JP2504875Y2 - 車両用シ―トのエアサスペンション装置 - Google Patents
車両用シ―トのエアサスペンション装置Info
- Publication number
- JP2504875Y2 JP2504875Y2 JP40065390U JP40065390U JP2504875Y2 JP 2504875 Y2 JP2504875 Y2 JP 2504875Y2 JP 40065390 U JP40065390 U JP 40065390U JP 40065390 U JP40065390 U JP 40065390U JP 2504875 Y2 JP2504875 Y2 JP 2504875Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat cushion
- valve
- air
- upper frame
- cam plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に自動車等の車両用
シートをリンク機構と空気ばねを用いて支持する車両用
シートのエアサスペンション装置に関する。
シートをリンク機構と空気ばねを用いて支持する車両用
シートのエアサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の車両用シートのエアサ
スペンション装置は、適当なサスペンションストローク
を確保して最適な緩衝性能を得るべく、シートクッショ
ンの基準高さを予め設定して空気ばねで支持するように
している。
スペンション装置は、適当なサスペンションストローク
を確保して最適な緩衝性能を得るべく、シートクッショ
ンの基準高さを予め設定して空気ばねで支持するように
している。
【0003】この代表的な車両用シートのエアサスペン
ション装置としては、例えば特開昭54−97924号
公報に示されるようなものがある。これを図7及び図8
により簡単に説明する。図中1は車両の床上に固定され
る枠状のロアフレーム、2はこのロアフレーム1の上方
に配し車両用シートのシートクッション(図示せず)を
支持する枠状のアッパーフレームである。このアッパー
フレーム2とロアフレーム1との間に該アッパーフレー
ム2を上下動可能に支持する左右一対のリンク機構3が
組み付けられている。この左右のリンク機構3はそれぞ
れ一対のリンクバー3a,3bを枢支ピン4を介しX状
に枢着したものである。また、前記ロアフレーム1とア
ッパーフレーム2間には空気ばね5が設けられ、シート
クッションからアッパーフレーム2に生じる荷重を支え
ている。
ション装置としては、例えば特開昭54−97924号
公報に示されるようなものがある。これを図7及び図8
により簡単に説明する。図中1は車両の床上に固定され
る枠状のロアフレーム、2はこのロアフレーム1の上方
に配し車両用シートのシートクッション(図示せず)を
支持する枠状のアッパーフレームである。このアッパー
フレーム2とロアフレーム1との間に該アッパーフレー
ム2を上下動可能に支持する左右一対のリンク機構3が
組み付けられている。この左右のリンク機構3はそれぞ
れ一対のリンクバー3a,3bを枢支ピン4を介しX状
に枢着したものである。また、前記ロアフレーム1とア
ッパーフレーム2間には空気ばね5が設けられ、シート
クッションからアッパーフレーム2に生じる荷重を支え
ている。
【0004】この空気ばね5にコンプレッサー等の給気
源(図示せず)から給気させたり該空気ばね5内部から
の排気を行う弁体6が備えられている。この弁体6は一
個のケーシング内に給気弁7と排気弁8とを並列状態に
有し、その各々弁棒7a,8aを同一面側に突出してい
る構成で、前記ロアフレーム1から上方に突出したブラ
ケット9を介して略前向きの状態に取付固定されてい
る。この弁体6の給・排気弁7,8はそれぞれ常閉式の
もので、各々弁棒7a,8aが押し込められることによ
り開弁し、その押し込み力を解除すると閉弁状態に自動
復帰する。
源(図示せず)から給気させたり該空気ばね5内部から
の排気を行う弁体6が備えられている。この弁体6は一
個のケーシング内に給気弁7と排気弁8とを並列状態に
有し、その各々弁棒7a,8aを同一面側に突出してい
る構成で、前記ロアフレーム1から上方に突出したブラ
ケット9を介して略前向きの状態に取付固定されてい
る。この弁体6の給・排気弁7,8はそれぞれ常閉式の
もので、各々弁棒7a,8aが押し込められることによ
り開弁し、その押し込み力を解除すると閉弁状態に自動
復帰する。
【0005】この給・排気弁7,8を開閉せしめる弁切
替機構として一個のカム10が備えられている。このカ
ム10は図8に示す如く一枚の略扇形板状をなし、この
前端側頂角部と反対の後端側上下部に盛り上がったカム
面10a,10bを有している。このカム面10が前端
部頂角部を前記リンク機構3の一方前下がり状態のリン
クバー3aの下端枢支用のシャフト11に回動可能に嵌
合して取付けられている。また、このカム10の途中に
は前記シャフト11を中心とする円弧状の長穴10cが
設けられ、この長穴10cに前記リンクバー3aから突
設したピン12が摺嵌され、このピン12を介して長穴
10c内での空走距離xをもって該カム10がリンクバ
ー3aの上下動に連動するようになっている。
替機構として一個のカム10が備えられている。このカ
ム10は図8に示す如く一枚の略扇形板状をなし、この
前端側頂角部と反対の後端側上下部に盛り上がったカム
面10a,10bを有している。このカム面10が前端
部頂角部を前記リンク機構3の一方前下がり状態のリン
クバー3aの下端枢支用のシャフト11に回動可能に嵌
合して取付けられている。また、このカム10の途中に
は前記シャフト11を中心とする円弧状の長穴10cが
設けられ、この長穴10cに前記リンクバー3aから突
設したピン12が摺嵌され、このピン12を介して長穴
10c内での空走距離xをもって該カム10がリンクバ
ー3aの上下動に連動するようになっている。
【0006】そして、着座者の着座や、自動車の走行振
動による荷重で、シートクッション基準高さから下降し
た場合、図8の状態からリンクバー3aがピン12と共
に下方に回動し、そのピン12が長穴10c内での空走
距離xを過ぎると、初めてカム10が連動して押し下げ
回動せしめられる。これで上部のカム面10aが弁体6
の弁棒7aを押し込んで給気弁7を開き、給気源からの
圧縮空気を空気ばね5に供給し、この空気ばね5の加圧
によりアッパーフレーム2を押し上げてシートクッショ
ンを上昇させる。
動による荷重で、シートクッション基準高さから下降し
た場合、図8の状態からリンクバー3aがピン12と共
に下方に回動し、そのピン12が長穴10c内での空走
距離xを過ぎると、初めてカム10が連動して押し下げ
回動せしめられる。これで上部のカム面10aが弁体6
の弁棒7aを押し込んで給気弁7を開き、給気源からの
圧縮空気を空気ばね5に供給し、この空気ばね5の加圧
によりアッパーフレーム2を押し上げてシートクッショ
ンを上昇させる。
【0007】この上昇中には弁棒7aがカム面10aに
押し込められたままで、すぐに給気弁7が閉じ込められ
ることなく、リンクバー3aと共にピン12が長穴10
c内の空走距離xをすぎてからカム10が上方に回動
し、上部のカム面10aが弁棒7aから外れて給気弁7
が閉じ、空気ばね5への給気が止まってシートクッショ
ンが元の基準高さ位置まで戻って保持される。
押し込められたままで、すぐに給気弁7が閉じ込められ
ることなく、リンクバー3aと共にピン12が長穴10
c内の空走距離xをすぎてからカム10が上方に回動
し、上部のカム面10aが弁棒7aから外れて給気弁7
が閉じ、空気ばね5への給気が止まってシートクッショ
ンが元の基準高さ位置まで戻って保持される。
【0008】また、前記とは逆に、着座者が座席から離
れたり、自動車の走行振動により、シートクッションが
基準高さから上昇した場合、図8の状態からリンクバー
3aとピン12と共にカム10が連動して上方に前記空
走距離xに相当する角度以上に回動すると、この下部の
カム面10bが前記弁体6の弁棒8aを押し込んで排気
弁8を開き、空気ばね5内から排気する。これでアッパ
ーフレーム2を引き下げてシートクッションを下降させ
る。
れたり、自動車の走行振動により、シートクッションが
基準高さから上昇した場合、図8の状態からリンクバー
3aとピン12と共にカム10が連動して上方に前記空
走距離xに相当する角度以上に回動すると、この下部の
カム面10bが前記弁体6の弁棒8aを押し込んで排気
弁8を開き、空気ばね5内から排気する。これでアッパ
ーフレーム2を引き下げてシートクッションを下降させ
る。
【0009】この下降中には弁棒8aがカム面10bに
押し込められたままで、直ぐに排気弁8は閉じることが
なく、リンクバー3aと共にピン12が長穴10c内の
空走距離xを過ぎてからカム10が下方に回動し、その
下部のカム面10bが弁棒8aから外れて排気弁8が閉
じ、空気ばね5内からの排気が止まってシートクッショ
ンが基準高さ位置まで戻って保持される。
押し込められたままで、直ぐに排気弁8は閉じることが
なく、リンクバー3aと共にピン12が長穴10c内の
空走距離xを過ぎてからカム10が下方に回動し、その
下部のカム面10bが弁棒8aから外れて排気弁8が閉
じ、空気ばね5内からの排気が止まってシートクッショ
ンが基準高さ位置まで戻って保持される。
【0010】つまり、この車両用シートのエアサスペン
ション装置では、シートクッションが基準高さ位置から
走行振動等により下降或いは上昇すると、これにリンク
機構3のリンクバー3aを介し連動するピン12とカム
10の長穴10cとの空走距離xをもって、該カム10
が空気ばね5の給・排気弁7,8を動作せしめる構成で
ある。逆に言えばシートクッションが基準高さから前述
の空走距離xに見合った範囲内で上下動しても、空気ば
ね5は制御されない所謂不感帯域として設定され、シー
トクッションが上下の不感帯域を越えると、空気ばね5
が制御されて、該シートクッションを基準高さに戻そう
とする動作を行う構成である。
ション装置では、シートクッションが基準高さ位置から
走行振動等により下降或いは上昇すると、これにリンク
機構3のリンクバー3aを介し連動するピン12とカム
10の長穴10cとの空走距離xをもって、該カム10
が空気ばね5の給・排気弁7,8を動作せしめる構成で
ある。逆に言えばシートクッションが基準高さから前述
の空走距離xに見合った範囲内で上下動しても、空気ば
ね5は制御されない所謂不感帯域として設定され、シー
トクッションが上下の不感帯域を越えると、空気ばね5
が制御されて、該シートクッションを基準高さに戻そう
とする動作を行う構成である。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前述した構
成の従来のサスペンション装置では、着座者の体格等に
合わせシートクッションの基準高さを調整することが可
能であるが、しかしながら、その基準高さの調整のみ
で、上下の不感帯域の幅の調整ができない。このため
に、もともと座高が高くサスペンションのストロークに
十分大きな余裕があるシートの場合は問題ないが、車両
スペース等から座高が低くサスペンションのストローク
に余裕があまりないシートの場合、シートクッションの
基準高さを低く調整設定すると、その分、不感帯域も一
定幅のまま下がるので、シートの緩衝動作に必要なサス
ペンションストロークが確保できず、シートクッション
の底づきを招き易い問題がある。
成の従来のサスペンション装置では、着座者の体格等に
合わせシートクッションの基準高さを調整することが可
能であるが、しかしながら、その基準高さの調整のみ
で、上下の不感帯域の幅の調整ができない。このため
に、もともと座高が高くサスペンションのストロークに
十分大きな余裕があるシートの場合は問題ないが、車両
スペース等から座高が低くサスペンションのストローク
に余裕があまりないシートの場合、シートクッションの
基準高さを低く調整設定すると、その分、不感帯域も一
定幅のまま下がるので、シートの緩衝動作に必要なサス
ペンションストロークが確保できず、シートクッション
の底づきを招き易い問題がある。
【0012】本考案は前記事情に鑑みなされ、その目的
とすることは、非常に簡単な構成でありながら、シート
クッションの基準高さの調整と同時に、上下不感帯域の
幅の調整ができ、シートクッションの基準高さを低く設
定しても、シートの緩衝動作に必要なストロークを十分
確保できて、底づき防止が図れる緩衝性能に優れた車両
用シートのエアサスペンション装置を提供することにあ
る。
とすることは、非常に簡単な構成でありながら、シート
クッションの基準高さの調整と同時に、上下不感帯域の
幅の調整ができ、シートクッションの基準高さを低く設
定しても、シートの緩衝動作に必要なストロークを十分
確保できて、底づき防止が図れる緩衝性能に優れた車両
用シートのエアサスペンション装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案の車両用シートの
エアサスペンション装置は、前記目的を達成するため
に、シートクッションの上下動に伴い互いに相対的に変
位を生じるリンク機構やアッパーフレームやロアフレー
ムのいずれか2つの部材のうち、一方の部材に給・排気
弁を設け、他方の部材に該給・排気弁と対向して弁切替
機構を設け、この弁切替機構は、前記他方の部材に回動
自在に枢着され且つ先端両側部に弁切替カム面を有する
と共に溝幅が一端側から他端側に行くに従い大きくなっ
た係合溝を有するカムプレートと、このカムプレートの
係合溝内に遊挿された連動ピンと、前記他方の部材に取
付けられ前記連動ピンをカムプレートの係合溝内にて該
係合溝の中心線に対し斜め方向に移動調整可能に位置決
め保持する操作レバーとを備えた構成とし、この操作レ
バーの操作で連動ピンを移動調整することにより、シー
トクッションの基準高さを低くすると、同時に不感帯域
の幅が小さくなる設定としたことを特徴とする。
エアサスペンション装置は、前記目的を達成するため
に、シートクッションの上下動に伴い互いに相対的に変
位を生じるリンク機構やアッパーフレームやロアフレー
ムのいずれか2つの部材のうち、一方の部材に給・排気
弁を設け、他方の部材に該給・排気弁と対向して弁切替
機構を設け、この弁切替機構は、前記他方の部材に回動
自在に枢着され且つ先端両側部に弁切替カム面を有する
と共に溝幅が一端側から他端側に行くに従い大きくなっ
た係合溝を有するカムプレートと、このカムプレートの
係合溝内に遊挿された連動ピンと、前記他方の部材に取
付けられ前記連動ピンをカムプレートの係合溝内にて該
係合溝の中心線に対し斜め方向に移動調整可能に位置決
め保持する操作レバーとを備えた構成とし、この操作レ
バーの操作で連動ピンを移動調整することにより、シー
トクッションの基準高さを低くすると、同時に不感帯域
の幅が小さくなる設定としたことを特徴とする。
【0014】
【作用】前記構成の車両用のシートのエアサスペンショ
ン装置では、シートクッションが上下動すると、これと
連動する一方の部材の給・排気弁と、他方の部材の弁切
替機構とが相対移動する。この際、該弁切替機構は他方
の部材に連動する操作レバーに保持された連動ピンがカ
ムプレートの係合溝内を遊走する。そしてシートクッシ
ョンが設定した基準高さから所定の上下不感帯域を越え
ると、連動ピンがカムプレートの係合溝内の一側面又は
他側面を押し、これにてカムプレートが回動して先端の
弁切替カムにより給・排気弁を選択的に開いて空気ばね
内圧を制御し、シートクッションを基準高さに復帰せし
めようとする。この際、カムプレートは直ぐに給・排気
弁を閉弁することなく、前記連動ピンがカムプレートの
係合溝内を逆に遊走して反対側面を押すまでは開弁状態
を保持し、シートクッションが基準高さに戻ると、連動
ピンに押されてカムプレートが回動復帰して給・排気弁
を閉じさせる。これでシートクッションを確実に基準高
さ位置に復帰させるようになる。
ン装置では、シートクッションが上下動すると、これと
連動する一方の部材の給・排気弁と、他方の部材の弁切
替機構とが相対移動する。この際、該弁切替機構は他方
の部材に連動する操作レバーに保持された連動ピンがカ
ムプレートの係合溝内を遊走する。そしてシートクッシ
ョンが設定した基準高さから所定の上下不感帯域を越え
ると、連動ピンがカムプレートの係合溝内の一側面又は
他側面を押し、これにてカムプレートが回動して先端の
弁切替カムにより給・排気弁を選択的に開いて空気ばね
内圧を制御し、シートクッションを基準高さに復帰せし
めようとする。この際、カムプレートは直ぐに給・排気
弁を閉弁することなく、前記連動ピンがカムプレートの
係合溝内を逆に遊走して反対側面を押すまでは開弁状態
を保持し、シートクッションが基準高さに戻ると、連動
ピンに押されてカムプレートが回動復帰して給・排気弁
を閉じさせる。これでシートクッションを確実に基準高
さ位置に復帰させるようになる。
【0015】ここで、着座者が自分の好み等に合わせて
シートクッションの基準高さを変更すべく、操作レバー
を操作すると、連動ピンがカムプレートの係合溝内にて
該係合溝の中心線に対し斜め方向一方又は他方に移動調
整される。これでその連動ピンの移動した位置に係合溝
の中心線が来るようにカムプレートが回動し、シートク
ッションの基準高さが上下に調整される。これと同時
に、該係合溝の溝幅が一端側から他端側に行くに従い大
きくなっているので、連動ピンの遊走距離が変って、シ
ートクッションの上下不感帯域の幅が大小調整されるよ
うになる。つまり操作レバーの操作で連動ピンを移動調
整してシートクッションの基準高さを低くすると、不感
帯域の幅が小さくなる。これにて車両スペース等から座
高が低くサスペンションのストロークに余裕があまりな
いシートにおいて、シートクッションの基準高さを低く
調整設定しても、その分、不感帯域の幅が狭くなるの
で、シートの緩衝動作に必要なストロークがそれ程減じ
られず、車両走行中の振動等による底づきの発生が少な
くなる。
シートクッションの基準高さを変更すべく、操作レバー
を操作すると、連動ピンがカムプレートの係合溝内にて
該係合溝の中心線に対し斜め方向一方又は他方に移動調
整される。これでその連動ピンの移動した位置に係合溝
の中心線が来るようにカムプレートが回動し、シートク
ッションの基準高さが上下に調整される。これと同時
に、該係合溝の溝幅が一端側から他端側に行くに従い大
きくなっているので、連動ピンの遊走距離が変って、シ
ートクッションの上下不感帯域の幅が大小調整されるよ
うになる。つまり操作レバーの操作で連動ピンを移動調
整してシートクッションの基準高さを低くすると、不感
帯域の幅が小さくなる。これにて車両スペース等から座
高が低くサスペンションのストロークに余裕があまりな
いシートにおいて、シートクッションの基準高さを低く
調整設定しても、その分、不感帯域の幅が狭くなるの
で、シートの緩衝動作に必要なストロークがそれ程減じ
られず、車両走行中の振動等による底づきの発生が少な
くなる。
【0016】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0017】なお、図中前記図7及び図8に示した構成
と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化を図
る。
と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化を図
る。
【0018】まず、図1は車両用シートのエアサスペン
ション装置の側面図で、従来と略同様に車両の床上に固
定されるロアフレーム1と、このロアフレーム1の上方
に配し車両用シートのシートクッション(図示せず)を
支持するアッパーフレーム2と、前記ロアフレーム1に
対しアッパーフレーム2を上下動可能に支持する左右一
対のリンク機構3と、前記アッパーフレーム2に生じる
荷重を支える空気ばね5と、前記空気ばね5に給気源か
ら給気させたり該空気ばね5内部からの排気を行う給・
配気弁7,8を備えた弁体6と、前記シートクッション
が基準高さZから上下動して所定の不感帯域A,Bを越
えると前記給・排気弁7,8を選択的に開いて空気ばね
5内圧を制御させることにより該シートクッションを基
準高さに復帰せしめる弁切替機構20とを備えている。
なおこのエアサスペンション装置では前記ロアフレーム
1とアッパーフレーム2との間に介在してショックアブ
ソーバ21が備えられている。
ション装置の側面図で、従来と略同様に車両の床上に固
定されるロアフレーム1と、このロアフレーム1の上方
に配し車両用シートのシートクッション(図示せず)を
支持するアッパーフレーム2と、前記ロアフレーム1に
対しアッパーフレーム2を上下動可能に支持する左右一
対のリンク機構3と、前記アッパーフレーム2に生じる
荷重を支える空気ばね5と、前記空気ばね5に給気源か
ら給気させたり該空気ばね5内部からの排気を行う給・
配気弁7,8を備えた弁体6と、前記シートクッション
が基準高さZから上下動して所定の不感帯域A,Bを越
えると前記給・排気弁7,8を選択的に開いて空気ばね
5内圧を制御させることにより該シートクッションを基
準高さに復帰せしめる弁切替機構20とを備えている。
なおこのエアサスペンション装置では前記ロアフレーム
1とアッパーフレーム2との間に介在してショックアブ
ソーバ21が備えられている。
【0019】前記給・排気弁7,8を備えた弁体6は、
シートクッションの上下動に伴い互いに相対的に変位を
生じる2つの部材の一方、即ちリンク機構3の互いにX
字形に枢着されたリンクバー3a,3bのうちの前上が
り傾斜に配する一方のリンクバー3bの途中箇所に取付
固定され、この各弁棒7a,8aが前記リンクバー3b
の中心線Dを挟んだ上下対称位置にて各々該中心線Dと
平行に斜め上側に向け突出する状態とされている。
シートクッションの上下動に伴い互いに相対的に変位を
生じる2つの部材の一方、即ちリンク機構3の互いにX
字形に枢着されたリンクバー3a,3bのうちの前上が
り傾斜に配する一方のリンクバー3bの途中箇所に取付
固定され、この各弁棒7a,8aが前記リンクバー3b
の中心線Dを挟んだ上下対称位置にて各々該中心線Dと
平行に斜め上側に向け突出する状態とされている。
【0020】前記リンクバー3bと相対移動するアッパ
ーフレーム2に前記弁切替機構20が装着されている。
この弁切替機構20は、空気ばね5の内圧を給・排気弁
7,8により制御させてシートクッションの基準高さZ
を予め定め、且つシートクッションの基準高さからの上
方及び下方の不感帯域A,Bをそれぞれ確保すると共
に、その基準高さZと上下不感帯域A,Bの幅とを調整
できる機能を有する構成とされている。
ーフレーム2に前記弁切替機構20が装着されている。
この弁切替機構20は、空気ばね5の内圧を給・排気弁
7,8により制御させてシートクッションの基準高さZ
を予め定め、且つシートクッションの基準高さからの上
方及び下方の不感帯域A,Bをそれぞれ確保すると共
に、その基準高さZと上下不感帯域A,Bの幅とを調整
できる機能を有する構成とされている。
【0021】即ち、この弁切替機構20は、図1乃至図
3に示す如く、給・排気弁7,8を開閉切り替えするカ
ムプレート22と、このカムプレート22とアッパーフ
レーム2とを連動せる連動ピン23と、この連動ピン2
3を移動調整可能に位置決め保持する操作レバー24と
を備えた構成である。
3に示す如く、給・排気弁7,8を開閉切り替えするカ
ムプレート22と、このカムプレート22とアッパーフ
レーム2とを連動せる連動ピン23と、この連動ピン2
3を移動調整可能に位置決め保持する操作レバー24と
を備えた構成である。
【0022】前記カムプレート22は、略横向きT字板
状のもので、この基端部(前端部)をアッパーフレーム
2の内側に前記リンクバー3bとの枢着ピン25に回動
自在に枢着して取り付けられており、この先端側(後端
側)面上下部に前記給・排気弁7,8の弁棒7a,8a
を押し込んで開弁させる弁切替カム面22a,22bが
形成されている。またこのカムプレート22の基端部か
ら上方に突出部22cを有し、この突出部22cに係合
溝22dが形成されている。この係合溝22dは溝幅が
一端側から他端側に行くに従い大きくされたものであ
る。つまりこの係合溝22dはカムプレート22の回動
中心である枢着ピン25からから遠ざかる方向に行くに
従い漸次拡開するV字形状溝とされている。このV字形
状の係合溝内22d内に前記連動ピン23が操作レバー
24に支持されて直交する状態に遊挿されている。
状のもので、この基端部(前端部)をアッパーフレーム
2の内側に前記リンクバー3bとの枢着ピン25に回動
自在に枢着して取り付けられており、この先端側(後端
側)面上下部に前記給・排気弁7,8の弁棒7a,8a
を押し込んで開弁させる弁切替カム面22a,22bが
形成されている。またこのカムプレート22の基端部か
ら上方に突出部22cを有し、この突出部22cに係合
溝22dが形成されている。この係合溝22dは溝幅が
一端側から他端側に行くに従い大きくされたものであ
る。つまりこの係合溝22dはカムプレート22の回動
中心である枢着ピン25からから遠ざかる方向に行くに
従い漸次拡開するV字形状溝とされている。このV字形
状の係合溝内22d内に前記連動ピン23が操作レバー
24に支持されて直交する状態に遊挿されている。
【0023】前記操作レバー24は、回動レバー26
と、この回動を多段階的に位置決め既成するロックレバ
ー27とで構成されている。
と、この回動を多段階的に位置決め既成するロックレバ
ー27とで構成されている。
【0024】この回動レバー26は横長帯板状のもの
で、後端部を前記アッパーフレーム2の外側面に突設し
た取付ピン28に嵌合することにより上下方向に回動可
能に取付けられている。なおその取付ピン28は前記カ
ムプレート22の回動中心である枢着ピン25から後方
に偏心した位置に設けらている。この回動レバー26の
後端寄りの上方突出部26aに前記連動ピン23が内側
に向け固定されて、この連動ピン23がアッパーフレー
ム2より上側を通って前記カムプレート22の係合溝2
2d内に遊挿されている。
で、後端部を前記アッパーフレーム2の外側面に突設し
た取付ピン28に嵌合することにより上下方向に回動可
能に取付けられている。なおその取付ピン28は前記カ
ムプレート22の回動中心である枢着ピン25から後方
に偏心した位置に設けらている。この回動レバー26の
後端寄りの上方突出部26aに前記連動ピン23が内側
に向け固定されて、この連動ピン23がアッパーフレー
ム2より上側を通って前記カムプレート22の係合溝2
2d内に遊挿されている。
【0025】前記ロックレバー27は前端を指で押し易
いように折曲した横長帯板状のものである。このロック
レバー27は、前記回動レバー26の外側面にこの前端
寄り部から突出したガイドピン29に長穴27aを摺嵌
して前後動可能に接合されていると共に、後端寄り部に
内外方向に突出する状態にロックピン30を貫設してお
り、このロックピン30の内方突出部が前記回動レバー
26の略中間部に形成した長穴26bに前後動可能に摺
嵌して貫通し、更にそのロックピン29の先端部が前記
アッパーフレーム2の外側面前端部に固定したロックプ
レート31の上下複数の係止段部31a…に選択的に係
脱可能に係止できるようになっている。またそのロック
ピン29の外方突出部と前記ガイドピン29との間にロ
ックばね32が張設され、このばね力で前記ロックピン
29がロックプレート31の係止段部31aに対する係
止状態を保持すべく常時ロックレバー27を前方に付勢
する構成となっている。
いように折曲した横長帯板状のものである。このロック
レバー27は、前記回動レバー26の外側面にこの前端
寄り部から突出したガイドピン29に長穴27aを摺嵌
して前後動可能に接合されていると共に、後端寄り部に
内外方向に突出する状態にロックピン30を貫設してお
り、このロックピン30の内方突出部が前記回動レバー
26の略中間部に形成した長穴26bに前後動可能に摺
嵌して貫通し、更にそのロックピン29の先端部が前記
アッパーフレーム2の外側面前端部に固定したロックプ
レート31の上下複数の係止段部31a…に選択的に係
脱可能に係止できるようになっている。またそのロック
ピン29の外方突出部と前記ガイドピン29との間にロ
ックばね32が張設され、このばね力で前記ロックピン
29がロックプレート31の係止段部31aに対する係
止状態を保持すべく常時ロックレバー27を前方に付勢
する構成となっている。
【0026】つまり、操作レバー24は、ロックピン2
9がロックプレート31の係止段部31aに係止してロ
ックされることで、アッパーフレーム2に対する回動レ
バー26の回動が規制され、連動ピン23を該アッパー
フレーム2と一体に移動するように保持する。またロッ
クレバー27を押してロックばね32に抗し後方に移動
させることにより、ロックピン29がロックプレート3
1の係止段部31aから外れてロック解除状態となり、
この状態で回動レバー26をロックレバー27と共に上
下方向に回動操作すれば、ロックピン29が他の係止段
部31aに係止して、回動レバー26のロック位置が変
更できる。こうして回動レバー26を回動してロック位
置を変更することにより、連動ピン23が前記カムプレ
ート22の回動中心から偏心した取付ピン28を中心と
する円周上を移動し、即ち、該カムプレート22の係合
溝22d内にて該係合溝22dの中心線に対し斜め方向
に移動調整されて位置決め保持されるようなっている。
9がロックプレート31の係止段部31aに係止してロ
ックされることで、アッパーフレーム2に対する回動レ
バー26の回動が規制され、連動ピン23を該アッパー
フレーム2と一体に移動するように保持する。またロッ
クレバー27を押してロックばね32に抗し後方に移動
させることにより、ロックピン29がロックプレート3
1の係止段部31aから外れてロック解除状態となり、
この状態で回動レバー26をロックレバー27と共に上
下方向に回動操作すれば、ロックピン29が他の係止段
部31aに係止して、回動レバー26のロック位置が変
更できる。こうして回動レバー26を回動してロック位
置を変更することにより、連動ピン23が前記カムプレ
ート22の回動中心から偏心した取付ピン28を中心と
する円周上を移動し、即ち、該カムプレート22の係合
溝22d内にて該係合溝22dの中心線に対し斜め方向
に移動調整されて位置決め保持されるようなっている。
【0027】而して、前述の構成の車両用シートのエア
サスペンション装置によれば、着座者の着座や、自動車
の走行振動による荷重で、シートクッションが図1の基
準高さZの位置からアッパーフレーム2と共に下降した
場合、これと一緒に弁切替機構20の連動ピン23とカ
ムプレート22が下降し、同時に給・排気弁7,8がリ
ンクバー3bと共に寝るように回動する。これで該カム
プレート22と給・排気弁7,8が上下に相対移動し、
そのカムプレート22の先端側上部の弁切替カム面22
aが給気弁7の弁棒7aに接合しながら、該カムプレー
ト22がこの係合溝22d内の連動ピン23に対する遊
走距離分だけ弁棒7aから逃げるように上向きに回動す
る。そしてシートクッションが下方の不感帯域Bを越え
て下降すると、前記カムプレート22の回動が連動ピン
23により規制され、そのまま下降して上部の弁切替カ
ム面22aで給気弁7の弁棒7aを押し込んで、該給気
弁7を開き、給気源からの圧縮空気を空気ばね5に供給
し、この空気ばね5の加圧によりアッパーフレーム2を
押し上げてシートクッションを上昇させる。
サスペンション装置によれば、着座者の着座や、自動車
の走行振動による荷重で、シートクッションが図1の基
準高さZの位置からアッパーフレーム2と共に下降した
場合、これと一緒に弁切替機構20の連動ピン23とカ
ムプレート22が下降し、同時に給・排気弁7,8がリ
ンクバー3bと共に寝るように回動する。これで該カム
プレート22と給・排気弁7,8が上下に相対移動し、
そのカムプレート22の先端側上部の弁切替カム面22
aが給気弁7の弁棒7aに接合しながら、該カムプレー
ト22がこの係合溝22d内の連動ピン23に対する遊
走距離分だけ弁棒7aから逃げるように上向きに回動す
る。そしてシートクッションが下方の不感帯域Bを越え
て下降すると、前記カムプレート22の回動が連動ピン
23により規制され、そのまま下降して上部の弁切替カ
ム面22aで給気弁7の弁棒7aを押し込んで、該給気
弁7を開き、給気源からの圧縮空気を空気ばね5に供給
し、この空気ばね5の加圧によりアッパーフレーム2を
押し上げてシートクッションを上昇させる。
【0028】この上昇中には、弁切替機構20と給・排
気弁7,8とが前記とは逆に相対移動するが、カムプレ
ート22が前記とは逆の係合溝22d内の連動ピン23
に対する遊走距離分だけ下向きに回動して、上部の弁切
替カム面22aで弁棒7aを押し込めたままの状態を維
持する。これで給気弁7が直ぐに閉じることなく、更に
アッパーフレーム2が空気ばね5により押上られてシー
トクッションが元の基準高さZ位置近くに戻ると、前記
カムプレート22の回動が連動ピン23により規制さ
れ、上部の弁切替カム面22aが弁棒7aから外れ、該
弁棒7aが自動復帰して給気弁7が閉じ、空気ばね5へ
の給気が止まってシートクッションが元の基準高さZ位
置に復帰保持される。
気弁7,8とが前記とは逆に相対移動するが、カムプレ
ート22が前記とは逆の係合溝22d内の連動ピン23
に対する遊走距離分だけ下向きに回動して、上部の弁切
替カム面22aで弁棒7aを押し込めたままの状態を維
持する。これで給気弁7が直ぐに閉じることなく、更に
アッパーフレーム2が空気ばね5により押上られてシー
トクッションが元の基準高さZ位置近くに戻ると、前記
カムプレート22の回動が連動ピン23により規制さ
れ、上部の弁切替カム面22aが弁棒7aから外れ、該
弁棒7aが自動復帰して給気弁7が閉じ、空気ばね5へ
の給気が止まってシートクッションが元の基準高さZ位
置に復帰保持される。
【0029】また、前回とは逆に、着座者が座席から離
れたり、自動車の走行振動により、シートクッションが
基準高さZから上昇した場合には、これと一緒に弁切替
機構20が上昇し、同時にリンクバー3bが起立するよ
うに回動する。これで弁切替機構20と弁体6とが上下
に相対移動し、そのカムプレート22の先端側下部の弁
切替カム面22bが排気弁8の弁棒8aに接合しなが
ら、該カムプレート22がこの係合溝22d内の連動ピ
ン23に対する遊走距離分だけ弁棒8aから逃げるよう
に下向きに回動する。そしてシートクッションが上方の
不感帯域Aを越えて下降すると、前記カムプレート22
の回動が連動ピン23により規制され、そのまま上昇し
て下部の弁切替カム面22bで排気弁8の弁棒8aを押
し込んで、該排気弁8を開き、空気ばね5内の圧縮空気
を排気する。これでアッパーフレーム2を引き下げてシ
ートクッションを下降させる。
れたり、自動車の走行振動により、シートクッションが
基準高さZから上昇した場合には、これと一緒に弁切替
機構20が上昇し、同時にリンクバー3bが起立するよ
うに回動する。これで弁切替機構20と弁体6とが上下
に相対移動し、そのカムプレート22の先端側下部の弁
切替カム面22bが排気弁8の弁棒8aに接合しなが
ら、該カムプレート22がこの係合溝22d内の連動ピ
ン23に対する遊走距離分だけ弁棒8aから逃げるよう
に下向きに回動する。そしてシートクッションが上方の
不感帯域Aを越えて下降すると、前記カムプレート22
の回動が連動ピン23により規制され、そのまま上昇し
て下部の弁切替カム面22bで排気弁8の弁棒8aを押
し込んで、該排気弁8を開き、空気ばね5内の圧縮空気
を排気する。これでアッパーフレーム2を引き下げてシ
ートクッションを下降させる。
【0030】この下降中には、弁切替機構20と給・排
気弁7,8とが前記とは逆に相対移動するが、カムプレ
ート22が前記とは逆の係合溝22d内の連動ピン23
に対する遊走距離分だけ上向きに回動して、下部の弁切
替カム面22bで弁棒8aを押し込めたままの状態を維
持する。これで排気弁8が直ぐに閉じることなく、更に
アッパーフレーム2が引き下げられてシートクッション
が元の基準高さZ位置近くに戻ると、前記カムプレート
22の回動が連動ピン23により規制され、下部の弁切
替カム面22bが弁棒8aから外れ、該弁棒8aが自動
復帰して排気弁8が閉じ、空気ばね5内からの排気が止
まってシートクッションが元の基準高さZ位置に復帰保
持される。
気弁7,8とが前記とは逆に相対移動するが、カムプレ
ート22が前記とは逆の係合溝22d内の連動ピン23
に対する遊走距離分だけ上向きに回動して、下部の弁切
替カム面22bで弁棒8aを押し込めたままの状態を維
持する。これで排気弁8が直ぐに閉じることなく、更に
アッパーフレーム2が引き下げられてシートクッション
が元の基準高さZ位置近くに戻ると、前記カムプレート
22の回動が連動ピン23により規制され、下部の弁切
替カム面22bが弁棒8aから外れ、該弁棒8aが自動
復帰して排気弁8が閉じ、空気ばね5内からの排気が止
まってシートクッションが元の基準高さZ位置に復帰保
持される。
【0031】つまり、この車両用シートのエアサスペン
ション装置では、シートクッションが基準高さZ位置か
ら走行振動等により上下動しても、上下の不感帯域A,
Bを越えない範囲では給・排気弁7,8により空気ばね
5が制御されず、該不感帯域A,Bを越えると、給・排
気弁7,8が選択的に開かれ、空気ばね5を制御してシ
ートクッションを常に基準高さZに戻そうとする動作を
行うようになる。
ション装置では、シートクッションが基準高さZ位置か
ら走行振動等により上下動しても、上下の不感帯域A,
Bを越えない範囲では給・排気弁7,8により空気ばね
5が制御されず、該不感帯域A,Bを越えると、給・排
気弁7,8が選択的に開かれ、空気ばね5を制御してシ
ートクッションを常に基準高さZに戻そうとする動作を
行うようになる。
【0032】ここで、着座者が自分の好み等に合わせて
シートクッションの基準高さZを変更すべく、操作レバ
ー24を前述の如く上下に回動操作すると、連動ピン2
3がカムプレート22の係合溝22d内にて該係合溝2
2dの中心線に対し斜め方向一方又は他方に移動調整さ
れる。これでその連動ピン23の移動した位置に係合溝
22dの中心線が来るようにカムプレート22が回動
し、シートクッションの基準高さZが上下に調整され
る。これと同時に、該係合溝22dがV字形で、この溝
幅が一端側から他端側に行くに従い大きくなっているの
で、連動ピン23の遊走距離が図2に示す如くaやbの
如く変って、シートクッションの上下不感帯域A,Bの
幅が大小調整されるようになる。
シートクッションの基準高さZを変更すべく、操作レバ
ー24を前述の如く上下に回動操作すると、連動ピン2
3がカムプレート22の係合溝22d内にて該係合溝2
2dの中心線に対し斜め方向一方又は他方に移動調整さ
れる。これでその連動ピン23の移動した位置に係合溝
22dの中心線が来るようにカムプレート22が回動
し、シートクッションの基準高さZが上下に調整され
る。これと同時に、該係合溝22dがV字形で、この溝
幅が一端側から他端側に行くに従い大きくなっているの
で、連動ピン23の遊走距離が図2に示す如くaやbの
如く変って、シートクッションの上下不感帯域A,Bの
幅が大小調整されるようになる。
【0033】つまり操作レバー24の操作で連動ピン2
3を移動調整してシートクッションの基準高さZを低く
すると、不感帯域A,Bの幅が小さくなる。これにて車
両スペース等から座高が低くサスペンションのストロー
クに余裕があまりないシートにおいて、シートクッショ
ンの基準高さZを低く調整設定しても、その分、不感帯
域A,Bの幅が狭くなるので、シートの緩衝動作に必要
なストロークがそれ程減じられず、車両走行中の振動等
による底づきの発生が少なくなる。
3を移動調整してシートクッションの基準高さZを低く
すると、不感帯域A,Bの幅が小さくなる。これにて車
両スペース等から座高が低くサスペンションのストロー
クに余裕があまりないシートにおいて、シートクッショ
ンの基準高さZを低く調整設定しても、その分、不感帯
域A,Bの幅が狭くなるので、シートの緩衝動作に必要
なストロークがそれ程減じられず、車両走行中の振動等
による底づきの発生が少なくなる。
【0034】次に、本考案の他の実施例を図4乃至図6
により説明する。なお、図中前記図1乃至図3に示した
構成と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化
を図る。
により説明する。なお、図中前記図1乃至図3に示した
構成と重複するものには同一符号を付して説明の簡略化
を図る。
【0035】まず、前述した実施例と同様に弁切替機構
40は、給・排気弁7,8を開閉切り替えする略横向き
T字形状のカムプレート42と、このカムプレート42
とアッパーフレーム2とを連動させる連動ピン43と、
この連動ピン43を移動調整可能に位置決め保持する操
作レバー44とを備えた構成である。
40は、給・排気弁7,8を開閉切り替えする略横向き
T字形状のカムプレート42と、このカムプレート42
とアッパーフレーム2とを連動させる連動ピン43と、
この連動ピン43を移動調整可能に位置決め保持する操
作レバー44とを備えた構成である。
【0036】ここで前記カムプレート42は、基端部が
アッパーフレーム2前端のリンクバー3bとの枢着ピン
25に回動自在に取付けられ、先端側上下部に弁切替カ
ム面42a,42bを有する。またこのカムプレート4
2の略中間部に一端側から他端側に行くに従い幅広とさ
れた略扇状の穴よりなる係合溝42dが形成されてい
る。つまりこの係合溝42dはカムプレート42の回動
中心である枢着ピン25から遠ざかる方向に行くに従い
テーパー状に漸次拡開する形状である。
アッパーフレーム2前端のリンクバー3bとの枢着ピン
25に回動自在に取付けられ、先端側上下部に弁切替カ
ム面42a,42bを有する。またこのカムプレート4
2の略中間部に一端側から他端側に行くに従い幅広とさ
れた略扇状の穴よりなる係合溝42dが形成されてい
る。つまりこの係合溝42dはカムプレート42の回動
中心である枢着ピン25から遠ざかる方向に行くに従い
テーパー状に漸次拡開する形状である。
【0037】このカムプレート42の係合溝内22d内
に連動ピン43が直交する状態に遊挿されている。この
連動ピン43は略Z形状に屈曲されたもので、この上端
部が前記アッパーフレーム2の上面部に固定したロック
プレート45の長穴45aに摺動可能に貫通されてい
る。この長穴45aはロックプレート45に前上り傾斜
状態に形成されている。またそのロックプレート45の
外側面には前記長穴45aの上方略延長線状に位置して
ロックピン46が突設されている。
に連動ピン43が直交する状態に遊挿されている。この
連動ピン43は略Z形状に屈曲されたもので、この上端
部が前記アッパーフレーム2の上面部に固定したロック
プレート45の長穴45aに摺動可能に貫通されてい
る。この長穴45aはロックプレート45に前上り傾斜
状態に形成されている。またそのロックプレート45の
外側面には前記長穴45aの上方略延長線状に位置して
ロックピン46が突設されている。
【0038】前記操作レバー44は、水平な取手部44
aと斜降部44bとを有する全体的に略への字形に曲が
った細長プレートで、その斜降部44bの内側縁に上下
複数の係止段部44c…が形成されている。この操作レ
バー44の斜降部44bの下端に前記ロックプレート4
5の長穴45aを貫通した連動ピン43の上端部が固定
されている。またこの操作レバー44の係止段部44c
…が選択的に前期ロックプレート45のロックピン46
に係脱可能に係止でき、且つその係止状態を保持するロ
ックばね47が該操作レバー44の取手部44aとロッ
クプレート45の孔45bとの間に張設されている。
aと斜降部44bとを有する全体的に略への字形に曲が
った細長プレートで、その斜降部44bの内側縁に上下
複数の係止段部44c…が形成されている。この操作レ
バー44の斜降部44bの下端に前記ロックプレート4
5の長穴45aを貫通した連動ピン43の上端部が固定
されている。またこの操作レバー44の係止段部44c
…が選択的に前期ロックプレート45のロックピン46
に係脱可能に係止でき、且つその係止状態を保持するロ
ックばね47が該操作レバー44の取手部44aとロッ
クプレート45の孔45bとの間に張設されている。
【0039】つまり、操作レバー44は、ロックプレー
ト45の長穴45aに貫通した連動ピン43と、係止段
部44cが係止したロックピン46と、ロックばね47
とにより、アッパーフレーム2に対しロック状態に保持
されると共に、該連動ピン43を固定的に保持してい
る。またこの操作レバー44の取手部44aを手でロッ
クばね47に抗し後方に少し回動させることにより、係
止段部44cがロックピン46から外れてロック解除状
態となり、この状態で操作レバー44を斜め上方に引き
上げたり斜め下方に下げたりすることで、ロックピン4
6に他の係止段部44cが係止して、操作レバー44の
ロック位置が斜め上下に変更できる。こうして操作レバ
ー44を移動してロック位置を変更することにより、連
動ピン43が前記ロックプレート45の長穴45aに沿
って移動し、即ちカムプレート42の係合溝42d内に
て該係合溝42dの中心線に対し斜め方向に移動調整さ
れて位置決め保持されるようになっている。これにて、
この実施例の場合でも、前記先の実施例と全く同様の作
用効果が得られる。
ト45の長穴45aに貫通した連動ピン43と、係止段
部44cが係止したロックピン46と、ロックばね47
とにより、アッパーフレーム2に対しロック状態に保持
されると共に、該連動ピン43を固定的に保持してい
る。またこの操作レバー44の取手部44aを手でロッ
クばね47に抗し後方に少し回動させることにより、係
止段部44cがロックピン46から外れてロック解除状
態となり、この状態で操作レバー44を斜め上方に引き
上げたり斜め下方に下げたりすることで、ロックピン4
6に他の係止段部44cが係止して、操作レバー44の
ロック位置が斜め上下に変更できる。こうして操作レバ
ー44を移動してロック位置を変更することにより、連
動ピン43が前記ロックプレート45の長穴45aに沿
って移動し、即ちカムプレート42の係合溝42d内に
て該係合溝42dの中心線に対し斜め方向に移動調整さ
れて位置決め保持されるようになっている。これにて、
この実施例の場合でも、前記先の実施例と全く同様の作
用効果が得られる。
【0040】なお、本考案は前記実施例のみに限定され
ることなく、例えば給・排気弁7,8と弁切替機構2
0,40は、前述のリンクバー3bとアッパーフレーム
2以外に、シートクッションの上下動に伴い互いに相対
的に変位を生じるリンク機構3のリンクバー3aと3
b、或いはアッパーフレーム2とリンクバー3a、又は
ロアフレーム1とリンクバー3a或いは3b、或いはロ
アフレーム1とアッパーフレーム2と言った2つの部材
の一方と他方に取付けても可である。その他本考案の要
旨を逸脱しない範囲であれば種々変更可能である。
ることなく、例えば給・排気弁7,8と弁切替機構2
0,40は、前述のリンクバー3bとアッパーフレーム
2以外に、シートクッションの上下動に伴い互いに相対
的に変位を生じるリンク機構3のリンクバー3aと3
b、或いはアッパーフレーム2とリンクバー3a、又は
ロアフレーム1とリンクバー3a或いは3b、或いはロ
アフレーム1とアッパーフレーム2と言った2つの部材
の一方と他方に取付けても可である。その他本考案の要
旨を逸脱しない範囲であれば種々変更可能である。
【0041】
【考案の効果】本考案の車両用シートのエアサスペンシ
ョン装置は、前述の如く構成したから、非常に簡単な構
成でありながら、シートクッションの基準高さの調整と
同時に、上下不感帯域の幅の調整ができ、車両スペース
等から座高が低くサスペンションのストロークに余裕が
あまりないシートにおいて、シートクッションの基準高
さを低く設定しても、その分、不感帯域の幅を小さくで
きるので、シートの緩衝動作に必要なストロークを十分
確保できて、底づき防止が図れ、乗り心地の良い優れた
緩衝性能を維持できる。
ョン装置は、前述の如く構成したから、非常に簡単な構
成でありながら、シートクッションの基準高さの調整と
同時に、上下不感帯域の幅の調整ができ、車両スペース
等から座高が低くサスペンションのストロークに余裕が
あまりないシートにおいて、シートクッションの基準高
さを低く設定しても、その分、不感帯域の幅を小さくで
きるので、シートの緩衝動作に必要なストロークを十分
確保できて、底づき防止が図れ、乗り心地の良い優れた
緩衝性能を維持できる。
【図1】本考案の一実施例を示すエアサスペンション装
置の側面図。
置の側面図。
【図2】同上実施例の弁切替機構の作動説明図。
【図3】同上実施例の弁切替機構の分解斜視図。
【図4】本考案の他の実施例を示す弁切替機構と給・排
気弁との側面図。
気弁との側面図。
【図5】同上実施例の弁切替機構の作動説明図。
【図6】同上実施例の弁切替機構の分解斜視図。
【図7】従来のエアサスペンション装置の斜視図。
【図8】同上従来例の弁切替機構と給・排気弁との側面
図。
図。
1……ロアフレーム、2……アッパーフレーム、3……
リンク機構、5……空気ばね、7……給気弁、8……排
気弁、20……弁切替機構、22,42……カムプレー
ト、22a,22b,42a,42b……弁切替カム
面、22d,42d……係合溝、23,43……連動ピ
ン、24,44……操作レバー、Z……シートクッショ
ンの基準高さ、A,B……不感帯域。
リンク機構、5……空気ばね、7……給気弁、8……排
気弁、20……弁切替機構、22,42……カムプレー
ト、22a,22b,42a,42b……弁切替カム
面、22d,42d……係合溝、23,43……連動ピ
ン、24,44……操作レバー、Z……シートクッショ
ンの基準高さ、A,B……不感帯域。
Claims (1)
- 【請求項1】車両の床上に固定されるロアフレームと、
このロアフレームの上方に配し車両用シートのシートク
ッションを支持するアッパーフレームと、前記ロアフレ
ームに対しアッパーフレームを上下動可能に支持するリ
ンク機構と、前記アッパーフレームに生じる荷重を支え
る空気ばねと、前記空気ばねに給気源から給気させたり
該空気ばね内部からの排気を行う給・排気弁と、前記シ
ートクッションが基準高さから上下動して所定の不感帯
域を越えると前記給・排気弁を選択的に開いて空気ばね
内圧を制御させることにより該シートクッションを基準
高さに復帰せしめる弁切替機構とを備えた車両用シート
のエアサスペンション装置において、前記シートクッシ
ョンの上下動に伴い互いに相対的に変位を生じるリンク
機構やアッパーフレームやロアフレームのいずれか2つ
の部材のうち、一方の部材に前記給・排気弁を設け、他
方の部材に該給・排気弁と対向して弁切替機構を設け、
この弁切替機構は、前記他方の部材に回動自在に枢着さ
れ且つ先端両側部に弁切替カム面を有すると共に溝幅が
一端側から他端側に行くに従い大きくなった係合溝を有
するカムプレートと、このカムプレートの係合溝内に遊
挿された連動ピンと、前記他方の部材に取付けられ前記
連動ピンをカムプレートの係合溝内にて該係合溝の中心
線に対し斜め方向に移動調整可能に位置決め保持する操
作レバーとを備えた構成とし、この操作レバーの操作で
連動ピンを移動調整することにより、シートクッション
の基準高さを低くすると、同時に不感帯域の幅が小さく
なる設定としたことを特徴とする車両用シートのエアサ
スペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40065390U JP2504875Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 車両用シ―トのエアサスペンション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40065390U JP2504875Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 車両用シ―トのエアサスペンション装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0487533U JPH0487533U (ja) | 1992-07-29 |
| JP2504875Y2 true JP2504875Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31878868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40065390U Expired - Lifetime JP2504875Y2 (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 車両用シ―トのエアサスペンション装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2504875Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100845382B1 (ko) | 2007-07-12 | 2008-07-09 | 명보기업 주식회사 | 운전석 시트의 에어밸브 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5548504B2 (ja) * | 2010-04-01 | 2014-07-16 | 日本発條株式会社 | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 |
| JP5616098B2 (ja) * | 2010-04-01 | 2014-10-29 | 日本発條株式会社 | 車両用エアサスペンション式シート支持装置 |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP40065390U patent/JP2504875Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100845382B1 (ko) | 2007-07-12 | 2008-07-09 | 명보기업 주식회사 | 운전석 시트의 에어밸브 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0487533U (ja) | 1992-07-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4720141A (en) | Seat for vehicles | |
| JP3501431B2 (ja) | ロングスライドレール | |
| JPH0645322B2 (ja) | 車両用シート装置 | |
| US5613662A (en) | Seat adjustment mechanisms | |
| JP2003159140A (ja) | 前方に折り畳むことができる背もたれを有する乗物用シート | |
| US4589696A (en) | Adjustment/engagement device in a vehicle seat | |
| US8414054B2 (en) | Tilt-mechanism-integrated suspension mechanism | |
| US4611783A (en) | Body-weight adjusting device of a seat suspension | |
| JPH05131869A (ja) | 車両用シートのエアサスペンシヨン装置 | |
| JPH0412821Y2 (ja) | ||
| JP3343414B2 (ja) | シートの前後チルト装置 | |
| JPH078307Y2 (ja) | 車両用シートのエアサスペンション装置 | |
| JPH0517957Y2 (ja) | ||
| JPH09109746A (ja) | 車両のシート装置 | |
| JP2002192998A (ja) | 車両用シート | |
| JPH0727241Y2 (ja) | 車両用シートのエアサスペンション装置 | |
| JPS5941875Y2 (ja) | シ−トクツシヨン座面の傾斜角調整装置 | |
| JPS6211710Y2 (ja) | ||
| JPH0236756Y2 (ja) | ||
| JP2523638Y2 (ja) | 車両用シートの上下調節装置 | |
| JPH08175238A (ja) | スライドアジャスタ付回転シート | |
| JPH0721149Y2 (ja) | 自動車用シートのヘッドレスト | |
| JPH072291Y2 (ja) | 車輛用シート | |
| JPH0664549U (ja) | 車両用シート | |
| JPS635942Y2 (ja) |