JP2649663B2 - プレコートメタル - Google Patents

プレコートメタル

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JP2649663B2
JP2649663B2 JP8148365A JP14836596A JP2649663B2 JP 2649663 B2 JP2649663 B2 JP 2649663B2 JP 8148365 A JP8148365 A JP 8148365A JP 14836596 A JP14836596 A JP 14836596A JP 2649663 B2 JP2649663 B2 JP 2649663B2
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栄明 宮林
洋 金井
襄二 岡
義勝 松浦
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Nippon Steel Corp
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Nippon Steel Corp
Takeda Chemical Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、折り曲げ加工性と
硬度のバランスが良く、しかも耐汚染性に優れたプレコ
ートメタルに関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、プレコートメタルは、亜鉛鉄板
その他の金属板に予め塗料を塗装した後、任意の形状に
成型加工して最終の用途に供するものであり、たとえば
冷蔵庫、洗濯機、電気ストーブなどの家電製品、自動販
売機、事務機器、食品陳列ケースなどを含む什器類など
の金属製品に用いられている。このようなプレコート金
属板は、金属板を先に成型加工して複雑な形状物とした
後に塗装を加えるポストコート方式に比べて塗装工程が
合理化されること、品質が均一になること、塗料の消費
量が節約されることなどの利点があることから今後とも
その用途は拡大するものと考えられる。プレコート金属
板に塗装される塗料は、塗膜形成後に上記用途に応じた
形状に成型加工されるため、その塗膜が折り曲げ、ロー
ル成型、エンボスプレス、絞り加工などの成型加工に耐
えるに十分な伸長性と金属面に対する接着力を保持する
ことが要求される。一方、成型後の製品は、それぞれの
最終用途に適合した性能、たとえば建築外装材の場合は
高度の耐候性や加工した部分を含めた強度の耐食性が要
求され、また、冷蔵庫などの家電製品では耐擦傷性や耐
汚染性が要求される。これらの性能の他に光沢、耐水
性、耐薬品性、耐湿性などの耐久性が用途に応じてさら
に要求される。前述の家電製品のような用途では、従
来、アミノアルキッド樹脂、メラミン硬化アクリルポリ
オールあるいはエポキシ樹脂が用いられていた。ところ
がこれらの樹脂では塗膜の折り曲げ加工性が悪く、90
°以上の角度に折り曲げた場合に塗膜に亀裂を生じる欠
点がある。ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサ
ンまたはその付加体のブロック化物とポリオール樹脂と
を含有してなる組成物を金属板に塗布し、加熱硬化して
プレコートメタルを製造する方法も知られている(特開
昭56−89548号公報)が、この方法により得られ
るプレコートメタルはかならずしも前記のような物性の
全てを満足するものではなかった。また、エチレンイミ
ンでブロックしたブロックイソシアネート化合物とポリ
オール樹脂とを含有してなる組成物を金属板に塗布し、
加熱硬化してプレコートメタルを製造する方法も知られ
ている(特開昭57−10375号公報)が、この方法
により得られるプレコートメタルもまた前記のような物
性の全てを満足するものではなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述のように折り曲げ
加工性と耐汚染性および硬度をバランスさせた状態で塗
膜性能を向上させることは非常に難しい課題であった。
本発明は、折り曲げ加工性、耐汚染性および硬度の点で
バランスがとれ、しかもその他の塗膜性能においてもす
ぐれた塗膜を有するプレコートメタルを提供することを
目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、金属板に
塗布した後折り曲げ加工しても塗膜に亀裂が生じないな
どの塗膜性能にすぐれた樹脂組成物について鋭意検討を
おこなった結果、ポリオール成分として官能基数が少な
くとも3のポリエステルポリオールと2級の水酸基を少
なくとも1個有するエポキシ樹脂にラクトン化合物また
はアルキレンオキサイドを付加させた物とを組み合わせ
て用いることにより耐折り曲げ性が良好で硬度が高く、
しかも耐薬品性、耐汚染性なかんずく耐マジック汚染性
と耐からし汚染性にすぐれた塗膜が得られることを知見
し、これらの知見にもとづき本発明を完成するに至っ
た。すなわち、本発明は、(1)官能基数が少なくとも
3のポリエステルポリオール、(2)2級の水酸基を少
なくとも1個有するエポキシ樹脂にラクトン化合物また
はアルキレンオキサイドを付加させた物および(3)有
機ポリイソシアネートのブロック化物または有機ポリイ
ソシアネートと活性水素化合物との反応により得られる
末端にNCO基を有するプレポリマーのブロック化物、
を含有してなる一液性熱硬化型樹脂組成物を金属板に塗
布し、加熱硬化せしめたことを特徴とするプレコートメ
タルである。 【0005】 【発明の実施の形態】本発明に用いられる(1)の官能
基数が少なくとも3のポリエステルポリオールは、ジカ
ルボン酸、グリコールおよび少なくとも3個のOH基を
有するポリオールをエステル化することにより得られ
る。ポリエステルポリオールの製造に用いられるジカル
ボン酸としては、たとえばコハク酸,無水コハク酸,ア
ジピン酸,アゼライン酸,セバシン酸,ドデカン2酸,
マレイン酸,無水マレイン酸,フマール酸,イタコン
酸,ダイマー酸,などの脂肪族系、たとえばフタール
酸,無水フタール酸,イソフタール酸,イソフタール酸
ジメチルエステル,テレフタール酸,テレフタール酸ジ
メチルエステル,2,6ナフタレンジカルボン酸,ヘキ
サヒドロ無水フタール酸,テトラヒドロ無水フタール
酸,シクロヘキサンジカルボン酸ジメチルエステル,メ
チルヘキサヒドロ無水フタール酸,無水ハイミック酸,
無水メチルハイミック酸などの芳香族および脂環族系の
ものがあげられる。グリコールとしては、たとえばエチ
レングリコール,ジエチレングリコール,プロピレング
リコール,1,3−ブチレングリコール,1,4−ブチ
レングリコール,ジプロピレングリコール,1,5−ペ
ンタンジオール,1,6−ヘキサンジオール,ネオペン
チルグリコール,ヒドロキシピバリン酸のネオペンチル
グリコールエステル,トリエチレングリコール,1,9
−ノナンジオール,3−メチル−1,5ペンタンジオー
ル,2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル,2−エチル−1,3−ヘキサンジオール,ポリカプ
ロラクトンジオール,ポリプロピレングリコール,ポリ
テトラメチレンエーテルグリコール,ポリカーボネート
ジオール,2−n−ブチル2−エチル1,3−プロパン
ジオール,2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオー
ルなどの脂肪族系のもの、たとえばシクロヘキサンジメ
タノール,シクロヘキサンジオール,キシリレングリコ
ール,ビスヒドロキシエチルテレフタレート,1,4ビ
ス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン,水添ビスフェ
ノールA,ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加
体,ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加体な
どの脂環族系あるいは芳香族系のものがあげられる。 【0006】少なくとも3個のOH基を有するポリオー
ルとしては、たとえばグリセリン,トリメチロールプロ
パン,トリメチロールエタン,1,2,6−ヘキサントリ
オール,ペンタエリスリトール,ジグリセリンおよびこ
れらのポリオールを開始剤としたエチレンオキサイド付
加体,プロピレンオキサイド付加体あるいはε−カプロ
ラクトン付加体などがあげられる。エステル化反応は通
常の方法により縮合物を留去することによっておこなわ
れるが、生成物が多官能であるために、反応を進めすぎ
るとゲル化の恐れがあるので通常酸価0.1〜50、特
に1〜20の範囲で停止するのが好ましい。具体的な製
造法としては、たとえばジカルボン酸をグリコールのモ
ル数より過剰に仕込み、180〜260℃の温度で窒素
ガスを吹き込みながら縮合水を留去してゆき、所定の酸
価まで反応させて両末端にCOOH基を有するポリエス
テル化物を得る。ついでこのポリエステル化物の末端が
OH基となるように少なくとも3個のOH基を有するポ
リオールを仕込み、同様に縮合水を留去してゆき、酸価
が50以下、好ましくは1〜20の範囲で停止させる方
法があげられる。また、ジカルボン酸のジメチルエステ
ルを用いる場合は、グリコールのモル数より多く仕込
み、上記と同様な条件で縮合物を留去し、両末端がメチ
ルエステル基を有するポリエステル化物を得、ついで少
なくとも3個のOH基を有するポリオールを仕込み、前
述と同様な条件でエステル交換反応を行い、ポリエステ
ルポリオールを得る。 【0007】無水酸を併用する場合は、まずジカルボン
酸をグリコールのモル数より少なく仕込み、上記と同様
な条件で縮合物を留去し、まず、両末端にOH基を有す
るポリエステル化物を得、ついでジカルボン酸無水物を
添加し、この開環反応により両末端にCOOH基を有す
るポリエステル化物を得る。つぎに少なくとも3個のO
H基を有するポリオールを仕込み、前述と同様な方法で
反応をおこないポリエステルポリオールを得る方法があ
げられる。本発明に用いられるポリエステルポリオール
は官能基数が3〜7で、特に4〜6で、数平均分子量が
600〜3500で、かつ水酸基価が80〜460のも
のが特に好ましく、官能基数が3官能未満になると硬化
塗膜の硬度が低くなり、また、耐薬品性が悪くなる。 【0008】また、7官能を越えると塗膜の耐折り曲げ
性が悪くなることがある。数平均分子量が600未満に
なると硬化塗膜の光沢が悪くなり、3500を越えると
高粘度となり、塗装作業性に問題を生じたり、また、耐
汚染性が悪くなることがある。水酸基価が80未満の場
合は硬化塗膜の耐薬品性,耐汚染性が悪くなることがあ
る。また、水酸基価が460を越えると塗膜の耐折り曲
げ性が悪くなることがある。本発明に用いられるポリオ
ール成分のもう一方の成分である(2)の2級の水酸基
を少なくとも1個有するエポキシ樹脂にラクトン化合物
またはアルキレンオキサイドを付加させた物としては、
下記一般式で表されるエポキシ樹脂にラクトン化合物ま
たはアルキレンオキサイドを自体公知の手段により付加
させたものがあげられる。 【化1】 〔式中、Xはハロゲンで置換されていてもよいフェニレ
ン基またはシクロヘキシレン基を、nは0.5〜12.0
を示す。〕 【0009】ラクトン化合物またはアルキレンオキサイ
ドの付加量は該エポキシ樹脂約95〜60重量部に対し
て約5〜40重量部程度である。特に、該エポキシ樹脂
約90〜70重量部に対してラクトン化合物またはアル
キレンオキサイドは約10〜30重量部が好ましい。上
記一般式で表されるエポキシ樹脂のなかで、Xがp−フ
ェニレン基のもので、nは2〜9のものが好ましい。ハ
ロゲンとしては、たとえば臭素,塩素などがあげられ
る。この置換基の数は通常、1〜3個程度で、その位置
はフェニレン基もしくはシクロヘキシレン基のいずれの
位置でもよい。ラクトン化合物としては、たとえばβ−
プロピオラクトン,ブチロラクトン,γ−バレロラクト
ン,γ−カプロラクトン,δ−バレロラクトン,δ−カ
プロラクトン,ε−カプロラクトンなどがあげられる
が、これらのなかで特にε−カプロラクトンが好まし
い。アルキレンオキサイドとしては、たとえばエチレン
オキサイド,プロピレンオキサイド,スチレンオキサイ
ド,グリシジルメタクリレート,エピクロルヒドリンな
どがあげられるが、特にエチレンオキサイドが好まし
い。2級の水酸基を少なくとも1個有するエポキシ樹脂
にラクトン化合物またはアルキレンオキサイドを付加さ
せた物の配合割合はポリオール成分中、約10〜70重
量%の割合であるが、特に約10〜60重量%の範囲で
用いるのが好ましい。配合割合が10重量%未満では耐
汚染性のうち、特に耐からし汚染性が悪くなることがあ
る。また、70重量%を越えると耐からし汚染性はよく
なるが、硬度が非常に低下してしまうことがある。 【0010】本発明に用いられる(3)のブロック化物
としては、少なくとも2個のNCO基を有する化合物、
たとえば、トリメチレンジイソシアネート,テトラメチ
レンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネー
ト,ペンタメチレンジイソシアネート,1,2−プロピ
レンジイソシアネート,2,3−ブチレンジイソシアネ
ート,1,3−ブチレンジイソシアネート,2,4,4−
または2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート,ドデカメチレンジイソシアネート,2,6−ジ
イソシアナートメチルカプロエートなどの脂肪族ジイソ
シアネート、たとえば1,3−シクロペンタンジイソシ
アネート,1,4−シクロヘキサンジイソシアネート,
1,3−シクロヘキサンジイソシアネート,3−イソシ
アナートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシル
イソシアネート,4,4´−メチレンビス(シクロヘキ
シルイソシアネート),メチル−2,4−シクロヘキサ
ンジイソシアネート,メチル−2,6−シクロヘキサン
ジイソシアネート,1,2−ビス(イソシアナートメチ
ル)シクロヘキサン,1,4−ビス(イソシアナートメ
チル)シクロヘキサン,1.3−ビス(イソシアナート
メチル)シクロヘキサン,トランス−シクロヘキサン−
1,4−ジイソシアネートなどのシクロアルキレン系ジ
イソシアネート、たとえばm−フェニレンジイソシアネ
ート,p−フェニレンジイソシアネート,4,4´−ジ
フェニルジイソシアネート,1,5−ナフタレンジイソ
シアネート,4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート,2,4−または2,6−トリレンジイソシアネー
ト,4,4´−トルイジンジイソシアネート,ジアニシ
ジンイソシアネート,4,4′−ジフェニルエーテルジ
イソシアネートなどの芳香族ジイソシアネート、たとえ
ばω,ω′−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼ
ン,ω,ω′−ジイソシアネート1,4−ジメチルベンゼ
ン,ω,ω′−ジイソシアネート−1,4−ジエチルベン
ゼン,α,α,α′,α′テトラメチルメタキシリレンジ
イソシアネート,α,α,α′,α′テトラメチルパラキ
シリレンジイソシアネートなどの芳香脂肪族ジイソシア
ネート、たとえばトリフェニルメタン−4,4′,4″−
トリイソシアネート,1,3,5−トリイソシアネートベ
ンゼン,2,4,6−トリイソシアネートトルエン,ω−
イソシアネートエチル−2,6−ジイソシアナートカプ
ロエートなどのトリイソシアネート、たとえば4,4′
−ジフェニルジメチルメタン−2,2′,5,5′−テト
ライソシアネートなどのテトライソシアネートのブロッ
ク化物あるいはこれらと活性水素化合物との反応により
得られる末端にNCO基を有するプレポリマーのブロッ
ク化物があげられる。 【0011】プレコートメタルとして用いる場合、耐候
性が要求されるので前述のNCO基を有する化合物のな
かでもヘキサメチレンジイソシアネート,3−イソシア
ナートメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイ
ソシアネート,1,4−ビス(イソシアナートメチル)
シクロヘキサン,1,3−ビス(イソシアナートメチ
ル)シクロヘキサン,4,4′−メチレンビス(シクロ
ヘキシルイソシアネート),α,α,α′,α′テトラメ
チルメタキシリレンジイソシアネートなどのイソシアネ
ート化合物を用いるのが好ましい。これらのイソシアネ
ート化合物と活性水素活性との反応により得られる末端
にNCO基を有するプレポリマーは前記イソシアネート
単量体と活性水素化合物とをイソシアネート基が過剰の
状態で反応させることにより得られる。このプレポリマ
ーを製造するのに用いるられる活性水素化合物として
は、たとえばエチレングリコール,プロピレングリコー
ル,1,2−ブチレングリコール,1,3−ブチレングリ
コール,1,6−ヘキサンジオール,ジエチレングリコ
ール,ジプロピレングリコール,ネオペンチルグリコー
ル,ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エス
テル,トリエチレングリコール,水添ビスフェノール
A,キシリレングリコール,1,4−ブチレングリコー
ルなどの2価アルコール、たとえばグリセリン,トリメ
チロールエタン,トリメチロールプロパン,1,2,6−
ヘキサントリオールなどの3価アルコール、たとえばペ
ンタエリスリトールなどの4価アルコールなどの低分子
量ポリオール、上記ポリオールのプロピレンオキサイド
あるいはエチレンオキサイド付加物などのポリエーテル
ポリオール,前述の低分子量ポリオールとジカルボン酸
とを反応させて得られるポリエステルポリオールやポリ
エステルポリオールを製造する際に脂肪酸変性したもの
などの高分子量ポリオールがあげられる。これらのポリ
オールは単独あるいは混合して使用してもよい。 【0012】プレポリマーは、一般にはNCO基/OH
基との当量比が約2.0〜15、好ましくは約4〜8
で、通常40〜140℃、好ましくは70〜100℃で
反応をおこなった後、必要ならば未反応のイソシアネー
ト単量体を通常おこなわれている薄膜蒸留法または抽出
法などで取り除くことにより得ることができる。この反
応には、錫系、鉛系、亜鉛系、鉄系などの有機金属触媒
を用いてもよい。また、プレポリマーとしては、水、あ
るいはエチレンジアミンなどの低級アミンと過剰の上記
イソシアネート単量体を反応させて得られるビュレット
化合物、あるいは上記低分子量ポリオールや高分子量ポ
リオールと過剰のイソシアネート単量体とを反応させて
得られるアロファネート化合物、さらには有機ジイソシ
アネートのダイマー化、トリマー化触媒として公知の触
媒を用いてイソシアネート単量体を反応させることによ
り得られるダイマー化物やトリマー化合物などがあげら
れる。前述のイソシアネート単量体またはそれらのプレ
ポリマーのブロック化物はイソシアネート単量体または
それらのプレポリマーを公知の方法によりブロック剤と
反応させることによって得られる。この反応に用いられ
るブロック剤としては、イソシアネートのブロック化に
使用されうることが知られているブロック剤、たとえば
フェノール系,ラクタム系,活性メチレン系,アルコー
ル系,メルカプタン系,酸アミド系,イミド系,アミン
系,イミダゾール系,尿素系,カルバミン酸塩系,イミ
ン系,オキシム系、あるいは亜硫酸塩系などのブロック
剤がいずれも使用されうるが、とりわけフェノール系,
オキシム系,ラクタム系,イミン系などのブロック剤が
有利に使用される。ブロック剤の具体例としては、次の
ものがあげられる。 【0013】フェノール系ブロック剤:フェノール,ク
レゾール,キシレノール,ニトロフェノール,クロロフ
ェノール,エチルフェノール,p−ヒドロキシジフェニ
ル,t−ブチルフェノール,o−イソプロピルフェノー
ル,o−sec−ブチルフェノール,p−ノニルフェノ
ール,p−t−オクチルフェノール,ヒドロキシ安息香
酸,ヒドロキシ安息香酸エステルなど。 ラクタム系ブロック剤:ε−カプロラクタム,δ−バレ
ロラクタム,γ−ブチロラクタム,β−プロピオラクタ
ムなど。 活性メチレン系ブロック剤:マロン酸ジエチル,マロン
酸ジメチル,アセト酢酸エチル,アセト酢酸メチル,ア
セチルアセトンなど。 アルコール系ブロック剤:メタノール,エタノール,n
−プロピルアルコール,イソプロピルアルコール,n−
ブチルアルコール,イソブチルアルコール,t−ブチル
アルコール,n−アミルアルコール,t−アミルアルコ
ール,ラウリルアルコール,エチレングリコールモノメ
チルエーテル,エチレングリコールモノエチルエーテ
ル,エチレングリコールモノブチルエーテル,ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル,ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル,プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル,ベンジルアルコール,メトキシメタノー
ル,グリコール酸,グリコール酸メチル,グリコール酸
エチル,グリコール酸ブチルなどのグリコール酸エステ
ル、乳酸,乳酸メチル,乳酸エチル,乳酸ブチルなどの
乳酸エステル、メチロール尿素,メチロールメラミン,
ジアセトンアルコール,エチレンクロルヒドリン,エチ
レンブロムヒドリン,1,3−ジクロロ−2−プロパノ
ール,ω−ハイドロパーフルオロアルコール,アセトシ
アンヒドリンなど。 【0014】メルカプタン系ブロック剤:ブチルメルカ
プタン,ヘキシルメルカプタン,t−ブチルメルカプタ
ン,t−ドデシルメルカプタン,2−メルカプトベンゾ
チアゾール,チオフェノール,メチルチオフェノール,
エチルチオフェノールなど。 酸アミド系ブロック剤:アセトアニリド,アセトアニシ
ジド,アセトトルイド,アクリルアミド,メタクリルア
ミド,酢酸アミド,ステアリン酸アミド,ベンズアミド
など。 イミド系ブロック剤:コハク酸イミド,フタル酸イミ
ド,マレイン酸イミドなど。 アミン系ブロック剤:ジフェニルアミン,フェニルナフ
チルアミン,キシリジン,N−フェニルキシリジン,カ
ルバゾール,アニリン,ナフチルアミン,ブチルアミ
ン,ジブチルアミン,ブチルフェニルアミンなど。 イミダゾール系ブロック剤:イミダゾール,2−エチル
イミダゾールなど。 尿素系ブロック剤:尿素,チオ尿素,エチレン尿素,エ
チレンチオ尿素,1,3−ジフェニル尿素など。 カルバミン酸塩系ブロック剤:N−フェニルカルバミン
酸フェニル,2−オキサゾリドンなど。 イミン系ブロック剤:エチレンイミン,プロピレンイミ
ンなど。 オキシム系ブロック剤:ホルムアミドキシム,アセトア
ルドキシム,アセトキシム,メチルエチルケトキシム,
ジアセチルモノオキシム,ベンゾフェノンオキシム,シ
クロヘキサノンオキシムなど。 【0015】亜硫酸塩系ブロック剤:重亜硫酸ソーダ,
重亜硫酸カリなど。 前述のイソシアネート単量体またはそれらのプレポリマ
ーとブロック剤との反応の具体的な方法としては、たと
えばイソシアネート単量体またはそれらのプレポリマー
とブロック剤とをNCO基/ブロック剤中の活性水素基
の当量比=約0.9〜1.0、好ましくは約0.95〜
1.0で反応させる方法、イソシアネート単量体とブロ
ック剤とをNCO基/ブロック剤中の活性水素基の当量
比=約1.1〜3.0、好ましくは約1.2〜2.0で
反応させた後、これに前述のプレポリマーの製造に用い
られるような低分子量ポリオール、高分子量ポリオー
ル、水あるいは低級アミンとを反応させる方法、あるい
はイソシアネート単量体と低分子量ポリオール、高分子
量ポリオール、水あるいは低級アミンをNCO基/活性
水素基の当量比=約1.5〜10.0、好ましくは約2.
0〜7.0で反応させた後、これにブロック剤を反応さ
せる方法などがあげられる。上記の各反応は活性水素基
を持たない溶媒中(例:ベンゼン,トルエン,キシレン
等の芳香族系、ソルベッソー100,ソルベッソー20
0などの石油系溶剤、酢酸エチル,酢酸ブチルなどのエ
ステル系、たとえばアセトン,メチルエチルケトン,メ
チルイソブチルケトン,シクロヘキサノンなどのケトン
系、たとえばテトラヒドロフランなどのエーテル系な
ど)あるいはこのような溶媒の不存在下に公知の方法で
行われる。反応に際しては、たとえば3級アミン,有機
金属などの公知の触媒を使用してもよい。本発明に用い
られる一液性熱硬化型樹脂組成物は、前述のポリオール
(1)および(2)とブロック化物(3)とを含有して
なる組成物である。ポリオールとブロック化物の配合割
合はOH基/再生NCO基の当量比が約1/2〜2/
1、特に1/0.8〜1/1.2が好ましい。 【0016】本発明の組成物はそのままクリアー塗料や
接着剤などとしても使用することができるが、上記ポリ
オールおよびブロック化物以外に、たとえば酢酸エチ
ル,酢酸ブチル,アセト酢酸メチル,2−エトキシエチ
ル−アセテートなどのエステル系、キシレン,トルエン
などの芳香族系、メチルエチルケトン,メチルイソブチ
ルケトン,シクロヘキサノンなどのケトン系、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのエーテル系、ソル
ベッソー100,ソルベッソー200などの石油系とい
った有機溶媒、たとえば着色顔料や体質顔料、シリコン
系,アミン系,ポリエーテル系,ポリエステル系,ヒマ
シ油系,合成ワックス系,ベントナイト系などの分散
剤、消泡剤,レベリング剤,揺変剤,ベンゾトリアゾー
ル系,ヒンダードアミン系,ヒンダードフェノール系な
どの安定剤、錫系,鉛系,亜鉛系,鉄系などの反応触媒
などを必要に応じて加えてもよい。このようにして得ら
れる一液性熱硬化型樹脂組成物は、金属板に塗布後、加
熱することによりブロック化物中に含まれるブロック剤
が解離してNCO基を再生し、この再生NCO基がポリ
オール中のOH基と反応して硬化した塗膜を与える。 【0017】本発明のプレコートメタルの製造に用いら
れる金属板は、通常、プレコートメタル用金属として用
いられるものであれば如何なるものでもよいが、たとえ
ば冷延鋼板,亜鉛めっき鋼板,合金化亜鉛めっき鋼板,
スズめっき鋼板,クロムめっき鋼板,アルミニウムめっ
き鋼板,鉛めっき鋼板,ニッケルめっき鋼板,アルミニ
ウム板,チタン板,ステンレス板などがあげられる。本
発明に用いる樹脂組成物は、これらに直接又は通常の塗
装前処理を施した後に塗装される。また、いずれの場合
にも必要に応じてプライマー塗料を塗布し乾燥した後に
又は乾燥せずに樹脂組成物を塗布することができる。塗
装前処理としてはクロメート化成処理やリン酸塩化成処
理,複合酸化皮膜処理などがある。クロメート化成処理
には電解クロメート,塗布型クロメート,反応型クロメ
ート処理が、リン酸塩化成処理にはリン酸亜鉛処理,リ
ン酸鉄処理が、複合酸化皮膜処理にはニッケルとコバル
トを含有する処理がある。プライマー塗料はエポキシ樹
脂系,高分子ポリエステル系など通常用いられているも
のが使用できる。金属板の形状としては、たとえば平板
状,筒状など、いずれでもよい。この金属板に本発明で
用いる樹脂組成物を塗布する。塗布量は限定されるもの
ではなく、自由に決めることができるが、乾燥膜厚10
〜30μとなるような量が好ましい。塗布する手段とし
ては、たとえばスプレーガン,ロールコーター,フロー
コーターなどがあげられる。つぎに、塗布した金属板を
加熱硬化する。加熱温度はブロック剤の種類などによっ
て異なるが、約150〜350℃で、その時間は約20
〜120秒程度が好ましい。この加熱操作によってブロ
ック化物中に含まれるブロック剤が解離してNCO基を
再生し、この再生NCO基がポリオール中のOH基と反
応して架橋がおこり、強靭な塗膜が得られる。 【0018】 【発明の効果】本発明で用いられる一液性熱硬化型樹脂
組成物を硬化して得られる塗膜には加熱操作によるヤケ
や熱劣化は全くみられない。しかも硬度が高く、折り曲
げ加工性,耐汚染性,なかんずく耐からし汚染性の点で
すぐれている。したがってこの組成物で被覆されたプレ
コートメタルは、家電製品になどに有利に用いることが
できる。 【0019】 【実施例】以下、参考例および実施例によって本発明を
より具体的に説明する。実施例中、部あるいは%はそれ
ぞれ重量部もしくは重量%を示す。 ポリオールの製造 参考例1 水添ビスフェノールA 364.9部(1.52モル)、
アジピン酸441.6部(3.02モル)を反応容器に仕
込み、220℃に加熱して窒素ガスを吹き込み、生成す
る縮合水を留去しながら反応させ、酸価250.0とな
ったところでトリメチロールプロパン(以下、TMPと
いう)304.1部(2.27モル)を仕込み、同様に縮
合水を留去しながら反応させ酸価2.6、水酸基価18
7.2、官能基数5、数平均分子量1478のポリエス
テルポリオールを得た。このポリエステルポリオール6
00部と下記式のエポキシ樹脂80重量部に対してε−
カプロラクトン20重量部を付加させた物(プラクセル
G−402(ダイセル化学工業(株)製)、水酸基価1
19、エポキシ当量1250)400部とをシクロヘキ
サノン1500部に溶解し、固形分40%の溶液とし
た。この溶液の性状を〔表1〕に示した。 【化2】 【0020】参考例2 参考例1で得られたポリエステルポリオール800部と
下記式のエポキシ樹脂80重量部に対してε−カプロラ
クトン20重量部を付加させた物(プラクセルG−70
2(ダイセル化学工業(株)製)、水酸基価140、エ
ポキシ当量2710)の200部をシクロヘキサノン1
500部に溶解し、固形分40%の溶液とした。この溶
液の性状を〔表1〕に示した。 【化3】 【0021】参考例3 1,6−ヘキサンジオール205.8部(1.74モ
ル)、ジメチルイソフタレート670.1部(3.45モ
ル)と酢酸亜鉛0.1gを反応容器に仕込み、220℃
に加熱して窒素ガスを吹き込み、生成するメタノールを
留去しながら反応させ、メタノールが121ml留出し
たところでTMP347.2部(2.59モル)を仕込
み、同様にメタノールを留去しながら反応させ酸価1.
4、水酸基価193.6、官能基数5、数平均分子量1
438のポリエステルポリオールを得た。このポリエス
テルポリオール600部と参考例1のプラクセルG−4
02 400部をシクロヘキサノン1500部に溶解
し、固形分40%の溶液とした。この溶液の性状を〔表
1〕に示した。 【0022】参考例4 3−メチル−1,5ペンタンジオール245.3部(2.
08モル)、アジピン酸541.6部(3.71モル)を
反応容器に仕込み、220℃に加熱して窒素ガスを吹き
込み、生成する縮合水を留去しながら反応させ、酸価2
80.0となったところでTMP 372.9部(2.7
8モル)とジブチルチンジラウレート0.1部を仕込
み、同様に縮合水を留去しながら反応させ酸価1.6、
水酸基価216.0、官能基数5、数平均分子量128
9のポリエステルポリオールを得た。このポリエステル
ポリオール800部と参考例1のプラクセルG−402
200部をシクロヘキサノン1500部に溶解し、固
形分40%の溶液とした。この溶液の性状を〔表1〕に
示した。 【0023】参考例5 エチレングリコール151.8部(2.45モル)、コハ
ク酸550.0部(4.66モル)を仕込み、参考例1と
同様な条件で反応し酸価が420.0となったところで
ペンタエリスリトール159.3部(1.17モル)を仕
込み、エステル化反応を続け、酸価が165.0となっ
たところで、さらにペンタエリスリトール159.3部
(1.17モル)とTMP 157.0部(1.17モル)
を仕込み、縮合水を留去し、酸価3.8、水酸基価44
7.8、官能基数7、数平均分子量870のポリエステ
ルポリオールを得た。このポリエステルポリオール80
0部と参考例1のプラクセルG−402 200部をシ
クロヘキサノン1500部に溶解し、固形分40%の溶
液とした。この溶液の性状を〔表1〕に示した。 【0024】参考例6 ビスヒドロキシエチルテレフタレート325.9部(1.
28モル)、セバシン酸513.8部(2.54モル)を
仕込み、参考例1と同様な条件で反応し、酸価が18
4.4となったところでTMP256.7部(1.91モ
ル)を仕込み、縮合水を留去してゆき酸価8.0、水酸
基価168.3、官能基数5、数平均分子量1591の
ポリエステルポリオールを得た。このポリエステルポリ
オール800部と参考例1のプラクセルG−402 2
00部をシクロヘキサノン1500部に溶解し、固形分
40%の溶液とした。この溶液の性状を〔表1〕に示し
た。 【0025】参考例7 エチレングリコール183.4部(2.95モル)、コハ
ク酸664.7部(5.63モル)を仕込み、参考例1と
同様な条件で反応し酸価が420.0となったところで
TMP 189.4部(1.41モル)を仕込み、エステ
ル化反応を続け、酸価が170.0となったところで更
にエチレングリコール183.4部(2.95モル)を仕
込み縮合水を留去し、酸価1.5、水酸基価215.5、
官能基数3、数平均分子量776のポリエステルポリオ
ールを得た。このポリエステルポリオール800部と参
考例2のプラクセルG−702 200部をシクロヘキ
サノン1500部に溶解し、固形分40%の溶液とし
た。この溶液の性状を〔表1〕に示した。 【0026】ブロック化物の製造 参考例8 1,3−ビス(イソシアナートメチル)シクロヘキサン
241.6部をソルベッソー100 400.0部に溶解
し、メチルエチルケトキシム180.6部を1時間で滴
下する。滴下終了後さらに1時間75〜80℃に加熱す
る。次にジブチル錫ジラウレート0.6部とポリエステ
ルポリオール(アジピン酸876.6部、エチレングリ
コール186.3部、TMP 201.2部、ジプロピレ
ングリコール402.3部を常法により縮合させて得ら
れる酸価3.5、水酸基価172.0、固形分100%)
177.0部を加え75〜80℃で6時間反応させる。
かくして再生イソシアネート基含量8.5%、固形分6
0%、あわ粘度(25℃)G〜Hのブロック化物溶液を
得た。この溶液の性状を〔表2〕に示した。 【0027】参考例9 2リットルの4径フラスコにTMP−3−イソシアナー
トメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシ
アネート付加体の溶液(タケネートD−140N、(武
田薬品工業(株)製)固形分75%、イソシアネート含
量10.78%、酢酸エチル溶液)を801.2部および
セロソルブアセテート316.1部を仕込み、窒素ガス
雰囲気下で、内温が60〜70℃を保つようにメチルエ
チルケトキシムの182.7部を徐々に滴下し、添加完
了後、約4時間上記温度に保つと固形分60%、再生イ
ソシアネート基含量6.64%のブロック化物溶液を得
た。この溶液の性状を〔表2〕に示した。 【0028】参考例10 ω,ω′−ジイソシアネート−1,3−ジメチルベンゼ
ン307.5部をソルベッソー100 519.1部お
よびメチルエチルケトン129.7部に溶解し、メチル
エチルケトキシム237.2部を約2時間で滴下する。
滴下終了後さらに1時間75〜80℃に加熱する。次に
ジブチル錫ジラウレート0.3部と参考例8に用いたポ
リエステルポリオールの232.4部を加え75〜80
℃で6時間反応させる。かくして再生イソシアネート基
含量8.02%、固形分55%のブロック化物溶液を得
た。この溶液の性状を〔表2〕に示した。 【0029】参考例11 2リットルの4径フラスコにTMP−ヘキサメチレンジ
イソシアネート付加体(タケネートD−160N、(武
田薬品工業(株)製)固形分75%、イソシアネート含
量13.2%、あわ粘度(25℃)J〜K)を760.7
部およびセロソルブアセテート325.6部を仕込み、
窒素ガス雰囲気下で、内温が60〜70℃をを保つよう
にメチルエチルケトキシムの213.7部を徐々に滴下
し、添加完了後、約2時間上記温度に保つと固形分60
%、再生イソシアネート基含量7.77%、あわ粘度
(25℃)Q〜Rのブロック化物溶液を得た。この溶液
の性状を〔表2〕に示した。 【0030】参考例12 4,4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)228.6部をトルエン160.0部およびシクロ
ヘキサノン160.0部に溶解し、メチルエチルケトキ
シム126.5部を約1時間で滴下する。滴下終了後さ
らに1時間75〜80℃に加熱する。次に1,1,3,3
−テトラn−ブチル−1,3−ジアセトキシジスタノキ
サン0.48部とポリエステルポリオール(参考例8に
用いたポリエステルポリオールと同じ)123.92部
を加え75〜80℃で8時間反応させる。かくして再生
イソシアネート基含量7.6%、固形分60%のブロッ
ク化物溶液を得た。この溶液の性状を〔表2〕に示し
た。 【0031】参考例13 2リットルの4径フラスコに撹拌機、温度計、窒素ガス
導入管、還流冷却用コンデンサーを取り付け、TMPと
α,α,α′,α′テトラメチルメタキシリレンジイソシ
アネートとの付加体(室温で固形状物,イソシアネート
含量13.3%)を500部、酢酸エチル427.1部
および1,1,3,3−テトラn−ブチル−1,3−ジア
セトキシジスタノキサン0.19部を仕込み、窒素ガス
雰囲気下で、内温60〜70℃を保つようにメチルエチ
ルケトキシムの140.5部を徐々に滴下してゆき、添
加完了後、約4時間上記温度に保つと固形分60%、再
生イソシアネート基含量6.20%、あわ粘度(25
℃)Q〜Rのブロック化物溶液を得た。この溶液の性状
を〔表2〕に示した。 【0032】実施例1 参考例1で得られたポリオール溶液43.4部と参考例
8のブロック化物24.5部を仕込み(NCO/OH当
量比=1.0)、PWC(ピグメント ウエイトコンセ
ントレーション)=50%となるように酸化チタン(タ
イペークR−820;石原産業(株))32.1部を仕
込む。更に触媒として1,1,3,3−テトラn−ブチル
−1,3−ジアセトキシジスタノキサン0.024部を添
加してペイントコンディショナーにより十分混練し白エ
ナメル溶液を得た。この溶液を0.6mm厚の電解亜鉛
めっき鋼板に電解クロメート処理を施した後、エポキシ
樹脂系のプライマー塗料を乾燥膜厚5μになるように塗
装、焼付したものの上に、乾燥膜厚20μになるように
バーコーターで塗装し、260℃の雰囲気で60秒焼き
付けると光沢のある白色塗膜が得られた。白エナメルの
配合及び塗膜性能を〔表3〕に示した。 【0033】実施例2〜10 参考例8〜13のブロック化物を用い、〔表3〕に示す
ようにPWC=50%の白エナメル溶液の全量が100
部となる配合物について、実施例1と同様の条件で焼付
けをおこなった。 【表1】 【0034】 【表2】【0035】 【表3】 【0036】評価方法 *1鉛筆硬度 キズ跡法 :JIS-K-5400 の方法に準拠し鉛筆で塗膜を掃
引し、掃引面を脱脂綿でふきとり、キズ跡が付かない鉛
筆の硬さで表す。 JIS法 :JIS-K-5400 の方法による。 *2耐折り曲げ性:試験片と同じ厚みの鉄板をはさん
で、ハンドプレスで50kgG/cm2の圧力を加え180度に
折り曲げ、折り曲げ部を30倍率のルーペで観察し、ク
ラックが入らない最小のはさむ鉄板の枚数で表す。 *3耐汚染性 :マジックインキで塗面に線描きし、
24時間放置後、脱脂綿にエタノールを含ませてふきと
り、線のあとを評価する。 ◎:あとが残っていない。 ○:かすかにあとが残る △:若干あとが残る。 ×:あとがはっきりの残る。 *4耐溶剤性 :布にキシレンを含浸させ、一定荷
重で塗面をこすり、往復で1回とし、50回で塗面の破
れが生ずるか否かで判定する。 *5耐からし汚染性:市販のねりからし60部を水10
0部に十分分散させ、これに塗装板を室温で浸漬する。
24時間後取り出して、よく水洗し塗面の状態を目視で
評価する。 ◎:黄色のあとが残っていない。 ○;黄色のあとがかすかに残る。 △:黄色のあとが残る。 ×:黄色のあとがはっきりと残る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 襄二 千葉県君津市君津一 新日本製鐵株式会 社内 (72)発明者 松浦 義勝 大阪府箕面市大字粟生新家655番地の45

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 (1)官能基数が少なくとも3のポリエステルポリオー
    ル、(2)2級の水酸基を少なくとも1個有するエポキ
    シ樹脂にラクトン化合物またはアルキレンオキサイドを
    付加させた物および(3)有機ポリイソシアネートのブ
    ロック化物または有機ポリイソシアネートと活性水素化
    合物との反応により得られる末端にNCO基を有するプ
    レポリマーのブロック化物、を含有してなる一液性熱硬
    化型樹脂組成物を金属板に塗布し、加熱硬化せしめたこ
    とを特徴とするプレコートメタル。
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