JP2638412B2 - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JP2638412B2
JP2638412B2 JP4360403A JP36040392A JP2638412B2 JP 2638412 B2 JP2638412 B2 JP 2638412B2 JP 4360403 A JP4360403 A JP 4360403A JP 36040392 A JP36040392 A JP 36040392A JP 2638412 B2 JP2638412 B2 JP 2638412B2
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亮宏 石川
理 河野
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、NMR(核磁気共
鳴)現象を利用してイメージングを行うMRイメージン
グ装置に関し、とくに高速スピンエコー法により画像を
得るMRイメージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MRイメージング装置におい
て、1個の章動RFパルスとそれに続く複数のリフォー
カスRFパルスとを被検体に照射して順次エコー信号を
発生させ、その各エコー信号に異なる位相エンコードを
施すことよって、生データ空間上での複数ラインのデー
タを一度に収集し、章動RFパルスの繰り返し回数を減
少させて撮像を高速化する高速スピンエコー法が知られ
ている。
【0003】この高速スピンエコー法では、通常、生デ
ータ空間で位相エンコード方向の中心から外側に順次各
ラインのデータが対称的に位置するように位相エンコー
ドの順番を定めるのであるが、直流オフセットの補正
は、あらかじめ何らかの方法で得た直流オフセットの推
定値を各データから減ずることによっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに単に直流オフセットの推定値を各データから減じて
直流オフセットの補正を行う場合には、直流オフセット
の推定値が正確に得られなければその誤差が画像の中心
にポイントノイズとなって現れてくるし、ポイントノイ
ズが生じないような精度で直流オフセット値を推定する
ことは困難である。
【0005】この発明は、上記に鑑み、直流ノイズを有
効に除去できるように改善した、MRイメージング装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
1個の章動RFパルスとそれに続く複数のリフォーカス
RFパルスとを静磁場中に置かれた被検体に照射して複
数のエコー信号を順次発生させるRF送信手段と、スラ
イス選択用傾斜磁場パルス発生手段と、リードアウトお
よび周波数エンコード用傾斜磁場パルス発生手段と、位
相エンコード量の変化ステップの各々に対応する位相エ
ンコード用傾斜磁場パルスを発生する手段と、エコー信
号を受信してデータを得る受信手段と、同一位相エンコ
ード量のエコー信号から得たデータ同士を加算してデー
タ収集するデータ収集手段と、1個の章動RFパルスか
ら始まる1回の繰り返し期間内では位相エンコード量変
化ステップの離散的な複数ステップの各々を各エコー信
号に作用させ、次回の繰り返し期間では前回の繰り返し
期間での離散的な複数ステップの各々に隣接する離散的
な複数ステップの各々を各エコー信号に作用させること
を繰り返して全ステップを行ない、さらにこの全ステッ
プに対応するサイクルを複数回繰り返し、かつ、上記の
1サイクル内で各々の繰り返し期間ごとに章動RFパル
スの搬送波の位相を交互に反転させるとともに、各サイ
クルの間においても交互に章動RFパルスの搬送波の位
相を反転させ、しかも、正負それぞれの搬送波位相の章
動RFパルスにより生じたエコー信号から得たデータ
に、その正負に対応した符号を付けた上で同一位相エン
コード量のエコー信号から得たデータ同士を加算するよ
う制御する手段とを有することが特徴となっている。
【0007】
【作用】1個の章動RFパルスとそれに続く複数のリフ
ォーカスRFパルスとを被検体に照射して複数のエコー
信号を順次発生させる場合に、その複数のエコー信号の
各々に異なるステップの位相エンコード量を作用させれ
ば、1回の繰り返し期間で複数ラインのデータを収集す
ることができる。そして、その1回の繰り返し期間内で
は位相エンコード量変化ステップの離散的な複数ステッ
プの各々を各エコー信号に作用させ、次回の繰り返し期
間では前回の繰り返し期間での離散的な複数ステップの
各々に隣接する離散的な複数ステップの各々を各エコー
信号に作用させるようにして全ステップを行ない、さら
にこの全ステップに対応するサイクルを複数回繰り返
す。この1サイクル内で各々の繰り返し期間ごとに章動
RFパルスの搬送波の位相を交互に反転させる。また、
各サイクルの間においても交互に章動RFパルスの搬送
波の位相を反転させる。そして、搬送波の位相の正負に
対応した符号を、正負の搬送波位相の章動RFパルスに
より生じたエコー信号から得たデータにそれぞれ付けた
上で同一位相エンコード量のエコー信号から得たデータ
同士を加算する。データに含まれる信号成分は、搬送波
の位相が反転するとそれに対応して反転するが、直流オ
フセット分は信号検出系のドリフト等を主な原因として
生じるので、搬送波の位相のいかんに関わらず同極性と
なる。そこで、たとえば正の搬送波位相の章動RFパル
スにより生じたエコー信号から得たデータには正の符号
(あるいはその逆の符号)を、負の搬送波位相の章動R
Fパルスにより生じたエコー信号から得たデータには負
の符号(あるいはその逆の符号)を、それぞれ付けた上
で、同一位相エンコード量のエコー信号から得たデータ
同士を加算するなら、データ内の信号成分は符号付けに
より同位相となって加算され、直流オフセット成分は符
号付けにより反対極性になって相殺し合う。このサイク
ルが偶数回行われたときは直流オフセット成分はすべて
相殺され、奇数回行なわれたときは最後(奇数番目)の
直流オフセット成分が相殺されずに残るが、信号成分は
加算されて大きくなっているので、相対的には直流オフ
セット成分を減少させたことと等価となるし、しかも、
この直流オフセット成分は、生データ空間上で各ライン
ごとに交互に極性反転するため、2次元フーリエ変換に
よって最も高い周波数成分となり、再構成画像に与える
影響を少なくできる。すなわち、直流オフセット成分を
抑圧しながら、1繰り返し期間において複数ラインのデ
ータを収集することによる撮像時間短縮効果を上げるこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、マ
グネット1は静磁場を発生するためのもので、この静磁
場中に図示しない被検体が配置され、その被検体にプロ
ーブ2が取り付けられる。なお、この静磁場には図では
省略している傾斜磁場コイルによって傾斜磁場が重畳さ
れる。高周波発振器3から共鳴周波数の信号が発生す
る。この高周波信号は90°パルスや180°パルスな
どの高周波励起パルスの搬送波となるもので、これが位
相シフタ4で位相シフトされ、送信アンプ5を経てプロ
ーブ2に送られることにより、被検体に高周波励起パル
スが照射される。この高周波励起パルスとともに傾斜磁
場パルスが被検体に印加されるが、傾斜磁場発生系につ
いては省略する。
【0009】被検体から発生するNMR信号はプローブ
2で受信され、受信アンプ7を経て位相検波器8で検波
された後、A/D変換器9によりデジタルデータに変換
され、加算メモリ10に送られてデータ収集される。収
集されたデータは画像再構成演算装置11で処理され、
再構成された画像が表示器12により表示される。制御
部6は位相シフタ4を制御するとともに加算メモリ10
や画像再構成演算装置11を制御し、またA/D変換器
9、表示器12などの制御も行なう。さらに高周波パル
ス、傾斜磁場パルスの波形やタイミングなどもこの制御
部6により制御される。
【0010】このようなMRイメージング装置におい
て、図2に示すような高速スピンエコー法のパルスシー
ケンスが行われる。この実施例では、1個の章動パルス
(90゜パルス)に4個のリフォーカスパルス(180
゜パルス)を用いて、4個のエコー信号を得ている。Z
方向の傾斜磁場であるGzのパルスはスライス選択用の
パルスとして高周波パルスの各々と同時に印加される。
X方向の傾斜磁場Gxのパルスはリードアウト及びX方
向の位置情報を周波数にエンコードするためのものであ
る。Y方向の傾斜磁場GyのパルスはY方向の位置情報
を位相にエンコードするためのものである。このGyパ
ルスはそれぞれのエコー信号の前に印加され、各エコー
信号について異なる振幅として、エコー信号の各々より
異なるラインのデータを得るようにしている。各エコー
信号の後に、エコー信号の前のGyパルスと同一波形で
極性が異なるGyパルスを加えてリワインドする(エコ
ー信号の前の位相エンコード用Gyパルスの影響を取り
除く)。
【0011】この実施例では図3に示すように第1〜第
256のラインについてデータ収集するものとし、位相
エンコード方向の中心から正側(図では上側)及び負側
(図では下側)でそれぞれ4つのブロックに分けて、負
側のデータ収集が終了した後、正側のデータを収集す
る。まず最初の繰り返し期間(1個の章動パルスで始ま
る4エコーを得る期間)では、第1エコー信号より第1
ラインのデータを収集し、第2エコー信号より第33ラ
インのデータを、第3エコー信号より第65ラインのデ
ータを、第4エコー信号より第97ラインのデータをそ
れぞれ収集するよう、各々のGyパルスの振幅を定め
る。つぎの繰り返し期間ではそれぞれ第2、第34、第
66、第98のラインのデータを収集する。こうしてブ
ロック1、2、3、4の1ラインずつのデータを1繰り
返し期間で同時に収集し、32回の繰り返し期間で負側
のすべてのデータ収集を終了する。その後、正側につい
ても同様に、最初の繰り返し期間で第1、第2、第3、
第4エコー信号よりそれぞれ第225、第193、第1
61、第129ラインのデータを収集することから始め
て、各繰り返し期間でブロック8、7、6、5のそれぞ
れの1ラインずつのデータを同時に収集し、32回の繰
り返し期間で正側のすべてのデータ収集を終了する。
【0012】そして、このような多数の繰り返し期間の
最初に印加する90゜パルスの位相を、制御部6で位相
シフタ4を制御することにより、交互に180゜反転さ
せる。たとえば第1回の繰り返し期間では搬送波の位相
を正としてX方向に励起し、第2回の繰り返し期間では
その位相を180゜反転させて負として−X方向に励起
するということを64回繰り返し、画像再構成に必要な
第1〜第256ラインのデータを収集する。この各ライ
ンのデータを、奇数番号と偶数番号とでデータの符号を
反転させながら、生データ空間の対応する位置にそれぞ
れ配置する。これにより第1〜第256の各ラインの奇
数番号ラインと偶数番号ラインとでは、直流オフセット
分の位相が反転することになる。これに対して、信号成
分の位相は同じ極性となる。これは、直流オフセット分
は信号検出系のドリフト等を主な原因として生じるの
で、励起信号の搬送波の位相のいかんに関わらず同極性
となるのに対して、信号成分は励起信号の搬送波の位相
に対応して反転するからである。
【0013】つぎに同様のシーケンスを繰り返して再び
画像再構成に必要な第1〜第256ラインのデータを収
集するが、このときは上記とは逆に奇数回の繰り返し期
間では90°パルスの搬送波の位相を負とし、偶数回の
繰り返し期間では正とする。そして、同一ラインのデー
タについて加算メモリ10で積算する。このような第1
〜第256のラインのデータ収集を奇数回あるいは偶数
回繰り返してのデータの奇数回積算あるいは偶数回積算
を行なう。
【0014】データの偶数回積算によると、直流オフセ
ット分は奇数回目と偶数回目とで相殺されてしまうの
で、直流ノイズは完全に除去されることになる。また、
データの奇数回積算でも、直流オフセット分の再構成画
像への影響は小さいものとすることができる。直流オフ
セット分は図3のように生データ空間上で並べられたラ
インごとに反転するため、2次元フーリエ変換によって
最も高い周波数成分となり、画像の位相エンコード方向
(Y方向)両端に現われ、通常中央部に位置する関心の
ある被写体画像に影響を与えることが少ないものとなる
からである。
【0015】なお、上記のように負側(または正側)の
データ収集をすべて終了した後正側(または負側)のデ
ータ収集を行なうという順序でなくて、負側(または正
側)で2回の繰り返し期間によるデータ収集を行ない、
第1、2ライン、第33、34ライン、第65、66ラ
イン、第97、98ラインのように隣接した2ライン分
のデータを収集した後、正側(または負側)のデータ収
集に移り、正側(または負側)で2回の繰り返し期間に
よるデータ収集を行ない第225、226ライン、第1
93、194ライン、第161、162ライン、第12
9、130ラインのように隣接した2ライン分のデータ
を収集し、その後再び負側に移るというような繰り返し
を行なってもよい。この場合も、各繰り返し期間ごとに
90°パルスの搬送波の位相を反転することによって、
上記と同様に直流オフセット分の位相をラインごとに交
互に反転させることができる。さらにこれらでは、第1
エコー信号から第4エコー信号の各々を、位相エンコー
ド方向の端部から中央部へと割り付けているが、これは
生データ空間の中央部に長いTEで発生した信号を配置
することによりT2強調画像を得るためである。そこ
で、プロトン密度強調画像を得るときなどでは、短いT
Eで発生した信号を生データ空間の中央部には位置する
必要があるので、上記とは逆に、第1エコー信号から第
4エコー信号の各々を、位相エンコード方向の中央部か
ら端部へと割り付けるようにする。
【0016】また、NMR信号に対する符号付けは、位
相検波器8に送るレファレンス信号の位相を制御するこ
とによってもできるし、あるいはA/D変換後に加算メ
モリ10に加算するときに加算メモリ10上でデジタル
的に行なうこともできる。
【0017】さらに上記では1個の章動RFパルスで4
個のエコー信号を発生させているがエコー信号は3個以
下でも5個以上でもよい。ライン数も256に限られ
ず、ブロック分けも8個に限られない。これらの個数の
関係は、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変更
が可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明のMRイメージング装置によれ
ば、1個の章動RFパルスから始まる1回の繰り返し期
間内では位相エンコード量変化ステップの離散的な複数
ステップの各々を各エコー信号に作用させ、次回の繰り
返し期間では前回の繰り返し期間での離散的な複数ステ
ップの各々に隣接する離散的な複数ステップの各々を各
エコー信号に作用させることを繰り返して全ステップを
行ない、さらにこの全ステップに対応するサイクルを複
数回繰り返し、かつ、上記の1サイクル内で各々の繰り
返し期間ごとに章動RFパルスの搬送波の位相を交互に
反転させるとともに、各サイクルの間においても交互に
章動RFパルスの搬送波の位相を反転させ、しかも、正
負それぞれの搬送波位相の章動RFパルスにより生じた
エコー信号から得たデータに、その正負に対応した符号
を付けた上で同一位相エンコード量のエコー信号から得
たデータ同士を加算するようにしたので、1個の章動パ
ルスで複数ラインのデータを収集する高速スピンエコー
法を用いて撮像時間を短縮しながら、同時に直流ノイズ
を有効に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるMRイメージング
装置のブロック図。
【図2】同実施例のパルスシーケンスを示すタイムチャ
ート。
【図3】同実施例における生データ空間を示す図。
【符号の説明】
1 マグネット 2 プローブ 3 高周波発振器 4 位相シフタ 5 送信アンプ 6 制御部 7 受信アンプ 8 位相検波器 9 A/D変換器 10 加算メモリ 11 画像再構成演算装置 12 表示器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の章動RFパルスとそれに続く複数
    のリフォーカスRFパルスとを静磁場中に置かれた被検
    体に照射して複数のエコー信号を順次発生させるRF送
    信手段と、スライス選択用傾斜磁場パルス発生手段と、
    リードアウトおよび周波数エンコード用傾斜磁場パルス
    発生手段と、位相エンコード量の変化ステップの各々に
    対応する位相エンコード用傾斜磁場パルスを発生する手
    段と、エコー信号を受信してデータを得る受信手段と、
    同一位相エンコード量のエコー信号から得たデータ同士
    を加算してデータ収集するデータ収集手段と、1個の章
    動RFパルスから始まる1回の繰り返し期間内では位相
    エンコード量変化ステップの離散的な複数ステップの各
    々を各エコー信号に作用させ、次回の繰り返し期間では
    前回の繰り返し期間での離散的な複数ステップの各々に
    隣接する離散的な複数ステップの各々を各エコー信号に
    作用させることを繰り返して全ステップを行ない、さら
    にこの全ステップに対応するサイクルを複数回繰り返
    し、かつ、上記の1サイクル内で各々の繰り返し期間ご
    とに章動RFパルスの搬送波の位相を交互に反転させる
    とともに、各サイクルの間においても交互に章動RFパ
    ルスの搬送波の位相を反転させ、しかも、正負それぞれ
    の搬送波位相の章動RFパルスにより生じたエコー信号
    から得たデータに、その正負に対応した符号を付けた上
    で同一位相エンコード量のエコー信号から得たデータ同
    士を加算するよう制御する手段とを有することを特徴と
    するMRイメージング装置。
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JPH06197882A JPH06197882A (ja) 1994-07-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2607497B2 (ja) * 1987-01-26 1997-05-07 株式会社東芝 磁気共鳴映像装置
JPH0295346A (ja) * 1988-09-30 1990-04-06 Shimadzu Corp Mr装置

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