JP2687066B2 - ドップラ式対地車速検出装置 - Google Patents
ドップラ式対地車速検出装置Info
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/172—Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S13/00—Systems using the reflection or reradiation of radio waves, e.g. radar systems; Analogous systems using reflection or reradiation of waves whose nature or wavelength is irrelevant or unspecified
- G01S13/02—Systems using reflection of radio waves, e.g. primary radar systems; Analogous systems
- G01S13/50—Systems of measurement based on relative movement of target
- G01S13/58—Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems
- G01S13/60—Velocity or trajectory determination systems; Sense-of-movement determination systems wherein the transmitter and receiver are mounted on the moving object, e.g. for determining ground speed, drift angle, ground track
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- G01S7/40—Means for monitoring or calibrating
- G01S7/4004—Means for monitoring or calibrating of parts of a radar system
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は波のドップラ効果を利用
して対地車速を検出するドップラ式対地車速検出装置に
関するものであり、特にその検出状態の異常時における
検出精度の向上に関するものである。
して対地車速を検出するドップラ式対地車速検出装置に
関するものであり、特にその検出状態の異常時における
検出精度の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の路面に対する相対速度である対地
車速を検出することが従来から強く要望されており、そ
の要望を満たす装置として次のようなものが既に知られ
ている。それは、(a) 路面に向かって波を送信する送信
部と、(b) 送信された波のうち路面で反射したものを受
信する受信部と、(c) 送信部の送信周波数と受信部の受
信周波数とに基づき、波のドップラ効果を利用して対地
車速を取得する対地車速取得手段とを備えたドップラ式
対地車速検出装置である。
車速を検出することが従来から強く要望されており、そ
の要望を満たす装置として次のようなものが既に知られ
ている。それは、(a) 路面に向かって波を送信する送信
部と、(b) 送信された波のうち路面で反射したものを受
信する受信部と、(c) 送信部の送信周波数と受信部の受
信周波数とに基づき、波のドップラ効果を利用して対地
車速を取得する対地車速取得手段とを備えたドップラ式
対地車速検出装置である。
【0003】このドップラ式対地車速検出装置は、従来
からよく知られている、車輪速から車速を推定する車速
推定手段より、車速を正しく取得することができる。し
かし、このドップラ式対地車速検出装置には車速推定手
段にはない特有の事情がある。すなわち、路面での波の
反射を利用しなければならないために路面の反射状態の
如何によって検出精度が左右されてしまうという事情
や、送信部から波が出射する際に通過する部材や受信部
に波が入射する際に通過する部材に汚れが付着して受信
強度が低下してしまうという事情などがあるのである。
からよく知られている、車輪速から車速を推定する車速
推定手段より、車速を正しく取得することができる。し
かし、このドップラ式対地車速検出装置には車速推定手
段にはない特有の事情がある。すなわち、路面での波の
反射を利用しなければならないために路面の反射状態の
如何によって検出精度が左右されてしまうという事情
や、送信部から波が出射する際に通過する部材や受信部
に波が入射する際に通過する部材に汚れが付着して受信
強度が低下してしまうという事情などがあるのである。
【0004】このような事情に鑑み、対地車速を精度よ
く検出できないか否か、すなわち対地車速の検出状態が
異常であるか否かを判定し、異常である場合には例えば
車速推定手段による推定車速をそのままかまたは参考的
に用いることにより、対地車速の検出精度の低下を補う
ことも既に提案されている。そして、その一従来例が特
開昭63−46961号公報に記載されている。これは
具体的には、前記送信部,受信部および対地車速取得手
段と共に、取得された対地車速と車速推定手段による推
定車速との差である車速差が基準値以上である状態が基
準時間以上継続したか否かを判定し、そうであれば対地
車速の検出状態が異常であると判定し、そうでなければ
異常ではないと判定する異常判定手段を含むドップラ式
対地車速検出装置である。
く検出できないか否か、すなわち対地車速の検出状態が
異常であるか否かを判定し、異常である場合には例えば
車速推定手段による推定車速をそのままかまたは参考的
に用いることにより、対地車速の検出精度の低下を補う
ことも既に提案されている。そして、その一従来例が特
開昭63−46961号公報に記載されている。これは
具体的には、前記送信部,受信部および対地車速取得手
段と共に、取得された対地車速と車速推定手段による推
定車速との差である車速差が基準値以上である状態が基
準時間以上継続したか否かを判定し、そうであれば対地
車速の検出状態が異常であると判定し、そうでなければ
異常ではないと判定する異常判定手段を含むドップラ式
対地車速検出装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来例は、「推定
車速の検出精度は常にほぼ安定しているから、対地車速
の検出状態が異常でない限り、対地車速は推定車速にほ
ぼ等しい」との前提に基づき、検出状態の異常判定を行
うものである。しかし、実際には、推定車速の検出精度
が常に安定しているとは限らない。例えば、車両の制動
時や加速時に車輪のスリップが大きくなれば、推定車速
は真の車速から外れてしまう。また、4WD式車両で複
数の車輪の全てがアンチロック制御されると、差動装置
を介して互いに連結されている車輪間で制動トルクが相
互に干渉して車輪速が正常でなくなってしまう場合があ
り、さらに、複数の車輪のいずれかがそれより小径のス
ペアタイヤに換装されると、それの車輪速が正常でなく
なってしまう場合などがあるからである。そのため、車
両の制動時や加速時における推定車速の誤差が考慮され
ず、かつ、車速差の大小から直ちに検出状態の異常判定
が行われる従来例には、その異常判定を十分に高い精度
で行うことができないという問題がある。
車速の検出精度は常にほぼ安定しているから、対地車速
の検出状態が異常でない限り、対地車速は推定車速にほ
ぼ等しい」との前提に基づき、検出状態の異常判定を行
うものである。しかし、実際には、推定車速の検出精度
が常に安定しているとは限らない。例えば、車両の制動
時や加速時に車輪のスリップが大きくなれば、推定車速
は真の車速から外れてしまう。また、4WD式車両で複
数の車輪の全てがアンチロック制御されると、差動装置
を介して互いに連結されている車輪間で制動トルクが相
互に干渉して車輪速が正常でなくなってしまう場合があ
り、さらに、複数の車輪のいずれかがそれより小径のス
ペアタイヤに換装されると、それの車輪速が正常でなく
なってしまう場合などがあるからである。そのため、車
両の制動時や加速時における推定車速の誤差が考慮され
ず、かつ、車速差の大小から直ちに検出状態の異常判定
が行われる従来例には、その異常判定を十分に高い精度
で行うことができないという問題がある。
【0006】本発明は、このように、車輪速から推定さ
れる推定車速は一般的には安定性の高いものであるが、
それでも、車両の制動時や加速時,4WD式車両でのア
ンチロック制御時,スペアタイヤの換装時等には、推定
車速が真の車速から外れる可能性があり、車速差のみに
基づいて対地車速検出の異常判定を行う場合には、その
判定精度を十分高めることができないという事実に着目
して為されたものであり、上記問題を解決し得るととも
に、検出状態の異常時にも高い精度で対地車速を検出し
得るドップラ式対地車速検出装置を得ることを課題とし
て為されたものである。
れる推定車速は一般的には安定性の高いものであるが、
それでも、車両の制動時や加速時,4WD式車両でのア
ンチロック制御時,スペアタイヤの換装時等には、推定
車速が真の車速から外れる可能性があり、車速差のみに
基づいて対地車速検出の異常判定を行う場合には、その
判定精度を十分高めることができないという事実に着目
して為されたものであり、上記問題を解決し得るととも
に、検出状態の異常時にも高い精度で対地車速を検出し
得るドップラ式対地車速検出装置を得ることを課題とし
て為されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の要旨は、図1に示すように、車輪速から車速
を推定する車速推定手段1を備えた車両に設けられるド
ップラ式対地車速検出装置を、(a) 路面に向かって波を
送信する送信部2と、(b) 送信された波のうち路面で反
射したものを受信する受信部3と、(c) 送信部の送信周
波数と前記受信部の受信周波数とに基づき、波のドップ
ラ効果を利用して対地車速を取得する対地車速取得手段
4と、(d) その対地車速取得手段4により取得された対
地車速と車速推定手段1により推定された推定車速との
差である車速差を取得する車速差取得手段5と、(e) そ
の車速差取得手段5により、車速推定手段1により推定
された推定車速が実際の対地車速に精度よく一致する状
態において取得された車速差と、受信部3からの出力信
号のレベルとに基づき、対地車速の検出状態が異常であ
るか否かを判定する異常判定手段6と、(f) その異常判
定手段6が対地車速の検出状態が異常ではないと判定し
た場合には、対地車速取得手段1により取得された対地
車速を真正車速として出力し、異常判定手段6が対地車
速の検出状態が異常であると判定した場合には、対地車
速取得手段4により取得された対地車速を、推定車速が
実際の対地車速に精度よく一致する状態において車速差
取得手段5により取得された最新の車速差によって補正
したものを真正車速として出力する車速出力手段7とを
含むものとしたことにある。
に本発明の要旨は、図1に示すように、車輪速から車速
を推定する車速推定手段1を備えた車両に設けられるド
ップラ式対地車速検出装置を、(a) 路面に向かって波を
送信する送信部2と、(b) 送信された波のうち路面で反
射したものを受信する受信部3と、(c) 送信部の送信周
波数と前記受信部の受信周波数とに基づき、波のドップ
ラ効果を利用して対地車速を取得する対地車速取得手段
4と、(d) その対地車速取得手段4により取得された対
地車速と車速推定手段1により推定された推定車速との
差である車速差を取得する車速差取得手段5と、(e) そ
の車速差取得手段5により、車速推定手段1により推定
された推定車速が実際の対地車速に精度よく一致する状
態において取得された車速差と、受信部3からの出力信
号のレベルとに基づき、対地車速の検出状態が異常であ
るか否かを判定する異常判定手段6と、(f) その異常判
定手段6が対地車速の検出状態が異常ではないと判定し
た場合には、対地車速取得手段1により取得された対地
車速を真正車速として出力し、異常判定手段6が対地車
速の検出状態が異常であると判定した場合には、対地車
速取得手段4により取得された対地車速を、推定車速が
実際の対地車速に精度よく一致する状態において車速差
取得手段5により取得された最新の車速差によって補正
したものを真正車速として出力する車速出力手段7とを
含むものとしたことにある。
【0008】
【作用】対地車速の検出状態が異常である場合には、対
地車速の検出値と推定車速との車速差が大きくなる傾向
が強くなるばかりでなく、受信部からの出力信号のレベ
ル、すなわち受信強度が正常値から外れる(普通正常値
より小さくなるが、大きくなる場合も考えられる)傾向
も強くなる。したがって、車速差のみから異常判定を行
う場合より、車速差のみならず受信部からの出力信号の
レベルにも基づいて異常判定を行う場合の方が、異常判
定の精度を向上させ得ることとなる。本発明はこの事実
に着目して為されたもので、本発明に係るドップラ式対
地車速検出装置においては、まず、車速推定手段1によ
り推定された推定車速と対地車速取得手段4により取得
された対地車速との差である車速差が車速差取得手段5
により取得される。そして、異常判定手段6により、車
速差のみならず受信部3からの出力信号のレベルにも基
づいて対地車速の検出状態が異常であるか否かが判定さ
れる。この際使用される車速差は、車速推定手段1によ
り推定される推定車速が実際の対地車速に精度よく一致
する状態(例えば、車両が直進中であるとともに、制動
も、トラクション制御が行われるような加速も行われて
いない状態)において取得されるものであるため、対地
車速取得手段4により取得される対地車速の実際の対地
車速に対する誤差を表す可能性が高い。その上、受信部
3からの出力信号のレベルが正常レベルから外れていれ
ば、対地車速の検出状態が異常であると考えてほぼ間違
いない。そこで、車速出力手段7により、対地車速取得
手段4によって取得された対地車速が、推定車速が実際
の対地車速に精度よく一致する状態において車速差取得
手段5により取得された最新の車速差によって補正され
たものが、真正車速として出力される。車速出力手段7
は通常は対地車速取得手段4によって取得された対地車
速をそのまま真正車速として出力するのであるが、異常
判定手段6により対地車速の検出状態が異常であると判
定された場合には、対地車速を補正して出力するのであ
る。 一例として、車両が直進中に冠水路に突入して短時
間後に制動が行われる場合を考える。冠水路に突入すれ
ば、受信部3の受信強度が低下するため、対地車速取得
手段4により取得される対地車速が実際より低めとなる
可能性がある一方、 まだ制動が行われていない間は、車
速推定手段1により推定される推定車速が実際の対地車
速に精度よく一致し続ける。したがって、もし実際に、
出力部3からの出力信号のレベルが正常レベルより低く
なれば、対地車速取得手段4により取得される対地車速
が実際より明瞭に低めとなり、車速差取得手段5により
取得される車速差が大きくなって、異常判定手段6によ
り対地車速の検出状態が異常であると判定される。そし
て、その判定に応じて、車速出力手段7が、対地車速取
得手段4により取得された対地車速を、車速差取得手段
5により取得された車速差で補正したものを出力する状
態となる。この際使用される車速差は、上記のように車
速推定手段1により推定される推定車速が実際の対地車
速に精度よく一致する状態で取得されるものであるた
め、対地車速取得手段4により取得された対地車速の実
際の対地車速に対する誤差であると見なすことができ、
車速出力手段7により出力される対地車速は冠水路への
突入に起因して生じた対地車速の誤差が補正されたもの
となる。その後、制動が開始されて車輪のスリップが大
きくなれば、推定車速が実際の対地車速に精度よく一致
する状態とは言い得なくなるが、車速出力手段7は、推
定車速が実際の対地車速に精度よく一致する状態におい
て車速差取得手段5により取得された最新の車速差、す
なわち推定車速が実際の対地車速に精度よく一致しない
状態となる直前の車速差による補正を継続する。したが
って、本発明に従えば、冠水路上における非制動中は勿
論、制動中もほぼ正しい対地車速が得られることとな
る。 以上の説明においては、理解を容易にするために、
車速推定手段1により推定される推定車速は、必ず実際
の対地車速にほぼ等しいものとしたが、〔発明が解決し
ようとする課題〕の項において前述したように、推定車
速が実際の対地車速に精度よく一致するはずの状態にお
いても、スペアタイヤの換装等により推定車速に誤差が
含まれることがあり得る。しかし、この誤差も、車速出
力手段7による補正によって除去されるため、問題はな
い。
地車速の検出値と推定車速との車速差が大きくなる傾向
が強くなるばかりでなく、受信部からの出力信号のレベ
ル、すなわち受信強度が正常値から外れる(普通正常値
より小さくなるが、大きくなる場合も考えられる)傾向
も強くなる。したがって、車速差のみから異常判定を行
う場合より、車速差のみならず受信部からの出力信号の
レベルにも基づいて異常判定を行う場合の方が、異常判
定の精度を向上させ得ることとなる。本発明はこの事実
に着目して為されたもので、本発明に係るドップラ式対
地車速検出装置においては、まず、車速推定手段1によ
り推定された推定車速と対地車速取得手段4により取得
された対地車速との差である車速差が車速差取得手段5
により取得される。そして、異常判定手段6により、車
速差のみならず受信部3からの出力信号のレベルにも基
づいて対地車速の検出状態が異常であるか否かが判定さ
れる。この際使用される車速差は、車速推定手段1によ
り推定される推定車速が実際の対地車速に精度よく一致
する状態(例えば、車両が直進中であるとともに、制動
も、トラクション制御が行われるような加速も行われて
いない状態)において取得されるものであるため、対地
車速取得手段4により取得される対地車速の実際の対地
車速に対する誤差を表す可能性が高い。その上、受信部
3からの出力信号のレベルが正常レベルから外れていれ
ば、対地車速の検出状態が異常であると考えてほぼ間違
いない。そこで、車速出力手段7により、対地車速取得
手段4によって取得された対地車速が、推定車速が実際
の対地車速に精度よく一致する状態において車速差取得
手段5により取得された最新の車速差によって補正され
たものが、真正車速として出力される。車速出力手段7
は通常は対地車速取得手段4によって取得された対地車
速をそのまま真正車速として出力するのであるが、異常
判定手段6により対地車速の検出状態が異常であると判
定された場合には、対地車速を補正して出力するのであ
る。 一例として、車両が直進中に冠水路に突入して短時
間後に制動が行われる場合を考える。冠水路に突入すれ
ば、受信部3の受信強度が低下するため、対地車速取得
手段4により取得される対地車速が実際より低めとなる
可能性がある一方、 まだ制動が行われていない間は、車
速推定手段1により推定される推定車速が実際の対地車
速に精度よく一致し続ける。したがって、もし実際に、
出力部3からの出力信号のレベルが正常レベルより低く
なれば、対地車速取得手段4により取得される対地車速
が実際より明瞭に低めとなり、車速差取得手段5により
取得される車速差が大きくなって、異常判定手段6によ
り対地車速の検出状態が異常であると判定される。そし
て、その判定に応じて、車速出力手段7が、対地車速取
得手段4により取得された対地車速を、車速差取得手段
5により取得された車速差で補正したものを出力する状
態となる。この際使用される車速差は、上記のように車
速推定手段1により推定される推定車速が実際の対地車
速に精度よく一致する状態で取得されるものであるた
め、対地車速取得手段4により取得された対地車速の実
際の対地車速に対する誤差であると見なすことができ、
車速出力手段7により出力される対地車速は冠水路への
突入に起因して生じた対地車速の誤差が補正されたもの
となる。その後、制動が開始されて車輪のスリップが大
きくなれば、推定車速が実際の対地車速に精度よく一致
する状態とは言い得なくなるが、車速出力手段7は、推
定車速が実際の対地車速に精度よく一致する状態におい
て車速差取得手段5により取得された最新の車速差、す
なわち推定車速が実際の対地車速に精度よく一致しない
状態となる直前の車速差による補正を継続する。したが
って、本発明に従えば、冠水路上における非制動中は勿
論、制動中もほぼ正しい対地車速が得られることとな
る。 以上の説明においては、理解を容易にするために、
車速推定手段1により推定される推定車速は、必ず実際
の対地車速にほぼ等しいものとしたが、〔発明が解決し
ようとする課題〕の項において前述したように、推定車
速が実際の対地車速に精度よく一致するはずの状態にお
いても、スペアタイヤの換装等により推定車速に誤差が
含まれることがあり得る。しかし、この誤差も、車速出
力手段7による補正によって除去されるため、問題はな
い。
【0009】
【発明の効果】このように、本発明によれば、対地車速
の検出状態の異常判定の精度を容易に向上させ得るとと
もに、検出状態の異常中においても、また、その異常中
に推定車速が実際の対地車速に精度よく一致しない状態
(車両の制動状態や加速状態)となった場合において
も、高い精度で対地車速を検出することが可能となると
いう効果が得られる。
の検出状態の異常判定の精度を容易に向上させ得るとと
もに、検出状態の異常中においても、また、その異常中
に推定車速が実際の対地車速に精度よく一致しない状態
(車両の制動状態や加速状態)となった場合において
も、高い精度で対地車速を検出することが可能となると
いう効果が得られる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるドップラ式対
地車速検出装置を含む4輪自動車用のアンチロック/ト
ラクション型ブレーキシステムを図面に基づいて詳細に
説明する。
地車速検出装置を含む4輪自動車用のアンチロック/ト
ラクション型ブレーキシステムを図面に基づいて詳細に
説明する。
【0011】このシステムにおいては、図2に示すよう
に、左右前輪10,12の回転をそれぞれ抑制するブレ
ーキ14,16のブレーキ圧は圧力制御バルブ18,2
0、左右後輪22,24の回転をそれぞれ抑制するブレ
ーキ26,28のブレーキ圧は圧力制御バルブ30,3
2によってそれぞれ制御される。また、各車輪10,1
2,22,24の車輪速はそれぞれ車輪速センサ40,
42,44,46によって検出される。各車輪速センサ
40,42,44,46は、各車輪10,12,22,
24に近接しかつそれと一体的に回転するロータ(図示
しない)の回転を検出してその回転に応じた信号を出力
するものである。
に、左右前輪10,12の回転をそれぞれ抑制するブレ
ーキ14,16のブレーキ圧は圧力制御バルブ18,2
0、左右後輪22,24の回転をそれぞれ抑制するブレ
ーキ26,28のブレーキ圧は圧力制御バルブ30,3
2によってそれぞれ制御される。また、各車輪10,1
2,22,24の車輪速はそれぞれ車輪速センサ40,
42,44,46によって検出される。各車輪速センサ
40,42,44,46は、各車輪10,12,22,
24に近接しかつそれと一体的に回転するロータ(図示
しない)の回転を検出してその回転に応じた信号を出力
するものである。
【0012】このシステムはまた、超音波(これが本発
明における「波」の一態様である)のドップラ効果を利
用して対地車速を検出する超音波センサ48を備えてい
る。超音波センサ48は、超音波を送信する送信部52
と、送信された超音波のうち路面で反射したものを受信
する受信部54とを備えていて、それら送信部52およ
び受信部54は共に、車体底面に前向きで、かつ路面に
それと一定角度φを有して対向する状態で取り付けられ
ている。したがって、送信部52から超音波が路面に向
かって送信されれば、その送信波が路面で反射した反射
波のうち送信波の送信方向とはほぼ逆の方向に進行する
ものが受信部54に入射することとなる。
明における「波」の一態様である)のドップラ効果を利
用して対地車速を検出する超音波センサ48を備えてい
る。超音波センサ48は、超音波を送信する送信部52
と、送信された超音波のうち路面で反射したものを受信
する受信部54とを備えていて、それら送信部52およ
び受信部54は共に、車体底面に前向きで、かつ路面に
それと一定角度φを有して対向する状態で取り付けられ
ている。したがって、送信部52から超音波が路面に向
かって送信されれば、その送信波が路面で反射した反射
波のうち送信波の送信方向とはほぼ逆の方向に進行する
ものが受信部54に入射することとなる。
【0013】以上説明した車輪速センサ40,42,4
4,46,圧力制御バルブ18,20,30,32,超
音波センサ48の送信部52および受信部54は図3に
示すコントローラ60に接続されている。コントローラ
60にはさらに、車両のステアリングホイールの操舵角
を検出する操舵角センサ62と、ブレーキ14,16,
26,28を作用させるために操作されるブレーキペダ
ルの踏込みを検出するストップランプスイッチ(図にお
いて「STPランプSW」で表す)64とが接続されて
いる。コントローラ60は、CPU70,ROM72お
よびRAM74がバス76により互いに接続されて成る
コンピュータを主体とするものであって、そのバス76
にそれぞれ図示しない制御回路を介して上記車輪速セン
サ40等が接続されているのである。
4,46,圧力制御バルブ18,20,30,32,超
音波センサ48の送信部52および受信部54は図3に
示すコントローラ60に接続されている。コントローラ
60にはさらに、車両のステアリングホイールの操舵角
を検出する操舵角センサ62と、ブレーキ14,16,
26,28を作用させるために操作されるブレーキペダ
ルの踏込みを検出するストップランプスイッチ(図にお
いて「STPランプSW」で表す)64とが接続されて
いる。コントローラ60は、CPU70,ROM72お
よびRAM74がバス76により互いに接続されて成る
コンピュータを主体とするものであって、そのバス76
にそれぞれ図示しない制御回路を介して上記車輪速セン
サ40等が接続されているのである。
【0014】ROM72には図4のフローチャートで表
される候補車速演算ルーチン,図5のフローチャートで
表される補正量演算ルーチン,図6のフローチャートで
表される真正車速演算ルーチン,車両制動時に各車輪1
0,12,22,24に過大なスリップが生じないよう
に圧力制御バルブ18,20,30,32を制御するア
ンチロック制御ルーチン,車両加速時に駆動輪である左
右後輪22,24に過大なスリップが生じないように圧
力制御バルブ30,32を制御するトラクション制御ル
ーチンを始め、種々のプログラムが格納されている。な
お、アンチロック制御ルーチンおよびトラクション制御
ルーチンはいずれも、真正車速決定ルーチンにより決定
された真正車速を参照しつつ圧力制御バルブ18,2
0,30,32を制御するプログラムである。
される候補車速演算ルーチン,図5のフローチャートで
表される補正量演算ルーチン,図6のフローチャートで
表される真正車速演算ルーチン,車両制動時に各車輪1
0,12,22,24に過大なスリップが生じないよう
に圧力制御バルブ18,20,30,32を制御するア
ンチロック制御ルーチン,車両加速時に駆動輪である左
右後輪22,24に過大なスリップが生じないように圧
力制御バルブ30,32を制御するトラクション制御ル
ーチンを始め、種々のプログラムが格納されている。な
お、アンチロック制御ルーチンおよびトラクション制御
ルーチンはいずれも、真正車速決定ルーチンにより決定
された真正車速を参照しつつ圧力制御バルブ18,2
0,30,32を制御するプログラムである。
【0015】RAM74には、1にセットされている状
態でトラクション制御中であることを示し、0にリセッ
トされている状態でトラクション制御中ではないことを
示すフラグXT,後述のフラグXAおよび各種メモリが
設けられている。
態でトラクション制御中であることを示し、0にリセッ
トされている状態でトラクション制御中ではないことを
示すフラグXT,後述のフラグXAおよび各種メモリが
設けられている。
【0016】以上のように構成されたブレーキシステム
においては、車両の電源が投入されれば、超音波センサ
48の送信部52から一定の送信周波数ft を有する超
音波が送信されるとともに、CPU70が前記候補車速
演算ルーチン,補正量演算ルーチン,真正車速演算ルー
チン,アンチロック制御ルーチンおよびトラクション制
御ルーチンをそれぞれ繰返し実行する。
においては、車両の電源が投入されれば、超音波センサ
48の送信部52から一定の送信周波数ft を有する超
音波が送信されるとともに、CPU70が前記候補車速
演算ルーチン,補正量演算ルーチン,真正車速演算ルー
チン,アンチロック制御ルーチンおよびトラクション制
御ルーチンをそれぞれ繰返し実行する。
【0017】候補車速演算ルーチンの各回の実行時には
まず、図4のステップS1(以下、単にS1で表す。他
のステップについても同じ)において、超音波センサ4
8の受信部54からの出力信号に基づいて、受信部54
が受信した超音波の受信周波数fr が計測され、その受
信周波数fr がRAM74の受信周波数メモリ80(図
3参照。他のメモリについても同じ)に格納される。さ
らに、本ステップにおいては、その受信周波数fr と前
記送信周波数ft とを次式に代入することにより元ドッ
プラ車速VD が演算される。 VD =a・(fr −ft )/((ft +fr )・COS
φ) ただし、ここにおいて「a」は超音波の進行速度を、
「φ」は送信部52および受信部54の車体取付角度を
それぞれ意味する。
まず、図4のステップS1(以下、単にS1で表す。他
のステップについても同じ)において、超音波センサ4
8の受信部54からの出力信号に基づいて、受信部54
が受信した超音波の受信周波数fr が計測され、その受
信周波数fr がRAM74の受信周波数メモリ80(図
3参照。他のメモリについても同じ)に格納される。さ
らに、本ステップにおいては、その受信周波数fr と前
記送信周波数ft とを次式に代入することにより元ドッ
プラ車速VD が演算される。 VD =a・(fr −ft )/((ft +fr )・COS
φ) ただし、ここにおいて「a」は超音波の進行速度を、
「φ」は送信部52および受信部54の車体取付角度を
それぞれ意味する。
【0018】このようにして演算された元ドップラ車速
VD はRAM74の元ドップラ車速メモリ82に格納さ
れる。この元ドップラ車速メモリ82には最新の複数個
の元ドップラ車速VD が格納されるようになっている。
続いて、S2において、その最新の複数個の元ドップラ
車速VD の平均値が現在の平均ドップラ車速VDmとして
演算され、RAM74の平均ドップラ車速メモリ98に
格納される。
VD はRAM74の元ドップラ車速メモリ82に格納さ
れる。この元ドップラ車速メモリ82には最新の複数個
の元ドップラ車速VD が格納されるようになっている。
続いて、S2において、その最新の複数個の元ドップラ
車速VD の平均値が現在の平均ドップラ車速VDmとして
演算され、RAM74の平均ドップラ車速メモリ98に
格納される。
【0019】その後、S3において、車輪速センサ4
0,42,44,46からの出力信号に基づいて各車輪
10,12,22,24の車輪速が演算され、RAM7
4の車輪速メモリ84に各車輪に関連付けて格納され
る。本ステップにおいてはさらに、それら車輪速に基づ
いて元推定車速VE が演算される。具体的には、車両制
動時には、全車輪10,12,22,24のうち車輪速
が最大である最速車輪の車輪速が真の車速を表すと推定
され、その最速車輪の減速度が予め設定されている上限
値を超えた後には減速度をその上限値に固定して元推定
車速VE が演算され、一方、車両加速時または惰力走行
時には、非駆動輪である左右前輪10,12の2個の車
輪速の平均値が真の車速を表すと推定されて元推定車速
VE が演算されるのである。
0,42,44,46からの出力信号に基づいて各車輪
10,12,22,24の車輪速が演算され、RAM7
4の車輪速メモリ84に各車輪に関連付けて格納され
る。本ステップにおいてはさらに、それら車輪速に基づ
いて元推定車速VE が演算される。具体的には、車両制
動時には、全車輪10,12,22,24のうち車輪速
が最大である最速車輪の車輪速が真の車速を表すと推定
され、その最速車輪の減速度が予め設定されている上限
値を超えた後には減速度をその上限値に固定して元推定
車速VE が演算され、一方、車両加速時または惰力走行
時には、非駆動輪である左右前輪10,12の2個の車
輪速の平均値が真の車速を表すと推定されて元推定車速
VE が演算されるのである。
【0020】このようにして演算された元推定車速VE
はRAM74の元推定車速メモリ90に格納される。こ
の元推定車速メモリ90にも最新の複数個の元推定車速
VEが格納されるようになっている。続いて、S4にお
いて、その最新の複数個の元推定車速VE の平均値が現
在の平均推定車速VEmとして演算され、RAM74の平
均推定車速メモリ100に格納される。以上で本ルーチ
ンの一回の実行が終了する。
はRAM74の元推定車速メモリ90に格納される。こ
の元推定車速メモリ90にも最新の複数個の元推定車速
VEが格納されるようになっている。続いて、S4にお
いて、その最新の複数個の元推定車速VE の平均値が現
在の平均推定車速VEmとして演算され、RAM74の平
均推定車速メモリ100に格納される。以上で本ルーチ
ンの一回の実行が終了する。
【0021】図5の補正量演算ルーチンを概略的に説明
する。全車輪10,12,22,24のスリップが小さ
い車両直進状態では、平均推定車速VEmは実際の対地車
速に精度よく一致するが、そうでない状態では、精度よ
く一致しない。したがって、スリップが小さい車両直進
状態における平均推定車速VEmと平均ドップラ車速VDm
との差は、平均ドップラ車速VDmの、実際の対地車速か
らの誤差を意味している可能性が高いこととなる。
する。全車輪10,12,22,24のスリップが小さ
い車両直進状態では、平均推定車速VEmは実際の対地車
速に精度よく一致するが、そうでない状態では、精度よ
く一致しない。したがって、スリップが小さい車両直進
状態における平均推定車速VEmと平均ドップラ車速VDm
との差は、平均ドップラ車速VDmの、実際の対地車速か
らの誤差を意味している可能性が高いこととなる。
【0022】このような事実に基づき、本ルーチンは、
車両が旋回走行中でなく、かつ、トラクション制御中で
もなく、かつ、ブレーキ操作中でもない状態を、上記
「スリップが小さい車両直進状態」の一態様であると考
え、そのときの平均推定車速VEm(その状態で検出され
た16個の元ドップラ車速VD の平均値)と平均ドップ
ラ車速VDm(その状態で検出された16個の元推定車速
VE の平均値)との差を、平均ドップラ車速VDmが異常
値を示すときにそれを補正するための補正量ΔVとして
演算する。
車両が旋回走行中でなく、かつ、トラクション制御中で
もなく、かつ、ブレーキ操作中でもない状態を、上記
「スリップが小さい車両直進状態」の一態様であると考
え、そのときの平均推定車速VEm(その状態で検出され
た16個の元ドップラ車速VD の平均値)と平均ドップ
ラ車速VDm(その状態で検出された16個の元推定車速
VE の平均値)との差を、平均ドップラ車速VDmが異常
値を示すときにそれを補正するための補正量ΔVとして
演算する。
【0023】以下、図5に基づいて詳細に説明する。本
ルーチンの各回の実行時には、まず、S11において、
操舵角センサ62の出力信号に基づいて車両が旋回状態
にあるか否かが判定される。そうであれば本ルーチンの
一回の実行が終了するが、そうでなければS12におい
てフラグXTが1にセットされているか否か、すなわ
ち、現在トラクション制御中であるか否かが判定され
る。そうであれば本ルーチンの一回の実行が終了する
が、そうでなければS13において、ストップランプス
イッチ64からの出力信号に基づいて現在ブレーキ操作
中であるか否かが判定される。そうであれば本ルーチン
の一回の実行が終了するが、そうでなければS14にお
いてカウンタiの値が1に初期化される。
ルーチンの各回の実行時には、まず、S11において、
操舵角センサ62の出力信号に基づいて車両が旋回状態
にあるか否かが判定される。そうであれば本ルーチンの
一回の実行が終了するが、そうでなければS12におい
てフラグXTが1にセットされているか否か、すなわ
ち、現在トラクション制御中であるか否かが判定され
る。そうであれば本ルーチンの一回の実行が終了する
が、そうでなければS13において、ストップランプス
イッチ64からの出力信号に基づいて現在ブレーキ操作
中であるか否かが判定される。そうであれば本ルーチン
の一回の実行が終了するが、そうでなければS14にお
いてカウンタiの値が1に初期化される。
【0024】その後、S15において、元ドップラ車速
メモリ82から現在の元ドップラ車速VD が読み込まれ
てRAM74のドップラ車速VDiメモリ92に格納され
る。このドップラ車速VDiメモリ92には最終的に、最
新の16個(すなわち、カウンタiの最大値)の元ドッ
プラ車速VD が格納されるようになっている。続いて、
S16において、S15に準じて、現在の元推定車速V
E が読み込まれてRAM74の推定車速VEiメモリ94
に格納される。この推定車速VEiメモリ94にも最終的
に、最新の16個の元推定車速VE が格納されるように
なっている。
メモリ82から現在の元ドップラ車速VD が読み込まれ
てRAM74のドップラ車速VDiメモリ92に格納され
る。このドップラ車速VDiメモリ92には最終的に、最
新の16個(すなわち、カウンタiの最大値)の元ドッ
プラ車速VD が格納されるようになっている。続いて、
S16において、S15に準じて、現在の元推定車速V
E が読み込まれてRAM74の推定車速VEiメモリ94
に格納される。この推定車速VEiメモリ94にも最終的
に、最新の16個の元推定車速VE が格納されるように
なっている。
【0025】その後、S17において、カウンタiの現
在値が16以上であるか否か、すなわち、スリップが小
さい車両直進状態で元ドップラ車速VD および元推定車
速VE が16個ずつ、ドップラ車速VDiメモリ92およ
び推定車速VEiメモリ94にそれぞれ格納されたか否か
が判定される。今回はそうではないと仮定すれば、判定
がNOとなり、S18において、カウンタiの値が1だ
け増加させられてS15に戻る。
在値が16以上であるか否か、すなわち、スリップが小
さい車両直進状態で元ドップラ車速VD および元推定車
速VE が16個ずつ、ドップラ車速VDiメモリ92およ
び推定車速VEiメモリ94にそれぞれ格納されたか否か
が判定される。今回はそうではないと仮定すれば、判定
がNOとなり、S18において、カウンタiの値が1だ
け増加させられてS15に戻る。
【0026】S15〜17の実行が16回繰り返された
ならば、S17の判定がYESとなり、S19におい
て、最新の16個の元ドップラ車速VD について平均ド
ップラ車速VDm′が演算され、S20において、最新の
16個の元推定車速VE について平均推定車速VEm′が
演算される。その後、S21において、その平均推定車
速VEm′から平均ドップラ車速VDm′を差し引くことに
よって補正量ΔVが演算される。演算された補正量ΔV
はRAM74の補正量メモリ102に格納される。以上
で本ルーチンの一回の実行が終了する。
ならば、S17の判定がYESとなり、S19におい
て、最新の16個の元ドップラ車速VD について平均ド
ップラ車速VDm′が演算され、S20において、最新の
16個の元推定車速VE について平均推定車速VEm′が
演算される。その後、S21において、その平均推定車
速VEm′から平均ドップラ車速VDm′を差し引くことに
よって補正量ΔVが演算される。演算された補正量ΔV
はRAM74の補正量メモリ102に格納される。以上
で本ルーチンの一回の実行が終了する。
【0027】図6の真正車速演算ルーチンを概略的に説
明する。本ルーチンは、現在の平均推定車速VEmと平均
ドップラ車速VDmとの差である車速差が一定値Aより大
きい状態が一定時間以上継続し、かつ、受信部54から
の出力電圧vの高さ(これが本発明における「受信部か
らの出力信号のレベル」の一態様である)が最小電圧v
loより低いか否かを判定し、そうであれば、対地車速の
検出状態が異常であると判定して、まず、現在の平均ド
ップラ車速VDmと最新の補正量ΔVとの和を真正車速V
T として演算し、その異常判定状態が長く続く場合に
は、その後車両のイグニションスイッチがOFFに操作
されるまで、各時期における平均推定車速VEmをそのま
ま現在の真正車速VT に逐次決定するとともに、警告ラ
ンプ110(図3参照)を点灯し続けさせることによっ
て対地車速の検出状態が異常である旨をドライバに警告
する。
明する。本ルーチンは、現在の平均推定車速VEmと平均
ドップラ車速VDmとの差である車速差が一定値Aより大
きい状態が一定時間以上継続し、かつ、受信部54から
の出力電圧vの高さ(これが本発明における「受信部か
らの出力信号のレベル」の一態様である)が最小電圧v
loより低いか否かを判定し、そうであれば、対地車速の
検出状態が異常であると判定して、まず、現在の平均ド
ップラ車速VDmと最新の補正量ΔVとの和を真正車速V
T として演算し、その異常判定状態が長く続く場合に
は、その後車両のイグニションスイッチがOFFに操作
されるまで、各時期における平均推定車速VEmをそのま
ま現在の真正車速VT に逐次決定するとともに、警告ラ
ンプ110(図3参照)を点灯し続けさせることによっ
て対地車速の検出状態が異常である旨をドライバに警告
する。
【0028】すなわち、本実施例においては、検出状態
の異常が一時的にすぎない場合には、現在の平均ドップ
ラ車速VDmを補正量ΔVで補正することによって現在の
真正車速VT を演算し、検出状態の異常が恒久的である
ことが判明した後には、現在の推定車速VE をそのまま
現在の真正車速VT に決定するとともに、対地車速の検
出状態が異常である旨をドライバに警告するようになっ
ているのである。
の異常が一時的にすぎない場合には、現在の平均ドップ
ラ車速VDmを補正量ΔVで補正することによって現在の
真正車速VT を演算し、検出状態の異常が恒久的である
ことが判明した後には、現在の推定車速VE をそのまま
現在の真正車速VT に決定するとともに、対地車速の検
出状態が異常である旨をドライバに警告するようになっ
ているのである。
【0029】これに対して、車速差が一定値Aより大き
い状態が一定時間以上継続しない場合、またはその状態
が一定時間以上継続したが、出力電圧vの高さが最小電
圧vlo以上である場合には、検出状態が異常ではないと
判定して、現在の平均ドップラ車速VDmを現在の真正車
速VT に決定する。
い状態が一定時間以上継続しない場合、またはその状態
が一定時間以上継続したが、出力電圧vの高さが最小電
圧vlo以上である場合には、検出状態が異常ではないと
判定して、現在の平均ドップラ車速VDmを現在の真正車
速VT に決定する。
【0030】なお、検出状態が異常となる原因には例え
ば、超音波センサ48自体の故障(電気素子の経時的変
化を含む),路面の反射状態の悪化,超音波センサ48
の超音波通過部材への汚れの付着等が考えられる。
ば、超音波センサ48自体の故障(電気素子の経時的変
化を含む),路面の反射状態の悪化,超音波センサ48
の超音波通過部材への汚れの付着等が考えられる。
【0031】以下、図6に基づいて詳細に説明する。ま
ず、S41において、現在の平均推定車速VEmと現在の
平均ドップラ車速V Dmとの差の絶対値が一定値Aより大
きいか否かが判定される。そうであればS42において
RAM74に設けられたカウンタC(図示しない)の値
が1だけ増加させられ、そうでなければS43において
0にリセットされる。なお、カウンタCの値はコントロ
ーラ60の電源投入に伴って0にリセットされる。
ず、S41において、現在の平均推定車速VEmと現在の
平均ドップラ車速V Dmとの差の絶対値が一定値Aより大
きいか否かが判定される。そうであればS42において
RAM74に設けられたカウンタC(図示しない)の値
が1だけ増加させられ、そうでなければS43において
0にリセットされる。なお、カウンタCの値はコントロ
ーラ60の電源投入に伴って0にリセットされる。
【0032】いずれの場合にもその後、S44において
カウンタCの値が最大値CMAX より大きいか否かが判定
される。今回はそうではないと仮定すれば、判定がNO
となり、S45において、現在の平均ドップラ車速VDm
が今回の真正車速VT に決定される。
カウンタCの値が最大値CMAX より大きいか否かが判定
される。今回はそうではないと仮定すれば、判定がNO
となり、S45において、現在の平均ドップラ車速VDm
が今回の真正車速VT に決定される。
【0033】S41,42,44および45の実行が何
回も繰り返されたためにカウンタCの値が最大値CMAX
より大きくなれば、S44の判定がYESとなって、S
46以下のステップが実行される。S46においては、
RAM74に設けられたカウンタCC(図示しない)の
値が1にセットされ、S47において、受信部54から
の出力電圧v(これは高さが周期的に変化する電圧であ
る)に基づいて、一定時間(例えば50msec)内におけ
る最大電圧vMAX が算出され、RAM74に設けられた
最大電圧メモリ(図示しない)に格納される。最大電圧
メモリには最新の10個の最大電圧vMAX が格納される
ようになっている。続いて、S48において、その最新
の10個の最大電圧vMAX の平均電圧vm が演算され、
RAM74に設けられた平均電圧メモリ(図示しない)
に格納される。
回も繰り返されたためにカウンタCの値が最大値CMAX
より大きくなれば、S44の判定がYESとなって、S
46以下のステップが実行される。S46においては、
RAM74に設けられたカウンタCC(図示しない)の
値が1にセットされ、S47において、受信部54から
の出力電圧v(これは高さが周期的に変化する電圧であ
る)に基づいて、一定時間(例えば50msec)内におけ
る最大電圧vMAX が算出され、RAM74に設けられた
最大電圧メモリ(図示しない)に格納される。最大電圧
メモリには最新の10個の最大電圧vMAX が格納される
ようになっている。続いて、S48において、その最新
の10個の最大電圧vMAX の平均電圧vm が演算され、
RAM74に設けられた平均電圧メモリ(図示しない)
に格納される。
【0034】その後、S49において、平均電圧メモリ
に格納されている平均電圧vm が最小電圧vloより小さ
いか否かが判定され、そうでなければ対地車速の検出状
態が異常ではないと判定されて、S45において、現在
の平均ドップラ車速VDmが今回の真正車速VT とされ
る。
に格納されている平均電圧vm が最小電圧vloより小さ
いか否かが判定され、そうでなければ対地車速の検出状
態が異常ではないと判定されて、S45において、現在
の平均ドップラ車速VDmが今回の真正車速VT とされ
る。
【0035】それに対して、平均電圧vm が最小電圧v
loより小さい場合には、S49の判定がYESとなり、
S50において、カウンタCCの現在値が最大値CC
MAX より大きいか否かが判定される。今回はそうではな
いと仮定すれば、判定がNOとなり、S51において、
現在の平均ドップラ車速VDmと最新の補正量ΔVとの和
が今回の真正車速VT とされる。その後、S52におい
て、カウンタCCの値が1だけ増加させられ、続いて、
S47に戻る。
loより小さい場合には、S49の判定がYESとなり、
S50において、カウンタCCの現在値が最大値CC
MAX より大きいか否かが判定される。今回はそうではな
いと仮定すれば、判定がNOとなり、S51において、
現在の平均ドップラ車速VDmと最新の補正量ΔVとの和
が今回の真正車速VT とされる。その後、S52におい
て、カウンタCCの値が1だけ増加させられ、続いて、
S47に戻る。
【0036】S47〜52の実行は、カウンタCCの値
が最大値CCMAX を超えることによって、または超えな
いうちに平均電圧vm が最小電圧vlo以上の高さに回復
することによって終了する。具体的には、カウンタCC
の値がCCMAX を超えた場合、すなわち、平均電圧vm
が最小電圧vloより小さい状態が長く続いた場合には、
超音波センサ48自体の恒久的な異常であると判定され
て、S53において、現在の平均推定車速VEmが今回の
真正車速VT に決定され、S54において、警告ランプ
110に対して点灯信号が出される。それらS53およ
び54の実行は車両のイグニションスイッチがOFFに
操作されるまで繰り返される。これに対して、カウンタ
CCの値がCCMAX を超えないうちに平均電圧vm が最
小電圧vlo以上の高さに回復した場合には、S49の判
定がNOとなり、S45に移行する。対地車速の検出状
態が一時的な異常から回復したから、現在の平均ドップ
ラ車速VDmを今回の真正車速VT に決定する本来の実行
状態に戻るのである。
が最大値CCMAX を超えることによって、または超えな
いうちに平均電圧vm が最小電圧vlo以上の高さに回復
することによって終了する。具体的には、カウンタCC
の値がCCMAX を超えた場合、すなわち、平均電圧vm
が最小電圧vloより小さい状態が長く続いた場合には、
超音波センサ48自体の恒久的な異常であると判定され
て、S53において、現在の平均推定車速VEmが今回の
真正車速VT に決定され、S54において、警告ランプ
110に対して点灯信号が出される。それらS53およ
び54の実行は車両のイグニションスイッチがOFFに
操作されるまで繰り返される。これに対して、カウンタ
CCの値がCCMAX を超えないうちに平均電圧vm が最
小電圧vlo以上の高さに回復した場合には、S49の判
定がNOとなり、S45に移行する。対地車速の検出状
態が一時的な異常から回復したから、現在の平均ドップ
ラ車速VDmを今回の真正車速VT に決定する本来の実行
状態に戻るのである。
【0037】したがって、本実施例においては、ドップ
ラ車速VD の値は正常であるが推定車速VE の値が異常
である場合には、たとえ両者の車速差が一定値A以上と
なっても、受信部54からの出力電圧vが最小電圧vlo
より小さくならない限り、対地車速の検出状態が異常で
あるとは判定されずに済む。このように、本実施例にお
いては、推定車速VE とドップラ車速VD との車速差の
みならず、受信部54からの出力電圧vにも基づいて対
地車速の検出状態が異常であるか否かが判定されるた
め、判定の確度が向上するという効果が得られる。
ラ車速VD の値は正常であるが推定車速VE の値が異常
である場合には、たとえ両者の車速差が一定値A以上と
なっても、受信部54からの出力電圧vが最小電圧vlo
より小さくならない限り、対地車速の検出状態が異常で
あるとは判定されずに済む。このように、本実施例にお
いては、推定車速VE とドップラ車速VD との車速差の
みならず、受信部54からの出力電圧vにも基づいて対
地車速の検出状態が異常であるか否かが判定されるた
め、判定の確度が向上するという効果が得られる。
【0038】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、コントローラ60の図4のS3および4を
実行する部分が車輪速センサ40,42,44,46と
共同して、本発明における「車速推定手段1」の一態様
を構成し、コントローラ60の図4のS1および2を実
行する部分が、本発明における「対地車速出力手段4」
の一態様を構成し、コントローラ60の図6のS41〜
44,46〜50,52および54を実行する部分が、
本発明における「異常判定手段5」の一態様を構成して
いるのである。
においては、コントローラ60の図4のS3および4を
実行する部分が車輪速センサ40,42,44,46と
共同して、本発明における「車速推定手段1」の一態様
を構成し、コントローラ60の図4のS1および2を実
行する部分が、本発明における「対地車速出力手段4」
の一態様を構成し、コントローラ60の図6のS41〜
44,46〜50,52および54を実行する部分が、
本発明における「異常判定手段5」の一態様を構成して
いるのである。
【0039】また、本実施例においては、コントローラ
60の図5のS11〜21および図6のS45,51お
よび53を実行する部分が、対地車速出力手段4から出
力された対地車速を異常判定手段5による判定結果に基
づく規則に従い、かつ、必要に応じて推定車速手段1に
よる推定車速を用いることによって補正して真正車速を
取得する真正車速取得手段を構成している。この真正車
速取得手段は、具体的に説明すれば、推定車速が実際の
対地車速に精度よく一致する状態における推定車速とド
ップラ車速との差をドップラ車速の検出誤差として取得
するとともに、異常判定手段5により検出状態が異常
ではないと判定された場合には、ドップラ車速を真正車
速に決定し、検出状態が一時的に異常であると判定さ
れた場合には、ドップラ車速を上記取得した検出誤差で
補正することによって真正車速を決定し、検出状態が
恒久的に異常であると判定された場合には、推定車速を
そのまま真正車速に決定するものである。
60の図5のS11〜21および図6のS45,51お
よび53を実行する部分が、対地車速出力手段4から出
力された対地車速を異常判定手段5による判定結果に基
づく規則に従い、かつ、必要に応じて推定車速手段1に
よる推定車速を用いることによって補正して真正車速を
取得する真正車速取得手段を構成している。この真正車
速取得手段は、具体的に説明すれば、推定車速が実際の
対地車速に精度よく一致する状態における推定車速とド
ップラ車速との差をドップラ車速の検出誤差として取得
するとともに、異常判定手段5により検出状態が異常
ではないと判定された場合には、ドップラ車速を真正車
速に決定し、検出状態が一時的に異常であると判定さ
れた場合には、ドップラ車速を上記取得した検出誤差で
補正することによって真正車速を決定し、検出状態が
恒久的に異常であると判定された場合には、推定車速を
そのまま真正車速に決定するものである。
【0040】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明はその他の態様で実施するこ
とができる。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様で実施するこ
とができる。
【0041】例えば、上記実施例においては、対地車速
の検出状態が異常であると判定された場合には、その当
初においては、事前に取得した補正量ΔVでドップラ車
速VD を補正することによって真正車速VT が取得さ
れ、その異常判定状態が長く続く場合には、推定車速V
E を真正車速VT に流用するようになっていたが、この
ようにすることは本発明を実施する上で不可欠なことで
はない。
の検出状態が異常であると判定された場合には、その当
初においては、事前に取得した補正量ΔVでドップラ車
速VD を補正することによって真正車速VT が取得さ
れ、その異常判定状態が長く続く場合には、推定車速V
E を真正車速VT に流用するようになっていたが、この
ようにすることは本発明を実施する上で不可欠なことで
はない。
【0042】また、前記実施例においては、推定車速V
E とドップラ車速VD との車速差が大きく、かつ、受信
部54の出力レベルが低い場合には対地車速の検出状態
が異常であると判定され、それ以外の場合には異常では
ないと判定されるようになっていたが、例えば、車速差
が小さく、かつ、受信部54の出力レベルが高い場合に
は検出状態が異常ではないと判定し、それ以外の場合に
は異常であると判定するようにして本発明を実施するこ
ともできる。
E とドップラ車速VD との車速差が大きく、かつ、受信
部54の出力レベルが低い場合には対地車速の検出状態
が異常であると判定され、それ以外の場合には異常では
ないと判定されるようになっていたが、例えば、車速差
が小さく、かつ、受信部54の出力レベルが高い場合に
は検出状態が異常ではないと判定し、それ以外の場合に
は異常であると判定するようにして本発明を実施するこ
ともできる。
【0043】また、前記実施例においては、受信部54
の出力レベルが低い場合には対地車速の検出状態が異常
である可能性が高いとの前提に基づき、検出状態の異常
判定が行われるようになっていたが、超音波センサ48
自体の故障モードとして、出力レベルが正規値を超える
ようなものも想定できる。したがって、本発明は例え
ば、推定車速VE とドップラ車速VD との車速差が大き
く、かつ、受信部54の出力レベルが基準範囲を逸脱し
ている場合には検出状態が異常であると判定し、それ以
外の場合には異常ではないと判定するようにして実施す
ることもできる。
の出力レベルが低い場合には対地車速の検出状態が異常
である可能性が高いとの前提に基づき、検出状態の異常
判定が行われるようになっていたが、超音波センサ48
自体の故障モードとして、出力レベルが正規値を超える
ようなものも想定できる。したがって、本発明は例え
ば、推定車速VE とドップラ車速VD との車速差が大き
く、かつ、受信部54の出力レベルが基準範囲を逸脱し
ている場合には検出状態が異常であると判定し、それ以
外の場合には異常ではないと判定するようにして実施す
ることもできる。
【0044】これらの他にも、特許請求の範囲を逸脱す
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で本発明を実施することができる。
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良
を施した態様で本発明を実施することができる。
【図1】本発明の構成を概念的に示す図である。
【図2】本発明の一実施例であるドップラ式対地車速検
出装置を含むアンチロック/トラクション型ブレーキシ
ステムのシステム図である。
出装置を含むアンチロック/トラクション型ブレーキシ
ステムのシステム図である。
【図3】上記ブレーキシステムの電気系統図である。
【図4】図3のROMに格納されているプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図5】図3のROMに格納されているプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図6】図3のROMに格納されているプログラムを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
40,42,44,46 車輪速センサ 48 超音波センサ 60 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−46961(JP,A) 特開 平3−148087(JP,A) 特開 平2−218982(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 車輪速から車速を推定する車速推定手段
を備えた車両に設けられるドップラ式対地車速検出装置
であって、 路 面に向かって波を送信する送信部と、送 信された波のうち路面で反射したものを受信する受信
部と、前 記送信部の送信周波数と前記受信部の受信周波数とに
基づき、波のドップラ効果を利用して対地車速を取得す
る対地車速取得手段と、対地車速取得手段により取得された対地車速と車速推定
手段により推定された推定車速との差である車速差を取
得する車速差取得手段と、 その車速差取得手段により、前記車速推定手段により推
定された推定車速が実際の対地車速に精度よく一致する
状態において取得された車速差と、 前記受信部からの出
力信号のレベルとに基づき、対地車速の検出状態が異常
であるか否かを判定する異常判定手段と、 その異常判定手段が対地車速の検出状態が異常ではない
と判定した場合には、前記対地車速取得手段により取得
された対地車速を真正車速として出力し、異常判定手段
が対地車速の検出状態が異常であると判定した場合に
は、対地車速取得手段により取得された対地車速を、前
記推定車速が実際の対地車速に精度よく一致する状態に
おいて前記車速差取得手段により取得された最新の車速
差によって補正したものを真正車速として出力する車速
出力手段とを含む ことを特徴とするドップラ式対地車速
検出装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120059A JP2687066B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | ドップラ式対地車速検出装置 |
| US08/038,221 US5371718A (en) | 1992-04-13 | 1993-03-29 | Doppler-effect vehicle ground speed detecting apparatus having means for sensing abnormality of detected ground speed |
| DE4311686A DE4311686C2 (de) | 1992-04-13 | 1993-04-08 | Dopplereffekt- Fahrgeschwindigkeitsmeßeinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4120059A JP2687066B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | ドップラ式対地車速検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288850A JPH05288850A (ja) | 1993-11-05 |
| JP2687066B2 true JP2687066B2 (ja) | 1997-12-08 |
Family
ID=14776877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4120059A Expired - Fee Related JP2687066B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | ドップラ式対地車速検出装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5371718A (ja) |
| JP (1) | JP2687066B2 (ja) |
| DE (1) | DE4311686C2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5565871A (en) * | 1995-02-10 | 1996-10-15 | Applied Concepts Inc. | Police traffic radar for allowing manual rejection of incorrect patrol speed display |
| DE19533926A1 (de) * | 1995-09-13 | 1997-03-20 | Michael Prof Dr Dr Gitis | Radunabhängige Geschwindigkeitserfassung und Verbesserung der ABS-Einrichtung bei Kraftfahrzeugen |
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| FR2757662B1 (fr) * | 1996-12-24 | 1999-12-10 | Ricard Claude | Procede et dispositif pour eviter les fraudes sur un taximetre ou chronotachygraphe |
| FR2757663B1 (fr) * | 1996-12-24 | 1999-12-10 | Ricard Claude | Procede et dispositif pour eviter les fraudes sur un taximetre ou chronotachygraphe |
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1992
- 1992-04-13 JP JP4120059A patent/JP2687066B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-03-29 US US08/038,221 patent/US5371718A/en not_active Expired - Fee Related
- 1993-04-08 DE DE4311686A patent/DE4311686C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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|---|---|
| DE4311686A1 (de) | 1993-10-14 |
| US5371718A (en) | 1994-12-06 |
| DE4311686C2 (de) | 1998-11-12 |
| JPH05288850A (ja) | 1993-11-05 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |