各測定範囲R1、R2が互いに近づけられることで、第1測定部11と第2測定部12の各測定範囲の位置の違いによって測定値の誤差が生じることが避けられるので、被覆層5Bの厚さDの測定精度が高められる。
実施形態2の測定機器2では、例えば、3つの光ファイバ変位センサ17によって測定された各測定値に基づいて第2距離Bを補正することで、第2距離Bの測定精度を高めることが可能になるので、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高めることができる。例えば、測定機器2では、制御回路18が、3つの光ファイバ変位センサ17によって測定された各測定値に基づいて、被覆層5Bの厚さ方向に垂直な方向に対する第2測定部12の第2端面14aの傾斜を算出し、この算出値に基づいて第2距離Bを補正する。
(実施形態2の効果)
上述したように、実施形態2の測定機器2によれば、複数の第2測定部12として3つの光ファイバ変位センサ17を備えることで、第2測定部12の第2端面14aの傾斜を応じて第2距離Bを補正することが可能になり、被覆層5Bの厚さDの測定精度が高められる。
[実施形態3]
図10は、実施形態3の測定機器の要部を説明するための平面図である。なお、図10では、光ファイバ変位センサ17における複数の発光用の光ファイバ17aの一部、複数の受光用の光ファイバ17bの一部の図示を省略している。
図10に示すように、実施形態3の測定機器3は、複数の第1測定部11としての複数の渦電流変位センサ16を備えており、複数のコイル16aの外周部の間に、光ファイバ変位センサ17のパイプ部材17cが挟んで配置されている。これにより、実施形態3の測定機器3においても、実施形態1、2と同様に、第1測定部11の第1端部13と第2測定部12の第2端部14が、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されている。2つの渦電流変位センサ16の各第1端面13aは、同一平面上に位置するように、測定軸方向Xに対して揃えて配置されている。また、各渦電流変位センサ16の第1測定軸M1は、光ファイバ変位センサ17の第2測定軸M2と平行に配置されている。
実施形態3においても、実施形態1と同様に、測定軸方向Xに対する第1端面13aと第2端面14aとの間隔Cが10[mm]以下であり、複数の第1測定部11の各第1測定範囲R1が、第2測定部12の測定範囲R2の100倍以内であり、より好ましくは10倍以内である。実施形態3では、3つの渦電流変位センサ16の各第1測定範囲R1が並ぶ中央に、光ファイバ変位センサ17の第2測定範囲R2が位置しており、第2測定範囲R2が、2つの第1測定範囲R1に重なるように構成されている。このように各測定範囲R1、R2が互いに近づけられることで、第1測定部11と第2測定部12の各測定範囲の位置の違いによって測定値の誤差が生じることが避けられるので、被覆層5Bの厚さDの測定精度が高められる。
実施形態3の測定機器3では、例えば、2つの渦電流変位センサ16が測定した各測定値に基づいて第1距離Aを補正することにより、第1距離Aの測定精度を高めること可能になり、被覆層5Bの厚さDの測定精度を高めることができる。例えば、測定機器3では、制御回路18が、2つの渦電流変位センサ16によって測定された各測定値に基づいて、基材5Aの厚さ方向に垂直な方向に対する第1測定部12の第1端面13aの傾斜を算出し、この算出値に基づいて第1距離Aを補正する。
図示しないが、第1測定部11では、渦電流変位センサ16と、後述する静電容量変位センサ(実施形態4参照)とを組み合わせて用いられてもよい。実施形態2、3においても、実施形態1と同様に、各温度センサ21、22及び各温度調節部23、24によって第1測定部11及び第2測定部12の温度が調節されてもよい。また、実施形態2、3においても、実施形態1と同様に、各温度センサ21、22の検出結果に基づいて、第1測定部11が測定した第1距離A及び第2測定部12が測定した第2距離Bが、制御回路18によって補正されてもよい。
(実施形態3の効果)
上述したように、実施形態3の測定機器3によれば、複数の第1測定部11として2つの渦電流変位センサ16を備えることで、第1測定部11の第1端面13aの傾斜を応じて第1距離Aを補正することが可能になり、被覆層5Bの厚さDの測定精度が高められる。
また、測定機器としては、図示しないが、実施形態1の測定機器1のように光ファイバ変位センサ17のパイプ部材17cの外周部に渦電流変位センサ16のコイル16aが設けられた構造体が、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されてもよい。このような測定機器は、実施形態2、3と同様に、複数の第1測定部11及び複数の第2測定部12を備えることで、第1距離A及び第2距離Bを補正することができる。また、実施形態1~3の各測定機器1~3のうちの少なくとも2つを組み合わせてもよく、実施形態2、3と同様の補正を行うことによって測定精度を高めることができる。なお、実施形態2、3では、第1測定部11及び第2測定部12のいずれかの測定部を複数備えるが、第1測定部11が複数の渦電流変位センサ16を備える構成、及び第2測定部12が複数の光ファイバ変位センサ17を備える構成であってもよく、実施形態2、3と同様の効果が得られる。
[実施形態4]
図11は、実施形態4の測定機器の要部を示す模式図である。図11に示すように、実施形態4の測定機器4は、実施形態1における渦電流変位センサ16の代わりに、第1測定部11としての静電容量変位センサ19を備えている。静電容量変位センサ19は、測定対象物5と対向して配置された平坦な電極板19aを有する。第2測定部12としての光ファイバ変位センサ17は、静電容量変位センサ19の内部を通って、電極板19aを貫通して設けられている。
静電容量変位センサ19の電極板19aは、測定軸方向Xに直交する方向Yにおいて、光ファイバ変位センサ17によって構成された第2測定部12の第2端面14aに隣り合うように配置される。この場合、測定対象物5に対向する電極板19aの対向面が、第1測定基準位置としての第1端面13aに相当する。電極板19aが被覆層5Bの表面5bに対向して配置される場合であっても、被覆層5Bの導電率に伴う変動を、制御回路18によって適宜補正することにより、基材5Aの表面5aの位置を測定することが可能である。また、実施形態4においても、実施形態1と同様に、測定軸方向Xに対する第1端面13aと第2端面14aとの間隔Cが10[mm]以下であり、第1測定部11の第1測定範囲R1が、複数の第2測定部12の各測定範囲R2の100倍以内であり、より好ましくは10倍以内である。
(実施形態4の効果)
上述した実施形態4の測定機器4のように、実施形態1における渦電流変位センサ16を静電容量変位センサ19に置き換えた場合であっても、実施形態1と同様に、第1端部13と第2端部14が、測定軸方向Xに直交する方向Yに隣り合って配置されることで、第1測定部11の第1測定範囲R1と第2測定部12の第2測定範囲R2の大きさ及び位置の差が抑えられ、被覆層5Bの厚さの測定精度を高めることができる。
(その他)
開示される技術的特徴の組合せのいくつかの例を以下に記載する。
(1)基材の表面上に被覆層が形成された測定対象物における前記被覆層の厚さを測定軸方向に対して測定する測定機器であって、第1測定基準位置としての第1端面を有する第1端部が設けられ、前記第1端面と前記基材の前記表面との間の前記測定軸方向に対する第1距離を電磁気的に測定する第1測定部と、第2測定基準位置としての第2端面を有する第2端部が設けられ、前記第2端面と前記被覆層の表面との間の前記測定軸方向に対する第2距離を光学的に測定する第2測定部と、を備え、前記第1端部と前記第2端部は、前記測定軸方向に直交する方向に隣り合って配置されている、測定機器。
(2)前記測定軸方向に対する前記第1端面と前記第2端面との間隔は、10[mm]以下である、上記(1)に記載の測定機器。
(3)前記第1測定部が測定する第1測定範囲は、前記第2測定部が測定する第2測定範囲の100倍以内である、上記(1)または(2)に記載の測定機器。
(4)前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部を複数備える、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載の測定機器。
(5)前記第1測定部は、磁界を発生するコイルを有する渦電流変位センサを備え、前記第2測定部は、検出光の発光及び受光を行う複数の光ファイバと、当該複数の光ファイバを束ねるパイプ部材と、を有する光ファイバ変位センサを備える、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の測定機器。
(6)前記第1測定部は、静電容量変位センサを備え、前記第2測定部は、光ファイバ変位センサを備える、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の測定機器。
(7)前記渦電流変位センサと前記光ファイバ変位センサは、各測定軸が一致するように、前記コイルが前記パイプ部材の外周部に設けられている、上記(5)に記載の測定機器。
(8)複数の前記光ファイバ変位センサを備え、前記コイルの外周面には、当該外周面の周方向に複数の前記パイプ部材が配置されている、上記(5)に記載の測定機器。
(9)複数の前記渦電流変位センサを備え、複数の前記コイルの外周部の間に前記パイプ部材が挟んで配置されている、上記(5)に記載の測定機器。
(10)前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部の温度を検出する温度センサと、前記少なくとも一方の測定部に設けられ、前記温度センサの検出結果に基づいて前記少なくとも一方の測定部を加熱または冷却する温度調節部と、を更に備える、上記(1)から(9)のいずれか1つに記載の測定機器。
(11)前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出結果に基づいて前記少なくとも一方の測定部が測定した距離を補正する制御回路と、を更に備える、上記(1)から(9)のいずれか1つに記載の測定機器。
(12)上記(1)から(11)のいずれか1つに記載の測定機器と、前記測定機器を移動可能に支持する支持部と、前記測定対象物に対して前記測定軸方向に直交する方向に前記測定機器を移動させる駆動部と、前記測定機器及び前記駆動部を制御する制御部と、を備える、測定装置。
(13)前記制御部は、前記測定機器に対して前記測定軸方向に直交する方向に搬送される前記測定対象物を前記第1測定部と前記第2測定部が同時に測定を行うように制御する、上記(12)に記載の測定装置。
(14)前記測定対象物が載せられる載置部材を更に備え、前記基材の導電率に対する前記載置部材の導電率の比率は、0.9以上、1.1以下である、上記(12)または(13)に記載の測定装置。
(15)基材の表面上に被覆層が形成された測定対象物における前記被覆層の厚さを測定軸方向に対して測定する測定方法であって、第1測定基準位置としての第1端面を有する第1端部が設けられて前記第1端面と前記基材の前記表面との間の前記測定軸方向に対する第1距離を電磁気的に測定する第1測定部と、第2測定基準位置としての第2端面を有する第2端部が設けられて前記第2端面と前記被覆層の表面との間の前記測定軸方向に対する第2距離を光学的に測定する第2測定部とが、前記測定軸方向に直交する方向に隣り合って配置されている測定機器を用いて測定する、測定方法。
(16)前記基材が金属箔であり、前記被覆層が活性物質である、上記(15)に記載の測定方法。
1、2、3、4 測定機器
5 測定対象物
5A 基材
5a 表面
5B 被覆層
5b 表面
11 第1測定部
12 第2測定部
13 第1端部
13a 第1端面
14 第2端部
14a 第2端面
16 渦電流変位センサ
16a コイル
17 光ファイバ変位センサ
17a 発光用の光ファイバ(光ファイバ)
17b 受光用の光ファイバ(光ファイバ)
17c パイプ部材
18 制御回路
19 静電容量変位センサ
21 第1温度センサ(温度センサ)
22 第2温度センサ(温度センサ)
23 第1温度調節部(温度調節部)
24 第2温度調節部(温度調節部)
51 測定装置
52 支持部
53 駆動部
54 載置部材
55 制御部
A 第1距離
B 第2距離
C 間隔
D 厚さ
M1 第1測定軸
M2 第2測定軸
R1 第1測定範囲
R2 第2測定範囲
X 測定軸方向
Y 測定軸方向に直交する方向

Claims (16)

  1. 基材の表面上に被覆層が形成された測定対象物における前記被覆層の厚さを測定軸方向に対して測定する測定機器であって、
    第1測定基準位置としての第1端面を有する第1端部が設けられ、前記第1端面と前記基材の前記表面との間の前記測定軸方向に対する第1距離を電磁気的に測定する第1測定部と、
    第2測定基準位置としての第2端面を有する第2端部が設けられ、前記第2端面と前記被覆層の表面との間の前記測定軸方向に対する第2距離を光学的に測定する第2測定部と、を備え、
    前記第1端部と前記第2端部は、前記測定軸方向に直交する方向に隣り合って配置されている、測定機器。
  2. 前記測定軸方向に対する前記第1端面と前記第2端面との間隔は10[mm]以下である、
    請求項1に記載の測定機器。
  3. 前記第1測定部が測定する第1測定範囲は、前記第2測定部が測定する第2測定範囲の100倍以内である、
    請求項2に記載の測定機器。
  4. 前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部を複数備える、
    請求項1に記載の測定機器。
  5. 前記第1測定部は、磁界を発生するコイルを有する渦電流変位センサを備え、
    前記第2測定部は、検出光の発光及び受光を行う複数の光ファイバと、当該複数の光ファイバを束ねるパイプ部材と、を有する光ファイバ変位センサを備える、
    請求項1に記載の測定機器。
  6. 前記第1測定部は、静電容量変位センサを備え、
    前記第2測定部は、光ファイバ変位センサを備える、
    請求項1に記載の測定機器。
  7. 前記渦電流変位センサと前記光ファイバ変位センサは、各測定軸が一致するように、前記コイルが前記パイプ部材の外周部に設けられている、
    請求項5に記載の測定機器。
  8. 複数の前記光ファイバ変位センサを備え、
    前記コイルの外周面には、当該外周面の周方向に複数の前記パイプ部材が配置されている、
    請求項5に記載の測定機器。
  9. 複数の前記渦電流変位センサを備え、
    複数の前記コイルの外周部の間に前記パイプ部材が挟んで配置されている、
    請求項5に記載の測定機器。
  10. 前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部の温度を検出する温度センサと、
    前記少なくとも一方の測定部に設けられ、前記温度センサの検出結果に基づいて前記少なくとも一方の測定部を加熱または冷却する温度調節部と、を更に備える、
    請求項1に記載の測定機器。
  11. 前記第1測定部及び前記第2測定部の少なくとも一方の測定部の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサの検出結果に基づいて前記少なくとも一方の測定部が測定した距離を補正する制御回路と、を更に備える、
    請求項1に記載の測定機器。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の測定機器と、
    前記測定機器を移動可能に支持する支持部と、
    前記測定対象物に対して前記測定軸方向に直交する方向に前記測定機器を移動させる駆動部と、
    前記測定機器及び前記駆動部を制御する制御部と、を備える、
    測定装置。
  13. 前記制御部は、前記測定機器に対して前記測定軸方向に直交する方向に搬送される前記測定対象物を前記第1測定部と前記第2測定部が同時に測定を行うように制御する、
    請求項12に記載の測定装置。
  14. 前記測定対象物が載せられる載置部材を更に備え、
    前記基材の導電率に対する前記載置部材の導電率の比率は、
    0.9以上、1.1以下である、
    請求項12に記載の測定装置。
  15. 基材の表面上に被覆層が形成された測定対象物における前記被覆層の厚さを測定軸方向に対して測定する測定方法であって、
    第1測定基準位置としての第1端面を有する第1端部が設けられて前記第1端面と前記基材の前記表面との間の前記測定軸方向に対する第1距離を電磁気的に測定する第1測定部と、第2測定基準位置としての第2端面を有する第2端部が設けられて前記第2端面と前記被覆層の表面との間の前記測定軸方向に対する第2距離を光学的に測定する第2測定部とが、前記測定軸方向に直交する方向に隣り合って配置されている測定機器を用いて測定する、測定方法。
  16. 前記基材が金属箔であり、前記被覆層が活性物質である、
    請求項15に記載の測定方法。
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