JP2689935B2 - 半導体薄膜形成方法 - Google Patents
半導体薄膜形成方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体薄膜形成方法に関
し、特に各種半導体デバイスに使用される低抵抗の多結
晶シリコン薄膜の形成方法に関する。
し、特に各種半導体デバイスに使用される低抵抗の多結
晶シリコン薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多結晶シリコン薄膜は半導体デバイスを
形成するための各種電極や配線材料、あるいは抵抗体と
して重要な役割を担っている。例えば、メモリデバイス
における容量電極やゲート電極、あるいはデバイスの活
性層と配線層とのコンタクト埋設材料等に多結晶シリコ
ン薄膜が適用されている。
形成するための各種電極や配線材料、あるいは抵抗体と
して重要な役割を担っている。例えば、メモリデバイス
における容量電極やゲート電極、あるいはデバイスの活
性層と配線層とのコンタクト埋設材料等に多結晶シリコ
ン薄膜が適用されている。
【0003】また、近年においては多結晶シリコン薄膜
そのものをデバイスの活性層として用いる多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film T
ransistor)が開発され、スタティックRAM
(SRAM)の負荷素子として、あるいは液晶表示装置
(LCD;Liquid Crystal Displ
ay)用の液晶駆動素子として実用化されている。
そのものをデバイスの活性層として用いる多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film T
ransistor)が開発され、スタティックRAM
(SRAM)の負荷素子として、あるいは液晶表示装置
(LCD;Liquid Crystal Displ
ay)用の液晶駆動素子として実用化されている。
【0004】従来、これらの多結晶シリコン薄膜の形成
としては、シラン系ガス[シラン(SiH4 ),ジシラ
ン(Si2 H6 )]を成膜ガスとする化学気相成長法
(CVD;Chemical Vapor Depos
ition)を用い、650℃程度の成膜温度で多結晶
シリコン薄膜を直接成膜する方法がある。
としては、シラン系ガス[シラン(SiH4 ),ジシラ
ン(Si2 H6 )]を成膜ガスとする化学気相成長法
(CVD;Chemical Vapor Depos
ition)を用い、650℃程度の成膜温度で多結晶
シリコン薄膜を直接成膜する方法がある。
【0005】また、他の方法として、まず500℃程度
の低温でアモルファスシリコン(a−Si)薄膜を堆積
させ、その後に試料温度を600〜900℃の範囲内の
ある温度に保持して熱処理(結晶化処理)を行って多結
晶シリコン薄膜を得る方法がある。
の低温でアモルファスシリコン(a−Si)薄膜を堆積
させ、その後に試料温度を600〜900℃の範囲内の
ある温度に保持して熱処理(結晶化処理)を行って多結
晶シリコン薄膜を得る方法がある。
【0006】後者の方法については、「Novel H
ighly ConductivePolycryst
alline Sillicon Films Red
ucing Processing Temperat
ure Down to650℃」(T.Kobaya
shi,S.Iijima,S.Aoki and
A.Hiraiwa.,Abstracts of t
he 20th Conference on Sol
id State Devices andMater
ials,1988,pp.57−60)に報告されて
いる。
ighly ConductivePolycryst
alline Sillicon Films Red
ucing Processing Temperat
ure Down to650℃」(T.Kobaya
shi,S.Iijima,S.Aoki and
A.Hiraiwa.,Abstracts of t
he 20th Conference on Sol
id State Devices andMater
ials,1988,pp.57−60)に報告されて
いる。
【0007】特に、後者の方法で形成した多結晶シリコ
ン薄膜は平均結晶粒径(グレインサイズ)が大きいた
め、前者の方法で形成した多結晶シリコン薄膜と比較す
ると、より低抵抗化が可能であること、及びトランジス
タ特性に強く影響する結晶粒界(グレインバウンダリ)
が少ないこと等の利点を持っている。そのため、現在で
は後者の方法が注目を集めており、TFT用薄膜への適
用、あるいは将来の各種電極形成法として精力的に開発
が行われている。
ン薄膜は平均結晶粒径(グレインサイズ)が大きいた
め、前者の方法で形成した多結晶シリコン薄膜と比較す
ると、より低抵抗化が可能であること、及びトランジス
タ特性に強く影響する結晶粒界(グレインバウンダリ)
が少ないこと等の利点を持っている。そのため、現在で
は後者の方法が注目を集めており、TFT用薄膜への適
用、あるいは将来の各種電極形成法として精力的に開発
が行われている。
【0008】次に、このアモルファスシリコンの結晶化
により多結晶シリコン薄膜を形成する従来の方法につい
て、具体例を用いて説明する。まず、シリコン単結晶基
板上に熱酸化膜を100nm成長させた後、通常のLP
CVD(Low Pressure Chemical
Vapor Deposition)炉を用いてアモ
ルファスシリコン薄膜を150nm成膜し、アモルファ
スシリコン基板を作成する。成膜条件は、例えば圧力
0.15Torr、温度470℃、成膜ガス流量100
%−Si2 H6 ガス流量96sccm、Heベース4%
−PH3 ガス流量120sccmである。
により多結晶シリコン薄膜を形成する従来の方法につい
て、具体例を用いて説明する。まず、シリコン単結晶基
板上に熱酸化膜を100nm成長させた後、通常のLP
CVD(Low Pressure Chemical
Vapor Deposition)炉を用いてアモ
ルファスシリコン薄膜を150nm成膜し、アモルファ
スシリコン基板を作成する。成膜条件は、例えば圧力
0.15Torr、温度470℃、成膜ガス流量100
%−Si2 H6 ガス流量96sccm、Heベース4%
−PH3 ガス流量120sccmである。
【0009】続いて、電気炉を用い、例えば窒素雰囲気
中で、炉内温度を850℃に保持し、30分間の熱処理
を施してアモルファスシリコン薄膜の結晶化を行い、多
結晶シリコン薄膜を得る。この時のPH3 ガス流量とS
i2 H6 ガス流量とから得られる反応ガス中のリン
(P)及びシリコン(Si)の原子数比(P/Si=
2.5×10-2)でアモルファスシリコンを成膜する
と、結晶化後の膜中に存在するP濃度はおよそ3×10
20cm-3となる。
中で、炉内温度を850℃に保持し、30分間の熱処理
を施してアモルファスシリコン薄膜の結晶化を行い、多
結晶シリコン薄膜を得る。この時のPH3 ガス流量とS
i2 H6 ガス流量とから得られる反応ガス中のリン
(P)及びシリコン(Si)の原子数比(P/Si=
2.5×10-2)でアモルファスシリコンを成膜する
と、結晶化後の膜中に存在するP濃度はおよそ3×10
20cm-3となる。
【0010】従来より用いられている100nm以上の
膜厚の多結晶シリコン膜では、この程度に高濃度のPが
膜中に存在する場合、抵抗率が約6×10-3Ω・mと十
分に低抵抗となる。
膜厚の多結晶シリコン膜では、この程度に高濃度のPが
膜中に存在する場合、抵抗率が約6×10-3Ω・mと十
分に低抵抗となる。
【0011】しかしながら、反応ガス中のP及びSiの
原子数比を上記のような条件のもとに多結晶シリコン膜
を薄膜化していくと、膜厚50nm付近からその抵抗率
が急激に増加する現象が見られる。これを解決するため
に、反応ガス中のP及びSiの原子数比を0.05〜
0.2とし、これによって50nm以下の膜厚の多結晶
シリコン薄膜を得られるようにした技術が本願出願人か
ら提案されている。
原子数比を上記のような条件のもとに多結晶シリコン膜
を薄膜化していくと、膜厚50nm付近からその抵抗率
が急激に増加する現象が見られる。これを解決するため
に、反応ガス中のP及びSiの原子数比を0.05〜
0.2とし、これによって50nm以下の膜厚の多結晶
シリコン薄膜を得られるようにした技術が本願出願人か
ら提案されている。
【0012】この技術によれば、まずシリコン単結晶基
板上に熱酸化膜を100nm成長させた後に、通常のL
PCVD炉を用いてアモルファスシリコン薄膜を50n
m成膜し、アモルファスシリコン基板を作成する。成膜
条件は、例えば温度470℃、圧力20Pa、成膜ガス
流量100%−Si2 H6 ガス流量96sccm、He
希釈4%−PH3 (4%−PH3 /He)ガス流量24
0sccmである。
板上に熱酸化膜を100nm成長させた後に、通常のL
PCVD炉を用いてアモルファスシリコン薄膜を50n
m成膜し、アモルファスシリコン基板を作成する。成膜
条件は、例えば温度470℃、圧力20Pa、成膜ガス
流量100%−Si2 H6 ガス流量96sccm、He
希釈4%−PH3 (4%−PH3 /He)ガス流量24
0sccmである。
【0013】続いて、電気炉を用い、例えば窒素雰囲気
中で、炉内温度を850℃に保持し、30分間の熱処理
を施してアモルファスシリコン薄膜の結晶化を行い、多
結晶シリコン薄膜を得る。このようにして得られた多結
晶シリコン膜中に存在するP濃度はおよそ6×1020c
m-3となり、抵抗率は8.0×10-6Ω・m程度とな
る。
中で、炉内温度を850℃に保持し、30分間の熱処理
を施してアモルファスシリコン薄膜の結晶化を行い、多
結晶シリコン薄膜を得る。このようにして得られた多結
晶シリコン膜中に存在するP濃度はおよそ6×1020c
m-3となり、抵抗率は8.0×10-6Ω・m程度とな
る。
【0014】また、例えば成膜温度510℃、圧力17
Paとして、成膜ガス流量100%−Si2 H6 ガス流
量96sccm、He希釈4%−PH3 ガス流量200
sccmとすることによって、多結晶シリコン膜中に存
在するP濃度はおよそ5×1020cm-3となり、抵抗率
は6.5×10-6Ω・m程度とより一層低くなる。
Paとして、成膜ガス流量100%−Si2 H6 ガス流
量96sccm、He希釈4%−PH3 ガス流量200
sccmとすることによって、多結晶シリコン膜中に存
在するP濃度はおよそ5×1020cm-3となり、抵抗率
は6.5×10-6Ω・m程度とより一層低くなる。
【0015】しかしながら、上記の例のように、成膜ガ
スにSi2 H6 を用いた場合、膜厚の均一性やステップ
カヴァレッジが悪くなり、高集積デバイスの微細なコン
タクトプラグ等への適用が難しい。その上、Si2 H6
は反応性が高いため、爆発の危険度も高くなっている。
スにSi2 H6 を用いた場合、膜厚の均一性やステップ
カヴァレッジが悪くなり、高集積デバイスの微細なコン
タクトプラグ等への適用が難しい。その上、Si2 H6
は反応性が高いため、爆発の危険度も高くなっている。
【0016】一方、成膜ガスとしてSi2 H6 の代りに
SiH4 を用いた場合、膜厚の均一性やステップカヴァ
レッジがよくなり、高集積デバイスの微細なコンタクト
プラグ等への適用も可能となり、かつ反応性も低いため
に爆発の危険度も低くなる。これらの点からも、今後の
高集積デバイスの電極材料として使用する多結晶シリコ
ン薄膜の成膜ガスとしてはSiH4 の方が有利である。
SiH4 を用いた場合、膜厚の均一性やステップカヴァ
レッジがよくなり、高集積デバイスの微細なコンタクト
プラグ等への適用も可能となり、かつ反応性も低いため
に爆発の危険度も低くなる。これらの点からも、今後の
高集積デバイスの電極材料として使用する多結晶シリコ
ン薄膜の成膜ガスとしてはSiH4 の方が有利である。
【0017】特開昭63−137411号公報に開示さ
れた技術では、成膜ガスとしてSiH4 を用いている。
すなわち、LPCVD炉によってPH3 ガスとSiH4
ガスとを使用し、600℃以下でアモルファスシリコン
膜を形成し、その後に700℃以上のある温度でアモル
ファスシリコン膜を結晶化させるものである。また、こ
の技術ではPH3 の代りにB2 H6 を用いたボロン
(B)ドープの例も示されている。
れた技術では、成膜ガスとしてSiH4 を用いている。
すなわち、LPCVD炉によってPH3 ガスとSiH4
ガスとを使用し、600℃以下でアモルファスシリコン
膜を形成し、その後に700℃以上のある温度でアモル
ファスシリコン膜を結晶化させるものである。また、こ
の技術ではPH3 の代りにB2 H6 を用いたボロン
(B)ドープの例も示されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】高集積デバイスの電極
材料として使用する多結晶シリコン薄膜は、半導体デバ
イスの高集積化によって非常に微細な領域での適用が求
められている。例えば、径の大きさが0.2μm以下の
コンタクトホールの埋め込みや、複雑化した三次元型容
量等の形成における0.1μmよりも狭い領域への埋め
込み等への適用によって、多結晶シリコンの実質的な薄
膜化が進んでいる。しかも、上記のような薄膜化におい
ても、電極材料として抵抗率が十分に低い多結晶シリコ
ンが求められている。
材料として使用する多結晶シリコン薄膜は、半導体デバ
イスの高集積化によって非常に微細な領域での適用が求
められている。例えば、径の大きさが0.2μm以下の
コンタクトホールの埋め込みや、複雑化した三次元型容
量等の形成における0.1μmよりも狭い領域への埋め
込み等への適用によって、多結晶シリコンの実質的な薄
膜化が進んでいる。しかも、上記のような薄膜化におい
ても、電極材料として抵抗率が十分に低い多結晶シリコ
ンが求められている。
【0019】上述した従来の多結晶シリコン薄膜の形成
方法では、先に述べた如く、多結晶シリコン薄膜の成膜
ガスとしてSi2 H6 よりもSiH4 の方が有利である
が、SiH4 ガス成膜においては膜中のP濃度を増やし
ていっても、Si2 H6 ガスで成膜した場合に比べて抵
抗率が低くならない。
方法では、先に述べた如く、多結晶シリコン薄膜の成膜
ガスとしてSi2 H6 よりもSiH4 の方が有利である
が、SiH4 ガス成膜においては膜中のP濃度を増やし
ていっても、Si2 H6 ガスで成膜した場合に比べて抵
抗率が低くならない。
【0020】特に、多結晶シリコン膜の膜厚が50nm
以下の場合にはこの現象が顕著に現れ、図2に示すよう
に、P濃度が9×1020cm-3と多いにもかかわらず、
抵抗率が高くなる。これに対し、Si2 H6 ガスで成膜
した場合にはP濃度が5×1020cm-3以上の抵抗率が
7×10-6Ω・m程度と低い値でほぼ変わらない。
以下の場合にはこの現象が顕著に現れ、図2に示すよう
に、P濃度が9×1020cm-3と多いにもかかわらず、
抵抗率が高くなる。これに対し、Si2 H6 ガスで成膜
した場合にはP濃度が5×1020cm-3以上の抵抗率が
7×10-6Ω・m程度と低い値でほぼ変わらない。
【0021】しかしながら、Si2 H6 ガスで成膜した
場合にはステップカヴァレッジが悪いため、上記のよう
な狭い領域への埋め込みには適していない。よって、ス
テップカヴァレッジのよいSiH4 ガス成膜で十分に抵
抗率の低い多結晶シリコン薄膜を得る必要がある。
場合にはステップカヴァレッジが悪いため、上記のよう
な狭い領域への埋め込みには適していない。よって、ス
テップカヴァレッジのよいSiH4 ガス成膜で十分に抵
抗率の低い多結晶シリコン薄膜を得る必要がある。
【0022】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、SiH4 ガス成膜で十分に抵抗率の低い多結晶シ
リコン薄膜を得ることができる半導体薄膜形成方法を提
供することにある。
消し、SiH4 ガス成膜で十分に抵抗率の低い多結晶シ
リコン薄膜を得ることができる半導体薄膜形成方法を提
供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体薄膜
形成方法は、導電性を持たせる目的の不純物を含む半導
体薄膜を形成する半導体薄膜形成方法であって、シラン
を成膜原料ガスとして用いかつ前記不純物を導入しなが
ら3nm/分以上の成膜速度で化学気相成長法によりア
モルファスシリコン薄膜を堆積する工程と、堆積した前
記アモルファスシリコン薄膜を熱処理で結晶化する工程
とを備えている。
形成方法は、導電性を持たせる目的の不純物を含む半導
体薄膜を形成する半導体薄膜形成方法であって、シラン
を成膜原料ガスとして用いかつ前記不純物を導入しなが
ら3nm/分以上の成膜速度で化学気相成長法によりア
モルファスシリコン薄膜を堆積する工程と、堆積した前
記アモルファスシリコン薄膜を熱処理で結晶化する工程
とを備えている。
【0024】
【作用】CVD法によって不純物を導入しながらアモル
ファスシリコン薄膜を成膜した後に熱処理で多結晶させ
て半導体薄膜を形成する過程において、SiH4 ガスを
用いて3nm/分以上の成膜速度でアモルファスシリコ
ン薄膜を成膜し、アモルファスシリコン薄膜を熱処理で
結晶化させる。
ファスシリコン薄膜を成膜した後に熱処理で多結晶させ
て半導体薄膜を形成する過程において、SiH4 ガスを
用いて3nm/分以上の成膜速度でアモルファスシリコ
ン薄膜を成膜し、アモルファスシリコン薄膜を熱処理で
結晶化させる。
【0025】これによって、Si2 H6 ガス成膜と同程
度に低抵抗な多結晶シリコン薄膜を形成することができ
る。その上、Si2 H6 ガス成膜に比べて膜厚の均一性
やステップカヴァレッジが良好なため、微細な構造をし
た高集積デバイスの電極材料として有効である。この場
合、その電極材料の抵抗を低くすることができるので、
高集積デバイスの動作速度を改善することに多大な効果
を有する。
度に低抵抗な多結晶シリコン薄膜を形成することができ
る。その上、Si2 H6 ガス成膜に比べて膜厚の均一性
やステップカヴァレッジが良好なため、微細な構造をし
た高集積デバイスの電極材料として有効である。この場
合、その電極材料の抵抗を低くすることができるので、
高集積デバイスの動作速度を改善することに多大な効果
を有する。
【0026】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0027】図1(a)〜(c)は本発明の一実施例に
よる半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図であ
る。これら図1(a)〜(c)を用いて本発明の一実施
例による多結晶シリコン薄膜の形成方法について説明す
る。
よる半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図であ
る。これら図1(a)〜(c)を用いて本発明の一実施
例による多結晶シリコン薄膜の形成方法について説明す
る。
【0028】まず、面方位(100)、抵抗率1×10
-2Ω・mのP型シリコン基板11上に熱酸化膜法によっ
て、厚さ100nmのシリコン酸化膜12を形成する
[図1(a)参照]。
-2Ω・mのP型シリコン基板11上に熱酸化膜法によっ
て、厚さ100nmのシリコン酸化膜12を形成する
[図1(a)参照]。
【0029】続いて、通常の抵抗加熱式LPCVD装置
を用い、厚さ50nmのリン(P)ドープトアモルファ
スシリコン(a−Si)薄膜13をシリコン酸化膜12
上に複数枚成膜する[図1(b)参照]。
を用い、厚さ50nmのリン(P)ドープトアモルファ
スシリコン(a−Si)薄膜13をシリコン酸化膜12
上に複数枚成膜する[図1(b)参照]。
【0030】このときの成膜条件は、反応管内温度55
0℃、圧力100〜300Pa、成膜ガスとして100
%−SiH4 ガスを、ドーピングガスとしてHeベース
4%希釈PH3 (4%−PH3 /He)ガスを使用す
る。その際、成膜速度が3nm/分以上、膜中のリン濃
度が3×1020cm-3以上となるように圧力やガス流量
が設定されている。
0℃、圧力100〜300Pa、成膜ガスとして100
%−SiH4 ガスを、ドーピングガスとしてHeベース
4%希釈PH3 (4%−PH3 /He)ガスを使用す
る。その際、成膜速度が3nm/分以上、膜中のリン濃
度が3×1020cm-3以上となるように圧力やガス流量
が設定されている。
【0031】例えば、圧力を140Paとし、100%
−SiH4 ガス及び4%−PH3 /Heガスの流量を夫
々720sccm,45sccmとすることで、成膜速
度が3.5nm/分となり、膜中のリン濃度が5×10
20cm-3となる。
−SiH4 ガス及び4%−PH3 /Heガスの流量を夫
々720sccm,45sccmとすることで、成膜速
度が3.5nm/分となり、膜中のリン濃度が5×10
20cm-3となる。
【0032】その後に、リンドープトアモルファスシリ
コン薄膜13に対して窒素雰囲気中で850℃を保持し
て30分間の熱処理を施してリンドープトアモルファス
シリコン薄膜13を結晶化させ、多結晶シリコン薄膜1
4を形成する[図1(c)参照]。
コン薄膜13に対して窒素雰囲気中で850℃を保持し
て30分間の熱処理を施してリンドープトアモルファス
シリコン薄膜13を結晶化させ、多結晶シリコン薄膜1
4を形成する[図1(c)参照]。
【0033】図2は本発明の一実施例による多結晶シリ
コン薄膜の膜中のリン濃度と抵抗率との関係を示す図で
あり、図3は本発明の一実施例による多結晶シリコン薄
膜形成時の成膜速度と抵抗率との関係を示す図であり、
図4は本発明の一実施例による多結晶シリコン薄膜形成
時の成膜速度とグレインサイズとの関係を示す図であ
る。
コン薄膜の膜中のリン濃度と抵抗率との関係を示す図で
あり、図3は本発明の一実施例による多結晶シリコン薄
膜形成時の成膜速度と抵抗率との関係を示す図であり、
図4は本発明の一実施例による多結晶シリコン薄膜形成
時の成膜速度とグレインサイズとの関係を示す図であ
る。
【0034】図2は上述した処理によって得られた多結
晶シリコン薄膜を実施例とし、SiH4 ガス成膜におい
て成膜速度が3nm/分以下でアモルファス成膜して得
た多結晶シリコン薄膜を従来例Aとし、成膜温度が55
0℃でSi2 H6 ガスで成膜して得た多結晶シリコン薄
膜を従来例Bとした場合の多結晶シリコン薄膜の膜中の
リン濃度と抵抗率との関係を示している。
晶シリコン薄膜を実施例とし、SiH4 ガス成膜におい
て成膜速度が3nm/分以下でアモルファス成膜して得
た多結晶シリコン薄膜を従来例Aとし、成膜温度が55
0℃でSi2 H6 ガスで成膜して得た多結晶シリコン薄
膜を従来例Bとした場合の多結晶シリコン薄膜の膜中の
リン濃度と抵抗率との関係を示している。
【0035】この図2に示すように、リン濃度が4×1
020cm-3以上の場合、実施例(図中、○で示す)は従
来例A(図中、●で示す)の抵抗率よりも低く、従来例
B(図中、▲で示す)の抵抗率と同程度である。
020cm-3以上の場合、実施例(図中、○で示す)は従
来例A(図中、●で示す)の抵抗率よりも低く、従来例
B(図中、▲で示す)の抵抗率と同程度である。
【0036】すなわち、SiH4 ガス成膜の従来例Aは
抵抗率が高く、この抵抗率は膜中のリン濃度を増やして
も低くならない。これに対し、実施例においてはSi2
H6 ガス成膜の従来例Bと同程度まで抵抗率が低くなっ
ていることが分かる。
抵抗率が高く、この抵抗率は膜中のリン濃度を増やして
も低くならない。これに対し、実施例においてはSi2
H6 ガス成膜の従来例Bと同程度まで抵抗率が低くなっ
ていることが分かる。
【0037】上記の如く、SiH4 ガス成膜において、
成膜速度を3nm/分以上とすることによって、Si2
H6 ガス成膜の場合に匹敵する低い抵抗率の多結晶シリ
コン薄膜を得ることができる。
成膜速度を3nm/分以上とすることによって、Si2
H6 ガス成膜の場合に匹敵する低い抵抗率の多結晶シリ
コン薄膜を得ることができる。
【0038】図3はリン濃度が5×1020cm-3以上で
のSiH4 ガス成膜及びSi2 H6ガス成膜の成膜速度
と抵抗率との関係を示している。この図3に示すよう
に、Si2 H6 ガス成膜(図中、▲で示す)では成膜速
度にかかわらず、抵抗率はほぼ一定となっていることが
分かる。これに対し、SiH4 ガス成膜(図中、○で示
す)では抵抗率が成膜速度に依存し、成膜速度が速くな
るにつれて抵抗率が減少していくことが分かる。
のSiH4 ガス成膜及びSi2 H6ガス成膜の成膜速度
と抵抗率との関係を示している。この図3に示すよう
に、Si2 H6 ガス成膜(図中、▲で示す)では成膜速
度にかかわらず、抵抗率はほぼ一定となっていることが
分かる。これに対し、SiH4 ガス成膜(図中、○で示
す)では抵抗率が成膜速度に依存し、成膜速度が速くな
るにつれて抵抗率が減少していくことが分かる。
【0039】図4はSiH4 ガス成膜及びSi2 H6 ガ
ス成膜の成膜速度とグレインサイズとの関係を示してい
る。この図4に示すように、SiH4 ガス成膜(図中、
○で示す)においては成膜速度が遅い場合、Si2 H6
ガス成膜(図中、●で示す)よりもグレインサイズが小
さいが、成膜速度が速くなるにつれてグレインサイズが
大きくなってSi2 H6 ガス成膜の場合と同程度の大き
さになっていく。
ス成膜の成膜速度とグレインサイズとの関係を示してい
る。この図4に示すように、SiH4 ガス成膜(図中、
○で示す)においては成膜速度が遅い場合、Si2 H6
ガス成膜(図中、●で示す)よりもグレインサイズが小
さいが、成膜速度が速くなるにつれてグレインサイズが
大きくなってSi2 H6 ガス成膜の場合と同程度の大き
さになっていく。
【0040】すなわち、SiH4 ガス成膜の場合、成膜
速度が遅ければ成膜したアモルファスシリコン膜内の原
子配列が比較的結晶に近いものとなり、結晶時における
結晶粒(グレイン)の核形成が頻繁に起こり、結晶粒が
大きく成長できなくなる。
速度が遅ければ成膜したアモルファスシリコン膜内の原
子配列が比較的結晶に近いものとなり、結晶時における
結晶粒(グレイン)の核形成が頻繁に起こり、結晶粒が
大きく成長できなくなる。
【0041】一方、SiH4 ガス成膜の場合、成膜速度
を速くすれば原子配列のより乱れたアモルファス構造と
なるため、結晶粒の核形成頻度が低下し、結晶粒が大き
く成長できるようになる。
を速くすれば原子配列のより乱れたアモルファス構造と
なるため、結晶粒の核形成頻度が低下し、結晶粒が大き
く成長できるようになる。
【0042】ただし、Si2 H6 ガス成膜において、グ
レインサイズが成長速度の違いによって変化しないの
は、成膜メカニズムがSiH4 ガス成膜の場合と異な
り、成膜速度が遅い時でも十分に乱れた構造のアモルフ
ァス膜が形成されるためである。
レインサイズが成長速度の違いによって変化しないの
は、成膜メカニズムがSiH4 ガス成膜の場合と異な
り、成膜速度が遅い時でも十分に乱れた構造のアモルフ
ァス膜が形成されるためである。
【0043】上記の如く、本発明の一実施例によれば、
SiH4 ガス成膜において、従来の多結晶シリコン薄膜
の形成方法に比較して抵抗率を低くすることができるの
で、SiH4 ガス成膜で十分に抵抗率の低い多結晶シリ
コン薄膜が得られる。
SiH4 ガス成膜において、従来の多結晶シリコン薄膜
の形成方法に比較して抵抗率を低くすることができるの
で、SiH4 ガス成膜で十分に抵抗率の低い多結晶シリ
コン薄膜が得られる。
【0044】尚、上記の本発明の一実施例ではリンドー
プ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるための
不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であっても
上記と同様の効果が得られる。
プ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるための
不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であっても
上記と同様の効果が得られる。
【0045】不純物がPの場合にはPH3 の代りに第三
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
【0046】また、本発明の一実施例では成膜温度を5
50℃としているが、530〜570℃の範囲内の温度
で成膜しても、上記と同様の効果が得られる。さらに、
結晶化時の熱処理温度は580〜950℃の温度範囲内
のいずれでもよく、熱処理時間を結晶化が十分に完了す
る時間に変更することで、上記と同様の効果が得られ
る。
50℃としているが、530〜570℃の範囲内の温度
で成膜しても、上記と同様の効果が得られる。さらに、
結晶化時の熱処理温度は580〜950℃の温度範囲内
のいずれでもよく、熱処理時間を結晶化が十分に完了す
る時間に変更することで、上記と同様の効果が得られ
る。
【0047】図5(a)〜(d)は本発明の他の実施例
による半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図で
ある。これら図5(a)〜(d)を用いて本発明の他の
実施例による多結晶シリコン薄膜を各種半導体装置にお
けるデバイス活性層と配線層とのコンタクト埋設材料に
適用した場合の多結晶シリコン薄膜の形成方法について
説明する。
による半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図で
ある。これら図5(a)〜(d)を用いて本発明の他の
実施例による多結晶シリコン薄膜を各種半導体装置にお
けるデバイス活性層と配線層とのコンタクト埋設材料に
適用した場合の多結晶シリコン薄膜の形成方法について
説明する。
【0048】まず、面方位(100)、抵抗率1×10
-2Ω・mのP型シリコン基板21表面にAsをイオン注
入してn+拡散層22を形成する[図5(a)参照]。
続いて、P型シリコン基板21及びn+拡散層22の全
面にシリコン酸化膜23を形成し、フォトリソグラフィ
工程及びイオンエッチング工程によって直径0.15μ
m、深さ0.5μmのコンタクトホール24を形成する
[図5(b)参照]。
-2Ω・mのP型シリコン基板21表面にAsをイオン注
入してn+拡散層22を形成する[図5(a)参照]。
続いて、P型シリコン基板21及びn+拡散層22の全
面にシリコン酸化膜23を形成し、フォトリソグラフィ
工程及びイオンエッチング工程によって直径0.15μ
m、深さ0.5μmのコンタクトホール24を形成する
[図5(b)参照]。
【0049】その後に、通常の抵抗加熱式LPCVD装
置を用い、厚さ400nmのリンドープトアモルファス
シリコン薄膜25をシリコン酸化膜23上に成膜する
[図5(c)参照]。
置を用い、厚さ400nmのリンドープトアモルファス
シリコン薄膜25をシリコン酸化膜23上に成膜する
[図5(c)参照]。
【0050】このときの成膜条件は、100%−SiH
4 ガス及び4%−PH3 /Heガスを使用し、反応管内
温度550℃、膜中のリン濃度を5×1020cm-3と
し、成膜速度を3.5,4.0,5.0nm/分に設定
する。
4 ガス及び4%−PH3 /Heガスを使用し、反応管内
温度550℃、膜中のリン濃度を5×1020cm-3と
し、成膜速度を3.5,4.0,5.0nm/分に設定
する。
【0051】さらに、リンドープトアモルファスシリコ
ン薄膜25を窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処
理を施してリンドープトアモルファスシリコン薄膜25
を結晶化させ、多結晶シリコン薄膜26を形成する。こ
の多結晶シリコン薄膜26をイオンエッチング工程によ
って一部取り除き、分離溝27を作って多結晶シリコン
コンタクトプラグ部を1000個直列に並べる[図5
(d)参照]。
ン薄膜25を窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処
理を施してリンドープトアモルファスシリコン薄膜25
を結晶化させ、多結晶シリコン薄膜26を形成する。こ
の多結晶シリコン薄膜26をイオンエッチング工程によ
って一部取り除き、分離溝27を作って多結晶シリコン
コンタクトプラグ部を1000個直列に並べる[図5
(d)参照]。
【0052】上記のコンタクト抵抗評価用基板作製プロ
セスにおいて、成膜速度を2.0nm/分でアモルファ
ス成膜して得た多結晶シリコン薄膜をSiH4 ガス成膜
の従来例とし、成膜温度550℃でSi2 H6 ガスを用
いて得た多結晶シリコン薄膜をSi2 H6 ガス成膜の従
来例として比較を行うと、以下の説明のようになる。た
だし、これら従来例による多結晶シリコン薄膜の膜中の
リン濃度も5×1020cm-3に揃えてある。
セスにおいて、成膜速度を2.0nm/分でアモルファ
ス成膜して得た多結晶シリコン薄膜をSiH4 ガス成膜
の従来例とし、成膜温度550℃でSi2 H6 ガスを用
いて得た多結晶シリコン薄膜をSi2 H6 ガス成膜の従
来例として比較を行うと、以下の説明のようになる。た
だし、これら従来例による多結晶シリコン薄膜の膜中の
リン濃度も5×1020cm-3に揃えてある。
【0053】上記の工程で作製したコンタクト抵抗評価
用基板について、コンタクト抵抗を測定した場合、コン
タクト1つ当たりの抵抗は成膜速度=3.5,4.0,
5.0nm/分において夫々488±20,480±2
5,472±15Ωが測定された。
用基板について、コンタクト抵抗を測定した場合、コン
タクト1つ当たりの抵抗は成膜速度=3.5,4.0,
5.0nm/分において夫々488±20,480±2
5,472±15Ωが測定された。
【0054】これはSiH4 ガス成膜の従来例によって
得られる603±40Ωに比べると、コンタクト抵抗が
8割程度に低減されることが分かる。一方、Si2 H6
ガス成膜の従来例の場合には、図2に示す如く、多結晶
シリコン薄膜の抵抗率は低くなるものの、ステップカヴ
ァレッジが悪いため、コンタクト抵抗が552±30Ω
と高くなってしまう。
得られる603±40Ωに比べると、コンタクト抵抗が
8割程度に低減されることが分かる。一方、Si2 H6
ガス成膜の従来例の場合には、図2に示す如く、多結晶
シリコン薄膜の抵抗率は低くなるものの、ステップカヴ
ァレッジが悪いため、コンタクト抵抗が552±30Ω
と高くなってしまう。
【0055】上述したように、本発明の他の実施例を用
いることで、0.15μm程度に微細なコンタクト径で
あっても、低抵抗なコンタクトの形成が可能となり、今
後の半導体デバイスの高集積化に大いに寄与することが
できる。
いることで、0.15μm程度に微細なコンタクト径で
あっても、低抵抗なコンタクトの形成が可能となり、今
後の半導体デバイスの高集積化に大いに寄与することが
できる。
【0056】尚、上記の本発明の他の実施例ではリンド
ープ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるため
の不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であって
も上記と同様の効果が得られる。
ープ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるため
の不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であって
も上記と同様の効果が得られる。
【0057】不純物がPの場合にはPH3 の代りに第三
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
【0058】また、本発明の他の実施例では多結晶シリ
コン薄膜の膜中のリン濃度を5×1020cm-3としてい
るが、3〜20×1020cm-3の範囲内においても上記
と同様の効果が得られる。
コン薄膜の膜中のリン濃度を5×1020cm-3としてい
るが、3〜20×1020cm-3の範囲内においても上記
と同様の効果が得られる。
【0059】さらに、本発明の他の実施例では成膜温度
を550℃とし、成膜速度を3.5,4.0,5.0n
m/分としているが、成膜速度が3nm/分以上であれ
ば、また成膜温度が530〜570℃の範囲内であれ
ば、上記と同様の効果が得られる。さらにまた、結晶化
時の熱処理温度は580〜950℃の温度範囲内のいず
れでもよく、熱処理時間を結晶化が十分に完了する時間
に変更することで、上記と同様の効果が得られる。
を550℃とし、成膜速度を3.5,4.0,5.0n
m/分としているが、成膜速度が3nm/分以上であれ
ば、また成膜温度が530〜570℃の範囲内であれ
ば、上記と同様の効果が得られる。さらにまた、結晶化
時の熱処理温度は580〜950℃の温度範囲内のいず
れでもよく、熱処理時間を結晶化が十分に完了する時間
に変更することで、上記と同様の効果が得られる。
【0060】図6(a)〜(c)は本発明の別の実施例
による半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図で
ある。これら図6(a)〜(c)を用いて本発明の別の
実施例による多結晶シリコン薄膜をメモリデバイスの容
量電極に適用した場合の多結晶シリコン薄膜の形成方法
について説明する。
による半導体チップの製造工程を示す各工程の断面図で
ある。これら図6(a)〜(c)を用いて本発明の別の
実施例による多結晶シリコン薄膜をメモリデバイスの容
量電極に適用した場合の多結晶シリコン薄膜の形成方法
について説明する。
【0061】まず、面方位(100)、抵抗率1×10
-2Ω・mのP型シリコン基板表面にAsをイオン注入し
てn+拡散層32を形成し、n+拡散層32の上に厚さ
1μmのシリコン酸化膜33を形成する。このシリコン
酸化膜33には幅1μmの溝が形成される。
-2Ω・mのP型シリコン基板表面にAsをイオン注入し
てn+拡散層32を形成し、n+拡散層32の上に厚さ
1μmのシリコン酸化膜33を形成する。このシリコン
酸化膜33には幅1μmの溝が形成される。
【0062】この状態で、通常の抵抗加熱式LPCVD
装置を用い、厚さ30nmのリンドープトアモルファス
シリコン薄膜をシリコン酸化膜33上に成膜する。この
ときの成膜条件は、100%−SiH4 ガス及び4%−
PH3 /Heガスを使用し、反応管内温度550℃、膜
中のリン濃度を3×1020cm-3とし、成膜速度を3.
5nm/分に設定する。
装置を用い、厚さ30nmのリンドープトアモルファス
シリコン薄膜をシリコン酸化膜33上に成膜する。この
ときの成膜条件は、100%−SiH4 ガス及び4%−
PH3 /Heガスを使用し、反応管内温度550℃、膜
中のリン濃度を3×1020cm-3とし、成膜速度を3.
5nm/分に設定する。
【0063】続いて、リンドープトアモルファスシリコ
ン薄膜を窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処理を
施してリンドープトアモルファスシリコン薄膜を結晶化
させ、多結晶シリコン薄膜36を形成する[図6(a)
参照]。
ン薄膜を窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処理を
施してリンドープトアモルファスシリコン薄膜を結晶化
させ、多結晶シリコン薄膜36を形成する[図6(a)
参照]。
【0064】次に、多結晶シリコン薄膜36をパターニ
ングして下部電極36Aを形成した後に、容量絶縁膜3
7を5nmの厚さに形成する[図6(b)参照]。さら
に、上部電極38として下部電極36Aと同じ成膜条件
でリンドープトアモルファスシリコン薄膜を150nm
成膜し、そのリンドープトアモルファスシリコン薄膜を
窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処理を施して結
晶化させ、多結晶シリコン薄膜を形成する[図6(c)
参照]。
ングして下部電極36Aを形成した後に、容量絶縁膜3
7を5nmの厚さに形成する[図6(b)参照]。さら
に、上部電極38として下部電極36Aと同じ成膜条件
でリンドープトアモルファスシリコン薄膜を150nm
成膜し、そのリンドープトアモルファスシリコン薄膜を
窒素雰囲気中で850℃、30分間の熱処理を施して結
晶化させ、多結晶シリコン薄膜を形成する[図6(c)
参照]。
【0065】上記のメモリデバイスの容量電極の作製プ
ロセスにおいて、成膜速度を2.0nm/分、リン濃度
を3×1020cm-3とし、窒素雰囲気中で850℃、3
0分間の熱処理を施したものを従来例の下部電極及び上
部電極として用いている。
ロセスにおいて、成膜速度を2.0nm/分、リン濃度
を3×1020cm-3とし、窒素雰囲気中で850℃、3
0分間の熱処理を施したものを従来例の下部電極及び上
部電極として用いている。
【0066】上記のようにした作製された容量について
その特性を測定したものを図7に示す。図7は高周波C
−V特性によって、下部電極に+3V印加した時の容量
値Cとゼロバイアス付近での容量値C0 との比(C/C
0 )を示している。
その特性を測定したものを図7に示す。図7は高周波C
−V特性によって、下部電極に+3V印加した時の容量
値Cとゼロバイアス付近での容量値C0 との比(C/C
0 )を示している。
【0067】すなわち、本発明の別の実施例の比(C/
C0 )が0.98、上記の従来例の比(C/C0 )が
0.91となるので、本発明の別の実施例を用いること
で、電極内のキャリアの空乏化がほとんど見られず、広
いバイアス領域で安定な容量が得られ、従来よりも良好
な電極が形成される。
C0 )が0.98、上記の従来例の比(C/C0 )が
0.91となるので、本発明の別の実施例を用いること
で、電極内のキャリアの空乏化がほとんど見られず、広
いバイアス領域で安定な容量が得られ、従来よりも良好
な電極が形成される。
【0068】本発明の別の実施例では単純な容量構造で
示しているが、図8(a)に示した多重シリンダ型や図
8(b)に示した多層フィン型等のように、容量構造が
複雑なものもある。これらにおいてはシリコン基板4
1,51上の層間膜42,52に複雑な形状をした下部
電極46,56が形成されている。
示しているが、図8(a)に示した多重シリンダ型や図
8(b)に示した多層フィン型等のように、容量構造が
複雑なものもある。これらにおいてはシリコン基板4
1,51上の層間膜42,52に複雑な形状をした下部
電極46,56が形成されている。
【0069】この下部電極46,56の表面に容量絶縁
膜47,57が形成され、さらにその上に上部電極4
8,58が形成される。上記のように形状が複雑であっ
ても、本発明の別の実施例を適用することで、その容量
電極の薄膜化に十分対応することができ、良好な容量特
性を得ることができる。
膜47,57が形成され、さらにその上に上部電極4
8,58が形成される。上記のように形状が複雑であっ
ても、本発明の別の実施例を適用することで、その容量
電極の薄膜化に十分対応することができ、良好な容量特
性を得ることができる。
【0070】尚、上記の本発明の別の実施例ではリンド
ープ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるため
の不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であって
も上記と同様の効果が得られる。
ープ膜についてのみ説明したが、導電性を持たせるため
の不純物が砒素(As)あるいはホウ素(B)であって
も上記と同様の効果が得られる。
【0071】不純物がPの場合にはPH3 の代りに第三
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
ブチルフォスフィン(TBP)を、不純物がAsの場合
にはアルシン(AsH3 )と三塩化砒素(AsCl3 )
と第三ブチルアルシン(TBA)とのうちいずれかを、
不純物がBの場合にはジボラン(B2 H6 )を夫々用い
ることができる。
【0072】また、本発明の別の実施例では多結晶シリ
コン薄膜の膜中のリン濃度を3×1020cm-3としてい
るが、3〜20×1020cm-3の範囲内においても上記
と同様の効果が得られる。
コン薄膜の膜中のリン濃度を3×1020cm-3としてい
るが、3〜20×1020cm-3の範囲内においても上記
と同様の効果が得られる。
【0073】さらに、本発明の別の実施例では成膜温度
を550℃とし、成膜速度を3.5nm/分としている
が、成膜速度が3nm/分以上であれば、また成膜温度
が530〜570℃の範囲内であれば、上記と同様の効
果が得られる。さらにまた、結晶化時の熱処理温度は5
80〜950℃の温度範囲内のいずれでもよく、熱処理
時間を結晶化が十分に完了する時間に変更することで、
上記と同様の効果が得られる。
を550℃とし、成膜速度を3.5nm/分としている
が、成膜速度が3nm/分以上であれば、また成膜温度
が530〜570℃の範囲内であれば、上記と同様の効
果が得られる。さらにまた、結晶化時の熱処理温度は5
80〜950℃の温度範囲内のいずれでもよく、熱処理
時間を結晶化が十分に完了する時間に変更することで、
上記と同様の効果が得られる。
【0074】このように、CVD法によって不純物を導
入しながらアモルファスシリコン薄膜を成膜した後に熱
処理で多結晶させて半導体薄膜を形成する過程におい
て、SiH4 ガスを用いて3nm/分以上の成膜速度で
アモルファスシリコン薄膜13を成膜し、アモルファス
シリコン薄膜13を熱処理で結晶化させることによっ
て、Si2 H6 ガス成膜と同程度に低抵抗な多結晶シリ
コン薄膜14,26,36を形成することができる。
入しながらアモルファスシリコン薄膜を成膜した後に熱
処理で多結晶させて半導体薄膜を形成する過程におい
て、SiH4 ガスを用いて3nm/分以上の成膜速度で
アモルファスシリコン薄膜13を成膜し、アモルファス
シリコン薄膜13を熱処理で結晶化させることによっ
て、Si2 H6 ガス成膜と同程度に低抵抗な多結晶シリ
コン薄膜14,26,36を形成することができる。
【0075】その上、Si2 H6 ガス成膜に比べて膜厚
の均一性やステップカヴァレッジが良好なため、微細な
構造をした高集積デバイスの電極材料として有効であ
る。この場合、その電極材料の抵抗を低くすることがで
きるので、高集積デバイスの動作速度を改善することに
多大な効果を有する。
の均一性やステップカヴァレッジが良好なため、微細な
構造をした高集積デバイスの電極材料として有効であ
る。この場合、その電極材料の抵抗を低くすることがで
きるので、高集積デバイスの動作速度を改善することに
多大な効果を有する。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、導
電性を持たせる目的の不純物を含む半導体薄膜を形成す
る半導体薄膜形成方法において、シランを成膜原料ガス
として用いかつ不純物を導入しながら3nm/分以上の
成膜速度で化学気相成長法によりアモルファスシリコン
薄膜を成膜し、そのアモルファスシリコン薄膜を熱処理
で結晶化することによって、シランガス成膜で十分に抵
抗率の低い多結晶シリコン薄膜を得ることができるとい
う効果がある。
電性を持たせる目的の不純物を含む半導体薄膜を形成す
る半導体薄膜形成方法において、シランを成膜原料ガス
として用いかつ不純物を導入しながら3nm/分以上の
成膜速度で化学気相成長法によりアモルファスシリコン
薄膜を成膜し、そのアモルファスシリコン薄膜を熱処理
で結晶化することによって、シランガス成膜で十分に抵
抗率の低い多結晶シリコン薄膜を得ることができるとい
う効果がある。
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例による半導
体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
【図2】本発明の一実施例による多結晶シリコン薄膜の
膜中のリン濃度と抵抗率との関係を示す図である。
膜中のリン濃度と抵抗率との関係を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による多結晶シリコン薄膜形
成時の成膜速度と抵抗率との関係を示す図である。
成時の成膜速度と抵抗率との関係を示す図である。
【図4】本発明の一実施例による多結晶シリコン薄膜形
成時の成膜速度とグレインサイズとの関係を示す図であ
る。
成時の成膜速度とグレインサイズとの関係を示す図であ
る。
【図5】(a)〜(d)は本発明の他の実施例による半
導体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
導体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の別の実施例による半
導体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
導体チップの製造工程を示す各工程の断面図である。
【図7】本発明の別の実施例によって形成されたメモリ
デバイスの容量電極の下部電極に+3V印加した時の容
量値Cとゼロバイアス付近での容量値C0 との比を示す
図である。
デバイスの容量電極の下部電極に+3V印加した時の容
量値Cとゼロバイアス付近での容量値C0 との比を示す
図である。
【図8】(a)は多重シリンダ型の容量構造を示す図、
(b)は多層フィン型の容量構造を示す図である。
(b)は多層フィン型の容量構造を示す図である。
11,21,41,51 シリコン基板 12,23,33 シリコン酸化膜 13,25 リンドープトアモルファスシリコン薄膜 14,26,36 多結晶シリコン薄膜 22,32 n+拡散層 24 コンタクトホール 27 分離溝 36A,46,56 下部電極 37,47,57 容量絶縁膜 38,48,58 上部電極
Claims (8)
- 【請求項1】 導電性を持たせる目的の不純物を含む半
導体薄膜を形成する半導体薄膜形成方法であって、シラ
ンを成膜原料ガスとして用いかつ前記不純物を導入しな
がら3nm/分以上の成膜速度で化学気相成長法により
アモルファスシリコン薄膜を堆積する工程と、堆積した
前記アモルファスシリコン薄膜を熱処理で結晶化する工
程とを含むことを特徴とする半導体薄膜形成方法。 - 【請求項2】 前記アモルファスシリコン薄膜を堆積す
る工程において、成膜圧力を100〜500Paの範囲
として成膜速度を3nm/分以上とするようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の半導体薄膜形成方法。 - 【請求項3】 前記アモルファスシリコン薄膜を堆積す
る工程において、成膜温度が530〜570℃の範囲で
成膜を行うようにしたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載の半導体薄膜形成方法。 - 【請求項4】 前記アモルファスシリコン薄膜を堆積す
る工程において、前記アモルファスシリコン薄膜中の前
記不純物の濃度を3〜20×1020cm-3としたことを
特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の半導
体薄膜形成方法。 - 【請求項5】 前記不純物を導入する気体として、フォ
スフィン及び第三ブチルフォスフィンのうちいずれかを
前記アモルファスシリコン薄膜の成膜時に用いるように
したことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
記載の半導体薄膜形成方法。 - 【請求項6】 前記不純物を導入する気体として、アル
シンと三塩化砒素と第三ブチルアルシンとのうちいずれ
かを前記アモルファスシリコン薄膜の成膜時に用いるよ
うにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のいず
れか記載の半導体薄膜形成方法。 - 【請求項7】 前記不純物を導入する気体として、ジボ
ランを前記アモルファスシリコン薄膜の成膜時に用いる
ようにしたことを特徴とする請求項1から請求項4のい
ずれか記載の半導体薄膜形成方法。 - 【請求項8】 前記アモルファスシリコン薄膜を結晶化
する工程において、前記熱処理の温度が580〜950
℃の範囲で結晶化を行うようにしたことを特徴とする請
求項1から請求項7のいずれか記載の半導体薄膜形成方
法。
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|---|---|---|---|
| JP7014839A JP2689935B2 (ja) | 1995-02-01 | 1995-02-01 | 半導体薄膜形成方法 |
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| KR100525436B1 (ko) * | 2001-05-25 | 2005-11-02 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 다결정화 방법과 이를 이용한 액정표시장치 제조방법 |
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-
1996
- 1996-01-29 US US08/592,991 patent/US5714415A/en not_active Expired - Fee Related
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