JP2596115B2 - 発破工法におけるマーキング装置 - Google Patents

発破工法におけるマーキング装置

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JP2596115B2
JP2596115B2 JP1032821A JP3282189A JP2596115B2 JP 2596115 B2 JP2596115 B2 JP 2596115B2 JP 1032821 A JP1032821 A JP 1032821A JP 3282189 A JP3282189 A JP 3282189A JP 2596115 B2 JP2596115 B2 JP 2596115B2
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光一 藤井
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Obayashi Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、レーザ光を利用して発破孔を仕掛ける位
置を円弧状に投射出来るようにした発破工法におけるマ
ーキング装置に関する。
《従来の技術》 山岳トンネルなどにおいて、発破を利用して切羽を破
砕しつつ掘削を行う工法では、切羽面の半円形の径に沿
った円弧をマーキングし、この円弧に沿った位置に複数
の発破孔の穿孔位置を位置決めし、この部分を穿孔した
後発破を仕掛けるようにしている。
この工法における従来のマーキング方法は、切羽とな
っている円弧の中心を位置決めし、この中心位置から巻
き尺などを用いて一周させていた。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、このマーキング方法であると、円弧の
中心位置の測定や位置決めから円弧のマーキングまでの
作業が面倒であり、また高精度に円弧が描けず、余堀り
の程度などの予測がつきにくかった。
この発明は、以上の問題を解決するものであって、レ
ーザ光線を円弧状をなして切羽面に投射することで、迅
速かつ精度良く穿孔計画位置における円弧をマーキング
できるようにした発破工法におけるマーキング装置を提
供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 前記目的を達成するため、この発明は、レーザ光線を
用いてトンネル坑の切羽面に発破の位置決め用の円弧状
マーキングを描くためのマーキング装置であって、トン
ネルの軸方向後方に向かってレーザ光線を出光するレー
ザコリメータと、このコリメータから出光したレーザ光
線をトンネルの軸方向前方に反射して切羽面に投光す
る、前記コリメータの光軸線上に配置された反射鏡と、
この反射鏡を前記光軸線と一致する回転軸を中心として
回転駆動させるための駆動機構と、前記反射鏡を光軸に
対して任意の角度に傾斜させるための角度調整機構を備
え、前記反射鏡を傾斜させてレーザ光線を斜めに反射さ
せながら回転させることにより、レーザ光線の走査によ
って切羽面に任意の大きさの円弧を投射するようにした
ことを特徴とするものである。
《作用》 以上の構成によれば、光軸に対して所定の角度に傾斜
させたまま、反射鏡をレーザコリメータの光軸線と一致
する回転軸を中心として高速回転駆動させることによ
り、レーザコリメータの光軸延長線を中心とした任意の
大きさの円弧状のマーキングが、切羽面の所定の位置に
迅速かつ精度良く投射され、これに沿って複数の発破孔
を、容易かつ精度良く位置決めしつつ穿孔することが可
能になる。
《実施例》 以下、この発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。
第1図,第2図において、1はトンネル坑2の上部に
固定される基準台、3は基準台1の下部に所定傾斜角度
をなして配置された傾斜台であり、傾斜台3を支持して
いる支持部材1aには、傾斜台3の傾斜角度を調整するハ
ンドル1bが設けられている。
傾斜台3の前部にはレーザコリメータ4がトンネル軸
方向後方に向かって固定配置され、この出光面と対向し
て傾斜台3の後部側には切羽2aに反射面を向けた反射機
構5が設けられている。
そして、コリメータ4から出光したレーザ光は反射機
構5によりトンネル軸方向前方に反射されて切羽2aに投
光され、種々の大きさの円弧Aを投射することになる。
この反射機構5は、第3図,第4図に示す構成となっ
ている。
図において、反射機構5は、傾斜台3に固定された固
定ブロック6と、固定ブロック6に支持された軸受ブロ
ック7と、軸受ブロック7に転がり軸受8を介して回転
自在に軸受され、かつ前記光軸Lに中心軸を一致させ
た、反射鏡12の回転軸としての主軸9と、主軸の先端部
にピボット軸受10を介して揺動可能に支持された支持台
11と、支持台11の前面に貼着された反射鏡12を備えてい
る。
この支持台11の背面側には主軸9の先端部外周に進退
自在に嵌合されたスライドブロック14が配置されてい
る。そして、支持台11の一端側はピン15を介してスライ
ドブロック14に接触し支持台11の揺動を規制していると
ともに、他端側には圧縮コイルバネ16が介在され、常時
支持台11を光軸Lに対して傾ける方向に押圧付勢してい
る。
また、前記軸受ブロック7の前部外周にはネジ送り機
構17を介して傾斜角度調整用のガイドスリーブ18が進退
自在に支持されている。
ガイドスリーブ18の内周側において、軸受ブロック7
の先端部における一段径小の段部7aには、前記スライド
ブロック14の背面に当接する押圧ブロック19が進退可能
に嵌合し、これの外周に突設されたピン20を介して前記
ガイドスリーブ18に連繋している。
ガイドスリーブ18の後部外周には大径歯車21が一体化
され、この大径歯車21は前記固定ブロック6を貫通して
前記主軸9と平行して軸受された角度調整用の軸22の先
端に設けたピニオン23に噛合している。
更に、前記主軸9の後端部にはこれの回転駆動用のプ
ーリ24が一体に設けられ、ベルト25を介して図示しない
高速回転用のモータに連動している。
また、調整用軸22の後端部には角度調整用の手動ハン
ドル26が設けられている。
第3図に示す状態では、前記スライドブロック14は中
間位置に位置しており、この状態で前記ピン15はバネ16
のバネ圧に坑して支持台11および反射鏡12を光軸Lに対
して直交状態に保持している。したがって、コリメータ
4から出光したレーザ光線はコリメータ4側に戻ること
になる。
この状態で主軸9を高速回転させつつハンドル26を回
動操作すれば、ガイドスリーブ18はその回転方向に応じ
て前進または後退し、ピン20を介して押圧ブロック19を
前進または後退させ、これによって支持台11および反射
鏡12を想像線で示すごとく前傾または後傾させる。
傾斜動作よって反射鏡12に入射したレーザ光線は、反
射鏡12の傾斜に応じた角度で斜めに反射し、この反射光
はレーザコリメータ4を越えて切羽2aの面に投光され、
高速回転に応じて切羽2aの面を走査して円弧状のマーキ
ングを投射することになる。
そして、この円弧Aの大きさは、反射鏡12の傾斜角度
を調整することによって種々変更できるので、ハンドル
操作に応じて、レーザコリメータ4の光軸延長線を中心
とする最適な大きさの円弧Aを切羽2aの面に投射するこ
とができ、第1図に示すようにこの円弧Aに沿って位置
決めしつつ複数の発破孔2bを穿孔すれば、発破作業のた
めの爆薬を、トンネルの内周面の形状に沿った円弧Aに
沿って精度良く切羽2aに埋め込み配置することができる
のである。
なお、上実施例では傾斜角度調整用に手動ハンドル26
を用いたが、モータの回転によって傾斜角度を調整する
ようにしてもよい。
《発明の効果》 以上実施例によって詳細に説明したように、この発明
による発破工法におけるマーキング装置にあっては、反
射鏡で反射されたレーザ光線は、反射鏡の傾斜により切
羽面に向かって斜めに反射するとともに、反射鏡がコリ
メータの光軸線と一致する回転軸を中心に回転すること
により、切羽面には、反射鏡の光軸に対する傾斜角度に
応じて種々の大きさに漸次変化し得る円弧を、レーザ光
線により容易かつ精度良く投射してマーキングすること
ができ、これによって、この円弧に沿って発破孔の位置
を容易かつ精度良く位置決めしつつ穿孔作業を行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるマーキング装置をトンネル坑
に配置した状態を示す説明図、第2図はマーキング装置
の全体構成を示す側面図、第3図は反射機構を示す断面
図、第4図は同正面図である。 2……トンネル坑、2a……切羽 2b……発破孔、4……レーザコリメータ 5……反射機構、9……主軸(回転軸) 12……支持台、12……反射鏡 14……スライドブロック、15……ピン 16……圧縮コイルバネ、18……ガイドスリーブ 19……押圧ブロック、22……角度調整用の軸 24……回転駆動用のプーリ 26……角度調整用の手動ハンドル L……光軸 A……円弧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光線を用いてトンネル坑の切羽面に
    発破の位置決め用の円弧状マーキングを描くためのマー
    キング装置であって: トンネルの軸方向後方に向かってレーザ光線を出光する
    レーザコリメータと、このコリメータから出光したレー
    ザ光線をトンネルの軸方向前方に反射して切羽面に投光
    する、前記コリメータの光軸線上に配置された反射鏡
    と、この反射鏡を前記光軸線と一致する回転軸を中心と
    して回転駆動させるための駆動機構と、前記反射鏡を光
    軸に対して任意の角度に傾斜させるための角度調整機構
    を備え、前記反射鏡を傾斜させてレーザ光線を斜めに反
    射させながら回転させることにより、レーザ光線の走査
    によって切羽面に任意の大きさの円弧を投射するように
    したことを特徴とする発破工法におけるマーキング装
    置。
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