JP2581981Y2 - 膜式ガスメータ - Google Patents

膜式ガスメータ

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JP2581981Y2
JP2581981Y2 JP1992049355U JP4935592U JP2581981Y2 JP 2581981 Y2 JP2581981 Y2 JP 2581981Y2 JP 1992049355 U JP1992049355 U JP 1992049355U JP 4935592 U JP4935592 U JP 4935592U JP 2581981 Y2 JP2581981 Y2 JP 2581981Y2
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valve
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crankshaft
small
measuring chamber
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富功 山下
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、計量室に設けられた1
対ののう膜の、ガスの給排気による変位によってガスの
計量を行なう膜式ガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の膜式ガスメータは実開平4−41
627に示されるように隔壁により2分割された計量室
に、それぞれ外周が気密に固定されたのう膜を設け、ガ
スの給排気によるのう膜の変位をそれぞれ翼軸により回
転運動に変換し、翼軸の回転を検出してガスの計量を行
なうものである。計量室の上部には4分円状の開口部が
形成されており、この開口部上に図8に示すように、等
しい形状の開口部を有する円状の弁座1が取り付けら
れている。また弁座1の中心には弁軸2が弁座1に対し
て直角方向に突出して設けられており、弁軸2の上端に
は碗状の滑弁3が回転自在に支持されている。滑弁3の
内面中心には円筒状の軸受4が下方に向って突出して設
けられており、弁軸2の上端が回転自在に嵌合してい
る。また滑弁3は弁座1に対し同心状に摺接しており、
軸受4を中心として1/4円の扇形の開口部が形成され
ている。そして滑弁3の回転により弁座1に4分割され
て形成された開口部を順次開くようになっている。
【0003】一方、計量室5の上部には1対の翼軸6
a,6bが突出しており、翼軸6a,6bの上端にはそ
れぞれ大肘金7a,7bの一端が固定されている。また
大肘金7a,7bの他端にはそれぞれ軸8a,8bを介
して小肘金9a,9bの一端が回転自在に連結されてお
り、小肘金9a,9bの他端は滑弁3の上部に所定量偏
心して突設されたクランク軸10に、それぞれ回転自在
に連結されている。さらに小肘金9a,9bのクランク
軸10に連結された端部には、小肘金9a,9b間及び
小肘金9a,滑弁3間の間隔を確保するために、それぞ
れ突出部11a,11bが下方に向って突出して設けら
れている。
【0004】上記のように構成された膜式ガスメータに
おいて、図示しないのう膜の変位により往復回転する翼
軸6の回転は、大肘金7及び小肘金9を介してクランク
軸10に伝達され、クランク運動により滑弁3を一方向
に回転する。この回転を図示しないカウンタに伝達する
ことにより、ガスの計量が行なわれる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら翼軸6の
回転によりクランク運動で小肘金9及びクランク軸10
を介して滑弁3を回転させるとき、1対の小肘金9a,
9bがクランク軸10に摺接する部分の軸方向のほぼ中
心の、図9にAで示す点が作用点となる。また弁軸2の
外周の軸受4の内周に接する点Bが支点となる。そして
作用点Aと支点Bとを結ぶ線に対して直角方向の分力P
を生ずる。このため滑弁3が浮き上る方向に力が働き、
弁座1と滑弁3との間に隙間が発生して、ガス洩れによ
り感度が低下するという問題があった。この滑弁3を浮
き上らせる力は作用点Aと支点Bとの間の距離Lが大き
い程大きくなる。
【0006】本考案はこのような点に鑑みてなされたも
ので、滑弁の浮上を抑制し感度不良の低減を図ることの
できる膜式ガスメータを提供することを目的とする。
【0007】上記目的を達成するために、本考案の請求
項1に記載の膜式ガスメータは、計量室に設けられた1
対ののう膜の、ガスの給排気による変位を回転運動に変
換する1対の翼軸と、前記計量室上部に設けられた弁軸
に回転自在に支持され、計量室内への前記ガスの給排気
を制御する滑弁と、該滑弁に偏心して設けられたクラン
ク軸と前記1対の翼軸とをそれぞれ連結する1対の小肘
金及大肘金とを備える膜式ガスメータにおいて、前記ク
ランク軸に回転自在に連結された1対の小肘金の連結端
の一方に、前記小肘金間の間隔を規制する突出部を設
け、前記連結端の他方に前記突出部が摺動自在に嵌合す
る凹部を設けて、前記突出部の下端面を前記凹部の底面
に摺動自在に当接させることによって、前記クランク軸
に回転自在に連結される前記小肘金のクランク運動の作
用点と、前記滑弁が前記弁軸に支持される支点との間の
距離を縮小させたことを特徴としている。
【0008】また、本考案の請求項2に記載の膜式ガス
メータは、計量室に設けられた1対ののう膜の、ガスの
給排気による変位を回転運動に変換する1対の翼軸と、
前記計量室上部に設けられた弁軸に回転自在に支持さ
れ、計量室内への前記ガスの給排気を制御する滑弁と、
該滑弁に偏心して設けられたクランク軸と前記1対の翼
軸とをそれぞれ連結する1対の小肘金及大肘金とを備え
る膜式ガスメータにおいて、前記滑弁の下面中心に設け
られ、弁座から突出した弁軸が嵌合する軸受の内周に、
軸方向下方に向かって拡径するテーパ面を形成すること
によって、前記クランク軸に回転自在に連結される前記
小肘金のクランク運動の作用点と、前記滑弁が前記弁軸
に支持される支点との間の距離を縮小させたことを特徴
としている。
【0009】
【0010】
【作用】本発明の膜式ガスメータにおいては、クランク
軸に回転自在に連結された1対の小肘金の連結端の一方
に突出部を設け、連結端の他方に設けられた凹部にこの
突出部を嵌合したことによって、両小肘金間の間隔を確
保しつつ小肘金の作用点を下方にずらすことができる。
従って小肘金のクランク軸に対する作用点と滑弁が弁軸
に支持される支点との間の距離を短くすることができ、
滑弁の浮上を抑制することができる。
【0011】また、本発明の膜式ガスメータにおいて
は、滑弁に設けられた軸受の内周にテーパ面を形成する
ことによって、弁軸は必ず上端が軸受に当接するので、
支点の高さが高くなり、この場合にも前記の場合と同様
に作用点と支点との間の距離を短くし、滑弁の浮上を抑
制することができる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の膜式ガスメータの実施例を図
面を参照して説明する。
【0013】図3乃至図7に膜式ガスメータの一例の構
成を示す。これらの図において、図8に示す従来例の部
分と対応する部分には同一の符号を付してある。
【0014】図3及び図4において、膜式ガスメータ2
1は上ケース22と下ケース23とから構成されてお
り、上ケース22には計量値を表示するカウンタ24、
ガス流入口25及びガス排出口26が設けられている。
下ケース23には隔壁27で仕切られた1対の計量室5
a,5bが設けられており、各計量室5a,5bにはそ
れぞれのう膜28a,28bが取り付けられている。の
う膜28a,28bは金属円板で中心部の両面が挟持さ
れた円板状の弾性部材で挟まれており、外周は計量室5
a,5bの内面に気密に固定されている。そしてのう膜
28a,28bにより各計量室5a,5bは、それぞれ
内室29a,29bと外室30a,30bに区画されて
いる。
【0015】のう膜28a,28bの中心にはそれぞれ
レバー31a,31bの一端が回転可能に取り付けられ
ており、レバー31a,31bの他端は図5及び図6に
示すように、各計量室に上下方向に回転自在に設けられ
た翼軸6a,6bに固定されている。また計量室5a,
5bの上部には上部プレート32が設けられており、上
部プレート32には計量室の各内室29a,29b、外
室30a,30bにそれぞれ連通する開口部が4分円状
に形成されている。そしてこの開口部上に整合する位置
に4分円状の開口部を有する弁シート33が取り付けら
れている。符号34,35はそれぞれ上部プレート32
に形成された4分円状の開口部の1つと連通し、計量室
5aの内室29a、外室30aに連通する開口部であ
る。また図示しないが、計量室5b側にも同様の開口部
が設けられている。さらに符号36はガス排出口26に
接続され、計量室5a,5b内のガスを燃料消費側に排
出する排気筒である。
【0016】弁シート33の中心には弁軸2が垂直に立
設されており、弁軸2により滑弁3を回転自在に支持し
ている。滑弁3は碗状に形成されており、内面中心に弁
軸2が摺動自在に嵌合する軸受4が設けられている。そ
して滑弁3の下面は弁シート33に回転自在に摺接して
いる。滑弁3の上面には図6及び図7に示すように所定
量偏心してクランク軸10が立設されており、クランク
軸10と翼軸6a,6bとは肘金で連結されている。
【0017】すなわち、翼軸6aには大肘金7aの一端
が固定されており、大肘金7aの他端には軸8aを介し
て第1の小肘金9aの一端が回転自在に連結されてい
る。さらに第1の小肘金9aの他端には軸37を介して
第2の小肘金38の一端が回転自在に連結されており、
第2の小肘金38の他端はクランク軸10に回転自在に
連結されている。同様に翼軸6bには大肘金7bの一端
が固定されており、大肘金7bの他端には軸8bを介し
て小肘金9bの一端が回転自在に連結されている。そし
て小肘金9bの他端はクランク軸10に回転自在に連結
されている。
【0018】上部プレート32上にはブリッジ39が取
り付けられており、ブリッジ39には弁軸2と同心上に
回転軸40が回転自在に設けられている。回転軸40の
下端にはレバー41の一端が固定されており、レバー4
1の他端はクランク軸10に回転自在に連結されてい
る。また回転軸40の回転はギア群42を介して、図3
に示すカウンタ24に伝達される。また滑弁3には図7
に示すように1/4円の扇形の開口部3aが形成されて
いる。
【0019】上記のように構成された膜式ガスメータに
おいて、ガス流入口25から上ケース22内に流入した
ガスは、滑弁3の開口部3aに対向した弁シート33の
開口部を介して、計量室5a,5bの内室29a,29
b、外室30a,30bのうち1つに入る。この結果の
う膜28a,28bのいずれか一方が変位し、翼軸6
a,6bの1つをある回転角の範囲で回転させる。そし
て大肘金7,小肘金9,38、クランク軸10を介して
滑弁3を回転させると、滑弁3の開口部3aは弁シート
33の隣の開口部に移動する。以下同様の動作をくり返
してガスの給排気が行なわれ、その回転に応じて滑弁3
が回転する。滑弁3の回転はレバー41を介して回転軸
40に伝達され、さらにギヤ群42を介してカウンタ2
4に伝達されて計量表示を行なう。
【0020】以上膜式ガスメータの一例の構成を説明し
たが、図1及び図2にそれぞれ本考案の特徴である滑弁
3の浮き上り防止機構の第1及び第2の実施例の構成を
示す。図1において、小肘金38のクランク軸10との
連結端には、下方に突出する円筒状の突出部51が形成
されており、突出部51の中心にクランク軸10が貫通
している。また小肘金9bの連結端には突出部51と同
心上に、突出部51の外径より大きい内径を有する断面
が円形の凹部52が形成されており、凹部52の中心に
クランク軸10が貫通している。そして突出部51の下
端面が凹部52の底面に摺動自在に当接しており、小肘
金38,9b間の間隔hと小肘金9bの下面と滑弁3の
上面との間の間隔iとは所定の間隔となっている。
【0021】本実施例によれば、小肘金38,9bの矢
印X方向の移動によりクランク軸10を押圧する作用点
が、従来A1の位置にあったものをA2の位置まで下げ
ることができる。従って図9に示す滑弁3の支点Bと作
用点Aとの間の距離Lを縮小することができ、滑弁3の
浮上を抑制することができる。
【0022】図2に示す第2の実施例では、滑弁3の内
面中心に設けられ弁軸2が嵌合する軸受4の内周に、下
方に向って拡径するテーパ面4aを形成した。
【0023】本実施例によれば、軸受4のテーパ面4a
の中心線に対する角度αを適正に設定することにより、
弁軸2が2点鎖線で示すように中心線に対して多少傾斜
している場合でも、弁軸2が軸受4の内面に当接する支
点Bは、必ず弁軸2の上端となる。従って第1の実施例
の場合と同様に支点Bと作用点Aとの間の距離Lを縮小
することができ、滑弁3の浮上を抑制することができ
る。なお角度αは1度乃至2度が適当である。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の膜式ガス
メータによれば、クランク軸に回転自在に連結された1
対の小肘金の連結端の一方に、前記小肘金間の間隔を規
制する突出部を設け、前記連結端の他方に前記突出端が
摺動自在に嵌合する凹部を設けて、前記突出部の下端面
を前記凹部の底面に摺動自在に当接させるか、または前
記滑弁の下面中心に設けられ、弁座から突出した弁軸が
嵌合する軸受の内周に、軸方向下方に向かって拡径する
テーパ面を形成することによって、滑弁が弁軸に支持さ
れる支点と、滑弁に設けられ肘金が連結されたクランク
軸に作用する作用点との間の距離を縮小させたので、滑
弁の弁シートからの浮上を抑制し、メータの感度不良の
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の膜式ガスメータの第1の実施例による
肘金とクランク軸との連結部の構成を示す縦断面図。
【図2】本考案の第2の実施例による滑弁の軸受構造を
示す部分縦断面図。
【図3】膜式ガスメータの一例の外観斜視図。
【図4】図3の縦断面図。
【図5】図4の下ケースの構成を示す斜視図。
【図6】図4の計量室上部の構成を示す側面図。
【図7】図6の要部平面図。
【図8】従来の肘金連結構造の一例を示す側面図。
【図9】図8の要部拡大図。
【符号の説明】
2 弁軸 3 滑弁 4 軸受 4a テーパ面 5 計量室 6 翼軸 7 大肘金 9,38 小肘金 10 クランク軸 21 膜式ガスメータ 28 のう膜 51 突出部 52 凹部 A 作用点 B 支点

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計量室に設けられた1対ののう膜の、ガ
    スの給排気による変位を回転運動に変換する1対の翼軸
    と、前記計量室上部に設けられた弁軸に回転自在に支持
    され、計量室内への前記ガスの給排気を制御する滑弁
    と、該滑弁に偏心して設けられたクランク軸と前記1対
    の翼軸とをそれぞれ連結する1対の小肘金及大肘金とを
    備える膜式ガスメータにおいて、 前記クランク軸に回転自在に連結された1対の小肘金の
    連結端の一方に、前記小肘金間の間隔を規制する突出部
    を設け、前記連結端の他方に前記突出部が摺動自在に嵌
    合する凹部を設けて、前記突出部の下端面を前記凹部の
    底面に摺動自在に当接させることによって、 前記クランク軸に回転自在に連結される前記小肘金のク
    ランク運動の作用点と、前記滑弁が前記弁軸に支持され
    る支点との間の距離を縮小させたことを特徴とする膜式
    ガスメータ。
  2. 【請求項2】 計量室に設けられた1対ののう膜の、ガ
    スの給排気による変位を回転運動に変換する1対の翼軸
    と、前記計量室上部に設けられた弁軸に回転自在に支持
    され、計量室内への前記ガスの給排気を制御する滑弁
    と、該滑弁に偏心して設けられたクランク軸と前記1対
    の翼軸とをそれぞれ連結する1対の小肘金及大肘金とを
    備える膜式ガスメータにおいて、 前記滑弁の下面中心に設けられ、弁座から突出した弁軸
    が嵌合する軸受の内周に、軸方向下方に向かって拡径す
    るテーパ面を形成することによって、 前記クランク軸に回転自在に連結される前記小肘金のク
    ランク運動の作用点と、前記滑弁が前記弁軸に支持され
    る支点との間の距離を縮小させたことを特徴とする膜式
    ガスメータ。
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