JP2811117B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像液 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像液

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料用発色現像
液に関し、更に詳しくは、発色現像処理の低補充量化に
よる白地の劣化を改良した発色現像処液に関する。
〔発明の背景〕
ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理は基本的には
発色現像と脱銀の2工程からなり、脱銀は漂白と定着工
程又は漂白定着工程からなっている。この他には付加的
な処理工程としてリンス処理、安定処理通が加えられ
る。
発色現像においては、露光されたハロゲン化銀は還元
されて銀になると同時に酸化された芳香族第1級アミン
現像主薬はカプラーと反応して色素を形成する。この過
程で、ハロゲン化銀の還元によって生じたハロゲンイオ
ンが現像液中に溶出し蓄積する。又別にはハロゲン化銀
写真感光材料中に含まれる抑制剤等の成分も発色現像液
中に溶出し蓄積される。脱銀工程では現像により生じた
銀は酸化剤により漂白され、次いで全ての銀塩は定着剤
により可溶性銀塩として、写真感光材料中より除去され
る。なお、この漂白工程と定着工程をまとめて同時に処
理する一浴漂白定着処理方法も知られている。
発色現像液では前記の如く写真感光材料を現像処理す
ることによって現像抑制物質が蓄積するが、一方発色現
像主薬やベンジルアルコールは消費され、あるいは写真
感光材料中に蓄積して持ち出され、それらの成分濃度は
低下していく。又、現像反応によって放出される水素イ
オンによりpHも低下していく。
従って多量のハロゲン化銀写真感光材料を自動現像機
等により連続処理する現像処理方法においては、成分濃
度の変化による現像仕上がり特性の変化を避けるために
発色現像液の成分を一定濃度の範囲に保つための手段が
必要である。かかる手段として通常は不足成分を補い不
要な増加成分を希釈するための補充液を補充する方法が
とられている。この補充液の補充により必然的に多量の
オーバーフローが生じ、廃棄されるために、この方法は
経済上及び公害上大きな問題となっている。それ故に近
年では前記オーバーフロー液を減少させるため、イオン
交換樹脂法や電気透析法による現像液の再生法や、濃度
低補充法や、さらに別にはオーバーフロー液に再生剤を
加え再び補充液として用いる方法等が提案され実用化さ
れている。
現像液の再生は、不要蓄積成分である感光材料からの
溶出物を除去して不足成分を補うことによって行われる
が、この方法(イオン交換樹脂法と電気透析法)は化学
分析によって現像液成分を定量し一定ならしめないと感
光材料の現像処理特性が損なわれるという欠点があり、
煩雑な管理を必要とするために、特別なスキルを持たな
い小規模な現像所やミニラボ等では導入がほとんど不可
能である。さらにイニシャルコストが極めて高い欠点も
ある。
さらにオーバーフロー液に再生剤を加え補充液として
再生使用する方法は特にスキルはいらないもののストッ
クタンク等のスペースが必要であり、さらに現像所にと
っては煩雑である欠点を有しており、この方法もミニラ
ボ等への導入は極めて難しい。しかるに、濃厚低補充法
は特に新たな装置を必要とせず処理管理も容易なことか
ら、処理量の少ない小規模現像所(ミニラボ)には極め
て適した方法といえる。しかしながら、濃厚低補充法に
も幾つかの問題がある。
即ち、低補充処理により、発色現像液の更新率が低下
し、発色現像液はその含有成分の空気酸化等による分解
物により着色し、このような発色現像液で処理された感
光材料は白地が汚染される問題、更に発色現像液が空気
酸化等によりタール化が進行し、ひいては処理槽内のラ
ックやローラ部にタールによる汚れが発生し、この汚れ
が処理する感光材料を汚染する故障が発生する問題があ
る。
この様な問題に対して、特開昭62−250444号公報等に
はアルカノールアミン類を使用する方法、特開昭63−32
547号公報にはジアルキルヒドロキシルアミン類を使用
する方法、特開昭63−48548号公報にはヒドラジン誘導
体等の保恒剤を用いる方法等が開示されている。しか
し、いずれも劇的に効果があるものではなく、これらの
保恒剤を加えすぎると写真性能を不活性にしてしまうた
め、使用しにくく、又、コスト的にも負荷が大きい欠点
があった。
低補充処理に伴う別の問題として、補充量が少ないと
発色現像液の蒸発する割合が多くなり、発色現像液の濃
縮が起こり、それに伴ってカブリが発生しやすい問題が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、発色現像処理の低補充化に
伴う上記問題が改善される技術を提供することであり、
具体的には発色現像液の着色及びタール化並びにこのよ
うな発色現像液による白地の汚染、並びに発色現像液の
濃縮によるカブリの発生が防止される技術を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、pka10.5以上のバッファー剤、
界面活性剤及び6×10-2モル/以上の塩化物を少なく
とも含有することを特徴とするハロゲン化銀カラー写真
感光材料用発色現像液によって達成される。
ここでいうpkaとは、HAH++A-という酸解離反応に
おける酸解離定数 の対数値であり、pka=−log10kaで表される数値であ
る。ここでいうH+とは酸性種を表し、A-とは共役塩基を
表す。
本発明の好ましい実施態様として下記〜が挙げら
れ、該実施態様において本発明の目的がより高度に達成
される。
発色現像液に含有される界面活性剤がアニオン界面活
性剤である。
塩化物の含有量が、塩化物イオン濃度として8×10-2
〜2.0×10-1モル/の範囲である。
バッファー剤のpkaが11.0〜13.0である。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明でいうバッファー剤とは、溶液中の遊離水素イ
オン濃度の変化に対して抵抗性がある物質をさす。バッ
ファー剤のバッファー能力は、一般にほぼその物質の酸
解離定数pka±1の範囲にあり、最大の能力はpH=pkaの
ところにある。これらバッファー剤の中からpkaが10.5
以上のものを発色現像液に添加することで本発明の目的
を良好に奏することができ、又2種以上を組合せて使用
することもできる。
本発明に好ましく用いられるバッファー剤としては下
記のpka値が10.5以上のバッファー剤が挙げられる。該
バッファー剤はNa塩、K塩等の塩の形で使用してもよ
い。
本発明の発色現像液に含有させるバッファー剤は、前
記のようにpkaが10.5以上のものであるが、好ましくはp
kaが11.0〜13.0のものであり、最も好ましいのはリン酸
及びその塩である。
本発明でいう界面活性剤とは分子内に親水基と疎水基
という溶媒に対する溶解性の相反する2つの基をもつ、
いわゆる両溶媒性物質であり、かつ水溶性のものを指
す。
界面活性剤は水溶液でイオン性を示すか否かでイオン
性界面活性剤と非イオン性界面活性剤に分けられ、イオ
ン性界面活性剤は更に水溶性で界面活性を示す部分のイ
オン種により、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面
活性剤、両性界面活性剤に分けられる。これら界面活性
剤のいずれをも本発明の目的を奏する上で使用すること
ができ、2種以上を組合せて使用することもできる。
本発明に好ましく用いられる界面活性剤としては、下
記一般式〔I〕〜〔XI〕で示される化合物が挙げられ
る。
一般式〔I〕 A−OBnX 一般式〔I〕において、Aは1価の有機基、例えば炭
素数が6〜50、好ましくは6〜35のアルキル基(例えば
ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウン
デシル又はドデシル等の各基)又は炭素数が3〜35のア
ルキル基又は炭素数が2〜35のアルケニル基で置換され
たアリール基である。
アリール基上に置換する好ましい基としては炭素数が
1〜18のアルキル基(例えばメチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニ
ル、デシル、ウンデシル又はドデシル等の非置換アルキ
ル基)、ベンジル、フェネチル等の置換アルキル基又は
炭素数2〜20のアルケニル基(例えばオレイル、セチ
ル、アリル基等の非置換のアルケニル基、スチリル基等
の置換されたアルケニル基)が挙げられる。
アリール基としてはフェニル、ビフェニル又はナフチ
ル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル基である。
アリール基に置換する位置としては、オルト、メタパラ
位のいずれでもよく、複数の基が置換できる。
B及びCは各々エチレンオキシ基、プロピレンオキシ
基、トリメチレンオキシ基又は を表す(但し、n1,m1及びl1は各々0,1,2又は3、pは0
又は1である。) m及びnは0〜100の整数を表す。
xは水素原子、アルキル基、アラルキル基又はアリー
ル基であり、例えばAで説明した基が挙げられる。
一般式〔II〕において、R1は水素原子、脂肪族基又は
アシル基を表し、R2は水素原子又は脂肪族基を表す。
E1はエチレンオキシ基、E2はプロピレンオキシ基、E3
はエチレンオキシ基を表し、Xはカルボニルオキシ基、
−O−又は を表し、R3は脂肪族基、水素原子又は を表し、R4は水素原子又は脂肪族基を表す。
l1,l2,m1,m2,n1又はn2は各々0〜100の整数を表す。
一般式〔III〕 R1X−LlCOOM 一般式〔III〕において、R1は脂肪族基(例えば飽和
又は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは、 を表し(R2及びR3は各々水素原子又はR1で定義した基を
表し)、lは0又は1てあり、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子(例えばNa、K等)、アンモニウムイオン又
は有機アンモニウムイオンを表す。Lはアルキレン基を
表す。
一般式〔IV〕 R1X−LmSO3M 一般式〔IV〕において、R1は脂肪族基(例えば飽和又
は不飽和、置換又は非置換、直鎖又は分岐のアルキル
基)を表し、Xは 又は−COO−を表し(R2及びR3は各々水素原子、又はR1
で定義した基を表し)、l及びmは各々0又は1であ
り、Lはアルキレン基を表し、Yは酸素原子を表し、M
はアルカリ金属原子(例えばNa、K、Li等)を表す。
一般式〔V〕 A−OCH2CH2OnSO3M 一般式〔V〕において、Mはアルカリ金属原子(例え
ばNa、K、Li等)を表し、nは1〜100の整数であり、
Aは一価の有機基、例えば炭素数が6〜20、好ましくは
6〜12のアルキル基(例えば、ヘキシル、ヘプチル、オ
クチル、ノニル、デジル、ウンデシル又はドデシル等の
各基)、又は炭素数が3〜20のアルキル基で置換された
アリール基であり、置換基として好ましくは炭素数が3
〜12のアルキル基(例えば、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デジル、
ウンデシル又はドデシル等の各基)が挙げられ、アリー
ル基としてはフェニル、トリル、キシニル、ビフェニル
又はナフチル等の各基が挙げられ、好ましくはフェニル
基又はトリル基である。
アリール基にアルキル基が結合する位置としては、オ
ルト、メタ、パラ位のいずれでもよい。
一般式〔VI〕において、R1,R2及びR3は各々置換又は
未置換のアルキル基であり、R1とR2、又はR2とR3は各々
環を形成していてもよい。Aは (R4は水素原子又はアルキル基を表し、nは1,2又は3
を表す)を表す。
一般式〔VII〕において、R1は一般式〔I〕のAと同
議である。R2は水素原子又はアルキル基(例えば、メチ
ル基、エチル基)を表し、m及びnは各々0,1又は2で
あり、Aはアルキル基又は置換若しくは未置換のアリー
ル基である。
Xは−COOM又は−SO3Hであり、Mは水素原子又はアル
カリ金属原子を表す。
一般式〔VIII〕において、R1,R2,R3及びR4は各々水素
原子、置換若しくは未置換のアルキル基又は置換若しく
は未置換のフェニル基である。
はハロゲン原子、水酸基、硫酸基、炭酸基、硝酸
基、酢酸基、p−トルエンスルホン酸基等のアニオンを
示す。
一般式〔IX〕において、R1及びR2のうち一方は水素原
子又はアルキル基、他方は式−SO3M(Mは水素原子又は
一価の陽イオンを表す。)で示される基を表す。
Aは酸素原子又は式−N(R5)−(R5は水素原子又は
炭素数1〜8のアルキル基を表す。)で示される基を表
す。
R3及びR4は、各々炭素数4〜30のアルキル基を表す。
但し、R3,R4又はR5で表されるアルキル基はフッ素原子
又はヒドロキシル基によって置換されていてもよく、ま
た該アルキル基の炭素原子鎖間にオキシ基が存在してい
てもよい。
一般式〔X〕及び〔XI〕において、R1,R2,R3、R4及び
R5はそれぞれ水素原子又はアルキル基を表し、Mは一般
式〔III〕におけるMと同義である。n及びpは各々0
〜4の整数を示し、1≦n+p≦8を満足する値であ
る。
以下に一般式〔I〕〜〔XI〕で示される化合物の例示
化合物を挙げるが、これらに限定されるものではない。
本発明の発色現像液中の界面活性剤の含有量は0.01〜
5.0g/が好ましく、より好ましくは0.02〜2.0g/であ
る。界面活性剤の含有量が、20g/を越えると沈殿や液
のにごりが生ずる問題があり、実用的でない。
本発明に用いられる界面活性剤として好ましく用いら
れるのはアニオン系界面活性剤であり、本発明の効果を
奏する上で好ましい。
カチオン系界面活性剤は発色現像補充液に添加した場
合、連続処理時、沈殿を生成する場合がある。
又、本発明にかかわる界面活性剤の効果をより高める
ために、一般にビルダーと呼ばれる物質を併用すること
ができる。ビルダーには炭酸ソーダ、重炭酸ソーダ等の
炭酸塩、メタケイ酸ソーダ、オルソケイ酸ソーダ、セス
キケイ酸ソーダ等のケイ酸塩、ピロリン酸ソーダ、トリ
ポリリン酸ソーダ、テトラリン酸ソーダ等のリン酸塩に
代表される無機ビルダー及びカルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルスターチ等に代表される有機ビルダー
があり、いかなるビルダーも使用できるが、より本発明
の効果を奏するものとして有機ビルダーが好ましい。界
面活性剤を含有する溶液は、一般に発泡することが知ら
れているが、写真用処理液の場合、発泡現象は不都合な
ことが多いため、必要に応じて消泡剤を使用することが
できる。
本発明の発色現像液に含有させる塩化物として、アル
カリ金属の塩化物、例えば塩化カリウム、塩化ナトリウ
ム、塩化リチウム等を好ましく使用することができる。
その含有量は前記したように、6.0×10-2モル/以上
であり、好ましくは8×10-2モル/≦[Cl-]≦2.0×
10-1モル/の範囲に対応する量である。
本発明の発色現像液には、従来保恒剤として用いられ
ているヒドロキシルアミンに代えて、特開昭63−146043
号、同63−146042号、同63−146041号、同63−146040
号、同63−135938号、同63−118748号記載のヒドロキシ
ルアミン誘導体及び特開昭64−62639号記載のヒドロキ
サム酸類、ヒドラジン類、ヒドラジド類、フェノール
類、α−ヒドロキシケトン類、α−アミノケトン類、糖
類、モノアミン類、ジアミン類、4級アンモニウム塩
類、ニトロキシラジカル類、アルコール類、オキシム
類、ジアミド化合物類、縮環式アミン類などが有機保恒
剤として好ましく用いられる。
特に下記一般式〔A〕又は〔B〕で示される化合物を
含有させた場合に、迅速処理多びブルーイングの軽減に
好ましく、又発色現像液槽の壁面のタール析出について
も良好となり、別なる効果も奏するため、本発明のより
好ましい態様の一つとして挙げられる。
一般式〔A〕において、R1及びR2は同時に水素原子で
はないそれぞれアルキル基、アリール基、R′−CO−、
又は水素原子を表すが、R1及びR2で表されるアルキル基
は、同一でも異なってもよく、それぞれ炭素数1〜3の
アルキル基が好ましい。
R′はアルコキシ基、アルキル基又はアリール基を表
す。
R1,R2及びR′が表すアルキル基及びアリール基は置
換基を有するものも含み、又、R1及びR2は互いに結合し
て環を構成してもよく、例えばピペリジン、ピリジン、
トリアジンやモルホリンの如き複素環を構成してもよ
い。
一般式〔A〕で示されるヒドロキシルアミン系化合物
の具体的化合物は、米国特許3,287,125号、同3,293,034
号及び同3,287,124号等に記載されているが、以下に特
に好ましい具体的例示化合物を示す。
一般式〔B〕においてR1,R2及びR3は各々水素原子、
置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換
のアリール基、又は置換若しくは無置換のヘテロ環基を
表し、R4はヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ基、置換若
しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアリ
ール基、置換若しくは無置換のヘテロ環基、置換若しく
は無置換のアルコキシ基、置換若しくは無置換のアリー
ルオキシ基、置換若しくは無置換のカルバモイル基又は
アミノ基を表す。該ヘテロ環基は、5〜6員環であり、
C,H,O,N,S及びハロゲン原子から構成され飽和でも不飽
和でもよい。R5は−CO−,−SO2−又は−C(=NH)−
から選ばれる2価の基を表し、nは0又は1である。特
にn=0のとき、R4はアルキル基、アリール基及びヘテ
ロ環から選ばれる基を表し、R3とR4は共同してヘテロ環
基を形成してもよい。
一般式〔B〕中、R1,R2及びR3は水素原子又は炭素数
が1〜10のアルキル基であることが好ましく、特にR1
びR2は水素原子であることが最も好ましい。
一般式〔B〕中、R4はアルキル基、アリール基、カル
バモイル基又はアミノ基であることが好ましく、特にア
ルキル基又は置換アルキル基であることが好ましい。こ
こで好ましいアルキル基の置換基はカルボキシル基、ス
ルホ基、ニトロ基、アミノ基、ホスホノ基等である。
以下に、一般式〔B〕で表される化合物の具体例を示
す。
これら一般式〔A〕又は一般式〔B〕で示される化合
物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の形
で用いられる。
発色現像液中の前記一般式〔A〕又は一般式〔B〕で
示される化合物の濃度は、通常0.2〜50g/、好ましく
は0.5〜30g/、更に好ましくは1〜15g/である。
又、これに一般式〔A〕又は一般式〔B〕で示される
化合物と、従来より用いられているヒドロキシルアミン
及び前記有機保恒剤を組合せて用いることもできるが、
好ましくはヒドロキシルアミンを用いない方が現像性の
上から好ましい。
本発明の発色現像液には、下記一般式〔C〕で示され
る化合物を含有する際に、発色現像液の空気酸化に対し
ても改良効果を示し、しかも漂白定着液に混入してもほ
とんど悪影響を与えないため好ましく用いられる。
一般式〔C〕において、R1は炭素数2〜6のヒドロキ
シアルキル基、R2及びR3は各々水素原子、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数2〜6のヒドロキシアルキル基、
ベンジル基又は 式を示し、上記式のnは1〜6の整数、X及びYは各々
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は炭素数2〜6
のヒドロキシアルキル基を示す。
前記一般式〔C〕で示される化合物の好ましい具体例
は次の通りである。
C−1 エタノールアミン C−2 ジエタノールアミン C−3 トエタノールアミン C−4 ジ−イソプロパノールアミン C−5 2−メチルアミノエタノール C−6 2−エチルアミノエタノール C−7 2−ジメチルアミノエタノール C−8 2−ジエチルアミノエタノール C−9 1−ジエチルアミノ−2−プロパノール C−10 3−ジエチルアミノ−1−プロパノール C−11 3−ジメチルアミノ−1−プロパノール C−12 イソプロピルアミノエタノール C−13 3−アミノ−1−プロパノール C−14 2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパジンオ
ール C−15 エチレンジアミンテトライソプロパノール C−16 ベンジルジエタノールアミン C−17 2−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオール 前記一般式〔C〕で示される化合物は、空気酸化防止
の点から、発色現像液1当り1〜100gの範囲で好まし
く用いられ、より好ましくは2〜50gの範囲で用いられ
る。
本発明の発色現像補充液に用いられる発色現像主薬
は、水溶性基を有するp−フェニレンジアミン系化合物
が好ましく、ここで水溶性基は、p−フェニレンジアミ
ン系化合物のアミノ基又はベンゼン核上に少なくとも1
つ有するもので、具体的な水溶性基としては、 −(CH2)n−CH2OH, −(CH2)m−NHSO2−(CH2)n−CH3, −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3, −(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnはそれぞれ0以上の
整数を表す。)、−COOH基、−SO3H基等が好ましいもの
として挙げられる。
本発明に好ましく用いられる発色現像主薬の具体的例
示化合物を以下に示す。
上記例示した発色現像主薬の中でも本発明に用いて好
ましいのは、例示No.(A−1)、(A−2)、(A−
3)、(A−4)、(A−6)、(A−7)及び(A−
15)で示した化合物であり、特に好ましくはNo.(A−
1)である。
上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いられる。
本発明において、好ましく用いられる水溶性基を有す
るp−フェニレンジアミン系化合物は、発色現像液1
当り4.5×10-3モル以上であることが必要で、好ましく
は6.5×10-3〜3.4×10-2モルの範囲である。
本発明に用いられる発色現像補充液には上記成分の他
に以下の現像液成分を含有させることができる。
必要に応じて、無機及び有機のかぶり防止剤を添加す
ることができる。又、必要に応じて、現像促進剤も用い
ることができる。
現像促進剤としては、米国特許第2,648,604号、同3,6
71,247号、特公昭44−9503号公報で代表される各種のピ
リジニウム化合物や、その他のカチオン性化合物、フェ
ノサフラニンのようなカチオン性色素、硝酸タリウムの
如き中性塩、米国特許2,533,990号、同2,531,832号、同
2,950,970号、同2,577,127号及び特公昭44−9504号公報
記載のポリエチレングリコールやその誘導体、ポリチオ
エーテル類等のノニオン性化合物、又米国特許2,304,92
5号に記載されているヌェネチルアルコール及びこの
他、アセチレングリコール、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン、チオエーテル類、ピリジン、アンモニ
ア、ヒドラジン、アミン類等が挙げられる。
ベンジルアルコールは本発明では使用が好ましくな
く、かつ上記フェネチルアルコールで代表される貧溶解
性の有機溶媒については、前記本発明の目的を効率的に
達成する上から、使用しないことが好ましい。
ベンジルアルコールを使用すると、発色現像補充液の
長期間に亘る使用によって、特に低補充方式におけるラ
ンニング処理においてタールが発生し易く、かかるター
ル発生は、被処理ペーパー感光材料への付着によって、
その商品価値を著しく損なうという重大な故障を招くこ
とすらある。
又、貧溶解性の有機溶媒は、水に対する溶解性が悪い
ため、発色現像液自身の調製に撹拌器具を要する等の面
倒さがあるばかりでなく、かかる撹拌器具の使用によっ
ても、その溶解率の悪さから、現像促進効果にも限界が
ある。
更に、貧溶解性の有機溶媒は生物化学的酸素要求量
(BOD)等の公害負荷値が大であり、下水道ないし河川
等に廃棄することは不可であり、その廃液処理には多大
の労力と費用を必要とする、等の問題点を有するため、
ベンシルアルコールのみならず、他の貧溶解性の有機溶
媒についても極力その使用量を減じるか又はなくすこと
が好ましい。
本発明の発色現像補充液にはトリアジニルスチルベン
系蛍光増白剤を含有させることが好ましい。
トリアジニルスチルベン系蛍光増白剤としては下記一
般式〔E〕で表されるものが好ましい。
一般式〔E〕において、X1,X2,Y1及びY2は各々水酸
基、塩素又は臭素等のハロゲン原子、アルキル基(例え
ばメチル、エチル等)、アリール基(例えばフェニル、
メトキシフェニル等)、 又は−OR25を表す。
ここでR21及びR22は各々水素原子、置換基を有してい
てもよいアルキル基、又は置換基を有してもよいアリー
ル基を、R23及びR24は各々置換基を有してもよいアルキ
レン基を、R25は水素原子、置換基を有してもよいアル
キル基又は置換基を有してもよいアリール基を表し、M
はカチオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、
アンモニウム等)を表す。R21,R22及びR25で表されるア
ルキル基は好ましくは炭素数1〜6であり、上記R23
びR24で表されるアルキレン基は好ましくは炭素数1〜
2である。
上記R21,R22及びR25で表されるアルキル基及びアリー
ル基並びに上記R23及びR24で表されるアルキレン基の置
換基としてはヒドロキシ基、スルホ基、スルホアミノ基
及びカルボキシアミノ基が好ましい。
の具体例としてはアミノ基、アルキルアミノ基(例えば
メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチ
ルアミノ、シクロヘキシルアミノ、β−ヒドロキシエチ
ルアミノ、ジ(β−ヒドロキシエチル)アミノ、β−ス
ルホエチルアミノ、N−(β−スルホエチル)−N−メ
チルアミノ、N−(β−ヒドロキシエチル−N−メチル
アミノ等)、又はアリールアミノ基(例えばアニリノ,o
−,m−,p−スルホアニリノ、o−,m−,p−クロロアニリ
ノ、o−,m−,p−トルイジノ、o−,m−,p−カルボキシ
アニリノ、o,m,p−ヒドロキシアニリノ、スルホナフチ
ルアミノ、o−,m−,p−アミノアニリノ、o−,m−,p−
アニジノ等)が挙げられ、 の具体例としてはモルホリノ基が挙げられ、−OR25の具
体例としてはアルコキシ基(例えばメトキシ、エトキ
シ、メトキシエトキシ等)、アリールオキシ基(例えば
フェノキシ、p−スルホフェノキシ等)が挙げられる。
前記一般式で示される蛍光増白剤のなかで好ましい化
合物はX1,X2,Y1及びY2が全て 又は−OR25である化合物であり、最も好ましい化合物は
X2及びY1の一方が−OR25、他方が、 であり、かつX2及びY2の一方が−OR25のとき他方が である化合物である。
具体的には、下記の化合物を挙げることができが、こ
れらに限定されるものではない。
本発明に好ましく用いるトリアジニルスチルベン系増
白剤は、例えば化成品工業協会編「蛍光増白剤」(昭和
51年8月発行)8頁に記載されている通常の方法で合成
することができる。
例示化合物の中で特に好ましく用いられるのはE−
4、E−24、E−34、E−35、E−36、E−37、E−41
である。
これらトリアジニルスチルベン系増白剤は発色現像液
1当り0.2〜10gの範囲であることが好ましく、更に好
ましくは0.4〜5gの範囲である。
更に、本発明に用いられる発色現像液には、必要に応
じて、メチルセロソルブ、メタノール、アセトン、ジメ
チルホルムアミド、β−シクロデキストリン、その他特
公昭47−33378号、同44−9509号各公報記載の化合物を
現像主薬の溶解度を上げるための有機溶剤として使用す
ることができる。
更に、現像主薬とともに補助現像剤を使用することも
できる。これらの補助現像剤としては、例えばN−メチ
ル−p−アミノフェノールヘキサルフェート(メトー
ル)、フェニドン、N,N−ジエチル−p−アミノフェノ
ール塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメチル−p−フェニ
レンジアミン塩酸塩等が知られており、その添加量とし
ては通常0.01〜1.0g/が好ましい。
更に又、その他ステイン防止剤、スラッジ防止剤、重
層効果促進剤等各種添加剤を用いることができる。
又、本発明の発色現像液には、下記一般式〔K〕で示
されるキレート剤が添加されることが、本発明の目的を
効果的に達成する観点から好ましい。
一般式〔K〕において、Eは置換又は未置換のアルキ
レン基、シクロアルキレン基、フェニレン基、−R5OR5
−,−R5OR5OR5−又は−R5ZR5−を表し、Zは>N−R5
−A5又は>N−A5を表し、R1〜R5は各々置換又は未置換
のアルキレン基を表し、A1〜A5は々水素原子、−OH,−C
OOM又は−PO3(M)を表し、Mは水素原子又はアルカ
リ金属原子を表す。
上記発色現像液の各成分は、一定の水に、順次添加、
撹拌して調製することができる。この場合水に対する溶
解性の低い成分はトリエタノールアミン等の前記有機溶
媒等と混合して添加することができる。
又、より一般的には、それぞれ安定に共存し得る複数
の成分を濃厚水溶液、又は固体状態で小容器に予め調製
したものを水中に添加、撹拌して調製し、本発明の発色
現像液として使用することができる。
本発明の発色現像補充液のpHは9.2〜13.0であること
が好ましく、より好ましくは9.8〜12.0の範囲である。
本発明においては、低補充である場合に本発明の効果
が顕著であることから、発色現像補充液の補充量は、12
0ml/m2以下が好ましく、より好ましくは20〜100ml/m2
あり、特に好ましくは25〜70ml/m2である。
本発明の発色現像液を用いる感光材料としては、感光
材料中にカプラーを含有する所謂内式現像方式で処理さ
れる感光材料であれば、カラーペーパー、カラーネガフ
ィルム、カラーボジフィルム、スライド用カラー反転フ
ィルム、映画用カラー反転フィルム、TV用カラー反転フ
ィルム、反転カラーペーパー等任意の感光材料に適用す
ることができるが、最も好ましくは塩化銀主体のカラー
ペーパーに適用することである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を挙げて本発明を更に詳説する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。
実施例1 下記の組成の発色現像液(1)を調製した。
発色現像液(1) トリエタノールアミン(C−3) 10g N,N−ジエチルヒドロキシルアミン(A−1) 6.0g 界面活性剤(表2記載) 0.5g ジエチルトリアミン五酢酸(K−2) 5.0g 亜硫酸カリウム 2.5×10-3モル 発色現像主薬(3−メチル−4−アミノ−N−エチル
−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)−アニリン
硫酸塩) 6.5g バッフアー剤(表2記載) 0.2モル 臭化カリウム 1.6×10-4モル 塩化カリウム 表2に記載 水を加えて全量を表2のとおりとし、水酸化カリウム
又は硫酸でpH10.10に調整する。
上記発色現像液を用いて、以下の実験を行った。
実験1 紙支持体の片面にポリエチレンを、別の面の第1層側
に酸化チタンを含有するポリエチレンをラミネートした
支持体上に以下に示す構成の各層を塗設し、多層ハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料を作成した。
塗布液は下記のごとく調製した。
第1層塗布液 イエローカプラー(Y−1)26.7g、色素画像安定化
剤(ST−1)10.0g、(ST−2)6.67g、添加剤(HQ−
1)0.67gを高沸点有機溶剤(DNP)6.67gに酢酸エチル6
0mlを加え溶解し、この溶液を20%界面活性剤(SU−
1)7mlを含有する10%ゼラチン水溶液220mlに超音波ホ
モジナイザーを用いて乳化分散させてイエローカプラー
分散液を作製した。
この分散液を下記条件にて作製した青感性ハロゲン化
銀乳剤(銀10g含有)と混合し第1層塗布液を調製し
た。
第2層〜第7層塗布液も上記第1層塗布液と同様に調
製した。
尚、硬膜剤として、下記H−1を使用した。
[青感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法] 40℃に保温した2%ゼラチン水溶液1000ml中に下記
(A液)及び(B液)をpAg=6.5,pH=3.0に制御しつつ
30分かけて同時添加し、更に下記(C液)及び(D液)
をpAg=7.3,pH=5.5に制御しつつ180分かけて同時添加
した。
このとき、pAgの制御は特開昭59−45437号記載の方法
により行い、pHの制御は硫酸又は水酸化ナトリウムの水
溶液を用いて行った。
(A液) 塩化ナトリウム 3.42g 臭化カリウム 0.03g 水を加えて 200ml (B液) 硝酸銀 10g 水を加えて 200ml (C液) 塩化ナトリウム 102.7g 臭化カリウム 1.0g 水を加えて 600ml (D液) 硝酸銀 300g 水を加えて 600ml 添加終了後、花王アトラス社製デモールNの5%水溶
液と硫酸マグネシウムの20%水溶液を用いて脱塩を行っ
た後、ゼラチン水溶液と混合して平均粒径0.85μm、変
動係数(σ/r)=0.07、塩化銀含有率99.5モル%の単分
散立方体乳剤EMP−1を得た。
上記乳剤EMP−1に対し、下記化合物を用い、50℃に
て90分化学熟成を行い、青感性ハロゲン化銀乳剤(Em
A)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 0.8mg/モルAgX 塩化金酸 0.5mg/モルAgX 安定剤SB−5 6.0×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−1 4.3×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−4 0.7×10-4モル/モルAgX [緑感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法] (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.43μm、変動係数(σ/r)=0.08、塩化
銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−2を得
た。
EMP−2に対し、下記化合物を用いて55℃で120分化学
熟成を行い、緑感性ハロゲン化銀乳剤(EmB)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 1.5mg/モルAgX 塩化金酸 1.0mg/モルAgX 安定剤 SB−5 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−2 4×10-4モル/モルAgX [赤感性ハロゲン化銀乳剤の調製方法] (A液)と(B液)の添加時間及び(C液)と(D
液)の添加時間を変更する以外はEMP−1と同様にし
て、平均粒径0.50μm、変動係数(σ/r)=0.08、塩化
銀含有率99.5モル%の単分散立方体乳剤EMP−3を得
た。
EMP−3に対し、下記化合物を用いて60℃で90分化学
熟成を行い、赤感性ハロゲン化銀乳剤(EmC)を得た。
チオ硫酸ナトリウム 1.8mg/モルAgX 塩化金酸 2.0mg/モルAgX 安定剤 SB−5 6×10-4モル/モルAgX 増感色素 D−3 1×10-4モル/モルAgX この試料を未露光のまま、次の処理条件と処理液を使
用して処理を行った。
各処理液の組成は以下の通りである。
発色現像液 前記発色現像液(1)を使用。
漂白定着液 エチレンジアミン四酢酸第2鉄アンモニウム塩 53.0g エチレンジアミン四酢酸 3.0g チオ硫酸アンモニウム塩(70%溶液) 123.0g 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 51.0g アンモニア水又は氷酢酸でpH5.4に調整するとともに
水を加えて全量を1とする。
安定液 オルトフェニルフェノール 0.1g ユビテックスCK(チバガイギー社製) 1.0g ZnSO4・7H2O 0.1g 亜硫酸アンモニウム(40%溶液) 5.0ml 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%溶液) 3.0g エチレンジアミン四酢酸 1.5g アンモニア水又は硫酸でpH7.9とすると共に水で1
とする。
こうして未露光処理済みカラーペーパーPoを作成し
た。
次に、発色現像液(I)を、1000mlのビーカー500ml
ずつ入れ、この試料を25℃で2週間保存した後、同様に
して処理を行い、未露光処理済みカラーペーパーP2を作
成した。このPo、P1について550nmでの反射吸光度を測
定してそれぞれAo、A1とし、この差を白地染着性として
評価した。
白地染着性=A1−Ao 結果を表2に示す。
実験2 発色現像液(1)を300mlガラスビーカーに100mlずつ
入れ、さらにプラスチック板(塩化ビニール製)を差し
入れた。この試料を25℃で2週間保存し、その時の液着
色性、主薬残存率、プラスチック板上へのタール状物質
の発生状況を調べた。液の着色性については、保存前後
の溶液の吸光度の差をλ=440nmで測定し、主薬残存率
については、保存前の主薬量を100%として算出した。
また、タール状物質の発生状況については、下記の基
準に従って評価した。
◎全く付着しない ○ほんのわずか付着している △付着物が界面にも析出している ×付着物が界面にもかなり析出している 結果を表2に示す。
実験3 実験1で作成したカラーペーパーを常法に従って露光
し、発色現像液(1)を仕上げ量700mlとして実験1記
載の漂白定着液及び安定液を用い、実験1と同じ条件で
処理した時の発色性及びカブリを評価した。発色性につ
ては、イエロー最大濃度(Y−Dmax)を、カブリについ
てはイエロー未露光部の発色濃度(Y−Dmin)を測定
し、指標とした。結果を表2に示す。
尚、表1には使用したバッファー剤について示す。バ
ッファー剤を2種併用する場合は各々0.1モルずつとし
た。
使用したバッファー剤 表2より、本発明の組合せによって初めて発色現像主
薬のタール化による液劣化や白地染着がなく、発色現像
液の濃縮によるカブリの生じない発色現像液を提供でき
ることが判る。
界面活性剤はアニオン性のものが最も効果的であっ
た。
実施例2 実施例1の処理液No.1−8の発色現像液において、ジ
エチレントリアミン五酢酸(K−2)を下記表3に記載
のものに変え、添加量を等モルとし、同実施例の実験1
における発色現像液の保存期間を4週間に変え、同実施
例の実験2における発色現像液の保存期間を4週間に変
えたほかは実施例1の実験1及び実験2と同様の実験を
行った。結果を表3に示す。
表3から明らかなように、前記一般式〔K〕で表され
るキレート剤を含有させることによって本発明をより一
層効果的なものとすることができる。
実施例3 発色現像液として実施例1の処理液No.1−8に下記表
4に示す蛍光増白剤を2.0g/添加した発色現像液を使
用した以外は実施例2と同様の実験及び評価を行った。
結果を表4に示す。
表4から明らかなように、トリアジニルスチルベル系
増白剤を添加することで本発明の効果をより一層強める
ことができる。
実施例4 実施例1の処理液No.1−8の発色現像液において、保
恒剤であるN,N−ジエチルヒドロキシルアミン(A−
1)を下記表5に記載のものについて実施例2と同様の
実験及び評価を行った。結果を表5に示す。
表5から明らかなように、一般式〔A〕又は〔B〕で
表わされる有機保恒剤を添加することによってより一層
本発明は効果的なものとなる。
実施例5 実施例1の処理液No.1−8の発色現像液において、ト
リエタノールアミン(C−3)を下記表6に記載の添加
剤に変え、添加量を等モルとした発色現像液について実
施例2と同様の実験及び評価を行った。結果を表6に示
す。
表6から明らかなように一般式〔C〕で表されるアル
カノールアミン系化合物や一般式〔D〕で表わされるグ
リコール系化合物を併用することによって、本発明の効
果をさらに良好なものとすることができることが分る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の
発色現像処理における低補充化に伴う問題である発色現
像液の着色及びタール化並びにこのような発色現像液に
よる白地の汚染、並びに発色現像液の濃縮によるカブリ
の発生が改善される発色現像液が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−42154(JP,A) 特開 平2−5048(JP,A) 特開 昭62−56961(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03C 7/407

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】pka10.5以上のバッファー剤、界面活性剤
    及び6×10-2モル/以上の塩化物を少なくとも含有す
    ることを特徴とするハロゲン化銀カラー写真感光材料用
    発色現像液。
  2. 【請求項2】前記界面活性剤がアニオン界面活性剤であ
    ることを特徴とする請求項(1)記載のハロゲン化銀カ
    ラー写真感光材料用発色現像液。
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