JP2562811Y2 - カプセル剤秤量選別装置 - Google Patents

カプセル剤秤量選別装置

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JP2562811Y2
JP2562811Y2 JP1991069908U JP6990891U JP2562811Y2 JP 2562811 Y2 JP2562811 Y2 JP 2562811Y2 JP 1991069908 U JP1991069908 U JP 1991069908U JP 6990891 U JP6990891 U JP 6990891U JP 2562811 Y2 JP2562811 Y2 JP 2562811Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカプセル剤秤量選別装
置において、所定の長さよりも短かいカプセル剤(以下
シヨートカプセル剤と称する)が混入した場合における
トラブルの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭58−43987号に示さ
れた従来のカプセル剤秤量選別装置を図5に示す。図5
において、ホツパー1からシユート2を介して連続的に
供給されるカプセル剤Cは、ガイドプツシヤー3に設け
られたカプセルガイド部4により1個ずつ受け止められ
る。ガイドプツシヤー3は駆動装置5によりテーブル1
2上を間欠的に水平方向に往復運動し、カプセルガイド
部4に受け止められているカプセル剤Cは当該ガイドプ
ツシヤー3の往復運動に応じて測定台7に供給される。
重量計6は測定台7に載置されたカプセル剤Cの重量を
測定する。重量測定完了後エアーノズル10より圧縮空
気を噴射し、カプセル剤Cを選別シユート8内に吹き飛
ばす。ここで、重量計6の測定結果に基づいてダンパー
9を切換制御し、例えば規定重量範囲内にある良品は容
器14に選別・回収され、また規定重量範囲外の不良品
は容器13に選別・回収される。ガイドプツシヤー3の
底部前方には、ガイドプツシヤー3が後退する際に測定
台7に載置されたカプセル剤Cと空間的に干渉しないよ
うにするための切欠き3aが設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】カプセル剤の製造工程
中に、カプセルのボデイが切断され、所定の長さよりも
短いカプセル剤(シヨートカプセル剤)がまれに発生す
る。このようなシヨートカプセル剤は、そのほとんどの
場合において充填後の重量が規定重量範囲よりも少な
く、かかるシヨートカプセル剤を製造工程から選別して
除去する必要がある。そのためカプセル剤秤量選別装置
を用いて全カプセル剤の重量を測定し、規定重量範囲外
のものを除去せしめている。ところが、シヨートカプセ
ル剤のうち特に長さの短いものに対して、従来のカプセ
ル剤秤量選別機は以下に述べるような問題点を有してい
た。
【0004】すなわち、図6において、シヨートカプセ
ル剤CSがシユート2からガイドプツシヤー3に供給さ
れてきたとする。シヨートカプセル剤CSは常時後続す
る別のカプセル剤CNにより押圧を受けているため、ガ
イドプツシヤー3のカプセルガイド部4によっては保持
しきれず、図7および8に示すようにテーブル12上に
横転する。そして、ガイドプツシヤー3のカプセルガイ
ド部4には後続する別のカプセル剤CNが保持される。
次に、図9に示すようにガイドプツシヤー3が矢印Aで
示す方向に移動を開始すると、テーブル12上で横転し
ているシヨートカプセル剤CSがガイドプツシヤー3に
より押し出される。ガイドプツシヤー3により押し出さ
れたシヨートカプセル剤CSは、図10に示すように測
定台7を飛び越え、図11に示すように直接選別シユー
ト8内に入る。その結果、特に長さの短かいシヨートカ
プセル剤CSが重量未検査のまま良品に混入し、そのま
ま出荷される可能性が高い。
【0005】この考案は以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、特に全長の短かいシヨート
カプセル剤であっても、全てもれなく測定台上に載置さ
れ秤量選別が行なわれるカプセル剤秤量選別装置を得る
ことを目的としている。
【0006】この考案に係るカプセル剤秤量選別装置
は、被秤量カプセル剤を保持するための傾斜ガイド部と
当該傾斜ガイド部に保持されたカプセル剤を除去するた
めの圧縮空気噴出口とを有する測定台と、前記測定台下
部に設けられ、前記測定台の前記傾斜ガイド部に載置さ
れたカプセル剤の重量を測定する秤量手段と、大量のカ
プセル剤を保持するホツパーと、前記ホツパーからカプ
セル剤を1個ずつ連続的に供給するシユートと、テーブ
ル上を水平方向に間欠往復運動し、前記シユートから送
給されたカプセル剤の1個を保持するカプセルガイド部
を持つガイドプツシヤーと、を具備し、前記カプセルガ
イド部が前記測定台の傾斜ガイド部の傾斜角度と実質的
に同一の傾斜角度と前記カプセル剤の直径の約1.1倍
の内径を持つ円筒状の穴により形成され、前記カプセル
ガイド部の前記測定台に対向する端面と連続し前記テー
ブルに対向する部分が、前記ガイドプツシヤーの間欠往
復運動時に前記測定台に載置されたカプセル剤と空間的
に干渉しないように切り欠きされ、当該切り欠きと前記
カプセルガイド部とが角を以て連続するよう形成されて
おり、前記切り欠きにおける前記テーブルと対向する面
の前記テーブル上面からの高さがカプセル剤の直径より
も小さく形成され、それにより前記ガイドプツシヤーの
間欠往復運動にもとづき前記テーブル上を移動するカプ
セル剤が前記カプセルガイド部に保持され前記テーブル
上で横転しないよう構成されている。
【0007】
【作用】ガイドプツシヤーの底部先端に設けられた切欠
き部の深さはカプセル剤の直径よりも浅いので、シヨー
トカプセル剤が混入していても、当該シヨートカプセル
剤はテーブル上に横転することなく、ガイドプツシヤー
のカプセルガイド部に保持される。カプセルガイド部に
保持されたカプセル剤はその全長の長短にかかわらず全
て測定台に載置され秤量選別が行われる。従って、重量
測定されていない不良カプセル剤が良品に混入すること
はない。
【0008】
【実施例】この考案に係るカプセル剤秤量選別装置を、
その一実施例を示す図1、図2、図3、図4を用いて説
明する。図1はこの考案に係るカプセル剤秤量選別装置
の構成を示す側部部分断面図である。図2は従来のガイ
ドプツシヤー3とこの実施例におけるガイドプツシヤー
30との差異を示す部分的側部断面図である。図3は従
来の測定台7とこの実施例における測定台70との差異
を示す部分的側部断面図である。図4はこの実施例にお
いてシヨートカプセル剤CSが混入した場合を示す部分
的側部断面図である。
【0009】図1において、前工程から送られてきたカ
プセル剤は、ホツパー1に一旦貯えられた後、ホツパー
1からシユート2を介して連続的に1つずつガイドプツ
シヤー30に供給される。シユート2から連続的に送ら
れて来るカプセル剤Cはガイドプツシヤー30に傾斜し
て設けられたカプセルガイド部40により1個ずつ保持
される。ガイドプツシヤー30は駆動装置5によりテー
ブル12上を間欠的に水平方向に往復運動される。ガイ
ドプツシヤー30のカプセルガイド部40に保持された
カプセル剤Cは、ガイドプツシヤー30が図中最も右方
向に移動した時に重力により測定70の傾斜ガイド部7
0a上に落下し、結果的に測定台70上に1個ずつ間欠
的に供給される。微小重量を測定するための重量計6は
測定台70の下部に設けられ、測定台70上に供給され
載置されたカプセル剤Cの重量を測定する。テーブル1
2を介して測定台70にはエアーノズル10が設けられ
ており、圧縮空気を噴射することにより、重量測定の完
了したカプセル剤Cを選別シユート内に吹き飛ばす。こ
こで、重量計6の測定結果に基づいてダンパー9を切換
制御し、例えば規定重量範囲内にある良品は容器14に
選別・回収され、また規定重量範囲外の不良品は容器1
3に選別・回収される。
【0010】次に2号サイズのカプセルを例にとり、シ
ヨートカプセル剤の発生状況の確認実験を行った。はじ
めに2号サイズのカプセルの標準寸法は、キヤツプ部の
外径6.35mm、ボデイ部の外径6.07mm、ボデ
イ部とキヤツプ部の結合後の標準的全長は17.8mm
である。また、ボデイ部とキヤツプ部の結合後の全長が
17.5mm〜18.3mmの範囲内にあるものを原則
として良品とする。
【0011】 <シヨートカプセル剤の発生と重量との関係> (1)全長が17.5mm以下の場合、外形寸法を基準
として判断すれば不良品の範囲内に属する。しかし、こ
れらのうち全長が17.2mm以上のものは、内部に薬
剤等を含むカプセル剤として見た場合、その重量を基準
として判断すれば良品の範囲内に入る。この外形寸法基
準では不良範囲内に属するが重量基準では良品の範囲内
にあるものは、薬効には影響を及ぼさないため、カプセ
ル剤重量選別機では良品と判定して差しつかえない。 (2)全長が16.9mm以下の場合、全てのカプセル
剤の重量は標準重量範囲(標準値±4%)よりも少なか
った。すなわち、これらのシヨートカプセル剤は、正味
重量が少なく、薬効にも影響することが懸念されるの
で、不良品として排除されるべきである。 (3)全長10mm以下のシヨートカプセル剤は発生し
ない。すなわち、全長10mm以下の場合、ボデイ部と
キヤツプ部の結合ができず、結合不良としてカプセル剤
秤量選別装置にかけられる以前の工程(例えば充填工程
等)において不良品として量産工程から除外される。
【0012】<シヨートカプセル剤の挙動> 次に各全長寸法(10.1〜17.2mm)のシヨート
カプセル剤を作成し、図2(a)に示す従来のガイドプ
ツシヤー3を用いて実際にシヨートカプセル剤の挙動を
確認した。なお、図2(a)において、従来のガイドプ
ツシヤー3のカプセルガイド部4の穴の直径6.9m
m,傾斜角度75゜、およびガイドプツシヤー3の下部
前方の切欠3aの深さは8.9mm、上部前方のガイド
部の肉厚を5mmとする。 (1)全長16.0mm以上のシヨートカプセル剤は全
て良品のカプセル剤と同様に挙動した。すなわち、ガイ
ドプツシヤー3により間欠的に1個ずつ測定台7に供給
され、正常に秤量選別が行われた。 (2)全長15.3mm〜15.9mmの範囲内にある
シヨートカプセル剤については、10回につき2〜3回
の割合で、ガイドプツシヤー3のカプセルガイド部4か
ら抜け出し、テーブル12上に横転することが確認され
た。 (3)全長15.2mm以下のシヨートカプセル剤は、
ガイドプツシヤー3のカプセルガイド部4では全く保持
することができず、ガイドプツシヤー3の動作(水平方
向への移動)によりベース上に転落したり、測定台7を
飛び越えて未検査のまま選別シユート8内に飛び込む
(すなわち良品に混入する)ことが確認された。
【0013】上記実験の結果、全長10.1mm〜1
5.9mmの範囲内にあるシヨートカプセル剤を確実に
保持し、測定台70へ供給する必要がある。そのために
改良された、本実施例に係るガイドプツシヤー30の構
成を図2(b)に示す。図2(b)において、ガイドプ
ツシヤー30の下部前方の切欠き31の深さをテーブル
12に対して5.2mmとしてガイドプツシヤー30の
上部前方の肉厚を8.7mmとすることにより、最小の
のシヨートカプセル剤(全長10.1mm)を全て保持
することができることを確認した。
【0014】ガイドプツシヤー30の上部前方のガイド
部の肉厚を3.7mm厚くしたので、測定台7の位置又
は形状がそのままでは、ガイドプツシヤー30が図中左
方向へ戻る際、図3(a)に示すように、測定台70上
に載置されたカプセル剤(特に最長良品カプセル剤(全
長18.3mm))CLの上部に接触する。これを防止
するため、図3(b)に示すように本実施例においては
測定台70の位置を従来例に比べて2.5mm低くして
いる。なお、その結果最長良品カプセル剤CLに対する
ガイドプツシヤー30の切欠き31とのすきま(クリア
ランス)は従来例と比較して小さくなっている。
【0015】シヨートカプセル剤の全長が13.2mm
以下の場合、当該シヨートカプセル剤はガイドプツシヤ
ー30のカプセルガイド部40により確実に保持される
が、カプセル剤の全長が短かいため、図4に示すように
次のカプセル剤CNがガイドプツシヤー30のカプセル
ガイド部40に5〜7mm程度入り込む。ここで、ガイ
ドプツシヤー30を図中矢印で示す方向に移動させるよ
うに力を加えてもカプセル剤CNがシユート2とガイド
プツシヤー30との間で干渉してガイドプツシヤー30
は移動できない。−方、ガイドプツシヤー30を移動さ
せるための力を何回も繰り返し加えると、干渉している
カプセル剤CNが破損変形するおそれがある。そこで、
一定時間(一定回数のガイドプツシヤー30の間欠的往
復時間)経過する間、重量計6による計量が行われない
場合、シヨートカプセル剤の混入によるカプセル詰まり
が発生したものと判断し、装置を停止させる。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば全長寸法
の短かいシヨートカプセル剤が発生しても、その直径よ
りも小さい深さの切欠きを有するガイドプツシヤー30
により確実に保持され、測定台70へ供給され、全て秤
量により選別されるため、秤量選別を受けていないシヨ
ートカプセル剤が良品カプセル剤中に混入することはな
いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るカプセル剤秤量選別装置の構成
を示す部分断面図。
【図2】この考案に係るカプセル剤秤量選別装置におけ
るガイドプツシヤー30と、従来のガイドプツシヤー3
との差異を比較する断面図。
【図3】図2に示すガイドプツシヤー30を用いた場合
における測定台70との位置関係を示す断面図。
【図4】この考案に係るカプセル剤秤量選別装置におけ
るシヨートカプセル剤を保持したガイドプツシヤー30
の状態を示す断面図。
【図5】従来のカプセル剤秤量選別装置の構成を示す断
面図。
【図6〜図11】従来のカプセル剤秤量選別装置におけ
るシヨートカプセル剤の挙動を示す図。
【符号の説明】
1 ホツパー 2 シユート 5 駆動装置 6 重量計 8 選別シユート 9 ダンパー 10 エアーノズル 30 ガイドプツシヤー 31 切欠き 40 カプセルガイド部 70 測定台 70a傾斜ガイド部 CS シヨートカプセル剤 CN 良品カプセル剤 CL 最長良品カプセル剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被秤量カプセル剤を保持するための傾斜
    ガイド部と当該傾斜ガイド部に保持されたカプセル剤を
    除去するための圧縮空気噴出口とを有する測定台と、 前記測定台下部に設けられ、前記測定台の前記傾斜ガイ
    ド部に載置されたカプセル剤の重量を測定する秤量手段
    と、 大量のカプセル剤を保持するホツパーと、 前記ホツパーからカプセル剤を1個ずつ連続的に供給す
    るシユートと、テーブル上を水平方向に間欠往復運動し、前記シユート
    から送給されたカプセル剤の1個を保持するカプセルガ
    イド部を持つガイドプツシヤーと、 を具備するカプセル剤秤量選別装置において、 前記カプセルガイド部が 前記測定台の傾斜ガイド部の傾
    斜角度と実質的に同一の傾斜角度と前記カプセル剤の直
    径の約1.1倍の内径を持つ円筒状の穴により形成さ
    れ、 前記カプセルガイド部の前記測定台に対向する端面と連
    続し前記テーブルに対向する部分が、前記ガイドプツシ
    ヤーの間欠往復運動時に前記測定台に載置されたカプセ
    ル剤と空間的に干渉しないように切り欠きされ、当該切
    り欠きと前記カプセルガイド部とが角を以て連続するよ
    う形成されており、 前記切り欠きにおける前記テーブルと対向する面の前記
    テーブル上面からの高さがカプセル剤の直径よりも小さ
    く形成され、それにより前記ガイドプツシヤーの間欠往
    復運動にもとづき前記テーブル上を移動するカプセル剤
    が前記カプセルガイド部に保持され前記テーブル上で横
    転しないようにしたことを特徴とする カプセル剤秤量選
    別装置。
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