JP2555385B2 - 石刷り装置用ヘッド - Google Patents

石刷り装置用ヘッド

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JP2555385B2
JP2555385B2 JP62303808A JP30380887A JP2555385B2 JP 2555385 B2 JP2555385 B2 JP 2555385B2 JP 62303808 A JP62303808 A JP 62303808A JP 30380887 A JP30380887 A JP 30380887A JP 2555385 B2 JP2555385 B2 JP 2555385B2
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宗央 後藤
豊 森川
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、ワークの刻印部に当接した感圧紙の表面を
摺擦して刻印の拓本を写しとるための石刷り装置用ヘッ
ドに関し、特に、自動車の車体やエンジンに刻印された
車台番号や原動機型式の拓本を取る際等に使用される石
刷り装置用ヘッドに関するものである。
(2)従来の技術 従来、自動車の車体やエンジンに刻印された番号等の
拓本を写し取る石刷り作業に用いる装置として、特公昭
53−35486号公報に記載されたものが知られている。
この石刷り装置は、第8図に示すように、石刷り台01
上にワーク02を位置決め載置し、その刻印の表面に沿っ
て長尺の感圧紙03をケース04から順次供給する用紙供給
装置05を基台06に支持するとともに、この用紙供給装置
05の上部には感圧紙03を介して前記ワーク02の刻印部を
摺擦する複数本のピン07を有する石刷りヘッド08を備え
た石刷りユニット09が設けられている。この石刷りユニ
ット09はモータ010を備えており、石刷りヘッド08を回
転駆動すると同時に往復動させて、ピン07によって感圧
紙03の上から02の刻印部を隈なく摺擦するようになって
いる。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、前記従来の石刷り装置では、その石刷
りヘッドに設けられたピンによってワークの刻印部を摺
擦しているので、刻印の凹凸にピンの先端が引掛って感
圧紙に破れが生じ、紙送りの際のテンションによって感
圧紙が切断してしまうという問題点があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、感圧紙に破れを生じさせること無く、
完全な拓本を採取することが可能な石刷り装置用ヘッド
を提供することにある。
B.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の石刷り装置用ヘ
ッドは、回転駆動されるシャフトの端部に取り付けら
れ、ワークの刻印部に当接した感圧紙の表面を摺擦して
前記刻印の拓本を写し取る石刷り装置用ヘッドにおい
て、 ヘッド前端部の前記シャフトの中心から偏心した位置
に穿設した支持孔内に、感圧紙に当接可能なボールを回
転自在に支持させるとともに、このボールを感圧紙に対
して弾発付勢するスプリングを前記支持孔の底部に装着
したことを特徴とする。
(2)作用 前述の構成を備えた本発明の石刷り装置用ヘッドは、
ワークの刻印上に感圧紙を当接させ、回転駆動されるシ
ャフトの先端に取り付けられたヘッドでこの感圧紙の表
面を摺擦すると、ヘッドに穿設した支持孔内に回転自在
に支持されたボールが感圧紙の表面を包絡線運動をしな
がら転動する。このボールは、支持孔の底部に装着され
たスプリングの弾発力によって感圧紙に圧接されるの
で、この圧力によって感圧紙が発色し、圧力を受けない
刻印部のみが白抜きのまま残り、刻印の拓本を得ること
ができる。
(3)実 施 例 以下、図面に基づいて本発明による石刷り装置用ヘッ
ドの一実施例について説明する。
なお、図中、X1方向を前方、X2方向を後方、Y1方向を
右方、Y2方向を左方、Z1方向を上方、Z2方向を下方とす
る。
第7図は石刷り装置の概略全体図であって、基台A上
に上下移動用サーボモータBと傾斜姿勢調節用サーボモ
ータCとによって上下方向の位置と傾斜姿勢とを調節さ
れる石刷り機構支持台Dが設けられている。前記石刷り
機構支持台D上には、前後移動機構E、左右移動機構F
及び石刷りユニットGより成る石刷り機構Hが支持され
ている。また、前記基台A上にはエンジンのシリンダブ
ロック等のワークWを搬送するコンベヤIと、前記ワー
クWを固定支持するための押し上げシリンダJ及び押圧
部材Kが設けられている。
上述の構成において、予めワークWの形状に合せて上
下移動用サーボモータBと傾斜姿勢調節用サーボモータ
Cを駆動して石刷り機構Hの位置決めを行っておき、続
いて、コンベヤIで搬送されて来たワークWを下方から
押し上げシリンダJで持ち上げると同時に上方から押圧
部材Kで押圧して固定した後、石刷り作業を開始する。
この石刷り作業は、まず前後移動機構Eを駆動して石刷
りユニットGを前進させ、そのヘッドG1を図示せぬ供給
装置によって送られて来る感圧紙Lを介してワークWの
刻印W1部に当接させた後、石刷りユニットGを左右移動
機構Fで横移動させながら回転するヘッドG1でワークW
の刻印W1表面を摺擦するようにしている。
次に、第1,2図に基づいて前記前後移動機構Eを詳細
に説明する。前記石刷り機構支持台(第7図参照)D上
に固着された底板1の周囲には、4枚の板体2a,2b,2c,2
dを矩形状に接合して形成した枠体2が設けられてい
る。そしてその枠体2を形成する前板2aと後板2b間にわ
たって一対のガイドバー3,4が固着されており、このガ
イドバー3,4に前後摺動台5がスライド自在に支持され
ている。そして、前記後板2bに取り付けられたシリンダ
6のピストンロッド6aを前後摺動台5の後端に固着する
とともに、前板2aには前後摺動台5の前端に当接可能な
ストッパボルト7を螺着し、その最前進位置を調整する
ようになっている。また、枠体2の右側板2dには一対の
近接スイッチ8,9が設けられており、前後移動機構Eの
駆動を抑制している。
次に、第1〜4図に基づいて左右移動機構Fを詳細に
説明する。前記前後移動機構Eの前後摺動台5の左右に
立設された一対の支持壁10,11間にはベアリング12,13を
介してスクリューシャフト14が回転自在に支持されてお
り、その前後には一対のガイドバー15,16が固着されて
いる。このガイドバー15,16には左右摺動台17が摺動自
在に支持されており、その中間部において前記スクリュ
ーシャフト14が貫通する貫通孔17aが設けられている。
そして前記貫通孔17aには前記スクリューシャフト14に
螺合する雌ネジを形成された雌ネジブロック18が固着さ
れている。そして、前記スクリューシャフト14には、前
記支持壁11の上部に取り付けられたモータ19回転力が駆
動スプロケット20、チェーン21、従動スプロケット22を
介して伝達されるようになっている。
上述のように構成された左右移動機構Fの左右摺動台
17上にボルト23(第4図参照)で固定された石刷りユニ
ットGのブラケット24後端にはモータ支持部材25が結合
されている。このモータ支持部材25には、第1図のIII
矢視図である第3図に示すように、左右に突出する一対
のロッド26,27が固着されており、前後摺動台5の両側
の支持壁10,11に設けられた光電管スイッチ28,29で前記
ロッド26,27を検出することによって左右移動機構Fの
駆動を制御するようになっている。
次に、第1,5,6図に基づいて石刷りユニットGを詳細
に説明する。
第1図において、石刷りユニットGは左右移動機構F
に支持されたブラケット24にベアリング30,31によって
回転自在に軸支されたシャフト32を有しており、その一
端はブラケット24に固定さたモータ33のシャフト33aに
スピンドル34を介して連結されている。一方、このシャ
フト32の他端はブラケット24から前方に延出しており、
その先端には石刷りユニットGを構成するヘッドG1の本
体36がコイルバネ35によって前方へ弾発付勢された状態
で支持されている。そして、本体36はそのピン孔および
シャフト32の長孔32dを貫通するピンによりシャフト32
に対して摺動自在、かつシャフト32に対して相対回動不
能に支持されている。上記ヘッドG1の本体36には、シャ
フト32の中心線から偏心した位置に複数の支持孔36aが
穿設されており、その内部にはスプリング37を介してボ
ール38が回転自在に装着されている。そして、このヘッ
ドG1の本体36の前端には、前記支持孔36aに対向する位
置にボール38の直径よりやや小径の開口39a(第5図参
照)を備えたカバー39が着脱自在に固定されており、第
1図のV矢視図である第5図に示すように、ボール38
は、このカバー39の開口39aから一部が突出した状態で
保持されている。
一方、シャフト32の前方延出部32aにはその中心線に
沿って通孔32bが穿設されており、その基端部は回転継
手40を介して外部のコンプレッサー等の図示せぬエアー
の供給源に接続されている。この回転継手40はシャフト
32の延出部32aにOリング41,42を介して回転自在に支持
されており、その内部には、第1図のVI−VI線断面図で
ある第6図に示すように、エアー供給源に通じるホース
43にニップル44を介して接続される空洞部40aが形成さ
れており、更にこの空洞部40aはシャフト32に形成した
小孔32cを介して前記通孔32bに連通している。そして、
この通孔32bはヘッドG1の本体36に形成された凹部36bに
連通しており、更に、この凹部36bは本体36をカバー39
に形成した複数の吹出し孔36c,39bを介して外部に連通
している。したがって、ホース43から供給されたエアー
は、回転継手40、シャフト32、ヘッド本体36の内部を通
って吹出し孔39bから吹出されることになる。このと
き、エアーの一部は、ヘッド本体36とカバー39の隙間45
から支持孔36a内に入り、ボール38の周囲を通って開口3
9aから吹出され、エアーベアリングの作用でボール38の
回動を補助するようになっている。
次に、前述の構成を備えた本発明による石刷り装置用
ヘッドの一実施例の作用について説明する。
搬送されて来たワークWが位置決め固定され、その刻
印W1上に感圧紙Lを当接した後、前後移動機構Eのシリ
ンダ6を駆動してピストンロッド6aを伸長させ、前後摺
動台5をガイドバー3,4に沿って前進させる。そして、
この前後摺動台5上に載置された左右移動機構Fと石刷
りユニットGが一体で前進し、そのヘッドG1がワークW
に当接してコイルバネ35を所定量圧縮した時、近接スイ
ッチ8の作用でシリンダ6が停止される。このようにし
て、コイルバネ35でヘッドG1を感圧紙L上から刻印W1に
圧接した状態で、モータ33を駆動してヘッドG1を回転さ
せると同時に、左右移動機構Fのモータ19を駆動してス
クリューシャフト14を回転させ、左右摺動台5とその上
部に載置された石刷りユニットGをガイドバー15,16に
沿って横移動させる。
上述のような石刷り作業において、ヘッドG1に装着さ
れた複数のボール38はシャフト32の中心線のまわりに円
周運動をしながら横移動し、刻印W1部を隈なく摺擦す
る。この時、ボール38は支持孔36a内に装着されたスプ
リング37で前方に弾発付勢されているので、刻印W1部の
凹凸はこのスプリング作用で吸収され、各ボール38は均
等な圧力で感圧紙Lに圧接される。このとき、ボール38
は支持孔36a内に回転自在に支持されているので感圧紙
Lとの接触によって回転し、両者の間の摩擦力はころが
り摩擦となる。また、ホース43から回転継手40を介して
シャフト32内に導入されたエアーは、ヘッドG1のカバー
39に形成した吹出し孔39bから吹出され、感圧紙Lを刻
印W1に密着させるとともに、支持孔36a内に導入された
エアーはボール38の周囲を通って、流出し、ボール38の
滑らかな回転の補助をする。このようにして感圧紙Lが
発色し、押圧力の作用しない刻印W1の溝の部分が白抜き
の拓本として写し取られる。そして、左右移動機構Fが
端部まで移動すると前記光電管スイッチ28または29がロ
ッド26または27を検出する。そこで、前後移動機構Eを
後退させてヘッドG1をワークWから離間させるととも
に、左右移動機構Fを逆回転させて、ヘッドG1を原位置
に復帰させる。
前述の実施例によればヘッドに複数のボールを装着し
たので、感圧紙の各部に作用する圧力が均一化され、し
かも全体の摺擦量が増加するので鮮明な拓本を効率的に
得ることができる。また、ヘッドの吹出口から感圧紙に
対してエアーを吹付けるようにしたので、感圧紙を刻印
部に密着させることが可能となり、感圧紙の破損事故を
確実に防止することができる。
以上、本発明による石刷り装置用ヘッドの実施例を述
したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱すること
なく、種々の小設計変更を行うことが可能である。
例えば、ボールの支持孔36a内に装着されるスプリン
グ37としてコイルスプリング以外に板バネや皿バネを用
いることも可能である。また、ヘッドG1のシャフト32の
駆動源として専用のモータ33を用いる以外に左右移動機
構Fのモータ19を共用することも可能である。
C.発明の効果 前述の本発明の石刷り装置用ヘッドによれば、感圧紙
を摺擦する部材として支持孔内に回転自在に支持された
ボールを用いたので、石刷り作業中にボールは感圧紙を
押圧しながら自由に転動することができる。したがっ
て、ボールと感圧紙の間に作用する摩擦力はころがり摩
擦となり、摺擦部材としてピンを用いた場合のように、
ピンと感圧紙間に作用するすべり摩擦力によって感圧紙
が破れたり切断したりする事故を未然に防止することが
できる。また、このボールは支持孔内に装着されたスプ
リングで弾発付勢されているので、刻印部の微小な凹凸
がこのスプリングによって吸収されてボールは均一な圧
力で感圧紙に当接され、美しい拓本を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による石刷り装置用ヘッドの一実施例の
側面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第
1図の矢視IIIからみた図、第4図は第1図のIV−IV線
断面図、第5図は第1図の矢視Vからみた図、第6図は
第1図のVI−VI線断面図、第7図は本実施例の概略全体
図、第8図は従来の石刷り装置の説明図である。 G1……ヘッド、L……感圧紙、W……ワーク、W1……刻
印、 32……シャフト、36a……支持孔、38……ボール、37…
…スプリング、36c,39b……吹出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動されるシャフト(32)の端部に取
    り付けられ、ワーク(W)の刻印(W1)部に当接した感
    圧紙(L)の表面を摺擦して前記刻印(W1)の拓本を写
    し取る石刷り装置用ヘッドにおいて、 ベッド前端面の前記シャフト(32)の中心から偏心した
    位置に穿設した支持孔(36a)内に、感圧紙(L)に当
    接可能なボール(38)を回転自在に支持させるととも
    に、このボール(38)を感圧紙(L)に対して弾発付勢
    するスプリング(37)を前記支持孔(36a)の底部に装
    着したことを特徴とする、石刷り装置用ヘッド。 ヘッド(G1)が複数個のボール(38)を有する、特
    許請求の範囲第項記載の石刷り装置用ヘッド。 ヘッド(G1)が感圧紙(L)に対向するエアーの吹
    出口(36c,39b)を備えた、特許請求の範囲第項記載
    の石刷り装置用ヘッド。
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