JP2640182B2 - セルローストリアセテートフイルムの製造方法 - Google Patents

セルローストリアセテートフイルムの製造方法

Info

Publication number
JP2640182B2
JP2640182B2 JP6243591A JP6243591A JP2640182B2 JP 2640182 B2 JP2640182 B2 JP 2640182B2 JP 6243591 A JP6243591 A JP 6243591A JP 6243591 A JP6243591 A JP 6243591A JP 2640182 B2 JP2640182 B2 JP 2640182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose triacetate
film
dope
weight
wood pulp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6243591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04277530A (ja
Inventor
光 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP6243591A priority Critical patent/JP2640182B2/ja
Publication of JPH04277530A publication Critical patent/JPH04277530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2640182B2 publication Critical patent/JP2640182B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルローストリアセテー
トフイルム又はシートを製造する溶液製膜方法に関する
ものである。更に詳しくは、溶液製膜における製造スピ
ードを早めるための方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルローストリアセテートフイルムを製
造する製膜方法として、加熱溶融した後押し出して製膜
する方法、有機溶媒に溶解して得られたドープを製帯機
上に流延する溶液製膜する方法及びドープを製帯機上に
流延し、溶媒を完全に除去しない未乾燥状態で剥離し、
その後完全に乾燥して製膜する方法等が知られている。
【0003】セルローストリアセテートの溶融製膜は、
例えばトリクレジルホスフェートのような可塑剤を加
え、加熱溶解して押し出し機のダイからフイルム状にド
ラムの上に流延して成形される。また、セルローストリ
アセテートの溶液製膜は、例えばトリフェニルホスフェ
ートのような可塑剤を加え、メチレンクロライドとメタ
ノールとの混合溶媒中に溶解したドープとして、溶液製
膜方法でドラム或いはバンド製帯機上に流延して成形さ
れる。
【0004】従来、上記セルローストリアセテートの製
膜には一般的に溶液製膜方法が用いられてきた。フイル
ム及びシート用の原料としてのセルローストリアセテー
トには綿花リンターから合成されたセルローストリアセ
テートと木材パルプから合成されたセルローストリアセ
テートとが知られているが、従来フイルム及びシートの
品質的要求から溶液製膜方法では、綿花リンターから合
成されたセルローストリアセテートが使用される場合が
多かった。
【0005】しかし、最近ではドープ組成の研究及び未
乾燥剥離等の溶液製膜方法の研究により木材パルプから
合成されたセルローストリアセテートからも品質の良い
フイルム及びシートが製造されるようになった。
【0006】ここで、シートは通常連続的に製造された
フイルムから所定のサイズに加工することにより製造さ
れる、従って以下にはフイルムの製造として説明する。
【0007】木材パルプから合成されたセルローストリ
アセテートは単独で使用すると、製帯機のドラム或いは
バンドからフイルムを剥離するときの剥離強度が大き
く、そのため製膜速度を速くする際の技術的障害となっ
た。すなわち、製膜速度を速くする際には、ドープをド
ラム或いはバンドのような製帯機の支持体上に流延し
て、未乾燥剥離法により、フイルムを支持体から未乾燥
状態で剥離して製造技術が使用されるが、この場合剥離
強度が大きくなるとフイルムの両耳部或いは全幅にわた
って横方向に筋が発生し外観状の品質不良品となる。木
材パルプから合成されたセルローストリアセテートを用
いたドープからの流延の場合の方がより剥離強度が大き
くこの故障は発生し易い。
【0008】かゝる故障が発生すると、支持体から剥離
された直後の未乾燥フイルムの残留溶媒量を測定し、所
定の残留溶媒量となるよう支持体上の乾燥条件の調節を
行うのであるが、条件変更は製品ロスにつながるため生
産効率向上のためにはかゝる故障の発生を防止して、乾
燥条件の調節は行なわなくてもよいようにしなくてはな
らない。
【0009】ここで、製造するフイルムの厚みは特に限
定されないが、通常溶液流延法で製膜されるフイルムの
厚みは10〜500μmである。また、未乾燥フイルム
の残留溶媒量とは下記の通りの量である。 残留溶媒量(wt%)=(A−B)/A×100 A: 試料未乾燥フイルムの重量(g) B: 110℃で1時間乾燥した後の試料フイルムの重
量(g)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】セルローストリアセテ
ートフイルムを溶液流延法で製造するに当たって、特に
木材パルプから合成されたセルローストリアセテートを
用いたドープで高速流延する場合において、支持体から
未乾燥状態でフイルムを剥離する場合、剥離強度が大き
くフイルムの両耳部或いは全幅にわたって横方向に筋が
発生し外観状の品質不良品となり易く、筋が発生した場
合には支持体上の乾燥条件の調節を行なわなくてはなら
ず、製品ロスが発生する。
【0011】本発明はセルローストリアセテートフイル
ムを溶液流延法で製造するに当たって、支持体から未乾
燥状態でフイルムを剥離する場合、フイルムの両耳部或
いは全幅にわたって横方向に筋が発生する故障の発生す
ることのない溶液製膜方法を開発することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は、綿
花リンターから合成されたセルローストリアセテートと
木材パルプから合成されたセルローストリアセテートを
混合して用い、この綿花リンターからのセルローストリ
アセテートと木材パルプからのセルローストリアセテー
トとの比率(重量比)を50/50〜80/20とした
ドープを用いて作ることを特徴とするセルローストリ
セテートフイルムの製造方法によって解決される。
【0013】かくして、支持体から未乾燥状態でフイル
ムを剥離する場合支持体よりフイルムを剥離する時の剥
離荷重(抵抗)が小さくなり、かつ剥離位置が均一とな
って、フイルムの両耳部或いは全幅にわたって横方向に
筋が発生する故障なく製膜速度の向上が可能となった。
また、剥離時の振動の発生が無くなり振動による厚みム
ラの発生も防止できた。
【0014】木材パルプから合成されたセルローストリ
アセテートに綿花リンターから合成されたセルロースト
リアセテートを混合する比率(重量比)はどのような混
合比を用いても製膜することはできる。しかしながら支
持体から未乾燥状態でフイルムを剥離する場合、フイル
ムの両耳部或いは全幅にわたって横方向に筋が発生する
故障の発生することのない効果の顕著になるのはその比
(重量比)を50/50〜80/20としたドープを
用いた場合である。なお、上記綿花リンターから合成さ
れたセルローストリアセテート及び木材パルプから合成
されたセルローストリアセテートは共に一旦製膜された
フイルム等から再生されたセルローストリアセテートで
あっても差し支えない。
【0015】また、既に上記した通り溶液製膜方法では
ドープの流延支持体としてドラム或いはバンドがある
が、本発明の方法には何れの支持体の場合にも適用可能
である。
【0016】本発明に使用されるセルローストリアセテ
ートドープはメチレンクロライドを主溶媒とし、これに
5〜10重量%のメタノールと場合により未乾燥剥離に
適するドープとするためにセルローストリアセテートに
対して1〜20重量%程度の第3の溶媒成分を含ませる
ことがある。ドープに添加される可塑剤としては、トリ
フェニルホスフェート(TPP)、ビフェニルジフェニ
ルホスフェート(BDP)、ジメトキシエチルフタレー
ト(DMEP)、エチルフタリルエチルグリコレート
(EPEG)等が使用される。
【0017】ドープ中の固形成分の合計はドープ重量の
15〜35重量%であり、セルローストリアセテートは
10〜25重量%、好ましくは17〜21重量%であ
る。また、可塑剤はセルローストリアセテートに対して
5〜25重量%、好ましくは5〜15重量%である。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す、しかしこの例
は本発明を制限するものではない。以下のドープを調製
した、 セルローストリアセテート:全溶媒に対して19重量% 溶媒組成(重量比) :メチレンクロライド/メタ
ノール=92/8 可塑剤 :TPPを主にセルローストリアセテートに
対して15重量%
【0019】このドープにおいて、綿花リンターからの
セルローストリアセテートと木材パルプからのセルロー
ストリアセテートとの比率を変え、乾燥後のフイルムの
厚みが50〜70μmとなるようにSUSバンド上に流
延した。乾燥時間を45秒から10分とし、その間の任
意の時間に15秒〜3分毎に残留溶媒量(wt%)とフ
イルムがSUSバンド上より剥離する時の剥離力をバネ
秤で測定し、それを剥離荷重(抵抗)とした。
【0020】結果を次頁の表1に示す。 表1 セルローストリアセテート 最大剥離荷重(抵抗) 中のリンター/パルプ比率 g/25cm幅 (重量比) 実施例−1 70/30 650g −2 50/50 730 比較例−1 100/0 400g −2 30/70 1250g
【0021】同様に乾燥後のフイルムの厚みが110〜
135μmになるようにSUS板に流延し、同じ方法で
測定した。結果を表2に示す。 表2 セルローストリアセテート 最大剥離荷重(抵抗) 中のリンター/パルプ比率 g/25cm幅 (重量比) 実施例−3 65/35 1300g 比較例−4 32/68 2700g −5 27/73 3000g
【0022】
【発明の効果】上記に説明した通り、綿花リンターから
のセルローストリアセテートと木材パルプからのセルロ
ーストリアセテートとの比率(重量比)を50/50〜
80/20としたドープを用た溶液製膜法により、支持
体から未乾燥状態でフイルムを剥離する場合支持体より
フイルムを剥離する時の剥離荷重(抵抗)が小さくな
り、かつ剥離位置が均一となって、フイルムの両耳部或
いは全幅にわたって横方向に筋が発生する故障なく製膜
速度の向上が可能となった。また、剥離時の振動の発生
が無くなり振動による厚みムラの発生も防止できた。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 綿花リンターから合成されたセルロース
    トリアセテートと木材パルプから合成されたセルロース
    トリアセテートを混合して用い、この綿花リンターから
    のセルローストリアセテートと木材パルプからのセルロ
    ーストリアセテートとの比率(重量比)を50/50〜
    80/20としたドープを用いて作ることを特徴とする
    セルローストリアセテートフイルムの製造方法。
JP6243591A 1991-03-05 1991-03-05 セルローストリアセテートフイルムの製造方法 Expired - Lifetime JP2640182B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6243591A JP2640182B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 セルローストリアセテートフイルムの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6243591A JP2640182B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 セルローストリアセテートフイルムの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04277530A JPH04277530A (ja) 1992-10-02
JP2640182B2 true JP2640182B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=13200108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6243591A Expired - Lifetime JP2640182B2 (ja) 1991-03-05 1991-03-05 セルローストリアセテートフイルムの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2640182B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4094693B2 (ja) * 1996-10-25 2008-06-04 ダイセル化学工業株式会社 セルローストリアセテートおよびその製造方法
JP2011012269A (ja) * 2000-12-18 2011-01-20 Konica Minolta Holdings Inc セルロースエステルフィルム並びに偏光板及び表示装置
JP4677999B2 (ja) * 2007-03-02 2011-04-27 コニカミノルタホールディングス株式会社 液晶表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04277530A (ja) 1992-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100297308B1 (ko) 성형용셀룰로오즈용액및이를사용하는성형방법
US5152947A (en) Process for producing cellulose triacetate film
JP2640182B2 (ja) セルローストリアセテートフイルムの製造方法
CN111057298A (zh) 一种pe缠绕膜及其制备方法
CN106903814A (zh) 一种制备热塑性壳聚糖的熔融加工方法
EP3800032A1 (en) Starch-based multi-channel airflow unit, preparation method therefor and use thereof
CN102034892B (zh) 一种太阳能电池封装eva胶膜的生产方法
JPS6139890B2 (ja)
JPH032651B2 (ja)
US4460411A (en) Nitrocellulose composition and process for producing the same
CN111978623A (zh) 一种缠绕膜的制备方法及其制备的缠绕膜
CN1834146B (zh) 聚乙烯醇树脂组合物和使用它的聚乙烯醇薄膜
US2579483A (en) Adhesive composition
US2320473A (en) Casting sheet material
US2723247A (en) Ethylene oxamates and acrylonitrile polymer solutions in same
CN118772526A (zh) 聚丙烯组合物、制备聚丙烯材料的方法和聚丙烯流延膜
DE1494365A1 (de) Verfahren zur Herstellung einer Polymerisatloesung fuer die Erzeugung von Formkoerpern
JP2932021B2 (ja) セルローストリアセテート積層フィルム及びその製造法
CN115537968A (zh) 一种聚乳酸海岛纤维及其制备方法
JPS624208B2 (ja)
US2177645A (en) Moistureproof coated sheet
US2558555A (en) Casting layer of apparatus for the manufacture of photographic film supports
CN100544928C (zh) 制造聚乙烯醇薄膜的方法
JPS60197752A (ja) 超高分子量ポリエチレン組成物よりなるシート又はフィルムの製造方法
JPS60219080A (ja) タイプリボン用フイルムの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080502

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100502

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110502

EXPY Cancellation because of completion of term