JP2646151B2 - 誘電体共振器 - Google Patents
誘電体共振器Info
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- JP2646151B2 JP2646151B2 JP25274590A JP25274590A JP2646151B2 JP 2646151 B2 JP2646151 B2 JP 2646151B2 JP 25274590 A JP25274590 A JP 25274590A JP 25274590 A JP25274590 A JP 25274590A JP 2646151 B2 JP2646151 B2 JP 2646151B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車電話の基地局における空中線共用装
置の構成素子等に好適なTE01δモード誘電体共振器に関
するものである。
置の構成素子等に好適なTE01δモード誘電体共振器に関
するものである。
従来の技術 第6図は、従来におけるTE01δモード誘電体共振器の
要部を示す断面図(第7図のB−B断面図)、第7図
は、第6図のA−A端面図で、両図において、111はシ
ールドケースの側壁、112および113はシールドケースの
端壁で、これらは鉄等より成る母材の表面に銅または銀
メッキを施して形成してある。12はTE01δモード誘電体
共振素子、13は共振素子12の支持体、4は共振周波数調
整素子、5は調整素子4の駆動用送り螺子である。
要部を示す断面図(第7図のB−B断面図)、第7図
は、第6図のA−A端面図で、両図において、111はシ
ールドケースの側壁、112および113はシールドケースの
端壁で、これらは鉄等より成る母材の表面に銅または銀
メッキを施して形成してある。12はTE01δモード誘電体
共振素子、13は共振素子12の支持体、4は共振周波数調
整素子、5は調整素子4の駆動用送り螺子である。
そして上記従来の誘電体共振器においては、支持体13
の軸長、共振素子12の軸長および共振素子12の端面のう
ち、支持体13と接する端面と反対側の端面と、この端面
と対向するシールドケースの端壁112との間隔を、互い
にほぼ等しく形成するとともに、シールドケースの側壁
111の内径を共振素子12の外径のほぼ1.5倍に形成してい
る。
の軸長、共振素子12の軸長および共振素子12の端面のう
ち、支持体13と接する端面と反対側の端面と、この端面
と対向するシールドケースの端壁112との間隔を、互い
にほぼ等しく形成するとともに、シールドケースの側壁
111の内径を共振素子12の外径のほぼ1.5倍に形成してい
る。
発明が解決しようとする課題 上記従来の誘電体共振器は、以下、説明するようなTE
01δモード誘電体共振器の有する一般的特性を有する。
01δモード誘電体共振器の有する一般的特性を有する。
すなわち、第8図に一例を示すように、共振素子12の
外径Ddとシールドケースの側壁111の内径Dsの比Dd/Dsが
大となるにしたがって共振周波数が高い方へ変化し、ま
た第9図に一例を示すように、支持体13の軸長Mが長く
なるにしたがって共振周波数が低い方へ変化する。
外径Ddとシールドケースの側壁111の内径Dsの比Dd/Dsが
大となるにしたがって共振周波数が高い方へ変化し、ま
た第9図に一例を示すように、支持体13の軸長Mが長く
なるにしたがって共振周波数が低い方へ変化する。
第8図における横軸は共振素子12の外径Ddとシールド
ケースの側壁111の内径Dsの比Dd/Ds、縦軸は共振周波数
fO(MHz)と変化分Δf(kHz)で、第9図における横軸
は支持体13の軸長M、縦軸は第8図と同様である。
ケースの側壁111の内径Dsの比Dd/Ds、縦軸は共振周波数
fO(MHz)と変化分Δf(kHz)で、第9図における横軸
は支持体13の軸長M、縦軸は第8図と同様である。
第10図は、第8図および第9図をまとめた図で、横軸
はDd/DsまたはM、縦軸はΔf(kHz)、曲線ΔfDはDd/D
sの変化に対応する共振周波数fOの変化分Δfの変化を
示し、曲線ΔfMはMの変化に対応する共振周波数fOの変
化分Δfの変化を示す。
はDd/DsまたはM、縦軸はΔf(kHz)、曲線ΔfDはDd/D
sの変化に対応する共振周波数fOの変化分Δfの変化を
示し、曲線ΔfMはMの変化に対応する共振周波数fOの変
化分Δfの変化を示す。
誘電体共振器の周囲温度、すなわち、室温が上昇(ま
たは降下)すると、共振素子12の外径Ddとシールドケー
スの側壁111の内径Dsの比Dd/Dsおよび支持体13の軸長M
がともに大(または小)となるから、周囲温度(室温)
の変化に応じて共振周波数は第11図に示す曲線のように
変化する。
たは降下)すると、共振素子12の外径Ddとシールドケー
スの側壁111の内径Dsの比Dd/Dsおよび支持体13の軸長M
がともに大(または小)となるから、周囲温度(室温)
の変化に応じて共振周波数は第11図に示す曲線のように
変化する。
第11図において、横軸は周囲温度T(℃)、縦軸、曲
線ΔfDおよび曲線ΔfMは第10図と同様である。
線ΔfDおよび曲線ΔfMは第10図と同様である。
誘電体共振器に加えられる電力が比較的小なる場合に
は、電力印加による各部品の発熱が比較的小であるか
ら、共振周波数はほとんど周囲温度(室温)の変化にの
み左右されて第11図に示す曲線と同様に変化することと
なり、共振素子12の外径Ddとシールドケースの側壁111
の内径Dsの比Dd/Dsの大きさの変化および支持体13の軸
長Mの長さの変化による共振周波数の総合的変化は、第
11図における曲線ΔfDと曲線ΔfMの合成曲線で示され
る。
は、電力印加による各部品の発熱が比較的小であるか
ら、共振周波数はほとんど周囲温度(室温)の変化にの
み左右されて第11図に示す曲線と同様に変化することと
なり、共振素子12の外径Ddとシールドケースの側壁111
の内径Dsの比Dd/Dsの大きさの変化および支持体13の軸
長Mの長さの変化による共振周波数の総合的変化は、第
11図における曲線ΔfDと曲線ΔfMの合成曲線で示され
る。
第12図は、第11図における曲線ΔfDと曲線ΔfMの合成
曲線を示す図で、横軸は周囲温度(室温)T(℃)、縦
軸は共振周波数fO(MHz)の変化分Δf(kHz)である。
曲線を示す図で、横軸は周囲温度(室温)T(℃)、縦
軸は共振周波数fO(MHz)の変化分Δf(kHz)である。
誘電体共振器に加えられる電力が大なる場合には、周
囲温度(室温)の変化による共振素子12および支持体13
の変形に加えて、印加電力の損失分によって共振素子12
および支持体13に生ずる熱のために、共振器の構成部品
の形状寸法が変化し、その結果、第13図[横軸は周囲温
度(室温)と共振素子12および支持体13において生ずる
熱による温度との合成温度TT(℃)、縦軸は共振周波数
fO(MHz)の変化分Δf(kHz)]に示すように、合成温
度TTの変化に対する共振周波数の変化が大となって、安
定な動作を期待することができない。
囲温度(室温)の変化による共振素子12および支持体13
の変形に加えて、印加電力の損失分によって共振素子12
および支持体13に生ずる熱のために、共振器の構成部品
の形状寸法が変化し、その結果、第13図[横軸は周囲温
度(室温)と共振素子12および支持体13において生ずる
熱による温度との合成温度TT(℃)、縦軸は共振周波数
fO(MHz)の変化分Δf(kHz)]に示すように、合成温
度TTの変化に対する共振周波数の変化が大となって、安
定な動作を期待することができない。
したがって、上記従来の誘電体共振器は、これを空中
線共用装置の構成素子として用いる場合、空中線共用装
置が通常の共用装置で、その構成素子として用いられる
上記従来の誘電体共振器に加えられる電力が小なる場合
には、特に問題を生ずることはないが、共用装置におけ
る伝送周波数間隔が狭く、送信電力が大なる場合には、
共用装置を構成する上記従来の誘電体共振器に大電力が
引加され、主として固体誘電体より成る共振素子12およ
び支持体13において生ずる熱のために、共振器の構成部
品の形状寸法が変化し、その結果、安定な動作を期待す
ることができないこと第13図について説明したとおりで
ある。
線共用装置の構成素子として用いる場合、空中線共用装
置が通常の共用装置で、その構成素子として用いられる
上記従来の誘電体共振器に加えられる電力が小なる場合
には、特に問題を生ずることはないが、共用装置におけ
る伝送周波数間隔が狭く、送信電力が大なる場合には、
共用装置を構成する上記従来の誘電体共振器に大電力が
引加され、主として固体誘電体より成る共振素子12およ
び支持体13において生ずる熱のために、共振器の構成部
品の形状寸法が変化し、その結果、安定な動作を期待す
ることができないこと第13図について説明したとおりで
ある。
課題を解決するための手段 本発明は、有底筒状をなし、線膨張係数の小なる導体
より成るシールドケースと、 シールドケース内に同軸状に設けられ、シールドケー
スの線膨張係数に比し、大なる線膨張係数を有する筒状
の固体誘電体より成るTE01δモード誘電体共振素子と、 シールドケース内に同軸状に設けられてTE01δモード
誘電体共振素子を支持し、TE01δモード誘電体共振素子
と同様材質の筒状固体誘電体より成る支持体とを備える
とともに、 シールドケースをほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×10
-6/℃の線膨張係数を有する導体で形成し、 TE01δモード誘電体共振素子および支持体をほぼ9×
10-6/℃の線膨張係数を有する固体誘電体で形成し、 支持体の軸長を、TE01δモード誘電体共振素子の軸長
のほぼ0.6倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の外径を、その軸長のほ
ぼ2倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の端面のうち、支持体と
接する端面と反対側の端面と、この端面と対向するシー
ルドケースの端壁との間隔を、TE01δモード誘電体共振
素子の軸長のほぼ1.2倍に、 シールドケースの内径を、TE01δモード誘電体共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成したTE01δモー
ド誘電体共振器を実現することによって、従来の誘電体
共振器の欠点を除こうとするものである。
より成るシールドケースと、 シールドケース内に同軸状に設けられ、シールドケー
スの線膨張係数に比し、大なる線膨張係数を有する筒状
の固体誘電体より成るTE01δモード誘電体共振素子と、 シールドケース内に同軸状に設けられてTE01δモード
誘電体共振素子を支持し、TE01δモード誘電体共振素子
と同様材質の筒状固体誘電体より成る支持体とを備える
とともに、 シールドケースをほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×10
-6/℃の線膨張係数を有する導体で形成し、 TE01δモード誘電体共振素子および支持体をほぼ9×
10-6/℃の線膨張係数を有する固体誘電体で形成し、 支持体の軸長を、TE01δモード誘電体共振素子の軸長
のほぼ0.6倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の外径を、その軸長のほ
ぼ2倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の端面のうち、支持体と
接する端面と反対側の端面と、この端面と対向するシー
ルドケースの端壁との間隔を、TE01δモード誘電体共振
素子の軸長のほぼ1.2倍に、 シールドケースの内径を、TE01δモード誘電体共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成したTE01δモー
ド誘電体共振器を実現することによって、従来の誘電体
共振器の欠点を除こうとするものである。
作用 本発明誘電体共振器においては、 シールドケースを、ほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×1
0-6/℃の線膨張係数を有する導体で形成し、 TE01δモード誘電体共振素子および支持体を、ほぼ9
×10-6/℃の線膨張係数を有する固体誘電体でそれぞれ
形成するとともに、 支持体の軸長を、TE01δモード誘電体共振素子の軸長
のほぼ0.6倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の外径を、その軸長のほ
ぼ2倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の端面のうち、支持体と
接する端面と反対側の端面と、この端面と対向するシー
ルドケースの端壁との間隔を、TE01δモード誘電体共振
素子の軸長のほぼ1.2倍に、 シールドケースの内径を、TE01δモード誘電体共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成することによっ
て、共振器に印加される電力の大小に関係なく、共振素
子の支持体の軸長の変化に対する共振周波数特性(共振
周波数の変化)および共振素子の外径とシールドケース
の内径との比の変化に対する共振周波数特性(共振周波
数の変化)が互いに補償し合って、周囲温度(室温)と
共振素子および支持体に生ずる熱による温度との合成温
度の変化に対する共振周波数の変動が極めて小なるもの
となる。
0-6/℃の線膨張係数を有する導体で形成し、 TE01δモード誘電体共振素子および支持体を、ほぼ9
×10-6/℃の線膨張係数を有する固体誘電体でそれぞれ
形成するとともに、 支持体の軸長を、TE01δモード誘電体共振素子の軸長
のほぼ0.6倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の外径を、その軸長のほ
ぼ2倍に、 TE01δモード誘電体共振素子の端面のうち、支持体と
接する端面と反対側の端面と、この端面と対向するシー
ルドケースの端壁との間隔を、TE01δモード誘電体共振
素子の軸長のほぼ1.2倍に、 シールドケースの内径を、TE01δモード誘電体共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成することによっ
て、共振器に印加される電力の大小に関係なく、共振素
子の支持体の軸長の変化に対する共振周波数特性(共振
周波数の変化)および共振素子の外径とシールドケース
の内径との比の変化に対する共振周波数特性(共振周波
数の変化)が互いに補償し合って、周囲温度(室温)と
共振素子および支持体に生ずる熱による温度との合成温
度の変化に対する共振周波数の変動が極めて小なるもの
となる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の要部を示す断面図(第
2図のB−B断面図)、第2図は、第1図のA−A端面
図で、両図において、11はシールドケースの側壁、12お
よびl3はシールドケースの端壁で、これらは例えばニッ
ケル鋼の一種で、線膨張係数がほぼ1×10-6/℃のスー
パーアンバー(登録商標)または線膨張係数がほぼ2×
10-6/℃のアンバー(登録商標)を母材とし、その表面
に銅または銀メッキを施して形成する。
2図のB−B断面図)、第2図は、第1図のA−A端面
図で、両図において、11はシールドケースの側壁、12お
よびl3はシールドケースの端壁で、これらは例えばニッ
ケル鋼の一種で、線膨張係数がほぼ1×10-6/℃のスー
パーアンバー(登録商標)または線膨張係数がほぼ2×
10-6/℃のアンバー(登録商標)を母材とし、その表面
に銅または銀メッキを施して形成する。
2は筒状のTE01δモード誘電体共振素子で、シールド
ケースの側壁11と同軸状に設けられ、例えば比誘電率が
ほぼ35、使用周波数900MHzにおける無負荷Qがほぼ2500
0、線膨張係数がほぼ9×10-6の固体誘電体より成り、
その軸長Hおよび外径Ddを所要の共振周波数に応じて選
んである。
ケースの側壁11と同軸状に設けられ、例えば比誘電率が
ほぼ35、使用周波数900MHzにおける無負荷Qがほぼ2500
0、線膨張係数がほぼ9×10-6の固体誘電体より成り、
その軸長Hおよび外径Ddを所要の共振周波数に応じて選
んである。
3は共振素子2の支持体で、シールドケースの側壁11
と同軸状に設けられ、共振素子2と同様の材質で、共振
素子2と一体に形成した筒状の固体誘電体より成り、そ
の端部をシールドケースの端壁13に固定してある。
と同軸状に設けられ、共振素子2と同様の材質で、共振
素子2と一体に形成した筒状の固体誘電体より成り、そ
の端部をシールドケースの端壁13に固定してある。
4は共振周波数調整素子で、筒状または柱状の固体誘
電体より成り、共振素子2と同軸状に取り付けられると
ともに、共振素子2の中空内部への挿入長を変え得るよ
うに設けてある。5は調整素子4の駆動用送り螺子であ
る。
電体より成り、共振素子2と同軸状に取り付けられると
ともに、共振素子2の中空内部への挿入長を変え得るよ
うに設けてある。5は調整素子4の駆動用送り螺子であ
る。
なお、第1図および第2図には、入力および出力端
子、入力および出力結合素子等は、これらを図示するの
を省略してある。
子、入力および出力結合素子等は、これらを図示するの
を省略してある。
本発明誘電体共振器においても、TE01δモード誘電体
共振器の有する一般的特性、すなわち、第8図ないし第
12図について説明した特性と同様の特性を有する。
共振器の有する一般的特性、すなわち、第8図ないし第
12図について説明した特性と同様の特性を有する。
そこで本発明者は、シールドケース、共振素子2およ
び支持体3を前記のような線膨張係数を有する材料で形
成し、TE01δモード誘電体共振器の有する一般的特性を
考慮しながら、各構成素子の寸法比を適当に異ならせて
構成した各種試作器ごとに60Wの比較的大電力を印加す
るとともに、この試作器を恒温槽内に収納して、恒温槽
内の温度の変化と支持体3の温度変化の状態を実測した
ところ、 支持体3の軸長Mを、共振素子2の軸長Hのほぼ0.6
倍に、 共振素子2の外径を、その軸長Hのほぼ2倍に、 共振素子2の端面のうち、支持体3と接する端面と反
対側の端面と、この端面と対向するシールドケースの端
壁12との間隔Sを、共振素子2の軸長Hのほぼ1.2倍
に、 シールドケースの側壁11の内径を、共振素子2の外径
のほぼ1.7倍に、それぞれ形成した試作器において、第
3図に示すような結果を得ることができる。
び支持体3を前記のような線膨張係数を有する材料で形
成し、TE01δモード誘電体共振器の有する一般的特性を
考慮しながら、各構成素子の寸法比を適当に異ならせて
構成した各種試作器ごとに60Wの比較的大電力を印加す
るとともに、この試作器を恒温槽内に収納して、恒温槽
内の温度の変化と支持体3の温度変化の状態を実測した
ところ、 支持体3の軸長Mを、共振素子2の軸長Hのほぼ0.6
倍に、 共振素子2の外径を、その軸長Hのほぼ2倍に、 共振素子2の端面のうち、支持体3と接する端面と反
対側の端面と、この端面と対向するシールドケースの端
壁12との間隔Sを、共振素子2の軸長Hのほぼ1.2倍
に、 シールドケースの側壁11の内径を、共振素子2の外径
のほぼ1.7倍に、それぞれ形成した試作器において、第
3図に示すような結果を得ることができる。
第3図において、横軸は経過時間t(単位は時間)、
縦軸は恒温槽内の温度TC(℃)または支持体3の温度TM
(℃)、黒丸印を連ねる細い実線は恒温槽内の温度変化
を示す曲線、白丸印を連ねる太い実線は支持体3の温度
変化を示す曲線で、細い実線で示すように、最初恒温槽
内の温度をほぼ5℃に設定し、ほぼ2時間30分後に恒温
槽内の温度をほぼ22℃に高め、更に、ほぼ2時間30分後
にほぼ42℃に高めた場合における支持体3の温度変化を
実測した結果を示してある。
縦軸は恒温槽内の温度TC(℃)または支持体3の温度TM
(℃)、黒丸印を連ねる細い実線は恒温槽内の温度変化
を示す曲線、白丸印を連ねる太い実線は支持体3の温度
変化を示す曲線で、細い実線で示すように、最初恒温槽
内の温度をほぼ5℃に設定し、ほぼ2時間30分後に恒温
槽内の温度をほぼ22℃に高め、更に、ほぼ2時間30分後
にほぼ42℃に高めた場合における支持体3の温度変化を
実測した結果を示してある。
第4図は、上記のように60Wの比較的大電力を引加す
るとともに、恒温槽内に収納して恒温槽内の温度を第3
図に示したように変化させた場合における本発明誘電体
共振器の試作器の共振周波数fOの変化を実測値によって
示す図で、横軸は第3図と同様で、縦軸は共振周波数fO
(MHz)の変化分Δf(kHz)である。
るとともに、恒温槽内に収納して恒温槽内の温度を第3
図に示したように変化させた場合における本発明誘電体
共振器の試作器の共振周波数fOの変化を実測値によって
示す図で、横軸は第3図と同様で、縦軸は共振周波数fO
(MHz)の変化分Δf(kHz)である。
第4図から明らかなように、この試作器においては、
60Wの比較的大電力を印加した場合、ほぼ5℃ないし42
℃の周囲温度変化に対して共振周波数fOの変動幅は、周
波数が高くなる方へ最大でほぼ3kHzである。
60Wの比較的大電力を印加した場合、ほぼ5℃ないし42
℃の周囲温度変化に対して共振周波数fOの変動幅は、周
波数が高くなる方へ最大でほぼ3kHzである。
そこで、電力の無引加時におけるこの試作器の共振周
波数が、所要の共振周波数fOに対してほぼ3kHzだけ低く
なるように、共振周波数調整素子4を調整しておけば、
引加電力が60W付近において、所要の共振周波数fOがほ
ぼ保持されることとなる。
波数が、所要の共振周波数fOに対してほぼ3kHzだけ低く
なるように、共振周波数調整素子4を調整しておけば、
引加電力が60W付近において、所要の共振周波数fOがほ
ぼ保持されることとなる。
これを一般的に説明すると、所要の共振周波数fOの許
容変動幅をΔfOとすると、第5図に示すように、周囲温
度が比較的低く、電力の無引加時における共振周波数を
(fO−ΔfO)に設定しておけば、周囲温度がほぼ常温
で、引加電力60Wにおいて共振周波数をほぼ所要値fOに
保持させることができる。
容変動幅をΔfOとすると、第5図に示すように、周囲温
度が比較的低く、電力の無引加時における共振周波数を
(fO−ΔfO)に設定しておけば、周囲温度がほぼ常温
で、引加電力60Wにおいて共振周波数をほぼ所要値fOに
保持させることができる。
予想される周囲温度の変化および引加電力に応じて設
定値(fO−ΔfO)を選定することによって、共振周波数
をほぼ所要値に保持させることができる。
定値(fO−ΔfO)を選定することによって、共振周波数
をほぼ所要値に保持させることができる。
なお、第5図において、横軸は周囲温度(室温)と共
振素子2および支持体3において生ずる熱による温度と
の合成温度TT(℃)、縦軸は共振周波数fO(MHz)の変
化分Δf(kHz)である。
振素子2および支持体3において生ずる熱による温度と
の合成温度TT(℃)、縦軸は共振周波数fO(MHz)の変
化分Δf(kHz)である。
本発明誘電体共振器の各構成素子の寸法比を上記のよ
うに選ぶとともに、シールドケース、共振素子2及び支
持体3を上記のような線膨張係数を有する材質で形成す
ることによって、第3図および第4図について説明した
ような共振周波数の温度特性が得られることは、共振器
各部の温度上昇による寸法の変化と共振器内に分布する
磁界の相対的変化が適当に作用して共振周波数の変動を
極めて低く抑えるものと思われる。
うに選ぶとともに、シールドケース、共振素子2及び支
持体3を上記のような線膨張係数を有する材質で形成す
ることによって、第3図および第4図について説明した
ような共振周波数の温度特性が得られることは、共振器
各部の温度上昇による寸法の変化と共振器内に分布する
磁界の相対的変化が適当に作用して共振周波数の変動を
極めて低く抑えるものと思われる。
本発明誘電体共振器における電磁界分布は、第1図に
破線で磁界分布を示し、第2図に矢印を付した実線で電
界分布を示すように、磁界は、固体誘電体より成る共振
素子2の内部、共振素子2の端面とシールドケースの端
壁12との間の空間部分、共振素子2の側面とシールドケ
ースの側壁11との間の空間部分、シールドケースの側壁
11、端壁13、固体誘電体より成る支持体3の側面および
共振素子2の端面によって囲まれた空間部分に亙って連
続して分布し、温度変化によって各部の寸法が変化する
と、前記のように分布する磁束密度が相対的に変化し、
この変化に応じて共振周波数が上下する。
破線で磁界分布を示し、第2図に矢印を付した実線で電
界分布を示すように、磁界は、固体誘電体より成る共振
素子2の内部、共振素子2の端面とシールドケースの端
壁12との間の空間部分、共振素子2の側面とシールドケ
ースの側壁11との間の空間部分、シールドケースの側壁
11、端壁13、固体誘電体より成る支持体3の側面および
共振素子2の端面によって囲まれた空間部分に亙って連
続して分布し、温度変化によって各部の寸法が変化する
と、前記のように分布する磁束密度が相対的に変化し、
この変化に応じて共振周波数が上下する。
すなわち、温度上昇(または降下)により支持体3の
軸長Mが大(または小)となって、シールドケースの端
壁13と共振素子2の端面との対向間隔が大(または小)
となると、この部分における磁束密度が相対的に疎(ま
たは密)となって共振周波数が低下(または上昇)す
る。
軸長Mが大(または小)となって、シールドケースの端
壁13と共振素子2の端面との対向間隔が大(または小)
となると、この部分における磁束密度が相対的に疎(ま
たは密)となって共振周波数が低下(または上昇)す
る。
温度上昇(または降下)により共振素子2の軸長Hが
大(または小)となると、共振素子2内における磁束密
度が相対的に疎(または密)となって共振周波が低下
(または上昇)する。
大(または小)となると、共振素子2内における磁束密
度が相対的に疎(または密)となって共振周波が低下
(または上昇)する。
温度上昇(または降下)により支持体3および共振素
子2の各軸長MおよびHが大(または小)となった結
果、共振素子2の端面とシールドケースの端壁12との対
向間隔が小(または大)となると、この部分における磁
束密度が相対的に密(または疎)となって共振周波数が
上昇(または低下)する。
子2の各軸長MおよびHが大(または小)となった結
果、共振素子2の端面とシールドケースの端壁12との対
向間隔が小(または大)となると、この部分における磁
束密度が相対的に密(または疎)となって共振周波数が
上昇(または低下)する。
温度上昇(または降下)により共振素子2の外径が大
(または小)となると、共振素子2内における磁束密度
が相対的に疎(または密)となって共振周波数が低下
(または上昇)する。
(または小)となると、共振素子2内における磁束密度
が相対的に疎(または密)となって共振周波数が低下
(または上昇)する。
温度上昇(または降下)により共振素子2の外径が大
(または小)となって、共振素子2の側面とシールドケ
ースの側壁11との対向間隔が小(または大)となると、
この部分における磁束密度が相対的に密(または疎)と
なって共振周波数が上昇(または低下)する。
(または小)となって、共振素子2の側面とシールドケ
ースの側壁11との対向間隔が小(または大)となると、
この部分における磁束密度が相対的に密(または疎)と
なって共振周波数が上昇(または低下)する。
そして、共振素子2内における磁束密度は、温度変化
による共振素子2の軸長の変化後の長さまたは外径の変
化後の長さに比例して変化し、固体誘電体とシールドケ
ースとの対向空間内における磁束密度、すなわち、共振
素子2の端面とシールドケースの端壁12との対向空間内
における磁束密度、共振素子2の側面とシールドケース
の側壁11との対向空間内における磁束密度、シールドケ
ースの端壁13と共振素子2の端面との対向空間内におけ
る磁束密度は、温度変化による各構成素子の寸法変化後
における対向空間の長さの二乗の逆数に比例して変化す
る。
による共振素子2の軸長の変化後の長さまたは外径の変
化後の長さに比例して変化し、固体誘電体とシールドケ
ースとの対向空間内における磁束密度、すなわち、共振
素子2の端面とシールドケースの端壁12との対向空間内
における磁束密度、共振素子2の側面とシールドケース
の側壁11との対向空間内における磁束密度、シールドケ
ースの端壁13と共振素子2の端面との対向空間内におけ
る磁束密度は、温度変化による各構成素子の寸法変化後
における対向空間の長さの二乗の逆数に比例して変化す
る。
本発明においては、シールドケースの端壁13と共振素
子2の端面との対向空間の長さ、すなわち、支持体3の
軸長Mと、共振素子2の端面とシールドケースの端壁12
との対向空間の長さSとの比が0.6対1.2であるから、支
持体3の軸長Mの伸縮に対応して伸縮するシールドケー
スの端壁13と共振素子2の端面との対向空間の磁界への
影響に対して、共振素子2の端面とシールドケースの端
壁12との対向空間の長さSの伸縮による磁界への影響は
ほぼ1/4となる。
子2の端面との対向空間の長さ、すなわち、支持体3の
軸長Mと、共振素子2の端面とシールドケースの端壁12
との対向空間の長さSとの比が0.6対1.2であるから、支
持体3の軸長Mの伸縮に対応して伸縮するシールドケー
スの端壁13と共振素子2の端面との対向空間の磁界への
影響に対して、共振素子2の端面とシールドケースの端
壁12との対向空間の長さSの伸縮による磁界への影響は
ほぼ1/4となる。
なお、電界は、第2図に示すように、共振素子2の円
周方向に存在し、かつ、電界の大部分は共振素子2の内
部に存在するので、温度変化による各部の寸法変化の影
響、特にシールドケースの寸法変化の影響が少なく、共
振周波数の変動には、ほとんど寄与することがない。
周方向に存在し、かつ、電界の大部分は共振素子2の内
部に存在するので、温度変化による各部の寸法変化の影
響、特にシールドケースの寸法変化の影響が少なく、共
振周波数の変動には、ほとんど寄与することがない。
次に、計算値に基づいて、上記温度変化と各部の寸法
変化の関係および各部の寸法変化と共振周波数の変化の
関係を説明する。
変化の関係および各部の寸法変化と共振周波数の変化の
関係を説明する。
温度変化前の温度における物体の長さをLO、物体の線
膨張係数をα、変化した温度をt(℃)、温度の変化後
における物体の長さをLtとすると、これらの間に次式が
成立すること周知のとおりである。
膨張係数をα、変化した温度をt(℃)、温度の変化後
における物体の長さをLtとすると、これらの間に次式が
成立すること周知のとおりである。
Lt=LO(1+αt) 本発明誘電体共振器に加えられる電力が比較的小さ
く、引加電力による各部の温度上昇を無視することがで
き、周囲温度の上昇によって各部の温度が40℃だけ上昇
したものとすると、温度上昇前における各部の寸法は、
次のように表わされる。
く、引加電力による各部の温度上昇を無視することがで
き、周囲温度の上昇によって各部の温度が40℃だけ上昇
したものとすると、温度上昇前における各部の寸法は、
次のように表わされる。
支持体3の軸長Mは、MO=0.6 共振素子2の軸長Hは、HO=1 共振素子2の端面とシールドケースの端壁12との対向
空間長Sは、SO=1.2 シールドケースの軸長(SCで表わす)は、SCO=MO+H
O+SO=2.8 共振素子2の外径(Ddで表わす)は、DdO=2 シールドケースの内径(Dsで表わす)は、DsO=3.4 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長(Gで表わす)は、GO=(DsO−DdO)/2=(3.4
−2)/2=0.7 温度上昇後における各部の寸法は、次のように表わさ
れる。
空間長Sは、SO=1.2 シールドケースの軸長(SCで表わす)は、SCO=MO+H
O+SO=2.8 共振素子2の外径(Ddで表わす)は、DdO=2 シールドケースの内径(Dsで表わす)は、DsO=3.4 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長(Gで表わす)は、GO=(DsO−DdO)/2=(3.4
−2)/2=0.7 温度上昇後における各部の寸法は、次のように表わさ
れる。
支持体3の軸長は、Mt 共振素子2の軸長は、Ht 共振素子2の端面とシールドケースの端壁12との対向
空間長は、St シールドケースの軸長は、SCt=Mt+Ht+St 共振素子2の外径は、Ddt シールドケースの内径は、Dst 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長は、Gt=(Dst−Ddt)/2 支持体3および共振素子2を形成する各材質の線膨張
係数αdは、前記のように、αd=9×10-6/℃、シー
ルドケースの線膨張係数αsは、前記のように、αs=
1×10-6/℃であるから、次の各式が成立する。
空間長は、St シールドケースの軸長は、SCt=Mt+Ht+St 共振素子2の外径は、Ddt シールドケースの内径は、Dst 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長は、Gt=(Dst−Ddt)/2 支持体3および共振素子2を形成する各材質の線膨張
係数αdは、前記のように、αd=9×10-6/℃、シー
ルドケースの線膨張係数αsは、前記のように、αs=
1×10-6/℃であるから、次の各式が成立する。
第1表 Mt=0.6(1+9×10-6×40)=0.600216 Ht=1(1+9×10-6×40)=1.00036 SCt=2.8(1+1×10-6×40)=2.800112 St=SCt−Mt−Ht=2.800112−0.600216−1.00036 =1.199536 Ddt=2(1+9×10-6×40)=2.00072 Dst=3.4(1+1×10-6×40)=3.400136 Gt=(Dst−Ddt)/2=(3.400136−2.00072)/2 =0.699708 温度上昇による各部の寸法の変化分を、 支持体3の軸長の場合、ΔM 共振素子2の軸長の場合、ΔH 共振素子2の端面とシールドケースの端壁12との対向
空間長の場合、ΔS、 シールドケースの軸長の場合、ΔSC 共振素子2の外径の場合、ΔDd シールドケースの内径の場合、ΔDs 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長の場合、ΔGとすると、 第2表 ΔM=Mt−MO=0.600216−0.6=+0.000216 (−ΔfM) ΔH=Ht−HO=1.00036−1=+0.00036 (−ΔfH) ΔSC=SCt−SCO=2.800112−2.8=+0.000112 (−Δ
fSC) ΔS=St−SO=1.199536−1.2=−0.000464 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−DsO=3.400136−3.4=+0.000136 (−Δ
fDs) ΔG=Gt−GO=0.699708−0.7=−0.000292 (+ΔfG) 上記各式の右側における括弧内は、温度変化による各
部の寸法変化が共振周波数に及ぼす影響を示すもので、
例えば(−ΔfM)は、支持体3の軸長Mが大となって、
シールドケースの端壁13と共振素子2の端面との対向空
間長が大となった結果、共振周波数を低下させるように
作用することを表わし、また、(+ΔfG)は、共振素子
2の側面とシールドケースの側壁11との対向空間長Gが
小となって共振周波数が上昇させるように作用すること
を表わす。
空間長の場合、ΔS、 シールドケースの軸長の場合、ΔSC 共振素子2の外径の場合、ΔDd シールドケースの内径の場合、ΔDs 共振素子2の側面とシールドケースの側壁11との対向
空間長の場合、ΔGとすると、 第2表 ΔM=Mt−MO=0.600216−0.6=+0.000216 (−ΔfM) ΔH=Ht−HO=1.00036−1=+0.00036 (−ΔfH) ΔSC=SCt−SCO=2.800112−2.8=+0.000112 (−Δ
fSC) ΔS=St−SO=1.199536−1.2=−0.000464 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−DsO=3.400136−3.4=+0.000136 (−Δ
fDs) ΔG=Gt−GO=0.699708−0.7=−0.000292 (+ΔfG) 上記各式の右側における括弧内は、温度変化による各
部の寸法変化が共振周波数に及ぼす影響を示すもので、
例えば(−ΔfM)は、支持体3の軸長Mが大となって、
シールドケースの端壁13と共振素子2の端面との対向空
間長が大となった結果、共振周波数を低下させるように
作用することを表わし、また、(+ΔfG)は、共振素子
2の側面とシールドケースの側壁11との対向空間長Gが
小となって共振周波数が上昇させるように作用すること
を表わす。
本発明誘電体共振器に加えられる電力が比較的大で、
共振素子2および支持体3の温度が40℃だけ上昇し、共
振素子2および支持体3の温度上昇に伴ってシールドケ
ースの温度が上昇するが、周囲温度が一定に保たれてい
るため、シールドケース自体の熱放射によってシールド
ケースの温度が低下し、シールドケースの温度が初期状
態の温度に一定に保たれるものと仮定した場合における
各部の寸法変化は次のとおりである。
共振素子2および支持体3の温度が40℃だけ上昇し、共
振素子2および支持体3の温度上昇に伴ってシールドケ
ースの温度が上昇するが、周囲温度が一定に保たれてい
るため、シールドケース自体の熱放射によってシールド
ケースの温度が低下し、シールドケースの温度が初期状
態の温度に一定に保たれるものと仮定した場合における
各部の寸法変化は次のとおりである。
第3表 Mt=0.6(1+9×10-6×40)=0.600216 Ht=1(1+9×10-6×40)=1.00036 SCt=2.8 St=SCt−Mt−Ht=2.8−0.600216−1.00036=1.199424 Ddt=2(1+9×10-6×40)=2.00072 Dst=3.4 Gt=(Dst−Ddt)/2=(3.4−2.00072)/2=0.69964 温度上昇による各部の寸法の変化分は、 第4表 ΔM=Mt−MO=0.600216−0.6=+0.000216 (−ΔfM) ΔH=Ht−HO=1.00036−1=+0.00036 (−ΔfH) ΔSC=SCt−SCO=2.8−2.8=0 (0) ΔS=St−SO=1.199424−1.2=−0.000576 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−DsO=0 (0) ΔG=Gt−GO=0.69964−0.7=−0.00036 (+ΔfG) 本発明共振器のシールドケースを、線膨張係数が2×
10-6/℃である導体で形成した他は、共振器の構成条件
が前記の場合と同様で、本発明共振器に加えられる電力
が比較的小さく、引加電力による各部の温度上昇を無視
することができ、周囲温度の上昇によって各部の温度が
40℃だけ上昇したものとすると、各部の寸法変化は、次
のように表わされる。
10-6/℃である導体で形成した他は、共振器の構成条件
が前記の場合と同様で、本発明共振器に加えられる電力
が比較的小さく、引加電力による各部の温度上昇を無視
することができ、周囲温度の上昇によって各部の温度が
40℃だけ上昇したものとすると、各部の寸法変化は、次
のように表わされる。
第5表 Mt=0.6(1+9×10-6×40)=0.600216 Ht=1(1+9×10-6×40)=1.00036 SCt=2.8(1+2×10-6×40)=2.800224 St=SCt−Mt−Ht=2.800224−0.600216−1.00036 =1.199648 Ddt=2(1+9×10-6×40)=2.00072 Dst=3.4(1+2×10-6×40)=3.400272 Gt=(Dst−Ddt)/2=(3.400272−2.00072)/2 =0.699776 温度上昇による各部の寸法の変化分は、 第6表 ΔM=Mt−MO=0.600216−0.6=+0.000216 (−ΔfM) ΔH=Ht−HO=1.00036−1=+0.00036 (−ΔfH) ΔSC=SCt−SCO=2.800224−2.8=+0.00024 (−Δ
fSC) ΔS=St−SO=1.199648−1.2=−0.000352 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−SsO=3.400272−3.4=+0.000272 (−Δ
fDS) ΔG=Gt−GO=0.699776−0.7=−0.000224 (+ΔfG) 前記本発明共振器(シールドケースの線膨張係数が2
×10-6/℃である共振器)に加えられる電力が比較的大
で、共振素子2および支持体3の温度が40℃だけ上昇
し、共振素子2および支持体3の温度上昇に伴ってシー
ルドケースの温度が上昇するが、周囲温度が一定に保た
れているため、シールドケース自体の熱放射によってシ
ールドケースの温度が低下し、シールドケースの温度が
初期状態の温度に一定に保たれるものと仮定した場合に
おける各部の寸法変化は次のとおりである。
fSC) ΔS=St−SO=1.199648−1.2=−0.000352 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−SsO=3.400272−3.4=+0.000272 (−Δ
fDS) ΔG=Gt−GO=0.699776−0.7=−0.000224 (+ΔfG) 前記本発明共振器(シールドケースの線膨張係数が2
×10-6/℃である共振器)に加えられる電力が比較的大
で、共振素子2および支持体3の温度が40℃だけ上昇
し、共振素子2および支持体3の温度上昇に伴ってシー
ルドケースの温度が上昇するが、周囲温度が一定に保た
れているため、シールドケース自体の熱放射によってシ
ールドケースの温度が低下し、シールドケースの温度が
初期状態の温度に一定に保たれるものと仮定した場合に
おける各部の寸法変化は次のとおりである。
第7表 Mt=0.6(1+9×10-6×40)=0.600216 Ht=1(1+9×10-6×40)=1.00036 SCt=2.8 St=SCt−Mt−Ht=2.8−0.600216−1.00036=1.199424 Ddt=2(1+9×10-6×40)=2.00072 Dst=3.4 Gt=(Dst−Ddt)/2=(3.4−2.00072)/2=0.69964 温度上昇による各部の寸法の変化分は、 第8表 ΔM=Mt−MO=0.600216−0.6=+0.000216 (−ΔfM) ΔH=Ht−HO=1.00036−1=+0.00036 (−ΔfH) ΔSC=SCt−SCO=2.8−2.8=0 (0) ΔS=St−SO=1.199424−1.2=−0.000576 (+ΔfS) ΔDd=Ddt−DdO=2.00072−2=+0.00072 (−ΔfDd) ΔDs=Dst−DsO=0 (0) ΔG=Gt−GO=0.69964−0.7=−0.00036 (+ΔfG) 第1表および第2表をまとめると、 第9表 本発明共振器(シールドケースの線膨張係数 1×10-6/℃、引加電力小) Mt 0.600216 ΔM +0.000216 (−ΔfM) Ht 1.00036 ΔH +00036 (−ΔfH) SCt 2.800112 ΔSC +0.000112 (−ΔfSC) St 1.199536 ΔS −0.000464 (+ΔfS) Ddt 2.00072 ΔDd +0.00072 (−ΔfDd) Dst 3.400136 ΔDs +0.000136 (−ΔfDs) Gt 0.699708 ΔG −0.000292 (+ΔfG) 第3表および第4表をまとめると、 第10表 本発明共振器(シールドケースの線膨張係数 1×10-6/℃、引加電力大) Mt 0.600216 ΔM +0.000216 (−ΔfM) Ht 1.00036 ΔH +0.00036 (−ΔfH) SCt 2.8 ΔSC 0 (0) St 1.199424 ΔS −0.000576 (+ΔfS) Ddt 2.0072 ΔDd +0.00072 (−ΔfDd) Dst 3.4 ΔDs 0 (0) Gt 0.69964 ΔG −0.00036 (+ΔfG) 第5表および第6表をまとめると、 第11表 本発明共振器(シールドケースの線膨張係数 2×10-6/℃、引加電力小) Mt 0.600216 ΔM +0.000216 (−ΔfM) Ht 1.00036 ΔH +0.00036 (−ΔfH) SCt 2.800224 ΔSC +0.00024 (−ΔfSC) St 1.199648 ΔS −0.000352 (+ΔfS) Ddt 2.00072 ΔDd+0.00072 (−ΔfDd) Dst 3.400272 ΔDs +0.000272 (−ΔfDS) Gt 0.699776 ΔG −0.000224 (+ΔfG) 第7表および第8表をまとめると、 第12表 本発明共振器(シールドケースの線膨張係数 2×10-6/℃、引加電力大) Mt 0.600216 ΔM +0.000216 (−ΔfM) Ht 1.00036 ΔH +0.00036 (−ΔfH) SCt 2.8 ΔSC 0 (0) St 1.199424 ΔS −0.000576 (+ΔfS) Ddt 2.00072 ΔDd +0.00072 (−ΔfDd) Dst 3.4 ΔDs 0 (0) Gt 0.69964 ΔG −0.00036 (+ΔfG) 発明の効果 本発明は、共振周波数の変動を補償するための部品を
新たに加える等の手段を講ずることなく、シールドケー
スをほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×10-6/℃の線膨張係
数を有する導体で形成し、TE01δモード誘電体共振素子
および支持体をほぼ9×10-6/℃の線膨張係数を有する
固体誘電体で形成するとともに、TE01δモード誘電体共
振器の有する一般的特性に着目して、支持体の軸長を、
TE01δ誘電体共振素子の軸長のほぼ0.6倍に、共振素子
の外径を、その軸長のほぼ2倍に、共振素子の端面のう
ち、支持体と接する端面と反対側の端面と、この端面と
対向するシールドケースの端壁との間隔を、共振素子の
軸長のほぼ1.2倍に、シールドケースの内径を、共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成することによっ
て、第3図ないし第5図を用いて説明し、第9表ないし
第12表の各右側における括弧内に±の符号付きで、温度
変化による各部の寸法変化が共振周波数に及ぼす影響
が、各表ごとに同じ傾向であることを示したが、これら
から明らかなように、本発明誘電体共振器は、引加電力
が大なる場合にも小なる場合にも共振周波数をほぼ安定
に保つことが可能なもので、自動車電話の基地局におけ
る空中線共用装置の構成素子等に好適である。
新たに加える等の手段を講ずることなく、シールドケー
スをほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×10-6/℃の線膨張係
数を有する導体で形成し、TE01δモード誘電体共振素子
および支持体をほぼ9×10-6/℃の線膨張係数を有する
固体誘電体で形成するとともに、TE01δモード誘電体共
振器の有する一般的特性に着目して、支持体の軸長を、
TE01δ誘電体共振素子の軸長のほぼ0.6倍に、共振素子
の外径を、その軸長のほぼ2倍に、共振素子の端面のう
ち、支持体と接する端面と反対側の端面と、この端面と
対向するシールドケースの端壁との間隔を、共振素子の
軸長のほぼ1.2倍に、シールドケースの内径を、共振素
子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成することによっ
て、第3図ないし第5図を用いて説明し、第9表ないし
第12表の各右側における括弧内に±の符号付きで、温度
変化による各部の寸法変化が共振周波数に及ぼす影響
が、各表ごとに同じ傾向であることを示したが、これら
から明らかなように、本発明誘電体共振器は、引加電力
が大なる場合にも小なる場合にも共振周波数をほぼ安定
に保つことが可能なもので、自動車電話の基地局におけ
る空中線共用装置の構成素子等に好適である。
第1図は、本発明の一実施例の要部を示す断面図、第2
図は端面図、第3図ないし第5図は、それぞれ本発明共
振器の設計手法を説明するための図、第6図は、従来の
共振器の要部を示す断面図、第7図は端面図、第8図な
いし第12図は、TE01δモード誘電体共振器の有する一般
的特性を説明するための曲線図、第13図は、従来の共振
器における共振周波数の温度特性を示す曲線図で、11:
シールドケースの側壁、12および13:シールドケースの
端壁、2……共振素子、3:支持体、4:共振周波数調整素
子、5:送り螺子、111:シールドケースの側壁、112およ
び113:シールドケースの端壁、12:共振素子、13:支持体
である。
図は端面図、第3図ないし第5図は、それぞれ本発明共
振器の設計手法を説明するための図、第6図は、従来の
共振器の要部を示す断面図、第7図は端面図、第8図な
いし第12図は、TE01δモード誘電体共振器の有する一般
的特性を説明するための曲線図、第13図は、従来の共振
器における共振周波数の温度特性を示す曲線図で、11:
シールドケースの側壁、12および13:シールドケースの
端壁、2……共振素子、3:支持体、4:共振周波数調整素
子、5:送り螺子、111:シールドケースの側壁、112およ
び113:シールドケースの端壁、12:共振素子、13:支持体
である。
Claims (1)
- 【請求項1】有底筒状をなし、線膨張係数の小なる導体
より成るシールドケースと、 前記シールドケース内に同軸状に設けられ、前記シール
ドケースの線膨張係数に比し、大なる線膨張係数を有す
る筒状の固体誘電体より成るTE01δモード誘電体共振素
子と、 前記シールドケース内に同軸状に設けられて前記TE01δ
モード誘電体共振素子を支持し、前記TE01δモード誘電
体共振素子と同様材質の筒状固体誘電体より成る支持体
とを備えるとともに、 前記シールドケースをほぼ1×10-6/℃ないしほぼ2×1
0-6/℃の線膨張係数を有する導体で形成し、 前記TE01δモード誘電体共振素子および前記支持体をほ
ぼ9×10-6/℃の線膨張係数を有する固体誘電体で形成
し、 前記支持体の軸長を、前記TE01δモード誘電体共振素子
の軸長のほぼ0.6倍に、 前記TE01δモード誘電体共振素子の外径を、その軸長の
ほぼ2倍に、 前記TE01δモード誘電体共振素子の端面のうち、前記支
持体と接する端面と反対側の端面と、この端面と対向す
る前記シールドケースの端壁との間隔を、前記TE01δモ
ード誘電体共振素子の軸長のほぼ1.2倍に、 前記シールドケースの内径を、前記TE01δモード誘電体
共振素子の外径のほぼ1.7倍に、それぞれ形成したこと
を特徴とする誘電体共振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25274590A JP2646151B2 (ja) | 1990-09-24 | 1990-09-24 | 誘電体共振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25274590A JP2646151B2 (ja) | 1990-09-24 | 1990-09-24 | 誘電体共振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04132301A JPH04132301A (ja) | 1992-05-06 |
| JP2646151B2 true JP2646151B2 (ja) | 1997-08-25 |
Family
ID=17241690
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25274590A Expired - Fee Related JP2646151B2 (ja) | 1990-09-24 | 1990-09-24 | 誘電体共振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2646151B2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-24 JP JP25274590A patent/JP2646151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04132301A (ja) | 1992-05-06 |
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Legal Events
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