JP2698511B2 - 地盤強化方法 - Google Patents
地盤強化方法Info
- Publication number
- JP2698511B2 JP2698511B2 JP23724092A JP23724092A JP2698511B2 JP 2698511 B2 JP2698511 B2 JP 2698511B2 JP 23724092 A JP23724092 A JP 23724092A JP 23724092 A JP23724092 A JP 23724092A JP 2698511 B2 JP2698511 B2 JP 2698511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- anchor
- foaming
- binder
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地盤中に埋設されるア
ンカーと、その周辺地盤に注入される固結剤とにより目
標の地盤を強化する、地盤強化方法に関するものであ
る。
ンカーと、その周辺地盤に注入される固結剤とにより目
標の地盤を強化する、地盤強化方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】傾斜地や
大深度地下の周辺地盤を始め、地下水の存在により流動
性を帯びた不安定な地盤に対する安定化方法は従来、地
山に穿設された削孔中に鉄筋を挿入してモルタル等を注
入することにより地盤を部分的に強化する方法や、先端
に袋体を装着した管体を削孔中に挿入し、袋体にモルタ
ル等を圧入し、これを膨張させることにより周辺地盤を
圧密して地盤に圧縮力を与える方法等が代表的である
が、いずれも対象地盤が限られた範囲に特定されてい
る。
大深度地下の周辺地盤を始め、地下水の存在により流動
性を帯びた不安定な地盤に対する安定化方法は従来、地
山に穿設された削孔中に鉄筋を挿入してモルタル等を注
入することにより地盤を部分的に強化する方法や、先端
に袋体を装着した管体を削孔中に挿入し、袋体にモルタ
ル等を圧入し、これを膨張させることにより周辺地盤を
圧密して地盤に圧縮力を与える方法等が代表的である
が、いずれも対象地盤が限られた範囲に特定されてい
る。
【0003】これに対し、例えば大深度の地下に構造物
を構築する場合には、安定化の対象となる構造物の周囲
の地盤の体積は膨大な量になるため、地盤が受ける水圧
も大きく、これに抵抗するに十分な強度を持たせ、安定
性を保たせるには規模に応じた入念な施工が必要となる
が、上記従来の方法はいずれも局部的な地盤を対象とす
るため単独では有効な方法とはなり難い。
を構築する場合には、安定化の対象となる構造物の周囲
の地盤の体積は膨大な量になるため、地盤が受ける水圧
も大きく、これに抵抗するに十分な強度を持たせ、安定
性を保たせるには規模に応じた入念な施工が必要となる
が、上記従来の方法はいずれも局部的な地盤を対象とす
るため単独では有効な方法とはなり難い。
【0004】膨大な体積の地盤に対する強化策として施
工上最も合理的な方法はセメントミルク,水ガラス等の
非発泡系,または低膨張性セメント等の低発泡系の固結
剤の注入による方法であるが、固結剤は地盤に圧縮強度
を付与するのみであり、施工された地盤には引張力やせ
ん断力に対しては極めて脆い、という問題が残る。
工上最も合理的な方法はセメントミルク,水ガラス等の
非発泡系,または低膨張性セメント等の低発泡系の固結
剤の注入による方法であるが、固結剤は地盤に圧縮強度
を付与するのみであり、施工された地盤には引張力やせ
ん断力に対しては極めて脆い、という問題が残る。
【0005】固結剤としてポリウレタン等の発泡性の樹
脂を使用し、これを地盤に注入して固化させることによ
り地盤自身に強度を付与する方法によれば、圧縮強度に
加えて引張強度とせん断強度を付与することが可能であ
るが、ポリウレタン原液の反応性を低くして浸透性を増
した場合には地下水や海水の存在により硬化物の強度が
著しく低下し、逆に反応性を高めた場合には地下水や海
水の影響は少ないが、浸透性が低下することから、固結
剤が局部的に固化するため単独で大規模な地盤を強化す
ることは不可能である。
脂を使用し、これを地盤に注入して固化させることによ
り地盤自身に強度を付与する方法によれば、圧縮強度に
加えて引張強度とせん断強度を付与することが可能であ
るが、ポリウレタン原液の反応性を低くして浸透性を増
した場合には地下水や海水の存在により硬化物の強度が
著しく低下し、逆に反応性を高めた場合には地下水や海
水の影響は少ないが、浸透性が低下することから、固結
剤が局部的に固化するため単独で大規模な地盤を強化す
ることは不可能である。
【0006】この発明はこの特に大深度地下の地盤の安
定化を図る際に直面する問題に着目してなされたもの
で、大規模な地盤を合理的に安定化する方法を新たに提
案しようとするものである。
定化を図る際に直面する問題に着目してなされたもの
で、大規模な地盤を合理的に安定化する方法を新たに提
案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】流動性を帯びた地盤が崩
落に至る主要な原因は、終局的には地盤がせん断抵抗力
を失うことにあるが、本発明では目標とする地盤中に非
発泡系,または低発泡系の固結剤を注入して土砂を固
め、地盤自身に圧縮強度を付与することに加え、地盤中
にアンカーを埋設し、これを通じて発泡性の固結剤を地
盤中に注入し、その周辺地盤を圧密強化することによ
り、更に発泡性の固結剤の硬化によって定着したアンカ
ーを緊張し、地盤に圧縮力を導入することにより引張力
とせん断力に対する抵抗力を与え、上記2種の固結剤を
単独で使用する場合の弱点を補い、膨大な体積を持つ地
盤を効果的に強化する。
落に至る主要な原因は、終局的には地盤がせん断抵抗力
を失うことにあるが、本発明では目標とする地盤中に非
発泡系,または低発泡系の固結剤を注入して土砂を固
め、地盤自身に圧縮強度を付与することに加え、地盤中
にアンカーを埋設し、これを通じて発泡性の固結剤を地
盤中に注入し、その周辺地盤を圧密強化することによ
り、更に発泡性の固結剤の硬化によって定着したアンカ
ーを緊張し、地盤に圧縮力を導入することにより引張力
とせん断力に対する抵抗力を与え、上記2種の固結剤を
単独で使用する場合の弱点を補い、膨大な体積を持つ地
盤を効果的に強化する。
【0008】非発泡系,または低発泡系の固結剤は目標
の地盤全体に注入され、硬化することにより地盤を固結
させてこれ自身に止水性と圧縮強度を持たせる。
の地盤全体に注入され、硬化することにより地盤を固結
させてこれ自身に止水性と圧縮強度を持たせる。
【0009】アンカーは引張強度を有する中空管からな
り、その内部を通じて発泡性の固結剤を注入する場合に
は先端,または周面に固結剤を吐出するための吐出孔が
穿設される。またアンカーとしての中空管自身が引張強
度を持たない合成樹脂製パイプの場合等には、引張強度
を持つ引張材が中空管の内部に挿入されて、もしくは外
部に抱き合わせられて中空管に一体化することにより引
張強度を有するアンカーとして使用される。この場合は
アンカーの引張材は必要により緊張される。アンカーは
目標の地盤中に、もしくは目標の地盤を貫通してその厚
さ方向に埋設される。
り、その内部を通じて発泡性の固結剤を注入する場合に
は先端,または周面に固結剤を吐出するための吐出孔が
穿設される。またアンカーとしての中空管自身が引張強
度を持たない合成樹脂製パイプの場合等には、引張強度
を持つ引張材が中空管の内部に挿入されて、もしくは外
部に抱き合わせられて中空管に一体化することにより引
張強度を有するアンカーとして使用される。この場合は
アンカーの引張材は必要により緊張される。アンカーは
目標の地盤中に、もしくは目標の地盤を貫通してその厚
さ方向に埋設される。
【0010】発泡性の固結剤は主にアンカーの内部に圧
入され、その先端や周面の吐出孔から地盤中に吐出さ
れ、アンカー周辺の削孔内の空隙に充填されると同時
に、地盤中に浸透して発泡し、硬化する。このとき、発
泡性固結剤の発泡圧によりアンカー周辺の地盤は圧密さ
れると同時に、地盤に浸透した固結剤によってアンカー
が地盤に完全に定着される。ここで、中空管のアンカー
自身やそれに付属する引張材に張力が導入されることに
より固結剤の硬化によって固結した地盤にアンカーの引
張力が伝達され、圧縮力が加わり、引張力やせん断力に
対する抵抗力が付与される。
入され、その先端や周面の吐出孔から地盤中に吐出さ
れ、アンカー周辺の削孔内の空隙に充填されると同時
に、地盤中に浸透して発泡し、硬化する。このとき、発
泡性固結剤の発泡圧によりアンカー周辺の地盤は圧密さ
れると同時に、地盤に浸透した固結剤によってアンカー
が地盤に完全に定着される。ここで、中空管のアンカー
自身やそれに付属する引張材に張力が導入されることに
より固結剤の硬化によって固結した地盤にアンカーの引
張力が伝達され、圧縮力が加わり、引張力やせん断力に
対する抵抗力が付与される。
【0011】アンカーの固結対象領域への埋設は固結剤
の注入前、注入後のいずれでもよいが、予め海水や地下
水の浸入を防ぎ、アンカー埋設の作業性を上げる意味で
は非発泡系や低発泡系の固結剤の注入と硬化後が適当で
ある。
の注入前、注入後のいずれでもよいが、予め海水や地下
水の浸入を防ぎ、アンカー埋設の作業性を上げる意味で
は非発泡系や低発泡系の固結剤の注入と硬化後が適当で
ある。
【0012】アンカーはまた、地盤の深さ方向と横方向
に適当な間隔をおいて配置されることにより土砂との付
着力や摩擦力を増し、地盤自身の一体性の効果を高める
働きをする。
に適当な間隔をおいて配置されることにより土砂との付
着力や摩擦力を増し、地盤自身の一体性の効果を高める
働きをする。
【0013】
【実施例】以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0014】この発明は図1に示すように目標,あるい
は対象とする地盤(以下目標地盤)Gを非発泡系,また
は低発泡系の固結剤41の注入と、発泡性の固結剤42の注
入による圧密強化とそれに伴うアンカー1の定着による
引張強度の付与、更にはアンカー1の緊張により強化
し、この目標地盤Gを水圧や地震力等によるせん断力に
対して安定させるものである。
は対象とする地盤(以下目標地盤)Gを非発泡系,また
は低発泡系の固結剤41の注入と、発泡性の固結剤42の注
入による圧密強化とそれに伴うアンカー1の定着による
引張強度の付与、更にはアンカー1の緊張により強化
し、この目標地盤Gを水圧や地震力等によるせん断力に
対して安定させるものである。
【0015】図1は目標地盤Gが大深度地下に構築が想
定される構造物の周辺地盤である場合の実施例を示した
ものであるが、この目標地盤G中には全体に亘って従来
工法により固結剤41が注入され、地盤自身に止水性と圧
縮強度が与えられる。固結剤41は地盤注入が可能な非発
泡系,または低発泡系固結剤であれば材料を問わない
が、例えばセメントミルク,水ガラス,低膨張性セメン
ト等が使用される。
定される構造物の周辺地盤である場合の実施例を示した
ものであるが、この目標地盤G中には全体に亘って従来
工法により固結剤41が注入され、地盤自身に止水性と圧
縮強度が与えられる。固結剤41は地盤注入が可能な非発
泡系,または低発泡系固結剤であれば材料を問わない
が、例えばセメントミルク,水ガラス,低膨張性セメン
ト等が使用される。
【0016】アンカー1は図1,及びその平面図である
図2に示すように目標地盤Gの高さ方向と横方向に適当
な距離をおき、放射状に配置され、目標地盤Gの厚さ方
向の両端間に形成される削孔7内に挿入されて埋設され
る。図3はアンカー1を目標地盤Gを貫通して埋設した
場合である。
図2に示すように目標地盤Gの高さ方向と横方向に適当
な距離をおき、放射状に配置され、目標地盤Gの厚さ方
向の両端間に形成される削孔7内に挿入されて埋設され
る。図3はアンカー1を目標地盤Gを貫通して埋設した
場合である。
【0017】アンカー1は基本的に先端が閉じた中空管
10からなり、予め穿設された削孔7内に挿入されるが、
図4に示すように先端にその端面を塞ぐ刃部2を接続し
た場合には削孔7の穿設がアンカー1自身で行われ、そ
のまま埋設される。
10からなり、予め穿設された削孔7内に挿入されるが、
図4に示すように先端にその端面を塞ぐ刃部2を接続し
た場合には削孔7の穿設がアンカー1自身で行われ、そ
のまま埋設される。
【0018】発泡性の固結剤42はアンカー1の内部を通
じ、図5に示すように先端部分,または周面に明けられ
た吐出孔11から目標地盤G中に注入される。図4に示す
実施例のように先端に刃部2を接続した場合はその吐出
孔21から吐出される。
じ、図5に示すように先端部分,または周面に明けられ
た吐出孔11から目標地盤G中に注入される。図4に示す
実施例のように先端に刃部2を接続した場合はその吐出
孔21から吐出される。
【0019】固結剤42の注入は図4に示すようにアンカ
ー1の基部回りと削孔7の内壁との間の隙間を、発泡性
樹脂原液を含浸させた布等の閉塞材5で閉塞した状態
で、アンカー1の内部に注入ポンプで圧入することによ
り行われる。吐出孔11,21から吐出された固結剤42はア
ンカー1回りの削孔7内に充填され、固結剤41によって
固結した目標地盤G内の他、図3に示すようにアンカー
1を目標地盤Gを貫通して埋設した場合には目標地盤G
の外部にも浸透し、図4,図5に示すように発泡して硬
化する。固結剤42の発泡と硬化によってアンカー1の周
辺地盤が圧密強化され、同時に固結剤42の浸透によって
形成された地盤の固結物43によりアンカー1が地盤に定
着され、後述のアンカー1への張力の導入によって固結
剤41が注入された固結地盤にアンカー1の引張力が伝達
され、圧縮力が導入される。
ー1の基部回りと削孔7の内壁との間の隙間を、発泡性
樹脂原液を含浸させた布等の閉塞材5で閉塞した状態
で、アンカー1の内部に注入ポンプで圧入することによ
り行われる。吐出孔11,21から吐出された固結剤42はア
ンカー1回りの削孔7内に充填され、固結剤41によって
固結した目標地盤G内の他、図3に示すようにアンカー
1を目標地盤Gを貫通して埋設した場合には目標地盤G
の外部にも浸透し、図4,図5に示すように発泡して硬
化する。固結剤42の発泡と硬化によってアンカー1の周
辺地盤が圧密強化され、同時に固結剤42の浸透によって
形成された地盤の固結物43によりアンカー1が地盤に定
着され、後述のアンカー1への張力の導入によって固結
剤41が注入された固結地盤にアンカー1の引張力が伝達
され、圧縮力が導入される。
【0020】固結剤42に用いられる発泡性固結剤は地盤
注入が可能な原液性状を持ち、地盤固結に必要な強度を
示す固結剤であればよく、例えばウレタン樹脂,エポキ
シ樹脂,フェノール樹脂等が使用される。固結剤42は広
範囲の浸透を必要としないため比較的反応性の高い固結
剤の使用が可能で、その場合は海水や地下水の影響をほ
とんど受けずに済む。
注入が可能な原液性状を持ち、地盤固結に必要な強度を
示す固結剤であればよく、例えばウレタン樹脂,エポキ
シ樹脂,フェノール樹脂等が使用される。固結剤42は広
範囲の浸透を必要としないため比較的反応性の高い固結
剤の使用が可能で、その場合は海水や地下水の影響をほ
とんど受けずに済む。
【0021】アンカー1は固結剤42の硬化後に状況に応
じて緊張されるが、図4に示す、中空管10の単体からな
る場合はこれが直接緊張され、図5に示す実施例のよう
に中空管10の内部や外部に引張材3が一体化した場合は
引張材3を緊張することによってアンカー1に張力が導
入される。
じて緊張されるが、図4に示す、中空管10の単体からな
る場合はこれが直接緊張され、図5に示す実施例のよう
に中空管10の内部や外部に引張材3が一体化した場合は
引張材3を緊張することによってアンカー1に張力が導
入される。
【0022】この図5に示すように中空管10の内部に引
張材3を挿入した場合、または図示しないが、中空管10
の外部に引張材3を抱き合わせて一体化した場合には、
引張材3に固結剤42の硬化後にアンカー1の基部側から
張力が導入され、引張材3はそのままアンカー1の基
部、すなわち目標地盤Gの内周面6に定着される。引張
材3の先端31は図5に示すように中空管10の先端に定着
されており、その基部の定着はナット定着や楔定着等に
より通常通り行われる。
張材3を挿入した場合、または図示しないが、中空管10
の外部に引張材3を抱き合わせて一体化した場合には、
引張材3に固結剤42の硬化後にアンカー1の基部側から
張力が導入され、引張材3はそのままアンカー1の基
部、すなわち目標地盤Gの内周面6に定着される。引張
材3の先端31は図5に示すように中空管10の先端に定着
されており、その基部の定着はナット定着や楔定着等に
より通常通り行われる。
【0023】以上の、固結材41の注入に加えてアンカー
1の埋設と固結剤42の注入、及びアンカー1の緊張が施
された目標地盤Gは圧縮強度が与えられた上にその厚さ
方向に圧縮を受けることになり、この元圧縮力を受けた
状態に置かれることによって引張力とせん断力に対する
高い抵抗力を保有する。
1の埋設と固結剤42の注入、及びアンカー1の緊張が施
された目標地盤Gは圧縮強度が与えられた上にその厚さ
方向に圧縮を受けることになり、この元圧縮力を受けた
状態に置かれることによって引張力とせん断力に対する
高い抵抗力を保有する。
【0024】従来のアンカー工法のように地盤に対する
施工がアンカーの設置のみの場合は、各アンカーが独立
して挙動するため複数本のアンカー同士の一体化は困難
であるが、本発明ではアンカー1が固結した目標地盤G
中に複数本集合して挿入されることに加え、固結剤42が
地盤に浸透してできた固結物43が固結領域の内部,また
は外側に位置しているため、アンカー1は固結剤42の浸
透,硬化と周辺地盤の圧密により固結領域に一体化する
のみならず、土圧により生ずるアンカー1を引き抜こう
とする力に対して固結物43の前面部に位置する、固結材
41によって形成された固結体の存在により抵抗し、しか
もこの固結体は目標地盤Gの全体に行き亘っているため
目標地盤Gには固結体による圧縮強度と、アンカー1に
よる引張力が複合して付与されており、外力に対して極
めて強固な、一体化した構造体となる。
施工がアンカーの設置のみの場合は、各アンカーが独立
して挙動するため複数本のアンカー同士の一体化は困難
であるが、本発明ではアンカー1が固結した目標地盤G
中に複数本集合して挿入されることに加え、固結剤42が
地盤に浸透してできた固結物43が固結領域の内部,また
は外側に位置しているため、アンカー1は固結剤42の浸
透,硬化と周辺地盤の圧密により固結領域に一体化する
のみならず、土圧により生ずるアンカー1を引き抜こう
とする力に対して固結物43の前面部に位置する、固結材
41によって形成された固結体の存在により抵抗し、しか
もこの固結体は目標地盤Gの全体に行き亘っているため
目標地盤Gには固結体による圧縮強度と、アンカー1に
よる引張力が複合して付与されており、外力に対して極
めて強固な、一体化した構造体となる。
【0025】すなわち本発明では、目標地盤Gを固結材
41の注入により形成される固結領域と、固結剤42によっ
て定着したアンカー1との組み合わせによってそれぞれ
単独では得られない効果を獲得したことになる。
41の注入により形成される固結領域と、固結剤42によっ
て定着したアンカー1との組み合わせによってそれぞれ
単独では得られない効果を獲得したことになる。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上の通りであり、目標とす
る地盤中に非発泡系,または低発泡系の固結剤を注入し
てこれに圧縮強度を持たせると同時に、地盤中にアンカ
ーを埋設し、これを通じて発泡性の固結剤を地盤中に注
入し、その周辺地盤を圧密強化することにより、更に発
泡性の固結剤の硬化によって定着したアンカーを緊張
し、地盤に圧縮力を導入することにより目標地盤に引張
力とせん断力に対する抵抗力を与えるものであるため、
膨大な体積を持つ地盤を効果的に強化することができ
る。
る地盤中に非発泡系,または低発泡系の固結剤を注入し
てこれに圧縮強度を持たせると同時に、地盤中にアンカ
ーを埋設し、これを通じて発泡性の固結剤を地盤中に注
入し、その周辺地盤を圧密強化することにより、更に発
泡性の固結剤の硬化によって定着したアンカーを緊張
し、地盤に圧縮力を導入することにより目標地盤に引張
力とせん断力に対する抵抗力を与えるものであるため、
膨大な体積を持つ地盤を効果的に強化することができ
る。
【図1】本発明の実施例を示した縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】アンカーを目標地盤を貫通して埋設した場合の
実施例を示した縦断面図である。
実施例を示した縦断面図である。
【図4】先端に刃部を接続したアンカーの埋設例を示し
た断面図である。
た断面図である。
【図5】中空管の内部に引張力を挿入した場合のアンカ
ーを示した断面図である。
ーを示した断面図である。
G……目標地盤、1……アンカー、10……中空管、11…
…吐出孔、2……刃部、21……吐出孔、3……引張材、
31……先端、41……非発泡系,または低発泡系の固結
剤、42……発泡性の固結剤、43……固結物、5……閉塞
材、6……目標地盤の内周面、7……削孔。
…吐出孔、2……刃部、21……吐出孔、3……引張材、
31……先端、41……非発泡系,または低発泡系の固結
剤、42……発泡性の固結剤、43……固結物、5……閉塞
材、6……目標地盤の内周面、7……削孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐竹 誠次 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (72)発明者 高橋 真木雄 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭 電化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−101319(JP,A) 特開 昭52−144109(JP,A) 特開 昭55−31863(JP,A) 特開 昭52−80606(JP,A) 特開 昭58−24017(JP,A) 特開 平6−173578(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】 目標とする所定領域の地盤中に非発泡
系,または低発泡系の固結剤を注入する工程と、この所
定領域中に、あるいは所定領域を貫通して中空管のアン
カーを複数本埋設するとともに、このアンカーを通じて
発泡性の固結剤を注入し、この固結剤を発泡させ、硬化
させてその周辺地盤を圧密強化する工程とを併用して所
定領域の地盤を強化することを特徴とする地盤強化方
法。 - 【請求項2】 アンカーの先端,または周面には吐出孔
が穿設され、所定領域の地盤中への発泡性の固結剤の注
入はこの吐出孔から行われることを特徴とする請求項1
記載の地盤強化方法。 - 【請求項3】 アンカーを緊張して地盤に圧縮力を導入
することを特徴とする請求項1記載の地盤強化方法。 - 【請求項4】 アンカーにはその内部に引張材が挿入さ
れて、もしくは外部に抱き合わされて一体化しているこ
とを特徴とする請求項1記載の地盤強化方法。 - 【請求項5】 引張材を緊張して地盤に圧縮力を導入す
ることを特徴とする請求項4記載の地盤強化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23724092A JP2698511B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 地盤強化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23724092A JP2698511B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 地盤強化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0681334A JPH0681334A (ja) | 1994-03-22 |
| JP2698511B2 true JP2698511B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=17012471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23724092A Expired - Fee Related JP2698511B2 (ja) | 1992-09-04 | 1992-09-04 | 地盤強化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2698511B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6414871B2 (ja) * | 2013-01-15 | 2018-10-31 | 東亜グラウト工業株式会社 | マンホールの浮上防止構造及び工法 |
-
1992
- 1992-09-04 JP JP23724092A patent/JP2698511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0681334A (ja) | 1994-03-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2013291813B2 (en) | A ground stabilisation system, a support and a method of stabilising ground | |
| CN105378222B (zh) | 用加固杆加固邻接构造的平行隧道的立柱部件的方法和挖掘方法 | |
| KR100937237B1 (ko) | 복합 쏘일네일링 지반보강장치 및 이를 이용한 복합 쏘일네일링공법 | |
| US4808038A (en) | Method for installing a hollow closed bottom pile | |
| KR100576053B1 (ko) | 패커식 쏘일 네일체 및 시공방법 | |
| KR100781492B1 (ko) | 옹벽구조 및 그 시공방법 | |
| US20070031195A1 (en) | Method for increasing the strength of a volume of soil, particularly for containing and supporting excavation faces | |
| KR101864857B1 (ko) | 보강 케이싱 구조를 갖는 기초말뚝 시공방법 | |
| JP2698511B2 (ja) | 地盤強化方法 | |
| JPH0430489B2 (ja) | ||
| JP2509005B2 (ja) | 地盤強化方法 | |
| KR100895770B1 (ko) | 지반붕괴방지보강조립체용 내하체겸 전단보강조립체 및 이에 의한 시공방법 | |
| JPH05125726A (ja) | ドレーン層付き杭の造成方法 | |
| KR102378409B1 (ko) | 지반 보강을 위한 압력식 그라우팅 앵커체 및 이를 이용한 공법 | |
| KR101816006B1 (ko) | 매입말뚝 주면고정방법 및 그 장치 | |
| JP3298574B2 (ja) | 盤ぶくれ防止装置 | |
| JPS63280121A (ja) | アンカー体及びグランドアンカー構造物 | |
| KR200325653Y1 (ko) | 이중 주입관이 구비된 어스앙카체 | |
| JP2002081052A (ja) | 地山補強工法 | |
| JPH02304119A (ja) | 斜面の安定工法 | |
| JPH11256572A (ja) | 複合化地盤補強工法 | |
| JP2546733B2 (ja) | 圧密土地盤のアンカー施工法 | |
| RU2275467C1 (ru) | Способ закрепления оползневых склонов | |
| JP2745151B2 (ja) | 仮設コンクリート柱体の自然劣化工法 | |
| KR200339983Y1 (ko) | 패커식 쏘일 네일체 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |