JP2788331B2 - 電子写真平版印刷用原版の側面塗布装置 - Google Patents

電子写真平版印刷用原版の側面塗布装置

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JP2788331B2 JP15074490A JP15074490A JP2788331B2 JP 2788331 B2 JP2788331 B2 JP 2788331B2 JP 15074490 A JP15074490 A JP 15074490A JP 15074490 A JP15074490 A JP 15074490A JP 2788331 B2 JP2788331 B2 JP 2788331B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真反転現像に用いる電子写真平版印
刷用原版の側面塗布装置に関するもので、特に反転現像
時に、原版の側面がトナーにより現像されないようにす
るための電位保持層を塗布するのに適した装置に関する
ものである。
(従来の技術) 電子写真方式による画像形成は、その簡便性、迅速
性、低コスト等の利点があることから広く利用されてい
る。特に印刷分野における普及はめざましい。印刷分野
に用いられる電子写真平版印刷用原版は支持体上に感光
層を設けたもので、帯電工程、露光工程、現像工程、定
着工程を経て印刷版としたり、電子写真平版印刷用原版
の構成によっては、定着工程のあとに、溶出工程、リン
ス工程、ガム引き工程を経て印刷版とする。
印刷版を得るための製版機は、原稿と電子写真平版印
刷用原版を密着して露光する、いわゆる密着焼や、原稿
をレンズを介して上記原版に投影する、いわゆる撮影方
式、原稿の画像情報を電気信号に変換し、例えばレーザ
ー光で上記原版の露光を行なう走査露光方式等がある。
何れの方式においても、ポジ露光とネガ露光があり、現
像においても正現像と反転現像がある。
第4図は、従来の電子写真平版印刷用原版を用いた反
転現像の様子を示す。第4図において、支持体21に感光
層22が設けられた電子写真平版印刷用原版1の上記感光
層22に正の電荷を与え、正の電荷をもったトナー28を分
散してなる湿式現像剤27との中に上記原版1を浸漬し、
現像電極25支持体21との間にバイアス電源26から現像バ
イアスをかける。感光層22の露光部31は電荷を消失して
いるから、正の電荷をもったトナー28は現像バイアスに
より露光部31に引き付けられ、トナー画像を形成する。
感光層22の未露光部32は正の電荷が残っているため、正
の電荷をもったトナー28は反発され、未露光部32にはト
ナー28は付かない。一方、上記原版1の側面23の電位は
支持体21の電位そのものであるから、ここは現像されて
トナー28が付着する。
上記のようにして現像した電子写真平版印刷用原版1
を定着し、さらにアルカリによって非画像部を溶出し、
オフセット印刷用刷版とした場合、その側面23にはトナ
ー28が付着したままであるから、印刷時にはこの部分に
インキが付き、この印刷版よりも大きい印刷用紙に印刷
した場合は、上記側面23に付着したインキが線状の汚れ
として印刷用紙に印刷され、非常に見苦しい。
特に新聞印刷においては、多数の印刷物を効率よく得
るために、輪転機の版胴に複数枚の印刷版を取り付ける
のが通常であり、版と版の間がインキで汚れて新聞に線
状のインキ汚れを生じさせ、商品価値を低下させる場合
がしばしばある。このような不具合を回避するためには
印刷用紙よりも大きな印刷版を用いればよいが、それで
はコストが高くつく。
そこで本出願人は、側面に絶縁性樹脂による電位保持
層を形成することにより、上記のような問題点を解消し
た電子写真平版印刷用原版に関して先に特許出願した。
特開昭63−178240号公報記載のものがそれであり、その
概要を第3図に示す。
第3図において、支持体21に感光層22を設けた電子写
真平版印刷用原版1の側面23には、樹脂による電位保持
層24が形成されている。上記原版1にコロナ帯電器によ
り正の電荷を一様に与えると、上記電位保持層24は感光
性をもっていないから、露光後でも電荷を保持してい
る。現像電極25と上記原版1の支持体21には、バイアス
電源26から現像電極25が正になるように現像バイアス電
圧を印加する。湿式現像剤27の中に分散しているトナー
28は正の電荷をもっているため、トナー28は現像バイア
ス電圧によって露光部31に現像される。未露光部32は正
の電荷をもっているため、トナー28は反発され、未露光
部32にトナー28は付着しない。同様に、上記原版1の側
面23に形成された樹脂による電位保持層24も正の電荷を
もっているため、トナー28は反発され、上記原版1の側
面23にもトナー28は付着しない。
電子写真平版印刷用原版1の側面にトナーが付着しな
ければ、上記原版1を印刷版として供するとき上記側面
にインキが付着することもなく、よって、印刷用紙に線
状の汚れが付くこともない。
ところで、本出願人の出願にかかる技術を開示した上
記公報には、電子写真平版印刷用原版の側面に樹脂を塗
布して電位保持層を形成するための手段として、支持体
に感光層を塗布し乾燥した上記原版を複数枚重ねて裁断
し、複数枚重ねられたままの上記原版の側面に一括して
樹脂を塗布するようにしたものが明示されている。ま
た、場合によっては1枚ずつ塗布してもよい旨の記載も
あるが、具体的手段の明示はない。
一方、電子写真印刷用原版とは異なり、PS(Pre−Sen
sitized Plate)版と称して広く用いられている感光性
平版印刷用原版においては、これを多数枚(例えば1000
枚程度)重ねた状態でその裁断面に不感脂化液を塗布
し、上記PS版を用いて印刷した場合に、印刷用紙に線状
の汚れが付くことのないようにしたものも知られてい
る。特開昭59−97146号公報記載のものはその例であ
る。
(発明が解決しようとする課題) 多数枚重ねた電子写真平版印刷用原版の側面に一括し
て電位保持用樹脂を塗布した場合、電位保持用樹脂によ
って上下の版が接着され、製版機において版を供給する
ときの給版不良を起こすという問題があった。また、多
数枚重ねた版に電位保持用樹脂を塗布する場合、スポン
ジ、綿タンポン、刷毛等で塗布するか、またはスプレー
で塗布することになるが、何れにせよ塗布量にむらを生
じやすい。PS版では塗布むらがあってもたいして問題に
はならないが、電子写真印刷版では、塗布むらがあって
電位保持層の厚さにむらがあると、電位に差を生じ、塗
布量の少ない部分では保持電位が低下してトナーにより
現像され、塗布量の多い部分では溶出不良の原因となる
ので、均一塗布が要求される。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消するために
なされたもので、電子写真平版印用原版の側面に電位保
持層を形成しても、製版機において版を供給するとき給
版不良を起こすことのないようにすると共に、上記電位
保持層の塗布量にむらが生じることのないようにし、さ
らに、連続して能率的に電位保持層を形成することがで
きるようにした電子写真平版印刷用原版の側面塗布装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、電子写真平版印刷用原版を位置決めする位
置決め手段と、上記原版の側面に電位保持層を形成する
ための電子保持液塗布手段と、上記原版と塗布手段の一
方を他方に対して相対的に上記原版の側面に沿った方向
に移動させる搬送手段とを有していることを特徴とす
る。
上記塗布手段は、上記原版の側面に所定の圧力で摺接
するように原版の側面に向かって付勢してもよい。
(作 用) 電子写真平版印刷用原版は位置決め手段により所定位
置に位置決めされる。原版が位置決めされた状態で、原
版または電位保持液塗布手段が搬送手段により相対的に
移動させられると、塗布手段により原版の側面に電位保
持液が塗布されて電位保持層が形成される。
塗布手段を原版の側面に所定の圧力で摺接するように
原版の側面に向かって付勢すれば、塗布手段を原版の側
面に常時良好に接触させることができる。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本発明装置の実施例につい
て説明する。
第1図において、電子写真平版印刷用原版1は、同原
版1を位置決めするための位置決め部2、上記原版1と
塗布手段とを相対移動させるながら原版1の側面に電位
保持液を塗布するための塗布部3、乾燥ゾーン4の順に
図の左側から右側に搬送され、さらにストック部に搬送
されて積み上げられるようになっている。
上記位置決め部2は、上記原版1の搬送方向と平行に
配置した一対の側面押圧部材6,6を有している。側面押
圧部材6,6は、適宜のガイド手段により、鎖線6A,6Aで示
すように互いに離間する方向に移動した位置から、実線
で示すように互いに接近する方向に移動した位置までの
範囲で移動可能に取り付けられている。側面押圧部材6,
6は位置決め手段を構成しており、搬送されてくる上記
原版1の両側面に摺接して、上記原版1の搬送方向に直
交する方向、即ち幅方向の位置を所定位置に設定するこ
とができるように、互いに接近する方向に付勢されてい
る。
上記塗布部3は、第2図にも示すように、電子写真平
版印刷用原版1の搬送方向前後に配置されたプーリ11,1
2と、これらプーリ11,12の下方に配置されたプーリ14,1
3と、各プーリ11,12,13,14にほぼ四角形の枠状に掛けら
れたベルト10を有している。ベルト10は、上記原版1と
後述の塗布手段とを相対的に移動させるための搬送手段
を構成している。図示の例では、例えばプーリ11を回転
駆動して、プーリ11,12間におけるベルト10を矢印の向
きに駆動することにより、原版1を搬送するようになっ
ている。ベルト10は、搬送される原版1の幅方向に複数
本配置されていて、各ベルト10相互間にはある程度の幅
の間隙がおかれている。
上記のようにして枠状に配置されたベルト10で囲まれ
るようにして吸引ボックス7が配置されている。吸引ボ
ックス7は複数の部屋に区分されている。この各部屋
は、プーリ11,12間におけるベルト10に近接して天井板
を有し、下部9には開放している。上記各部屋の天井板
には適宜数の吸引孔8が形成され、これらの吸引孔8は
複数のベルト10相互の間隙に対向している。吸引ボック
ス7の上記各部屋は、その下部9が吸引ポンプに連結さ
れ、上記各部屋が減圧されることにより、上記各吸引孔
8から空気が吸引される。従って、塗布部3に搬送され
てきた原版1は、各吸引孔8の方に向かって吸引され、
プーリ11,12間のベルト10に密着させられ、前記位置決
め部2で幅方向の位置が決められた原版1は塗布部3で
も幅方向の位置が保持されることになる。そして、この
状態でベルト10が駆動されることにより、原版1は幅方
向の位置が保持されたまま搬送される。
塗布部3には、同塗布部3を搬送される電子写真平版
印刷用原版1を幅方向に挾むようにして、上記原版1の
側面に電位保持液を塗布するための一対の塗布手段14,1
4が配置されている。塗布手段14,14はそれぞれペン先1
5,15を有しており、このペン先15,15が原版1の各側面
に対向している。各塗布手段14,14は原版1の搬送方向
に直交する方向に移動可能に設けられ、かつ、ペン先1
5,15が原版1の側面に接する向きに付勢されている。ま
た、各塗布手段14,14は搬送中の原版1の面と平行な面
内で回転可能に設けられて、原版1の搬送に伴いこの搬
送方向に首振り状に回転することができるようになって
おり、かつ、ペン先15,15が原版1の側面に接する向き
に回転付勢されている。こうして、ペン先15,15は常時
所定の圧力で原版1の側面に摺接することができるよう
になっている。
各塗布手段14,14は、塗布速度即ち原版1と塗布手段1
4,14との相対速度、インクの吐出量、ペン先15,15の押
し付け量および液の濃度・粘度等を制御して、第3図に
符号24で示したような電位保持層が所定の膜厚になるよ
うに、かつ、膜厚のばらつきが±10%以下になるように
する。
いま、第1図において左側から電子写真平版印刷用原
版1を位置決め部2に送り込むと、同位置決め部2に設
けられた一対の側面押圧部材6,6が上記原版1の両側面
を押圧し、原版1の幅方向の位置を所定の位置に設定す
る。原版1はその両側面に側面押圧部材6,6が摺接して
幅方向の位置が所定の位置に設定されたまま塗布部3に
搬送される。塗布部3では、前述のように、搬送されて
きた原版1を各吸引孔8が吸引するため、原版1はプー
リ11,12間のベルト10に密着させられ、位置決め部2で
幅方向の位置が決められた原版1は塗布部3でも幅方向
の位置が保持されることになる。この状態でベルト10が
駆動されることにより、原版1は幅方向の位置が保持さ
れたまま搬送される。こうして搬送される原版1の両側
面に対して塗布手段14,14のペン先15,15が所定の圧力で
摺接しているため、原版1の両側面に電位保持液が塗布
され、原版1の両側面に所定の膜厚の電位保持層が形成
される。電位保持層が形成された原版1はベルト10の駆
動によりさらに第1図いおいて右側に搬送され、乾燥ゾ
ーン4を搬送されながら上記電位保持層が乾燥され、さ
らに右側に搬送されて所定のストック部に積み重ねられ
る。以上説明した、位置決め部2、塗布部3および乾燥
ゾーン4における操作が連続的に行なわれ、連続的に搬
送されてくる原版1の両側面に連続的に電位保持液が塗
布される。
このように、上記実施例によれば、原版1を位置決め
部2で位置決めしながら塗布部3に連続的に搬送し、塗
布部3では1枚の原版ごとにその側面に電位保持液を塗
布して電位保持層を形成するようにしたため、従来の多
数枚の原版1を重ねてその側面に電位保持液を塗布する
もののように、重ねられた上下の原版1が接着されてし
まうことはないし、原版1を製版機に供給するとき上下
の原版1が重なったまま搬送されて給版不良を起こすこ
ともない。また、塗布手段14,14のペン先15,15を原版1
の側面に所定の圧力で摺接させながら、原版1を相対的
に搬送することにより原版1の側面に電位保持液を塗布
するようにしたため、電位保持液の塗布量にむらがな
く、均一な電位保持層を形成することができると共に、
原版1の連続的な搬送によって、能率的な電位保持液の
塗布を行なうことができる。
なお、各塗布手段14,14として、例えば油性インク用
のペンを用いることができる。また、ペン先15,15とし
て、例えば樹脂含浸フェルトを用いることができる。ペ
ン先15,15への電位保持液の供給は、精度の高い無脈流
の定量ポンプ(ディスペサー)で制御する。
塗布手段14,14の別の例として、ロールによる印刷方
式を用いることもできる。これは、例えば、電位保持液
の貯留槽に供給ロールを漬け、この供給ロールに圧着ロ
ールを圧接すると共に、この圧着ロールを原版1の側面
に圧着させるというような構成によって実現できる。
原版1の側面に対する電位保持液の塗布部3では、原
版1と塗布手段14とが相対的に原版1の側面に沿った方
向に移動すればよく、従って、図示の実施例とは逆に、
位置決めされた原版1に対して塗布手段14を移動させる
ようにしてもよい。また、場合によっては、原版1の片
方の側面にのみ電位保持層を形成すれば足りる場合もあ
るので、その場合は、片方の塗布手段14にのみインクを
供給するか、または片方にのみ塗布手段14を取り付けれ
ば足りる。
本発明に用いられる電子写真感光体の感光層のバイン
ダーとしては、例えば、スチレン−無水マレイン酸共重
合体、スチレン−無水マレイン酸ハーフエステル共重合
体、マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重
合体、酸価を有するアクリル系樹脂、フェノール樹脂等
を挙げることができる。
本発明に用いられる電子写真感光体の感光層の光導電
性材料としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、硫化
カドミウム等の無機光導電性材料や、次のような各種有
機導電性材料を用いることができる。
芳香族第3級アミノ化合物、例えば、トリフェニルア
ミン、ジフェニルベンジルアミン、ジ(β−ナフチル)
ベンジルアミン、ジフェニルシクロヘキシルアミン等。
芳香族第3級ジアミノ化合物、例えば、N,N,N′,
N′,−テトラベンジル−p−フェニレンジアミン、N,
N,N′,N′−テトラベンジルベンジジン、1,1′−ビス
(4−N,N−ジベンジルアミノフェニル)エタン、2,2−
ビス(4−N,N−ジベンジルアミノフェニル)ブタン、
4,4′−ビス(ジ−p−トリルアミノ)−1,1,1−トリフ
ェニルエタン等。
芳香族第3級トリアミノ化合物、例えば、4,4′,4″
−トリス(ジエチルアミノフェニル)メタン、4−ジメ
チルアミノ−4,4″−ビス(ジエチルアミノ)−2,2″−
ジメチルトリフェニルメタン等。
縮合成生物、例えば、アルデヒドと芳香族アミンの縮
合成生物、第3級芳香族アミンと芳香族ハロゲン化物の
反応物、ポリ−p−フェニレン−1,3,4−オキサジアゾ
ール、ホルムアルデヒドと縮合多環化合物の反応物等。
金属含有化合物、例えば、2−メルカプトベンゾチア
ゾール亜鉛塩、2−メルカプトベンゾオキサゾール鉛
塩、2−メルカプト−6−メトキシベンゾイミダゾール
鉛塩、S−ヒドロキシキノリンアルミニウム塩、2−ヒ
ドロキシ−4−メチルアゾベンゼン−銅塩等。
ポリビニルカルバゾール化合物、例えば、ポリビニル
カルバゾール、ハロゲン置換ポリビニルカルバゾール、
ビニルカルバゾールとスチレンの共重合体、ビニルアン
トラセン−ビニルカルバゾールの共重合体等。
複素環化合物、例えば、1,3,5−トリフェニルピラゾ
リン、1−フェニル−3−(p−ジメチルアミノスチリ
ル)−5−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリ
ン、1,5−ジフェニル−3−スチリルピラゾリン、1,3−
ジフェニル−5−スチリルピラゾリン、1,3−ジフェニ
ル−5−(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン、
3−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ
(4″−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジン、3
−(4′−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジピリジ
ル−1,2,4−トリアジン、2−フェニル−4−(4′−
ジメチルアミノフェニル)キナゾリン、6−ヒドロキシ
−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)ベンゾフラン、
等。
フタロシアニン顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔
料、シアニン顔料、ペリレン顔料、ビスベンゾイミダゾ
ール顔料、キノン顔料、アゾ顔料等。
本発明に用いられる電子写真感光体の支持体として
は、アルミ板、亜鉛板、マグネシウム板、銅板、鉄板等
の金属板が好ましい。しかし、ポリエステル、酢酸セル
ロース、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミ
ド、ポリプロピレン等の高分子フィルムや、合成紙、レ
ジンコーテッド紙等の加工紙なども使用可能であり、そ
の場合、あらかじめ導電処理や親水化処理を施しておく
ことが望ましい。
電子写真感光体を製造するには、前記バインダーの1
種または2種以上の混合物を溶媒中に溶解し(光導電材
料が溶解しない場合は、適当な分散機、例えば、コロイ
ドミル、ボールミル、ホモジナイザー、超音波分散機等
を用いて分散液とする)、必要であれば、増感色素や化
学増感剤を加えて、前記支持体上に厚みが1〜30μmに
なるように塗布乾燥する。
溶媒として使用できるものは、バインダーを溶解可能
で、かつ、光導電性材料の溶解または分散が可能な全て
の溶媒を含む。例えば、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ヘキシルアルコール等のアルコ
ール類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族類、ジオキサン、テトラヒドロフラン
等の環状エーテル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエス
テル類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン等のケトン類、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホオキシド、ハロゲン化炭化水素類等が挙げら
れるが、溶解性、コスト、安全性等を考慮して選ばれ、
これら溶剤の1種または2種以上の組み合わせで用いて
も何ら差し支えない。
原版1の側面に塗布する電位保持液の成分としては、
コロナ帯電により電荷を受容し、さらには親水性および
/またはアルカリ可溶性を有する樹脂が好ましい。例え
ば、スチレン無水マレイン酸共重合体、マレイン酸エス
テル樹脂、酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体、フェノ
ール樹脂、スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸
の共重合体、ブチルメタアリレート−ブチルアクリレー
ト−メタアクリル酸の共重合体、2エチルヘキシルアク
リレート−メタアクリル酸共重合体、スチレン−無水マ
レイン酸ハーフエステル、酢酸ビニル−クロトン酸共重
合体、等が挙げられる。
また、塗布剤としての電位保持液には、必要に応じて
可塑剤、界面活性剤その他の添加剤を加入してもよい。
さらに、認識性を高めるために、染料や顔料を含有させ
ることも可能である。
現像剤中のトナーは、疎水性でインキ受容性があり、
かつ印刷に耐え得るだけの感光層への接着性を必要と
し、さらに、アルカリおよび/またはアルコール等で非
画像部を溶出して印刷版とする場合には、溶出液に対し
てレジスト性がなければならない。
これらの条件を満たすトナー用樹脂としては、例え
ば、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂等が挙げられ
る。また、トナーの安定性や定着性に悪影響をおよぼさ
ない範囲で、着色のための顔料や染料、さらに、電荷制
御剤を含有することが実用上望ましい。
(発明の効果) 本発明によれば、原版を位置決め手段で位置決めする
と共に、搬送手段で原版と塗布手段とを相対移動させな
がら、1枚の原版ごとにその側面に電位保持液を塗布し
て電位保持層を形成するようにしたため、従来の多数枚
の原版を重ねてその側面に電位保持液を塗布するものの
ように、重ねられた上下の原版が接着されることはない
ので、原版を製版機に供給するとき上下の原版が重なっ
たまま搬送されて給版不良を起こすこともないし、原版
の連続的な搬送によって、能率的な電位保持液の塗布を
行なうことができる。
また、塗布手段を原版を側面に所定の圧力で摺接させ
ながら、原版と塗布手段とを相対的に搬送することによ
り原版の側面に電位保持液を塗布するようにすれば、電
位保持液の塗布量にむらがなく、均一な電位保持層を形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる電子写真平版印刷用原版の側面
塗布装置の実施例を示す平面図、第2図は同上実施例中
の塗布部の一部断面正面図、第3図は側面に電位保持層
を有する原版の反転現像の様子を示す断面図、第4図は
側面に電位保持層をもたない原版の反転現像の様子を示
す断面図である。 1……電子写真平版印刷用原版、6……位置決め手段と
しての側面押圧部材、10……搬送手段としてのベルト、
14……塗布手段、24……電位保持層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−42164(JP,A) 特開 平3−101996(JP,A) 特開 平3−166555(JP,A) 特開 平4−16952(JP,A) 特開 平2−61654(JP,A) 特開 平1−261660(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/26 - 13/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子写真平板印刷用原版を位置決めする位
    置決め手段と、 上記原版の側面に電位保持層を形成するための電位保持
    液塗布手段と、 上記原版の塗布手段の一方を他方に対して相対的に上記
    原版の側面に沿った方向に移動させる搬送手段とを有し
    てなる電子写真平板印刷用原版の側面塗布装置。
  2. 【請求項2】電位保持液塗布手段は、上記原版の側面に
    所定の圧力で摺接するように原版の側面に向かって付勢
    されている請求項1記載の電子写真平板印刷用原版の側
    面塗布装置。
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