JP2714663B2 - 腸内有益菌増殖促進剤 - Google Patents
腸内有益菌増殖促進剤Info
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- JP2714663B2 JP2714663B2 JP63081628A JP8162888A JP2714663B2 JP 2714663 B2 JP2714663 B2 JP 2714663B2 JP 63081628 A JP63081628 A JP 63081628A JP 8162888 A JP8162888 A JP 8162888A JP 2714663 B2 JP2714663 B2 JP 2714663B2
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明はニンニクから得られる腸内有益菌の増殖促進
剤に関するものである。
剤に関するものである。
先行技術 ニンニクは中国、朝鮮、日本その他各国で栽培されて
いる多年生草木である。一般に強壮薬として知られてお
り、古くから健胃、発汗、利尿、去たん、殺菌および駆
虫薬として用いられている。
いる多年生草木である。一般に強壮薬として知られてお
り、古くから健胃、発汗、利尿、去たん、殺菌および駆
虫薬として用いられている。
近年ニンニク成分の研究もさかんとなり、ガーリック
オイルの抗血栓作用(特開昭57−209218号公報参照)、
血小板凝集抑制作用(Lancet,1(8212),150(198
2))、タンパク画分の生体防御能亢進作用(特開昭61
−140526号公報参照)あるいはアルコール抽出画分の制
ガン作用(特願昭62−130848号明細書参照)などの報告
がある。
オイルの抗血栓作用(特開昭57−209218号公報参照)、
血小板凝集抑制作用(Lancet,1(8212),150(198
2))、タンパク画分の生体防御能亢進作用(特開昭61
−140526号公報参照)あるいはアルコール抽出画分の制
ガン作用(特願昭62−130848号明細書参照)などの報告
がある。
ところで、ヒトを含む多くの動物は、種々の細菌類と
共生しており、中でも腸内細菌、特に腸内有益菌は、ビ
タミンや蛋白の合成、消化吸収の補助、外来菌の増殖防
止、免疫機能の亢進あるいは下痢、便秘または鼓腸等の
改善といった幅広い作用が知られている。
共生しており、中でも腸内細菌、特に腸内有益菌は、ビ
タミンや蛋白の合成、消化吸収の補助、外来菌の増殖防
止、免疫機能の亢進あるいは下痢、便秘または鼓腸等の
改善といった幅広い作用が知られている。
この様な腸内細菌の腸内におけるバランスは、宿主の
年齢、生理、殺菌類間の相互作用、食物、薬剤や気候等
の影響によって変化し、特に腸内有益菌であるビフィズ
ス菌は加齢によって減少することが知られている。
年齢、生理、殺菌類間の相互作用、食物、薬剤や気候等
の影響によって変化し、特に腸内有益菌であるビフィズ
ス菌は加齢によって減少することが知られている。
一方で、加齢と共に優勢となってくる非有益菌あるい
は病原性菌は、アンモニア、硫化水素、アミン、フェノ
ール、発癌性物質その他毒素等を生産し、これらの産物
は下痢、便秘といった軽度の障害から発育障害、肝障
害、抵抗力の低下、癌といった重篤な障害をもたらすこ
とも知られている[詳細は(株)メディカルリサーチセ
ンター編「ビフィズス菌」(1978年7月1日(株)ヤク
ルト本社発行)を参照されたい]。
は病原性菌は、アンモニア、硫化水素、アミン、フェノ
ール、発癌性物質その他毒素等を生産し、これらの産物
は下痢、便秘といった軽度の障害から発育障害、肝障
害、抵抗力の低下、癌といった重篤な障害をもたらすこ
とも知られている[詳細は(株)メディカルリサーチセ
ンター編「ビフィズス菌」(1978年7月1日(株)ヤク
ルト本社発行)を参照されたい]。
この様な観点から、これら腸内有益菌の増殖は、ヒト
を含む多くの動物の健康維持および増進に大きく寄与す
ると考えられ、腸内有益菌(例えば、ビフィズス菌ある
いは乳酸菌等)数を増加させるために種々のビフィズス
菌製剤、醗酵乳製品あるいは化学物質(ニンジンから分
離された4′−ホスホパテティン−S−スルホン酸ある
いはデホスホCoA−S−スルホン酸)等が研究または開
発されている。
を含む多くの動物の健康維持および増進に大きく寄与す
ると考えられ、腸内有益菌(例えば、ビフィズス菌ある
いは乳酸菌等)数を増加させるために種々のビフィズス
菌製剤、醗酵乳製品あるいは化学物質(ニンジンから分
離された4′−ホスホパテティン−S−スルホン酸ある
いはデホスホCoA−S−スルホン酸)等が研究または開
発されている。
また、近年、増殖促進物質としてショ糖にフラクトー
ス(果糖)が1〜3分子結合したフラクトオリゴ糖が、
これら腸内細菌の増殖を促す物質として実用化されてい
る。
ス(果糖)が1〜3分子結合したフラクトオリゴ糖が、
これら腸内細菌の増殖を促す物質として実用化されてい
る。
しかしながら、ニンニクの特定な成分に、この様な活
性があったことは、全く報告されてないのが現状であ
る。
性があったことは、全く報告されてないのが現状であ
る。
発明の概要 要旨 本発明は新規な腸内有益菌の増殖促進活性成分の提供
を目的とし、ニンニク成分がこの作用を有するという発
見に基づくものである。
を目的とし、ニンニク成分がこの作用を有するという発
見に基づくものである。
したがって、本発明は、ニンニクを水または炭素数1
〜4の含水もしくは非含水の低級アルコールで抽出し、
さらにその抽出物を下記イ)およびロ)の工程に付して
得られるニンニク成分を有効成分として含有することを
特徴とする腸内有益菌増殖促進剤を提供するものであ
る。
〜4の含水もしくは非含水の低級アルコールで抽出し、
さらにその抽出物を下記イ)およびロ)の工程に付して
得られるニンニク成分を有効成分として含有することを
特徴とする腸内有益菌増殖促進剤を提供するものであ
る。
イ)透析、ゲル過および限外過から選ばれる少なく
とも一つの手段に付して分子量1万以下の低分子化合物
を分離する工程。
とも一つの手段に付して分子量1万以下の低分子化合物
を分離する工程。
ロ)陰イオン交換クロマトグラフィーに付して吸着画分
を採取する工程。
を採取する工程。
そして、この腸内有益菌増殖促進剤は整腸剤として、
また食品および飼料に添加して使用できるものである。
また食品および飼料に添加して使用できるものである。
効果 ニンニクの特定の抽出成分にこのような生理活性があ
ったということは思いがけなかったことというべく、そ
して本発明による腸内有益菌の増殖促進活性成分および
この成分を含む整腸剤、食品ならびに飼料の提供は言う
までもなく、腸内有益菌の増殖を通じ、ヒトを含む動物
の健康維持、増進に対して有意義な貢献をなすものであ
る。
ったということは思いがけなかったことというべく、そ
して本発明による腸内有益菌の増殖促進活性成分および
この成分を含む整腸剤、食品ならびに飼料の提供は言う
までもなく、腸内有益菌の増殖を通じ、ヒトを含む動物
の健康維持、増進に対して有意義な貢献をなすものであ
る。
さらに付け加えれば、これら腸内有益菌を用いた物質
の生産あるいは実験的培養においても、重要な栄養源と
して用いることができるであろう。
の生産あるいは実験的培養においても、重要な栄養源と
して用いることができるであろう。
発明の具体的説明 ニンニク 本発明でいうニンニクとは、ゆり科(Liliaceae)、
アリウム(Allium)属に属するアリウム・サティバム・
リンネ(Allium sativum L.)を指し、例えばオオニン
ニク(Allium sativum L.forma pekinese Makino)がこ
れにあたる。
アリウム(Allium)属に属するアリウム・サティバム・
リンネ(Allium sativum L.)を指し、例えばオオニン
ニク(Allium sativum L.forma pekinese Makino)がこ
れにあたる。
目的画分を取得すべく材料となる部分はとりわけ鱗茎
部(内部に分裂してできた通常5〜20個の割球状形の小
鱗茎が入っている)が好ましく、これを乾燥するか、ま
たはそのままの状態で抽出に供することができる。
部(内部に分裂してできた通常5〜20個の割球状形の小
鱗茎が入っている)が好ましく、これを乾燥するか、ま
たはそのままの状態で抽出に供することができる。
また、これらの植物を常法によって組織培養に付し
て、その培養物を用いることもできる。
て、その培養物を用いることもできる。
目的成分の取得 ニンニクの抽出および目的成分の取得は、基本的には
植物生薬の抽出に慣用される任意の手段により行なうこ
とができる。
植物生薬の抽出に慣用される任意の手段により行なうこ
とができる。
先づ、抽出対象はニンニク植物体の任意の部分である
が、その鱗茎部が最も好ましい。
が、その鱗茎部が最も好ましい。
そして、本発明による取得方法は、上記ニンニクを、
水または炭素数1〜4の含水または非含水の低級アルコ
ールにより抽出した後、このニンニク成分を、下記イ)
および/またはロ)の工程に付すことから成るものであ
る。特に好ましくは、イ)およびロ)の工程をこの順序
で行なうのがよい。こで抽剤として使用すべき低級アル
コールは、炭素数1〜4のもの(通常は1価アルコー
ル)であり、特に好ましいのはエタノールである。
水または炭素数1〜4の含水または非含水の低級アルコ
ールにより抽出した後、このニンニク成分を、下記イ)
および/またはロ)の工程に付すことから成るものであ
る。特に好ましくは、イ)およびロ)の工程をこの順序
で行なうのがよい。こで抽剤として使用すべき低級アル
コールは、炭素数1〜4のもの(通常は1価アルコー
ル)であり、特に好ましいのはエタノールである。
抽出は加温下でも行うことができるが、常温下では抽
出時間が長く、数時間から数日程度が必要であることが
普通である。また、抽出効率を上げるために、対象植物
体は破砕したものであることが好ましいのは言うまでも
ない。
出時間が長く、数時間から数日程度が必要であることが
普通である。また、抽出効率を上げるために、対象植物
体は破砕したものであることが好ましいのは言うまでも
ない。
(イ)低分子物質の分離除去 上記抽出成分は、抽剤アルコールを留去した後、透
析、ゲル濾過、限外濾過あるいは逆浸透圧法などの任意
の高分子精製手段に付して上記抽出成分中に混在する低
分子物質やイオン等の不純物を分離除去することができ
る。好ましくは透析、ゲル濾過および限外濾過から選ば
れる少なくとも一つの手段に付すのがよい。なお、本発
明でいう低分子化合物とは、分子量1万以下の有機およ
び無機物質をいう。
析、ゲル濾過、限外濾過あるいは逆浸透圧法などの任意
の高分子精製手段に付して上記抽出成分中に混在する低
分子物質やイオン等の不純物を分離除去することができ
る。好ましくは透析、ゲル濾過および限外濾過から選ば
れる少なくとも一つの手段に付すのがよい。なお、本発
明でいう低分子化合物とは、分子量1万以下の有機およ
び無機物質をいう。
1)透析 透析は半透膜の分子ふるい効果を利用した高分子成分
の分離法の一つであり、半透膜としては一般に動物膜、
セロファン膜、コロジオン膜、ゼラチン膜等が繁用され
ている。
の分離法の一つであり、半透膜としては一般に動物膜、
セロファン膜、コロジオン膜、ゼラチン膜等が繁用され
ている。
本発明における透析も任意の公知手段を用いて行うこ
とができる。
とができる。
2)ゲル濾過 ゲル濾過は、ほぼ均一な孔径の三次元の網目構造を有
している高分子のゲル濾過剤を用いて分子量の異なる水
溶性高分子物質を分離除去する方法をいう。ゲル濾過剤
としては、デキストランゲル[例えば Sephadex (Ph
armacia Fine Chemicals)]、ポリアクリルアミドゲル
[例えばBio Gel(Bio−Rad Laboratories)]あるいは
アガロースゲル[例えばSepharose(ファルマシア社
製)]等任意のものを使用することができる。
している高分子のゲル濾過剤を用いて分子量の異なる水
溶性高分子物質を分離除去する方法をいう。ゲル濾過剤
としては、デキストランゲル[例えば Sephadex (Ph
armacia Fine Chemicals)]、ポリアクリルアミドゲル
[例えばBio Gel(Bio−Rad Laboratories)]あるいは
アガロースゲル[例えばSepharose(ファルマシア社
製)]等任意のものを使用することができる。
3)限外濾過 限外濾過は一定の大きさの孔をもった膜の両面に加圧
または吸引により圧力差を加えることによって高分子成
分を分散媒からわける操作をいう。限外濾過膜として
は、透析の場合と同様にセロファン膜、コロジオン膜、
ゼラチン膜等を用いることができる。
または吸引により圧力差を加えることによって高分子成
分を分散媒からわける操作をいう。限外濾過膜として
は、透析の場合と同様にセロファン膜、コロジオン膜、
ゼラチン膜等を用いることができる。
(ロ)陰イオン交換クロマトグラフィーによる精製 上記処理液は、低温下で減圧濃縮するかまたは凍結乾
燥した後、陰イオン交換クロマトグラィーに付して目的
画分を吸着画分として得ることができる。
燥した後、陰イオン交換クロマトグラィーに付して目的
画分を吸着画分として得ることができる。
本発明でいう陰イオン交換クロマトグラフィーは、液
相中の陰イオンを取り入れて自己のもっている陰イオン
を放出する性質のある樹脂、例えば、ポリスチレンジビ
ニルベンゼン共重合体、ポリアミン、水、和酸化チタン
またはセルロース等の任意の陰イオン交換体を用いて、
溶液中の陽イオン画分と陰イオン画分とを分離する方法
をいい、通常の公知手段をもちいておこなうことができ
る。
相中の陰イオンを取り入れて自己のもっている陰イオン
を放出する性質のある樹脂、例えば、ポリスチレンジビ
ニルベンゼン共重合体、ポリアミン、水、和酸化チタン
またはセルロース等の任意の陰イオン交換体を用いて、
溶液中の陽イオン画分と陰イオン画分とを分離する方法
をいい、通常の公知手段をもちいておこなうことができ
る。
また、上記クロマトグラフィーに付して得られる吸着
画分は、無機の強酸−強塩基の塩、例えばNaCl,KCl,Na2
SO4,K2SO4等で処理してイオン強度を変化させて回収す
ることができる。
画分は、無機の強酸−強塩基の塩、例えばNaCl,KCl,Na2
SO4,K2SO4等で処理してイオン強度を変化させて回収す
ることができる。
上記溶出液は、(イ)に示した方法により塩類を除い
た後に、低温で減圧濃縮するか、または凍結乾燥に付し
て、目的とする成分を得ことができる。
た後に、低温で減圧濃縮するか、または凍結乾燥に付し
て、目的とする成分を得ことができる。
腸内有益菌の増殖促進作用ならびに整腸作用 本発明における腸内有益菌の増殖促進作用とは、腸内
においてビタミン合成、消化吸収の補助、病原菌または
有害菌感染に対する抵抗性の増強あるいは下痢、便秘ま
たは鼓腸の改善作用等に関与する腸内有益菌の増殖促進
作用を言い、二次的にこれらの腸内有益菌の効果を期待
できるものである。
においてビタミン合成、消化吸収の補助、病原菌または
有害菌感染に対する抵抗性の増強あるいは下痢、便秘ま
たは鼓腸の改善作用等に関与する腸内有益菌の増殖促進
作用を言い、二次的にこれらの腸内有益菌の効果を期待
できるものである。
具体的には、バクテロイデス、ユウバクテリウム、ビ
フィズス菌、乳酸菌、大腸菌(無毒株)あるいは腸球菌
等が上げられるが、主にビフィズス菌および乳酸菌に対
する増殖促進作用である。
フィズス菌、乳酸菌、大腸菌(無毒株)あるいは腸球菌
等が上げられるが、主にビフィズス菌および乳酸菌に対
する増殖促進作用である。
一方、本発明における整腸作用とは、便秘、下痢、腸
内異常発酵または鼓腸等の小腸ならびに大腸間でのトラ
ブルを改善する作用を言う。
内異常発酵または鼓腸等の小腸ならびに大腸間でのトラ
ブルを改善する作用を言う。
整腸剤及び食品ならびに飼料 本発明における整腸剤は前記ニンニク成分それ自体ま
たは適時製剤用の賦形剤、結合剤、希釈剤等と混合して
成るものであり、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、液剤
または注射剤などの形態で経口的または非経口的に投与
することができる。なお、必要に応じて他の薬剤を調合
させてもよい。
たは適時製剤用の賦形剤、結合剤、希釈剤等と混合して
成るものであり、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、液剤
または注射剤などの形態で経口的または非経口的に投与
することができる。なお、必要に応じて他の薬剤を調合
させてもよい。
また、一般に食品類として調製する場合は、該成分に
任意の賦形剤、食品添加物または香料等を添加して、粉
末、顆粒、塊状の固形食品あるいは飲料食品として加工
することができる。
任意の賦形剤、食品添加物または香料等を添加して、粉
末、顆粒、塊状の固形食品あるいは飲料食品として加工
することができる。
さらに、飼料として調製する場合は、該成分を直接任
意の飼料に配合するか、上記と同様に粉末、顆粒、塊状
あるいは液状とした後、配合して調製することができ
る。また、飼料を本物質で被覆したものであっててもよ
い。なお、ここで言う飼料とは、家畜またはペットを対
象とした動物用食料である。
意の飼料に配合するか、上記と同様に粉末、顆粒、塊状
あるいは液状とした後、配合して調製することができ
る。また、飼料を本物質で被覆したものであっててもよ
い。なお、ここで言う飼料とは、家畜またはペットを対
象とした動物用食料である。
なお、整腸剤として用いる場合のニンニク成分の投与
量は、年齢、体重、症状により適宜増減するが、経口的
には通常成人、1日、ニンニク成分として100mg〜10g程
度であり、さらに好ましくは500mg〜5g程度である、本
発明による好ましい具体例は、該成分と製剤上の補助成
分とからなるものである。なお、本薬剤を人間以外の動
物薬としても用いることができることは、言うまでもな
い。
量は、年齢、体重、症状により適宜増減するが、経口的
には通常成人、1日、ニンニク成分として100mg〜10g程
度であり、さらに好ましくは500mg〜5g程度である、本
発明による好ましい具体例は、該成分と製剤上の補助成
分とからなるものである。なお、本薬剤を人間以外の動
物薬としても用いることができることは、言うまでもな
い。
本発明におけるニンニク成分の毒性は、例えば、ニン
ニクの希エタノール抽出液(エキス分14.5%,アルコー
ル数1.18)のLD50値が、経口、腹腔および皮下のいづれ
の投与経路においても、50ml/Kg以上であること(The J
ournal of Toxicological Scienses,9,57(1984))お
よびニンニクが食品として常用されていること、等によ
り一般に低毒性である。
ニクの希エタノール抽出液(エキス分14.5%,アルコー
ル数1.18)のLD50値が、経口、腹腔および皮下のいづれ
の投与経路においても、50ml/Kg以上であること(The J
ournal of Toxicological Scienses,9,57(1984))お
よびニンニクが食品として常用されていること、等によ
り一般に低毒性である。
実験例 ニンニク成分の取得 適当な大きさに破砕したオオニンニクの鱗茎部200gに
20%のエタノール400mlを加えて、室温で15時間以上の
抽出をおこなった。
20%のエタノール400mlを加えて、室温で15時間以上の
抽出をおこなった。
このニンニク抽出液を40℃以下で、約80mlまで減圧濃
縮した後、MW cut off 3500の透析チューブ(SPECTRAM
社製)に移し流水にて、室温、 一夜の透析をした後、凍結乾燥を行った。(収量12.1
g)。
縮した後、MW cut off 3500の透析チューブ(SPECTRAM
社製)に移し流水にて、室温、 一夜の透析をした後、凍結乾燥を行った。(収量12.1
g)。
得られた凍結乾燥物のうち約5.5gを0.05Mのトリスー
塩酸緩衝液(pH8)で平衡化したDEAE−Toyopearl 650M
(東ソー製)(樹脂量約190ml)に付して該緩衝液で素
通り画分を分離除去した。吸着画分は、2MのNaClを含む
0.05Mトリスー塩酸緩衝液(pH8)約1000mlを用いて溶出
させ、これを前述のように透析して塩類等を除いた後
に、凍結乾燥して目的とする成分を得た(収量約520m
g)。該成分は水に溶けやすく、ほとんどの有機溶媒に
不溶であった。
塩酸緩衝液(pH8)で平衡化したDEAE−Toyopearl 650M
(東ソー製)(樹脂量約190ml)に付して該緩衝液で素
通り画分を分離除去した。吸着画分は、2MのNaClを含む
0.05Mトリスー塩酸緩衝液(pH8)約1000mlを用いて溶出
させ、これを前述のように透析して塩類等を除いた後
に、凍結乾燥して目的とする成分を得た(収量約520m
g)。該成分は水に溶けやすく、ほとんどの有機溶媒に
不溶であった。
ビフィズス菌および乳酸菌の増殖促進作用 I)ビフィズス菌増殖促進効果 (1)実験方法 ビフィズス菌に対する増殖促進効果は被検菌としてBi
fidobactrium bifidum IFO 14252株を用い、GAMブイヨ
ン培地で検討をおこなった。ここでいうGAMブイヨン培
地は以下に示す培地である。「ペプトン10g、ダイズペ
プトン3g、プロテオースペプトン10g、消化血清末13.5
g、酵母エキス5g、肉エキス2.2g肝臓エキス末1.2g、ブ
トウ糖3g、リン酸二水素カリウム2.5g、塩化ナトリウム
3g、soluble starch 5g、L−システイン塩酸塩0.3g、
チオグリコール酸ナトリウム0.3g、水1、ph7.3」上
記組成のGAMブイヨン液体培地を用いビフィズス菌を37
℃、4日間嫌気培養した。嫌気培養にはBBLガスパック1
00嫌気システムを使用した。
fidobactrium bifidum IFO 14252株を用い、GAMブイヨ
ン培地で検討をおこなった。ここでいうGAMブイヨン培
地は以下に示す培地である。「ペプトン10g、ダイズペ
プトン3g、プロテオースペプトン10g、消化血清末13.5
g、酵母エキス5g、肉エキス2.2g肝臓エキス末1.2g、ブ
トウ糖3g、リン酸二水素カリウム2.5g、塩化ナトリウム
3g、soluble starch 5g、L−システイン塩酸塩0.3g、
チオグリコール酸ナトリウム0.3g、水1、ph7.3」上
記組成のGAMブイヨン液体培地を用いビフィズス菌を37
℃、4日間嫌気培養した。嫌気培養にはBBLガスパック1
00嫌気システムを使用した。
次にあらかじめ被検試料濃度が0.5%,0.2%,0.1%(w
et/vol)となる様に調製したGAMブイヨン液体培地を作
り、これを5mlずつ試験管に入れた。
et/vol)となる様に調製したGAMブイヨン液体培地を作
り、これを5mlずつ試験管に入れた。
これに先に前培養したビフィズス菌100μを無菌的
に接種後、37℃,4日間嫌気培養を行った。嫌気培養は前
述とおなじガスパックシステムを用いた。4日間培養後
菌数の増加を600nmにおける吸光度を測定することによ
って増殖度を調べた。
に接種後、37℃,4日間嫌気培養を行った。嫌気培養は前
述とおなじガスパックシステムを用いた。4日間培養後
菌数の増加を600nmにおける吸光度を測定することによ
って増殖度を調べた。
(2)実験結果 上記実験結果は第1図に示した通りである(なお、○
印はコントロールの値を示す)。本ニンニク成分は少量
で強力なビフィズス菌増殖促進作用があることが明かと
なった。また、作用は濃度依存的であることも明かとな
った。
印はコントロールの値を示す)。本ニンニク成分は少量
で強力なビフィズス菌増殖促進作用があることが明かと
なった。また、作用は濃度依存的であることも明かとな
った。
II)の乳酸菌の増殖促進効果 (1)実験方法 乳酸菌に対する増殖促進効果は被検菌としてLactobac
illus acidophilus IFO 13951株を用い803培地で検討を
行った。ここで用いた803培地とは以下に示す組成の培
地である。
illus acidophilus IFO 13951株を用い803培地で検討を
行った。ここで用いた803培地とは以下に示す組成の培
地である。
「ポリペフトン1%,酵母エキス0.5%,グルコース0.5
%ラクトース0.2%,ツィーン80 0.05%,MgSO4・7H2O
0.1% pH7.0」 上記組成の803培地を用いて斜面培地により乳酸菌を3
7℃,1日間前培養を行った。
%ラクトース0.2%,ツィーン80 0.05%,MgSO4・7H2O
0.1% pH7.0」 上記組成の803培地を用いて斜面培地により乳酸菌を3
7℃,1日間前培養を行った。
次に、あらかじめ被検試料濃度が0.5%,0.2%,0.1%
(wet/vol)となる様に調製した803培地を作り、これを
5mlずつ試験管に入れた。これに先に前培養した乳酸菌1
00μlを接種後37℃,4日間の培養を行った。4日間培養
後菌数の増加を600nmにおける吸光度を測定することに
よって増殖度を調べた。
(wet/vol)となる様に調製した803培地を作り、これを
5mlずつ試験管に入れた。これに先に前培養した乳酸菌1
00μlを接種後37℃,4日間の培養を行った。4日間培養
後菌数の増加を600nmにおける吸光度を測定することに
よって増殖度を調べた。
また、培地中の糖類による影響を調べるために803培
地からグルコースを除いた培地、ラクトースを除いた培
地についても調べた。
地からグルコースを除いた培地、ラクトースを除いた培
地についても調べた。
(2)実験結果 上記実験結果は第2図、第3図、第4図に示した通り
である(なお、○印はコントロールの値を示す)。いず
れの場合も本ニンニク成分は少量で強力な乳酸菌増殖促
進作用があることが明かとなった。また、作用は濃度依
存的であることも明かとなった。
である(なお、○印はコントロールの値を示す)。いず
れの場合も本ニンニク成分は少量で強力な乳酸菌増殖促
進作用があることが明かとなった。また、作用は濃度依
存的であることも明かとなった。
製 剤 化 実施例1 ニンニク成分1050gと結晶セルロース1470g、デンプン
450gおよびステアリン酸マグネシュウム30gとを均一に
混合し、ローラーコンパクターにて圧縮成形した。これ
を常法に従って整粒し、1包2gの分包剤とした。
450gおよびステアリン酸マグネシュウム30gとを均一に
混合し、ローラーコンパクターにて圧縮成形した。これ
を常法に従って整粒し、1包2gの分包剤とした。
実施例2 ニンニク成分1050gと結晶セルロース1470g、デンプン
450gおよびステアリン酸マグネシュウム15gとを均一に
混合し、ローラーコンパクターにて圧縮成形した。これ
を常法に従って整粒した後、ステアリン酸マグネシュウ
ム15gを加え混合した。この混合物を1錠当り500mgで打
錠した。
450gおよびステアリン酸マグネシュウム15gとを均一に
混合し、ローラーコンパクターにて圧縮成形した。これ
を常法に従って整粒した後、ステアリン酸マグネシュウ
ム15gを加え混合した。この混合物を1錠当り500mgで打
錠した。
実施例3 ニンニク成分1050gと乳糖1200g、結晶セルロース570g
およびステアリン酸マグネシュウム15gとを均一に混合
し、スッラグ打錠機でスラッグとした。これを整粒し、
これにデンプン150gおよびステアリン酸マグネシュウム
15gを混合し、1錠当り500mgで打錠した。
およびステアリン酸マグネシュウム15gとを均一に混合
し、スッラグ打錠機でスラッグとした。これを整粒し、
これにデンプン150gおよびステアリン酸マグネシュウム
15gを混合し、1錠当り500mgで打錠した。
実施例4 2000mlのビーカーに精製水約500mlをとり、ニンニク
成分238gを溶解した。これに単シロップ1000mlを加え、
混和した後、ブチルパラベン0.24gを溶解したエタノー
ル溶液17mlを加え、更に混和した。これに精製水を加
え、全量1700mlにした後、メンブランフィルターで濾過
した。この濾液を常法に従って1ビン当り30ml充填した
後、加熱滅菌を行なって、シロップ剤とした。
成分238gを溶解した。これに単シロップ1000mlを加え、
混和した後、ブチルパラベン0.24gを溶解したエタノー
ル溶液17mlを加え、更に混和した。これに精製水を加
え、全量1700mlにした後、メンブランフィルターで濾過
した。この濾液を常法に従って1ビン当り30ml充填した
後、加熱滅菌を行なって、シロップ剤とした。
実施例5 2000mlのビーカーに精製水約1000mlをとり、ニンニク
成分105gを溶解した。これに単シロップ200mlを加え
た。これにブチルパラベン0.21gを溶解した後、これに
精製水を加え、全量1500mlにした。これをメンブランフ
ィルターで濾過した後、この濾液を常法に従って1ビン
当り30ml充填した後、加熱滅菌を行なって、ドリンク剤
とした。
成分105gを溶解した。これに単シロップ200mlを加え
た。これにブチルパラベン0.21gを溶解した後、これに
精製水を加え、全量1500mlにした。これをメンブランフ
ィルターで濾過した後、この濾液を常法に従って1ビン
当り30ml充填した後、加熱滅菌を行なって、ドリンク剤
とした。
第1図は、GAM培地におけるビフィズス菌の増殖促進効
果を示したグラフである。 第2図は、803培地における乳酸菌の増殖促進効果を示
したグラフである。 第3図は、803培地からグルコースを除いた培地におけ
る乳酸菌の増殖促進効果を示したグラフである。 第4図は、803培地からラクトースを除いた培地におけ
る乳酸菌の増殖促進効果を示したグラフである。
果を示したグラフである。 第2図は、803培地における乳酸菌の増殖促進効果を示
したグラフである。 第3図は、803培地からグルコースを除いた培地におけ
る乳酸菌の増殖促進効果を示したグラフである。 第4図は、803培地からラクトースを除いた培地におけ
る乳酸菌の増殖促進効果を示したグラフである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12N 1/38 C12R 1:23)
Claims (2)
- 【請求項1】ニンニクを水または炭素数1〜4の含水も
しくは非含水の低級アルコールで抽出し、さらにその抽
出物を下記イ)およびロ)の工程に付して得られるニン
ニク成分を有効成分として含有することを特徴とする腸
内有益菌増殖促進剤。 イ)透析、ゲル過および限外過から選ばれる少なく
とも一つの手段に付して分子量1万以下の低分子化合物
を分離する工程。 ロ)陰イオン交換クロマトグラフィーに付して吸着画分
を採取する工程。 - 【請求項2】腸内有用菌がビフィズス菌または乳酸菌か
ら選ばれたものである請求項1に記載の増殖促進剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63081628A JP2714663B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 腸内有益菌増殖促進剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63081628A JP2714663B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 腸内有益菌増殖促進剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01252276A JPH01252276A (ja) | 1989-10-06 |
| JP2714663B2 true JP2714663B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=13751597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63081628A Expired - Fee Related JP2714663B2 (ja) | 1988-04-01 | 1988-04-01 | 腸内有益菌増殖促進剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2714663B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220136667A (ko) * | 2021-04-01 | 2022-10-11 | 세종대학교산학협력단 | 피부 마이크로바이옴 조절용 화장료 조성물 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003250528A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-09 | Yakult Honsha Co Ltd | ビフィドバクテリウム属細菌の生残性改善剤、増殖促進剤、又は、同細菌含有醗酵物の製造方法 |
| JP4603625B1 (ja) * | 2010-08-25 | 2010-12-22 | 貞次 塚本 | オリゴ糖の精製方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61260023A (ja) * | 1985-05-14 | 1986-11-18 | Riken Kagaku Kogyo Kk | ビフィズス菌その他有用乳酸菌増殖剤 |
-
1988
- 1988-04-01 JP JP63081628A patent/JP2714663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220136667A (ko) * | 2021-04-01 | 2022-10-11 | 세종대학교산학협력단 | 피부 마이크로바이옴 조절용 화장료 조성물 |
| KR102553740B1 (ko) * | 2021-04-01 | 2023-07-07 | 세종대학교산학협력단 | 피부 마이크로바이옴 조절용 화장료 조성물 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01252276A (ja) | 1989-10-06 |
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|---|---|---|---|
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