JP2543697B2 - プロテクタを収納した密閉形電動圧縮機 - Google Patents

プロテクタを収納した密閉形電動圧縮機

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JP2543697B2
JP2543697B2 JP62098373A JP9837387A JP2543697B2 JP 2543697 B2 JP2543697 B2 JP 2543697B2 JP 62098373 A JP62098373 A JP 62098373A JP 9837387 A JP9837387 A JP 9837387A JP 2543697 B2 JP2543697 B2 JP 2543697B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、密閉形電動圧縮機において電動機の過負荷
保護を行なうために、バイメタルなど異なる温度により
形を変える金属で作られた熱応動体により可動接点を駆
動してこの可動接点と対をなす固定接点との間で電動機
に流れる電流を開閉する機構を金属製の密閉筐体の中に
設けたプロテクタを前記圧縮機の密閉容器中に収納した
ものにおいて、プロテクタと電動機との接続及び封着端
子の導電ピンとの接続工程を簡素化した密閉形電動圧縮
機を提唱するものである。
〔背景技術〕
従来、この種密閉形電動圧縮機のプロテクタは密閉容
器中に収容された電動機の固定子巻線のコイルエンド部
分の中に埋込まれたり、コイルエンド上に密着固定させ
て糸で縛りつけるなどの方法が採用されていた。そして
電動機の電流の異常とが温度の異常を検出して電動機に
供給される電流を遮断し電動機の巻線を過熱から保護す
るとともに自動的に復帰して電動機に電流を供給し異常
がなければそのまま運転を継続し、異常があれば再び遮
断・通電をくり返すという保護スイッチとしての動作を
行わせるために電動機巻線の端を可撓性をもたせるため
に細い銅線を何十本も束ねた上に電気絶縁性の被覆で包
んだリード線と接続しコイルエンド部分に取付けたプロ
テクタと接続したり、封着端子の導電ピンとの配線に前
記のリード線を用いて接続したりして非常に配線や取付
け工程に手間がかかる不経済な問題があった。
〔発明の概要〕
本発明のプロテクタを収納した密閉形電動圧縮機は金
属製の密閉筐体内にバイメタルなどの熱応動体によって
一対の接点間が開閉せしめられる周知の機構を包含し、
その筐体及び筐体から電気的に絶縁された一個以上の端
子ピンのような導電体をそれぞれスイッチの端子として
有するプロテクタの端子及び電動機の巻線をそれぞれ後
述するような簡単な工程で電気的に接続が行なわれるよ
うにしたものである。このプロテクタを収納した密閉形
電動圧縮機は密閉容器の内面に直接電動機の固定子鉄心
が固着され、この固定子には位相の異なる磁界を発生す
る主巻線と補助巻線が巻装されていて、その固定子の磁
界によって回転するよう軸支された回転子を有し、その
回転軸には圧縮機が連結されていて密閉容器内のフレオ
ンガス等の熱媒体ガスを密閉容器の吐出管から外部へ送
出して仕事をさせその後再び熱媒体ガスは圧縮機へ戻る
ようにされたものである。そして前記密閉容器には電動
機巻線を外部の電源と接続するための複数の導電ピンを
ガラス等の絶縁材によって金属製環状体に封着した封着
端子が配設され、その導電ピンの一個にプロテクタの端
子のうちの一個を接続し、他の導電ピンには電動機巻線
の端を直接導電ピンに固着するか又はその巻線の端にリ
セプタクルを固着させそのリセプタクルを導電ピンに嵌
着させる事によって電動機とプロテクタとを密閉容器の
中から封着端子の導電ピンを介して外部回路へ接続する
ようにしたものである。
従って、密閉容器内における電動機巻線と封着端子の
導電ピンとを結ぶ位置的関係は電動機の運転休止の如何
にかかわらず一定とされ全くづれを生じない。故にプロ
テクタと電動機巻線との間の温度の相関は有意な関連性
を持ちかつ電動機巻線の端は細線を束ねたリード線を用
いる事なく直接プロテクタ及び導電ピンに又はリセプタ
クルを介して充分な耐久性のある接続配線が可能となり
工程数を極めて短縮する経済性の高いプロテクタを収納
した密閉形電動圧縮機を得る事が出来る。
〔発明の実施例〕
第1図において、密閉容器10は堅牢な鉄製の容器部分
11と蓋部分12によって構成されている。電動機の回転子
Rに固着された回転軸Sの下端近傍に圧縮機Pが配設さ
れその外周部分POが密閉容器10の下方に固定されてい
る。回転子Rを取り囲んで配設される電動機固定子Fは
その外周を容器部分11の中央から継ぎ目端E近傍に固定
されている。固定子Fの外周は密閉容器10の内面を円と
すると全面に密着するのではなく軸方向に間隙ができる
ような多角形となされている。固定子巻線は電気的に絶
縁されて固定子Fに巻装され、そのコイルエンドWは図
示の如く固定子Fの上下両端にそれぞれ張出し、これは
例えばナイロン製の糸で縛り成形してある。尚、フレオ
ンなどの熱媒体ガスが所定量封入されるとともに、潤滑
油Oは密閉容器10の下部に示してある。熱媒体ガスが圧
縮機Pにより送出される吐出管17は密閉容器10の上部に
設けられている。密閉容器10の蓋部分12には、金属製の
環状体の中に導電ピン15A.15B.15Cをそれぞれ電気的に
絶縁支持するためガラスでハーメチックシールしたクラ
スタ13が気密に固着してある。封着端子13の導電ピン15
A.15B.15Cには密閉容器の内側で特に第2図及び第3図
においてよく判るように、電動機巻線の端を直接プロテ
クタ20又は封着端子13の導電ピンに溶接などの方法によ
り接続される。
第2図は第1図の×−×線矢印方向に見た平面図でや
や拡大して示してあるが、封着端子13の金属製環状体に
ガラス等の絶縁材14A.14B.14Cにより電気的に絶縁され
て封着固定された導電ピン15A.15B.15Cのうちの15Aに
は、プロテクタ20の一方の端子22が接続金具である導体
19Aを介して溶接され、導電ピン15Bには主巻線Mの一端
19Bが溶接され、導電ピン15Cには補助巻線Aの一端19C
が溶接されている。主巻線Mの他端24はプロテクタ20の
他方の端子である筐体21に直接溶接され、補助巻線Aの
他端25は、プロテクタ20のもう一つの端子23に溶接され
ている。プロテクタ20の端子23と金属筐体21の間には第
3図に示す如く、ヒータHが接続されているが、このヒ
ータHはニクロム線などにより作られ主巻線Mの電流に
比べ通常小さい値である補助巻線Aに流れる電流により
充分感応するために設けられたものであるが、その必要
のない場合にはこのヒータHを省略した形のプロテクタ
が用いられ、その場合には補助巻線Aの他端25はプロテ
クタ20の金属筐体21に主巻線Mの他端24と同じ電位の場
所に溶接される。プロテクタ20は周知の如く金属製の密
閉筐体21の中にバイメタルなど熱応動板Tを浅い皿状に
絞り成形してスナップ作動するようにし、その熱応動板
Tの固定端は例えば密閉筐体21とは電気的に絶縁して気
密に固着された端子22に固着され、熱応動板Tの可動端
には可動接点CMが固着されており、この可動接点と接触
したり開離したりする固定接点CFが密閉筐体21と同電位
にある静止部材に固定されている。前記のヒータHは熱
応動板Tと熱交換関係が有効な位置に対向して設けられ
ている。熱応動板Tが所定の温度例えば150℃になると
固定接点CFから可動接点CMがスナップ動作により開離
し、又、それより低い温度例えば90℃になるとスナップ
復帰して可動接点CMが固定接点CFと接触するように構成
されている。
第4図、第5図には本発明の他の実施例が示されてい
る。即ち前述の第2図、第3図に示した実施例とは若千
異なり、封着端子13の導電ピンにプロテクタ20の端子22
とか主巻線Mの一端19B及び補助巻線Aの一端19Cが直接
溶接などの方法で接続されるのではなくて、導電ピンに
嵌着するリセプタクルを用いている点が相違している。
第4図は前述の第2図に相当する平面図であるが、導電
ピン15A.15B.15Cは丸いのでこれに嵌着するリセプタク
ルはまわり止めを必要とする。実施例では導電ピンに平
板状の端子金具であるタブ16A.16B.16Cを溶接し、この
平板状のタブにしっかりと嵌着するリセプタクルを用い
たものを示している。このようにすればリセプタクルは
ソケット等の特別なまわり止めを必要としなくなり、リ
セプタクルに接続固着された巻線などの間隔は必要な寸
法を保つ事が出来る。即ち第4図乃至第6図を参照して
それらに示す如く主巻線Mの一端19Bの先端にはリセプ
タクル18Bが固着せられ、補助巻線Aの一端19Cの先端に
はリセプタクル18Cが固着せられ、さらにプロテクタ20
の一方の端子22に固着された接続金具である導体19Aの
先端にはリセプタクル18Aが固着せられている。これら
のリセプタクル18A.18B.18Cはそれぞれタブ16A.16B.16C
に嵌着されている。尚第4図及び第5図に示された記号
で第2図及び第3図と同じ記号のものは等効物を示して
いるので重複して説明する事は省略する。
このように構成された密閉形電動圧縮機の封着端子13
の導電ピン15Aの密閉容器10の外部に出ている部分に電
源の一端を、また導電ピン15B及びコンデンサを介して
導電ピン15Cに電源の他端を接続して通電すると、電動
機の回転子Rが回転し回転軸Sに連結された圧縮機Pを
駆動する。圧縮機Pにより熱媒体ガスは電動機の固定子
Fと気密容器10の内面との間隙及び固定子Fと回転子R
との間隙を軸方向に通って吐出管17より送出され、図示
されてない装置を通って仕事をした後再び圧縮機P内に
戻り循環するが、ここで圧縮された熱媒体ガスが電動機
を軸方向に貫流して密閉容器上部に設けた吐出管17より
送出され、かつ本発明の電動機固定子を密閉容器内面に
固着した密閉形電動圧縮機においては熱媒体ガスによっ
て電動機巻線とプロテクタとの熱交換が良く行なわれる
ために電動機が異常時に於てその巻線温度が非常に高く
なったり或いは電流が異常に増大した時にプロテクタは
すばやく応答して電動機への電流を遮断する事が出来
る。
〔発明の効果〕
以上述べた本発明の密閉形電動圧縮機用プロテクタ
は、電動機への給電の為必要である封着端子の導電ピン
に電動機の巻線を接続する複数のコイルの端末のうちの
一個をプロテクタの一方の端子に接続するとともに他の
コイルの端末は密閉形電動圧縮機の密閉容器に取付けら
れた封着端子の導電ピンに着接溶接したり、又はリセプ
タクルを介して接続するもので従来のような電動機の巻
線にプロテクタを縛りつけてリード線により電動機巻線
のプロテクタ又は封着端子の導電ピンに接続する構成と
比較して非常に手間が省けるとともに小形の電動機の場
合には巻線のコイルエンドが小さいためにプロテクタを
従来の様な位置に置くための余分なスペースを必要とす
る事もなくリード線などの余分な資材を省きかつ、配線
上の工数を非常に低減出来るという秀れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例に係る密閉形電動圧縮機を縦断
面図にて示す。第2図は第1図の×−×線矢印方向から
見た平面図をやや拡大して示す。第3図は電気的接続を
略示する結線図である。第4図は他の実施例に係る第2
図相当図であり、第5図は電気的接続を略示する結線図
である。第6図は第4図の一部分のみを拡大して示す斜
視図である。 10……密閉容器、18A・18B・18C……リセプタクル、 13……封着端子、15A・15B・15C……導電ピン、 19A……導体(接続金具)、20……プロテクタ、 21……金属製密閉筐体、22……端子、 A……補助巻線、CM・CF……接点、 F……電動機固定子、M……主巻線、 P……圧縮機、R……電動機回転子、 S……回転軸、T……熱応動体、 W……コイルエンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 菅澤 洋二 (56)参考文献 特開 昭56−107990(JP,A) 特開 昭63−36070(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉容器の内面に電動機固定子を固定する
    ことによって密閉容器と電動機との位置関係は一定にさ
    れ且つその電動機固定子の中心に回転子を軸支し回転子
    の回転によって圧縮機が作動せしめられるように連結さ
    れた密閉形電動圧縮機に於て、 金属製環状体に電動機の巻線を密閉容器の外部にある電
    源に接続する為の導電ピンを複数個絶縁材によって封着
    固定した封着端子を前記密閉容器に固着し、 金属製密閉筐体中に熱応動体によって一組の電気接点を
    開閉するようにしかつ前記筐体及びそれに電気的に絶縁
    して配設された導電体を夫々スイッチの端子として有す
    る熱応動形プロテクタのいずれか一方の端子が前記封着
    端子の導電ピンの一つと接続金具を介して溶接により接
    続固定され他方の端子には前記電動機巻線の主巻線及び
    補助巻線の一方の端が直接に溶接され、 電動機主巻線のコイルの他端と補助巻線のコイルの他端
    は前記封着端子のそれぞれの導電ピンと直接溶接固定さ
    れることにより、 従来電動機巻線と前記プロテクタ及び封着端子の導電ピ
    ンとの接続に必要だった可撓性を持ったリード線の使用
    を省略し、 前記プロテクタ及び電動機巻線の端が封着端子の導電ピ
    ンへ接続されるための工程が簡素化された事を特徴とす
    るプロテクタを収納した密閉形電動圧縮機。
  2. 【請求項2】密閉容器の内面に電動機固定子を固定する
    ことによって密閉容器と電動機との位置関係は一定にさ
    れ且つその電動機固定子の中心に回転子を軸支し回転子
    の回転によって圧縮機が作動せしめられるように連結さ
    れた密閉形電動圧縮機に於て、 金属製環状体に電動機の巻線を密閉容器の外部にある電
    源に接続する為の導電ピンを複数個絶縁材によって封着
    固定した封着端子を前記密閉容器に固着し、 この封着端子に固定された前記導電ピンの密閉容器内側
    端部にはタブが固定され、金属製密閉筐体中に熱応動体
    によって一組の電気接点を開閉するようにしかつ前記筐
    体及びそれに電気的に絶縁して配設された導電体を夫々
    スイッチの端子として有する熱応動形プロテクタを介し
    て前記封着端子の導電ピンの一つと前記電動機巻線の主
    巻線及び補助巻線の一方の端が接続されており、 このプロテクタは一方の端子に固定されたリセプタクル
    を前記封着端子の導電ピンのタブに嵌着することにより
    導電ピンと接続され、 電動機主巻線のコイルの他端と補助巻線のコイルの他端
    はそれぞれ別個のリセプタクルを具え前記封直端子のそ
    れぞれの導電ピンのタブにそれらのリセプタクルを嵌着
    する事により導電ピンに位置決めされて接続されるよう
    構成し、 従来電動機巻線と前記プロテクタ及び封着端子の導電ピ
    ンとの接続に必要だった可撓性を持ったリード線の使用
    を省略し、 前記プロテクタ及び電動機巻線の端が封着端子の導電ピ
    ンへ接続されるための工程が簡素化された事を特徴とす
    るプロテクタを収納した密閉形電動圧縮機。
JP62098373A 1987-04-21 1987-04-21 プロテクタを収納した密閉形電動圧縮機 Expired - Lifetime JP2543697B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56107990A (en) * 1980-02-01 1981-08-27 Hitachi Ltd Enclosed electric compressor
JPS6336070A (ja) * 1986-07-31 1988-02-16 Susumu Ubukata 密閉形電動圧縮機用プロテクタ

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