JP2575268Y2 - 浸漬型基板処理装置 - Google Patents

浸漬型基板処理装置

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JP2575268Y2
JP2575268Y2 JP1993041492U JP4149293U JP2575268Y2 JP 2575268 Y2 JP2575268 Y2 JP 2575268Y2 JP 1993041492 U JP1993041492 U JP 1993041492U JP 4149293 U JP4149293 U JP 4149293U JP 2575268 Y2 JP2575268 Y2 JP 2575268Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、半導体基板や液晶用
ガラス基板等の薄板状の被処理基板(以下単に基板と称
する)を表面処理するのに用いられる浸漬型の基板処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、従来より例えば
図6に示すもの(以下従来例1という)、あるいは特公平
2−13459号公報に開示され、図7に示すもの(以
下従来例2という)が知られている。従来例1は図6に
示すように、処理液152中に基板Wを浸漬して基板W
の表面処理をなす基板処理槽151と、基板処理槽15
1へ純水DW、及び複数種の処理液QA・QBを供給する複
数の処理液貯溜容器156A・156B、各給液管15
3、157A、157B及び開閉弁155、158A、1
58Bとから成り、各開閉弁155、158A、158B
を選択的に開閉制御して、所定量の純水DW及び処理液
A、QBを基板処理槽151内に供給して基板処理槽1
51内で所定濃度の処理液152を調合するように構成
されている。なお、図6中の符号Cは多数の基板Wを収
容する基板収容カセット、159は液面レベルを検出す
るレベルセンサ、160はレベル表示器、161は排液
用ドレンである。
【0003】従来例2は図7に示すように、処理液10
2中に基板Wを浸漬して基板Wの表面処理をなす基板処
理槽101と、処理液102を基板処理槽101内へ供
給する処理液供給部104とから成り、処理液供給部1
04は、基板処理槽101の上流側でそれぞれ処理液導
入管107〜107及び処理液導入弁108〜1
08を介して処理液供給管103に連通した複数種の
処理液貯溜容器106〜106Dとを具備して成り、
各処理液導入弁108A〜108Dを選択的に開閉制御し
て、所定の処理液QA〜QDを処理液給液管へ導入するよ
うに構成されている。これら処理液貯溜容器106A
106Dの中、例えば処理液貯溜容器106Aには高温の
硫酸、106Bにはフッ化水素酸のようなエッチング
剤、106Cには超純水などが貯溜されている。そし
て、この基板処理槽101は複数種の表面処理毎に処理
液102の置換が可能な密閉型の処理槽として構成され
ている。なお符号111は排液用ドレンである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例1は、所定
量の純水DW及び処理液QA〜QBを基板処理槽151内
に供給して基板処理槽51内で所定濃度の処理液152
を調合するように構成されているため、次のような難点
がある。 複数種の表面処理毎に処理槽151内の処理液15
2を置換する場合に、均一な混合処理液となるのに一定
の時間を必要とするため、迅速な表面処理をすることは
出来ない。また、その間処理槽151内の基板Wに不均
一な処理液152が触れることになるため、均一な表面
処理を行うことができない。 基板処理槽151内の処理液152の置換に際し
て、基板処理槽151内の処理液を全部排出することに
なるため、例えばフッ酸処理した基板Wが空気に触れる
と、その表面に酸化皮膜が形成される等の不都合が生じ
る。 別に乾燥装置を設ける必要があるため、占有床面積
が大きくなる。 基板処理槽から乾燥装置まで基板を搬送する必要が
あるため、処理に時間がかかる。 基板処理槽から乾燥装置まで基板を搬送する必要が
あるため、搬送中に基板に付着した液滴に空気中の不純
物が溶解する。
【0005】これに対して従来例2は、基板処理槽10
1が複数種の表面処理毎に処理液102の置換が可能な
密閉型の処理槽として構成され、その密閉型基板処理槽
101内へ処理液を供給して、密閉したまま基板Wを表
面処理するので上記のような問題はない。また、密
閉型基板処理槽101内にメタノール等の高温有機溶剤
蒸気を導入することにより、基板処理槽101内で基板
の乾燥を行うことも可能となる。
【0006】しかしながら、この従来例2においても、
次のような難点がある。 密閉型の基板処理槽101内へ基板Wを装填し及び
取り出す際に、一旦処理槽101内の処理液102を全
部排出し、基板取出し口を自動開閉する等の操作機構が
不可欠となる。従って、表面処理の迅速性に欠ける。 基板を乾燥するためには、基板処理槽101内に基
板を保持したまま基板処理槽101内の処理液102を
排出する必要があるが、このとき処理液102の液面付
近に浮遊するパーティクル等が基板に再付着し、基板が
汚染する。 基板を乾燥するためには、メタノール等の有機溶剤
蒸気やその他の蒸気を供給するための蒸気供給手段が必
要となり、装置が複雑化する。本考案はこのような事情
を考慮してなされたもので、上記〜の難点を解消す
ることを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の考案
は、前記難点を解決するものとして、以下のように構成
される。即ち、下部に接続した処理液供給管より処理液
を供給してその上部よりオーバーフローさせるように構
成した基板処理槽と、前記処理液供給管に開閉弁を介し
て接続された複数種の処理液貯溜容器と、前記開閉弁を
選択的に開閉制御して複数種の処理液を各処理液貯溜容
器より順次処理槽に供給する処理液供給手段とを備えて
成る処理液供給部と、処理の終了した基板を乾燥させる
ため処理液がオーバーフローしている基板処理槽から当
該基板を所定速度で引き上げる基板搬送装置と、を具備
して成る浸漬型基板処理装置である。
【0008】また、請求項2に記載の考案は、以下のよ
うに構成される。即ち、請求項1に記載の浸漬型基板処
理装置において、前記基板処理槽の上部を密閉可能に構
成したチャンバーと、前記基板搬送装置で基板を引き上
げた後、前記チャンバー内を減圧する減圧手段とを具備
したものである。
【0009】
【作用】請求項1の考案では、所定の基板処理を実行す
るために、前記開閉弁を選択的に開閉制御することによ
り、複数の処理液貯溜容器より各処理液が順次導出され
る。これらの処理液は、基板処理槽の下部に接続した処
理液供給管より基板処理槽内に供給され、その上部より
オーバーフローする。その間に基板の表面処理がなされ
る。基板搬送装置は、処理を終えた基板を乾燥させるた
処理液がオーバーフローしている基板処理槽から当該
基板を所定速度で引き上げる。このとき、処理液の表面
張力により、その表面に処理液の液滴がほとんど付着す
ることなく基板を取り出すことができる。なお、基板の
表面に部分的に液滴が残ると、その部分だけ不必要な処
理が進行し、その結果処理が不均一になるが、本考案に
よれば基板の表面に処理液の液滴がほとんど付着しない
ので、基板の処理が不必要に進行するのを防止する。
た、基板の引き上げ時には基板処理槽内の処理液はオー
バーフローしているので、処理液面と引き上げられてい
る基板とが接している部分においては処理液は基板と離
れる方向に流動しているため、処理液上に浮遊している
パーティクルは基板と離れる方向に移動する。これによ
り、基板の引き上げ時にパーティクルが基板に付着しに
くくなる。
【0010】これにより、基板処理槽から乾燥装置まで
基板を搬送する必要はなくなり、基板の処理時間が短縮
できる。また、基板処理槽から乾燥装置まで基板を搬送
する必要がなくなり、搬送中に基板に付着した液滴に空
気中の不純物が溶解することもなくなる。また、基板処
理槽内の処理液をオーバーフローさせることにより、基
板処理槽内の処理液を全部排出しなくとも複数種の表面
処理毎に処理液の置換が可能であり、一連の表面処理が
完了するまで基板が空気に触れることはない。従って、
基板表面に酸化皮膜が形成されたり、空気中の不純物が
付着したりするおそれはない。さらには、基板処理槽内
の処理液を全部排出しなくても基板の装填や取り出しが
できる。
【0011】また、請求項2の考案では基板処理槽の
上部が密閉可能に構成したチャンバーで覆われており、
基板搬送装置で基板を引き上げた後、このチャンバー内
を減圧手段で減圧することにより、基板の表面にわずか
に付着していた液滴が蒸発して、液切り乾燥を促進し、
短時間で基板の乾燥が完了する。つまり、基板の処理と
引き上げによる乾燥と減圧による乾燥とを一連に行うこ
とにより、全体としてスループットが向上する。
【0012】
【実 施 例】図1は本考案の実施例を示す概要図であ
る。この浸漬型基板処理装置は、処理液2中に基板Wを
浸漬して基板Wの表面処理をなす基板処理槽1と、処理
液供給管3aを介して処理液2を基板処理槽1内へ供給
する処理液供給部4と、処理液排出部40とから成る。
【0013】基板処理槽1は、石英ガラス製の側面視略
V字状(20度以下の広がり形状)に、平面視略矩形状
に形成され、その下部に処理液を供給する処理液供給管
3aを連結して成り、基板処理槽1内に処理液2の均一
な上昇流を形成して基板Wの表面処理をするとともに、
処理液2を複数種の表面処理毎に、迅速に置換し得るオ
ーバーフロー槽として構成されている。そして、上記基
板処理槽1は処理液排出部40を構成する排液槽41内
に設けられ、オーバーフローした処理液2は排液管42
を介して排液ドレン43へ流下するように構成されてい
る。基板処理槽1内の基板Wは、仮想線で示す基板搬送
装置66により挟持搬送される。なお、上記基板処理槽
1は石英ガラス製に限らず、例えば、処理液として石英
ガラスを腐食させてしまうフッ酸等を用いる場合には、
これに耐食性を有する四フッ化エチレン樹脂等の樹脂製
材料で形成したものでも良い。
【0014】上記処理液供給管3aは、純水給液管3の
下流部分を構成し、純水と処理液の供給路を兼ねる。こ
の処理液供給管3aには、給排液切換弁13、スタティ
ックミキサー14、及び複数の開閉弁8A〜8Eを具備
する開閉弁連結管16が接続されている。また、純水給
液管3には、上流側に向けて純水フィルタ25、純水圧
力測定器26、開閉弁27、純水加熱部28が付設配置
され、所定温度に加熱した純水DWを供給する純水の通
路として構成されている。なお、純水DWは基板の表面
酸化を防ぐうえで、脱酸素処理を施したものを用いる方
がより好ましい。上記給排液切換弁13は純水DWや処理
液2を基板処理槽1へ供給し、必要に応じて基板処理槽
1内の処理液2を排液管42を介して排液ドレン43へ
排出するように構成されている。
【0015】スタティックミキサー14は、例えば図2
に示すように、ミキサー管路14a内に孔あきねじり板
14bを固定し、純水DWと処理液QA〜QEとを均一に
混合するように構成されている。なお、このスタティッ
クミキサーに代えて他の混合器を用いても良く、管路が
十分に長ければかかる混合器を省くことも出来る。上記
開閉弁連結管16は処理液供給部4の複数の開閉弁8A
〜8Eを連結したものであり、詳細については後述す
る。
【0016】前記処理液供給部4は、複数種の処理液Q
A〜QEを貯溜した処理液貯溜容器6A〜6Eと、基板処理
槽1の上流側で処理液供給管3aにそれぞれ処理液貯溜
容器6A〜6Eを連通する処理液導入管7A〜7Eと、各処
理液導入管7A〜7Eを開閉する開閉弁8A〜8Eと、処理
液QA〜QEを圧送する圧送ポンプ15A〜15E等から成
る処理液供給手段とから成り、圧送ポンプ15A〜15E
及び開閉弁8A〜8Eを適宜選択的に制御して、所定の処
理液QA〜QEを処理液供給管3aへ圧送するように構成
されている。
【0017】上記開閉弁8A〜8Eは、図1〜図3で示す
ように、スタティックミキサー14の上流側に配置した
開閉弁連結管16に固定され、この開閉弁連結管16を
介して処理液供給管3aと連通連結されている。なお図
2は開閉弁8A〜8Eと開閉弁連結管16との連結状態を
示す要部の背面図、図3は図2のIII−III線矢視断面図
である。
【0018】この開閉弁8Aは、図3で示すように、弁
本体80内に処理液導入室81と弁駆動室82を区画形
成し、処理液導入室81と弁駆動室82に亙り弁軸83
を貫通し、処理液導入室81に処理液導入管7Aを接続
するとともに、処理液導入室81内では弁軸83の先端
部に弁体84aを固定して、弁体84aを導入弁連結管
16に形成した弁座84bで受け止め、弁駆動室82内
では弁軸83にエアピストン85を固定して圧縮バネ8
6でエアピストン85を閉弁側に付勢するとともに、圧
縮エアAでエアピストン85を開弁操作し、処理液QA
を所定量だけ純水給液管路3a内へ圧送するように構成
されている。
【0019】この実施例では、弁体84aを開閉弁連結
管16に形成した弁座84bで受け止めるように構成し
たので、弁体84aと純水給液管路3aとの間の空間が
なくなるため、各開閉弁8A・8Bを閉じた場合、処理液
Aの液切れが良くなり、処理液供給管3aに不要な処
理液が長時間混入することはなくなり、純水DWの供給
量に対する処理液QAの供給量を正確に制御して所定の
処理液濃度に調合することができる。しかも、純水が停
留してバクテリヤが発生することもなくなる。なお、第
3図中の符号82aは圧縮エアAの出入り口、82bは
エアピストン85の作動に伴い弁駆動室82内へエアを
出入りさせるための連通口、87は処理液封止用ベロー
ズ管である。これらの開閉弁8A〜8Eは圧縮エアAで作
動するものとして例示したが、適宜電磁開閉弁等を用い
ることもできる。
【0020】前記圧送ポンプ15A〜15E等から成る処
理液供給手段は、複数種の表面処理毎の処理液供給量を
設定入力する図示しない設定入力部を具備して成り、あ
らかじめ入力された表面処理プログラム、及び設定入力
された処理液供給量に基づいて開閉弁8A〜8Eを図示し
ない弁駆動回路を介して開閉制御するとともに、後述す
るポンプ制御手段23を介して圧送ポンプ15A〜15E
を駆動制御するように構成されている。
【0021】図4は一種類の処理液QAの供給部を示す
概要図であり、各処理液導入管7aには上流側へ向かっ
て順次、三方弁17A、処理液フィルタ18A及びポンプ
吸液手段30、マグネット式圧送ポンプ15A、処理液
Aの流通の有無を検出する流通検出器19が付設配置
されている。ポンプ制御手段23は、図4の各処理液導
入管7Aに付設された処理液供給量測定器20A処理液
供給圧信号Vを受けて、表面処理毎にあらかじめ設定さ
れた処理液供給量に対応して圧送ポンプ15Aの圧送力
を変調するように構成されており、各表面処理に応じて
純水DW中の処理液QA〜QEを所定濃度に調合すること
ができる。
【0022】この処理液供給量測定器20Aは、三方弁
17Aに付設した圧力トランスデューサ21aと、圧力
トランスデューサ21aの検出信号を受けてアナログの
処理液供給圧信号Vに変換するとともに、このときの
理液供給圧を表示する圧力計21bとから成り、ポンプ
制御手段23は制御信号Jに基づき処理液供給圧信号V
を変調する調節器24aと、調節器24aからの信号を
受けてポンプ制御信号を出力するポンプ駆動回路24b
とから成り、マグネット式圧送ポンプ15A を正確に駆
動制御して、あらかじめ設定した処理液供給量Qを供給
するように構成されている。
【0023】ちなみに、本実施例では基板の拡散処理の
前段の洗浄処理として、次のようなプログラムに基づい
て一連の表面処理を実行することができる。 ステップ1:純水+QA+QE ステップ2:純水 ステップ3:純水+QB ステップ4:純水 ステップ5:純水5+QC+QE ステップ6:純水(終了)
【0024】本実施例では、マグネット式圧送ポンプ1
が自吸式でないために、ポンプ吸液手段30が付設
されいてる。このポンプ吸液手段30は、図4で示すよ
うに、吸液管31の一端をポンプ吐出側の微粒子除去用
の処理液フィルタ18に接続するとともに、他端をア
スピレータ34に接続し、アスピレータ34に上水CW
流通させることにより、吸液管31内を負圧にして、圧
送ポンプ15に処理液Qを導入するように構成され
ている。なお、このとき三方弁17は完全に閉とす
る。
【0025】上記圧送ポンプ15Aに処理液QAが導入さ
れたか否かは、それぞれ処理液供給管7A及び吸液管3
1に付設された流通検出器19及び32によって自動的
に検出され、吸液完了とともに開閉弁33、35が閉じ
られる。その後圧送ポンプ15Aをあらかじめ始動して
三方弁17Aを戻り管6a側に開とし、三方弁17A及び
戻り管6aを介して処理液フィルタ18Aから三方弁1
Aに至るまでの処理液供給管7A内のエア抜きをしてお
く。なお、圧送ポンプ15Aが自吸式の場合には、上記
のようなポンプ吸液手段30は不要である。また、圧送
ポンプ15A〜15Eはマグネットポンプに限らず、適宜
流量調節可能なポンプであれば良い。
【0026】図5は本考案に係る基板処理槽1の周辺の
要部縦断面図である。この実施例では、単一の基板処理
槽1内で複数種の一連の表面処理を行うとともに、表面
処理を終えた基板Wを処理槽1より所定速度で引き上げ
ることにより、処理槽1の上部で基板Wの乾燥を行うこ
とを意図したものである。この実施例は、排液槽41の
上方を密閉可能なチャンバー90で覆い、排液管42に
減圧手段47と連通する排気管45を接続するととも
に、排液管42に開閉弁46を設けて成り、チャンバー
90内を減圧手段47で減圧して、基板の乾燥を促進す
るように構成されている。
【0027】この装置で基板の乾燥を行うには、次のよ
うにする。先ず、基板搬送装置を構成する基板保持具6
6により、処理を終えた基板Wを所定速度(約10mm/s
ec)で引き上げることにより、処理液2がオーバフロー
する処理槽1内から基板Wを取り出す。このとき、処理
液2の表面張力により、その表面に処理液2の液滴がほ
とんど付着することなく、基板Wを取り出すことができ
る。次に三方弁13を操作して、処理液2を基板処理槽
1から排液管42を介して排出し、その後各弁13及び
46を閉じて、排気管45を介して減圧手段47でチャ
ンバー90内を約750〜770mmHg程度まで減圧す
る。これにより、基板Wの表面に僅かに付着していた液
滴を蒸発させて、液切り乾燥をさらに促進することがで
きる。
【0028】なお、上記実施例においては、基板Wを基
板保持具66により直接保持してその処理を行うカセッ
トレスタイプの基板処理槽1を採用した処理装置につい
て説明したが、基板をカセットに収容した状態で搬送し
てその処理を行うカセットタイプの処理装置について
も、本考案を適用することができる。
【0029】
【考案の効果】請求項1の考案では、基板処理槽の下部
に接続した処理液供給管より処理液を供給してその上部
よりオーバーフローさせ、開閉弁を選択的に開閉制御し
て複数種の処理液を各処理液貯溜容器より順次処理槽に
供給し、処理の終了した基板を乾燥させるため処理液が
オーバーフローしている基板処理槽から当該基板を所定
速度で引き上げるようにしたので、次の効果を奏する。 処理液がオーバーフローしている基板処理槽から基
板を所定速度で引き上げるとき、処理液の表面張力によ
り、その表面に処理液の液滴がほとんど付着することな
く基板を取り出すことができる。その結果基板の処理が
不必要に進行するのを防止することができる。 また、基板の引き上げ時には基板処理槽内の処理液
はオーバーフローしているので、処理液面と引き上げら
れている基板とが接している部分においては処理液は基
板と離れる方向に流動しているため、処理液上に浮遊し
ているパーティクルは基板と離れる方向に移動する。こ
れにより、基板の引き上げ時にパーティクルが基板に付
着しにくくなる。
【0030】請求項2の考案では、請求項1に記載の浸
漬型基板処理装置において、基板処理槽の上部をチャン
バーで密閉可能に構成し、基板搬送装置で基板を引き上
げた後、前記チャンバー内を減圧手段で減圧して基板を
液切り乾燥するので、上記効果の他に次の効果を奏
する。 基板の表面にわずかに付着していた液滴が減圧によ
り蒸発して、液切り乾燥を一層促進し、短時間で基板の
乾燥を完了することができる。つまり、基板の処理と引
き上げによる乾燥と減圧による乾燥とを一連に行うこと
により、全体としてスループットを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る浸漬型基板処理装置の概
要図である。
【図2】開閉弁と開閉弁連結管との連結状態を示す要部
の背面図である。
【図3】図2のIII−III線矢視断面図である。
【図4】一種類の処理液QAの供給部を示す概要図であ
る。
【図5】本考案の実施例に係る浸漬型基板処理装置の要
部の縦断面図である。
【図6】従来例1の第1図相当図である。
【図7】従来例2の第1図相当図である。
【符号の説明】
1…基板処理槽、2…処理液、3a…処理液供給管、4
…処理液供給部、DW…純水、QA〜QE…処理液、W…
基板、6A〜6E…処理液貯溜容器、7A〜7E…処理液導
入管、8A〜8E…開閉弁、15A〜15E・20A・23…
処理液供給手段、47…減圧手段、66…基板搬送装
置、90…チャンバー。
フロントページの続き (72)考案者 荒木 浩之 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日 本スクリーン製造株式会社 彦根地区事 業所内 (56)参考文献 特開 昭63−314835(JP,A) 特開 昭61−154130(JP,A) 特開 昭61−139030(JP,A) 特公 平2−13459(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/304

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部に接続した処理液供給管より処理液
    を供給してその上部よりオーバーフローさせるように構
    成した基板処理槽と、 前記処理液供給管に開閉弁を介して接続された複数種の
    処理液貯溜容器と、前記開閉弁を選択的に開閉制御して
    複数種の処理液を各処理液貯溜容器より順次処理槽に供
    給する処理液供給手段とを備えて成る処理液供給部と、 処理の終了した基板を乾燥させるため処理液がオーバー
    フローしている基板処理槽から当該基板を所定速度で
    き上げる基板搬送装置と、 を具備して成る浸漬型基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板処理槽の上部を密閉可能に構成
    したチャンバーと、前記基板搬送装置で基板を引き上げ
    た後、前記チャンバー内を減圧する減圧手段とを具備し
    て成る請求項1に記載の浸漬型基板処理装置。
JP1993041492U 1990-10-19 1993-06-29 浸漬型基板処理装置 Expired - Lifetime JP2575268Y2 (ja)

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