JP2691994C - - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、装飾用又は表示用等に供される接着シート、詳しくは、接着シート
の基材層をカッティングマシンにより切り文字、切り絵等のカッティングパター
ンを作成し、また、作成した該パターンを貼着する際等の作業性に優れたカッテ
ィングマシン用感圧接着シートに関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 従来、接着シートとしては剥離性支持体に接着剤層を介して基材層を積層した
ものが知られており、該接着シートはその基材層を所定のパターンにカッティン
グし、該パターンの基材層を被着体表面に、例えば壁面等に貼付けて装飾用又は
表示等に供するものである。 上記接着シートとしては、塩化ビニル系フィルム、アクリル系フィルム、又は
フッ素系樹脂フィルム等の着色フィルムからなる基材層が、該基材層に接着剤層
を介して離形紙等の剥離性支持体に積層されたものが汎用されている。 上記のように切り文字、切り絵等のカッティングパターンを作成するに際して
は、近年コンピュータ制御されたカッティングマシンによる作成が普及し、主流 となっている。 上記の如くコンピュータ制御されたカッティングマシンによりカッティングパ
ターンを作成する場合、カッターの動きが速いためにカッティングされた基材層
が剥離支持体の剥離層からまくれ上がり、それが原因で正確なパターンのカッテ
ィングができないことがある。そこで、基材層は接着剤層と上記剥離層との接着
力を高めて上述のような基材層がまくれ上がりを防止することが考えられる。 しかしながら、上記両者間の接着力を高めると、カッティング後の不要部分の
除去作業(所謂カス取りであり、通常手作業である)が困難になり、作業能率が
低下するという問題が生じる。 また、カッティング後の必要部分(所定カッティングパターンの基材層)のみ
を他の粘着フィルム(一般にアプリケーションシート(又はテープ)と呼ばれて
いる)に転着して仮止めし、その後上記剥離層から引き剥がし、次いで上記所定
パターンの基材層を接着剤層により被着体表面に貼着させる方法を採用する場合
も、上記所定カッティングパターンの基材層を剥離支持体から剥がし難いために
同様に作業能率が低下するという問題が生じる。 従って、本発明の目的は、カッティング動作の速いカッティングマシンを用い
ても基材層の一部がまくれ上がったりしないために、該基材層を正確なパターン
でカッティングすることができ、しかも、カッティング後の基材層を剥離性支持
体から容易且つ正確に剥がすことができる作業性に優れたカッティングマシン用
感圧接着シートを提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は、種々検討した結果、基材層の有する感圧接着剤層と剥離性支持
体の有する剥離層との剥離抵抗、それも二つの特定条件下における動的剥離抵抗
が特定範囲内の値になるようにすることにより、上記目的が達成されることを知
見した。 本発明は上記知見によりなされたもので、剥離層を有する剥離性支持体の該剥
離層上に、感圧接着剤層を有する基材層が該感圧接着剤層を介して積層されてな
るカッティングパターンをコンピュータ制御するカッティングマシン用感圧接着
シートであって、上記基材層の感圧接着剤層と上記剥離性支持体の剥離層との動 的剥離抵抗が、引張速度0.3m/ 分の時に8 〜40g/インチで且つ引張速度9m/ 分の
時に25〜100g/ インチであり、さらに引張速度9m/ 分の時の動的剥離抵抗と引張
速度0.3m/ 分の時の動的剥離抵抗との差が11g/インチ超であることを特徴とする
カッティングパターンをコンピュータ制御するカッティングマシン用感圧接着用
シートを提供するものである。 以下、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートについて詳述する。 本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、剥離層を有する剥離性支持
体の該剥離層上に、感圧接着剤層を有する基材層が該感圧接着剤層を介して積層
された構造を有している。 そして、上記カッティングマシン用感圧接着シートは、上記基材層の感圧接着
剤層と上記剥離性支持体の剥離層との動的剥離抵抗が、引張速度0.3m/ 分の時に
8〜40g/インチで且つ引張速度9m/ 分の時に25〜100g/ インチであり、さらに引
張速度9m/ 分の時の動的剥離抵抗と引張速度0.3m/ 分の時の動的剥離抵抗との差
が11g/インチ超であるように構成したことを特徴とするものである。 その結果、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、高速度でカッテ
ィング動作が可能なコンピュータ制御されたカッティングマシンを用いて、上記
基材層を所定のパターンにカッティングする場合であっても、コーナーや微小部
分がまくれ上がったりしないため、細かいカッティングパターンをも正確にカッ
ティングすることができるものである。そして、更に、カッティング後の所望の
基材層部分を剥離性支持体から容易かつ正確に剥がすことができるため、基材層
の不要部分を除去するカス取り作業や、不要部分を除去した後に行う必要部分の
アプリケーションシートへの点着作業を能率よく行うことができるものである。 尚、上述の動的剥離抵抗の測定は、具体的には、カッティングマシン用感圧接
着シートを25.4mm×150mm の大きさに切断して試験片を作成し、該試験片の剥離
性支持体を両面テープを用い、平滑なパネル上に固定し、その剥離層から剥がし
た末端の基材層及び付随の感圧接着剤層を上記剥離性支持体に対して180 °の方
向に上記所定の速度で移動・剥離させ、その際の引張力を測定して行った。 次に、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートについて更に詳述する。 本発明における基材層は、好ましくは樹脂フィルム、和紙、洋紙、天然紙、合 成紙などの紙、合成布や麻、絹などの天然布などの付、アルミニウムシート、銅
シート、合成金属シートなどの金属シート等が挙げられ、特に好ましくは樹脂フ
ィルムである。 好ましい態様である樹脂フィルムを形成する合成樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリスチレン系、低密度ポリエチレン系、ポリプロピレン系、メタル(メ
タ)アクリル樹脂系、ポリカーボネート系、綿状ポリエステル系等の透明性良好
な合成樹脂が好適である。なかでも塩化ビニル系樹脂、メタル(メタ)アクリル
系樹脂が好ましく、更にこのなかでもポリ塩化ビニル系樹脂が最も好ましい。 上記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルホモポリマーのほかに、約30重量
%以下の共重合成分を含有する塩化ビニル共重合体および塩化ビニルホモポリマ
ーと塩化ビニル共重合体とのブレンド物等が利用できる。このような共重合成分
の例としては、エチレン、プロピレン、ブテン、アクリル酸エステル、塩化ビニ
リデン、ビニルエステル、ビニルエーテル、酢酸ビニルなどの単量体等を例示す
ることができる。 さらにこれら塩化ビニル系樹脂に、塩化ビニル系樹脂以外のポリマーを約30重
量%以下の割合でブレンドした塩化ビニル系樹脂ブレンドも利用できる。 また、特開昭60−4543号公報に開示されている半硬質塩化ビニル樹脂成形用組
成物を使用できる。即ち、塩化ビニル樹脂ペースト組成物は、下記(A)及び/
又は(B)及び/又は(C)からなる塩化ビニルペーストレンジ組成物である。 (A)0〜約20重量%、好ましくは0〜約10重量%、更に好ましくは0〜約6
重量%の共重合成分を含有する塩化ビニルペースト用レンジ100 重量部に対して
、(B)数平均分子量(Mn)が約1500以上、好ましくは約1500〜6000、より好ま
しくは約1500〜4000、更に好ましくは約2000〜4000の液状ポリエステル系可塑剤
を約10〜約80重量部、好ましくは約20〜60重量部、より好ましくは約25〜50重量
部及び他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を0〜約10重量部、好ましくは0〜約5重量
部、及び (C)数平均分子量(Mn)が約1500〜約50000 、好ましくは約2000〜40000 、
より好ましくは約2500〜30000 で且つ23℃で固体の低分子量アクリルもしくはメ
タアクリル樹脂を上記(B)可塑剤合計に基づいて約0.2 〜約200 重量%、好ま しくは約10〜150 重量%、より好ましくは約20〜約100 重量%の量で含有して成
る組成物も好ましい。 基材層を樹脂で形成する場合は、該基材層に安定剤、抗酸化剤、滑剤、可塑剤
、紫外線吸収剤、等の添加剤を含有させることができる。これら添加剤の使用量
は適宜に選択できるが、樹脂成分100 重量部に基づいて、約0.5 〜約10重量部の
安定剤、約0.01〜約2重量部の抗酸化剤、約0.2 〜約10重量部の滑剤、約1〜約
60重量部の可塑剤、約0.05〜5重量部の紫外線吸収剤の如き使用量を例示するこ
とができる。 これら添加剤の具体例としては、例えば、カルシウム亜鉛系安定剤(勝田化工
(株)製、CZ−19J )、錫系安定剤(勝田化工(株)製、TM181FSJ)、バリウム
亜鉛系安定剤(勝田化工(株)製、BZ100J)、ステアリン酸鉛安定剤(耕正(株
)製、Pb−St)の如き安定剤;例えば、モノフェノール系酸化防止剤(吉富製薬
(株)製、ヨシノックスBHT )、アミン系酸化防止剤(吉富製薬(株)正、ヨシ
ノックスEQ)、ポリフェノール系抗酸化剤(チバガイギ製、イルガノックス1010
)の如き抗酸化剤;例えば、炭化水素系滑剤(アライドケミカル製、Ac−6A)、
脂肪酸系滑剤(川研ファインケミカル製、F−3)、脂肪酸エステル系滑剤(ヘ
キストジャパン製、ヘキストwaxop )、脂肪アルコール系滑剤(花王石鹸製、ア
ルコール86)の如き滑剤;例えばフタル酸系可塑剤(三建化工(株)製、DOP )
、エポキシ系可塑剤(アデカアーガス(株)製、アデカサイダーO−130p)、ア
ジピン酸エステル系可塑剤(積水化学工業(株)製、DOA )、ポリエステル系可
塑剤(ロームアンドハース社製、パラフレックスG25 )の如き可塑剤;例えば、
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバガイギ製、チヌビンP、チヌビン326
、327 )、ヒドロコシベンゾフェノン系紫外線吸収剤(アメリカンサイアナミッ
ド製、サイアソーブUV−9)の如き紫外線吸収剤などを例示することができる。 前記合成樹脂からなる基材層しては、好ましくは流延法フィルムが利用され、
該樹脂成分を含有する溶液を、それ自体公知の手法、例えば、キャスト法、コー
ター法の如き流延法フィルム形成手段で成形することができ、好ましくは、未延
伸フィルムの形態で利用される。その際に利用する溶媒の例としては、テトラハ
イドロフラン、メチルエチルケトン、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、ア ルコール等を例示することができる。こうして得られた基材層の降伏応力は好ま
しくは1〜5kg/mm2、特に好ましくは1.2 〜4.5kg/mm2、更に好ましくは1.5 〜4k
g/mm2である。 本発明における感圧接着剤層は、室温において粘着性を示す一般に粘着剤と称
されるタイプの感圧接着剤を形成することができる。このような感圧接着剤の例
としては、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ウレタン系
接着剤、シリコン系接着剤、その他の接着剤類及びそれらの適当な混合系接着剤
が挙げられる。 上記ゴム系接着剤としては、例えば、天然ゴム、イソブチレンゴム、スチレン
ブタジエンゴム、スチレンブタンジエンブロック共重合体、スチレンイソプレン
ブロック共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、シリコーンゴム、ポリビニ
ルイソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどからなるもの及び
それらの混合物もしくはそれらの少なくとも一種を主成分としてなるものが例示
できる。また分子間に若干の架橋構造を有するものも好ましく利用できる。 アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤としては、例えば不飽和カルボン酸エ
ステル系共重合体を主成分とする溶剤タイプの接着剤により形成された接着剤層
で、特に不飽和カルボン酸エステルモンマー99.9〜85重量部と架橋性官能基を有
するビニルモノマー0.1 〜15重量部とから誘導されたガラス転移温度(Tg)が−
20℃以下の共重合体100 重量部、溶剤70〜400 重量部及び上記架橋性官能基と架
橋し得る架橋剤0.01〜20重量部からなる溶剤タイプ接着剤より形成された接着剤
層が好ましい。 上記接着剤を構成する上記共重合体を得るための不飽和カルボン酸エステルモ
ノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ヘプチル及び(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ
)アクリル酸エステルのモノマー、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステルのモノマー等が挙げられる。 また、上記共重合体を得るための架橋性官能基を有するビニルモノマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸等のカルボキシル基を有するビニ ルモノマー、及び(メタ)アクリル酸のヒドロキシメチルエステル、ヒドロキシ
エチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル、ヒドロキシブチルエステル、ヒ
ドロキシペンチルエステル及びヒドロキシヘキシルエステル等の水酸基を有する
ビニルモノモー等が挙げられ、更にエポキシ基及びアミノ基を有するビニルモノ
マーも挙げられる。 また、溶剤としては、酢酸エチル、トルエン、アセトン、イソプロピルアルー
ル等が好ましい。 また、架橋剤としては、有機多価イソシアネート化合物を挙げることができ、
その具体例としては、P−フェニルレンジイソシアネート、4,4 ′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4 −トルイレンジイソシアネート、2,6 −トルイレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリイソシアネート、ナフ
タリン1,5 −ジイソシアネート等の所謂芳香族多価イソシアネート、ペンタメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘプタメチレンジイ
ソシアネート、4,4 ′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等がある。 尚、前記共重合体のガラス転位温度Tgは、下記の測定方法により決定された値
である。 セルに樹脂溶液試料約10mgを秤取し、100 ℃で2時間乾燥したものを測定試料
とする。島津製作所製DT−30型示差走査熱量計(Differenntial Scannning Calo
rimeter )を用い、−80℃から昇温温度20℃/minで測定決定する。キャリアー・
ガスとしては窒素ガスを20cc/minの流量で使用して測定を行う。 また、上記ウレタン系接着剤の例としては、トリフェニルメタン−p,p ′,p′
′−トリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
−4,4 ′−ジイソシアネート、トルエンジイソシアネートなどのイソシアネート
と活性水素原子を持つ化合物、例えば、活性水素原子を持つポリエステル、ポリ
エーテルグリコール、ポリアクリレート、ポリアミドなどとの反応により生成さ
れる高分子化合物からなるもの、及びそれらの混合物もしくはそれらの少なくと
も一種を主成分としてなるものが例示できる。 更に、シリコン系接着剤としては、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリ
シロキサン、オルガノポリシロキサンを主成分とする直鎖もしくはクラフト化さ れた化合物等を例示することができる。 本発明における剥離性支持体は、支持力を有し、且つ基材層の有する感圧接着
剤層を剥離することが可能な剥離層を表面に有しているものであれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、不織布、合成繊維、ネット、紙、プラスチックフィ
ルム、又はポリエチレンフィルム等のポリオレフィンフィルムと紙との積層物等
の各種シート状体に、剥離層を形成するための材料をコートしたものを好ましく
挙げることができる。そして、上記剥離層を形成する材料としては、例えば、シ
リコン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、塩化ビニール、塩
化ビニリデン、テトラフルオロエチレン重合体、弗化ビニール、弗化ビニリデン
、アミノアルデヒド、セラック、ワックスパラフィン類、塩化クロムステアレー
ト、アルキル酸フォスフェート、二酸化チタンとニトロセルロース、フルオロカ
ーボン、パーフルオロカーボンオキシリックアシッド、ポリプタジエンとアクリ
ルニトリル共重合体、アルギン酸ソーダと含水珪酸ソーダとクレーブレンド、ポ
リビニールブチラールと硬化ヒマシ油とステアリン酸ブレンド、ビニールピロリ
ドンとビニールステアレート共重合体、ポリビニールアルコールとビニールステ
アレート共重合体、ビニールステアリン酸塩と無水マレイン酸と酢酸ビニール共
重合物、高級アルキルアミン類、ポリビニールオクタデシルウレタン、アクリル
酸とアクリル酸オクタデシル共重合物、ポリビニールアルコールとNオクタデシ
ルカルバメート共重合物、ポリビニールアルコールとNジヒドロパーフルオロア
ルキルイソシアネート共重合物、カルバミン酸とポリビニールアルコールを挙げ
ることができる。そして、剥離層を有する剥離性支持体の特に好ましい例として
は、シリコーン樹脂コートした剥離紙やポリエステルフィルム、ポリプロピレン
ターポリマーコート紙などを挙げることができる。 尚、本カッティングマシン用感圧接着シートは、限定されるものでないが、例
えば、次のようにして製造することができる。 まず、剥離層を有する剥離性支持体上の剥離層の上の感圧接着剤層を乾燥させ
て厚みが35μ程度となるよう形成する。その後、基材を感圧接着剤層上に圧着ラ
ミネートすることにより、感圧接着シートを製造する。 〔実施例〕 次に、本発明の効果を明らかにするために行った実施例を比較例とともに説明
する。始めに、実施例等において行った各種評価試験及び評価方法等について説
明する。 (1)動的剥離抵抗 接着シートを25.4mm×150mm の大きさに切断して試験片を作成し、該試験片の
剥離性支持体を両面テープを用いパネル上に固定し、その剥離層から剥がした末
端の基材層及び接着剤層を上記剥離性支持体に対して180 °の方向に0.3m/ 分
、9m/ 分の2種類の速度で移動・剥離させ、その際の引張力を測定した。 尚、測定には次の装置を用いた。 0.3m/分の測定・・ストログラフM−50型((株)東洋精機製作所) 9m/分の測定・・・高速剥離試験機((株)東洋精機製作所) (2)カッティング性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて、15mm角
の角ゴシック体「ABCDEF」の文字をカッティングし、そのカッティング後の外観
を観察した。フィルム(基材層)の浮き、めくれ、文字毎のカッティングの始点
と終点の位置ズレの程度により評価した。評価は下記内容の5段階で行った。 5; フィルムの浮き、めくれがなく、カッティングの始点と終点が一致してい
る。 4; 鋭角カット部、半径の小さい円等で多少フィルムの浮き、めくれかあるが
、カッティングの始点と終点が一致している。 3; 全体に浮き、めくれがあるが、カッティングの始点と終点が一致している
。 2; 全体に浮き、めくれがあり、カッティングの始点と終点がわずかにずれて
いる。 1; 浮き、めくれがひどく、カッティングの始点と終点が明らかにずれている
。 (3)カス取り性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて、角ゴシ
ック体「日本カーバイド工業」の文字をカッティングし、次いでカス取り(不要 部除去作業)を行った。約5m/ 分のスピードで不要部の一端を一気にちぎれない
ように引張り、その際の文字パターンの残り方の程度より下記内容の5段階の評
価を行った。 5; 一文字の大きさが15mm角の場合でも全ての文字パターンが残る。 4; 一文字の大きさが30mm角の場合ならば全ての文字パターンが残る。 3; 一文字の大きさが30mm角の場合、濁点パターンは残らないが、他の文字パ
ターンは残る。 2; 一文字の大きさが30mm角の場合、文字パターンは約50%が残る。 1; 一文字の大きさが30mm角の場合でも、文字パターンがほとんど残らない。 (4)転着性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて15mm角の
角ゴシック体「ABCDEF」の文字をカッティングし、カス取りを行い、残っている
文字パターンのアプリケーションテープ(シート)への転着を行い、その性能を
評価した。アプリケーションテープはサンエー化学(株)製のY−37PH(商品名
)を用い、該アプリケーションテープをカットした文字パターン上に貼りつけ、
スキージで十分に圧着した後、10分後に該アプリケーションテープを剥離性支持
体から引き剥がすことにより、下記内容の5段階で評価した。 5; 剥離性支持体を固定してアプリケーションテープを剥がす時、該支持体に
対して180 °方向に引張る場合でもアプリケーションテープに6文字とも転着す
る。 4; 剥離性支持体を固定してアプリケーションテープを剥がす時、該支持体に
対して90°方向に引張る場合であれば、アプリケーションテープに6文字とも転
着する。 3; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、アブリケーションテープに6文字とも転着する。 2; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、6文字中1〜5文字転着する。 1; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、全く転着しない。 尚、何回か上記評価を繰り返し行い、3回同等な評価が連続した場合、その状
況をもって実際の評価とした。 (5)総合カッティング適性評価 前記(2)〜(4)に説明した、カッティング性、カス取り性及び転着性の評
価より、コンピュータ制御によるカッティングマシン用の適性を総合的に評価し
、下記内容の3段階による総合評価を行った。 ○;すべての評価(カッティング、カス取り性、転着性)が4以上である。カ
ッティングマシン用として適する。 △;すべての評価で3以上である。カッティングマシン用として使用できるが
適性は十分でない。 ×;カッティング性カス取り性、転着性のうちに2以下の評価がある。カッテ
ィングマシン用として適さず、使用も困難な時がある。 (6)接着力 接着シートを25.4mm×150mm に切断し、剥離性支持体から基材層を剥がしたあ
と、該基材層をスキージを用いてアルキッドメラミン塗装板(日本テストパネル
工業(株)製)上に圧着した。これを72時間室温にて放置した後、ストログラフ
M−50((株)東洋精機製作所製)を用い、上記塗装板に対して180 °方向に上
記基材層を引き剥がし接着力を測定した。ただし引張速度は0.3m/ 分で行った。 (7)温水浸漬後の接着力 接着シートを25.4mm×150mm に切断し、剥離性支持体から基材層を剥がしたあ
と、該基材層をスキージを用いて3mm 厚の並板ガラス上に圧着した。これを72時
間室温にて放置した後、40℃の水に162 時間浸漬し、取り出した後23℃で風乾さ
せながら、1分経た後ストログラフM−50を用い上記塗装板に対して180 °方向
に上記基材層を引き剥がし接着力を測定した。ただし引張速度は0.3m/ 分で行っ
た。 (8)耐ガソリン性 接着シートを60×60mmに切断し、剥離支持体から基材層をを剥がしたあと、ス
キージを用いてアルキッドメラミン塗装板(日本テストパネル工業(株)製)上
に圧着した。これを72時間室温にて放置した後、無鉛ガソリンに30分間浸漬し、 取り出し乾燥後、基材層の表面状態を評価いた。評価は下記内容の○、△、×の
3段階評価で行った。 ○;ほとんど表面状態に変化なし。 △;0.5mm径以下のフクレが30個程認めらるれか、又は試験片の端が1〜2mm
めくれ上がる。 ×;上記△の場合よりフクレが大きいか或いは多いか、又は試験片の端が大き
くめくれ上がる。 (9)耐候性 接着シートを35×60mmに切断し、その基材層をスキージを用いてアルキッドメ
ラミン塗布板(日本テストパネル工業(株)製)上に圧着した。次にこれを日本
カーバイド工業(株)早月工場(所在地;富山県滑川市大島)内にて南向きの45
°の傾斜で屋外暴露を2年間行い、その外観を評価した。評価は下記内容の○、
△、×の3段階評価で行った。 ○;著しい変退色なく、シートの剥かれも認められない。 △;若干変色が認められるが、シートの剥がれは認められない。 ×;著しい変退色、もしくはシートの剥がれが認められる。 (実施例1) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Aを用い、該支持体上に、アクリル系粘
着剤(商品名:PE −121 ・日本カーバイド工業(株)製)100 重量部と架橋剤(
商品名:コロネートL・日本ポリウレタン工業(株)製)1重量部の混合溶液を
塗布し、乾燥させて厚さ約35μの感圧接着剤層を形成する。次いで、この感熱接
着剤層の上に基材層(商品名:ハイエスペイント5010M ・日本カーバイド工業(
株)製)を貼り合わせ接着シートを作成し、その後1ケ月間常温にて保存した。 然る後、上記接着シートを25.4×150mm に切断し、前記(1)で説明した方法
に従って、該試験片について動的剥離抵抗を測定するとともに、前記の各種評価
を行い、それらの結果を下記表1に示した。以下実施例2〜比較例5の結果も下
記表1に示した。 (実施例2) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Bを用い、感圧接着剤層を形成するため に、アクリル系粘着剤(商品名:PE −121.日本カーバイド工業(株)製)のかわ
りに、アクリル系粘着剤(商品名:KP −982 ・日本カーバイド工業(株)製)を
用いた以外は前記実施例1の場合と略同一である。 (実施例3) 感圧接着剤層を形成するために、前述のアクリル系粘着剤(商品名:PE −121
・日本カーバイド工業(株)製)100 重量部とシリコン系粘着剤(商品名:PSA−
6540・東芝シリコーン(株)製)2重量部とを混合したものを用いた以外は前記
実施例2の場合と略同一である。 (比較例1) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Eを用いた以外は前記実施例1の場合と
略同一である。 (比較例2) 感圧接着剤層を形成するため、アクリル系粘着剤:PE121(日本カーバイド工業(
株)製)と混合する前述のシリコン系粘着剤(商品名:PSA−6540・東芝シリコー
ン(株)製)を4重量部用いた以外は.前記実施例3の場合と略同一である。 (比較例3) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Dを用いた以外は前記実施例1と略同一
である。 (比較例4) 剥離製支持体としてシリコン系剥離PET ・F(表1ではPFと表示した)を用い
た以外は前記実施例1と略同一である。 (比較例5) 剥離製支持体としてシリコン系剥離紙Bを用い、基材層として塩化ビニル系樹
脂フィルム(商品名:FC −1164・理研ビニル(株)製)を用いた以外は前記実施
例1の場合と略同一である。尚、以上説明した実施例及び比較例で用いた剥離性
支持体の特徴は、次の通りである。シリコン系剥離紙A〜Dは何れも上質紙にポ
リエチレン層を積層し、更にその上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたも
のであり、それぞれの違いの特徴は次の点にある。 支持体上に、アクリル系粘着剤(商品名:PE −121 ・日本カーバイド工業(株 )製)100 重量部と架橋剤(商品名:コロネートL・日本ポリウレタン工業(株
)製)1重量部の混合溶液を塗布し、乾燥させて厚さ約35μの感圧接着剤層を形
成する。次いで、この感熱接着剤層の上に基材層(商品名:ハイエスパイント50
10M ・日本カーバイド工業(株)製)を貼り合わせ接着シートを作成し、その後
1ケ月間常温にて保存し、然る後、上記接着シートを25.4×150mm に切断し、前
記(1)で説明した方法に従って、該試験片について動的剥離抵抗を測定する。
その動的剥離抵抗によって以下の様に特徴づけられる。 A: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時18g/インチ、9m/ 分の時50g/インチである
もの。 B: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時7g/ インチ、9m/ 分の時17g/インチである
もの。 C: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時22g/インチ、9m/ 分の時28g/インチである
もの。 D: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時20g/インチ、9m/ 分の時20g/インチである
もの。 また、シリコン系剥離紙Eは、スーパーカレンダー紙の表面にクレーコートし
、更にその上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたものであり、シリコン系
剥離PET ・Fは、PET フィルムの上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたも
のである。 A〜Dと同様に、E、Fも以下の様に特徴づけられる。 E; 動的剥離抵抗が0.3m/ 分の時18g/インチ、9m/ 分の時110g/ インチである
もの。 F; 動的剥離抵抗が0.3m/ 分の時7g/ インチ、9m/ 分の時15g/インチであるも
の。 上記表1の記載より明らかなように、本発明のカッティングマシン用感圧接着
シートは優れたカッティング性、カス取り性、転着性を有している。 以上、本発明を具体的に説明してきたが、本発明のカッティングマシン用感圧
接着シートは前記実施例に示したものに限られるものでなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変更できることはいうまでもない。また、本発明のカッティ
ングマシン用感圧接着シートは、コンピュータ制御によるカッティングマシン以
外の装置等にも適用ができる。 〔発明の効果〕 本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、カッティング動作の早いカ
ッティングマシンを用いる場合でも、カッティング部分の基材層がまくれ上がっ
たりしないためた正確なパターンのカッティングができ、しかもカッティング後
の基材層を剥離製支持体から容易且つ正確に剥がすことができるため、カス取り
やアプリケーションシートへの転着作業を能率よく行うことができる。
の基材層をカッティングマシンにより切り文字、切り絵等のカッティングパター
ンを作成し、また、作成した該パターンを貼着する際等の作業性に優れたカッテ
ィングマシン用感圧接着シートに関する。 〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕 従来、接着シートとしては剥離性支持体に接着剤層を介して基材層を積層した
ものが知られており、該接着シートはその基材層を所定のパターンにカッティン
グし、該パターンの基材層を被着体表面に、例えば壁面等に貼付けて装飾用又は
表示等に供するものである。 上記接着シートとしては、塩化ビニル系フィルム、アクリル系フィルム、又は
フッ素系樹脂フィルム等の着色フィルムからなる基材層が、該基材層に接着剤層
を介して離形紙等の剥離性支持体に積層されたものが汎用されている。 上記のように切り文字、切り絵等のカッティングパターンを作成するに際して
は、近年コンピュータ制御されたカッティングマシンによる作成が普及し、主流 となっている。 上記の如くコンピュータ制御されたカッティングマシンによりカッティングパ
ターンを作成する場合、カッターの動きが速いためにカッティングされた基材層
が剥離支持体の剥離層からまくれ上がり、それが原因で正確なパターンのカッテ
ィングができないことがある。そこで、基材層は接着剤層と上記剥離層との接着
力を高めて上述のような基材層がまくれ上がりを防止することが考えられる。 しかしながら、上記両者間の接着力を高めると、カッティング後の不要部分の
除去作業(所謂カス取りであり、通常手作業である)が困難になり、作業能率が
低下するという問題が生じる。 また、カッティング後の必要部分(所定カッティングパターンの基材層)のみ
を他の粘着フィルム(一般にアプリケーションシート(又はテープ)と呼ばれて
いる)に転着して仮止めし、その後上記剥離層から引き剥がし、次いで上記所定
パターンの基材層を接着剤層により被着体表面に貼着させる方法を採用する場合
も、上記所定カッティングパターンの基材層を剥離支持体から剥がし難いために
同様に作業能率が低下するという問題が生じる。 従って、本発明の目的は、カッティング動作の速いカッティングマシンを用い
ても基材層の一部がまくれ上がったりしないために、該基材層を正確なパターン
でカッティングすることができ、しかも、カッティング後の基材層を剥離性支持
体から容易且つ正確に剥がすことができる作業性に優れたカッティングマシン用
感圧接着シートを提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者等は、種々検討した結果、基材層の有する感圧接着剤層と剥離性支持
体の有する剥離層との剥離抵抗、それも二つの特定条件下における動的剥離抵抗
が特定範囲内の値になるようにすることにより、上記目的が達成されることを知
見した。 本発明は上記知見によりなされたもので、剥離層を有する剥離性支持体の該剥
離層上に、感圧接着剤層を有する基材層が該感圧接着剤層を介して積層されてな
るカッティングパターンをコンピュータ制御するカッティングマシン用感圧接着
シートであって、上記基材層の感圧接着剤層と上記剥離性支持体の剥離層との動 的剥離抵抗が、引張速度0.3m/ 分の時に8 〜40g/インチで且つ引張速度9m/ 分の
時に25〜100g/ インチであり、さらに引張速度9m/ 分の時の動的剥離抵抗と引張
速度0.3m/ 分の時の動的剥離抵抗との差が11g/インチ超であることを特徴とする
カッティングパターンをコンピュータ制御するカッティングマシン用感圧接着用
シートを提供するものである。 以下、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートについて詳述する。 本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、剥離層を有する剥離性支持
体の該剥離層上に、感圧接着剤層を有する基材層が該感圧接着剤層を介して積層
された構造を有している。 そして、上記カッティングマシン用感圧接着シートは、上記基材層の感圧接着
剤層と上記剥離性支持体の剥離層との動的剥離抵抗が、引張速度0.3m/ 分の時に
8〜40g/インチで且つ引張速度9m/ 分の時に25〜100g/ インチであり、さらに引
張速度9m/ 分の時の動的剥離抵抗と引張速度0.3m/ 分の時の動的剥離抵抗との差
が11g/インチ超であるように構成したことを特徴とするものである。 その結果、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、高速度でカッテ
ィング動作が可能なコンピュータ制御されたカッティングマシンを用いて、上記
基材層を所定のパターンにカッティングする場合であっても、コーナーや微小部
分がまくれ上がったりしないため、細かいカッティングパターンをも正確にカッ
ティングすることができるものである。そして、更に、カッティング後の所望の
基材層部分を剥離性支持体から容易かつ正確に剥がすことができるため、基材層
の不要部分を除去するカス取り作業や、不要部分を除去した後に行う必要部分の
アプリケーションシートへの点着作業を能率よく行うことができるものである。 尚、上述の動的剥離抵抗の測定は、具体的には、カッティングマシン用感圧接
着シートを25.4mm×150mm の大きさに切断して試験片を作成し、該試験片の剥離
性支持体を両面テープを用い、平滑なパネル上に固定し、その剥離層から剥がし
た末端の基材層及び付随の感圧接着剤層を上記剥離性支持体に対して180 °の方
向に上記所定の速度で移動・剥離させ、その際の引張力を測定して行った。 次に、本発明のカッティングマシン用感圧接着シートについて更に詳述する。 本発明における基材層は、好ましくは樹脂フィルム、和紙、洋紙、天然紙、合 成紙などの紙、合成布や麻、絹などの天然布などの付、アルミニウムシート、銅
シート、合成金属シートなどの金属シート等が挙げられ、特に好ましくは樹脂フ
ィルムである。 好ましい態様である樹脂フィルムを形成する合成樹脂としては、ポリ塩化ビニ
ル系、ポリスチレン系、低密度ポリエチレン系、ポリプロピレン系、メタル(メ
タ)アクリル樹脂系、ポリカーボネート系、綿状ポリエステル系等の透明性良好
な合成樹脂が好適である。なかでも塩化ビニル系樹脂、メタル(メタ)アクリル
系樹脂が好ましく、更にこのなかでもポリ塩化ビニル系樹脂が最も好ましい。 上記塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルホモポリマーのほかに、約30重量
%以下の共重合成分を含有する塩化ビニル共重合体および塩化ビニルホモポリマ
ーと塩化ビニル共重合体とのブレンド物等が利用できる。このような共重合成分
の例としては、エチレン、プロピレン、ブテン、アクリル酸エステル、塩化ビニ
リデン、ビニルエステル、ビニルエーテル、酢酸ビニルなどの単量体等を例示す
ることができる。 さらにこれら塩化ビニル系樹脂に、塩化ビニル系樹脂以外のポリマーを約30重
量%以下の割合でブレンドした塩化ビニル系樹脂ブレンドも利用できる。 また、特開昭60−4543号公報に開示されている半硬質塩化ビニル樹脂成形用組
成物を使用できる。即ち、塩化ビニル樹脂ペースト組成物は、下記(A)及び/
又は(B)及び/又は(C)からなる塩化ビニルペーストレンジ組成物である。 (A)0〜約20重量%、好ましくは0〜約10重量%、更に好ましくは0〜約6
重量%の共重合成分を含有する塩化ビニルペースト用レンジ100 重量部に対して
、(B)数平均分子量(Mn)が約1500以上、好ましくは約1500〜6000、より好ま
しくは約1500〜4000、更に好ましくは約2000〜4000の液状ポリエステル系可塑剤
を約10〜約80重量部、好ましくは約20〜60重量部、より好ましくは約25〜50重量
部及び他の塩化ビニル樹脂用可塑剤を0〜約10重量部、好ましくは0〜約5重量
部、及び (C)数平均分子量(Mn)が約1500〜約50000 、好ましくは約2000〜40000 、
より好ましくは約2500〜30000 で且つ23℃で固体の低分子量アクリルもしくはメ
タアクリル樹脂を上記(B)可塑剤合計に基づいて約0.2 〜約200 重量%、好ま しくは約10〜150 重量%、より好ましくは約20〜約100 重量%の量で含有して成
る組成物も好ましい。 基材層を樹脂で形成する場合は、該基材層に安定剤、抗酸化剤、滑剤、可塑剤
、紫外線吸収剤、等の添加剤を含有させることができる。これら添加剤の使用量
は適宜に選択できるが、樹脂成分100 重量部に基づいて、約0.5 〜約10重量部の
安定剤、約0.01〜約2重量部の抗酸化剤、約0.2 〜約10重量部の滑剤、約1〜約
60重量部の可塑剤、約0.05〜5重量部の紫外線吸収剤の如き使用量を例示するこ
とができる。 これら添加剤の具体例としては、例えば、カルシウム亜鉛系安定剤(勝田化工
(株)製、CZ−19J )、錫系安定剤(勝田化工(株)製、TM181FSJ)、バリウム
亜鉛系安定剤(勝田化工(株)製、BZ100J)、ステアリン酸鉛安定剤(耕正(株
)製、Pb−St)の如き安定剤;例えば、モノフェノール系酸化防止剤(吉富製薬
(株)製、ヨシノックスBHT )、アミン系酸化防止剤(吉富製薬(株)正、ヨシ
ノックスEQ)、ポリフェノール系抗酸化剤(チバガイギ製、イルガノックス1010
)の如き抗酸化剤;例えば、炭化水素系滑剤(アライドケミカル製、Ac−6A)、
脂肪酸系滑剤(川研ファインケミカル製、F−3)、脂肪酸エステル系滑剤(ヘ
キストジャパン製、ヘキストwaxop )、脂肪アルコール系滑剤(花王石鹸製、ア
ルコール86)の如き滑剤;例えばフタル酸系可塑剤(三建化工(株)製、DOP )
、エポキシ系可塑剤(アデカアーガス(株)製、アデカサイダーO−130p)、ア
ジピン酸エステル系可塑剤(積水化学工業(株)製、DOA )、ポリエステル系可
塑剤(ロームアンドハース社製、パラフレックスG25 )の如き可塑剤;例えば、
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(チバガイギ製、チヌビンP、チヌビン326
、327 )、ヒドロコシベンゾフェノン系紫外線吸収剤(アメリカンサイアナミッ
ド製、サイアソーブUV−9)の如き紫外線吸収剤などを例示することができる。 前記合成樹脂からなる基材層しては、好ましくは流延法フィルムが利用され、
該樹脂成分を含有する溶液を、それ自体公知の手法、例えば、キャスト法、コー
ター法の如き流延法フィルム形成手段で成形することができ、好ましくは、未延
伸フィルムの形態で利用される。その際に利用する溶媒の例としては、テトラハ
イドロフラン、メチルエチルケトン、塩化メチレン、ジメチルホルムアミド、ア ルコール等を例示することができる。こうして得られた基材層の降伏応力は好ま
しくは1〜5kg/mm2、特に好ましくは1.2 〜4.5kg/mm2、更に好ましくは1.5 〜4k
g/mm2である。 本発明における感圧接着剤層は、室温において粘着性を示す一般に粘着剤と称
されるタイプの感圧接着剤を形成することができる。このような感圧接着剤の例
としては、ゴム系接着剤、アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、ウレタン系
接着剤、シリコン系接着剤、その他の接着剤類及びそれらの適当な混合系接着剤
が挙げられる。 上記ゴム系接着剤としては、例えば、天然ゴム、イソブチレンゴム、スチレン
ブタジエンゴム、スチレンブタンジエンブロック共重合体、スチレンイソプレン
ブロック共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチレン、シリコーンゴム、ポリビニ
ルイソブチルエーテル、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどからなるもの及び
それらの混合物もしくはそれらの少なくとも一種を主成分としてなるものが例示
できる。また分子間に若干の架橋構造を有するものも好ましく利用できる。 アクリル系接着剤、酢酸ビニル系接着剤としては、例えば不飽和カルボン酸エ
ステル系共重合体を主成分とする溶剤タイプの接着剤により形成された接着剤層
で、特に不飽和カルボン酸エステルモンマー99.9〜85重量部と架橋性官能基を有
するビニルモノマー0.1 〜15重量部とから誘導されたガラス転移温度(Tg)が−
20℃以下の共重合体100 重量部、溶剤70〜400 重量部及び上記架橋性官能基と架
橋し得る架橋剤0.01〜20重量部からなる溶剤タイプ接着剤より形成された接着剤
層が好ましい。 上記接着剤を構成する上記共重合体を得るための不飽和カルボン酸エステルモ
ノマーとしては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ヘプチル及び(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ
)アクリル酸エステルのモノマー、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニル等のビニ
ルエステルのモノマー等が挙げられる。 また、上記共重合体を得るための架橋性官能基を有するビニルモノマーとして
は、アクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸等のカルボキシル基を有するビニ ルモノマー、及び(メタ)アクリル酸のヒドロキシメチルエステル、ヒドロキシ
エチルエステル、ヒドロキシプロピルエステル、ヒドロキシブチルエステル、ヒ
ドロキシペンチルエステル及びヒドロキシヘキシルエステル等の水酸基を有する
ビニルモノモー等が挙げられ、更にエポキシ基及びアミノ基を有するビニルモノ
マーも挙げられる。 また、溶剤としては、酢酸エチル、トルエン、アセトン、イソプロピルアルー
ル等が好ましい。 また、架橋剤としては、有機多価イソシアネート化合物を挙げることができ、
その具体例としては、P−フェニルレンジイソシアネート、4,4 ′−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4 −トルイレンジイソシアネート、2,6 −トルイレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリイソシアネート、ナフ
タリン1,5 −ジイソシアネート等の所謂芳香族多価イソシアネート、ペンタメチ
レンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘプタメチレンジイ
ソシアネート、4,4 ′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等がある。 尚、前記共重合体のガラス転位温度Tgは、下記の測定方法により決定された値
である。 セルに樹脂溶液試料約10mgを秤取し、100 ℃で2時間乾燥したものを測定試料
とする。島津製作所製DT−30型示差走査熱量計(Differenntial Scannning Calo
rimeter )を用い、−80℃から昇温温度20℃/minで測定決定する。キャリアー・
ガスとしては窒素ガスを20cc/minの流量で使用して測定を行う。 また、上記ウレタン系接着剤の例としては、トリフェニルメタン−p,p ′,p′
′−トリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
−4,4 ′−ジイソシアネート、トルエンジイソシアネートなどのイソシアネート
と活性水素原子を持つ化合物、例えば、活性水素原子を持つポリエステル、ポリ
エーテルグリコール、ポリアクリレート、ポリアミドなどとの反応により生成さ
れる高分子化合物からなるもの、及びそれらの混合物もしくはそれらの少なくと
も一種を主成分としてなるものが例示できる。 更に、シリコン系接着剤としては、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリ
シロキサン、オルガノポリシロキサンを主成分とする直鎖もしくはクラフト化さ れた化合物等を例示することができる。 本発明における剥離性支持体は、支持力を有し、且つ基材層の有する感圧接着
剤層を剥離することが可能な剥離層を表面に有しているものであれば特に限定さ
れるものではなく、例えば、不織布、合成繊維、ネット、紙、プラスチックフィ
ルム、又はポリエチレンフィルム等のポリオレフィンフィルムと紙との積層物等
の各種シート状体に、剥離層を形成するための材料をコートしたものを好ましく
挙げることができる。そして、上記剥離層を形成する材料としては、例えば、シ
リコン樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、塩化ビニール、塩
化ビニリデン、テトラフルオロエチレン重合体、弗化ビニール、弗化ビニリデン
、アミノアルデヒド、セラック、ワックスパラフィン類、塩化クロムステアレー
ト、アルキル酸フォスフェート、二酸化チタンとニトロセルロース、フルオロカ
ーボン、パーフルオロカーボンオキシリックアシッド、ポリプタジエンとアクリ
ルニトリル共重合体、アルギン酸ソーダと含水珪酸ソーダとクレーブレンド、ポ
リビニールブチラールと硬化ヒマシ油とステアリン酸ブレンド、ビニールピロリ
ドンとビニールステアレート共重合体、ポリビニールアルコールとビニールステ
アレート共重合体、ビニールステアリン酸塩と無水マレイン酸と酢酸ビニール共
重合物、高級アルキルアミン類、ポリビニールオクタデシルウレタン、アクリル
酸とアクリル酸オクタデシル共重合物、ポリビニールアルコールとNオクタデシ
ルカルバメート共重合物、ポリビニールアルコールとNジヒドロパーフルオロア
ルキルイソシアネート共重合物、カルバミン酸とポリビニールアルコールを挙げ
ることができる。そして、剥離層を有する剥離性支持体の特に好ましい例として
は、シリコーン樹脂コートした剥離紙やポリエステルフィルム、ポリプロピレン
ターポリマーコート紙などを挙げることができる。 尚、本カッティングマシン用感圧接着シートは、限定されるものでないが、例
えば、次のようにして製造することができる。 まず、剥離層を有する剥離性支持体上の剥離層の上の感圧接着剤層を乾燥させ
て厚みが35μ程度となるよう形成する。その後、基材を感圧接着剤層上に圧着ラ
ミネートすることにより、感圧接着シートを製造する。 〔実施例〕 次に、本発明の効果を明らかにするために行った実施例を比較例とともに説明
する。始めに、実施例等において行った各種評価試験及び評価方法等について説
明する。 (1)動的剥離抵抗 接着シートを25.4mm×150mm の大きさに切断して試験片を作成し、該試験片の
剥離性支持体を両面テープを用いパネル上に固定し、その剥離層から剥がした末
端の基材層及び接着剤層を上記剥離性支持体に対して180 °の方向に0.3m/ 分
、9m/ 分の2種類の速度で移動・剥離させ、その際の引張力を測定した。 尚、測定には次の装置を用いた。 0.3m/分の測定・・ストログラフM−50型((株)東洋精機製作所) 9m/分の測定・・・高速剥離試験機((株)東洋精機製作所) (2)カッティング性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて、15mm角
の角ゴシック体「ABCDEF」の文字をカッティングし、そのカッティング後の外観
を観察した。フィルム(基材層)の浮き、めくれ、文字毎のカッティングの始点
と終点の位置ズレの程度により評価した。評価は下記内容の5段階で行った。 5; フィルムの浮き、めくれがなく、カッティングの始点と終点が一致してい
る。 4; 鋭角カット部、半径の小さい円等で多少フィルムの浮き、めくれかあるが
、カッティングの始点と終点が一致している。 3; 全体に浮き、めくれがあるが、カッティングの始点と終点が一致している
。 2; 全体に浮き、めくれがあり、カッティングの始点と終点がわずかにずれて
いる。 1; 浮き、めくれがひどく、カッティングの始点と終点が明らかにずれている
。 (3)カス取り性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて、角ゴシ
ック体「日本カーバイド工業」の文字をカッティングし、次いでカス取り(不要 部除去作業)を行った。約5m/ 分のスピードで不要部の一端を一気にちぎれない
ように引張り、その際の文字パターンの残り方の程度より下記内容の5段階の評
価を行った。 5; 一文字の大きさが15mm角の場合でも全ての文字パターンが残る。 4; 一文字の大きさが30mm角の場合ならば全ての文字パターンが残る。 3; 一文字の大きさが30mm角の場合、濁点パターンは残らないが、他の文字パ
ターンは残る。 2; 一文字の大きさが30mm角の場合、文字パターンは約50%が残る。 1; 一文字の大きさが30mm角の場合でも、文字パターンがほとんど残らない。 (4)転着性 カッティングマシンD−860 シリーズ((株)シグナム製)を用いて15mm角の
角ゴシック体「ABCDEF」の文字をカッティングし、カス取りを行い、残っている
文字パターンのアプリケーションテープ(シート)への転着を行い、その性能を
評価した。アプリケーションテープはサンエー化学(株)製のY−37PH(商品名
)を用い、該アプリケーションテープをカットした文字パターン上に貼りつけ、
スキージで十分に圧着した後、10分後に該アプリケーションテープを剥離性支持
体から引き剥がすことにより、下記内容の5段階で評価した。 5; 剥離性支持体を固定してアプリケーションテープを剥がす時、該支持体に
対して180 °方向に引張る場合でもアプリケーションテープに6文字とも転着す
る。 4; 剥離性支持体を固定してアプリケーションテープを剥がす時、該支持体に
対して90°方向に引張る場合であれば、アプリケーションテープに6文字とも転
着する。 3; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、アブリケーションテープに6文字とも転着する。 2; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、6文字中1〜5文字転着する。 1; アプリケーションテープを固定して剥離性支持体を上記テープに対して18
0 °方向に引張って剥がす時、全く転着しない。 尚、何回か上記評価を繰り返し行い、3回同等な評価が連続した場合、その状
況をもって実際の評価とした。 (5)総合カッティング適性評価 前記(2)〜(4)に説明した、カッティング性、カス取り性及び転着性の評
価より、コンピュータ制御によるカッティングマシン用の適性を総合的に評価し
、下記内容の3段階による総合評価を行った。 ○;すべての評価(カッティング、カス取り性、転着性)が4以上である。カ
ッティングマシン用として適する。 △;すべての評価で3以上である。カッティングマシン用として使用できるが
適性は十分でない。 ×;カッティング性カス取り性、転着性のうちに2以下の評価がある。カッテ
ィングマシン用として適さず、使用も困難な時がある。 (6)接着力 接着シートを25.4mm×150mm に切断し、剥離性支持体から基材層を剥がしたあ
と、該基材層をスキージを用いてアルキッドメラミン塗装板(日本テストパネル
工業(株)製)上に圧着した。これを72時間室温にて放置した後、ストログラフ
M−50((株)東洋精機製作所製)を用い、上記塗装板に対して180 °方向に上
記基材層を引き剥がし接着力を測定した。ただし引張速度は0.3m/ 分で行った。 (7)温水浸漬後の接着力 接着シートを25.4mm×150mm に切断し、剥離性支持体から基材層を剥がしたあ
と、該基材層をスキージを用いて3mm 厚の並板ガラス上に圧着した。これを72時
間室温にて放置した後、40℃の水に162 時間浸漬し、取り出した後23℃で風乾さ
せながら、1分経た後ストログラフM−50を用い上記塗装板に対して180 °方向
に上記基材層を引き剥がし接着力を測定した。ただし引張速度は0.3m/ 分で行っ
た。 (8)耐ガソリン性 接着シートを60×60mmに切断し、剥離支持体から基材層をを剥がしたあと、ス
キージを用いてアルキッドメラミン塗装板(日本テストパネル工業(株)製)上
に圧着した。これを72時間室温にて放置した後、無鉛ガソリンに30分間浸漬し、 取り出し乾燥後、基材層の表面状態を評価いた。評価は下記内容の○、△、×の
3段階評価で行った。 ○;ほとんど表面状態に変化なし。 △;0.5mm径以下のフクレが30個程認めらるれか、又は試験片の端が1〜2mm
めくれ上がる。 ×;上記△の場合よりフクレが大きいか或いは多いか、又は試験片の端が大き
くめくれ上がる。 (9)耐候性 接着シートを35×60mmに切断し、その基材層をスキージを用いてアルキッドメ
ラミン塗布板(日本テストパネル工業(株)製)上に圧着した。次にこれを日本
カーバイド工業(株)早月工場(所在地;富山県滑川市大島)内にて南向きの45
°の傾斜で屋外暴露を2年間行い、その外観を評価した。評価は下記内容の○、
△、×の3段階評価で行った。 ○;著しい変退色なく、シートの剥かれも認められない。 △;若干変色が認められるが、シートの剥がれは認められない。 ×;著しい変退色、もしくはシートの剥がれが認められる。 (実施例1) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Aを用い、該支持体上に、アクリル系粘
着剤(商品名:PE −121 ・日本カーバイド工業(株)製)100 重量部と架橋剤(
商品名:コロネートL・日本ポリウレタン工業(株)製)1重量部の混合溶液を
塗布し、乾燥させて厚さ約35μの感圧接着剤層を形成する。次いで、この感熱接
着剤層の上に基材層(商品名:ハイエスペイント5010M ・日本カーバイド工業(
株)製)を貼り合わせ接着シートを作成し、その後1ケ月間常温にて保存した。 然る後、上記接着シートを25.4×150mm に切断し、前記(1)で説明した方法
に従って、該試験片について動的剥離抵抗を測定するとともに、前記の各種評価
を行い、それらの結果を下記表1に示した。以下実施例2〜比較例5の結果も下
記表1に示した。 (実施例2) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Bを用い、感圧接着剤層を形成するため に、アクリル系粘着剤(商品名:PE −121.日本カーバイド工業(株)製)のかわ
りに、アクリル系粘着剤(商品名:KP −982 ・日本カーバイド工業(株)製)を
用いた以外は前記実施例1の場合と略同一である。 (実施例3) 感圧接着剤層を形成するために、前述のアクリル系粘着剤(商品名:PE −121
・日本カーバイド工業(株)製)100 重量部とシリコン系粘着剤(商品名:PSA−
6540・東芝シリコーン(株)製)2重量部とを混合したものを用いた以外は前記
実施例2の場合と略同一である。 (比較例1) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Eを用いた以外は前記実施例1の場合と
略同一である。 (比較例2) 感圧接着剤層を形成するため、アクリル系粘着剤:PE121(日本カーバイド工業(
株)製)と混合する前述のシリコン系粘着剤(商品名:PSA−6540・東芝シリコー
ン(株)製)を4重量部用いた以外は.前記実施例3の場合と略同一である。 (比較例3) 剥離性支持体としてシリコン系剥離紙Dを用いた以外は前記実施例1と略同一
である。 (比較例4) 剥離製支持体としてシリコン系剥離PET ・F(表1ではPFと表示した)を用い
た以外は前記実施例1と略同一である。 (比較例5) 剥離製支持体としてシリコン系剥離紙Bを用い、基材層として塩化ビニル系樹
脂フィルム(商品名:FC −1164・理研ビニル(株)製)を用いた以外は前記実施
例1の場合と略同一である。尚、以上説明した実施例及び比較例で用いた剥離性
支持体の特徴は、次の通りである。シリコン系剥離紙A〜Dは何れも上質紙にポ
リエチレン層を積層し、更にその上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたも
のであり、それぞれの違いの特徴は次の点にある。 支持体上に、アクリル系粘着剤(商品名:PE −121 ・日本カーバイド工業(株 )製)100 重量部と架橋剤(商品名:コロネートL・日本ポリウレタン工業(株
)製)1重量部の混合溶液を塗布し、乾燥させて厚さ約35μの感圧接着剤層を形
成する。次いで、この感熱接着剤層の上に基材層(商品名:ハイエスパイント50
10M ・日本カーバイド工業(株)製)を貼り合わせ接着シートを作成し、その後
1ケ月間常温にて保存し、然る後、上記接着シートを25.4×150mm に切断し、前
記(1)で説明した方法に従って、該試験片について動的剥離抵抗を測定する。
その動的剥離抵抗によって以下の様に特徴づけられる。 A: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時18g/インチ、9m/ 分の時50g/インチである
もの。 B: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時7g/ インチ、9m/ 分の時17g/インチである
もの。 C: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時22g/インチ、9m/ 分の時28g/インチである
もの。 D: 動的剥離抵抗が、0.3m/ 分の時20g/インチ、9m/ 分の時20g/インチである
もの。 また、シリコン系剥離紙Eは、スーパーカレンダー紙の表面にクレーコートし
、更にその上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたものであり、シリコン系
剥離PET ・Fは、PET フィルムの上に剥離層としてシリコン樹脂をコートしたも
のである。 A〜Dと同様に、E、Fも以下の様に特徴づけられる。 E; 動的剥離抵抗が0.3m/ 分の時18g/インチ、9m/ 分の時110g/ インチである
もの。 F; 動的剥離抵抗が0.3m/ 分の時7g/ インチ、9m/ 分の時15g/インチであるも
の。 上記表1の記載より明らかなように、本発明のカッティングマシン用感圧接着
シートは優れたカッティング性、カス取り性、転着性を有している。 以上、本発明を具体的に説明してきたが、本発明のカッティングマシン用感圧
接着シートは前記実施例に示したものに限られるものでなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲で種々変更できることはいうまでもない。また、本発明のカッティ
ングマシン用感圧接着シートは、コンピュータ制御によるカッティングマシン以
外の装置等にも適用ができる。 〔発明の効果〕 本発明のカッティングマシン用感圧接着シートは、カッティング動作の早いカ
ッティングマシンを用いる場合でも、カッティング部分の基材層がまくれ上がっ
たりしないためた正確なパターンのカッティングができ、しかもカッティング後
の基材層を剥離製支持体から容易且つ正確に剥がすことができるため、カス取り
やアプリケーションシートへの転着作業を能率よく行うことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 剥離層を有する剥離性支持体の該剥離層上に、感圧接着剤層を有する基材層が
該感圧接着剤層を介して積層されてなるカッティングパターンをコンピュータ制
御するカッティングマシン用感圧接着シートであって、上記基材層の感圧接着剤
層と上記剥離性支持体の剥離層との動的剥離抵抗が、引張速度0.3m/分の時に8
〜40g/インチで且つ引張速度9m/ 分の時に25〜100g/ インチであり、さらに引張
速度9m/ 分の時の動的剥離抵抗と引張速度0.3m/ 分の時の動的剥離抵抗との差が
11g/インチ超であることを特徴とするカッティングパターンをコンピュータ制御
するカッティングマシン用感圧接着用シート。
Family
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