JP2714672B2 - ポンプの運転方法 - Google Patents

ポンプの運転方法

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JP2714672B2 JP63280164A JP28016488A JP2714672B2 JP 2714672 B2 JP2714672 B2 JP 2714672B2 JP 63280164 A JP63280164 A JP 63280164A JP 28016488 A JP28016488 A JP 28016488A JP 2714672 B2 JP2714672 B2 JP 2714672B2
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寿利 金森
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポンプの運転方法に係り、特に水路に設置さ
れている排水機場の吸水井または雨水ポンプ設備等にお
いて行なわれるポンプの運転方法に関する。
(従来の技術) 排水機場の吸水井に流入してきた水は、吸水井に配置
されている複数のポンプ(立軸ポンプ)の揚水運転によ
って排水される。そしてこれらのポンプは、一般に全て
同じ形式のものが用いられ、揚水開始水位を全て同じレ
ベルに統一して設定している。
このように、同じ形式のポンプを使用することで、経
年劣化または万一故障が発生した場合等において、供給
しなければならない交換部品の管理が容易になる。また
揚水開始水位を全て同じレベルに統一して設定すること
によって、特定ポンプのみの使用頻度が高くなり、他の
ポンプよりも揚水運転時間が長くなって、劣化が早めら
れる不都合を回避できる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記従来の方法では、全てのポンプが気中運
転されている間に、ポンプ吸水井の水位が上昇して揚水
開始レベルに到達すると、この時点で全ポンプが一斉に
揚水運転を開始して排水することになる。この場合、全
ポンプの排水総量の方がポンプ吸水井への流入水量より
多いと、水位が単時間で揚水遮断レベルに低下して、再
度気中運転に切換えられることになる。つまり、運転状
態が短いサイクルで頻繁に気中運転と揚水運転に切換え
られることになって、ポンプの寿命を低下させる一因に
なる。
また、降雨情報等によって吸水井への流入水量の増大
が予測され、したがってポンプの揚水運転を先行させ
て、予め吸水井の水位を可及的低レベルに保持しておく
要請があっても、水位が揚水開始水位に上昇しなければ
揚水運転を行なうことができないので、揚水運転開始の
タイミングに遅れを生じて吸水井が溢水するおそれを有
している。
本発明は、このような事情に鑑がみなされたもので、
吸水井への流入水量に応じて選択された1もしくは複数
のポンプを水位にかかわることなく揚水運転させて、運
転状態の頻繁な切換えによるポンプ寿命の低下および揚
水運転へのタイミング遅れによって生じる溢水を回避す
ることができるポンプの運転方法の提供を目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明によるポンプの運
転方法は、水位が揚水遮断レベルに低下したとき、この
水位を検出しポンプ内を真空破壊して気中運転に切換え
る気水切換手段が設けられているとともに、全て同一形
式、同一容量で、かつ揚水開始水位を全て同一レベルに
統一して設定した複数のポンプがポンプ吸水井に配置さ
れている排水機場における前記複数のポンプの運転方法
であって、前記複数のポンプそれぞれの羽根車下流側管
路と真空源とを排気通路によって連通させ、前記気水切
換手段の開成により真空破壊されている全てのポンプの
中から前記ポンプ吸水井への流入水量に応じて選択され
た1もしくは複数のポンプの気水切換手段を閉成したの
ち、前記真空源によって羽根車下流側管路と羽根車上流
側管路を真空にして羽根車上流側管路の水位を前記揚水
開始レベルに引き上げて、前記の選択されたポンプを揚
水運転させることを特徴とするものである。
(作用) 本発明によれば、真空破壊されて気中運転している全
ポンプの中から、ポンプ吸水井への流入水量に応じて1
もしくは複数のポンプを選択し、この選択されたポンプ
の気水切換手段を閉成したのちに、真空源によって羽根
車下流側管路と羽根車上流側管路を真空にして、羽根車
上流側管路の水位を揚水開始レベルに引き上げること
で、前記選択されたポンプを揚水運転させることができ
る。したがって、運転状態が気中運転と揚水運転に頻繁
に切換えられたり、揚水運転への切換えタイミングに遅
れを生じたりすることがない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明の実施に適用されるポンプの配置およ
び真空源の系統例を示す説明図であり、図において排水
機場のポンプ吸水井1には複数(例えば4台)の立軸ポ
ンプ2A,2B,2C,2Dが配置されている。これら4台のポン
プ2A,2B,2C,2Dの羽根車2a,2b,2c,2dの位置は吸水井1の
揚水開始水位HWLに対応して設定されている。即ち、各
ポンプ2A,2B,2C,2Dの揚水開始水位HWLが統一されてお
り、通常は、水位がHWLのレベルに到達した時点で揚水
運転できるようになっている。また、各ポンプ2A,2B,2
C,2Dは、吸水井1の水位が揚水遮断レベルLWLに低下し
たとき、図示されていない水位センサーからの水位検出
信号によって開成する気水切換手段3を介して、羽根車
2a,2b,2c,2d上流の上流側管路(吸込ベルマウス)5に
大気が導入され、その結果生じる真空破壊によって気中
運転に切換えられる。羽根車2a,2b,2c,2dの下流側管路
(揚水管)4は、弁6A,6B,6C,6Dの介設された排気マニ
ホルドによってなる排気通路6を介して真空源(真空ポ
ンプ)7に連通している。
つぎに作動を説明する。
ポンプ吸水井1の水位が揚水遮断レベルLWL以下であ
り、各ポンプ2A,2B,2C,2Dがそれぞれ気中運転している
状態において、ポンプ吸水井1への流入水量に略相当す
る排水量を確保できる台数のポンプを選択する。例えば
流入水量が1台のポンプの排水量に略相当しているので
あればポンプ2Dを選択し、このポンプ2Dの気水切換手段
を閉成して羽根車上流側管路5と大気との連通を遮断す
る。ついで排気マニホルドによってなる排気通路6の弁
6Dを開成し、真空源7の作動によってポンプ2D内の空気
を吸引し、羽根車上流側管路5および羽根車下流側管路
4を真空にして羽根車上流側管路5の水位を揚水開始レ
ベルHWLに引き上げる。その結果、ポンプ2Dは揚水運転
に切換えられることになる。つまり、ポンプ2Dを先行待
機運転させることができるとともに、従来のようにポン
プ吸水井1の水位が揚水開始レベルHWLに到達すること
で、全てのポンプが一斉に揚水運転を開始して排水が行
なわれ、流入水量よりも全ポンプの排水総量の方が著し
く多くなって、水位が短時間で揚水遮断レベルLWLに低
下して再度気中運転に切換えられる不都合、即ち、運転
状態が短いサイクルで頻繁に気中運転と揚水運転に切換
えられて、ポンプ寿命を低下させる不都合を回避でき
る。勿論、ポンプ吸水井1への流入水量が1台のポンプ
の排水量に略相当する状態が継続された場合、前記ポン
プ2Dに対応する弁6Dを閉成し、気水切換手段3を開成し
て気中運転に切換え、同時に他のポンプ2A,2B,2Cの中か
ら選択した1台(例えば2C)の気水切換手段3を閉成
し、弁6Cを開成するように制御することによって、前記
ポンプ2Dの場合と同様の理由でポンプ2Cを揚水運転させ
ることができるので、特定ポンプのみの使用頻度が高く
なって劣化を早める欠点を防止できる。
また、ポンプ吸水井1の水位が揚水遮断レベルLWL以
下の状態にあって、降雨情報等によって、ポンプ吸水井
1への流入水量の増大が予測される場合には、予測され
る流入水量に対応する排水量を確保できる台数のポンプ
(例えば全てのポンプ2A〜2D)を選択し、これらポンプ
2A〜2Dそれぞれの気水切換手段3を閉成したのち、排気
通路6の各弁6A〜6Dをそれぞれ開成することにより、ポ
ンプ2A〜2Dの全てを同時に揚水運転させてポンプ吸水井
1の水位を可及的低レベルに保持することができるの
で、従来、懸念されていた揚水運転開始タイミングの遅
れによるポンプ吸水井1の溢水を確実に防止できる。
前記実施例では、各ポンプ2A,2B,2C,2Dの羽根車上流
側管路5と真空源7とを、弁6A,6B,6C,6Dを介設した排
気マニホルドによってなる排気通路6を介して連通させ
た構成で説明しているが、第2図に示すように、各ポン
プ2A,2B,2C,2Dを、それぞれに独立した排気通路8によ
って独立した真空源7に連通させ、各排気通路8に弁8A
を介設した構成としても本発明の実施が可能であり、前
記実施例と同様の効果を奏するものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば真空破壊されて
気中運転している複数のポンプの中から選択した1もし
くは複数ポンプの気水切換手段を閉成したのち、真空源
によって羽根車下流側管路と羽根車上流側管路を真空に
し、羽根車上流側管路の水位を揚水開始レベルに引き上
げて揚水運転することができるので、吸水井への流入水
量に応じて1もしくは複数のポンプを、その時点の水位
が揚水遮断レベル以下であっても揚水運転(先行待機運
転)させることができる。したがって、水位が揚水開始
レベルに達したときに複数のポンプ全てを一斉に揚水運
転させる場合のように、ポンプ吸水井への流入水量より
も全ポンプの揚水総量が上回ることで水位が短時間で揚
水遮断レベルに低下して再度気中運転に切換えられると
いった短いサイクルで頻繁に運転状態が切換えられるこ
とによるポンプ寿命の低下を回避することができるとと
もに、ポンプ吸水井への流入水量の増大が予測される場
合において揚水運転開始タイミングの遅れによるポンプ
吸水井の溢水等の不都合を確実に回避することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に適用されるポンプの配置および
真空源の系統例を示す説明図、第2図は同他の実施例を
示す説明図である。 1……ポンプ吸水井 2A〜2D……ポンプ 2a〜2d……羽根車 3……気水切換手段 4……羽根車下流側管路 5……羽根車上流側管路 6,8……排気通路 7……真空源 HWL……揚水開始水位 LWL……揚水遮断水位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−189688(JP,A) 特開 昭55−119986(JP,A) 実開 昭58−151396(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水位が揚水遮断レベルに低下したとき、こ
    の水位を検出しポンプ内を真空破壊して気中運転に切換
    える気水切換手段が設けられているとともに、全て同一
    形式、同一容量で、かつ揚水開始水位を全て同一レベル
    に統一して設定した複数のポンプがポンプ吸水井に配置
    されている排水機場における前記複数のポンプの運転方
    法であって、前記複数のポンプそれぞれの羽根車下流側
    管路と真空源とを排気通路によって連通させ、前記気水
    切換手段の開成により真空破壊されている全てのポンプ
    の中から前記ポンプ吸水井への流入水量に応じて選択さ
    れた1もしくは複数のポンプの気水切換手段を閉成した
    のち、前記真空源によって羽根車下流側管路と羽根車上
    流側管路を真空にして羽根車上流側管路の水位を前記揚
    水開始レベルに引き上げて、前記の選択されたポンプを
    揚水運転させることを特徴とするポンプの運転方法。
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