JP2500983Y2 - 亜鉛板敷きタンク底板外面の電位測定装置 - Google Patents
亜鉛板敷きタンク底板外面の電位測定装置Info
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Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、タンク底板外面にジンシート工法による防
食を施工したところの亜鉛板敷きタンク底板外面の電位
測定装置に関する。
食を施工したところの亜鉛板敷きタンク底板外面の電位
測定装置に関する。
「従来の技術」 危険物を貯蔵する屋外地上タンクの腐食を防止するこ
とは、安全面で重要課題である。タンク底板外面の腐食
を防止する方法として、タンク基礎上にアスファルトサ
ンド等の絶縁層を設ける工法が採用されている。しかし
この工法でも底板と絶縁層との間に雨水や結露水が生
じ、タンク底板外面が腐食し孔食に至る場合もあった。
この腐食を防止するために、最も腐食の激しいアニュラ
ープレート付近の底板下に亜鉛板を敷く、実公昭56−39
026号公報,特開昭56−123289号公報等に提案のいわゆ
るジンシート工法が近年採用されている。これによれ
ば、亜鉛板とタンク底板は電気的に接続されているの
で、この間に雨水等が浸入しても、亜鉛より流出する防
食電流により底板は略亜鉛と等しい電位となり防食され
ることになるとするものである。このように、タンク底
板外面にジンシート工法による防食を施工した場合は、
底板外面の電位は略亜鉛の電位になることは、実験室試
験によっても確認されているが、実際に実機で確認する
ことは当然のことながら重要である。
とは、安全面で重要課題である。タンク底板外面の腐食
を防止する方法として、タンク基礎上にアスファルトサ
ンド等の絶縁層を設ける工法が採用されている。しかし
この工法でも底板と絶縁層との間に雨水や結露水が生
じ、タンク底板外面が腐食し孔食に至る場合もあった。
この腐食を防止するために、最も腐食の激しいアニュラ
ープレート付近の底板下に亜鉛板を敷く、実公昭56−39
026号公報,特開昭56−123289号公報等に提案のいわゆ
るジンシート工法が近年採用されている。これによれ
ば、亜鉛板とタンク底板は電気的に接続されているの
で、この間に雨水等が浸入しても、亜鉛より流出する防
食電流により底板は略亜鉛と等しい電位となり防食され
ることになるとするものである。このように、タンク底
板外面にジンシート工法による防食を施工した場合は、
底板外面の電位は略亜鉛の電位になることは、実験室試
験によっても確認されているが、実際に実機で確認する
ことは当然のことながら重要である。
よって、ジンシート工法を施工した実機での底板外面
電位を測定し度い客先の要望が大きいのであるが、次記
する事情から実機での測定は不可能である。すなわち、
タンク底板外面の電位測定は、一般に第3図に示すよう
に基礎砂5の中に照合電極3を埋め、このリード線8と
タンク底板1よりのリード線6の間に電圧計4を接続し
て測定することでなされる。
電位を測定し度い客先の要望が大きいのであるが、次記
する事情から実機での測定は不可能である。すなわち、
タンク底板外面の電位測定は、一般に第3図に示すよう
に基礎砂5の中に照合電極3を埋め、このリード線8と
タンク底板1よりのリード線6の間に電圧計4を接続し
て測定することでなされる。
しかるにジンシート工法は第5図に示す如く底板1の
直下に亜鉛板2を敷設するとしたものであり、第3図の
ような測定要領では底板1の電位は測定されない。即ち
底板1と亜鉛板2の間に照合電極を挿入して介装する必
要があるが、大きな荷重の加わる底板下では不可能であ
る。ちなみに、ジンシート工法の確認のため、実験室試
験による電位測定要領を第4図に示すと、モデル底板の
鉄板1と亜鉛板2の間に間隙を設け、電解質7を保有さ
せこのすき間に毛細管を有する照合電極3を挿入するこ
とにより鉄板1の電位を測定するとしている。つまり、
鉄板1と亜鉛板2との間に照合電極3を挿入させ得る電
解質7保有の間隙を形成することで測定を可能としてい
る。
直下に亜鉛板2を敷設するとしたものであり、第3図の
ような測定要領では底板1の電位は測定されない。即ち
底板1と亜鉛板2の間に照合電極を挿入して介装する必
要があるが、大きな荷重の加わる底板下では不可能であ
る。ちなみに、ジンシート工法の確認のため、実験室試
験による電位測定要領を第4図に示すと、モデル底板の
鉄板1と亜鉛板2の間に間隙を設け、電解質7を保有さ
せこのすき間に毛細管を有する照合電極3を挿入するこ
とにより鉄板1の電位を測定するとしている。つまり、
鉄板1と亜鉛板2との間に照合電極3を挿入させ得る電
解質7保有の間隙を形成することで測定を可能としてい
る。
「考案が解決しようとする課題」 本考案は、叙上の従来の技術の項で述べた事情に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ジン
シート工法による防食を施工した亜鉛板敷きタンク底板
外面(実機)においても第5図の防食系を変化せずに、
かつ加重が加わっても、測定系と防食系が短絡しない
で、底板の指定位置の電位を測定可能な電位測定装置を
提供しようとするものである。
てなされたものであり、その目的とするところは、ジン
シート工法による防食を施工した亜鉛板敷きタンク底板
外面(実機)においても第5図の防食系を変化せずに、
かつ加重が加わっても、測定系と防食系が短絡しない
で、底板の指定位置の電位を測定可能な電位測定装置を
提供しようとするものである。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案における測定装置
は、敷設された亜鉛板の所定位置に底板に通じる電位測
定用の穴をあけると共に当該穴に一致する穴を有する絶
縁材を介して板状亜鉛よりなる照合電極を前記穴に対し
て設置し、さらに該穴中に保水材を充填するとしたもの
である。
は、敷設された亜鉛板の所定位置に底板に通じる電位測
定用の穴をあけると共に当該穴に一致する穴を有する絶
縁材を介して板状亜鉛よりなる照合電極を前記穴に対し
て設置し、さらに該穴中に保水材を充填するとしたもの
である。
叙上測定用の穴には外部より水補給用の樹脂チューブ
導設するとよい。
導設するとよい。
「作用」 本案装置によれば、底板の直下に亜鉛板が敷設されて
いるにもかかわらず、照合電極は敷設の亜鉛板,絶縁材
を貫通する電解質を充満した測定用の穴を介して対峠す
るので、電位測定が可能となる。又、測定用の穴に外部
より水補給用のチューブが導設されていると、測定時に
測定部分が乾燥している場合は、その部分に水分を補給
し測定可能状態にすることが出来得る。
いるにもかかわらず、照合電極は敷設の亜鉛板,絶縁材
を貫通する電解質を充満した測定用の穴を介して対峠す
るので、電位測定が可能となる。又、測定用の穴に外部
より水補給用のチューブが導設されていると、測定時に
測定部分が乾燥している場合は、その部分に水分を補給
し測定可能状態にすることが出来得る。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明する。
第1図、第2図において、第5図で紹介の亜鉛板2の
所定位置には電位測定用穴11が穿けられる。この穴11に
照合電極を挿入して電位測定すれば一応タンク底板1外
面の電位は測定できるが、本考案では亜鉛板2の下に電
位測定用の穴11′を有する絶縁材9を敷き該電位測定用
穴11′は前記亜鉛板2の穴11′と合致させる。この絶縁
材9の下に照合電極として板状亜鉛照合電極10を敷き、
他端をタンク底板1の外部迄引き出してある。又この照
合電極10は、測定用穴11′の部分を除き他はすべて絶縁
材でコーティングされており、他端はリード線14によ
り、常時はタンク底板1及び亜鉛板2と結線し短絡して
ある。
所定位置には電位測定用穴11が穿けられる。この穴11に
照合電極を挿入して電位測定すれば一応タンク底板1外
面の電位は測定できるが、本考案では亜鉛板2の下に電
位測定用の穴11′を有する絶縁材9を敷き該電位測定用
穴11′は前記亜鉛板2の穴11′と合致させる。この絶縁
材9の下に照合電極として板状亜鉛照合電極10を敷き、
他端をタンク底板1の外部迄引き出してある。又この照
合電極10は、測定用穴11′の部分を除き他はすべて絶縁
材でコーティングされており、他端はリード線14によ
り、常時はタンク底板1及び亜鉛板2と結線し短絡して
ある。
測定用穴11,11′の内部には電解液を保持可能な保持
材12をつめる。更に第2図に示すように樹脂チューブ13
を設け、タンク底板外部より水分を穴11,11′に補給す
ることができるものとすると、測定部位が乾燥した場合
でも電解質介在を確保し得、測定が可能となる。
材12をつめる。更に第2図に示すように樹脂チューブ13
を設け、タンク底板外部より水分を穴11,11′に補給す
ることができるものとすると、測定部位が乾燥した場合
でも電解質介在を確保し得、測定が可能となる。
ジンシート工法施工後数週間経過したタンクは、天候
により雨水や結露水の浸入や発生により第4図タンク底
板1と亜鉛板2及び測定穴11,11′に水分(電解質)が
停滞することがある。このような状態で電位測定を行う
場合は、照合電極10のリード線14を開路とし、タンク底
板1よりのリード線6との間に電圧計を接続して電位測
定をする。保持材12が乾燥していて電位測定が出来ない
場合は樹脂チューブ13より電解液を補給して前記同様に
電位測定する。測定のために亜鉛板2に穴11をあけた
が、同一材料を使用した照合電極10の亜鉛片が亜鉛板2
と電気的に接続されている。従って穴11の部分も他の部
分と同様な防食系を形成している。又、万一、加重によ
り測定系が短絡された場合でも、同一材であるので悪影
響がない。
により雨水や結露水の浸入や発生により第4図タンク底
板1と亜鉛板2及び測定穴11,11′に水分(電解質)が
停滞することがある。このような状態で電位測定を行う
場合は、照合電極10のリード線14を開路とし、タンク底
板1よりのリード線6との間に電圧計を接続して電位測
定をする。保持材12が乾燥していて電位測定が出来ない
場合は樹脂チューブ13より電解液を補給して前記同様に
電位測定する。測定のために亜鉛板2に穴11をあけた
が、同一材料を使用した照合電極10の亜鉛片が亜鉛板2
と電気的に接続されている。従って穴11の部分も他の部
分と同様な防食系を形成している。又、万一、加重によ
り測定系が短絡された場合でも、同一材であるので悪影
響がない。
施工例を下記する。
第5図の構造をもつジンシート工法を適用したタンク
に対して、タンク外周より約50cmの位置に亜鉛板2に20
mmφの穴をあけ、その下に厚さ3mmのゴムシートを敷い
た。ゴムシートにも20mmφの穴があり、穴内には20mmφ
の不織布をつめた。外径3mmのビニールチューブをゴム
シートの溝に沿って穴からタンク外迄引出した。この下
に穴部分以外をエポキシ樹脂ライニングした厚み2mm、
幅6cm長さ60cmの亜鉛板照合電極10を敷設した。施設直
後であったため水を補給して、電位測定したところ下記
のとおり、適正と思われる電位が測定された。
に対して、タンク外周より約50cmの位置に亜鉛板2に20
mmφの穴をあけ、その下に厚さ3mmのゴムシートを敷い
た。ゴムシートにも20mmφの穴があり、穴内には20mmφ
の不織布をつめた。外径3mmのビニールチューブをゴム
シートの溝に沿って穴からタンク外迄引出した。この下
に穴部分以外をエポキシ樹脂ライニングした厚み2mm、
幅6cm長さ60cmの亜鉛板照合電極10を敷設した。施設直
後であったため水を補給して、電位測定したところ下記
のとおり、適正と思われる電位が測定された。
直後 OmV (硫酸銅電極 換算−1.1V) 2時間後 +30mV( 〃 −1.07V) 1週間後 +39mV( 〃 −1.061V) 「考案の効果」 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
従来、その構造故に照合電極挿入が不可能なため、実
機での電位測定をなし得なかったジンシート工法を施工
した屋外地上タンクにおける電位測定を簡易構造をもっ
て測定可能とした。
機での電位測定をなし得なかったジンシート工法を施工
した屋外地上タンクにおける電位測定を簡易構造をもっ
て測定可能とした。
又、請求項2記載の考案にあっては、測定部位が乾燥
していても簡単に測定可能な環境に改善し得て好適であ
る。
していても簡単に測定可能な環境に改善し得て好適であ
る。
第1図、第2図は本案装置の実施態様説明図、要部平面
詳示図、第3図は標準的な実機での電位測定要領説明
図、第4図は実験室で測定要領説明図、第5図はジンシ
ート工法の説明図である。 1……底板、2……亜鉛板、3……照合電極、4……電
圧計、5……基礎砂、6……リード線、7……電解質、
8……リード線、9……絶縁材、10……板状亜鉛照合電
極、11……電位測定用穴、11′……電位測定用の穴、12
……保持材、13……樹脂チューブ、14……リード線。
詳示図、第3図は標準的な実機での電位測定要領説明
図、第4図は実験室で測定要領説明図、第5図はジンシ
ート工法の説明図である。 1……底板、2……亜鉛板、3……照合電極、4……電
圧計、5……基礎砂、6……リード線、7……電解質、
8……リード線、9……絶縁材、10……板状亜鉛照合電
極、11……電位測定用穴、11′……電位測定用の穴、12
……保持材、13……樹脂チューブ、14……リード線。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−123289(JP,A) 特開 昭49−85614(JP,A) 特開 昭54−11516(JP,A) 特開 昭61−11384(JP,A) 実公 昭56−39026(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】敷設された亜鉛板の所定位置に底板に通じ
る電位測定用の穴をあけると共に当該穴に一致する穴を
有する絶縁材を介して板状亜鉛よりなる照合電極を前記
穴に対して設置し、さらに該穴中に保水材を充填すると
したことを特徴とする亜鉛板敷きタンク底板外面の電位
測定装置。 - 【請求項2】測定用の穴には外部より水補給用の樹脂チ
ューブ導設するとした請求項1記載の亜鉛板敷きタンク
底板外面の電位測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3563090U JP2500983Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 亜鉛板敷きタンク底板外面の電位測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3563090U JP2500983Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 亜鉛板敷きタンク底板外面の電位測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03126896U JPH03126896U (ja) | 1991-12-20 |
| JP2500983Y2 true JP2500983Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=31541152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3563090U Expired - Lifetime JP2500983Y2 (ja) | 1990-04-02 | 1990-04-02 | 亜鉛板敷きタンク底板外面の電位測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500983Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-02 JP JP3563090U patent/JP2500983Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03126896U (ja) | 1991-12-20 |
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