JP2803537B2 - 合成床版 - Google Patents

合成床版

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JP2803537B2
JP2803537B2 JP5288669A JP28866993A JP2803537B2 JP 2803537 B2 JP2803537 B2 JP 2803537B2 JP 5288669 A JP5288669 A JP 5288669A JP 28866993 A JP28866993 A JP 28866993A JP 2803537 B2 JP2803537 B2 JP 2803537B2
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steel plate
rib
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concrete
slit
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秀昭 長山
壮一 伊藤
昭広 納見
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路橋床版等に使用
される、鋼板とコンクリートとからなる合成床版に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板上にコンクリートを打設してなる合
成床版において、鋼板とコンクリートとの一体化を図る
ためには、鋼板とコンクリートとのずれを防止する必要
がある。この方法として、従来から次の3つの方法が知
られている。
【0003】(1) 図6はスタッドジベルをずれ止め部材
に使用した合成床版の従来例を示す斜視図である。図6
に示すように、この従来の合成床版は、鋼板(以下、
「底鋼板」という)1上に溶接により配設された複数の
スタッドジベル7と、スタッドジベル7を埋め込んで打
設されたコンクリート5とからなっている。このよう
に、ずれ止め部材として用いられたスタッドジベル7に
よって、底鋼板1とコンクリート5との付着強度が高め
られている(以下、「先行技術1」という)。
【0004】(2) 図7は形鋼をずれ止め部材に使用した
合成床版の従来例を示す斜視図である。図7に示すよう
に、この従来の合成床版は、底鋼板1上に互いに平行に
配設された形鋼(L形鋼9)と、L形鋼9と直交して組
み立てられた鉄筋8と、L形鋼9および鉄筋8を埋め込
んで打設されたコンクリート5とからなっている。底鋼
板1とL形鋼9は溶接により固着されている。このよう
に、ずれ止め部材として用いられたL形鋼9によって、
底鋼板1とコンクリート5との付着強度が高められてい
る(以下、「先行技術2」という)。
【0005】(3) 図8は格子状リブをずれ止め部材に使
用した合成床版の従来例を示す斜視図である。図8に示
すように、この従来の合成床版は、底鋼板1上に格子状
に配設された横リブ4と縦リブ3とからなる格子状リブ
10と、格子状リブ10を埋め込んで打設されたコンクリー
ト5とからなっている。横リブ4および縦リブ3は、平
形の形鋼からなっており、底鋼板1上に溶接により固着
されている。このように、ずれ止め部材として用いられ
た格子状リブ10によって底鋼板1の剛性を高めるととも
に、底鋼板1とコンクリート5との付着強度が高められ
ている(以下、「先行技術3」という)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術1〜3には、それぞれ次に示す問題点がある。
【0007】(1) 先行技術1の問題点:底鋼板1とコン
クリート5との一体化を図るためには、図6に示すよう
にスタッドジベル7を数多く打たなければならず施工性
に問題がある。例えば、厚さ150 〜200mm の範囲の合成
床版で底鋼板1の板厚が6〜12mm程度の場合において、
直径13mm、長さ130mm のスタッドジベル7の溶植間隔
は、従来100 ×100mm 程度が必要とされる。また、スタ
ッドジベル7を配設しても底鋼板1の剛性を高くするこ
とができないので、コンクリート打設時の底鋼板のはら
み防止のために別途支保工事による剛性補強が必要にな
る。
【0008】(2) 先行技術2の問題点:図7に示す合成
床版において、L形鋼9は、底鋼板1の剛性を高めるた
めには有効である。しかしながら、底鋼板1にL形鋼9
を連続的にすみ肉溶接するために、底鋼板1に溶接変形
が生じ易くなる。そこで、変形が生じた底鋼板1の矯正
をするか、あるいは、溶接変形を少なくするように底鋼
板1の板厚を増やさなければならない。
【0009】(3) 先行技術3の問題点:図7に示す先行
技術2は、1方向のずれ止め機能を有するのに対して、
図8に示す先行技術3は、2方向のずれ止め機能を有す
るように横リブ4と縦リブ3とを四角形の格子状に配設
した合成床版の例である。このような格子状リブ10は、
底鋼板1の剛性増加およびコンクリート5との一体化に
は有効であるが、溶接変形が先行技術2より更に生じや
すくなる問題に加えて、横リブ4と縦リブ3との交差部
における溶接施工が煩雑で施工性が悪い。
【0010】更に、先行技術3は、道路橋床版に適用す
る場合、底鋼板1に交通車両の荷重により引張力が繰り
返し作用するため、引張側において底鋼板1との溶接部
が多くなると鋼材の疲労強度が極端に低下する問題も生
じる。
【0011】従って、この発明の目的は、上述の問題を
解決し、鋼板とコンクリートとの確実な一体化を確保す
るとともに、鋼板剛性補強を不要とし、コンクリート打
設時の施工性を高めることができる合成床版を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】我々は、上述の課題を解
決するために鋭意研究を重ねた。その結果、上述の課題
はスタッドジベルの形状および格子状リブの溶接方法を
変更することにより解決できることを知見した。
【0013】この発明は、上述の知見に基づいてなされ
たものであって、鋼板と、前記鋼板上に配設されたずれ
止め部材と、前記鋼板上に前記ずれ止め部材を埋め込ん
で打設されたコンクリートとからなる合成床版におい
て、前記ずれ止め部材は、前記鋼板上に互いに所定間隔
を開けて配列された、複数のスリットを有する、複数の
スリット付きジベルと、前記スリット付きジベルのスリ
ットに嵌め込まれた複数の形鋼によって、前記鋼板上に
格子状に配設された格子状リブとからなり、前記鋼板と
前記スリット付きジベル、および、前記スリット付きジ
ベルと前記形鋼は、溶接により固着されていることに特
徴を有するものである。
【0014】
【作用】 格子状リブを構成する各リブはスリット付きジベル
において交差しており、格子状リブと底鋼板とは、交差
部のスリット付きジベルを介して連結されている。コン
クリートと底鋼板との界面に生じるずれ力は、格子状リ
ブに伝わり、更に、スリット付きジベルを介して底鋼板
に伝達される。
【0015】 底鋼板は、格子状リブで補強されてお
り、2または任意の方向に剛性が増加する。
【0016】 底鋼板との溶接箇所を極力少なくする
ために、底鋼板にはスリット付きジベルだけを溶接す
る。溶接箇所が少ないので底鋼板の溶接変形が少ない。
【0017】
【実施例】次に、この発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。
【0018】〔実施例1〕図1から図5はこの発明の合
成床版の実施例1を示す図面であり、図1はコンクリー
トを打設する前の状態を示す斜視図、図2はコンクリー
トを打設した状態を示す図1の部材軸直角方向の横断面
図、図3および図4はスリット付きパイプジベルとリブ
との接合方法を示す斜視図である。
【0019】図3、図4に示すように、本実施例ではス
リット付きジベルとして、丸鋼管パイプにスリット11が
4本設けられたスリット付きパイプジベル(以下、「パ
イプジベル」という)2を使用する。スリット11の各々
はパイプジベル2の上端からリブ高さを考慮した所定長
さに、丸鋼管パイプの軸線と平行に設けられている。こ
のパイプジベル2を、スリット11を底鋼板1と垂直にし
て底鋼板1上に図1に示すように所定の間隔で配列し、
両者を溶接により固着する。6bはスタッド溶接部であ
る。溶接方法はすみ肉溶接およびスタッド溶接のどちら
でもよい。
【0020】形鋼(平鋼)からなる横リブ4は、部材軸
直角方向(図1中に矢印で示す方向)と同一の方向に取
り付けられている。横リブ4の端部は図3に示すように
パイプジベル2のスリット11内に嵌め込まれており、こ
の横リブ4の端部とパイプジベル2とは、すみ肉溶接に
より固着されている。6aはすみ肉溶接部である。なお、
横リブとして横断面L形鋼を使用してもよい。
【0021】図4に示すように、形鋼{横断面T形鋼
(以下、「CT形鋼(カットT形鋼)」という)}から
なる縦リブ3はパイプジベル2のスリット11内に、横リ
ブ4と直交して嵌め込まれている。縦リブ3とパイプジ
ベル2とはすみ肉溶接により固着されている。なお、縦
リブとして、平鋼、L形鋼または穴開き形鋼(図示せ
ず)などを使用してもよい。なお、横リブ4および縦リ
ブ3と、底鋼板1とは溶接しない。このように配設され
た横リブ4および縦リブ3によって、図1に示すよう
に、四角形に配置された格子状リブ10が形成される。
【0022】底鋼板1上に上述のようなパイプジベル2
および格子状リブ10からなるずれ止め部材を設けたら、
所定の形枠を配置しコンクリート5を打設する。これに
より、図2に示すような、合成床版が製造される。な
お、コンクリートの高さをリブの高さと同じにするので
あれば、格子状リブが形枠として作用し、形枠を設ける
必要はない。
【0023】〔実施例2〕図5はこの発明の第2実施態
様をコンクリートを打設する前の状態で示す斜視図であ
る。図5に示すように、本実施態様においては、スリッ
ト付きジベルとして、丸鋼管パイプにスリットが6本設
けられたパイプジベル2を使用し、形鋼(平鋼)からな
るリブ8を使用し、パイプジベル2のスリットにリブ8
を嵌め込んで互いに交差させて三角形に配置して千鳥格
子形状の格子状リブ10を形成した点が実施例1と異なっ
ている。
【0024】本発明では、パイプジベルを任意の位置に
配置することにより、格子状リブの配置形状を三角形、
四角形、六角形等自由に設定することが可能である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に示す工業上有用な効果がもたらされる。
【0026】 底鋼板とコンクリートとの間に生じる
ずれ力に対して、パイプジベルおよびリブを任意に配置
することができ、2方向あるいは任意の方向に合成一体
化の優れた床版構造を提供できる。
【0027】 底鋼板は、格子状リブで補強されてい
るので、底鋼板を補強する目的の支保工事は不要であ
る。また、、コンクリートの高さをリブの高さと同じに
するのであれば、格子状リブが形枠として作用し、コン
クリート打設用の所定の形枠を設ける必要がなく、コン
クリート打設の施工性が改善される。
【0028】 底鋼板との溶接箇所が少ないので、底
鋼板の溶接変形が少ない。また、溶接後の残留歪も少な
く、引張側鋼板の疲労強度の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施態様をコンクリートを打設
する前の状態で示す斜視図である。
【図2】コンクリートを打設した状態で示す図1の部材
軸直角方向の横断面図である。
【図3】スリット付きパイプジベルとリブとの接合方法
を示す斜視図である。
【図4】スリット付きパイプジベルとリブとの接合方法
を示す斜視図である。
【図5】この発明の第2実施態様をコンクリートを打設
する前の状態で示す斜視図である。
【図6】スタッドジベルをずれ止め部材に使用した合成
床版の従来例を示す斜視図である。
【図7】形鋼をずれ止め部材に使用した合成床版の従来
例を示す斜視図である。
【図8】格子状リブをずれ止め部材に使用した合成床版
の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 底鋼板 2 スリット付きパイプジベル 3 縦リブ 4 横リブ 5 コンクリート 6a すみ肉溶接部 6b スタッド溶接部 7 スタッドジベル 8 リブ 9 L形鋼 10 格子状リブ 11 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−154007(JP,U) 実開 昭63−129014(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 5/02 E01D 19/12 E04B 5/16 - 5/40 E04C 5/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板と、前記鋼板上に配設されたずれ止
    め部材と、前記鋼板上に前記ずれ止め部材を埋め込んで
    打設されたコンクリートとからなる合成床版において、 前記ずれ止め部材は、前記鋼板上に互いに所定間隔を開
    けて配列された、複数のスリットを有する、複数のスリ
    ット付きジベルと、 前記スリット付きジベルのスリットに嵌め込まれた複数
    の形鋼によって、前記鋼板上に格子状に配設された格子
    状リブとからなり、 前記鋼板と前記スリット付きジベル、および、前記スリ
    ット付きジベルと前記形鋼は、溶接により固着されてい
    ることを特徴とする合成床版。
JP5288669A 1993-10-25 1993-10-25 合成床版 Expired - Lifetime JP2803537B2 (ja)

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JP7174879B1 (ja) * 2022-06-14 2022-11-17 三井住友建設鉄構エンジニアリング株式会社 プレキャスト合成床版パネルの接合構造及びプレキャスト合成床版パネルの接合方法

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