JP2575207B2 - 医療用貼付剤 - Google Patents
医療用貼付剤Info
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- JP2575207B2 JP2575207B2 JP1012678A JP1267889A JP2575207B2 JP 2575207 B2 JP2575207 B2 JP 2575207B2 JP 1012678 A JP1012678 A JP 1012678A JP 1267889 A JP1267889 A JP 1267889A JP 2575207 B2 JP2575207 B2 JP 2575207B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は粘着剤の付着力ないし粘着力により人体皮膚
の所定箇所に貼付されて使用される医療用貼付剤に関す
る。
の所定箇所に貼付されて使用される医療用貼付剤に関す
る。
(従来の技術) 粘着剤層を有する医療用貼付剤は、該粘着剤層中に皮
膚に局所的に薬効を示す薬剤や経皮吸収によって全身的
な薬効を示す薬剤が含有されていることが多い。
膚に局所的に薬効を示す薬剤や経皮吸収によって全身的
な薬効を示す薬剤が含有されていることが多い。
このような医療用貼付剤においては、人体へ貼付中、
前記粘着剤の流動現象による滲み出し、貼付剤全体の位
置ずれ、貼付剤を剥がしたあとの糊残り等を防止するた
めに、通常、粘着剤層に架橋反応性を持たせ、該架橋反
応によって粘着剤の凝集力を高めるようにしている。
前記粘着剤の流動現象による滲み出し、貼付剤全体の位
置ずれ、貼付剤を剥がしたあとの糊残り等を防止するた
めに、通常、粘着剤層に架橋反応性を持たせ、該架橋反
応によって粘着剤の凝集力を高めるようにしている。
また、粘着剤組成と薬効を有する薬剤との間の相互作
用、相溶性等を考慮して粘着剤組成と薬剤との組み合わ
せを決定したり、薬剤の人体への移行や吸収を促進する
助剤を含めることも行われている。
用、相溶性等を考慮して粘着剤組成と薬剤との組み合わ
せを決定したり、薬剤の人体への移行や吸収を促進する
助剤を含めることも行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の貼付剤は、その粘着剤層が一層
であることに起因して例えば次のような問題点を有す
る。
であることに起因して例えば次のような問題点を有す
る。
粘着剤層は貼付初期においては皮膚との密着状態が
即刻または短時間に得られることが望ましく、そのため
には最初は柔らかい性質(低凝集力の状態)であること
が望ましく、貼付後にはある程度凝集力が増すことによ
って密着状態が確保されつつ、安定化したのちは、ずれ
や粘着剤滲み出し等が防止され、また、粘着剤を剥がす
ときの苦痛が少なくなり、糊残りも少なくなることが望
ましいが、ずれや粘着剤滲み出し等防止のために粘着剤
層が架橋性を有する場合には、最初から凝集力のある状
態に定まっているので密着性に難点があり、この難点解
消のために徐々に架橋していく架橋硬化型としたときに
は、貼付剤使用までの期間が不定であるから硬化速度の
選択が難しく、使用時には既に密着困難な状態に硬化し
てしまっているか、または未だずれや滲み出しが起きる
状態のままのことがある。
即刻または短時間に得られることが望ましく、そのため
には最初は柔らかい性質(低凝集力の状態)であること
が望ましく、貼付後にはある程度凝集力が増すことによ
って密着状態が確保されつつ、安定化したのちは、ずれ
や粘着剤滲み出し等が防止され、また、粘着剤を剥がす
ときの苦痛が少なくなり、糊残りも少なくなることが望
ましいが、ずれや粘着剤滲み出し等防止のために粘着剤
層が架橋性を有する場合には、最初から凝集力のある状
態に定まっているので密着性に難点があり、この難点解
消のために徐々に架橋していく架橋硬化型としたときに
は、貼付剤使用までの期間が不定であるから硬化速度の
選択が難しく、使用時には既に密着困難な状態に硬化し
てしまっているか、または未だずれや滲み出しが起きる
状態のままのことがある。
粘着剤組成(架橋剤が含まれているときには特に該
架橋剤)と薬剤、または薬剤同士における相互作用、相
溶性等による粘着剤および(または)薬剤の変質や粘着
剤の粘着性の低下、また、粘着剤層中における薬剤の人
体への移行、放出等を考慮して粘着剤組成と薬剤との組
み合わせ、薬剤相互の組み合わせを決定しなければなら
ないので、使用薬剤の種類、量等が制限され、より望ま
しい貼付剤を提供し難い面がある。
架橋剤)と薬剤、または薬剤同士における相互作用、相
溶性等による粘着剤および(または)薬剤の変質や粘着
剤の粘着性の低下、また、粘着剤層中における薬剤の人
体への移行、放出等を考慮して粘着剤組成と薬剤との組
み合わせ、薬剤相互の組み合わせを決定しなければなら
ないので、使用薬剤の種類、量等が制限され、より望ま
しい貼付剤を提供し難い面がある。
粘着剤層を架橋性を有するものとした場合、同じ媒
体(溶液、エマルジョン等)中に相反応する成分が混合
されるため、裏打支持体に粘着剤を塗工する前または塗
工中にも架橋反応が進行し、そのため塗工が不安定また
は不可能となることがある。この問題を解決しようとし
て粘着剤における架橋反応速度を遅くすると、製品化し
た後、すなわち貼付剤ができあがったのちに経時変化を
見、製品としての安定性が欠ける。
体(溶液、エマルジョン等)中に相反応する成分が混合
されるため、裏打支持体に粘着剤を塗工する前または塗
工中にも架橋反応が進行し、そのため塗工が不安定また
は不可能となることがある。この問題を解決しようとし
て粘着剤における架橋反応速度を遅くすると、製品化し
た後、すなわち貼付剤ができあがったのちに経時変化を
見、製品としての安定性が欠ける。
そこで本発明は、貼付開始時には人体に容易に密着
し、貼付後にはその粘着剤層が適度に硬化してずれや粘
着剤の惨み出しが防止され、剥がすときには苦痛が少な
いとともに糊残りが少ないなど、前記従来貼付剤におけ
る問題点をできるだけ解消した医療用貼付剤を提供する
ことを目的とする。
し、貼付後にはその粘着剤層が適度に硬化してずれや粘
着剤の惨み出しが防止され、剥がすときには苦痛が少な
いとともに糊残りが少ないなど、前記従来貼付剤におけ
る問題点をできるだけ解消した医療用貼付剤を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者は前記問題点を解決するために鋭意研究した
ところ、粘着剤層を複数層に分け、貼付剤保存中はこれ
ら粘着剤層を互いに隔離し、且つ各粘着剤層に架橋反応
により凝集力が増す架橋反応成分、架橋反応を起こすた
めの架橋化成分、薬効成分ないし薬剤等を分けて含有さ
せ、使用時にはこれら粘着剤層を互いに合着(積層およ
び密着)させればよいことを見出し、本発明を完成し
た。
ところ、粘着剤層を複数層に分け、貼付剤保存中はこれ
ら粘着剤層を互いに隔離し、且つ各粘着剤層に架橋反応
により凝集力が増す架橋反応成分、架橋反応を起こすた
めの架橋化成分、薬効成分ないし薬剤等を分けて含有さ
せ、使用時にはこれら粘着剤層を互いに合着(積層およ
び密着)させればよいことを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、裏打支持体および前記支持体上
に順次積層された複数の粘着剤層を備え、隣合う前記粘
着剤層間には両面剥離性中間シートが配置されていて該
隣合う粘着剤層が互いに隔離されており、前記複数の粘
着剤層のうち少なくとも一つに架橋反応により凝集力が
増す架橋反応成分が含有されているとともに残りの粘着
剤層の少なくとも一つには架橋化成分が含有されてお
り、前記複数の粘着剤層のうち少なくとも一つには薬効
を有する薬剤が含有されていることを特徴とする医療用
貼付剤を提供するのもである。
に順次積層された複数の粘着剤層を備え、隣合う前記粘
着剤層間には両面剥離性中間シートが配置されていて該
隣合う粘着剤層が互いに隔離されており、前記複数の粘
着剤層のうち少なくとも一つに架橋反応により凝集力が
増す架橋反応成分が含有されているとともに残りの粘着
剤層の少なくとも一つには架橋化成分が含有されてお
り、前記複数の粘着剤層のうち少なくとも一つには薬効
を有する薬剤が含有されていることを特徴とする医療用
貼付剤を提供するのもである。
前記粘着剤層は三層以上であってもよいが、一実施態
様として前記粘着剤層が二つ設けられており、該粘着剤
層のうち裏打支持体に接している粘着剤層に架橋反応成
分が含有されており、他方の粘着剤層には架橋化成分が
含有されているものを挙げることができる。
様として前記粘着剤層が二つ設けられており、該粘着剤
層のうち裏打支持体に接している粘着剤層に架橋反応成
分が含有されており、他方の粘着剤層には架橋化成分が
含有されているものを挙げることができる。
前記複数の粘着剤層のうち最外層の粘着剤層の外面に
は保存等のために剥離性保護シートを積層することがで
きる。
は保存等のために剥離性保護シートを積層することがで
きる。
また、二つ折りされた台シートに上下から挟まれた状
態で、該台シートの一方の内面に前記裏打支持体の外面
を仮着けするとともに、該台シートの他方の内面に最外
層の前記粘着剤層の外面がそれぞれ仮着けしてもよい。
態で、該台シートの一方の内面に前記裏打支持体の外面
を仮着けするとともに、該台シートの他方の内面に最外
層の前記粘着剤層の外面がそれぞれ仮着けしてもよい。
粘着剤層の薬剤含有態様としては、一つの粘着剤層に
薬剤を必要量含有させる場合を考え得るが、前記粘着剤
層のうち少なくとも二つに成分および濃度のうち少なく
とも一方を異にする薬剤をそれぞれ含有させてもよい。
薬剤を必要量含有させる場合を考え得るが、前記粘着剤
層のうち少なくとも二つに成分および濃度のうち少なく
とも一方を異にする薬剤をそれぞれ含有させてもよい。
(作 用) 本発明医療用貼付剤によると、貼付剤保存中は各粘着
剤層が前記両面剥離性の中間シートによって互いに隔離
されている。使用にあたっては、隣合う粘着剤層間にあ
る中間シートが除去され、露出した粘着剤層面同士が予
め定めた組み合わせで互いに合着され、しかるのち最外
側の粘着剤層面が人体皮膚の所定個所に粘着される。該
貼付中、架橋反応成分を含有する粘着剤層と架橋化成分
を含有する粘着剤層との間でこれら成分が接触しあい、
架橋反応が進行し、粘着剤に適度の凝集力が生じる。
剤層が前記両面剥離性の中間シートによって互いに隔離
されている。使用にあたっては、隣合う粘着剤層間にあ
る中間シートが除去され、露出した粘着剤層面同士が予
め定めた組み合わせで互いに合着され、しかるのち最外
側の粘着剤層面が人体皮膚の所定個所に粘着される。該
貼付中、架橋反応成分を含有する粘着剤層と架橋化成分
を含有する粘着剤層との間でこれら成分が接触しあい、
架橋反応が進行し、粘着剤に適度の凝集力が生じる。
(実 施 例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図から第3図は本発明の一実施例を示している。
まず、この医療用貼付剤の概略構成および使用方法につ
いて説明する。
まず、この医療用貼付剤の概略構成および使用方法につ
いて説明する。
この貼付剤は、裏打支持体1に粘着剤層2を積層して
なる貼付剤原形体10を備えている。この原形体10の粘着
剤層2にはさらに両面剥離性中間シート3およびもう一
つの粘着剤層4が順次積層されている。粘着剤層2と4
はシート3によって相互に隔離されている。粘着剤層4
は、さらに、該層に対向する面が剥離性を有する剥離性
保護シート5によって覆われている。
なる貼付剤原形体10を備えている。この原形体10の粘着
剤層2にはさらに両面剥離性中間シート3およびもう一
つの粘着剤層4が順次積層されている。粘着剤層2と4
はシート3によって相互に隔離されている。粘着剤層4
は、さらに、該層に対向する面が剥離性を有する剥離性
保護シート5によって覆われている。
いま、各層間の相互付着力(剥離に要する力)をFで
表し、層1と2との間のFをF1−2、層2と3との間の
FをF2−3、層3と4との間のFをF3−4、層4と5と
の間をF4−5とそれぞれするとき、相互付着力F4−5は
他のいずれのFよりも小さく設定されている。
表し、層1と2との間のFをF1−2、層2と3との間の
FをF2−3、層3と4との間のFをF3−4、層4と5と
の間をF4−5とそれぞれするとき、相互付着力F4−5は
他のいずれのFよりも小さく設定されている。
第1図の貼付剤の使用手順は第2−1図から第2−4
図に示すとおりである。
図に示すとおりである。
すなわち、F4−5<(F1−2、F2−3、F3−4)の関
係から最初に表面剥離性保護シート5が粘着剤層4から
剥がし取られる(第2−1図参照)。
係から最初に表面剥離性保護シート5が粘着剤層4から
剥がし取られる(第2−1図参照)。
第2段階として粘着剤層4を載せたまま両面剥離性中
間シート3が粘着剤層2から剥がし取られる(第2−2
図参照)。
間シート3が粘着剤層2から剥がし取られる(第2−2
図参照)。
次いで粘着剤層4を載せたシート3を上下逆にして、
該粘着剤層4が貼付剤原形体10の粘着剤層2に合着さ
れ、人体皮膚へ貼付すべき最終完成体20が形成される
(第2−3図参照)。
該粘着剤層4が貼付剤原形体10の粘着剤層2に合着さ
れ、人体皮膚へ貼付すべき最終完成体20が形成される
(第2−3図参照)。
その後粘着剤層4から中間シート3が剥がし取られ
(第2−4図参照)、露出した粘着剤層4の面が第3図
に示すように人体皮膚Dの所定箇所に押し付けられる。
かくして完成体20は皮膚Dの所定箇所に貼付固定され
る。
(第2−4図参照)、露出した粘着剤層4の面が第3図
に示すように人体皮膚Dの所定箇所に押し付けられる。
かくして完成体20は皮膚Dの所定箇所に貼付固定され
る。
なお、F3−4が他のいずれのFよりも小さい場合に
は、第4−1図〜第4−4図に示す手順で完成体20が得
られる。
は、第4−1図〜第4−4図に示す手順で完成体20が得
られる。
すなわち、先ず中間シート3と粘着剤層4との界面が
分離される(第4−1図参照)。次いで原形体10の粘着
剤層2から中間シート3が剥がし取られる(第4−2図
参照)。その後粘着剤層4が粘着剤層2に合着せしめら
れ、人体皮膚へ貼付されるべき最終完成体20が形成され
る(第4−3図参照)。さらにその後保護シート5が粘
着剤層4から剥がし取られ、単離した完成体20が第3図
に示すと同様に人体皮膚Dの所定箇所に貼付される。
分離される(第4−1図参照)。次いで原形体10の粘着
剤層2から中間シート3が剥がし取られる(第4−2図
参照)。その後粘着剤層4が粘着剤層2に合着せしめら
れ、人体皮膚へ貼付されるべき最終完成体20が形成され
る(第4−3図参照)。さらにその後保護シート5が粘
着剤層4から剥がし取られ、単離した完成体20が第3図
に示すと同様に人体皮膚Dの所定箇所に貼付される。
前記第1図から第3図に示す実施例における各部の材
質等については、次のとおりである。
質等については、次のとおりである。
裏打支持体1 酢酸ビニル含有量20%のエチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂(EVA樹脂)から成る厚さ60μmの無孔フィルムで
表面がコロナ放電処理されたもの。
樹脂(EVA樹脂)から成る厚さ60μmの無孔フィルムで
表面がコロナ放電処理されたもの。
第1粘着剤層2 アクリル酸オクチル82モル対メタクリル酸ブチル8モ
ル対メタクリル酸10モルの比率から成る重量平均分子量
約46万の粘着剤基本ポリマー100重量部に対して、薬効
成分としてフルオシノロンアセトニド(ステロイド)を
重量比で約0.8%含有している組成から成り、厚さが約4
0μmである。
ル対メタクリル酸10モルの比率から成る重量平均分子量
約46万の粘着剤基本ポリマー100重量部に対して、薬効
成分としてフルオシノロンアセトニド(ステロイド)を
重量比で約0.8%含有している組成から成り、厚さが約4
0μmである。
中間シート3 厚さ50μmのPETフィルムの両面にポリオクタデシル
エチレンウレア(本品はポリエチレンイミンの1エチレ
ンイミン当量に対してオクタデシルイソシヤネート1.1
当量をトルエン中でその沸点下で付加反応させ、反応後
エタノールで沈澱させて得たものである)が1m2当たり
0.04gとなるように均一に塗工されているものである
(塗工はトルエン溶液からグラビヤロールによって行わ
れた)。
エチレンウレア(本品はポリエチレンイミンの1エチレ
ンイミン当量に対してオクタデシルイソシヤネート1.1
当量をトルエン中でその沸点下で付加反応させ、反応後
エタノールで沈澱させて得たものである)が1m2当たり
0.04gとなるように均一に塗工されているものである
(塗工はトルエン溶液からグラビヤロールによって行わ
れた)。
第2粘着剤層4 アクリル酸オクチル60モル%対メタクリル酸ブチル40
モル%の比率から成る重量平均分子量約68万の粘着剤基
本ポリマー100重量部に対して、薬効成分としてプレド
ニゾロン0.4%および第1粘着剤層2用の架橋化成分な
いし架橋剤としてオクチル酸亜鉛15部が均一に分散溶解
している組成から成り、厚さは約20μmである。
モル%の比率から成る重量平均分子量約68万の粘着剤基
本ポリマー100重量部に対して、薬効成分としてプレド
ニゾロン0.4%および第1粘着剤層2用の架橋化成分な
いし架橋剤としてオクチル酸亜鉛15部が均一に分散溶解
している組成から成り、厚さは約20μmである。
剥離性保護シート5 片面がポリラミ加工されたクラフト紙のポリラミ表面
に剥離性シリコーンで塗工処理されたシリコーン剥離紙
から成る。但しクラフト原紙坪量:60g/m2、ポリラミ厚
さ:6±1μm、シリコーン種類:信越化学KS−772主
体、シリコーン塗工量:0.7g/m2である。
に剥離性シリコーンで塗工処理されたシリコーン剥離紙
から成る。但しクラフト原紙坪量:60g/m2、ポリラミ厚
さ:6±1μm、シリコーン種類:信越化学KS−772主
体、シリコーン塗工量:0.7g/m2である。
以上の構成から成る第1図に示す実施例貼付剤におい
ては、第2粘着剤層4および保護シート5の間の相互付
着力F4−5(=剥離に要する力)が中間シート3および
第2粘着剤層4間の相互付着力F3−4、中間シート3お
よび第1粘着剤層2間の相互付着力F2−3、裏打支持体
1および第1粘着剤層2間の相互付着力F1−2のいずれ
よりもずっと小さい。
ては、第2粘着剤層4および保護シート5の間の相互付
着力F4−5(=剥離に要する力)が中間シート3および
第2粘着剤層4間の相互付着力F3−4、中間シート3お
よび第1粘着剤層2間の相互付着力F2−3、裏打支持体
1および第1粘着剤層2間の相互付着力F1−2のいずれ
よりもずっと小さい。
従って前述したように第2−1図〜第2−4図の過程
を経て使用される。
を経て使用される。
この実施例によると、粘着剤層2と4とが合着された
時点以降、粘着剤層4中のオクチル酸亜鉛が第1粘着剤
層2中へ移行していき、層2の主ポリマー組成中のカル
ボキシル基との間で亜鉛イオンにより再結合・イオン架
橋が比較的速やかに進行することによって貼付中に内部
凝集力が増加する。そのために、貼付時は粘着剤が非常
に柔軟で貼付後直ちに皮膚への密着が達成されるととも
に、貼付中次第に(体温も手伝って)、第1粘着剤層2
がその凝集力を増加することで完成体20のズレや粘着剤
の滲み出し等が防止され、また、最終的に剥がすときに
は、丁度手頃な凝集力のために皮膚面への糊残りや粘着
力過剰であることによる痛み等がない。
時点以降、粘着剤層4中のオクチル酸亜鉛が第1粘着剤
層2中へ移行していき、層2の主ポリマー組成中のカル
ボキシル基との間で亜鉛イオンにより再結合・イオン架
橋が比較的速やかに進行することによって貼付中に内部
凝集力が増加する。そのために、貼付時は粘着剤が非常
に柔軟で貼付後直ちに皮膚への密着が達成されるととも
に、貼付中次第に(体温も手伝って)、第1粘着剤層2
がその凝集力を増加することで完成体20のズレや粘着剤
の滲み出し等が防止され、また、最終的に剥がすときに
は、丁度手頃な凝集力のために皮膚面への糊残りや粘着
力過剰であることによる痛み等がない。
さらに、この実施例では第2粘着剤層4にも薬効の性
質は同じで速効性面をも考慮したプレドニゾロンが含有
されているので、貼付直後から長時間にわたってほぼ安
定した薬効を示し得ること、および第1粘着剤層2が架
橋していくことによって、その薬剤放出能力も向上し、
結果的に全薬剤利用率を高めることができる。なお、仮
に粘着剤層をいずれか一方だけの組成で同じ厚さのもの
にしても、例えば粘着力が強すぎ(同時に軟らかすぎ)
か、または不足気味となること、貼付直後から長時間
(例えば24時間)後まで安定した薬効(=薬剤放出性)
が得難いことなどの欠点を克服することができない。
質は同じで速効性面をも考慮したプレドニゾロンが含有
されているので、貼付直後から長時間にわたってほぼ安
定した薬効を示し得ること、および第1粘着剤層2が架
橋していくことによって、その薬剤放出能力も向上し、
結果的に全薬剤利用率を高めることができる。なお、仮
に粘着剤層をいずれか一方だけの組成で同じ厚さのもの
にしても、例えば粘着力が強すぎ(同時に軟らかすぎ)
か、または不足気味となること、貼付直後から長時間
(例えば24時間)後まで安定した薬効(=薬剤放出性)
が得難いことなどの欠点を克服することができない。
また、例え同じ2層粘着剤構成にしてみても、第2粘
着剤層4中にオクチル酸亜鉛の如きカルボキシル基用イ
オン架橋剤等の架橋化成分が一切存在しない場合には、
第1粘着剤層2は貼付後も軟らかすぎるままなので、貼
付中にズレや滲み出しが生じやすく、且つ薬剤の放出性
(=薬効持続性)よりも低いものとなる。
着剤層4中にオクチル酸亜鉛の如きカルボキシル基用イ
オン架橋剤等の架橋化成分が一切存在しない場合には、
第1粘着剤層2は貼付後も軟らかすぎるままなので、貼
付中にズレや滲み出しが生じやすく、且つ薬剤の放出性
(=薬効持続性)よりも低いものとなる。
次に他の実施例について第5図以降を参照して説明す
る。第5図は各部の厚みを若干拡大して示した当該他の
実施例の側面を示すものである。
る。第5図は各部の厚みを若干拡大して示した当該他の
実施例の側面を示すものである。
この実施例においても裏打支持体1およびその上に積
層された第1の粘着剤層2から成る貼付剤原形体10が備
わっている。
層された第1の粘着剤層2から成る貼付剤原形体10が備
わっている。
粘着剤層2の粘着面には両面剥離性の中間シート3を
介して第2の粘着剤層4が積層されている。
介して第2の粘着剤層4が積層されている。
これら原形体10、中間シート3および第2の粘着剤層
4は折り目線Pによって二つ折りされた開閉可能な台シ
ート6によって上下から挟まれている。台シート6の一
方の内面S1は適当な接着剤によって裏打支持体1の外面
に仮着けされており、台シート6の他方の内面S2は粘着
剤層4に剥離可能に仮着けされている。
4は折り目線Pによって二つ折りされた開閉可能な台シ
ート6によって上下から挟まれている。台シート6の一
方の内面S1は適当な接着剤によって裏打支持体1の外面
に仮着けされており、台シート6の他方の内面S2は粘着
剤層4に剥離可能に仮着けされている。
ここで各層間の相互付着力(剥離に要する力)をFで
表し、台シート6と裏打支持体1との間のFをF1−6、
裏打支持体1と粘着剤層2との間のFをF1−2、粘着剤
層2と中間シート3との間のFをF2−3、中間シート3
と粘着剤層4との間のFをF3−4、粘着剤層4と台シー
ト6との間のFをF4−6とすると、この実施例の場合
は、相互付着力F3−4が他のFよりも最も小さい状態に
設定されている。
表し、台シート6と裏打支持体1との間のFをF1−6、
裏打支持体1と粘着剤層2との間のFをF1−2、粘着剤
層2と中間シート3との間のFをF2−3、中間シート3
と粘着剤層4との間のFをF3−4、粘着剤層4と台シー
ト6との間のFをF4−6とすると、この実施例の場合
は、相互付着力F3−4が他のFよりも最も小さい状態に
設定されている。
第5図に示す貼付剤の使用手順は第6−1図〜第6−
4図に示すとおりである。
4図に示すとおりである。
先ず台シート6が左右に開かれる。すると、相互付着
力F3−4が他の相互付着力Fよりも小さいので、中間シ
ート3と粘着剤層4との界面が最初に分離され、第6−
1図に示すように台シート6が左右に開かれる。この状
態では貼付剤原形体10および中間シート3が台シート6
の内面S1上に、第2の粘着剤層4が台シート6の内面S2
上に位置した状態となる。
力F3−4が他の相互付着力Fよりも小さいので、中間シ
ート3と粘着剤層4との界面が最初に分離され、第6−
1図に示すように台シート6が左右に開かれる。この状
態では貼付剤原形体10および中間シート3が台シート6
の内面S1上に、第2の粘着剤層4が台シート6の内面S2
上に位置した状態となる。
次に中間シート3を原形体10から剥がし(第6−2図
参照)、その後前記折り目線Pで台シート6を再び二つ
折りし、第1および第2の粘着剤層2および4を接合さ
せ、台シート6を上下から軽く押さえる。かくして人体
皮膚に貼付されるべき最終完成体20が形成される(第6
−3図参照)。
参照)、その後前記折り目線Pで台シート6を再び二つ
折りし、第1および第2の粘着剤層2および4を接合さ
せ、台シート6を上下から軽く押さえる。かくして人体
皮膚に貼付されるべき最終完成体20が形成される(第6
−3図参照)。
粘着剤層2および4の相互接合は、これら粘着剤層2
および4が台シート6の折り曲げ線Pを境に左右対称の
位置に配置されているので、台シート6を折り目線Pに
沿って二つ折りするだけで極めて容易に接合合着させる
ことができる。
および4が台シート6の折り曲げ線Pを境に左右対称の
位置に配置されているので、台シート6を折り目線Pに
沿って二つ折りするだけで極めて容易に接合合着させる
ことができる。
後は第6−4図に示すように、再び台シート6を左右
に開くとともに完成体20を台シート6から剥がし取り、
粘着剤層4の露出面を第3図に示すと同様に人体皮膚D
の所定箇所に押圧し、そこに完成体20を貼付することが
できる。
に開くとともに完成体20を台シート6から剥がし取り、
粘着剤層4の露出面を第3図に示すと同様に人体皮膚D
の所定箇所に押圧し、そこに完成体20を貼付することが
できる。
なお第1粘着剤層2および中間シート3間の相互付着
力F2−3が他のFより最も小であるときには、第7−1
図から第7−3図に示すように処理される。すなわち、
最初に台シート6を左右に開くと、層2および3の界面
で分離されて第7−1図に示す状態となり、次いで第2
粘着剤層4から中間シート3を剥がし取って(第7−2
図参照)再び台シート6を二つ折りし、粘着剤層2およ
び4を合着させることができる(第7−3図参照)。そ
の後は第6−4図に示すと同様に処理すればよい。
力F2−3が他のFより最も小であるときには、第7−1
図から第7−3図に示すように処理される。すなわち、
最初に台シート6を左右に開くと、層2および3の界面
で分離されて第7−1図に示す状態となり、次いで第2
粘着剤層4から中間シート3を剥がし取って(第7−2
図参照)再び台シート6を二つ折りし、粘着剤層2およ
び4を合着させることができる(第7−3図参照)。そ
の後は第6−4図に示すと同様に処理すればよい。
さて、前記第5図から第6−4図に示す貼付剤各部の
材質等については次のとおりである。
材質等については次のとおりである。
裏打支持体1 内部可塑化ポリ塩化ビニル(エスメディカV:積水化
学)の厚さ110μmのフィルム(50%引っ張りモジュラ
スが約50kg/cm2)からなるものであり、その片面(粘着
剤層が設けられる側)が予めアンカー用下塗剤で塗工処
理されており、該下塗剤は天然ゴムラテックスとニトリ
ルゴムラテックス(ブタジエン対アクリルニトリル=65
対35)の固形分比で30対70の混合液で、乾燥後の厚さが
8±2μmとなるように塗工される。
学)の厚さ110μmのフィルム(50%引っ張りモジュラ
スが約50kg/cm2)からなるものであり、その片面(粘着
剤層が設けられる側)が予めアンカー用下塗剤で塗工処
理されており、該下塗剤は天然ゴムラテックスとニトリ
ルゴムラテックス(ブタジエン対アクリルニトリル=65
対35)の固形分比で30対70の混合液で、乾燥後の厚さが
8±2μmとなるように塗工される。
第1粘着剤層2 アクリル酸−エチルヘキシル50モル対アクリル酸ブチ
ル20モル対メタクリル酸ブチル30モル対1.6−ヘキサン
グリコールジメタクリテレート0.02モルの比率がら成
り、その重量平均分子量が約72万未満である粘着剤基本
ポリマーが100重量部に対して、薬剤として4硝酸ペン
タエリスリトール10部、さらに第2粘着剤層のための補
足架橋剤として1.4・ブチレングリコール1モル対ヘキ
サメチレンジイソシアネート2モルの付加物を10部、お
よび架橋促進剤としてジブチル錫ジオクトエート5部を
均一に溶解している組成であり、その厚さは約40μmで
ある。
ル20モル対メタクリル酸ブチル30モル対1.6−ヘキサン
グリコールジメタクリテレート0.02モルの比率がら成
り、その重量平均分子量が約72万未満である粘着剤基本
ポリマーが100重量部に対して、薬剤として4硝酸ペン
タエリスリトール10部、さらに第2粘着剤層のための補
足架橋剤として1.4・ブチレングリコール1モル対ヘキ
サメチレンジイソシアネート2モルの付加物を10部、お
よび架橋促進剤としてジブチル錫ジオクトエート5部を
均一に溶解している組成であり、その厚さは約40μmで
ある。
両面剥離性中間シート3 厚さ50μmのPETフィルムの両面に軽剥離性シリコー
ン剥離剤(信越シリコーンKS−772主体)をいずれも厚
さが0.7g/m2となるように塗工し、焼付処理したもので
ある。
ン剥離剤(信越シリコーンKS−772主体)をいずれも厚
さが0.7g/m2となるように塗工し、焼付処理したもので
ある。
第2粘着剤層4 ポリブタジエン骨格を有し、1.5重量%の末端OH基を
有し、平均分子量2800である常温液状のポリマー(出光
石油化学製、polybdR−45D)に対して、その同じポリマ
ーとトリレンジイソシアネートとの付加物(但しその割
合は−OH基対−NCO基換算で1対2:商品名polybd HTP−
9/出光石油化学製)を重量比で88対12で混合し、さら
に、架橋反応触媒としてジブチル錫ジアセテート0.002
重量および薬剤として2硝酸イソソルバイト4重量部を
加えて混合し、これを厚さ約20μmとした層で、予め部
分架橋によりある程度凝集力を高めて貼付作業中で凝集
破壊等が生じない程度にしたものである。
有し、平均分子量2800である常温液状のポリマー(出光
石油化学製、polybdR−45D)に対して、その同じポリマ
ーとトリレンジイソシアネートとの付加物(但しその割
合は−OH基対−NCO基換算で1対2:商品名polybd HTP−
9/出光石油化学製)を重量比で88対12で混合し、さら
に、架橋反応触媒としてジブチル錫ジアセテート0.002
重量および薬剤として2硝酸イソソルバイト4重量部を
加えて混合し、これを厚さ約20μmとした層で、予め部
分架橋によりある程度凝集力を高めて貼付作業中で凝集
破壊等が生じない程度にしたものである。
台シート6 厚さ70μmのPETフィルムから基本的になり、その中
央部分に直線状に一方の面だけに浅いノッチが加えられ
てこれが折り目線Pとされており、また該ノッチと反対
側の表面上の片一方の内面S2には、第1図に示す実施例
における中間シート3に使用したと同じ剥離剤を1m2当
り約0.04gとなるように塗布し、もう一方の内面S1には
合成ポリイソプレン対スチレン・イソプレン・スチレン
ブロックコポリマー対ポリテルペン性タッキファイヤー
(軟化点80℃)の50対50対20の重量比から成る厚さが10
μmの微粘着剤層が、それぞれの面積の大半部分(層1
および層4よりも広い面積で)に施されている。そして
折り目線Pが丁度対称軸のなる如き関係を保って台シー
ト6を面S2と粘着剤層4とが、また台シート6の面S1と
裏打支持対1とがそれぞれ重なる関係で且つ折り目線P
が折り返しの稜線となる状態にて二つ折りに畳まれ、か
くして第5図に示す構造を持つ貼付剤が得られている。
央部分に直線状に一方の面だけに浅いノッチが加えられ
てこれが折り目線Pとされており、また該ノッチと反対
側の表面上の片一方の内面S2には、第1図に示す実施例
における中間シート3に使用したと同じ剥離剤を1m2当
り約0.04gとなるように塗布し、もう一方の内面S1には
合成ポリイソプレン対スチレン・イソプレン・スチレン
ブロックコポリマー対ポリテルペン性タッキファイヤー
(軟化点80℃)の50対50対20の重量比から成る厚さが10
μmの微粘着剤層が、それぞれの面積の大半部分(層1
および層4よりも広い面積で)に施されている。そして
折り目線Pが丁度対称軸のなる如き関係を保って台シー
ト6を面S2と粘着剤層4とが、また台シート6の面S1と
裏打支持対1とがそれぞれ重なる関係で且つ折り目線P
が折り返しの稜線となる状態にて二つ折りに畳まれ、か
くして第5図に示す構造を持つ貼付剤が得られている。
この実施例においては、前述した各層間の界面での付
着力Fの大小関係は:F1−6>F4−6>F2−3>F3−4
である。但しF1−2は他のFよりも遥かに大きい。
着力Fの大小関係は:F1−6>F4−6>F2−3>F3−4
である。但しF1−2は他のFよりも遥かに大きい。
従って使用の態様としては先に説明した第6−1図か
ら第6−4図に示す状態となる。
ら第6−4図に示す状態となる。
この実施例では粘着剤層4はまだ完全に凝集力が向上
した状態ではないので、それだけ該層は軟らかく、貼付
時は皮膚によく湿濡してすぐに密着状態に達し、その後
は接合された粘着剤層2中から粘着剤層4中には不足し
ている架橋剤成分(1.4−ブチレングリコールとヘキサ
メチレンジイソシアネートとの付加物)および架橋触媒
(ジブチル錫ジオクトエート)が貼付中、体温および皮
膚からの吸収水分等の促進作用によって、徐々に粘着剤
層4中に移行していくと同時に架橋反応が達成され、貼
付目的が達成されたと同程度の時間(12〜48時間)後に
は十分な凝集力に至っているので、剥がす際にも糊残り
やひどい苦痛を与えることはない。
した状態ではないので、それだけ該層は軟らかく、貼付
時は皮膚によく湿濡してすぐに密着状態に達し、その後
は接合された粘着剤層2中から粘着剤層4中には不足し
ている架橋剤成分(1.4−ブチレングリコールとヘキサ
メチレンジイソシアネートとの付加物)および架橋触媒
(ジブチル錫ジオクトエート)が貼付中、体温および皮
膚からの吸収水分等の促進作用によって、徐々に粘着剤
層4中に移行していくと同時に架橋反応が達成され、貼
付目的が達成されたと同程度の時間(12〜48時間)後に
は十分な凝集力に至っているので、剥がす際にも糊残り
やひどい苦痛を与えることはない。
また同性質の薬効でもその粘着剤中での拡散・移行の
挙動を異にする2種の薬剤が、それぞれの粘着剤層中に
もともと配合されているので、貼付直後から長時間にわ
たってほぼ一定に近い薬効が保たれる利点がある。
挙動を異にする2種の薬剤が、それぞれの粘着剤層中に
もともと配合されているので、貼付直後から長時間にわ
たってほぼ一定に近い薬効が保たれる利点がある。
この実施例説明からもわかるように、本発明貼付剤
は、その貼付時間を数時間以上とする長時間貼付型の貼
付剤としてとりわけ適している。
は、その貼付時間を数時間以上とする長時間貼付型の貼
付剤としてとりわけ適している。
なお以上のいずれの実施例説明にいても、各部の平面
的形状については特に説明しなかったが、該形状は真円
形、楕円形、半円形、長方形、正方形等の任意の形状と
することができる。また各部の平面的大きさについて
は、様々に選択できるが、中間シート3は貼付剤原形対
10および粘着剤層4のいずれよりも大面積でこれらの面
を覆っていることが好ましく、また保護シート5も粘着
剤層4よりも大面積でこれを覆っていることが好まし
い。台シート6については、第5図に状態においてその
周辺に原形体10および粘着剤層4よりも外方向にはみ出
ているサイズであることが使用上便利である。
的形状については特に説明しなかったが、該形状は真円
形、楕円形、半円形、長方形、正方形等の任意の形状と
することができる。また各部の平面的大きさについて
は、様々に選択できるが、中間シート3は貼付剤原形対
10および粘着剤層4のいずれよりも大面積でこれらの面
を覆っていることが好ましく、また保護シート5も粘着
剤層4よりも大面積でこれを覆っていることが好まし
い。台シート6については、第5図に状態においてその
周辺に原形体10および粘着剤層4よりも外方向にはみ出
ているサイズであることが使用上便利である。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、他に
も様々な態様で実施することができる。例えば前記粘着
剤層2および4のいずれかに架橋剤を、いずれに非架橋
ポリマーを配するかは、前記実施例に限定される必要は
なく、貼付剤の目的、使用する薬剤、要求される貼付剤
性能等によって個々に自由に選択できることは言うまで
もない。
も様々な態様で実施することができる。例えば前記粘着
剤層2および4のいずれかに架橋剤を、いずれに非架橋
ポリマーを配するかは、前記実施例に限定される必要は
なく、貼付剤の目的、使用する薬剤、要求される貼付剤
性能等によって個々に自由に選択できることは言うまで
もない。
(発明の効果) 本発明によると、次の利点を有する貼付剤を提供する
ことができる。
ことができる。
2層(またはそれ以上)の粘着剤層が使用直前まで
は隔離されているのでこれら粘着剤層は何ら互いに変質
させ合うことなく長時間保存し得る。
は隔離されているのでこれら粘着剤層は何ら互いに変質
させ合うことなく長時間保存し得る。
架橋剤と被架橋性ポリマーまたは相互に反応して架
橋し合うポリマーが、保存中は隔離されているのでその
軟らかさが保たれ、貼付直後の即密着性が阻害されな
い。
橋し合うポリマーが、保存中は隔離されているのでその
軟らかさが保たれ、貼付直後の即密着性が阻害されな
い。
貼付後においてはじめて架橋による凝集力向上が始
まり予定貼付時間経過後剥がす頃には適度に架橋が進行
しているので、ズレや滲み出しが非架橋型粘着剤使用の
場合よりも少なく、また剥がす際にも苦痛がより少な
い。
まり予定貼付時間経過後剥がす頃には適度に架橋が進行
しているので、ズレや滲み出しが非架橋型粘着剤使用の
場合よりも少なく、また剥がす際にも苦痛がより少な
い。
製造時では架橋に関与する成分が別々に塗工される
ので、塗工前ないし塗工中に粘着剤がゲル化してしまう
ことがなく、従って製造が容易である。また架橋速度の
大きい架橋系を用いることができる。
ので、塗工前ないし塗工中に粘着剤がゲル化してしまう
ことがなく、従って製造が容易である。また架橋速度の
大きい架橋系を用いることができる。
使用する薬剤が架橋系の一方と反応する等、長期間
の共存に適さない場合、該薬剤を該架橋系成分のない他
の粘着剤層中に含有させることができるので、架橋系粘
着剤を用いながらも使用できる薬剤の範囲が広くなる。
の共存に適さない場合、該薬剤を該架橋系成分のない他
の粘着剤層中に含有させることができるので、架橋系粘
着剤を用いながらも使用できる薬剤の範囲が広くなる。
使用する薬剤によってそれを含有する粘着剤物性が
軟化または硬化等、変化を受ける場合は、2層粘着剤の
架橋メカニズムによって、その欠点を調節改善すること
ができる。
軟化または硬化等、変化を受ける場合は、2層粘着剤の
架橋メカニズムによって、その欠点を調節改善すること
ができる。
薬剤を2層(またはそれ以上)の粘着剤中に濃度を
変えて包含させておくことにより、徐放型、速効型等意
に応じた剤型をより容易に提供できる。
変えて包含させておくことにより、徐放型、速効型等意
に応じた剤型をより容易に提供できる。
目的薬剤を包含するに適した粘着剤が、皮膚貼付に
はあいにく適さない場合、第2層目の粘着剤を皮膚貼付
に適したものに選ぶことができる。
はあいにく適さない場合、第2層目の粘着剤を皮膚貼付
に適したものに選ぶことができる。
2種(またはそれ以上)の薬剤を包含させたい場合
においてあいにく同じ粘着剤組成中にそれらが共存し得
ず、または共存するときには互いに悪影響を及ぼし合う
場合には、それぞれに適した粘着剤組成を2またはそれ
以上の層に適用することが可能である。
においてあいにく同じ粘着剤組成中にそれらが共存し得
ず、または共存するときには互いに悪影響を及ぼし合う
場合には、それぞれに適した粘着剤組成を2またはそれ
以上の層に適用することが可能である。
パップ剤の如く、親水性(ないし水溶性)粘着剤が
使用されている貼付剤では、貼付中、皮下からの水分吸
収が大きく、そのために貼付中に粘着剤が際限なく軟化
していき、流動状態に至ることが多いが、この点本発明
における粘着剤は架橋進行によって凝集力が向上するの
でその欠点が防止される。
使用されている貼付剤では、貼付中、皮下からの水分吸
収が大きく、そのために貼付中に粘着剤が際限なく軟化
していき、流動状態に至ることが多いが、この点本発明
における粘着剤は架橋進行によって凝集力が向上するの
でその欠点が防止される。
粘着剤層が中間シートにより互いに隔離されている
割りには使用容易であり、構造も簡単で安価に提供でき
る。
割りには使用容易であり、構造も簡単で安価に提供でき
る。
第1図から第3図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は各部の厚さを拡大して示す全体側面図、第2−1
図から第2−4図はそれぞれ第1図の貼付剤の使用手順
の説明図、第3図は使用状態説明図である。第4−1図
から第4−4図は、他の実施例を示すもので、第1図に
示す貼付剤において、各層間の相互付着力が若干異なる
状態のものの使用手順を説明する図である。第5図から
第6−4図はさらに他の実施例を示し、第5図は各部の
厚みを若干拡大して示す全体側面図、第6−1図から第
6−4図はそれぞれ第5図に示す貼付剤の使用手順の説
明図である。第7−1図から第7−3図はさらに他の実
施例を示すもので、第5図に示す貼付剤において各層間
の相互付着力が若干異なるものの使用手順を説明する図
である。 1……裏打支持体、2……第1粘着剤層、10……貼付剤
原形体、3……中間シート、4……第2粘着剤層、5…
…保護シート、6……台シート、S1、S2……台シート内
面、P……折り目線、20……貼付可能な完成体。
1図は各部の厚さを拡大して示す全体側面図、第2−1
図から第2−4図はそれぞれ第1図の貼付剤の使用手順
の説明図、第3図は使用状態説明図である。第4−1図
から第4−4図は、他の実施例を示すもので、第1図に
示す貼付剤において、各層間の相互付着力が若干異なる
状態のものの使用手順を説明する図である。第5図から
第6−4図はさらに他の実施例を示し、第5図は各部の
厚みを若干拡大して示す全体側面図、第6−1図から第
6−4図はそれぞれ第5図に示す貼付剤の使用手順の説
明図である。第7−1図から第7−3図はさらに他の実
施例を示すもので、第5図に示す貼付剤において各層間
の相互付着力が若干異なるものの使用手順を説明する図
である。 1……裏打支持体、2……第1粘着剤層、10……貼付剤
原形体、3……中間シート、4……第2粘着剤層、5…
…保護シート、6……台シート、S1、S2……台シート内
面、P……折り目線、20……貼付可能な完成体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61L 15/58 A61L 15/06
Claims (2)
- 【請求項1】裏打支持体および前記支持体上に順次積層
された複数の粘着剤層を備え、隣合う前記粘着剤層間に
は両面剥離性中間シートが配置されていて該隣合う粘着
剤層が互いに隔離されており、前記複数の粘着剤層のう
ち少なくとも一つに架橋反応により凝集力が増す架橋反
応成分が含有されているとともに残りの粘着剤層の少な
くとも一つには架橋化成分が含有されており、前記複数
の粘着剤層のうち少なくとも一つには薬効を有する薬剤
が含有されていることを特徴とする医療用貼付剤。 - 【請求項2】二つ折りされた台シートに上下から挟まれ
た状態で、該台シートの一方の内面に前記裏打支持体の
外面が仮着けされているとともに該台シートの他方の内
面に最外層の前記粘着剤層の外面がそれぞれ仮着けされ
ている請求項1記載の医療用貼付剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1012678A JP2575207B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 医療用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1012678A JP2575207B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 医療用貼付剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02193915A JPH02193915A (ja) | 1990-07-31 |
| JP2575207B2 true JP2575207B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=11812037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1012678A Expired - Fee Related JP2575207B2 (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 医療用貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575207B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19706824C1 (de) * | 1997-02-21 | 1998-03-26 | Lohmann Therapie Syst Lts | Transdermales oder topisches Plastersystem mit Polyacrylatmatrix mit verbesserten physikalischen Eigenschaften |
| JP4477152B2 (ja) * | 1997-05-16 | 2010-06-09 | 株式会社共和 | ストーマ用又は瘡傷用の皮膚保護材 |
| CN1272071C (zh) | 2002-03-14 | 2006-08-30 | 美德阿利克斯株式会社 | 创伤用外用剂 |
| JP4295467B2 (ja) * | 2002-04-12 | 2009-07-15 | 日東電工株式会社 | 貼付剤およびその製造方法 |
| JP4051227B2 (ja) * | 2002-05-29 | 2008-02-20 | 株式会社共和 | 褥創及び擦過部位保護用絆創膏 |
| US7867511B2 (en) * | 2004-01-23 | 2011-01-11 | Travanti Pharma Inc. | Abuse potential reduction in abusable substance dosage form |
| EP1757309B1 (en) | 2004-04-28 | 2013-04-10 | Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. | Adhesive material |
| WO2025239436A1 (ja) * | 2024-05-15 | 2025-11-20 | Toppanホールディングス株式会社 | 皮膚貼付シート、および、皮膚貼付シートの製造方法 |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1012678A patent/JP2575207B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02193915A (ja) | 1990-07-31 |
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