JP2525892Y2 - 切換弁を有する浄水装置 - Google Patents

切換弁を有する浄水装置

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JP2525892Y2 JP1992058972U JP5897292U JP2525892Y2 JP 2525892 Y2 JP2525892 Y2 JP 2525892Y2 JP 1992058972 U JP1992058972 U JP 1992058972U JP 5897292 U JP5897292 U JP 5897292U JP 2525892 Y2 JP2525892 Y2 JP 2525892Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、水をフィルターで濾
過して浄水とする装置に関する。こにおいて浄水装置
は、水を電離してアルカリ性イオン水と酸性イオン水と
に分離する装置を意味する。
【0002】
【従来の技術】水道水を活性炭等のフィルターで濾過し
て浄水する装置はすでに開発されている。また、水を電
離して、アルカリ性イオン水と酸性イオン水とに分離す
る装置も開発されている。この装置は、プラス電極の近
傍に酸性イオン水を、マイナス電極の近傍にアルカリ性
イオン水を集めることができる。このため、電極の近傍
から排水することで、アルカリ性イオン水と酸性イオン
水とを排水できる。この種の装置は、アルカリ性イオン
水が飲料水に使用され、酸性イオン水が殺菌効果のある
水として使用される。
【0003】浄水装置は、ほとんどの場合、水道の蛇口
に連結して使用される。蛇口に連結すると、専用の配管
をすることなく簡単に設置できる。ただ、蛇口から排出
する水は、常時濾過して浄水として使用することはな
い。濾過した浄水を排出しなくても使用できるように、
蛇口には切換弁を連結する。切換弁は、蛇口から排出さ
れる水を、浄水装置の本体に送り、あるいは、浄水装置
の本体に移送することなく直接に排出するのを切り換え
るようになっている。浄水やイオン水が必要なときは、
切換弁を切り換えて蛇口から排出される水を浄水装置本
体に流入させる。浄水やイオン水が必要ないときは、切
換弁は蛇口から排出される水を浄水装置本体に供給する
ことなく、直接に排出する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この構造の浄水装置
は、取り付け工事を簡素化して、台所等に簡単に設置で
きる特長がある。しかしながら、設置するところによっ
て、排出される浄水の濾過状態が変動する。また、浄水
装置が水をイオン水に電離する装置の場合、イオン水の
濃度が変動する。それは、水圧の高いところに設置する
と流量が多くなり、反対に水圧の低いところでは、流量
が少なくなるからである。活性炭を使用したフィルター
は、水に含まれる異物を吸着して除去するので、水の通
過時間が短くなると、十分に濾過できなくなる。また、
水を電離してイオン水とする浄水装置は、電極間に通電
して水を電離するので、電流に比例して濃度が濃くな
り、流量に反比例して濃度が低下する性質がある。
【0005】このような弊害を防止するために、フィル
ターの流入側に定流量弁を設けた浄水器が開発されてい
る。この構造の浄水器は、特開昭59−183881号
公報に記載されている。この浄水器は、水道の蛇口に固
定して使用されるタイプで、水道水を濾過する活性炭を
フィルターとして内蔵している。活性炭に通過させる水
道水の流量は、定流量弁で一定の範囲に制限される。し
たがって、この構造の浄水器は、水道水の圧力が相違し
ても、フィルターに流れる流量を一定に制御できる。
【0006】さらに、水をイオン水に電離する電離槽の
流入側にオリフィスを設けたイオン水の生成装置も開発
されている(実開昭55−39172号公報)。この装
置は、水道の蛇口と電離槽を内蔵する本体とをホースで
連結し、本体の流入側にオリフィスを設けている。オリ
フィスは、電離槽に流入する水道水の流量を一定に制御
する。水圧の高い水道水は、オリフィスを通過する抵抗
が大きく、流量が少なく制限される。このため、水道の
水圧が高いときに、多量の水道水が電離槽に流入するの
を制限して、水圧に対する流量の変動を少なくできる。
【0007】しかしながら、この公報に記載される従来
の浄水装置は、本体と水道の蛇口とを連結するホースに
作用する圧力を低下させることができず、ホースに高い
圧力が作用してホースが抜けやすい弊害がある。とく
に、本体と蛇口とをホースで連結している、実開昭55
−39172号公報に記載されるイオン水の生成装置
は、本体の流入側に定流量弁を配設するので、定流量弁
によってホースに作用する 水圧がさらに上昇する欠点が
ある。それは、本体の流入側に設けたオリフィスが水道
水の通過を制限するからである。したがって、オリフィ
スは、排水するイオン水の濃度を一定に制御する作用は
あるが、ホースに作用する水圧は反対に高くなってしま
う欠点がある。特開昭59−183881号公報に記載
されるように、ホースを使用しない構造によって、ホー
ス抜けは解消できるが、蛇口に本体を固定する構造は、
活性炭フィルター等には採用できても、水をイオン水に
電離する浄水器には利用できない。それは、水をイオン
水に電離する装置は、電離槽や電源が大きくて重いから
である。
【0008】したがって、流入側に定流量弁を設けた従
来の浄水器は、イオン濃度を一定の範囲に制限し、さら
に、活性炭等のフィルターで水道水を効率よく濾過でき
る特長は実現できるが、蛇口と本体を連結するホースに
作用する水圧をさらに上昇させることになり、高圧の水
道圧が、ホースを破損し、あるいは、ホースが抜ける弊
害を助長させることとなる。また、定流量弁よりも流入
側で本体内にも高い水圧がかかり、この部分を耐圧構造
とすることが要求される。したがって、この構造の装置
は、ホースの連結が難しく、また、ホースには耐圧構造
の太いものを使用する必要があり、さらに、本体の内部
を耐圧構造としてコストアップする欠点がある。とく
に、太いホースは簡単に湾曲することができないので、
綺麗に配管することが難しく、使い難い欠点がある。
【0009】この考案は、さらにこの欠点を解決するこ
とを目的に開発されたもので、この考案の重要な目的
は、常時理想的な状態で浄水とすることができると共
に、ホースに高い水圧がかからず、ホースの破損や抜け
を防止して、簡単に設置できる切換弁を有する浄水装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案の切換弁を有す
る浄水装置は、前述の目的を達成するために、下記の構
成を備えている。すなわち切換弁を有する浄水装置は、
流入する水に通電してアルカリ性イオン水と酸性イオン
水とに分離する本体1と、この本体1を水道の排水弁2
に連結する切換弁3とを備える。切換弁3は、ケーシン
グ25に回転自在に配設された切換ボール16を内蔵し
ている。切換ボール16は浄水路16Aと、非浄水路1
6Bとを有する。さらに、切換弁3のケーシング25に
は、排水弁2に連結される給水口19と、排出口20
と、本体1に連結される流入口21および浄水排水口2
2とを開口している。浄水排水口22は、排出口20に
連結されている。切換ボール16がケーシング25内で
回転されると、切換ボール16は浄水路16Aを介して
給水口19を流入口21に連結し、非浄水路16Bを介
して給水口19を、排出口20と浄水排水口22とに連
結するように構成されている。この切換弁3でもって、
水道の排水弁2から排出される水を、水をイオン水に電
離する本体1と、排水口8とに切り換えて流水するよう
に構成されている。さらに、この考案の浄水装置は、切
換弁3の流入口21と浄水排水口22とをホース10を
介して本体1に連結している。切換弁3の切換ボール1
6の浄水路16Aが給水口19を流入口21に連結する
状態で、水道の排水弁2から給水口19に供給される水
は、浄水路16Aと流入口21とホース10とを通過し
て本体1に流入される。本体1で電離されたイオン水
は、ホース10と浄水排水口22と排出口20とを通過
して排出される。
【0011】さらに、この考案の浄水装置は、流入口2
1に、本体1に流入させる水道水の流量を制限する定流
量弁9を配設している。この定流量弁9は、給水口19
から流入される水道水の圧力を減圧する減圧弁にも併用
される。定流量弁9は、流入口21から排出される水道
水の圧力を減圧し、減圧された水道水をホース10に供
給して本体1に流入させる。
【0012】
【作用】切換弁3の切換ボール16を図4に示す位置に
切り換えると、給水口19に流入する水は、切換ボール
16の非浄水路16Bを通過して、排出口20から排出
される。このとき、水は本体1を通過しない。このた
め、排出口20から排出される水は、浄水とならない。
切換ボール16を図5に示す位置に切り換えると、給水
口19の水は、浄水路16Aを通過して流入口21に送
られる。流入口21は本体1に連結されているので、ホ
ース10を通過して水は本体1に流入し、本体で浄水と
なって浄水排水口22に至り、排出口20から排出され
る。切換弁3に内蔵される定流量弁9は、水道の排水弁
2から排出される水の水量を一定の範囲に制御する。定
流量弁9によって流量が制御された水がホース10に供
給されると、ホース10に作用する水圧も低下する。流
量変動が少なくなって本体1に流入する水は、理想的な
状態で濾過され、イオン水の濃度変化が少なくなって、
一定の濃度のアルカリ性イオン水と、酸性イオン水とに
電離して排出される。また、排水弁2から高い水圧で水
が排出されても、定流量弁9で減圧されるのでホース1
0内の水圧は低くなる。したがって、高圧水による弊害
を防止できる。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。ただし、以下に示す実施例は、この考案の技術
思想を具体化するための装置を例示するものであって、
この考案の装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置
を下記の構造に特定するものでない。この考案の装置
は、実用新案登録請求の範囲に於て、種々の変更を加え
ることができる。
【0014】更にこの明細書は、実用新案登録請求の範
囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応す
る番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、および
「課題を解決する為の手段の欄」に示される部材に付記
している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部
材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】本考案の切換弁を有する浄水装置は、水を
イオン水に電離する装置である。図1に示す装置は、水
を電離する本体を備える。この浄水装置は、本体1と、
ホース10を介して水道の排水弁2に連結される切換弁
3とを備える。本体1は、フィルター11と、電離槽4
と、電源7とを備えている。
【0016】フィルター11は、供給された水道水を濾
過材で濾過して、水に含まれている塩素等の悪臭成分
や、異物を除去する。フィルター11は、カートリッジ
ケースに濾過材を充填している。濾過材には、水を清澄
に濾過すると共に、臭い成分を除去できる全てのもの、
例えば、活性炭、多孔性の天然石、多孔性天然石を粉砕
して粒状に焼結したもの等、吸着能力に優れた粒体を使
用することができる。濾過材である粒体には、例えば、
平均粒子径が1〜10mmφのものが使用される。
【0017】電離槽4は、フィルター11を通過した水
を電離して、プラスのイオンを含むアルカリ性イオン水
と、マイナスのイオンを含む酸性イオン水とに分離す
る。電離槽4で電離されたイオン水は、アルカリ性イオ
ン水排水路12と酸性イオン水排水路13から排水され
る。電離槽4は、流入する水から酸性イオン水を得るプ
ラス電極5と、アルカリ性イオン水を得るマイナス電極
6とを備えている。電離槽4の電極5、6は、切換スイ
ッチ14を介して電源7に接続されている。
【0018】マイナス電極6はケースに兼用される。ケ
ースは、ステンレス等、導電性と、耐腐食性の金属でも
って、水道水の圧力に耐える強度の円筒タンク型に作ら
れている。ケースは、下端にフィルター11の排出管が
連結され、上端にアルカリ性イオン水排水路12と酸性
イオン水排水路13とが連結されている。
【0019】プラス電極5は、円柱状に形成されて、ケ
ースの中心に設けられている。プラス電極5には、電離
される時に、塩素イオン等のマイナスイオンが集まる。
プラス電極5は、塩素イオンに対して充分な耐腐食性の
材質が使用される。プラス電極5には、例えば、チタン
の表面を、二酸化イリジウムでコーティングしたものが
使用できる。プラス電極5は、両端が絶縁されてケース
の外部に突出している。ケースのプラス電極5の支持部
分は、非導電材が使用される。
【0020】プラス電極5とマイナス電極6とは、切換
スイッチ14を介して直流の電源7に連結されている。
電源7の出力電圧、すなわち、両電極5、6間の電圧は
アルカリ性イオン水および酸性イオン水の流量、電極
5、6の面積、アルカリ性イオン水と酸性イオン水とに
含まれる要求イオン濃度とを考慮して決定する。通常両
電極5、6間の電圧は、20〜100ボルトの範囲に調
整する。
【0021】電離槽4で電離されるイオンの含有量は、
電極間の電流に比例する。電極間の電流は、電圧にほぼ
比例する。従って、アルカリ性イオン水と酸性イオン水
のイオン濃度を最適値とするように、電極間の電圧が設
定される。電極間の電圧を高くすると、アルカリ性イオ
ン水と酸性イオン水とに含まれるイオン濃度は高くな
る。アルカリ性イオン水と酸性イオン水のイオン濃度
は、用途によって最適値が異なる。電極間の電圧を調整
して、用途に最適のイオン水が得られる。
【0022】プラス電極5とケースとの間には、鎖線で
示すように多孔板15が配設される。多孔板15は円筒
状に形成され、プラス電極5とマイナス電極6の近傍に
分離されて、酸性イオン水とアルカリ性イオン水とが混
合するのを防止している。多孔板15の上端を閉塞する
板材の中心にアルカリ性イオン水排水路12が連結され
ている。酸性イオン水排水路13はケースの外周部上端
に開口されている。
【0023】電離槽4から流出されるアルカリ性イオン
水と酸性イオン水とは、両方を同時に排出する。一方の
イオン水のみを排水すると、他方のイオン水濃度が次第
に高くなる。従って、アルカリ性イオン水と酸性イオン
水の何れか片方のみを排出するのは好ましくない。
【0024】図1に示す装置は、電極5、6に逆の電圧
を加えて洗浄している。この考案は電極5、6を電気的
に洗浄する構造を、図1に示す構造に特定するものでな
い。図2の鎖線で示すように、洗浄電極を設け、この洗
浄電極に電圧を加えて電極を洗浄することも可能であ
る。洗浄電極は、電極を洗浄する時プラス電極5にマイ
ナスの電圧を加え、マイナス電極6にプラスの電圧を加
える。
【0025】電極を洗浄した浄水装置は、図1において
切換スイッチ14を実線位置とし、弁を開いて水を供給
し、電極に電圧を印加してイオン水を排水する。
【0026】ホース10を介して本体1に連結される切
換弁3の断面形状を図3に示している。この図に示す切
換弁3は、ケーシング25内に球状の切換ボール16を
内蔵している。切換ボール16は、ケーシング25内に
ガスケット17を介して回転自在に配設され、コック1
8に連結されて回転される。切換ボール16には、浄水
路16Aと、非浄水路16Bのふたつの流路を設けてい
る。非浄水路16Bは、図3と図4とに示すように、切
換ボール16の中心を貫通して設けられている。浄水路
16Aは、図4と図5とに示すように、切換ボール16
の外周に溝状に設けられている。
【0027】ケーシング25は、図3に示すように、水
道の排水弁2である蛇口に連結される給水口19を上端
に開口し、下端に非イオン水を排出する排出口20を開
口し、切換ボール16の右側に、本体1に給水する流入
口21を、流入口21よりも下方に、排出口20に連通
して浄水排水口22を開口している。
【0028】この構造の切換弁3は、コック18でもっ
て切換ボール16を図3に示す位置とすると、給水口1
9から流入する水は、切換ボール16の非浄水路16B
を通過して、下端の排出口20から排出される。切換ボ
ール16を90度回動して、図5に示す位置にすると、
給水口19に流入する水は、浄水路16Aを通過して流
入口21に流入する。流入口21の水はホース10を通
過して本体1に移送され、本体1でイオン水に分離され
たアルカリ性イオン水がイオン水排出口20に流入し、
排出口20から排出される。
【0029】流入口21には、ホース10を介して本体
1に一定の流量で水を供給する定流量弁9を配設してい
る。定流量弁9の断面構造を図6に示している。この図
に示す定流量弁9は、中心に貫通孔を有するゴム板であ
る。この構造のゴム板は、図において左側の水圧が高く
なって流量が増加しようとすると、図の破線で示すよう
に弾性変形して、中心の貫通孔の内径φ1がφ2と小さ
くなり、流量を少なく調整する。反対にゴム板の左側の
圧力が低くなって流量が少なくなるようになるとゴム板
の変形量が少なくなって、貫通孔の内径はφ1に接近す
る。このため、流量の低下が少なくなる。すなわち、こ
の構造の定流量弁9は、ゴム板の左側の水圧が高くなっ
て流量が増加しようとするに従って、貫通孔の内径が小
さくなる。貫通孔の内径が小さくなると、ゴム板を通過
する水の圧力損失が大きくなって流量の増大が抑制され
る。この構造の定流量弁9は、極めて簡単な構造で流量
を制御できる特長がある。ただ、この考案の装置は、定
流量弁の構造をこの構造に特定するものではい。定流量
弁には、流量が増加するのを防止する全ての機構のもの
が使用できる。
【0030】さらに、図3に示す切換弁3は、浄水排水
口22に逆止弁23を連結している。逆止弁23は、図
3に示す位置に切換ボール16を切り換えた状態で、排
出口20の水が本体1に逆流するのを防止する。切換ボ
ール16を図に示す位置として排水弁2を開弁すると、
排出口20の水圧でイオン水排水路からホース10を通
じて本体1に流入する。本体1は、酸性イオン水の排水
路を開口しているので、浄水排水口22から水が逆流す
る構造となっている。浄水排水口22に逆止弁23を設
けた切換弁3は、本体1に水が逆流して流入するのを防
止できる特長がある。
【0031】この図に示す切換弁3は、弾性板23Aと
リング23Bとで構成している。弾性板23Aはゴム状
弾性シートを図7に示すように、中心に設けた円盤の一
点を、折曲できるアームで外周に連結している。この形
状の弾性板23Aは、中心に設けた円盤の外径を、リン
グ23Bの貫通孔の内径よりも大きく裁断している。こ
の切換弁3は、図6の矢印Aで示す方向に水圧がかかる
と、破線で示すように弾性変形して水が通過する。しか
しながら、矢印Bで示す方向に水圧がかかると、円盤が
リング23Bに密着して水は通過できなくなる。すなわ
ち、矢印Aの方向に水は通過するが、矢印Bで示す方向
に水は通過しない。
【0032】切換弁3の流入口21と浄水排水口22と
は、ホース10を介して本体1に連結される。流入口2
1は本体1の流入側に連結され、イオン水排水路はアル
カリ性イオン水の排出側に連結される。
【0033】さらに、図3に示す切換弁3は、給水口1
9を水道の蛇口に連結するために、内面に目ネジを設け
た連結筒24を給水口19に回転できるように連結して
いる。連結筒24は下端に鍔を設けてケーシング25に
連結している。給水口19にはリング状のパッキンを設
けている。この構造の切換弁3は、パッキンを蛇口の下
端面に押圧し、連結筒24を蛇口下端に設けた雄ネジに
ねじ込んで連結する。このようにケーシング25に対し
て回転できる連結筒24を介して、蛇口に連結できる切
換弁3は、ケーシング25の方向を調整して蛇口に連結
できる特長がある。
【0034】
【考案の効果】この考案の浄水装置は、供給する水圧が
変動しても、理想的な状態でイオン水の濃度変化を抑制
できる特長がある。それは、切換弁の流入口に定流量弁
を連結し、定流量弁によって本体に供給する水量の変動
を防止するからである。一定の流量で水が流入される本
体は、電極間の電流を一定に制御して排出されるイオン
水の濃度を一定の範囲に制御できる。
【0035】さらにこの考案の浄水装置の特筆すべき特
長は、定流量弁を減圧弁に併用することによって、切換
弁と本体とを連結するホースに作用する水圧を低くし
て、ホースが抜けたり、破損したりするのを有効に防止
できることにある。定流量弁は、流量を一定に制御する
ので、排出されるイオン水の濃度を一定に制御できる特
長がある。ただ、定流量弁を本体に内蔵する従来の装置
は、定流量弁によって、本体を切換弁に連結するホース
の水圧が上昇してしまう弊害が発生する。この弊害を防
止するには、切換弁の排出側に減圧弁を設け、減圧弁で
水道圧を低くしてホースに供給する構造で解消できる。
しかしながら、この構造は、減圧弁を設けることによっ
て切換弁の構造を複雑にするばかりでなく、切換弁に減
圧弁を、本体に定流量弁を設けることになって、装置全
体の構造を相当に複雑にして製造コ ストを高くする。こ
の考案の浄水装置は、独得の構造でこの欠点を解決する
ことに成功したものである。すなわち、この考案の浄水
装置は、定流量弁を切換弁の流入口に設けることによ
り、定流量弁を減圧弁にも併用し、定流量弁で減圧され
た水道水をホースに供給する独得の構造で、特別に減圧
弁を使用することなく、ホースに作用する水圧を低くす
ることに成功したものである。したがって、この考案の
浄水装置は、全体の構造を極めて簡単な構造として、イ
オン水濃度を均一に制御できると共に、ホースの抜けや
破損を有効に阻止できる極めて優れた特長を実現する。
この独特の構造により、水道水の圧力が高い地域で使用
されても、ホースに高い水道圧が作用することがない。
ホースに高圧がかかるのを防止できるので、ホースには
高い圧力に耐える太いものを使用する必要がなく、細い
ホースを使用して便利に設置できる特長がある。
【0036】また、本体には定流量弁で減圧して水が供
給されるので、本体の流入側にも高圧水が流入すること
がなく、本体流入側を高い圧力に耐える構造とする必要
がない。このため、本体の設計が簡単で、安価に多量生
産できる特長も実現する。
【0037】さらにまた、この考案の浄水装置は、ケー
シングに切換ボールを内蔵した切換弁を装備し、切換ボ
ールを回転させることによって、給水口に流入する水を
本体に流入させ、あるいは本体に流入させない状態に切
り変えている。このため、切換ボールを回転することに
よって、排出口から排水される水を、濾過した浄水と濾
過しない水とに切り変えて便利に使用できる特長があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す浄水装置の断面図
【図2】この考案の他の実施例を示す浄水装置の断面図
【図3】この考案の浄水装置の切換弁の一例を示す断面
図
【図4】切換弁の切換ボールを示す断面図
【図5】図4に示す切換ボールのを回転した状態を示す
断面図
【図6】流入口と浄水排水口とを示す断面図
【図7】逆止弁の弾性板を示す正面図
【符号の説明】
1…本体 2…排水弁 3…切換弁 4…電離槽 5…電極(+側) 6…電極(−側) 7…電源 8…排水口 9…定流量弁 10…ホース 11…フィルター 12…アルカリ性イオン水排水路 13…酸性イオン水排水路 14…切換スイッチ 15…多孔板 16…切換ボール 16A…浄水路 16B
…非浄水路 17…ガスケット 18…コック 19…給水口 20…排出口 21…流入口 22…浄水排水口 23…逆止弁 23A…弾性板 23
B…リング 24…連結筒 25…ケーシング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入する水に通電してアルカリ性イオン
    水と酸性イオン水とに分離する本体(1)と、この本体
    (1)を水道の排水弁(2)に連結する切換弁(3)と
    を備え、切換弁(3)は、ケーシング(25)に回転自
    在に配設された切換ボール(16)を内蔵しており、切
    換ボール(16)は浄水路(16A){非浄水路(16
    B)とを有し、さらに、切換弁(3)のケーシング(2
    5)には、排水弁(2)に連結される給水口(19)
    と、排出口(20)と、本体(1)に連結される流入口
    (21)および浄水排水口(22)とが開口されてお
    り、浄水排水口(22)は、排出口(20)に連結され
    ており、切換ボール(16)がケーシング(25)内で
    回転されると、切換ボール(16)が浄水路(16A)
    を介して給水口(19)を流入口(21)に連結し、非
    浄水路(16B)を介して給水口(19)を、排出口
    (20)と浄水排水口(22)とに連結するように構成
    されており、この切換弁(3)でもって、水道の排水弁
    (2)から排出される水を、水をイオン水に電離する本
    体(1)と、排水口(8)とに切り換えて流水するよう
    に構成されている切換弁を有する浄水装置において、 切換弁(3)の流入口(21)と浄水排水口(22)と
    はホース(10)を介して本体(1)に連結されてお
    り、切換弁(3)の切換ボール(16)の浄水路(16
    A)が給水口(19)を流入口(21)に連結する状態
    で、水道の排水弁(2)から給水口(19)に供給され
    る水が、浄水路(16A)と流入口(21)とホース
    (10)とを通過して本体(1)に流入され、本体
    (1)で電離されたイオン水がホース(10)と浄水排
    水口(22)と排出口(20)とを通過して排出される
    ように構成され、流入口(21)には、本体(1)には
    流入させる水道水の流量を制限する定流量弁(9)が配
    設されており、この定流量弁(9)が、給水口(19)
    から流入される水道水の圧力を減圧する減圧弁に併用さ
    れて、流入口(21)から排出される水道水の圧力を減
    圧してホース(10)を介して本体(1)に流入させる
    ように構成されてなることを特徴とする切換弁を有する
    浄水装置。
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