JP2805907B2 - 分散染料組成物およびそれを用いる疎水性繊維の染色方法 - Google Patents

分散染料組成物およびそれを用いる疎水性繊維の染色方法

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    • C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033—Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0034—Mixtures of two or more pigments or dyes of the same type

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は分散染料組成物およびそれを用いる疎水性繊
維の染色方法に関する。更に詳しくは、本発明はC.I.デ
ィスパース レッド191を含有してなる分散染料組成物
およびそれを用いる疎水性繊維の染色方法に関する。
<従来技術> C.I.ディスパース レッド191は下式(I)、 で示され、疎水性繊維およびその混紡交織品の染色に有
用な赤色分散染料である。優れた鮮明性と耐光性を有し
ているところから自動車内装材料の染色などを中心に多
用されているが、染着速度が遅く、高温水中分散性(以
下、ターリング性と称す。)が劣るという欠点があっ
た。このような欠点のために、染色工場においては、コ
スト的に不利であるにもかかわらず長時間の染色や、更
には、均一な染色物を得るために多量の分散均染剤の使
用が強いられている。
<発明が解決しようとする課題> C.I.ディスパース レッド191は色相が鮮明であり、
耐光性が優れていることから、その特徴を維持しなが
ら、その欠点である染着速度とターリング性を改良して
経済的有利に染色を行うことは染色業界における強い要
望である。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは上記の問題点を解決するために鋭意検討
を行った結果、C.I.ディスパース レッド191に特定の
アントラキノン系化合物の1種または2種を配合するこ
とにより、鮮明な色相を有し耐光性が優れ、且つ染着速
度およびターリング性が改良されることを見出し、本発
明を完成した。
本発明は、前記式(I)で示される化合物と、下式
(II)および(III) で示される化合物群から選ばれる1種または2種とを含
有してなる分散染料組成物およびそれを用いることを特
徴とする疎水性繊維の染色方法を提供する。
前記式(II)で示される化合物は、C.I.ディスパース
レッド91として、また、式(III)で示される化合物
はC.I.ディスパース レッド302に記載されて、それぞ
れ赤色分散染料として公知の化合物である。
式(I)、式(II)および式(III)で示される化合
物は、それぞれ単独では染着速度が遅く、また、ターリ
ング性が劣っているにもかかわらず、これらを配合する
とターリング性が向上し、染着速度も速くなり配合比率
によって自由に染着速度を調整することが可能になる。
また、それぞれ単独を用いて疎水性繊維を染色した場
合、それぞれ同様の色相、鮮明度および耐光性を有して
いるが、これらを任意の比率で配合しても色調および耐
光性の変化はほとんどない。
このようなことから、式(I)で示される化合物と式
(II)および式(III)で示される化合物から選ばれる
1種または2種との配合比率は、得られる分散染料組成
物に対する所望の特性に応じて適宜選択することができ
るが、通常は、純分換算で90〜10重量%対10〜90重量
%、好ましくは85〜15重量%対15〜85重量%である。
式(I),(II)および(III)で示される化合物
は、それぞれ製造工程から得られるウェットケーキにナ
フタレンスルホン酸のホルマリン縮合物やリグニンスル
ホン酸系などの分散剤の単独あるいは混合物を加えてサ
ンドミルなどで微粒化分散して得られたリキッド品、あ
るいはスプレー乾燥して得られたパウダー品の形態で用
いられる。
本発明の分散染料組成物は、所望の特性に応じ、周知
の方法で前記各式(I),(II)および(III)で示さ
れる化合物の所定量を混合することによって製造するこ
とができ、更に色相の調整などの目的で式(I)、(I
I)および(III)で示される化合物以外の分散染料を、
更には増量剤、pH調整剤、分散均染剤、染色助剤などを
含有することができる。
本発明の実施にあたっては、本発明の分散染料組成物
を水性媒体中に分散させた染色浴に、必要に応じてpH調
整剤、分散均染剤などを加えた後、疎水性繊維を浸漬し
て、たとえばポリエステル繊維の場合加圧下105℃以
上、好ましくは110〜140℃で30〜60分間染色する。この
染色時間は染着の状態により短縮または延長することが
できる。
また、o−フェニルフェノールやメチルナフタレンな
どのキャリヤーの存在下で比較的高温、たとえば水の沸
とう状態で染色することもできる。
更に、染料分散液を布にパディングした後、100℃以
上でスチーミングや乾熱処理する染色方法も可能であ
る。
一方、捺染の場合は、染料分散液を適当な糊剤と共に
練り合わせ、これを布に印捺乾燥した後、スチーミング
又は乾熱処理を行なう。
ポリエステル繊維の染色において、更に耐光性の優れ
た染色物を得るため紫外線吸収剤、たとえば公知のベン
ゾトリアゾール系化合物を併用することがあるが、本発
明でも必要に応じて、これらの化合物の一種以上を使用
することができる。添加量は特に制限ないが、好ましく
は被染物の重量に対し0.5〜5%である。
本発明において染色の対称になる疎水性繊維として
は、ポリエステル繊維、トリアセテート繊維、ジアセテ
ート繊維およびポリアミド繊維材料などがあげられ、そ
の混紡または交織品としては、上記繊維同志の混紡交織
品および/またはそれらとセルロース繊維、羊毛、およ
び絹などの天然繊維との混紡交織品などがあげられ、特
に疎水性繊維としてはポリエステル繊維の染色に好まし
いものである。
本発明の分散染料組成物は、式(I)で示される化合
物が有する色調と耐光性の特長を維持しつつ、相乗効果
によって優れたターリング性と使用に応じた最適の染着
速度が選択できるので、短時間の、しかも少量の分散均
染剤を用いる染色方法が採用でき、また、相乗効果によ
って、カラーイールドおよびビルドアップ性が向上する
ので染料の使用量を削減することができる。このよう
に、本発明は高品質の染色物を経済的に、且つ生産性よ
く提供することができるものである。
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。な
お、本文中、部は重量部、%は重量%を表わす。
実施例1 式(I)の化合物0.7部と、式(III)の化合物0.3部
をナフタレンスルホン酸ソーダのホルマリン縮合物3.0
部と共に6.0部の水中で微粒化して分散液を得た。この
分散液を用いて下記のとおり染色試験を行なったとこ
ろ、その染色物は斑のない均一なものであった。
比較のために、式(I)および式(III)の化合物そ
れぞれ単独を1.0部とナフタレンスルホン酸ソーダのホ
ルマリン縮合物8.0部と共に微粒化して分散液を得た。
上記と同一条件の染色試験を行ない比較を行なった。そ
の結果、色調や耐光堅牢度は同等であった。染着速度、
ターリング性およびカラーイールドの結果は表−1に示
す。
〔染着速度試験〕
上記染料分散液10.0部をスミポンTF(住友化学社製染
色助剤)3.0部を含む水溶液2981部中に均一に分散さ
せ、次いで酢酸1.2部および酢酸ソーダ4.8部を添加して
総量3000部の染浴を6本調製する。この染浴にテトロン
トロピカル(東レ社製ポリエステル繊維織物)布100部
を投入して60℃から130℃まで1℃1分の速度で昇温
し、130℃で60分間の染色を行なう。
昇温の途中、90℃、100℃、110℃、120℃および130℃
に達した時点で1本づつ順次取り出し、最後に130℃で6
0分間の染色後、各々90℃以下に冷却して染浴中の被染
物を取り出し、水洗、還元洗浄、水洗、乾燥して各温度
ごとおよび最終の染色物を得た。
得られた染色物の濃度をSICOMUC−20(住化分析セン
ター社製測色システム)により測定し、次式 により各温度ごとの染着率を求め、縦軸に染着率、横軸
に温度を取ったグラフ上にプロットして染着率カーブを
得る。
得られたカーブより次の様に3段階に分類した。
染着率が50%となる温度が100℃以下のもの…速い
(表中、Fで表わす。) 染着率が50%となる温度が100〜120℃のもの…中庸
(表中、Mで表わす。) 染着率が50%となる温度が120℃以上のもの…遅い
(表中、Sで表わす)。
〔ターリング性試験〕
上記染料分散液10.0部を水1487部中に均一に分散さ
せ、次いで酢酸0.6部および酢酸ソーダ2.4部を添加して
総量1500部の染浴を調整する。次いで、試験用染色装置
カラーペット(日本染色機械(株)社製)の布染色用ホ
ルダーの内筒に、テトロンジャージ布(帝人社製ポリエ
ステル編物)をすきまを生じないように固く巻き付け、
ホルダーの上端と下端をゴムバンドを用いゆるみのない
ように固定する。ついでこれに外筒をセットした後、別
途染浴を調製しておいた染色ポット中に投入し、90℃か
ら115℃まで急速昇音し、次に20分間115〜116℃に保持
する。その後、90℃まで急冷し直ちに染色物を取り出
し、軽く水洗して拡げて風乾する。
風乾後、染色用ホルダー内筒の液流通口に接する繊維
上に付着した染料凝集物の量の多少を目視判定する。
判定は下記の基準によった。
◎;凝集物の付着が認められない。
○;凝集物の付着がわずかしか認められない。
△;凝集物の付着がやや多く認められる。
×;凝集物の付着が多く認められる。
××;凝集物の付着が著しく認められる。
本染色試験によった場合、実用的には“凝集物の付着
がわずかしか認められない”(○印)以上であることが
必要である。
〔カラーイールド〕
染着速度試験と同様に行ない最終染色物の濃度をJIS
L−0808の方法により測定し次式によりその濃度比
(%)を算出する。
実施例2〜5 実施例1と同様にして、式(I)と式(III)の化合
物を使用して染色した結果を実施例1の結果を併せて表
−1に示す。
いずれも、染着速度、ターリング性およびカラーイー
ルドに効果のあることがわかる。
実施例6〜10 実施例1〜5の式(III)の化合物のかわりに式(I
I)の化合物を使用するか、あるいは式(II)と式(II
I)の化合物を併用して使用する他は同様にして行なっ
た。結果を表−2に示したが、いずれも式(I)の化合
物単独と比較して染着速度、ターリング性およびカラー
イールドの点で効果があり、均一に染色物が得られた。
実施例11 式(I)の化合物1.6部と式(II)の化合物0.4部をリ
グニンスルホン酸系分散剤6.0部および水12.0部と共に
微粒化分散し、これを水17.0部に均一に分散させた後、
メイプロガムNP(メイホール社製糊剤)12%ペースト60
部、サンフローレンSN(日華化学社製染着促進剤)2.9
部および酒石酸0.1部を加えて均一に撹拌混合し総量100
部の色糊を調製する。その色糊をポリエステルアムンゼ
ン(帝人社製)布上に120メッシュのスクリーンを通し
て印捺し、乾燥後、高温過熱スチーマーにて175℃で7
分間の熱処理をする。その後、水洗、湯洗、還元洗浄を
行なって、濃度高く均一で鮮明且つ堅牢な赤色の捺染物
を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−61154(JP,A) 特開 昭58−42663(JP,A) 特開 昭54−42480(JP,A) 特公 昭48−26832(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 67/22 C09B 1/54 D06P 1/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下式(I) で示される化合物と、下式(II)および(III) で示される化合物群から選ばれる1種または2種とを含
    有してなる分散染料組成物。
  2. 【請求項2】式(I)で示される化合物を90〜10重量%
    と、式(II)および式(III)で示される化合物群から
    選ばれる1種または2種を10〜90重量%含有してなる請
    求項1に記載の分散染料組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の分散染料組成物を用いる
    ことを特徴とする疎水性繊維の染色方法。
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