JP2811150B2 - アンダーカウンター洗面器の取付具 - Google Patents
アンダーカウンター洗面器の取付具Info
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- JP2811150B2 JP2811150B2 JP10167294A JP10167294A JP2811150B2 JP 2811150 B2 JP2811150 B2 JP 2811150B2 JP 10167294 A JP10167294 A JP 10167294A JP 10167294 A JP10167294 A JP 10167294A JP 2811150 B2 JP2811150 B2 JP 2811150B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カウンターの下面に固
定されるいわゆるアンダーカウンター洗面器の取付具の
改良に関し、洗面器をカウンター設置後に後付けするこ
とを可能にすること、及び、この洗面器の取付作業を単
独の作業者でも実行可能にすることを目的とする。
定されるいわゆるアンダーカウンター洗面器の取付具の
改良に関し、洗面器をカウンター設置後に後付けするこ
とを可能にすること、及び、この洗面器の取付作業を単
独の作業者でも実行可能にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来のアンダーカウンター洗面器の取付
具は、図6に示すものが使用されている。この取付具3
0は、カウンター10の下面11に固定される受け部材
31と、この受け部材31に垂設されたボルト部34へ
ナット33及びワッシャー32で取り付けられる吊り部
材35とから構成されている。吊り部材35は、ボルト
部34を挿通させる開孔38を有し受け部材31へ固定
されるベース36と、これに一体的に固着され先端が上
方へ折曲するフック37とから成る。そして、フック3
7の先端が洗面器20の縁部21の下面21aに適宜設
けた係止凹部22に係合して当該洗面器20を支持す
る。
具は、図6に示すものが使用されている。この取付具3
0は、カウンター10の下面11に固定される受け部材
31と、この受け部材31に垂設されたボルト部34へ
ナット33及びワッシャー32で取り付けられる吊り部
材35とから構成されている。吊り部材35は、ボルト
部34を挿通させる開孔38を有し受け部材31へ固定
されるベース36と、これに一体的に固着され先端が上
方へ折曲するフック37とから成る。そして、フック3
7の先端が洗面器20の縁部21の下面21aに適宜設
けた係止凹部22に係合して当該洗面器20を支持す
る。
【0003】前記従来の取付具30を用いたアンダーカ
ウンター洗面器の取付手順を説明すると次の如くであ
る。まず、図7の(A)に示すように、下面11を上に
したカウンター10の上へ洗面器20を裏返して置き、
取付位置を決める。次いで、同図(B)のように、位置
決めをした洗面器20に適宜設けた係止凹部の位置に合
わせ、カウンター下面11へ取付具30の受け部材31
を接着剤で固定する。しかるのち、接着剤が硬化して受
け部材31の強度が充分に発現したならば、吊り部材3
5をナット33及びワッシャー32で受け部材31へ取
り付け、同図(C)の如く、フック37の先端を洗面器
20の係止凹部に係合せしめる。続いて、洗面器20と
カウンター10との隙間へシリコン等のコーキング材を
注入充填し補強する。
ウンター洗面器の取付手順を説明すると次の如くであ
る。まず、図7の(A)に示すように、下面11を上に
したカウンター10の上へ洗面器20を裏返して置き、
取付位置を決める。次いで、同図(B)のように、位置
決めをした洗面器20に適宜設けた係止凹部の位置に合
わせ、カウンター下面11へ取付具30の受け部材31
を接着剤で固定する。しかるのち、接着剤が硬化して受
け部材31の強度が充分に発現したならば、吊り部材3
5をナット33及びワッシャー32で受け部材31へ取
り付け、同図(C)の如く、フック37の先端を洗面器
20の係止凹部に係合せしめる。続いて、洗面器20と
カウンター10との隙間へシリコン等のコーキング材を
注入充填し補強する。
【0004】上述のシリコン等のコーキング材が硬化し
て洗面器20とカウンター10とが充分に接着したなら
ば、カウンター10を引っ繰り返して表を向けたのち、
所定の箇所への設置を行う。
て洗面器20とカウンター10とが充分に接着したなら
ば、カウンター10を引っ繰り返して表を向けたのち、
所定の箇所への設置を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の取
付具30による取付作業は、洗面器20を予めカウンタ
ー10へ取り付けたのちにカウンター10を設置すると
いう施工手順なので、施工時におけるカウンター10の
重量が洗面器20を含むために大変大きくなるという欠
点を持っている。特に、1個のカウンターに複数の洗面
器を取り付ける洗面カウンターを施工する場合、かかる
先付工法は作業負担が著しく重くなる。
付具30による取付作業は、洗面器20を予めカウンタ
ー10へ取り付けたのちにカウンター10を設置すると
いう施工手順なので、施工時におけるカウンター10の
重量が洗面器20を含むために大変大きくなるという欠
点を持っている。特に、1個のカウンターに複数の洗面
器を取り付ける洗面カウンターを施工する場合、かかる
先付工法は作業負担が著しく重くなる。
【0006】また、カウンターを施工した後に洗面器を
取り付ける後付工法は必ずしも不可能ではないが、この
場合は、取付具で洗面器をカウンター下面へ固定する
間、取付作業を行う者の他に、洗面器の重量を支持する
人員が必要であり、その者の負担が著しく大きくなると
いう問題がある。
取り付ける後付工法は必ずしも不可能ではないが、この
場合は、取付具で洗面器をカウンター下面へ固定する
間、取付作業を行う者の他に、洗面器の重量を支持する
人員が必要であり、その者の負担が著しく大きくなると
いう問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の課
題に鑑みて、単独の作業者でも、カウンターの施工後に
洗面器の取付作業を可能にする技術的手段を提供するも
のである。本発明が採用する洗面器の取付具は、受け部
材と、丸棒を折曲形成してなる吊り部材と、洗面器下面
を支持する押さえ部材との3つの主要部材から構成され
る。受け部材は挿通孔を有し、カウンターの下面へ固定
される。吊り部材は、前記受け部材の挿通孔へ回動自在
に挿入される挿入部と、該挿入部に続いて折り曲げ形成
された垂下部と、該垂下部の途中から末端にかけて形成
され前記挿入部とほぼ同方向へ若干折り曲げられたボル
ト部とから成っている。押さえ部材は、一端に洗面器下
面に当接する支持部を有し他端に起立部が設けられると
共に、その重心よりも起立部寄りの位置に開孔が形成さ
れている。そして、前記吊り部材のボルト部が前記押さ
え部材の開孔へ挿通されると共に、当該ボルト部に押さ
え部材の上下位置を調節するナットが螺合されている。
題に鑑みて、単独の作業者でも、カウンターの施工後に
洗面器の取付作業を可能にする技術的手段を提供するも
のである。本発明が採用する洗面器の取付具は、受け部
材と、丸棒を折曲形成してなる吊り部材と、洗面器下面
を支持する押さえ部材との3つの主要部材から構成され
る。受け部材は挿通孔を有し、カウンターの下面へ固定
される。吊り部材は、前記受け部材の挿通孔へ回動自在
に挿入される挿入部と、該挿入部に続いて折り曲げ形成
された垂下部と、該垂下部の途中から末端にかけて形成
され前記挿入部とほぼ同方向へ若干折り曲げられたボル
ト部とから成っている。押さえ部材は、一端に洗面器下
面に当接する支持部を有し他端に起立部が設けられると
共に、その重心よりも起立部寄りの位置に開孔が形成さ
れている。そして、前記吊り部材のボルト部が前記押さ
え部材の開孔へ挿通されると共に、当該ボルト部に押さ
え部材の上下位置を調節するナットが螺合されている。
【0008】
【作用】本発明に係る洗面器の取付具(以下、本発明取
付具と言う)は、受け部材に対して吊り部材が回動自在
である。また、吊り部材に対して押さえ部材もまた回転
自在であり、且つ、押さえ部材の重心の位置は、開孔よ
りも支持部側に寄っている。従って、カウンターの下面
に固定した受け部材へ装着した吊り部材はその自重によ
り自然に鉛直状態に垂下する。そして、この吊り部材へ
ナットにより脱落しないように装着された受け部材は、
支持部の先端がもっとも下方となる位置で安定な姿勢を
とる。すなわち、吊り部材のボルト部が鉛直方向に対し
て若干の傾斜を有しているところから、吊り部材の支持
部先端を常に一定方向を向かせることができる。しか
も、押さえ部材は力が加われば容易に回転することがで
きる。これらのことを利用して、受け部材をカウンター
下面の所要位置に固定し、これに予め吊り部材及び押さ
え部材を装着した状態で、洗面器を後からカウンターの
取付位置へ配することができる。そして、洗面器が所定
の取付位置へ配置されたならば、受け部材が元の安定姿
勢をとるから、洗面器の荷重を支持して仮固定するが可
能となる。
付具と言う)は、受け部材に対して吊り部材が回動自在
である。また、吊り部材に対して押さえ部材もまた回転
自在であり、且つ、押さえ部材の重心の位置は、開孔よ
りも支持部側に寄っている。従って、カウンターの下面
に固定した受け部材へ装着した吊り部材はその自重によ
り自然に鉛直状態に垂下する。そして、この吊り部材へ
ナットにより脱落しないように装着された受け部材は、
支持部の先端がもっとも下方となる位置で安定な姿勢を
とる。すなわち、吊り部材のボルト部が鉛直方向に対し
て若干の傾斜を有しているところから、吊り部材の支持
部先端を常に一定方向を向かせることができる。しか
も、押さえ部材は力が加われば容易に回転することがで
きる。これらのことを利用して、受け部材をカウンター
下面の所要位置に固定し、これに予め吊り部材及び押さ
え部材を装着した状態で、洗面器を後からカウンターの
取付位置へ配することができる。そして、洗面器が所定
の取付位置へ配置されたならば、受け部材が元の安定姿
勢をとるから、洗面器の荷重を支持して仮固定するが可
能となる。
【0009】
【実施例】図1に、本発明取付具1の一実施例を示す。
本発明取付具1は、カウンター下面へ固定される受け部
材2、丸棒材を折曲して製作した吊り部材3、洗面器の
下面を支持する押さえ部材4、ワッシャー5及び蝶ナッ
ト6から構成される。
本発明取付具1は、カウンター下面へ固定される受け部
材2、丸棒材を折曲して製作した吊り部材3、洗面器の
下面を支持する押さえ部材4、ワッシャー5及び蝶ナッ
ト6から構成される。
【0010】受け部材2は、ABS樹脂等のプラスチッ
クで成形され、側面を貫通する挿通孔2aと、上面に開
設された開孔2bとを有している。その平面形状は、図
示する長方形に限定されないが、カウンター下面へ接着
剤で固定する場合、所要の接着強度(引っ張り強度)を
発現し得る程度の面積を有していることが必要である。
カウンター下面へビス等で固定する場合は、平面積の大
きさに特に制限はない。さらに、本実施例では、受け部
材2をカウンターとは別体に製作して、あとからカウン
ター下面へ装着するものとしたが、カウンターの製造時
に当該受け部材2を下面に一体成形しておくことも妨げ
ない。
クで成形され、側面を貫通する挿通孔2aと、上面に開
設された開孔2bとを有している。その平面形状は、図
示する長方形に限定されないが、カウンター下面へ接着
剤で固定する場合、所要の接着強度(引っ張り強度)を
発現し得る程度の面積を有していることが必要である。
カウンター下面へビス等で固定する場合は、平面積の大
きさに特に制限はない。さらに、本実施例では、受け部
材2をカウンターとは別体に製作して、あとからカウン
ター下面へ装着するものとしたが、カウンターの製造時
に当該受け部材2を下面に一体成形しておくことも妨げ
ない。
【0011】吊り部材3は、上記受け部材2の挿通孔2
aへ挿入される挿入部3aと、この挿入部3aに対して
ほぼ直角に折曲する垂下部3bと、この垂下部3bの途
中で上記挿入部3aと同じ方向へ約30°程度折り曲げ
たボルト部3cとから成っている。従って、挿入部3
a,垂下部3b及びボルト部3cはほぼ同一平面上に位
置する。なお、吊り部材3は、丸棒鋼を折り曲げて製作
されるが、強度上の信頼性が得られるのであれば、合成
樹脂等の他の素材で製作することも妨げない。
aへ挿入される挿入部3aと、この挿入部3aに対して
ほぼ直角に折曲する垂下部3bと、この垂下部3bの途
中で上記挿入部3aと同じ方向へ約30°程度折り曲げ
たボルト部3cとから成っている。従って、挿入部3
a,垂下部3b及びボルト部3cはほぼ同一平面上に位
置する。なお、吊り部材3は、丸棒鋼を折り曲げて製作
されるが、強度上の信頼性が得られるのであれば、合成
樹脂等の他の素材で製作することも妨げない。
【0012】押さえ部材4は、帯板を折曲形成して製作
した如きものであって、開孔4bを有する基部4aから
一端へ向かって緩やかに湾曲する支持部4cが形成さ
れ、他端にほぼ直角に折り曲げた起立部4dが形成され
ている。上記支持部4cの湾曲は、洗面器の縁部形状に
倣うように設定したものであり、洗面器との密着性を向
上させる。なお、開孔4bは、押さえ部材4全体の重心
の位置よりも起立部4d側へ寄った位置に形成されてい
る。換言すると、開孔4bに対し、重量配分を支持部4
c側へ大きく設定してある。
した如きものであって、開孔4bを有する基部4aから
一端へ向かって緩やかに湾曲する支持部4cが形成さ
れ、他端にほぼ直角に折り曲げた起立部4dが形成され
ている。上記支持部4cの湾曲は、洗面器の縁部形状に
倣うように設定したものであり、洗面器との密着性を向
上させる。なお、開孔4bは、押さえ部材4全体の重心
の位置よりも起立部4d側へ寄った位置に形成されてい
る。換言すると、開孔4bに対し、重量配分を支持部4
c側へ大きく設定してある。
【0013】上記構成よりなる本発明取付具1は、図2
に示すように、洗面器を取り付ける前にカウンター下面
11へ配設される。本発明取付具1の組み付け手順は、
まず、カウンターの出荷前、工場にて、カウンター下面
11の所定位置へ受け部材2が予め固定される。これに
は通常、接着剤が用いられる。
に示すように、洗面器を取り付ける前にカウンター下面
11へ配設される。本発明取付具1の組み付け手順は、
まず、カウンターの出荷前、工場にて、カウンター下面
11の所定位置へ受け部材2が予め固定される。これに
は通常、接着剤が用いられる。
【0014】次いで、受け部材2の挿通孔2aに、吊り
部材3の挿入部3aを挿入する。吊り部材3は受け部材
2に対して回動自在なので、自然に図示するような鉛直
に垂下する姿勢をとる。必要に応じ、工場にて吊り部材
3を受け部材2へ予め挿入しておき、これを粘着テープ
等を用いてカウンター下面11へ仮止めした状態で出荷
してもよい。かかる仮止め状態は、カウンターからの突
出量が少ないので、運搬や梱包作業に何ら支障をきたす
おそれがない。施工現場でテープを外すことにより、吊
り部材3を図示する垂下姿勢とすることができる。
部材3の挿入部3aを挿入する。吊り部材3は受け部材
2に対して回動自在なので、自然に図示するような鉛直
に垂下する姿勢をとる。必要に応じ、工場にて吊り部材
3を受け部材2へ予め挿入しておき、これを粘着テープ
等を用いてカウンター下面11へ仮止めした状態で出荷
してもよい。かかる仮止め状態は、カウンターからの突
出量が少ないので、運搬や梱包作業に何ら支障をきたす
おそれがない。施工現場でテープを外すことにより、吊
り部材3を図示する垂下姿勢とすることができる。
【0015】次いで、吊り部材3に押さえ部材4を装着
する。これは、押さえ部材4の開孔4bに吊り部材3の
ボルト部3cを挿通させたのち、このボルト部3cにワ
ッシャー5を介装して蝶ナット6を螺合すればよい。吊
り部材3に装着された押さえ部材4は、ボルト部3cを
軸として二点鎖線で仮想的に図示する如く回転自在であ
る。しかるに、ボルト部3cが鉛直方向に対して若干の
傾斜を有しているため、押さえ部4が回転し得る範囲は
傾斜面内となる。ところで、押さえ部材4の重心は、ボ
ルト部3cが挿通する開孔4bよりも支持部4c側へ偏
った位置に設定されている。それ故、自然の放置状態下
では、押さえ部材4はその重心が最も下方となる姿勢、
すなわち図示の如く支持部4cが最下位置となる姿勢で
安定となる。なお、このとき起立部4dの上端が、吊り
部材3の垂下部3bに当接するよう設定されている。
する。これは、押さえ部材4の開孔4bに吊り部材3の
ボルト部3cを挿通させたのち、このボルト部3cにワ
ッシャー5を介装して蝶ナット6を螺合すればよい。吊
り部材3に装着された押さえ部材4は、ボルト部3cを
軸として二点鎖線で仮想的に図示する如く回転自在であ
る。しかるに、ボルト部3cが鉛直方向に対して若干の
傾斜を有しているため、押さえ部4が回転し得る範囲は
傾斜面内となる。ところで、押さえ部材4の重心は、ボ
ルト部3cが挿通する開孔4bよりも支持部4c側へ偏
った位置に設定されている。それ故、自然の放置状態下
では、押さえ部材4はその重心が最も下方となる姿勢、
すなわち図示の如く支持部4cが最下位置となる姿勢で
安定となる。なお、このとき起立部4dの上端が、吊り
部材3の垂下部3bに当接するよう設定されている。
【0016】上に述べた作用により、本発明取付具1
は、カウンター下面11に固定した受け部材2に吊り部
材3及び押さえ部材4を装着するだけで、吊り部材3が
鉛直に垂下し、押さえ部材4の支持部4c先端が最下位
置となる安定姿勢へ自発的に移行する。
は、カウンター下面11に固定した受け部材2に吊り部
材3及び押さえ部材4を装着するだけで、吊り部材3が
鉛直に垂下し、押さえ部材4の支持部4c先端が最下位
置となる安定姿勢へ自発的に移行する。
【0017】かかる本発明取付具1を用いた洗面器の取
付手順は以下の如くとなる。図3の(A)に示す如く、
カウンター下面11へ取り付けた本発明取付具1は前述
したような安定姿勢をとっている。洗面器20を下方又
は斜め下方からカウンター下面11へ向かって持ち上げ
ると、押さえ部材4はボルト部3cを軸に回転自在なの
で、洗面器20の縁部21に押されて、押さえ部材4が
同図(B)に示すような逃げる方向へ回転する。洗面器
20をさらに持ち上げて縁部下面21aの位置が、前記
安定姿勢における押さえ部材4の支持部4cの高さ位置
(図(A)参照)を越えると、押さえ部材4は自重によ
り回転して、図(C)に二点鎖線で示す安定姿勢へ復帰
する。安定姿勢へ戻った押さえ部材4は、起立部4d上
端が吊り部材3の垂下部3bへ当接しているため、洗面
器20の縁部下面21aを支持することができる。それ
故、もはや作業者が洗面器20の荷重を支える必要は無
くなる。つまり、洗面器20を押さえ部材4上に仮置き
することが可能となる。このとき、押さえ部材4は、荷
重が加わることによって安定姿勢に対する指向性が一層
高まるため、洗面器の荷重支持が確実である。
付手順は以下の如くとなる。図3の(A)に示す如く、
カウンター下面11へ取り付けた本発明取付具1は前述
したような安定姿勢をとっている。洗面器20を下方又
は斜め下方からカウンター下面11へ向かって持ち上げ
ると、押さえ部材4はボルト部3cを軸に回転自在なの
で、洗面器20の縁部21に押されて、押さえ部材4が
同図(B)に示すような逃げる方向へ回転する。洗面器
20をさらに持ち上げて縁部下面21aの位置が、前記
安定姿勢における押さえ部材4の支持部4cの高さ位置
(図(A)参照)を越えると、押さえ部材4は自重によ
り回転して、図(C)に二点鎖線で示す安定姿勢へ復帰
する。安定姿勢へ戻った押さえ部材4は、起立部4d上
端が吊り部材3の垂下部3bへ当接しているため、洗面
器20の縁部下面21aを支持することができる。それ
故、もはや作業者が洗面器20の荷重を支える必要は無
くなる。つまり、洗面器20を押さえ部材4上に仮置き
することが可能となる。このとき、押さえ部材4は、荷
重が加わることによって安定姿勢に対する指向性が一層
高まるため、洗面器の荷重支持が確実である。
【0018】洗面器20を仮置きしたならば、引き続
き、カウンターの上面側から洗面器用の開口を通して洗
面器20の取付位置を確認しながら、ボルト部3cに螺
合した蝶ナット6を回転させて押さえ部材4を上昇させ
締めつける。これにより、洗面器20が本発明取付具1
で縁部下面21a側からカウンター下面11へ押し付け
られ、所定の位置へ固定される。蝶ナット6の回転作業
は、ボルト部3cをやや外方へ折曲させているため、力
を入れ易く、比較的楽な姿勢で作業することが可能であ
る。
き、カウンターの上面側から洗面器用の開口を通して洗
面器20の取付位置を確認しながら、ボルト部3cに螺
合した蝶ナット6を回転させて押さえ部材4を上昇させ
締めつける。これにより、洗面器20が本発明取付具1
で縁部下面21a側からカウンター下面11へ押し付け
られ、所定の位置へ固定される。蝶ナット6の回転作業
は、ボルト部3cをやや外方へ折曲させているため、力
を入れ易く、比較的楽な姿勢で作業することが可能であ
る。
【0019】ところで、吊り部材3の垂下部3bとボル
ト部3cとは若干の角度を形成して折れ曲がっており、
押さえ部材4は、起立部4d上端が垂下部3bに当接す
ると共に、基部3aをボルト部3cが貫通するように設
定されている。このため、蝶ナット6を回転させて押さ
え部材4を移動させると、押さえ部材4自体のボルト部
3cに対する傾斜角度が変化して、押さえ部材4の移動
距離以上に、支持部3c先端は大きい度合いで上昇す
る。従って、洗面器20に対する押圧力を非常に強くる
ことができ、きわめて堅固な取付状態が得られる。
ト部3cとは若干の角度を形成して折れ曲がっており、
押さえ部材4は、起立部4d上端が垂下部3bに当接す
ると共に、基部3aをボルト部3cが貫通するように設
定されている。このため、蝶ナット6を回転させて押さ
え部材4を移動させると、押さえ部材4自体のボルト部
3cに対する傾斜角度が変化して、押さえ部材4の移動
距離以上に、支持部3c先端は大きい度合いで上昇す
る。従って、洗面器20に対する押圧力を非常に強くる
ことができ、きわめて堅固な取付状態が得られる。
【0020】なお、カウンター下面11と洗面器20と
の隙間を水密的に充填するコーキング材は、洗面器20
の上面にあらかじめ塗布しておいてもよく、あるいは従
来と同様、洗面器20のカウンター下面11への取付が
終了したのち注入充填してもよい。
の隙間を水密的に充填するコーキング材は、洗面器20
の上面にあらかじめ塗布しておいてもよく、あるいは従
来と同様、洗面器20のカウンター下面11への取付が
終了したのち注入充填してもよい。
【0021】本発明は、前記以外に適宜の応用が可能で
ある。図4の実施例は、受け部材2の挿通孔2aに挿入
側から奥へ向かってわずかな下り勾配を付与すると共
に、吊り部材3における挿入部3aと垂下部3bとの折
曲角度を上記勾配に対応させて直角よりわずかに小さい
角度に設定したものである。かかる構成により、吊り部
材3を受け部材2へ装着したときに、抜けにくくなるの
で、吊り部材3の脱落防止を確実にすることができる。
また、洗面器を仮置きした状態では、吊り部材3の挿入
部3aが傾斜していることにより、荷重が作用すると、
受け部材2から一層抜けにくくなる。
ある。図4の実施例は、受け部材2の挿通孔2aに挿入
側から奥へ向かってわずかな下り勾配を付与すると共
に、吊り部材3における挿入部3aと垂下部3bとの折
曲角度を上記勾配に対応させて直角よりわずかに小さい
角度に設定したものである。かかる構成により、吊り部
材3を受け部材2へ装着したときに、抜けにくくなるの
で、吊り部材3の脱落防止を確実にすることができる。
また、洗面器を仮置きした状態では、吊り部材3の挿入
部3aが傾斜していることにより、荷重が作用すると、
受け部材2から一層抜けにくくなる。
【0022】図5の実施例は、受け部材2の上面部に開
孔2bを開設した実施例である。この開孔2は、受け部
材2をカウンター下面11へ接着剤40で固定する際
に、接着剤40を内部へ溢れ出させることを目的とす
る。接着剤の硬化後、この溢れ出した部分40が投錨効
果を発揮するので、受け部材2の強固な固定状態が得ら
れる。
孔2bを開設した実施例である。この開孔2は、受け部
材2をカウンター下面11へ接着剤40で固定する際
に、接着剤40を内部へ溢れ出させることを目的とす
る。接着剤の硬化後、この溢れ出した部分40が投錨効
果を発揮するので、受け部材2の強固な固定状態が得ら
れる。
【0023】さらに図示は省略したが、本発明取付具1
の洗面器取付前における押さえ部材4の仮止め位置を適
切に設定するために、蝶ナット6の螺合位置を示す目印
を、吊り部材3のボルト部3cに設けてもよい。これ
は、押さえ部材4の仮止め位置が高すぎてカウンター下
面に近づき過ぎると、洗面器の装着が困難になるからで
あり、逆に、押さえ部材4の仮止め位置があまり低すぎ
ると、今度は洗面器を押さえ部材4上に仮置きすること
が出来なくなるからである。
の洗面器取付前における押さえ部材4の仮止め位置を適
切に設定するために、蝶ナット6の螺合位置を示す目印
を、吊り部材3のボルト部3cに設けてもよい。これ
は、押さえ部材4の仮止め位置が高すぎてカウンター下
面に近づき過ぎると、洗面器の装着が困難になるからで
あり、逆に、押さえ部材4の仮止め位置があまり低すぎ
ると、今度は洗面器を押さえ部材4上に仮置きすること
が出来なくなるからである。
【0024】その他、本発明取付具の具体的な構成は、
実施の状況に応じて適宜の変更を加えることを妨げな
い。
実施の状況に応じて適宜の変更を加えることを妨げな
い。
【0025】
【発明の効果】本発明取付具によれば、カウンターの設
置後に、洗面器をカウンターの下側からカウンター下面
近くまで一旦持ち上げることにより仮置きすることがで
きる。そして、洗面器の仮置き後は、ボルト部に螺合し
たナットの締付作業を行うだけでよい。従来、洗面器を
カウンターへ後付け施工するには、洗面器の支持役と取
付具の操作役の最低2名の作業者を要していたのに対
し、本発明では、単独の作業者でも洗面器をカウンター
へ後付けすることが可能である。
置後に、洗面器をカウンターの下側からカウンター下面
近くまで一旦持ち上げることにより仮置きすることがで
きる。そして、洗面器の仮置き後は、ボルト部に螺合し
たナットの締付作業を行うだけでよい。従来、洗面器を
カウンターへ後付け施工するには、洗面器の支持役と取
付具の操作役の最低2名の作業者を要していたのに対
し、本発明では、単独の作業者でも洗面器をカウンター
へ後付けすることが可能である。
【0026】また、洗面器の取付に先立ってカウンター
の設置を行うから、カウンターの設置作業が容易にな
る。これは特に、2個以上の洗面器が取り付けられるカ
ウンターを施工するに当たり有用である。従来は、洗面
器を先付けしてからカウンターの設置を行うのが普通で
あるため、洗面器が2個以上であると非常な重量物とな
ってしまい、少数の作業者での施工は不可能である。こ
れに対し本発明では、カウンターの設置後に洗面器を後
付け施工するから、施工時におけるカウンターの重量が
それほど大きくなることはなく、必要作業員数が従来よ
りもはるかに少なくてすむ。
の設置を行うから、カウンターの設置作業が容易にな
る。これは特に、2個以上の洗面器が取り付けられるカ
ウンターを施工するに当たり有用である。従来は、洗面
器を先付けしてからカウンターの設置を行うのが普通で
あるため、洗面器が2個以上であると非常な重量物とな
ってしまい、少数の作業者での施工は不可能である。こ
れに対し本発明では、カウンターの設置後に洗面器を後
付け施工するから、施工時におけるカウンターの重量が
それほど大きくなることはなく、必要作業員数が従来よ
りもはるかに少なくてすむ。
【0027】さらに、洗面器をカウンターへ取り付ける
際に、カウンターの上面側から取付位置を確認しながら
洗面器の固定を行えるので、位置合わせが容易であり、
その結果、必要作業員数が従来よりも少なくて済むのに
もかかわらず、常に安定した施工品質の洗面カウンター
を提供することができる。
際に、カウンターの上面側から取付位置を確認しながら
洗面器の固定を行えるので、位置合わせが容易であり、
その結果、必要作業員数が従来よりも少なくて済むのに
もかかわらず、常に安定した施工品質の洗面カウンター
を提供することができる。
【図1】本発明取付具の一実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明取付具をカウンター下面に取り付けた状
態を示すものであって、(A)は側面図、(B)は正面
図である。
態を示すものであって、(A)は側面図、(B)は正面
図である。
【図3】本発明取付具を用いた洗面器の取付手順を、要
部を取り出して示す側面図である。
部を取り出して示す側面図である。
【図4】本発明取付具の変形実施例に示すものであっ
て、受け部材の側面断面図と吊り部材の一部の側面図で
ある。
て、受け部材の側面断面図と吊り部材の一部の側面図で
ある。
【図5】本発明取付具のさらに異なる変形実施例を示す
ものであって、受け部材の側面断面図である。
ものであって、受け部材の側面断面図である。
【図6】従来の取付具を用いた洗面器の取付構造を示す
一部断面正面図である。
一部断面正面図である。
【図7】従来の取付具による洗面器の取付手順を説明す
る正面図である。
る正面図である。
1 本発明取付具 2 受け部材 2a 挿通孔 3 吊り部材 3a 挿入部 3b 垂下部 3c ボルト部 4 押さえ部材 4a 基部 4b 開孔 4c 支持部 4d 起立部 6 ナット 10 カウンター 11 カウンター下面 20 洗面器
Claims (2)
- 【請求項1】 カウンターの下面へ固定される受け部材
と丸棒を折曲形成してなる吊り部材と洗面器下面を支持
する押さえ部材とより構成される洗面器の取付具であっ
て、受け部材は挿通孔を有し、吊り部材は前記受け部材
の挿通孔へ回動自在に挿入される挿入部と該挿入部に続
いて折り曲げ形成された垂下部と該垂下部の途中から末
端にかけて形成され前記挿入部とほぼ同方向へ若干折り
曲げられたボルト部とから成り、押さえ部材は一端に洗
面器下面に当接する支持部を有し他端に起立部が設けら
れると共にその重心よりも起立部寄りの位置に開孔が形
成され、前記吊り部材のボルト部が前記押さえ部材の開
孔へ挿通されると共に当該ボルト部に押さえ部材の上下
位置を調節するナットが螺合されていることを特徴とす
るアンダーカウンター洗面器の取付具。 - 【請求項2】 前記受け部材の挿通孔に勾配が付与され
ている請求項1に記載のアンダーカウンター洗面器の取
付具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167294A JP2811150B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンダーカウンター洗面器の取付具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10167294A JP2811150B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンダーカウンター洗面器の取付具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07275142A JPH07275142A (ja) | 1995-10-24 |
| JP2811150B2 true JP2811150B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=14306863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10167294A Expired - Lifetime JP2811150B2 (ja) | 1994-04-04 | 1994-04-04 | アンダーカウンター洗面器の取付具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2811150B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-04 JP JP10167294A patent/JP2811150B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07275142A (ja) | 1995-10-24 |
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