JP2700577B2 - 切り目入り弾性材積層シートおよびその製法 - Google Patents

切り目入り弾性材積層シートおよびその製法

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肇 宮坂
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Tokai Rubber Industries Ltd
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、小型モーターのブラシの振動を減衰させる
ブラシ用制振材等の弾性片が配列された切り目入り弾性
材積層シートおよびその製法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、オーデイオビジユアル,オフイスオートメー
シヨン機器等の小型モーターには、板状のブラシ1が内
蔵され、第7図に示すように整流子Aと摺接し、回転子
(図示せず)と外部回路との間を通電するようになつて
いる。このようなブラシ1では、整流子Aの回転にとも
ないその三股状の接触部3が振動し異音を発生したり、
チヤタリング現象により火花を生じたりする。そのた
め、これを防止する目的で、図示のようにブラシ1上に
ゴム微細片2を制振材として接着して構成されている。
このような制振材は、一般に、第8図に示すように、制
振材用ゴムシート6の片面に、両面粘着テープの一方の
剥離紙を除去して粘着面4を露呈させ、それを粘着した
のち所定の間隔に切断することにより作られている。そ
して、各切断片(制振材)5を上記ブラシに貼付する場
合には、切断片5をピンセツトでつまむため、第9図に
示すように、上記切断後、作業員が各制振材の相互を離
間させピンセツトでつまみやすくすることが行われてい
る。しかしながら、このようにする場合には、極めて作
業が煩雑である。またロボツトハンドで上記操作を自動
化することも不可能である。
〔発明が解決しようとする課題〕
そのため、つぎのような方法が提案された。すなわ
ち、第8図に示す切断された段階(この段階では各切断
片5はゴム材料の粘着力により隣接するもの同志が付着
している)の制振材用ゴムシート6を、第10図(A)に
示すように、丸棒治具7の外周面に、ゴム側を内側にし
た状態で巻き付け、内側と外側の円周長の差を利用して
各切断片5の剥離紙8側を図示のように離間させる〈第
10図(A)の鎖線で囲われた部分の拡大図である第10図
(B)参照〉。そして、その状態で丸棒治具7の下側
に、剥離紙が除かれ表面に粘着面4が露呈している粘着
テープ9を配置して制振材用ゴムシート6を包み込むよ
うに丸棒治具7の外周に巻き付け、各切断片5の剥離紙
8側を離間させた状態で固定する。つぎに上記粘着テー
プ9を丸棒治具7の外周から離し、各切断片5を丸棒治
具7の外周面から剥離する。これにより、第11図に示す
ように、各切断片(制振材)5が離間した状態で粘着テ
ープに仮止めされている制振材配列シート10が得られ
る。しかしながら、このようにする場合にはつぎのよう
な問題が生じている。すなわち、各切断片(制振材)5
はそのゴム材料によつて相互に粘着力を有しているう
え、粘着面4も粘着力を有していることから、実際に
は、各切断片5は第10図(A)に示すように丸棒治具7
の外周に巻き付けた段階では、相互に所定間隔で隙間11
を生じない。このように、この方法では充分な信頼性が
得られていないのが実情である。したがつて、ロボツト
ハンドによる自動化は不可能であり、また作業に多くの
人手を要している。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、台
紙等からの剥離が容易で、自動化に対応することのでき
る切り目入り弾性材積層シートおよびその製法の提供を
その目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、一方向に伸長
可能な伸長シートの一面の粘着面に、剥離層および粘着
層を介して弾性シートが仮接合され、この弾性シート
に、上記伸長シートの伸長方向と直交する複数の切り目
が、上記剥離層および粘着層に達した状態で所定間隔で
形成されている切り目入り弾性材積層シートを第1の要
旨とし、一方向に伸長可能で一面が粘着面に形成されて
いる伸長シートを準備する工程と、裏面に粘着層および
剥離層が積層裏打ちされた弾性シートに所定間隔で上記
両層に達する切り目を入れる工程と、この切り目が入れ
られた弾性シートをその切り目を上記伸長シートの伸長
方向と直交させた状態で裏面の上記両層を介して伸長シ
ートの粘着面に仮接合する工程を備えている切り目入り
弾性材積層シートの製法を第2の要旨とする。
〔作用〕
本発明の切り目入り弾性材積層シートは、上記従来例
のような丸棒治具を使用するのではなく、伸長シートの
伸長性を利用するものであり、ブラシ用制振材等として
用いられる弾性シートを伸長シートの一面に仮止めし、
伸長シートの伸長方向と直交して複数の切り目を形成し
て構成されている。したがつて、使用に際しては、上記
切り目入り弾性材積層シートを、上記弾性シートの切り
目と直交するよう第2の切り目を入れて複数列に切断
し、その列状に切断された伸長シートを引つ張つて伸長
させると、弾性シートの切り目が拡大する。これによ
り、切り目と切り目との間の弾性シートの部分で形成さ
れる弾性シート片(制振材等となる)を、拡大した切り
目を利用して容易に伸長シートから剥離することができ
る。その結果、ピンセツトで直接伸長シートから上記制
振材となる弾性シート片をつかみ取ることができる。ま
た、ロボツトハンドによる自動化にも充分対応すること
ができるようになる。また、本発明の方法によれば、上
記の様な切り目入り弾性材積層シートを容易に製造する
ことが可能となる。
つぎに、実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は、本発明の切り目入り弾性材積
層シートの製造の一例を示している。切り目入り弾性材
積層シート12を製造する場合には、まず第1図に示すよ
うに、制振材用ゴムシート6の片面に、両面粘着テープ
の一面側の剥離紙を剥がし、その粘着面4を貼付して両
者を一体化し、これのゴムシート6の上に、粘着フイル
ム13を積層し全体を積層体化する。つぎに、第2図に示
すように、上記積層体の全体をブラシ用制振材の幅方向
に切断する。上記粘着フイルム13はその両側線を左右に
延長して切断台(図示せず)上に仮止めすることによ
り、この切断時の圧力でゴムシート6がずれないように
ずれ止め作用を発揮する。また、生成したゴム切断片6a
はゴム自体の有する粘着力で全体が一体化した状態にな
つている。つぎに、その状態で粘着フイルム13を剥離除
去する。この剥離除去は、上記フイルム13の一端側をそ
の幅方向(紙面の手前側から奥に向かう方向)に持ち上
げることにより行われる。そして、残存部を第3図に示
すように、新たな粘着フイルム13と伸長テープ14とで挟
んだ状態にする。この場合、伸長テープ14はその表面の
粘着面15の粘着力によつてゴム切断片6aの剥離紙8側に
仮接合し、粘着フイルム13はゴム切断片6aのゴム部の上
に接合し、ゴム部の表面の汚染防止作用をする。なお、
上記伸長テープ14は、しわがよつているクレープ紙等か
ら構成されており、図示の矢印方向に伸びてその状態を
保つようになつている。このような伸長テープ14の伸長
率は20〜80%の範囲から選ぶことができ、この実施例で
は50%のものを用いている。
このようにして得られた本発明の切り目入り弾性材積
層シート12は、第3図の状態で保管される。そして、使
用に際しては、第4図(粘着フイルム13を除いた状態で
第3図を上から眺めた図)に示すように長さ方向に所定
間隔で第2の切り目16を入れる。この第2の切り目16に
よつて全体が多数列(図示では2列)に切断される。つ
いで、その状態で粘着フイルム13を剥離したのち、第5
図のように切断された伸長シート14をその伸長方向(矢
印方向)に引つ張る。その結果、第6図に示すように、
切断され形成されたゴム切断片6a(制振材となる部分)
が相互に離間した状態になる。したがつて、この状態
で、ゴム切断片6aをピンセツトでつまみ持ち上げれば、
ゴム切断片6aは粘着面15から容易に剥離する。この場
合、剥離紙8は伸長シート14の方に残る。
このように、本発明の切り目入り弾性材積層シート12
は、使用に際して第2の切り目16を入れ伸長シート14を
引つ張るという簡単な作業でブラシ用制振材片等となる
ゴム切断片6aが相互に離間するため、これをピンセツト
でつまみ上げたりロボツトハンドでつかみ取ることがで
きる。したがつて、自動化に充分対応することができ
る。また、伸長シート14の伸長率を選んだり、伸長度合
いを調節することにより、ブラシ用制振材片の離間の距
離を調節することができる。したがつて、自動化の際に
ロボツトハンドの種類に応じて離間度合いの調節を適切
に行うことができるようになる。
なお、上記の実施例では、粘着フイルム13を取り付け
ているが、これは必ずしも使用する必要はない。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の切り目入り弾性材積層シート
は、伸長シートの一面の粘着面に、剥離層および粘着層
を介して弾性シートを仮接合し、この弾性シートに、上
記伸長シートの伸長方向と直交する複数の切り目を、上
記剥離層および粘着層に達した状態で所定間隔で形成し
弾性シートを切断片化している。そのため使用に際し
て、上記切り目と直交するように弾性材積層シートを切
断して多数列にし、その列の長手方向に伸長シートを引
つ張ることにより、そのシートの上の弾性シート片が相
互に離間するようになる。したがつて、ピンセツトで上
記弾性シート片をつかみ取つたり、ロボツトハンドでつ
かみ取ることが容易となり自動化に対応できるようにな
る。また、弾性シート各片の離間の程度は、上記伸長シ
ートの伸長度合いの調節や材質の選択により容易に調節
することが可能となる。したがつて、ロボツトハンドの
つかみ取り能力の変動にも容易に対応できる。また、本
発明の方法によれば、上記のような切り目入り弾性材積
層シートを容易に製造できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図および第4図は本発明の切り目
入り弾性材積層シートの製造状態説明図、第5図は使用
に際して切り目入り弾性材積層シートを上記切り目と直
交するように切断して伸長して列状にした状態図、第6
図はそれを伸長させた状態図、第7図は小型モーターブ
ラシの説明図、第8図および第9図は従来例の説明図、
第10図(A),(B)および第11図は他の従来例の説明
図である。 4,15……粘着面、6……ゴムシート、6a……ゴム切断
片、8……剥離紙、12……切り目入り弾性材積層シー
ト、14……伸長テープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方向に伸長可能な伸長シートの一面の粘
    着面に、剥離層および粘着層を介して弾性シートが仮接
    合され、この弾性シートに、上記伸長シートの伸長方向
    と直交する複数の切り目が、上記剥離層および粘着層に
    達した状態で所定間隔で形成されていることを特徴とす
    る切り目入り弾性材積層シート。
  2. 【請求項2】一方向に伸長可能で一面が粘着面に形成さ
    れている伸長シートを準備する工程と、裏面に粘着層お
    よび剥離層が積層裏打ちされた弾性シートに所定間隔で
    上記両層に達する切り目を入れる工程と、この切り目が
    入れられた弾性シートをその切り目を上記伸長シートの
    伸長方向と直交させた状態で裏面の上記両層を介して伸
    長シートの粘着面に仮接合する工程を備えていることを
    特徴とする切り目入り弾性材積層シートの製法。
JP22811089A 1989-08-31 1989-08-31 切り目入り弾性材積層シートおよびその製法 Expired - Lifetime JP2700577B2 (ja)

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