JP2506477B2 - 過電流検出装置 - Google Patents
過電流検出装置Info
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば回路遮断器等に組み込まれる過電
流検出装置に関するものである。
流検出装置に関するものである。
従来のこの種の過電流検出装置は、第16図に示すよう
に、商用交流電源51から引き出された電路52に流れる電
流Iを検出し、電流Iが基準値を超えた時に所定の時延
特性を持って回路遮断器の引き外しコイル59に通電し、
これによって回路遮断器の主接点60を開かせるものであ
る。このために、従来の過電流検出装置は、回路遮断器
の主接点60の負荷側の電圧を定電圧回路58に加えること
により、定電圧回路58から比較回路56および出力回路57
を一定に動作電源電圧Vccを加え、電路52に流れる電流
Iを変流器53を介して電流検出器54で検出し、この電流
検出器54の出力を時延回路55で積分することによって所
定の時延特性を持たせて比較回路56に加え、比較回路56
にて基準値と比較するようにしている。
に、商用交流電源51から引き出された電路52に流れる電
流Iを検出し、電流Iが基準値を超えた時に所定の時延
特性を持って回路遮断器の引き外しコイル59に通電し、
これによって回路遮断器の主接点60を開かせるものであ
る。このために、従来の過電流検出装置は、回路遮断器
の主接点60の負荷側の電圧を定電圧回路58に加えること
により、定電圧回路58から比較回路56および出力回路57
を一定に動作電源電圧Vccを加え、電路52に流れる電流
Iを変流器53を介して電流検出器54で検出し、この電流
検出器54の出力を時延回路55で積分することによって所
定の時延特性を持たせて比較回路56に加え、比較回路56
にて基準値と比較するようにしている。
上記の電流検出器54は、変流器53の二次側から出力さ
れる第17図(a)に示すような電流iをその振幅に比例
した電圧値を有する第17図(b)に示すような直流電圧
v1に変換して出力する。また、時延回路55は、電流検出
器54から出力される直流電圧v1を積分して第18図に示す
ような電圧v2を出力することになる。さらに、比較回路
56は、第19図(a)に示すように、時延回路55の出力電
圧v2を基準電圧v3と比較し、電圧v2が基準電圧v3より高
くなったときに第19図(b)に示すように、出力電圧v4
を高レベルにする(過電流検出信号を発生する)。比較
回路56から高レベルの出力電圧v4が出力回路57に入力さ
れると、出力回路57は、回路遮断器の引き外しコイル59
に引き外し電流を流して主接点60を開かせる。
れる第17図(a)に示すような電流iをその振幅に比例
した電圧値を有する第17図(b)に示すような直流電圧
v1に変換して出力する。また、時延回路55は、電流検出
器54から出力される直流電圧v1を積分して第18図に示す
ような電圧v2を出力することになる。さらに、比較回路
56は、第19図(a)に示すように、時延回路55の出力電
圧v2を基準電圧v3と比較し、電圧v2が基準電圧v3より高
くなったときに第19図(b)に示すように、出力電圧v4
を高レベルにする(過電流検出信号を発生する)。比較
回路56から高レベルの出力電圧v4が出力回路57に入力さ
れると、出力回路57は、回路遮断器の引き外しコイル59
に引き外し電流を流して主接点60を開かせる。
上記従来の過電流検出装置は、電路52に例えばモータ
や電源平滑用コンデンサが接続されている場合におい
て、モータの起動時や電源平滑用コンデンサの充電開始
時に過大な突入電流が流れることにより、時延回路55の
出力電圧v2が基準電圧v3を超えることがあり、この場合
に過電流検出信号を出力する(誤動作)という問題があ
った。
や電源平滑用コンデンサが接続されている場合におい
て、モータの起動時や電源平滑用コンデンサの充電開始
時に過大な突入電流が流れることにより、時延回路55の
出力電圧v2が基準電圧v3を超えることがあり、この場合
に過電流検出信号を出力する(誤動作)という問題があ
った。
また、定格電流を僅かに超えた過電流状態における時
延回路55および比較回路56による限時動作特性に基づく
遮断時間が基準電圧v3の僅かなばらつきによって大きな
影響を受けるという問題があった。これは、定格電流を
僅かに超えた過電流状態における時延回路55の出力電圧
v2が、比較的緩やかな勾配で上昇して基準電圧v3に対し
て小さい角度で交差するためであり、例えば第20図に示
すように、基準電圧v3がv30,v31,v32と僅かにばらつい
た場合、過電流が流れ始めてから電圧v2が基準電圧v30,
v31,v32を超えて過電流検出信号が出力されるまでの遮
断時間がt0,t1,t2と大きく変動することになる。
延回路55および比較回路56による限時動作特性に基づく
遮断時間が基準電圧v3の僅かなばらつきによって大きな
影響を受けるという問題があった。これは、定格電流を
僅かに超えた過電流状態における時延回路55の出力電圧
v2が、比較的緩やかな勾配で上昇して基準電圧v3に対し
て小さい角度で交差するためであり、例えば第20図に示
すように、基準電圧v3がv30,v31,v32と僅かにばらつい
た場合、過電流が流れ始めてから電圧v2が基準電圧v30,
v31,v32を超えて過電流検出信号が出力されるまでの遮
断時間がt0,t1,t2と大きく変動することになる。
また、時延回路55および比較回路56による限時動作特
性が一定で、任意に変更することができなかった。
性が一定で、任意に変更することができなかった。
この発明の目的は、突入電流による誤動作を低減する
ことができ、定格電流を僅かに超えた過電流状態におけ
る遮断時間のばらつきを少なくでき、さらに限時動作特
性を任意に変更することができる過電流検出装置を提供
することである。
ことができ、定格電流を僅かに超えた過電流状態におけ
る遮断時間のばらつきを少なくでき、さらに限時動作特
性を任意に変更することができる過電流検出装置を提供
することである。
請求項(1)記載の過電流検出装置は、電路に流れる
電流を検出しその振幅に比例した直流電圧を出力する電
流検出器と、この電流検出器から出力される直流電圧を
積分するCR時定数回路と、基準電圧を発生する基準電圧
発生回路と、CR時定数回路の出力電圧と基準電圧発生回
路から出力される基準電圧とを比較してCR時定数回路の
出力電圧が基準電圧を超えた時に過電流検出信号を発生
する比較回路とを備え、 電路の発熱によりCR時定数回路のコンデンサを加熱し
て容量を減少させるようにしたことを特徴とする。
電流を検出しその振幅に比例した直流電圧を出力する電
流検出器と、この電流検出器から出力される直流電圧を
積分するCR時定数回路と、基準電圧を発生する基準電圧
発生回路と、CR時定数回路の出力電圧と基準電圧発生回
路から出力される基準電圧とを比較してCR時定数回路の
出力電圧が基準電圧を超えた時に過電流検出信号を発生
する比較回路とを備え、 電路の発熱によりCR時定数回路のコンデンサを加熱し
て容量を減少させるようにしたことを特徴とする。
請求項(2)記載の過電流検出装置は、請求項(1)
記載の過電流検出装置において、電路への電圧印加直後
における基準電圧発生回路の基準電圧を定常値より高い
値にし、その後時間の経過とともに基準電圧を下降させ
て定常値で安定させるようにしたことを特徴とする。
記載の過電流検出装置において、電路への電圧印加直後
における基準電圧発生回路の基準電圧を定常値より高い
値にし、その後時間の経過とともに基準電圧を下降させ
て定常値で安定させるようにしたことを特徴とする。
請求項(1)記載の構成によれば、CR時定数回路を、
電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその
後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して
電流検出器から出力される直流電圧を積分するようにし
ているので、電路への電圧印加直後に電路に突入電流が
流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に上昇
しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇勾配
が小さく抑えられることになり、突入電流によってCR時
定数回路の出力電圧が基準電圧を超えることが少なくな
り、突入電流による過電流検出信号の出力(誤動作)を
低減することができる。
電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその
後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して
電流検出器から出力される直流電圧を積分するようにし
ているので、電路への電圧印加直後に電路に突入電流が
流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に上昇
しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇勾配
が小さく抑えられることになり、突入電流によってCR時
定数回路の出力電圧が基準電圧を超えることが少なくな
り、突入電流による過電流検出信号の出力(誤動作)を
低減することができる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせたこ
とにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し大
きい角度で交差することになり、定格電流を僅かに超え
た過電流状態における基準電圧のばらつきによる遮断時
間のばらつきを少なくできる。
とにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し大
きい角度で交差することになり、定格電流を僅かに超え
た過電流状態における基準電圧のばらつきによる遮断時
間のばらつきを少なくできる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせたこ
とにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。
とにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。
請求項(2)記載の構成によれば、CR時定数回路を、
電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその
後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して
電流検出器から出力される直流電圧を積分するように
し、さらに、基準電圧発生回路が出力する基準電圧を電
路への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その後時
間の経過とともに下降させて定常値で安定させるように
しているので、電路への電圧印加直後へ電路に突入電流
が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に上
昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇勾
配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧も高
い状態にあるため、突入電流によってCR時定数回路の出
力電圧が基準電圧を超えることがより少なくなり突入電
流による過電流検出信号の出力(誤動作)をより低減す
ることができる。
電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその
後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して
電流検出器から出力される直流電圧を積分するように
し、さらに、基準電圧発生回路が出力する基準電圧を電
路への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その後時
間の経過とともに下降させて定常値で安定させるように
しているので、電路への電圧印加直後へ電路に突入電流
が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に上
昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇勾
配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧も高
い状態にあるため、突入電流によってCR時定数回路の出
力電圧が基準電圧を超えることがより少なくなり突入電
流による過電流検出信号の出力(誤動作)をより低減す
ることができる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせると
ともに、基準電圧を上記のように変化させる構成にした
ことにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し
より大きい角度で交差することになり、定格電流を僅か
に超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる
遮断時間のばらつきをより少なくできる。
ともに、基準電圧を上記のように変化させる構成にした
ことにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し
より大きい角度で交差することになり、定格電流を僅か
に超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる
遮断時間のばらつきをより少なくできる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせるこ
とにより、あるいは、基準電圧を変化させる構成によ
り、限時動作特性を任意に変更することができる。
とにより、あるいは、基準電圧を変化させる構成によ
り、限時動作特性を任意に変更することができる。
実施例1 この発明の過電流検出装置の第1の実施例を第1図な
いし第6図に基づいて説明する。すなわち、この過電流
検出装置は、例えば回路遮断器に内蔵され、商用交流電
源1から引き出された電路2に流れる電流Iを検出し、
電流Iが基準値を超えた時に所定の時延特性を持って回
路遮断器の引き外しコイル9に通電し、これによって回
路遮断器の主接点10を開かせるものである。
いし第6図に基づいて説明する。すなわち、この過電流
検出装置は、例えば回路遮断器に内蔵され、商用交流電
源1から引き出された電路2に流れる電流Iを検出し、
電流Iが基準値を超えた時に所定の時延特性を持って回
路遮断器の引き外しコイル9に通電し、これによって回
路遮断器の主接点10を開かせるものである。
このため、この実施例の過電流検出装置は、回路遮断
器の主接点10の負荷側に接続された定電圧回路8から一
定の動作電源電圧Vccを比較回路6,出力回路7および基
準電圧発生回路11に加え、一方、電路2に流れる電流I
を変流器3を介して電流検出器4で検出し、この電流検
出器4の出力をCR時定数回路5で積分することにより、
所定の時延特性を持たせて比較回路6に加え、基準電圧
発生回路11から出力される基準電圧v3とCR時定数回路5
の出力電圧v0とを比較回路6で比較するようにしてい
る。
器の主接点10の負荷側に接続された定電圧回路8から一
定の動作電源電圧Vccを比較回路6,出力回路7および基
準電圧発生回路11に加え、一方、電路2に流れる電流I
を変流器3を介して電流検出器4で検出し、この電流検
出器4の出力をCR時定数回路5で積分することにより、
所定の時延特性を持たせて比較回路6に加え、基準電圧
発生回路11から出力される基準電圧v3とCR時定数回路5
の出力電圧v0とを比較回路6で比較するようにしてい
る。
上記の電流検出器4は、電路2に流れる電流Iを検出
し、電路2に流れる電流Iの振幅に比例した電圧を出力
するもので、具体的には従来例と同様に変流器3の二次
側から出力される電流iをその振幅に比例した電圧v1′
(この場合、抵抗RおよびダイオードD1,D2,D3,D4によ
り全波整流した電圧になる)に変換して出力する。
し、電路2に流れる電流Iの振幅に比例した電圧を出力
するもので、具体的には従来例と同様に変流器3の二次
側から出力される電流iをその振幅に比例した電圧v1′
(この場合、抵抗RおよびダイオードD1,D2,D3,D4によ
り全波整流した電圧になる)に変換して出力する。
基準電圧発生回路11は、抵抗R2と抵抗R3との直列回路
からなり、定電圧回路8からの動作電源電圧Vccを分圧
して抵抗R2と抵抗R3の接続点より基準電圧v3を出力す
る。
からなり、定電圧回路8からの動作電源電圧Vccを分圧
して抵抗R2と抵抗R3の接続点より基準電圧v3を出力す
る。
また、CR時定数回路5は、抵抗R1とコンデンサCの直
列回路からなり、抵抗R4をコンデンサCと並列に接続し
たもので、電流検出器4から出力される直流電圧v1′が
その両端間に印加され、抵抗R1およびコンデンサCの接
続点から出力電圧v0を出力する。このCR時定数回路5
は、特にコンデンサCが電路2の発熱により温度上昇し
てその容量を低下するようにしている。電路2の発熱と
しては、回路遮断器の接点部またはバイメタルなどの発
熱を利用することができる。コンデンサCは、温度変化
に対する静電容量の変化が大きく、直接的で、再現性も
あるセラミックコンデンサを用いることができる。
列回路からなり、抵抗R4をコンデンサCと並列に接続し
たもので、電流検出器4から出力される直流電圧v1′が
その両端間に印加され、抵抗R1およびコンデンサCの接
続点から出力電圧v0を出力する。このCR時定数回路5
は、特にコンデンサCが電路2の発熱により温度上昇し
てその容量を低下するようにしている。電路2の発熱と
しては、回路遮断器の接点部またはバイメタルなどの発
熱を利用することができる。コンデンサCは、温度変化
に対する静電容量の変化が大きく、直接的で、再現性も
あるセラミックコンデンサを用いることができる。
これらのことから、CR時定数回路5は、電路2の電圧
印加直後は大きくその後時間の経過とともに小さくなっ
て定常値で安定する時定数を有することになり、この時
定数の変化により、電路2への電圧印加直後は出力電圧
の制御量が大きくその後時間の経過とともに抑制量が小
さくなる特性を持つことになる。
印加直後は大きくその後時間の経過とともに小さくなっ
て定常値で安定する時定数を有することになり、この時
定数の変化により、電路2への電圧印加直後は出力電圧
の制御量が大きくその後時間の経過とともに抑制量が小
さくなる特性を持つことになる。
ここで、CR時定数回路5全体として、その動作をみれ
ば、遮断器の主接点10が閉じて電路2に電圧が印加され
電流が流れると、これに伴い電路2が発熱し、その熱が
CR時定数回路5のコンデンサCに伝えられ、コンデンサ
Cの温度が上昇することになる。
ば、遮断器の主接点10が閉じて電路2に電圧が印加され
電流が流れると、これに伴い電路2が発熱し、その熱が
CR時定数回路5のコンデンサCに伝えられ、コンデンサ
Cの温度が上昇することになる。
この場合、コンデンサCの温度は、回路遮断器の主接
点10が閉じた直後は室温と同じで、その後時間の経過と
ともに上昇し、あるところまで上昇すると平衡する。こ
のコンデンサCの温度変化に伴い、第2図(a)に示す
ように、コンデンサCの容量が初期値から徐々に低下し
ていき、あるところで平衡することになる。そして、第
2図(b)に示すように、抵抗R1とコンデンサCによる
時定数も、初期値から徐々に低下していき、あるところ
で平衡することになる。
点10が閉じた直後は室温と同じで、その後時間の経過と
ともに上昇し、あるところまで上昇すると平衡する。こ
のコンデンサCの温度変化に伴い、第2図(a)に示す
ように、コンデンサCの容量が初期値から徐々に低下し
ていき、あるところで平衡することになる。そして、第
2図(b)に示すように、抵抗R1とコンデンサCによる
時定数も、初期値から徐々に低下していき、あるところ
で平衡することになる。
この結果、前記したようにCR時定数回路5から出力さ
れる電圧v0は、第3図に示すように初期は零から小さい
勾配で上昇し、ある時間から大きな勾配で上昇し、定常
値で安定することになる。
れる電圧v0は、第3図に示すように初期は零から小さい
勾配で上昇し、ある時間から大きな勾配で上昇し、定常
値で安定することになる。
さらに、比較回路6は、CR時定数回路5の出力電圧v0
を基準電圧v3と比較し、出力電圧v0が基準電圧v3より高
くなったときに出力電圧v4を高レベルにする(過電流検
出信号を発生する)。比較回路6から高レベルの出力電
圧v4が出力回路7に入力されると、出力回路7は、回路
遮断器の引き外しコイル9に引き外し電流を流して主接
点10を開かせる。
を基準電圧v3と比較し、出力電圧v0が基準電圧v3より高
くなったときに出力電圧v4を高レベルにする(過電流検
出信号を発生する)。比較回路6から高レベルの出力電
圧v4が出力回路7に入力されると、出力回路7は、回路
遮断器の引き外しコイル9に引き外し電流を流して主接
点10を開かせる。
この過電流検出装置は、CR時定数回路5が、電路2へ
の電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその後時間
の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して、電流
検出器4から出力される直流電圧v1′を積分するので、
電路2への電圧印加直後に、電路2に例えばモータの起
動時や電源用コンデンサの充電開始時の突入電流が流れ
て電流検出器4の出力が異常に上昇することがあって
も、CR時定数回路5の時定数によりCR時定数回路5の出
力電圧v0の上昇の上昇勾配が小さく抑えられることにな
り、突入電流によってCR時定数回路5の出力電圧v0が基
準電圧v3を超えることが少なくなり、突入電流による過
電流検出信号を出力(誤動作)を低減することができ
る。
の電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きくその後時間
の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有して、電流
検出器4から出力される直流電圧v1′を積分するので、
電路2への電圧印加直後に、電路2に例えばモータの起
動時や電源用コンデンサの充電開始時の突入電流が流れ
て電流検出器4の出力が異常に上昇することがあって
も、CR時定数回路5の時定数によりCR時定数回路5の出
力電圧v0の上昇の上昇勾配が小さく抑えられることにな
り、突入電流によってCR時定数回路5の出力電圧v0が基
準電圧v3を超えることが少なくなり、突入電流による過
電流検出信号を出力(誤動作)を低減することができ
る。
また、CR時定数回路5に上記のような特性を持たせる
ことにより、CR時定数回路5の出力電圧v0が基準電圧v3
に対し大きい角度で交差することになり、定格電流を僅
かに超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによ
る遮断時間のばらつきを少なくできる。
ことにより、CR時定数回路5の出力電圧v0が基準電圧v3
に対し大きい角度で交差することになり、定格電流を僅
かに超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによ
る遮断時間のばらつきを少なくできる。
この点を第4図に基づいて説明する。従来例の場合
は、基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときに過電
流が流れ始めてから時延回路55の出力電圧v2が基準電圧
v30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号が出力さ
れるまでの遮断時間は、t0,t1,t2となる(第20図参
照)。これに対し、第1の実施例の場合は、従来例と同
じ幅で基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときに、
過電流が流れ始めてからCR時定数回路5の出力電圧v0が
基準電圧v30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号
が出力されるまでの遮断時間は、t0′,t1′,t2′とな
る。
は、基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときに過電
流が流れ始めてから時延回路55の出力電圧v2が基準電圧
v30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号が出力さ
れるまでの遮断時間は、t0,t1,t2となる(第20図参
照)。これに対し、第1の実施例の場合は、従来例と同
じ幅で基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときに、
過電流が流れ始めてからCR時定数回路5の出力電圧v0が
基準電圧v30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号
が出力されるまでの遮断時間は、t0′,t1′,t2′とな
る。
したがって、第1の実施例と従来例とを比較すると、
第1の実施例における遮断時間t0′,t1′,t2′のばらつ
きT′が、従来例における遮断時間t0,t1,t2のばらつき
Tに比べて少なくなっていることが明らかである。
第1の実施例における遮断時間t0′,t1′,t2′のばらつ
きT′が、従来例における遮断時間t0,t1,t2のばらつき
Tに比べて少なくなっていることが明らかである。
また、CR時定数回路5に上記のような特性をもたせる
ことにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。この点を第5図および第6図により説明する。
ことにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。この点を第5図および第6図により説明する。
第5図は、変流器3の二次電流がi1,i2,i3のときの、
従来例の時延回路55の出力電圧v2(i1),v2(i2),v
2(i3)の変化と、この第1の実施例におけるCR時定数
回路5の出力電圧v0(i1),v0(i2),v0(i3)の変化を
示している。この第5図において、従来例の時延回路55
の出力電圧v2(i1),v2(i2),v2(i3)は基準電圧v3と
それぞれ時間t11,t12,t13で交差し、第1の実施例にお
けるCR時定数回路5の出力電圧v0(i1),v0(i2),v
0(i3)は、それぞれ時間t21,t22,t23で交差している。
従来例の時延回路55の出力電圧v2(i1),v2(i2),v
2(i3)の変化と、この第1の実施例におけるCR時定数
回路5の出力電圧v0(i1),v0(i2),v0(i3)の変化を
示している。この第5図において、従来例の時延回路55
の出力電圧v2(i1),v2(i2),v2(i3)は基準電圧v3と
それぞれ時間t11,t12,t13で交差し、第1の実施例にお
けるCR時定数回路5の出力電圧v0(i1),v0(i2),v
0(i3)は、それぞれ時間t21,t22,t23で交差している。
この第5図の関係を、時間を縦軸にとるとともに電流
iを横軸にとったグラフ上に限時動作特性として示す
と、第6図に示すように、従来例の場合は実線A1で示す
ようになり、第1の実施例の場合は実線A2で示すように
なり、第1の実施例の場合はCR時定数回路5の出力電圧
v0の勾配を換えることにより、上記した通り限時動作特
性を任意に変更することが可能となる。
iを横軸にとったグラフ上に限時動作特性として示す
と、第6図に示すように、従来例の場合は実線A1で示す
ようになり、第1の実施例の場合は実線A2で示すように
なり、第1の実施例の場合はCR時定数回路5の出力電圧
v0の勾配を換えることにより、上記した通り限時動作特
性を任意に変更することが可能となる。
また、この第1の実施例では、CR時定数回路5に感温
素子であるコンデンサCを用いているので、電路2に流
れる電流Iを検出する電流検出素子(変換器3および電
流検出器4の構成要素)に温度依存性があって周囲の温
度上昇によって電流検出器4から出力される直流電圧
v1′のレベルが変化する場合であっても、コンデンサC
の温度特性でもって電流検出器4の出力直流電圧v1′の
温度依存性を補償することになり、限時動作特性の温度
依存性を軽減することができる。
素子であるコンデンサCを用いているので、電路2に流
れる電流Iを検出する電流検出素子(変換器3および電
流検出器4の構成要素)に温度依存性があって周囲の温
度上昇によって電流検出器4から出力される直流電圧
v1′のレベルが変化する場合であっても、コンデンサC
の温度特性でもって電流検出器4の出力直流電圧v1′の
温度依存性を補償することになり、限時動作特性の温度
依存性を軽減することができる。
実施例2 この発明の過電流検出装置の第2の実施例を第7図な
いし第13図に基づいて説明する。
いし第13図に基づいて説明する。
この過電流検出装置は、第1の実施例の基準電圧発生
回路11に代えて、基準電圧発生回路13を用いており、回
路遮断器の主接点10の負荷側に接続された降圧用抵抗器
12から得られる降圧電圧を定電圧回路8に加えて一定の
動作電源電圧Vccを得るようにしてあり、その他の構成
は第1の実施例と同じである。
回路11に代えて、基準電圧発生回路13を用いており、回
路遮断器の主接点10の負荷側に接続された降圧用抵抗器
12から得られる降圧電圧を定電圧回路8に加えて一定の
動作電源電圧Vccを得るようにしてあり、その他の構成
は第1の実施例と同じである。
この基準電圧発生回路13は、電路2への電圧印加直後
は基準電圧v3′を定常値より高い値にし、その後時間の
経過とともに基準電圧v3′を下降させて定常値で安定さ
せるものであり、基準電圧発生回路13の具体回路構成例
としては、第8図および第9図に示すようなものが考え
られる。
は基準電圧v3′を定常値より高い値にし、その後時間の
経過とともに基準電圧v3′を下降させて定常値で安定さ
せるものであり、基準電圧発生回路13の具体回路構成例
としては、第8図および第9図に示すようなものが考え
られる。
まず、第8図の例は、定電圧回路8から出力される電
圧Vccが両端間に印加される抵抗R5,負特性のサーミスタ
RTHおよび抵抗R6の直列回路を示し、抵抗R5およびサー
ミスタRTHの接続点から基準電圧v3′が出力される。こ
の第8図の基準電圧発生回路13は、とくにサーミスタR
THを降圧用抵抗器12に近接して配置し、降圧用抵抗器12
の発熱によりサーミスタRTHが温度上昇してその抵抗値
を低下するようにしている。
圧Vccが両端間に印加される抵抗R5,負特性のサーミスタ
RTHおよび抵抗R6の直列回路を示し、抵抗R5およびサー
ミスタRTHの接続点から基準電圧v3′が出力される。こ
の第8図の基準電圧発生回路13は、とくにサーミスタR
THを降圧用抵抗器12に近接して配置し、降圧用抵抗器12
の発熱によりサーミスタRTHが温度上昇してその抵抗値
を低下するようにしている。
したがって、基準電圧発生回路13の動作をみれば、遮
断器の主接点10が閉じて降圧用抵抗器12に電圧が印加さ
れると、降圧用抵抗器12に電流が流れ、これに伴い降圧
用抵抗器12が発熱し、その熱が基準電圧発生回路13のサ
ーミスタRTHに伝えられ、サーミスタRTHの温度θが第10
図(a)に示すように上昇することになる。この場合、
サーミスタRTHの温度θは、主接点10が閉じた直後は室
温で、その後時間の経過とともに上昇し、あるところま
で上昇すると平衡する。このサーミスタRTHの温度変化
に伴い、サーミスタRTHの抵抗値が初期値から徐々に低
下していき、あるところで平衡することになる。この結
果、前記したとおり基準電圧発生回路13から出力される
基準電圧v3′が第10図(b)に示すように定常値より高
い初期の値から徐々に下降していき、定常値で安定する
ことになる。
断器の主接点10が閉じて降圧用抵抗器12に電圧が印加さ
れると、降圧用抵抗器12に電流が流れ、これに伴い降圧
用抵抗器12が発熱し、その熱が基準電圧発生回路13のサ
ーミスタRTHに伝えられ、サーミスタRTHの温度θが第10
図(a)に示すように上昇することになる。この場合、
サーミスタRTHの温度θは、主接点10が閉じた直後は室
温で、その後時間の経過とともに上昇し、あるところま
で上昇すると平衡する。このサーミスタRTHの温度変化
に伴い、サーミスタRTHの抵抗値が初期値から徐々に低
下していき、あるところで平衡することになる。この結
果、前記したとおり基準電圧発生回路13から出力される
基準電圧v3′が第10図(b)に示すように定常値より高
い初期の値から徐々に下降していき、定常値で安定する
ことになる。
つぎに、第9図の例は、ダイオードの順方向電圧降下
が温度に対して負荷性をもっていることに着目して考え
られた回路で、定電圧回路8から出力される電圧Vccが
両端間に印加される抵抗R7およびダイオードD5,D6の直
列回路を示し、抵抗R7およびダイオードD5の接続点から
基準電圧v3′が出力される。この第9図の基準電圧発生
回路13は、特にダイオードD5,D6を降圧用抵抗器12に近
接して配置し、降圧用抵抗器12の発熱によりダイオード
D5,D6が温度上昇してその順方向電圧降下を低下するよ
うにしている。この場合の基準電圧発生回路13の動作は
第8図の場合と同様である。
が温度に対して負荷性をもっていることに着目して考え
られた回路で、定電圧回路8から出力される電圧Vccが
両端間に印加される抵抗R7およびダイオードD5,D6の直
列回路を示し、抵抗R7およびダイオードD5の接続点から
基準電圧v3′が出力される。この第9図の基準電圧発生
回路13は、特にダイオードD5,D6を降圧用抵抗器12に近
接して配置し、降圧用抵抗器12の発熱によりダイオード
D5,D6が温度上昇してその順方向電圧降下を低下するよ
うにしている。この場合の基準電圧発生回路13の動作は
第8図の場合と同様である。
この過電流検出装置は、第1の実施例の構成に加え
て、基準電圧発生回路13が出力する基準電圧v3′を電路
2への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その後時
間の経過とともに下降させて定常値で安定させるように
しているので、電路2への電圧印加直後に電路2に突入
電流が流れて電流検出器4から出力される直流電圧v1′
が異常に上昇しても、CR時定数回路5の出力電圧v0の上
昇勾配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧
v3′も高い状態にあるため、突入電流によってCR時定数
回路5の出力電圧v0が基準電圧v3′を超えることがより
少なくなり突入電流による過電流検出信号の出力(誤動
作)をより低減することができる。
て、基準電圧発生回路13が出力する基準電圧v3′を電路
2への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その後時
間の経過とともに下降させて定常値で安定させるように
しているので、電路2への電圧印加直後に電路2に突入
電流が流れて電流検出器4から出力される直流電圧v1′
が異常に上昇しても、CR時定数回路5の出力電圧v0の上
昇勾配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧
v3′も高い状態にあるため、突入電流によってCR時定数
回路5の出力電圧v0が基準電圧v3′を超えることがより
少なくなり突入電流による過電流検出信号の出力(誤動
作)をより低減することができる。
また、CR時定数回路5に上記のような特性をもたせる
とともに、基準電圧v3′を上記のように変化させる構成
にしたことにより、CR時定数回路5の出力電圧v0が基準
電圧v3′に対しより大きい角度で交差することにより、
定格電流を僅かに超えた過電流状態における基準電圧
v3′のばらつきによる遮断時間のばらつきをより少なく
できる。
とともに、基準電圧v3′を上記のように変化させる構成
にしたことにより、CR時定数回路5の出力電圧v0が基準
電圧v3′に対しより大きい角度で交差することにより、
定格電流を僅かに超えた過電流状態における基準電圧
v3′のばらつきによる遮断時間のばらつきをより少なく
できる。
この点を第11図に基づいて説明する。第1の実施例の
場合、基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときには
過電流が流れ始めてからCR時定数回路5の出力電圧v0が
基準電圧V30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号
が出力されるまでの遮断時間は、t0′,t1′,t2′となる
(第4図参照)。これに対しこの第2の実施例の場合
は、第1の実施例と同じ幅で基準電圧v3′がv3a,v3b,v
3cとばらついたときに過電流が流れ始めてからCR時定数
回路5の出力電圧v0基準電圧v3a,v3b,v3cをそれぞれ超
えて過電流検出信号が出力されるまでの遮断時間は、
ta,tb,tcとなる。
場合、基準電圧v3がv30,v31,v32とばらついたときには
過電流が流れ始めてからCR時定数回路5の出力電圧v0が
基準電圧V30,v31,v32をそれぞれ超えて過電流検出信号
が出力されるまでの遮断時間は、t0′,t1′,t2′となる
(第4図参照)。これに対しこの第2の実施例の場合
は、第1の実施例と同じ幅で基準電圧v3′がv3a,v3b,v
3cとばらついたときに過電流が流れ始めてからCR時定数
回路5の出力電圧v0基準電圧v3a,v3b,v3cをそれぞれ超
えて過電流検出信号が出力されるまでの遮断時間は、
ta,tb,tcとなる。
したがって、第2の実施例と第1の実施例とを比較す
ると、第2の実施例における遮断時間ta,tb,tcのばらつ
きT″が、第1の実施例における遮断時間t0′,t1′,
t2′のばらつきT′と比べて少なくなっていることが明
らかである。
ると、第2の実施例における遮断時間ta,tb,tcのばらつ
きT″が、第1の実施例における遮断時間t0′,t1′,
t2′のばらつきT′と比べて少なくなっていることが明
らかである。
また、CR時定数回路5の出力電圧v0の勾配を変えるだ
けでなく、基準電圧v3′を変化させる構成により、限時
動作特性を任意に変更することができる。
けでなく、基準電圧v3′を変化させる構成により、限時
動作特性を任意に変更することができる。
この点を第12図および第13図により説明する。第12図
は、変流器3の二次電流がi1,i2,i3のとき、従来例の時
延回路55の出力電圧v2(i1),v2(i2),v2(i3)は基準
電圧v3とそれぞれ時間t11,t12,t13で交差し、第2の実
施例におけるCR時定数回路5の出力電圧v0(i1),v0(i
2),v0(i3)は、基準電圧v3′とそれぞれ時間t31,t32,
t33を交差している。
は、変流器3の二次電流がi1,i2,i3のとき、従来例の時
延回路55の出力電圧v2(i1),v2(i2),v2(i3)は基準
電圧v3とそれぞれ時間t11,t12,t13で交差し、第2の実
施例におけるCR時定数回路5の出力電圧v0(i1),v0(i
2),v0(i3)は、基準電圧v3′とそれぞれ時間t31,t32,
t33を交差している。
この第12図の関係を、時間を縦軸にとるとともに電流
iを横軸にとったグラフ上に限時動作特性として示す
と、第13図に示すように、従来例の場合は実線A1、第2
の実施例の場合は実線A3で示すようになり、第2の実施
例の場合は基準電圧v3′の勾配を換えることによって
も、上記した通り限時動作特性を任意に変更することが
可能となる。
iを横軸にとったグラフ上に限時動作特性として示す
と、第13図に示すように、従来例の場合は実線A1、第2
の実施例の場合は実線A3で示すようになり、第2の実施
例の場合は基準電圧v3′の勾配を換えることによって
も、上記した通り限時動作特性を任意に変更することが
可能となる。
また、この第2の実施例では、CR時定数回路5に感温
素子であるコンデンサCを用いているので、電路2に流
れる電流Iを検出する電流検出素子(変流器3および電
流検出器4の構成要素)に温度依存性があって周囲の温
度上昇によって電流検出器4から出力される直流電圧
v1′のレベルが変化する場合であっても、コンデンサC
の温度特性でもって電流検出器4の出力直流電圧v1′の
温度依存性を補償することになり、限時動作特性の温度
依存性を軽減することができるのは第1の実施例と同じ
である(電流検出素子に対する温度補償の効果1)。
素子であるコンデンサCを用いているので、電路2に流
れる電流Iを検出する電流検出素子(変流器3および電
流検出器4の構成要素)に温度依存性があって周囲の温
度上昇によって電流検出器4から出力される直流電圧
v1′のレベルが変化する場合であっても、コンデンサC
の温度特性でもって電流検出器4の出力直流電圧v1′の
温度依存性を補償することになり、限時動作特性の温度
依存性を軽減することができるのは第1の実施例と同じ
である(電流検出素子に対する温度補償の効果1)。
さらに、この第2の実施例では、基準電圧発生回路13
から感温素子であるサーミスタRTHやダイオードD5,D6を
用いているので、電路2に流れる電流Iを検出する電流
検出素子(変流器3および電流検出器4の構成要素)に
温度依存性があって周囲の温度上昇によって電流検出器
4から出力される直流電圧v1′のレベルが低下する場合
であっても、サーミスタRTHやダイオードD5,D6の温度特
性でもって基準電圧v3′が周囲温度の上昇に伴って低下
して、直流電圧v1′の温度依存性を補償することにな
り、限時動作特性の温度依存性を軽減することができる
(電流検出素子に対する温度補償の効果2)。
から感温素子であるサーミスタRTHやダイオードD5,D6を
用いているので、電路2に流れる電流Iを検出する電流
検出素子(変流器3および電流検出器4の構成要素)に
温度依存性があって周囲の温度上昇によって電流検出器
4から出力される直流電圧v1′のレベルが低下する場合
であっても、サーミスタRTHやダイオードD5,D6の温度特
性でもって基準電圧v3′が周囲温度の上昇に伴って低下
して、直流電圧v1′の温度依存性を補償することにな
り、限時動作特性の温度依存性を軽減することができる
(電流検出素子に対する温度補償の効果2)。
実施例3 この発明の過電流検出装置の第3の実施例を第14図お
よび第15図に基づいて説明する。
よび第15図に基づいて説明する。
この過電流検出装置は、第1の実施例の基準電圧発生
回路11に代えて、基準電圧発生回路14を用いており、そ
の他の構成は第1の実施例と同じである。
回路11に代えて、基準電圧発生回路14を用いており、そ
の他の構成は第1の実施例と同じである。
この基準電圧発生回路14は、第2の実施例のように電
路2に接続される降圧用抵抗器12の発熱を利用して基準
電圧v3′を変化させるものとは異なり、CRタイマを用い
て基準電圧v3′を変化させるものである。
路2に接続される降圧用抵抗器12の発熱を利用して基準
電圧v3′を変化させるものとは異なり、CRタイマを用い
て基準電圧v3′を変化させるものである。
具体的に説明すると、この基準電圧発生回路14は、回
路遮断器の主接点10の負荷側に接続された定電圧回路8
から出力される動作電源電圧Vccを分圧する分圧回路14a
と、動作電源電圧Vccで充電を行う時定数回路14bと、分
圧回路14aの出力電圧vxを時定数回路14bの出力電圧vYで
除算する除算器14cと、除算器14cの出力電圧vZを分圧す
る分圧回路14dとからなる。
路遮断器の主接点10の負荷側に接続された定電圧回路8
から出力される動作電源電圧Vccを分圧する分圧回路14a
と、動作電源電圧Vccで充電を行う時定数回路14bと、分
圧回路14aの出力電圧vxを時定数回路14bの出力電圧vYで
除算する除算器14cと、除算器14cの出力電圧vZを分圧す
る分圧回路14dとからなる。
この場合、分圧回路14aは抵抗R8と抵抗R9の直列回路
からなり、時定数回路14bは抵抗R10と抵抗R11の直列回
路にコンデンサC1を抵抗R11と並列に接続したものであ
り、分圧回路14dは抵抗R12と抵抗R13の直列回路からな
る。
からなり、時定数回路14bは抵抗R10と抵抗R11の直列回
路にコンデンサC1を抵抗R11と並列に接続したものであ
り、分圧回路14dは抵抗R12と抵抗R13の直列回路からな
る。
この基準電圧発生回路14は、回路遮断器の主接点10が
閉じて電路2に電圧が印加されると、分圧回路14aの出
力電圧vXは、第15図に示すように、急激に一定値まで上
昇し、その状態を保持する。一方、時定数回路14bの出
力電圧vYは、零から徐々に上昇してあるところで一定値
となる。したがって、除算器14cの出力電圧vZを分圧す
る分圧回路14dから出力される基準電圧v3′は、回路遮
断器の主接点10が閉じて電路2の電圧が印加された直後
に急激に正常値より高い値まで上昇し、その後時間の経
過とともに下降し、その後定常値で安定する。
閉じて電路2に電圧が印加されると、分圧回路14aの出
力電圧vXは、第15図に示すように、急激に一定値まで上
昇し、その状態を保持する。一方、時定数回路14bの出
力電圧vYは、零から徐々に上昇してあるところで一定値
となる。したがって、除算器14cの出力電圧vZを分圧す
る分圧回路14dから出力される基準電圧v3′は、回路遮
断器の主接点10が閉じて電路2の電圧が印加された直後
に急激に正常値より高い値まで上昇し、その後時間の経
過とともに下降し、その後定常値で安定する。
この第3の実施例は、第2の実施例における電流検出
素子に対する温度補償の効果2を除き、第2の実施例と
同様の効果を有する。
素子に対する温度補償の効果2を除き、第2の実施例と
同様の効果を有する。
なお、上記実施例では、過電流検出装置が回路遮断器
に内蔵されると説明したが、過電流検出装置を単体で設
ける場合も当然考えられる。
に内蔵されると説明したが、過電流検出装置を単体で設
ける場合も当然考えられる。
請求項(1)記載の過電流検出装置は、CR時定数回路
を、電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きく
その後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有
して電流検出器から出力される直流電圧を積分するよう
にしているので、電路への電圧印加直後に電路に突入電
流が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に
上昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇
勾配が小さく抑えられることになり、突入電流によって
CR時定数回路の出力電圧が基準電圧を超えることが少な
くなり、突入電流による過電流検出信号の出力(誤動
作)を低減することができる。
を、電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大きく
その後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を有
して電流検出器から出力される直流電圧を積分するよう
にしているので、電路への電圧印加直後に電路に突入電
流が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常に
上昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上昇
勾配が小さく抑えられることになり、突入電流によって
CR時定数回路の出力電圧が基準電圧を超えることが少な
くなり、突入電流による過電流検出信号の出力(誤動
作)を低減することができる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせたこ
とにより、CR時特性回路の出力電圧が基準電圧に対して
大きい角度で交差することになり、定格電流を僅かに超
えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる遮断
時間のばらつきを少なくできる。
とにより、CR時特性回路の出力電圧が基準電圧に対して
大きい角度で交差することになり、定格電流を僅かに超
えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる遮断
時間のばらつきを少なくできる。
また、CR時定数回路に上記のような特性を持たせたこ
とにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。
とにより、限時動作特性を任意に変更することができ
る。
請求項(2)に記載の過電流検出装置は、CR時定数回
路を、電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大き
くその後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を
有して電流検出器から出力される直流電圧を積分するよ
うにし、さらに、基準電圧発生回路が出力する基準電圧
を電路への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その
後時間の経過とともに下降させて定常値で安定させるよ
うにしているので、電路への電圧印加直後に電路に突入
電流が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常
に上昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上
昇勾配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧
も高い状態にあるため、突入電流によってCR時定数回路
の出力電圧が基準電圧を超えることがより少なくなり突
入電流による過電流検出信号の出力(誤動作)をより低
減することができる。
路を、電路への電圧印加直後は出力電圧の抑制量が大き
くその後時間の経過とともに抑制量が小さくなる特性を
有して電流検出器から出力される直流電圧を積分するよ
うにし、さらに、基準電圧発生回路が出力する基準電圧
を電路への電圧印加直後は定常値より高い値にし、その
後時間の経過とともに下降させて定常値で安定させるよ
うにしているので、電路への電圧印加直後に電路に突入
電流が流れて電流検出器から出力される直流電圧が異常
に上昇しても、このときはCR時定数回路の出力電圧の上
昇勾配が小さく抑えられ、さらに、このときは基準電圧
も高い状態にあるため、突入電流によってCR時定数回路
の出力電圧が基準電圧を超えることがより少なくなり突
入電流による過電流検出信号の出力(誤動作)をより低
減することができる。
また、CR時定数回路に上記のような特性をもたせると
ともに、基準電圧を上記のように変化させる構成にした
ことにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し
より大きい角度で交差することになり、定格電流を僅か
に超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる
遮断時間のばらつきをより少なくできる。
ともに、基準電圧を上記のように変化させる構成にした
ことにより、CR時定数回路の出力電圧が基準電圧に対し
より大きい角度で交差することになり、定格電流を僅か
に超えた過電流状態における基準電圧のばらつきによる
遮断時間のばらつきをより少なくできる。
また、CR時定数回路に上記のような特性をもたせるこ
とにより、あるいは基準電圧を変化させる構成により、
限時動作特性を任意に変更することができる。
とにより、あるいは基準電圧を変化させる構成により、
限時動作特性を任意に変更することができる。
第1図はこの発明の過電流検出装置の第1の実施例のブ
ロック図、第2図は温度変化に対するコンデンサの容量
変化および時定数の変化を示す図、第3図はCR時定数回
路の出力電圧の時間的変化を示すタイムチャート、第4
図は第1の実施例と従来例とにおける遮断時間のばらつ
きの違いを示すタイムチャート、第5図および第6図は
それぞれ第1の実施例と従来例とにおける限時動作特性
を相違を示す特性図、第7図はこの発明の過電流検出装
置の第2の実施例のブロック図、第8図および第9図は
それぞれ基準電圧発生回路の具体構成を示す回路図、第
10図はサーミスタ温度および基準電圧の時間的変化を示
すタイムチャート、第11図は第2の実施例と第1の実施
例とにおける遮断時間のばらつきの違いを示すタイムチ
ャート、第12図および第13図はそれぞれ第2の実施例と
従来例とにおける限時動作特性の相違を示す特性図、第
14図はこの発明の過電流検出装置の第3の実施例のブロ
ック図、第15図は基準電圧発生回路の各部のタイムチャ
ート、第16図は従来例の過電流検出装置のブロック図、
第17図,第18図および第19図は各部のタイムチャート、
第20図は従来例における遮断時間のばらつきの違いを示
すタイムチャートである。 2……電路、4……電流検出器、5……CR時定数回路、
6……比較回路、11,13,14……基準電圧発生回路
ロック図、第2図は温度変化に対するコンデンサの容量
変化および時定数の変化を示す図、第3図はCR時定数回
路の出力電圧の時間的変化を示すタイムチャート、第4
図は第1の実施例と従来例とにおける遮断時間のばらつ
きの違いを示すタイムチャート、第5図および第6図は
それぞれ第1の実施例と従来例とにおける限時動作特性
を相違を示す特性図、第7図はこの発明の過電流検出装
置の第2の実施例のブロック図、第8図および第9図は
それぞれ基準電圧発生回路の具体構成を示す回路図、第
10図はサーミスタ温度および基準電圧の時間的変化を示
すタイムチャート、第11図は第2の実施例と第1の実施
例とにおける遮断時間のばらつきの違いを示すタイムチ
ャート、第12図および第13図はそれぞれ第2の実施例と
従来例とにおける限時動作特性の相違を示す特性図、第
14図はこの発明の過電流検出装置の第3の実施例のブロ
ック図、第15図は基準電圧発生回路の各部のタイムチャ
ート、第16図は従来例の過電流検出装置のブロック図、
第17図,第18図および第19図は各部のタイムチャート、
第20図は従来例における遮断時間のばらつきの違いを示
すタイムチャートである。 2……電路、4……電流検出器、5……CR時定数回路、
6……比較回路、11,13,14……基準電圧発生回路
Claims (2)
- 【請求項1】電路に流れる電流を検出しその振幅に比例
した直流電圧を出力する電流検出器と、この電流検出器
から出力される直流電圧を積分するCR時定数回路と、基
準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記CR時定数回
路の出力電圧と前記基準電圧発生回路から出力される基
準電圧とを比較して前記CR時定数回路の出力電圧が前記
基準電圧を超えた時に過電流検出信号を発生する比較回
路とを備え、 前記電路の発熱により前記CR時定数回路のコンデンサを
加熱して容量を減少させるようにした過電流検出装置。 - 【請求項2】電路への電圧印加直後における基準電圧発
生回路の基準電圧を定常値より高い値にし、その後時間
の経過とともに前記基準電圧を下降させて定常値で安定
させるようにした請求項(1)記載の過電流検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6491090A JP2506477B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 過電流検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6491090A JP2506477B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 過電流検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03265418A JPH03265418A (ja) | 1991-11-26 |
| JP2506477B2 true JP2506477B2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=13271678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6491090A Expired - Fee Related JP2506477B2 (ja) | 1990-03-15 | 1990-03-15 | 過電流検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506477B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5329421A (en) * | 1992-04-07 | 1994-07-12 | Rohm Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor |
| JP4737153B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2011-07-27 | ダイキン工業株式会社 | 交流電磁弁の保護装置 |
| JP6790350B2 (ja) | 2015-12-03 | 2020-11-25 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電制御装置 |
-
1990
- 1990-03-15 JP JP6491090A patent/JP2506477B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03265418A (ja) | 1991-11-26 |
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| Date | Code | Title | Description |
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