JP2580314B2 - シールドトンネルセグメント及びシールドトンネル構造 - Google Patents
シールドトンネルセグメント及びシールドトンネル構造Info
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Description
断面シールドトンネル用のセグメントと、それを使用し
たシールドトンネル構造に関する。
98号公報に開示されているものが知られている。このセ
グメントは、左右2つの円がオーバーラップしてそのオ
ーバーラップ部分で双方とも欠けた断面形状、つまり全
体が繭形の断面形状をなし、その左右の欠円部がそれぞ
れ複数の円弧ピースで構成されるとともにV形断面の上
下一対の接合ピースで互いに接合されている。そして、
これら欠円部の間の欠如部分、つまり上下の接合ピース
間に垂直な柱材または壁材を設けて左右のトンネル空間
を区画するものである。
同じ高さで平行な横型2連のトンネルのみで、縦型2連
のトンネルや、第23図に示すように2つのトンネルT1,T
2が横型2連から縦型2連へまたは縦型2連から横型2
連へ断面形態を変化させる螺旋2連トンネルには使用で
きない、(2)上下の接合ピースに柱材または壁材を結
合するための特殊な結合部を設けなければならず、コス
ト高になる、(3)円弧ピース及び接合ピースの結合作
業と、該接合ピースと柱材または壁材との結合作業とは
作業内容が異なるため作業性が悪い、等々の問題があっ
た。 縦型2連または横型2連の複断面シールドトンネル
は、工期、経済性、施工性、安全性などの多くの点で、
従来の一般的な単線並列トンネル(2つのトンネルを単
に並列させたもの)及び複線円形トンネル(1つのトン
ネルを複線分の円形断面にしたもの)より優れている
が、次の点では不利である。すなわち、縦型2連トンネ
ルは、地下構造物と交差する場合の施工性や鉄道・道路
トンネルの防災に対する安全性では劣っており、また横
型2連トンネルは、急曲線の施工性や地盤沈下に対する
安全性では他の形式のトンネルよりやや劣っている。 しかし、縦型2連の劣る点では横型2連が優れ、横型
2連の劣る点では縦型2連が優れている。このことは、
縦型2連と横型2連とを合わせた複断面トンネルは縦型
・横型を施工条件に応じてうまく使い分けることによ
り、両方の短所を補い、長所を活かした有効利用が可能
なことを意味している。 特に、第23図に示した螺旋2連トンネルでは、縦型2
連から横型2連へ、または横型2連から縦型2連へと連
続してトンネル断面を変化させることが可能なため、両
方の長所を最大限に引き出すことができる。この場合の
トンネルは三次元に捻じれた構造となり、2本のトンネ
ルの中心線は第24図に示すように水平線との角度をθ、
半径をRとすると x=±Rcosθ y=±Rsinθ z=kθ(kは定数) を満たす螺旋形となる。 縦型2連から横型2連へまたは横型2連から縦型2連
へトンネル断面を変化させる単純な方法としては、第25
図に示すように2つのリング部1,2が三次元に捻じれる
ことなく両方の中心線に直角な直2連のセグメントを使
用し、これを互いに所定の段差をもって上下に食い違わ
せて配列して螺旋状に近似した2連トンネルとすること
が考えられる。しかしこれでは次のような問題がある。 セグメントの相互においてそのリング部1,2の接合
部分(継手部分)がズレ、しかもそのズレの方向も異な
るため、トンネル軸線方向のセグメント相互の連結が難
しい。 セグメント相互においてそれを構成するピースの位
置が異なり、しかも各ピース3の組立位置が個々に固定
されるため、組立作業性が非常に悪い。 セグメント間の段差がシールド機のテールを抜ける
ときにローリングの可能性がある。 シールの止水性が悪い。 シールドジャッキ受圧面がジャッキ推力方向に直角
でないため、シールドジャッキに工夫が必要である。 推進時にセグメントが動く恐れがある。 セグメント相互を連結するボルトに剪断力が作用す
る。 そこで本発明の目的は、第23図のように、連続した螺
旋2連トンネルを上記ないしの如き問題なく構築で
き、しかも上述した従来の繭形セグメントにおける上記
2及び3のような問題もない、また成形が難しい特殊形
状(例えば、三次元の捻れ断面)のセグメント(ピー
ス)を用いなくとも、螺旋2連トンネルにできるシール
ドトンネルセグメント、及び使用したシールドトンネル
構造を提供することにある。
共通ピースによって接合して、螺旋複断面のシールドト
ンネルとするシールドトンネルセグメントにおいて、共
通ピースの形状を工夫することによって上記の目的を達
成したものである。すなわち、共通ピースは、両側面と
も軸線と平行な板状の胴部と、該胴部からトンネル軸方
向にだけ所定の交叉角度差をもって傾斜してV字形に分
岐する分岐部とを一体に設けたものである。 第2の形態のシールドトンネルセグメントは、リング
部同士の接合構造を工夫することにより上記の目的を達
成したものである。すなわち、リング部同士の接合用ピ
ースを相対回転可能に連結して、リング部相互を交叉角
度可変に接合したものである。 また、本発明によるシールドトンネル構造は、上記第
1の形態または第2の形態の複数個のシールドトンネル
セグメントを、相互のリング部の交叉角度を変化させて
トンネル軸方向に接合し、螺旋複断面のトンネルとした
ものである。
場合は、組み立てた通常セグメント同士を軸線方向に並
べるだけで上記角度θが一定な螺旋2連トンネルを構築
できる。 ところで、螺旋2連トンネルの立体的な形態を、2つ
の同じ長円筒体がその一部を共通にして並んだまま螺旋
を描きながら横2連から縦2連、縦2連から横2連へと
連続して捻れた形態とした場合、2つの長円筒体とも三
次元に捻れた断面となる。これをトンネル軸方向に分断
すると、その分断による2連のリング部(セグメント)
の内外両面は三次元に捻れた湾曲面となり、各リング部
を構成するセグメント(ピース)も三次元に捻れた断面
となる。また、両リング部の接合部分も三次元に捻れた
断面になる。 従って、2連の両トンネルともに、内外両面が滑らか
に連続した理想的な螺旋円筒体とするには、内外両面と
も三次元に捻れた湾曲断面のセグメントを使用する必要
がある。 しかし、このようなセグメントの成形は非常に困難で
あるばかりでなく、継手構造も複雑になり、さらに組み
立てに当たっては、三次元に捻じれしかもその捻じれの
態様も異なる数種の特殊セグメントの継手面を三次元に
合致させなければならないため、組み立て作業が非常に
複雑になるとともに、その精度や施工管理などの種々の
面で不都合が生ずる。 ところが、本発明の第1の形態シールドトンネルセグ
メントによれば、完成される2連のトンネルが上記のよ
うな理想的なものとならず、通常のシールドトンネルの
曲線部と同様に少し目的角の段差が生ずるものにはなる
が、2つのリング部を接合する共通ピースの分岐部のみ
において、しかもその交叉角度差によって2つのリング
部の一つを他のリング部に対して傾けるだけで、近似的
な螺旋円筒体とするため、このような共通ピースの成形
はそれほど難しくはなく、また2つのリング部の大部分
を占めるセグメント(ピース)は、従来から一般的に使
用されている通常セグメント(矩形セグメントやテーパ
セグメント等)で良いことになる。 第2の形態のシールドトンネルセグメントの場合は、
両リング部の交叉角度をその接合部分である接合用ピー
スで調整するだけで、上記角度θが任意な螺旋2連トン
ネルを構築できる。また、共通ピースに分岐部は不要で
あり、全セグメント(ピース)について一般的なものを
使用できる。 第1及び第2の両形態とも、内空に欠如部のない2つ
のリング部で構成されるため、縦型2連及び横型2連の
いずれのトンネル断面にも対応できる。特に、第2の形
態シールドトンネルセグメントでは角度θを自由に変え
ることができ、また2つのリング部が両方の中心線に直
角になる直2連のセグメントとしても使用できる。 本発明によるシールドトンネル構造によると、第1ま
たは第2の形態シールドトンネルセグメントを使用し、
直線2連のトンネルから螺旋2連のトンネルへ、さらに
螺旋2連トンネルから再び直線2連のトンネルへ、また
横型2連から縦型2連へ、さらに縦型2連から再び横型
2連へと連続して変わるトンネル構造にできる。第1の
形態のシールドトンネルセグメントを使用した場合、2
連トンネルの接合部(2つのリングの合流部)は、共通
ピースの板状の胴部で構成されるため、横型2連として
も縦型2連としても、常に軸線と平行で三次元に捻れの
ない面となる。
る。 第1図は、本発明のシールドトンネルセグメントの好
ましい実施例の斜視図、第2図はその正面図、第3図は
側面図、第4図は平面図である。このシールドトンネル
セグメント10は、互いに逆方向に交叉して連続する2つ
の同じ直円形のリング部11,12で構成される。両リング
部11,12は、第3図に示すように一方のリング部11の中
心線O1−O1が上向き、他方のリング部12の中心線O2−O2
が下向きになり、これら中心線が所定の角度αをなすよ
うに交叉している。両リング部11,12は、その双方に共
通の共通ピース、つまり1個の第1の接合ピース13と、
両リング部11,12について同じ第2の接合ピース14・14
によって接合され、また通常セグメントである円弧ピー
ス15〜19・15〜19を使用し、これらを、リング部11は図
において反時計周りに、またリング部12は時計周りに順
次結合して組み立てられる。円弧ピース15〜19は、従来
の一般的なセグメントと同形状の単なる円弧状、つまり
周方向には円弧形断面、トンネル軸方向にはトンネル軸
線と平行な四辺形断面であるが、第1の接合ピース13と
第2の接合ピース14とは次のような形状になっている。 第5図は第1の接合ピース13の正面図、第6図はその
側面図、第7図は下面図である。接合ピース13は、胴部
13aとその下端からV字形に分かれた左右の分岐部13b,1
3cとから成る。この接合ピース13の表面形状は、板状の
胴部13aの前後面20,21が垂直面、左右両側面22,23がリ
ング部11,12の内周に沿う円弧面、上端面24が左右両側
に下向きに傾斜した斜面、左右の分岐部13b,13cの間の
下面25が逆U字状の湾曲面となっている。また、左右の
分岐部13b,13cが胴部13aに対しトンネル軸方向に互いに
逆方向に傾き、左側の分岐部13bの前面26及び後面27が
前方へ傾斜した斜面、右側の分岐部13cの前面28及び後
面29が後方へ傾斜した斜面となっている。 胴部13aの上端部には、当該1つのシールドトンネル
セグメント10における左右の第2の接合ピース14,14と
結合するための左右の継手30,31が埋設され、左右の分
岐部13b,13cには左右の円弧ピース19と結合するための
継手32,33が埋設されている。さらに、胴部13a及び分岐
部13b,13cの前後両側縁部には、前後に隣接する他のシ
ールドトンネルセグメント10の接合ピース13,14と結合
するための前後それぞれ複数の継手34,35が埋設されて
いる。 第2の接合ピース14は、左右のリング部11,12に対し
実質的に同じ2つのものを対称に向き合わせて使用され
る。第8図は、この接合ピース14を右側のリング部12に
使用される向きにして表す正面図、第9図はその側面
図、第10図は平面図である。 この接合ピース14は、接合基部14aと中間部14bと翼部
14cとから成る全体円弧状で、内周面36はリング部12の
内周に沿う円弧面となっている。翼部14cは、中間部14b
が前方へ傾斜しているため接合基部14aに対してやや前
方へ傾斜している。接合基部14aの前後面37,38及び翼部
14cの前後面39,40は垂直面であるが、中間部14bの前面4
1及び後面42は、第1の接合ピースの分岐部13a,13cの前
後面26,27、28,29と同じ面積及び同じ傾斜の斜面となっ
ている。接合基部14aには、第1の接合ピース13と結合
するための継手43及び左側のリング部11の第2の接合ピ
ース14と接合するための継手44が埋設されているととも
に、その接合用孔45が設けられている。また、翼部14c
の先端部には、当該1つのシールドトンネルセグメント
10における円弧ピース15と結合するための継手46が埋設
され、翼部14c及び中間部14bの前後両側縁部には、前後
に隣接する他のシールドトンネルセグメント10と結合す
るための複数の継手47が埋設されている。第2の接合ピ
ース14は、左側のリング部11に対しては第8図ないし第
10図とは左右対称の向きにして使用されるため、その場
合は、翼部14cは接合基部14aに対して後方へ傾斜する。 各シールドトンネルセグメント10の組立は、第1の接
合ピース13に対して左右の第2の接合ピース14,14を継
手30,31,43によって結合するとともに、左右両第2の接
合ピース14,14を継手44によって互いに接合した後、こ
れら接合ピース14,14に左右それぞれ円弧ピース15〜19
を従来と同様に順次結合して行う。従って、2つのリン
グ部11,12を上下に位置させてシールドトンネルセグメ
ント10を縦型にする場合も両リング部11,12の組立作業
を同時に行うことができる。 シールドトンネルセグメント10相互のトンネル軸線方
向の連結は、前回施工のシールドトンネルセグメント10
が第2図に示す向きの組立形態であったならば、今回施
工するシールドトンネルセグメント10は前回とは上下逆
に、または第11図のように上下左右の組立形態とする。
そして、互いに逆になって第12図に示すようにトンネル
軸線方向に並ぶ両シールドトンネルセグメント10,10の
対向したピースを継手によって互いに連結する。この場
合、両シールドトンネルセグメント10,10において、第
1の接合ピース13の分岐部13a,13bの後面27,29に第2の
接合ピース14の中間部14bの前面41が合致する。 従って、シールドトンネルセグメント相互の連結面に
段差や間隙は生ぜず、テールシール部の止水性が良い。
このような作業を第13図に示すような螺旋2連トンネル
掘削型シールド機48の掘進に伴い繰り返せば、互いに交
叉したリング部11,12の連続により第23図に示したよう
な、直線2連のトンネルから螺旋2連のトンネルへ、さ
らに螺旋2連トンネルから再び直線2連のトンネルへ、
また横型2連から縦型2連へ、さらに縦型2連から再び
横型2連へと連続して変わる螺旋2連シールドトンネル
が構築される。第1の接合ピース13及び2つの第2の接
合ピース14,14は、隣接するシールドトンネルセグメン
ト10,10において交互に逆の配置になるため、それらの
接合部及びそれと円弧ピース15,19との結合部は食い違
い、いわゆる千鳥組になる。従って、シールドトンネル
セグメント相互の継手部を剛にすることができる。 シールド機48は、並設された一対の後胴49,50とこれ
ら後胴49,50に対して互いに逆方向に屈曲可能な一対の
前胴51,52とから成り、両前胴51,52の前面にカッタ(図
示せず)を装着している。このシールド機48は両前胴5
1,52の推進方向の違いによって生ずるモーメントにより
全体が自動的に旋回し、並列する2本のトンネルを同時
に螺旋状に掘削する。このシールド機48に対し上記シー
ルドトンネルセグメント10は後胴49,50からシールドジ
ャッキによって押し出される。両前胴51,52の推進方向
は異なるが、シールドトンネルセグメント10の両リング
部11,12の軸線は、掘削される両トンネルの軸線(前胴5
1,52の軸線)と一致し、両リング部11,12のシールドジ
ャッキ受圧面がシールドジャッキの推力方向と直角にな
るため、シールドトンネルセグメント10に無理な応力が
かからない。 各シールドトンネルセグメント10における両リング部
11,12の接合部分は、上記のような形態にするのが上述
したように種々の面で有利であるが、本発明はこれに限
定されるものではない。第14図及び第15図には両リング
部11,12を一つの接合ピース53で接合する例を示す。こ
の接合ピース53は、両端部が二股に分かれて各端部に長
短2本の分岐部53a,53bを有し、しかも両端の分岐部53
a,53bは長短互いに逆向きになっており、かつ互いに前
後逆方向に交叉し、前後面は斜面となっている。従っ
て、この接合ピース53に左右それぞれ円弧ピース54〜58
を結合すれば、互いに逆向きに交叉した両リング部11,1
2が構成される。 第16図は、中間の第1の接合ピース57と長短2本の交
叉した分岐部58a,58bを有する両側の2つの第2の接合
ピース58,58を用い、これら第2の結合ピース58,58を互
いに対称配置してこれに円弧ピース59〜63を結合し、互
いに逆向きに交叉された両リング部11,12を構成する例
である。 第17図は、長短2本の交叉した分岐部64a,64bを有す
る2つの接合ピース64,64を用い、これらを互いに対称
配置してこれに円弧ピース65〜67を結合し、互いに逆向
きに交叉した両リング部11,12を構成する例である。 第18図は、中間の2つの第1の接合ピース68,68と長
短2本の交叉した分岐部69a,69bを有する両側の2つの
第2の接合ピース69,69を使用し、これら第2の接合ピ
ース69,69を互いに対称配置してこれに円弧ピース70〜7
3を結合し、互いに逆向きに交叉した両リング部11,12を
構成する例である。 第19図は、接合ピース自体に交叉部分を設けなくとも
両リング部11,12を交叉関係にでき、しかもその交叉角
度を任意に変えることができる実施例である。すなわ
ち、両リング部11,12は、それらの接合用ピース74,74を
軸ボルト75によって回転可能に接合されている。接合用
ピース74,74の中央には、軸ボルト75を貫通させる軸孔
(図示せず)が設けられ、またその前後両側には長孔7
6,76が設けられている。これら長孔76,76において固定
ボルト77,77により両接合用ピース74,74を緊締すると、
両リング部11,12は任意の交叉角度で互いに固定され
る。リング部11,12は、それぞれの接合用ピース74に円
弧ピース78〜82を結合して構成される。 第20図ないし第22図に示す例は、両リング部11,12の
第1の接合用ピース83,83を第19図と同様に回転可能に
接合し、その接合ピース83,83の両側の第2の接合用ピ
ース84,84に円弧ピース85〜88を順次結合したものであ
る。これらの図は、リング部11,12をその内側に構築さ
れる鉄道トンネル構造とともに左右水平、上下垂直、斜
めの施工形態にして表している。 なお、本発明は3連以上のシールドトンネルにも応用
可能である。
ネルでも施工できる。 (2)縦型2連から横型2連へまたは横型2連から縦型
2連へと連続してトンネル断面を変化させる螺旋2連ト
ンネルを施工できるため、縦型2連と横型2連とを現場
の条件等に応じて使い分けることにより、それらの長所
を最大限に発揮できる。 (3)セグメント相互の連結に当たり、接合部及びリン
グ部の継手部を千鳥組にできるため、その継手部を剛に
できる。 (4)請求項1のシールドトンネルセグメントの場合、
完成される2連の両トンネルが、その内外両面を滑らか
に連続させた全く角の無い理想的な螺旋円筒体にはなら
ないが、2つのリング部の共通ピースのV字形の分岐部
のみにおいて、しかもこの分岐部の交叉角度差によって
2つのリング部を単に逆向きに傾斜させるだけで、近似
的な螺旋円筒体とするため、このような共通ピースの成
形はそれほど難しくはなく、また2つのリング部の大部
分を占めるセグメントは、従来から一般に使用されてい
る通常の既製のもの(矩形セグメントやテーパセグメン
ト等の通常セグメント)で良い。 従って、螺旋2連トンネルを作るセグメントとして、
セグメント製作上の問題、組み立て上の問題、施工管理
上の問題、トンネル内空断面などを総合的に勘案した実
用性の高いものであると言える。 (5)セグメント相互の連結も容易である。 (6)テールシール部の止水性が良い。 (7)セグメントのシールドジャッキ受圧面がジャッキ
推力方向に直角になるため、セグメントがジャッキによ
り無理な応力を受けることがない。 (8)推進時にセグメントが動く恐れは少ない。 (9)セグメント相互を連結するボルトに剪断力が作用
することもない。 (10)請求項2のシールドトンネルセグメントによれ
ば、2つのリング部の交叉角度を任意に変えることがで
きるので、2連トンネルの螺旋を任意に調整できる。ま
た、特殊形状のピースを用いることなく、一般のピース
のみで構成できるため、一般のセグメントと同等の製作
費及び施工性で螺旋2連トンネルを施工できる。 (11)請求項3によれば、請求項1または2のセグメン
トを使用して、直線2連のトンネルから螺旋2連のトン
ネルへ、さらに螺旋2連トンネルから再び直線2連のト
ンネルへ、または横型2連から縦型2連へ、さらに縦型
2連から再び横型2連へと連続して変わるシールドトン
ネル構造にできる。
実施例の斜視図、第2図はその正面図、第3図は同側面
図、第4図は同平面図、第5図,第6図及び第7図はそ
れにおける第1の接合ピースの正面図,側面図及び下面
図、第8図,第9図及び第10図は第2の接合ピースの正
面図,側面図及び平面図、第11図はこのシールドトンネ
ルセグメントを第2図とは上下逆して示す正面図、第12
図は2つのシールドトンネルセグメントの連結状態の平
面図、第13図はこのシールドトンネルセグメントをシー
ルド機の掘進に伴い設置する状態の斜視図、第14図及び
第15図は他の例のセグメントの斜視図及び正面図、第16
図,第17図及び第18図はそれぞれさらに異なる例の正面
図、第19図は両リング部の交叉角度を可変とした実施例
の斜視図、第20図ないし第22図は交叉角度を可変とした
他の例のシールドトンネルセグメントを両リング部の位
置関係を変えて示す正面図、第23図は螺旋2連トンネル
の概念を説明する斜視図、第24図は同正面図、第25図は
両リング部が逆向きに交叉していないセグメントで螺旋
2連トンネルを構築しようとする場合の斜視図である。 10……シールドトンネルセグメント、13……第1の接合
ピース、14……第2接合ピース、53,57,58,64,68,69…
…接合ピース、74,83……接合用ピース。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも2つのリング部を共通ピースに
よって接合して、螺旋複断面のシールドトンネルとする
シールドトンネルセグメントにおいて、前記共通ピース
が、両側面とも軸線と平行な胴部と、該胴部からトンネ
ル軸方向にだけ所定の交叉角度差をもって傾斜してV字
形に分岐する分岐部とを一体に設けていることを特徴と
するシールドトンネルセグメント。 - 【請求項2】少なくとも2つのリング部を接合用ピース
によって接合して、螺旋複断面のシールドトンネルとす
るシールドトンネルセグメントにおいて、前記リング部
同士の前記接合用ピースが相対回転可能に連結されて、
リング部相互が交叉角度可変に結合されていることを特
徴とするシールドトンネルセグメント。 - 【請求項3】請求項1または請求項2の複数個のシール
ドトンネルセグメントを、相互のリング部の交叉角度を
変化させてトンネル軸方向に接合し、螺旋複数断面のト
ンネルとしたことを特徴とするシールドトンネル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1031159A JP2580314B2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | シールドトンネルセグメント及びシールドトンネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1031159A JP2580314B2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | シールドトンネルセグメント及びシールドトンネル構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02213595A JPH02213595A (ja) | 1990-08-24 |
| JP2580314B2 true JP2580314B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=12323667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1031159A Expired - Lifetime JP2580314B2 (ja) | 1989-02-13 | 1989-02-13 | シールドトンネルセグメント及びシールドトンネル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2580314B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH079153B2 (ja) * | 1988-11-16 | 1995-02-01 | 大成建設株式会社 | 多連形トンネル及び多連形トンネル用シールドセグメント |
-
1989
- 1989-02-13 JP JP1031159A patent/JP2580314B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
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| JPH02213595A (ja) | 1990-08-24 |
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