JP2026072014A - H形鋼の継手構造 - Google Patents
H形鋼の継手構造Info
- Publication number
- JP2026072014A JP2026072014A JP2024182253A JP2024182253A JP2026072014A JP 2026072014 A JP2026072014 A JP 2026072014A JP 2024182253 A JP2024182253 A JP 2024182253A JP 2024182253 A JP2024182253 A JP 2024182253A JP 2026072014 A JP2026072014 A JP 2026072014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- joint
- shaped
- cover plate
- main beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
【課題】フランジ同士を接合し、ウェブ同士を接合し、かつ、上フランジと下フランジとに跨るようにカバープレートを溶接する場合と比して、一方のH形鋼に負荷された捩じれ力を他方のH形鋼に効果的に伝達することである。
【解決手段】H形鋼の継手構造は、第一のH形鋼のウェブと第二のH形鋼のウェブを接合するウェブ接合部と、第一のH形鋼の一方のフランジの端部と、第一のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される第一のカバープレートと、第二のH形鋼の一方のフランジの端部と、第二のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される第二のカバープレートと、第一のH形鋼と第二のH形鋼との接合部を覆う矩形筒状とされ、第一のH形鋼の一方のフランジと第二のH形鋼の一方のフランジとを接合する第一の接合部と、第一のH形鋼の他方のフランジと第二のH形鋼の他方のフランジとを接合する第二の接合部とを有する筒状部材とを備える。
【選択図】図8
【解決手段】H形鋼の継手構造は、第一のH形鋼のウェブと第二のH形鋼のウェブを接合するウェブ接合部と、第一のH形鋼の一方のフランジの端部と、第一のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される第一のカバープレートと、第二のH形鋼の一方のフランジの端部と、第二のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される第二のカバープレートと、第一のH形鋼と第二のH形鋼との接合部を覆う矩形筒状とされ、第一のH形鋼の一方のフランジと第二のH形鋼の一方のフランジとを接合する第一の接合部と、第一のH形鋼の他方のフランジと第二のH形鋼の他方のフランジとを接合する第二の接合部とを有する筒状部材とを備える。
【選択図】図8
Description
本開示は、H形鋼の継手構造に関する。
特許文献1に記載のH形鋼の継手構造は、断面形状寸法が等しい一対のH形鋼の端面同士を接合した継手構造であって、一対のH形鋼のウェブ同士の間に、H形鋼のフランジ内面の両フィレット部R止まり間のフランジ幅方向距離よりも小さい幅を有し、ウェブの内法高さ方向のウェブ全長を覆う支圧鋼板が、ウェブ中心面を略対称面にして配置されて、支圧鋼板を挟んでウェブ同士が当接され、一対のH形鋼のフランジ同士がエレクトロスラグ溶接またはエレクトロガスアーク溶接されている。
一対のH形鋼を継ぐ継手構造においては、従来、スプライスプレートとボルトナットとを用いてフランジ同士を接合し、かつ、ウェブ同士を接合していた。さらに、一方のH形鋼から他方のH形鋼へ捩じれ力を伝達するために、上フランジと下フランジとに跨るようにカバープレートを溶接していた。
本開示の課題は、フランジ同士を接合し、ウェブ同士を接合し、かつ、上フランジと下フランジとに跨るようにカバープレートを溶接する場合と比して、一方のH形鋼に負荷された捩じれ力を他方のH形鋼に効果的に伝達することである。
第1態様に係るH形鋼の継手構造は、第一のH形鋼のウェブと第二のH形鋼のウェブを接合するウェブ接合部と、前記第一のH形鋼の一方のフランジの端部と、前記第一のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される一対の第一のカバープレートと、前記第二のH形鋼の一方のフランジの端部と、前記第二のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される一対の第二のカバープレートと、前記第一のH形鋼と前記第二のH形鋼との接合部を覆う矩形筒状とされ、前記第一のH形鋼の一方のフランジと前記第二のH形鋼の一方のフランジとを接合する第一の接合部と、前記第一のH形鋼の他方のフランジと前記第二のH形鋼の他方のフランジとを接合する第二の接合部とを有する筒状部材と、を備えることを特徴とする。
上記態様によれば、筒状部材は、第一のH形鋼の一方のフランジと第二のH形鋼の一方のフランジとを接合する第一の接合部と、第一のH形鋼の他方のフランジと第二のH形鋼の他方のフランジとを接合する第二の接合部とを有する。そして、この筒状部材が、第一のH形鋼と第二のH形鋼との間で捩じれ力を伝達する。これにより、フランジ同士を接合し、ウェブ同士を接合し、かつ、上フランジと下フランジとに跨るようにカバープレートを溶接する場合と比して、第一のH形鋼に負荷された捩じれ力を第一のH形鋼に効果的に伝達することができる。
第2態様に係るH形鋼の継手構造は、第1態様に記載のH形鋼の継手構造において、前記筒状部材は、断面U字状の第一のU字部材と、断面U字状の第二のU字部材とを含んで構成されており、前記第一のU字部材の両端部と前記第二のU字部材の両端部とが夫々接合されることで矩形筒状とされていることを特徴とする。
上記態様によれば、第一のU字部材の両端部と第二のU字部材の両端部とを夫々接合することで、矩形筒状の筒状部材が形成されている。これにより、筒状部材によって第一のH形鋼と第二のH形鋼との接合部を容易に覆うことができる。
第3態様に係るH形鋼の継手構造は、一対の前記第一のカバープレートと前記筒状部材との間で捩じれ力を伝達する第一の伝達部材と、一対の前記第二のカバープレートと、前記筒状部材との間で捩じれ力を伝達する第二の伝達部材とを備えることを特徴とする。
上記態様によれば、第一のカバープレートと筒状部材とが離隔し、かつ、第二のカバープレートと筒状部材とが離隔している場合と比して、第一のH形鋼に負荷された捩じれ力を第一のH形鋼に効果的に伝達することができる。
本開示によれば、フランジ同士を接合し、ウェブ同士を接合し、かつ、上フランジと下フランジとに跨るようにカバープレートを溶接する場合と比して、一方のH形鋼に負荷された捩じれ力を他方のH形鋼に効果的に伝達することができる。
本開示の実施形態に係るH形鋼の継手構造の一例について、図1~図10を用いて説明する。各図に示す矢印Hは、H形鋼の継手構造の上下方向であって鉛直方向を示し、各図に示す矢印Wは、H形鋼の継手構造の幅方向であって、矢印Hに対して直交すると共に水平方向を示し、各図に示す矢印Dは、H形鋼の継手構造の奥行き方向であって、矢印H及び矢印Wに対して直交すると共に水平方向である。
(H形鋼の継手構造10)
H形鋼の継手構造10(以下「継手構造10」)は、図1に示されるように、奥行き方向に延びるH形鋼の大梁100と、奥行き方向で大梁100と対向すると共に奥行き方向に延びるH形鋼の大梁200とを継ぐ構造である。具体的には、継手構造10は、大梁100の端部と大梁200の端部とを突き合わせた状態で、大梁100と大梁200とを継ぐ構造である。
H形鋼の継手構造10(以下「継手構造10」)は、図1に示されるように、奥行き方向に延びるH形鋼の大梁100と、奥行き方向で大梁100と対向すると共に奥行き方向に延びるH形鋼の大梁200とを継ぐ構造である。具体的には、継手構造10は、大梁100の端部と大梁200の端部とを突き合わせた状態で、大梁100と大梁200とを継ぐ構造である。
大梁100は、フランジ102と、フランジ102に対して下方に配置されたフランジ104と、フランジ102とフランジ104とを連結するウェブ106とを含んで構成されている。大梁100は、第一のH形鋼の一例であって、フランジ102は、第一のH形鋼の一方のフランジの一例であって、フランジ104は、第一のH形鋼の他方のフランジの一例である。
大梁200は、フランジ202と、フランジ202に対して下方に配置されたフランジ204と、フランジ202とフランジ204とを連結するウェブ206とを含んで構成されている。大梁200は、第二のH形鋼の一例であって、フランジ202は、第二のH形鋼の一方のフランジの一例であって、フランジ204は、第二のH形鋼の他方のフランジの一例である。
そして、継手構造10は、一対のカバープレート22と、一対のカバープレート32と、ウェブ接合部42と、筒状部材52とを備えている。
〔カバープレート22、カバープレート32〕
-カバープレート22-
カバープレート22は、図2、図3に示されるように、一対設けられており、大梁100のフランジ102の端部とフランジ104の端部に夫々掛け渡されている。カバープレート22は、第一のカバープレートの一例である。
-カバープレート22-
カバープレート22は、図2、図3に示されるように、一対設けられており、大梁100のフランジ102の端部とフランジ104の端部に夫々掛け渡されている。カバープレート22は、第一のカバープレートの一例である。
具体的には、カバープレート22は、幅方向を板厚方向とする板状で、幅方向から見て矩形状とされている。さらに、カバープレート22は、奥行き方向において、大梁100の端部(大梁200と対向する部分)と離隔している。
一方のカバープレート22は、フランジ102の一端部とフランジ104の一端部とに上下方向から挟まれている。そして、一方のカバープレート22は、溶接等を用いてフランジ102の一端部とフランジ104の一端部とに接合されている(図6参照)。
他方のカバープレート22は、フランジ102の他端部とフランジ104の他端部とに上下方向から挟まれている。そして、他方のカバープレート22は、溶接等を用いてフランジ102の他端部とフランジ104の他端部とに接合されている(図6参照)。
-カバープレート32-
カバープレート32は、図2、図3に示されるように、一対設けられており、大梁200のフランジ202の端部とフランジ204の端部に夫々掛け渡されている。カバープレート32は、第二のカバープレートの一例である。
カバープレート32は、図2、図3に示されるように、一対設けられており、大梁200のフランジ202の端部とフランジ204の端部に夫々掛け渡されている。カバープレート32は、第二のカバープレートの一例である。
具体的には、カバープレート32は、幅方向を板厚方向とする板状で、幅方向から見て矩形状とされている。さらに、カバープレート32は、奥行き方向において、大梁200の端部(大梁100と対向する部分)と離隔している。
一方のカバープレート32は、フランジ202の一端部とフランジ204の一端部とに上下方向から挟まれている。そして、一方のカバープレート32は、溶接等を用いてフランジ202の一端部とフランジ204の一端部とに接合されている(図6参照)。
他方のカバープレート32は、フランジ202の他端部とフランジ204の他端部とに上下方向から挟まれている。そして、他方のカバープレート32は、溶接等を用いてフランジ202の他端部とフランジ204の他端部とに接合されている(図6参照)。
〔ウェブ接合部42〕
ウェブ接合部42は、図3、図4に示されるように、一対のスプライスプレート44と、ボルト46aと、ナット46b(図7参照)とを備えている。
ウェブ接合部42は、図3、図4に示されるように、一対のスプライスプレート44と、ボルト46aと、ナット46b(図7参照)とを備えている。
具体的には、スプライスプレート44は、幅方向を板厚方向とする板状で、幅方向から見て矩形状とされている。そして、一対のスプライスプレート44は、ウェブ106とウェブ206とに跨り、かつ、ウェブ106とウェブ206とを幅方向から挟むように配置されている。
また、一方のスプライスプレート44、ウェブ106、及び他方のスプライスプレート44には、貫通孔(符号省略)が夫々複数形成されており、夫々の貫通孔は、幅方向で連なっている。この貫通孔にボルト46aが挿入されるようになっている。
さらに、一方のスプライスプレート44、ウェブ206、及び他方のスプライスプレート44には、貫通孔(符号省略)が夫々複数形成されており、夫々の貫通孔は、幅方向で連なっている。この貫通孔にボルト46aが挿入されるようになっている。
そして、図7に示されるように、ボルト46aとナット46bを用いて、一対のスプライスプレート44でウェブ106、206を挟み込むことで、ウェブ106とウェブ206とが接合されるようになっている。
〔筒状部材52、その他〕
筒状部材52は、図4、図5に示されるように、U字部材54と、U字部材58とを備えている。さらに、継手構造10は、U字部材54をフランジ102、202に接合するための一対の取付プレート56と、ボルト62a及びナット62b(図8参照)とを備えている。また、継手構造10は、U字部材58をフランジ104、204に接合するための一対の取付プレート60と、ボルト62a及びナット62b(図8参照)とを備えている。U字部材54は、第一のU字部材の一例であって、U字部材58は、第二のU字部材の一例である。
筒状部材52は、図4、図5に示されるように、U字部材54と、U字部材58とを備えている。さらに、継手構造10は、U字部材54をフランジ102、202に接合するための一対の取付プレート56と、ボルト62a及びナット62b(図8参照)とを備えている。また、継手構造10は、U字部材58をフランジ104、204に接合するための一対の取付プレート60と、ボルト62a及びナット62b(図8参照)とを備えている。U字部材54は、第一のU字部材の一例であって、U字部材58は、第二のU字部材の一例である。
具体的には、取付プレート56、60は、板厚方向を上下方向とし、上方から見て奥行き方向に延びる矩形状とされている。
また、U字部材54は、奥行き方向に延び、下方が開口した断面U字状とされ、底板54aと、底板54aの両端部から立ち上がる側板54bとを有している。さらに、U字部材58は、奥行き方向に延び、上方が開口した断面U字状とされ、底板58aと、底板58aの両端部から立ち上がる側板58bとを有している。
また、U字部材54の両端部とU字部材58の両端部とを突き合わされることで矩形筒状となる。さらに、U字部材54の両端部とU字部材58の両端部とが溶接によって接合されている。この状態で、U字部材54とU字部材58とを含んで構成される筒状部材52は、大梁100と大梁200との接合部を覆うようになっている。ここで、大梁100と大梁200との接合部とは、大梁100と大梁200とが突き合わされた突合せ部である。
この状態で、U字部材54の底板54aは、図8に示されるように、大梁100、200のフランジ102、202を上方から覆うようになっている。そして、一対の取付プレート56は、フランジ102、202を挟んで底板54aの反対側に配置されている。具体的には、一対の取付プレート56は、ウェブ106、206を間に置いて一方側と他方側に夫々配置されている。また、U字部材54とU字部材58とが接合された筒状部材52の奥行き方向の奥側の部分は、カバープレート22の奥行き方向の手前側の部分と奥行方向で重なっている(図1参照)。さらに、U字部材54とU字部材58とが接合された筒状部材52の奥行き方向の手前側の部分は、カバープレート32の奥行き方向の奥側の部分と奥行方向で重なっている(図1参照)。
一方、U字部材54の底板54a、フランジ102、202、及び取付プレート56には、貫通孔(符号省略)が夫々複数形成されており、夫々の貫通孔は、上下方向で連なっている。そして、貫通孔に挿入されるボルト62aとナット62bと用いて、底板54aと取付プレート56とでフランジ102、202を挟み込むことで、フランジ102とフランジ202とが接合されている。このように、底板54aを含んでフランジ102とフランジ202とが接合されている。底板54aは、第一の接合部の一例である。
また、U字部材58の底板58aは、図8に示されるように、大梁100、200のフランジ104、204を下方から覆うようになっている。そして、一対の取付プレート60は、フランジ104、204を挟んで底板58aの反対側に配置されている。具体的には、一対の取付プレート60は、ウェブ106、206を間に置いて一方側と他方側に夫々配置されている。
また、U字部材58の底板58a、フランジ104、204、及び取付プレート60には、貫通孔(符号省略)が夫々複数形成されており、夫々の貫通孔は、上下方向で連なっている。そして、貫通孔に挿入されるボルト62aとナット62bを用いて、底板58aと取付プレート60とでフランジ104、204を挟み込むことで、フランジ104とフランジ204とが接合されている。このように、底板58aを含んでフランジ104とフランジ204とが接合されている。底板58aは、第二の接合部の一例である。
〔その他〕
継手構造10は、図4、図9に示されるように、カバープレート22と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材70と、カバープレート32と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材80とを備えている。伝達部材70は、第一の伝達部材の一例であって、伝達部材80は、第二の伝達部材の一例である。
継手構造10は、図4、図9に示されるように、カバープレート22と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材70と、カバープレート32と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材80とを備えている。伝達部材70は、第一の伝達部材の一例であって、伝達部材80は、第二の伝達部材の一例である。
-伝達部材70-
伝達部材70は、カバープレート22に取り付けられた伝達部72と、筒状部材52に取り付けられた被伝達部74とを備えている。
伝達部材70は、カバープレート22に取り付けられた伝達部72と、筒状部材52に取り付けられた被伝達部74とを備えている。
伝達部72は、奥行き方向に延びる直方体状とされており、2個設けられている。そして、一方の伝達部72は、一方のカバープレート22に取り付けられ、他方の伝達部72は、他方のカバープレート22に取り付けられている。具体的には、伝達部72は、カバープレート22において、ウェブ106とは反対側を向いた面で、奥行き方向の手前側で、かつ、上下方向の中央側の部分に取り付けられている。
被伝達部74は、U字部材58の幅方向の一方側の側板58bと、U字部材54の幅方向の他方側の側板54bとに夫々取り付けられている。具体的には、被伝達部74は、側板54b、58bにおいて、カバープレート22側を向いた面で、奥行き方向の奥側で、かつ、底板54a、58aとは離隔側に取り付けられている。
この状態で、図9に示されるように、伝達部72と被伝達部74とは、上下方向で接触するようになっている。具体的には、幅方向の一方側(図中右側)では、伝達部72の上に被伝達部74が配置され、幅方向の他方側(図中左側)では、伝達部72の下に被伝達部74が配置されている。
-伝達部材80-
伝達部材80は、カバープレート32に取り付けられた伝達部82と、筒状部材52に取り付けられた被伝達部84とを備えている。
伝達部材80は、カバープレート32に取り付けられた伝達部82と、筒状部材52に取り付けられた被伝達部84とを備えている。
伝達部82は、奥行き方向に延びる直方体状とされており、2個設けられている。そして、一方の伝達部82は、一方のカバープレート32に取り付けられ、他方の伝達部82は、他方のカバープレート32に取り付けられている。具体的には、伝達部82は、カバープレート32においてウェブ206とは反対側を向いた面で、奥行き方向の奥側で、かつ、上下方向の中央側の部分に取り付けられている。
被伝達部84は、U字部材54の幅方向の一方側の側板54bと、U字部材58の幅方向の他方側の側板58bとに夫々取り付けられている。具体的には、被伝達部84は、側板54b、58bにおいてカバープレート32側を向いた面で、奥行き方向の手前側で、かつ、底板54a、58aとは離隔側に取り付けられている。
この状態で、図9に示されるように、伝達部82と被伝達部84とは、上下方向で接触するようになっている。具体的には、幅方向の一方側(図中右側)では、伝達部82の上に被伝達部84が配置され、幅方向の他方側(図中左側)では、伝達部82の下に被伝達部84が配置されている。
この構成において、伝達部材70が、カバープレート22と筒状部材52との間で、捩じれ力を伝達し、伝達部材80が、カバープレート32と筒状部材52との間で、捩じれ力を伝達する。換言すれば、伝達部材70、80は、大梁100と大梁200との間で捩じれ力を伝達する。ここで、捩じれ力とは、奥行き方向から見て、大梁100、200に付加される重心を中心とする回転力のことである。
(組立作業)
次に、継手構造10を組み立てる工程について説明する。
〔カバープレート22、32の取付工程〕
先ず、図2、図3に示されるように、一対のカバープレート22が大梁100へ、一対のカバープレート32が大梁200へ取り付けられる。
次に、継手構造10を組み立てる工程について説明する。
〔カバープレート22、32の取付工程〕
先ず、図2、図3に示されるように、一対のカバープレート22が大梁100へ、一対のカバープレート32が大梁200へ取り付けられる。
具体的には、図6に示されるように、フランジ102の端部とフランジ104の端部とに上下方向から挟まれるようにカバープレート22が配置される。そして、溶接等を用いてフランジ102の端部とフランジ104の端部とにカバープレート22の端部が接合される。
同様に、フランジ202の端部とフランジ204の端部とに上下方向から挟まれるようにカバープレート32が配置される。そして、溶接等を用いてフランジ202の端部とフランジ204の端部とにカバープレート32の端部が接合される。
なお、この溶接による接合については、継手構造10が組み立てられる現場で実施されてもよく、現場に搬入する前の工場等で実施されてもよい。
〔ウェブ接合部42の取付工程〕
次に、図3、図4に示されるように、ウェブ接合部42が大梁100のウェブ106と大梁200のウェブ206とに跨るように取り付けられる。
次に、図3、図4に示されるように、ウェブ接合部42が大梁100のウェブ106と大梁200のウェブ206とに跨るように取り付けられる。
具体的には、図4に示されるように、一対のスプライスプレート44がウェブ106とウェブ206とに跨り、かつ、ウェブ106及びウェブ206を幅方向から挟むように配置されている。さらに、図7に示されるように、ボルト46aとナット46bを用いて、一対のスプライスプレート44がウェブ106、206に取り付けられる。
〔筒状部材52の取付工程〕
次に、図4、図5に示されるように、筒状部材52が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。
次に、図4、図5に示されるように、筒状部材52が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。
先ず、U字部材54が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。具体的には、図8に示されるように、U字部材54が上方からフランジ102、202に載せられる。そして、取付プレート56が、フランジ102、202を挟んでU字部材54の底板54aの反対側に配置される。この状態で、ボルト62aが下方から貫通孔に挿入され、ナット62bがボルト62aにおいて底板54aから突出した部分に締め込まれる。このようにして、U字部材54が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。
次に、U字部材58が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。具体的には、図8に示されるように、取付プレート60がフランジ104、204に載せられる。この状態で、ボルト62aが上方から貫通孔に挿入されて、ボルト62aの先端部分が、フランジ104、204の下面から突出する。さらに、底板58aの貫通孔からボルト62aの先端が突出するように、U字部材58が下方からフランジ104、204に重ねられる。そして、ボルト62aにおいて底板58aから突出した部分にナット62bが締め込まれる。
このようにして、U字部材58が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。この状態で、U字部材54の両端部とU字部材58の両端部が突き合わされている。そして、溶接によってこの突合せ部が接合される。換言すれば、U字部材54の両端部とU字部材58の両端部とが溶接によって接合されることで、筒状部材52が、大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられる。
そして、筒状部材52が大梁100と大梁200とに跨るように取り付けられ状態で、図9に示されるように、伝達部72、82と被伝達部74、84とは上下方向で接触している。
(まとめ)
次に、比較形態に係るH形鋼の継手構造310(以下「継手構造310」)と比較しつつ、本願の継手構造10の効果について説明する。先ず、継手構造310について、本願の継手構造10と異なる部分を主に説明する。
次に、比較形態に係るH形鋼の継手構造310(以下「継手構造310」)と比較しつつ、本願の継手構造10の効果について説明する。先ず、継手構造310について、本願の継手構造10と異なる部分を主に説明する。
継手構造310は、図10に示されるように、一対のカバープレート22と、一対のカバープレート32と、ウェブ接合部42と、フランジ接合部320と、フランジ接合部340とを備えている。つまり、継手構造310は、筒状部材52を備えていない。
フランジ接合部320は、スプライスプレート322と、一対の取付プレート56と、ボルト62aと、ナット62bとを備えている。スプライスプレート322は、板厚方向を上下方向として、上方から見て奥行き方向に延びる矩形状とされ、複数の貫通孔が形成されている。
スプライスプレート322は、フランジ102、202を挟んで取付プレート56の反対側に配置されている。ボルト62aが下方から取付プレート56の貫通孔に挿入され、ボルト62aの先端部分がスプライスプレート322の貫通孔から突出する。そして、突出した部分のボルト62aにナット62bが締め込まれる。このようにして、大梁100のフランジ102と大梁200のフランジ202とが接合されるようになっている。
フランジ接合部340は、スプライスプレート342と、一対の取付プレート60と、ボルト62aと、ナット62bとを備えている。スプライスプレート342は、板厚方向を上下方向として、上方から見て奥行き方向に延びる矩形状とされ、複数の貫通孔が形成されている。
スプライスプレート342は、フランジ104、204を挟んで取付プレート60の反対側に配置されている。ボルト62aが上方から取付プレート60の貫通孔に挿入され、ボルト62aの先端部分がスプライスプレート342の貫通孔から突出する。そして、突出した部分のボルト62aにナット62bが締め込まれる。このようにして、大梁100のフランジ104と大梁200のフランジ204とが接合されるようになっている。
一方、本願の継手構造10においては、大梁100のフランジ102と大梁200のフランジ202を接合する底板54aと、大梁100のフランジ104と大梁200のフランジ204を接合する底板58aとは、大梁100と大梁200との接合部を覆う矩形筒状の筒状部材52に設けられている。これにより、矩形筒状の筒状部材52が、大梁100と大梁200との間で、一方の大梁100、200に負荷された捩じれ力を他方の大梁200、100に効果的に伝達することができる。換言すれば、継手構造10によれば、比較形態に係る継手構造310と比して、一方の大梁100、200に負荷された捩じれ力を他方の大梁200、100に効果的に伝達することができる。
また、継手構造10においては、U字部材54の両端部とU字部材58の両端部が夫々溶接によって接合することで、矩形筒状の筒状部材52が形成されている。これにより、筒状部材52によって大梁100と大梁200との接合部を容易に覆うことができる。換言すれば、作業性を確保することができる。
また、継手構造10においては、カバープレート22と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材70と、カバープレート32と筒状部材52との間で捩じれ力を伝達する伝達部材80とが設けられている。これにより、両方のカバープレートと筒状部材とが離隔している場合と比して、一方の大梁100、200に負荷された捩じれ力を他方の大梁200、100に効果的に伝達することができる。
なお、本開示を特定の実施形態について詳細に説明したが、本開示は係る実施形態に限定されるものではなく、本開示の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、H形鋼である大梁100とH形鋼である大梁200を継いだが、H形鋼であれば大梁に限定されることはない。例えば、H形鋼の柱や斜材であってもよい。
また、上記実施形態では特に説明しなかったが、U字部材54、58が、底板の両端部に側板を溶接することで構成されていてもよい。つまり、U字部材54、58が、一体的に形成されていなくてもよい。
10 継手構造(H形鋼の継手構造)
22 カバープレート(第一のカバープレートの一例)
32 カバープレート(第二のカバープレートの一例)
42 ウェブ接合部
52 筒状部材
54 U字部材(第一のU字部材の一例)
54a 底板(第一の接合部の一例)
58 U字部材(第二のU字部材の一例)
58a 底板(第二の接合部の一例)
70 伝達部材(第一の伝達部材の一例)
80 伝達部材(第二の伝達部材の一例)
100 大梁(第一のH形鋼の一例)
102 フランジ(一方のフランジの一例)
104 フランジ(他方のフランジの一例)
106 ウェブ
200 大梁(第二のH形鋼の一例)
202 フランジ(一方のフランジの一例)
204 フランジ(他方のフランジの一例)
206 ウェブ
22 カバープレート(第一のカバープレートの一例)
32 カバープレート(第二のカバープレートの一例)
42 ウェブ接合部
52 筒状部材
54 U字部材(第一のU字部材の一例)
54a 底板(第一の接合部の一例)
58 U字部材(第二のU字部材の一例)
58a 底板(第二の接合部の一例)
70 伝達部材(第一の伝達部材の一例)
80 伝達部材(第二の伝達部材の一例)
100 大梁(第一のH形鋼の一例)
102 フランジ(一方のフランジの一例)
104 フランジ(他方のフランジの一例)
106 ウェブ
200 大梁(第二のH形鋼の一例)
202 フランジ(一方のフランジの一例)
204 フランジ(他方のフランジの一例)
206 ウェブ
Claims (3)
- 第一のH形鋼のウェブと第二のH形鋼のウェブを接合するウェブ接合部と、
前記第一のH形鋼の一方のフランジの端部と、前記第一のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される一対の第一のカバープレートと、
前記第二のH形鋼の一方のフランジの端部と、前記第二のH形鋼の他方のフランジの端部とに夫々掛け渡される一対の第二のカバープレートと、
前記第一のH形鋼と前記第二のH形鋼との接合部を覆う矩形筒状とされ、前記第一のH形鋼の一方のフランジと前記第二のH形鋼の一方のフランジとを接合する第一の接合部と、前記第一のH形鋼の他方のフランジと前記第二のH形鋼の他方のフランジとを接合する第二の接合部とを有する筒状部材と、
を備えるH形鋼の継手構造。 - 前記筒状部材は、断面U字状の第一のU字部材と、断面U字状の第二のU字部材とを含んで構成されており、前記第一のU字部材の両端部と前記第二のU字部材の両端部とが夫々接合されることで矩形筒状とされている、
請求項1に記載のH形鋼の継手構造。 - 一対の前記第一のカバープレートと前記筒状部材との間で捩じれ力を伝達する第一の伝達部材と、
一対の前記第二のカバープレートと、前記筒状部材との間で捩じれ力を伝達する第二の伝達部材と、
を備える請求項1に記載のH形鋼の継手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024182253A JP2026072014A (ja) | 2024-10-17 | 2024-10-17 | H形鋼の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2024182253A JP2026072014A (ja) | 2024-10-17 | 2024-10-17 | H形鋼の継手構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2026072014A true JP2026072014A (ja) | 2026-04-30 |
Family
ID=99597560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2024182253A Pending JP2026072014A (ja) | 2024-10-17 | 2024-10-17 | H形鋼の継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2026072014A (ja) |
-
2024
- 2024-10-17 JP JP2024182253A patent/JP2026072014A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4169086B2 (ja) | 柱梁の接合構造、柱梁の接合方法 | |
| JP4107259B2 (ja) | 鉄骨小梁の接合構造 | |
| JP2002146905A (ja) | 耐震構造 | |
| JP4089464B2 (ja) | 柱梁の接合構造、柱梁の接合方法 | |
| JP4710134B2 (ja) | 鋼管柱の柱梁接合構造 | |
| KR102373167B1 (ko) | 조립보의 접합구조 및, 조립보의 접합구조의 시공방법 | |
| JPH0819718B2 (ja) | 住宅ユニットにおける柱と梁との接合部材 | |
| JP2002348956A (ja) | 鋼製柱と鋼製梁の高力ボルト接合構造およびその施工方法 | |
| JP2629442B2 (ja) | 梁部材の接続構造 | |
| JP7202983B2 (ja) | 角形鋼管柱の継手構造 | |
| JP2020101048A (ja) | 柱梁仕口構造 | |
| JP2018123484A (ja) | 荷重支持部材 | |
| JPH11193571A (ja) | 鉄骨柱と梁との接合構造 | |
| JP7836567B2 (ja) | H形鋼の接続構造 | |
| JP2908674B2 (ja) | 形鋼の接合部構造 | |
| JP2863141B2 (ja) | 梁架構 | |
| JP7706299B2 (ja) | 仕口部構造 | |
| JP6638369B2 (ja) | 床根太の接合構造 | |
| JP2753947B2 (ja) | 鉄骨構造の柱とはりの接合方法および接合金物 | |
| JPH0220322Y2 (ja) | ||
| JP2004218375A (ja) | 根太ユニットと梁の接合構造、及び根太ユニットの連結構造 | |
| JP4168835B2 (ja) | 柱梁接合構造の製造方法及び柱梁接合構造 | |
| JPH07150635A (ja) | 形鋼を使用した柱と梁の仕口構造 | |
| JP2634731B2 (ja) | 建物ユニットの柱梁接合構造 | |
| JP2007169983A (ja) | 鉄骨造フレームにおけるブレース用接合金物及びそれを使用したブレースの接合部構造 |