JP2811406B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2811406B2
JP2811406B2 JP18061693A JP18061693A JP2811406B2 JP 2811406 B2 JP2811406 B2 JP 2811406B2 JP 18061693 A JP18061693 A JP 18061693A JP 18061693 A JP18061693 A JP 18061693A JP 2811406 B2 JP2811406 B2 JP 2811406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明はLEDヘッドやELヘッ
ド等の画像形成装置に関し、特に発光体アレイの列と単
眼レンズアレイとからなる画像形成ユニットを2組以上
用いた画像形成装置に関する。この発明はまた、発光ア
レイからの光を結像面に縮小して結像させて、画像形成
装置の解像度を向上させることに関する。
【0002】
【従来技術】現在実用化されている画像形成装置の解像
度は、主として300DPI(ドット/インチ)〜40
0DPIである。解像度を600DPIに向上させるこ
とを考えると、発光体アレイでの発光体の配列ピッチは
300DPIでの84.7μmから42.4μmへと小
さくなる。ここで600DPIの解像度に対応して、各
発光体の発光体幅を30μmとすると、発光体と発光体
との間隔は10μm程度となる。また各発光体に接続し
た電極やボンディングパッド等についても、電極と電
極、あるいはボンディングパッドとボンディングパッド
等との間隔の最小幅は10μm程度となる。さらに電極
の線幅も10μm程度となる。これらのことは、発光体
や電極、ボンディングパッド等を10μmルールで製造
しなければならないことを意味する。さて発光体の配列
ピッチを600DPIとすると、微細化の結果、パター
ンのエッチング不良等による発光体の不良が増加し、出
力ばらつきも増加する。また電極線幅を縮め、電極と電
極との間隔等を縮めると、短絡や断線、あるいは配線抵
抗等が増加する。このため発光体アレイの収率が低下す
ると共に、出力のばらつきも増加する。
【0003】発光体アレイの解像度を例えば300DP
Iから600DPIに2倍にすると、これに対応して発
光体アレイを搭載したベースプレート(基板)側も、配
線密度が約2倍になる。このためベースプレート配線が
困難になり、かつそのコストが増加する。さらに発光体
アレイの解像度を高めると、ボンディングパッドのボン
ディング面積も約1/2となり、ボンディング不良や、
ボンディングしたワイヤ線相互の短絡等が増加する。画
像形成装置では、すべての発光体が正常に動作しなけれ
ばならない。このため解像度を高めると、微細化による
不良率の増加と発光体の総数の増加とが重なり、総合収
率が極端に低下する。例えばA4サイズで600DPI
の画像形成装置では、発光体の総数は約5000個に及
び、これをすべて良品として生産し、不良なしにボンデ
ィングすることは難しい。またベースプレートの配線密
度が2倍になると、配線抵抗や配線間の短絡、あるいは
断線等の事故も飛躍的に増加する。
【0004】画像形成装置の基本的問題点は、解像度の
増加に伴って微細化と高精度化とが要求され、しかも解
像度を増すと発光体の数が増して、総合収率が解像度の
2乗で低下することにある。そこで高解像度の画像形成
装置を実現するには、解像度の増加に伴う微細化と素子
数の増加に伴う問題をいかにして解決するかが重要とな
る。
【0005】ここで関連する先行技術を示すと、特開昭
56−28869号公報は、LEDアレイを2列に配列
し、ハーフミラーで光ビームの向きを揃えた後に、セル
フフォーカシングレンズアレイ等の複眼レンズアレイで
結像させることを提案している。しかしながら複眼レン
ズアレイは、1つの光源からの光の結像に複数のレンズ
が関係し、正立等倍実像しか得られない。このためLE
Dアレイからの光を縮小して投影することができない、
これは正立等倍実像だからである。そして光画像の縮小
ができないため、この先行技術ではLEDアレイとLE
Dアレイとの境目に対する処理しか行うことができな
い。
【0006】次に発明者は、発光体アレイの列と単眼レ
ンズアレイとからなる画像形成ユニットを2組用い、こ
れらのアレイからの光をハーフミラーで合成し、結像面
に直線状に結像させることを提案した(特願平5−9
2,187号)。例えばこの画像形成装置では、解像度
300DPIの発光アレイを2列用い、単眼レンズアレ
イで1/2に縮小して結像させる。この結果、300D
PIの発光体アレイで600DPIの画像処理ができ
る。
【0007】残る問題はこのような画像形成装置の実用
化で、特に、 1) 熱膨張による単眼レンズアレイと発光体アレイとの
位置決め精度の低下、 2) 画像形成装置と結像面との間隔変動、 が問題となる。熱膨張の点について説明すると、2組の
画像形成ユニットからの光をハーフミラーで合成するの
で、単眼レンズを搭載したレンズプレートと発光体アレ
イを搭載したベースプレートとの熱膨張で発光体アレイ
と単眼レンズアレイとの位置決めが狂うと、合成画像の
品質が著しく低下する。例えば発光体アレイと単眼レン
ズとを1対1に対応させた状態で、熱膨張により両者の
位置関係が変化すると光は予定の位置とは異なる位置に
結像する。この状態で2つの画像を合成すると、合成画
像の品位は極端に低下する。例えば2つの画像が部分的
に重なって黒筋となり、また他の位置では2つの画像の
間に隙間が生じて白筋となる。この結果、最終画像は判
読が難しくなる。
【0008】画像形成装置と感光体ドラムなどの結像面
との間隔について説明すると、結像面は画像形成装置と
は別体で、この間の間隔を一定にすることは難しい。こ
れは画像形成装置の結像面に対する取付精度の問題であ
る。そして単眼レンズアレイでは結像面に縮小画像を結
像させるので、間隔が変動すると画像が重なったりある
いは画像に隙間が生じたりする。これは白筋や黒筋の発
生である。そこで単眼レンズアレイと発光体アレイや結
像面との間隔変動への許容幅を、光学的に拡大すること
が必要になる。
【0009】
【発明の課題】請求項1の発明の課題は、 1) 発光体の配列ピッチを小さくすること以外の、画像
形成装置の解像度の向上手法を提供し、 2) かつ熱膨張による画像品位の低下を防止することに
ある。 3) 請求項2の発明の課題は、これらに加えて、レンズ
プレートに対するベースプレートの位置決めを容易に
し、かつレンズプレートをスペーサと一体として構造を
簡単にすることにある。 4) 請求項3の発明の課題は、請求項1の課題に加え
て、画像形成装置と結像面との間隔への許容幅を高める
ことにある。 5) 請求項4の発明の課題は、請求項1の課題に加え
て、2組の画像形成ユニットを平行に配置し、画像形成
装置の構造を簡単にすることにある。
【0010】
【発明の構成】この発明は、複数個の発光体アレイが直
線状に配列搭載されたベースプレートと複数個の単眼レ
ンズが直線状に配列搭載されたレンズプレートとを各発
光体アレイと各単眼レンズとが1対1に対向するように
併設してなる画像形成ユニットを2組以上設けるととも
に各画像形成ユニットの光路の交差部にハーフミラーを
配置し、各画像形成ユニットからの光画像を一直線状に
結像面に結像させるようにした画像形成装置であって、
前記各画像形成ユニットのベースプレートとレンズプレ
ートの熱膨張係数を実質的に同一としたことを特徴とす
る。このためには例えば、単眼レンズを搭載したレンズ
プレートと発光体アレイを搭載したベースプレートの材
質を同じにし、文字通りに熱膨張率を同じにすれば良い
が、これに限るものではなく熱膨張率が実質的に同一で
あれば良い。
【0011】またこの発明は、請求項1に記載の画像形
成装置において、前記各画像形成ユニットのベースプレ
ートとレンズプレートの間にスペーサを介在させるとと
もに該スペーサとレンズプレートとを一体成形で形成
し、且つ前記スペーサにベースプレートを当接固定させ
るための基準面を設けたことを特徴とする。
【0012】またこの発明は、請求項1に記載の画像形
成装置において、前記ハーフミラーと結像面との間に光
路調整用のレンズを配置させたことを特徴とする。
【0013】またこの発明は、請求項1に記載の画像形
成装置において、前記各画像形成ユニットを全て平行に
配置するとともに各画像形成ユニットの光路に交差部を
形成するように画像形成ユニットに光路変更用のミラー
を併設させたことを特徴とする。
【0014】
【発明の作用】請求項1の画像形成装置では、複数個の
発光体アレイが直線状に配列搭載されたベースプレート
と複数個の単眼レンズが直線状に配列搭載されたレンズ
プレートとを各発光体アレイと各単眼レンズとが1対1
に対向するように併設してなる画像形成ユニットを2組
以上設けるとともに、前記各画像形成ユニットのベース
プレートとレンズプレートの熱膨張係数を実質的に同一
とする。この結果レンズプレートとベースプレートとは
同じように熱変形し、単眼レンズと発光体アレイとの位
置関係は熱膨張の影響を受けず常に一定となり、温度変
化による画像の乱れを防止できる。
【0015】請求項2の発明では、前記各画像形成ユニ
ットのベースプレートとレンズプレートの間にスペーサ
を介在させるとともに該スペーサとレンズプレートとを
一体成形で形成し、且つ前記スペーサにベースプレート
を当接固定させるための基準面を設ける。スペーサはベ
ースプレートとレンズプレートとの間隔を一定に保つも
のであり、例えばハウジングの一部とし、レンズプレー
トはスペーサと一体とする。このことは単眼レンズをス
ペーサと一体のレンズプレートに直接に位置決めするこ
とを意味し、単眼レンズと発光体アレイとの位置決めは
ベースプレート側で行うことを意味する。そしてレンズ
プレート側とベースプレート側の両側で位置決めを行う
のに比べて、ベースプレート側のみを位置決めすれば良
くなり位置決めが簡単になる。
【0016】請求項3の発明では、前記ハーフミラーと
結像面との間に光路調整用のレンズを配置する。光路調
整用のレンズ(以下単に光路調整レンズ)には例えばト
ーリックレンズやシリンドリカルレンズ等を用い、結像
面への光路を平行光線に近づけるものであれば良い。光
路調整レンズの役割は、結像面への光を平行光線に近づ
け、画像形成装置と結像面との間隔変動への許容幅を拡
大することにある。この発明では結像面に縮小画像を結
像させるので、結像面の位置が変化すると画像の大きさ
が変化し、2つの画像形成ユニットの光の合成に失敗す
る。しかしここで光路調整レンズを設け光を平行光線に
近づけると、結像面と画像形成装置の間隔が変動して
も、画像品位への影響が小さくなる。この結果、画像品
位を向上させると共に、結像面への画像形成装置の組み
付け精度の条件を緩和することができる。
【0017】請求項4の発明では、前記各画像形成ユニ
ットを全て平行に配置するとともに各画像形成ユニット
の光路に交差部を形成するように画像形成ユニットに光
路変更用のミラーを併設する。これは光路変更用のミラ
ー(以下単に光路変更ミラー)を設けて、各画像形成ユ
ニットを平行に配置できるようにすることである。そし
てこのようにすれば、例えば2つの画像形成ユニットを
直角に配置する場合に比べ、2つのユニットの位置決め
と組立とが簡単になり、かつ画像形成装置がコンパクト
になる。
【0018】実施例はLEDヘッドを例にし、画像形成
ユニットを2組設けたものを示すが、これに限るもので
はなく例えばELヘッドを用いても良く、また画像形成
ユニットを3組以上設けても良い。さらに2組の画像形
成ユニットを1つのハウジングに組み付けたものを示す
が、これは例であって各画像形成ユニットを必ずしも1
つのハウジングに位置決めする必要はない。例えば請求
項1の発明は各画像形成ユニットでのレンズプレートと
ベースプレートとの熱膨張率を実質的に同一にすること
で、レンズユニットとベースプレートをどのように固定
するかではない。
【0019】
【実施例】図1,図2に、実施例を示す。この実施例
は、解像度300DPIのLEDアレイを用いて解像度
600DPIのLEDヘッドを作るものである。図1に
おいて、02は感光体ドラムなどの結像面で、2,4は
それぞれガラスやガラスグレーズセラミック等のベース
プレートで、LEDアレイ6,8をそれぞれ直線状に1
列ずつ搭載する。LEDアレイ6,8はそれぞれ300
DPIの解像度とし、各発光体は84.7μmピッチで
配列されている。またベースプレート2,4は、LED
アレイ6,8の解像度300DPIに応じた密度の、ベ
ースプレート配線を施してある。ベースプレート2,4
やLEDアレイ6,8は、既存の300DPIの解像度
のLEDヘッドに用いるものを用いれば良い。
【0020】10,12は単眼レンズアレイでプラスチ
ックやガラスのレンズとし、LEDアレイ6,8の各ア
レイ毎に、即ちLEDアレイ6,8と1対1に単眼レン
ズを設ける。11,13はレンズプレートで、ベースプ
レート2,4と熱膨張率が実質的に同じものを用い、例
えばレンズプレート11,13の材質をベースプレート
2,4と同一として、熱膨張率を一致させる。実施例で
は、ベースプレート2,4,レンズプレート11,13
の材質を全て同じにし、熱膨張率を全て一致させた。単
眼レンズアレイ10,12では例えば個別の単眼レンズ
をレンズプレート11,13上に固着したもので、各単
眼レンズがレンズプレート11,13の熱膨張率に従っ
て変形するようにする。単眼レンズアレイ10,レンズ
プレート11,ベースプレート2,及びLEDアレイ6
の列で第1の画像形成ユニットとし、単眼レンズアレイ
12,レンズプレート13,ベースプレート4,及びL
EDアレイ8の列で第2の画像形成ユニットとする。も
ちろん画像形成ユニットは、3組以上設けても良い。
【0021】14はハーフミラーで、単眼レンズアレイ
10からの光の透過光を結像面02に結像させ、単眼レ
ンズアレイ12からの光は反射光を結像面02に結像さ
せる。16は光路調整レンズでシリンドリカルレンズや
トーリックレンズとし、アレイ状にして用いる。ここで
は光路調整レンズ16にシリンドリカルレンズを用い、
図1の平面では表面が均一で図1と直角な方向に沿って
曲率のあるレンズを用いた。光路調整レンズ16の役割
はアレイ16と結像面02との間で光路を平行光線に近
づける、あるいは文字通りに平行光線とすることであ
る。光路調整レンズ16には例えばプラスチックレンズ
のアレイが使用される。
【0022】18はプラスチックや金属などのハウジン
グで、ベースプレート2,4,レンズプレート11,1
3,ハーフミラー14,光路調整レンズ16を基準面に
当接させて組み付け、接着剤などで固定する。実施例で
の2つの画像形成ユニットの位置決めを説明する。LE
Dアレイ6の列はベースプレート2に固定して位置決め
し、LEDアレイ8の列はベースプレート4に固定して
位置決めする。ベースプレート2とレンズプレート11
との間隔はハウジング18の一部からなるスペーサ19
で一定にし、ベースプレート4とレンズプレート13と
の間隔はスペーサ20で一定にする。ベースプレート2
は上面(LEDアレイ6側の主面)をハウジング18の
基準面22,23に当接させて位置決めし、ベースプレ
ート2の両側面をハウジング18の基準面24,25に
当接させて位置決めする。レンズプレート11との間隔
を定めるため基準面22,23が必要で、結像面02上
で2つの画像形成ユニットからの光が一直線状に並ぶよ
うにするため基準面24,25が必要である。同様にベ
ースプレート6の上面を基準面26,27で位置決め
し、両側面を基準面28,29で位置決めする。単眼レ
ンズアレイ10はレンズプレート11で位置決めし、レ
ンズプレート11は下面(LEDアレイ6側の面)をハ
ウジング18の基準面30,31で位置決めし、両側面
をハウジング18の基準面32,33で位置決めする。
ベースプレート2との間隔を一定にし、結像面02に2
つのユニットの光を一直線状に結像させるため、4つの
基準面30,31,32,33が必要である。同様に単
眼レンズアレイ12をレンズプレート13で位置決め
し、レンズプレート13の下面を基準面34,35で、
両側面を基準面36,37で位置決めする。これらの結
果、2組の画像形成ユニットは、ハウジング18のスペ
ーサ19,20や各基準面で位置決めされる。
【0023】ハーフミラー14は長手方向の両側面をハ
ウジング18に設けた溝38,39で保持し、溝38,
39で位置決めする。光路調整レンズ16は図1の左右
方向にそって表面が均一なので、その底面をハウジング
18の基準面40,41で位置決めする。光路調整レン
ズ16は結像面02側からハウジング18の押え込み片
42,43で押え込み、押え込み片42,43は光路調
整レンズ16の表面の凹凸に応じた形状として位置決め
する。
【0024】44は、ハウジング18が変形するのを防
止するための補強部である。実施例では第1の画像形成
ユニットと第2の画像形成ユニットとを直角に90度傾
けて配置したので、ハウジング18はL字状となり、ス
ペーサ19,20がL字の22片となり変形する恐れが
ある。そこでこれを防止するために補強部44を設け
た。
【0025】実施例の作用を示すと、LEDアレイ6の
列からの光は単眼レンズアレイ10を介してハーフミラ
ー14を透過し、結像面02に1/2に縮小されて結像
する。一方LEDアレイ8の列からの光は、単眼レンズ
アレイ12を介してハーフミラー14で反射し、反射光
が結像面02に1/2に縮小されて結像する。2つの組
からの光は1アレイ毎に交互に入れ替わり、300DP
Iの画像を1/2に縮小して2列分1直線に結像させる
ので、結像面02での合成画像は600DPIとなる。
【0026】第1の問題は、各画像形成ユニットの位置
決めである。実施例では位置決めにハウジング18を用
い、各ユニットをハウジング18に対して位置決めし
た。この結果、位置決めの精度はハウジング18の精度
で定まり、高精度に位置決めできる。例えばLEDアレ
イ6の列の図1での上下の位置は基準面22,23で定
まり、左右の位置は基準面24,25で定まる。単眼レ
ンズアレイ10の位置はレンズプレート11で定まり、
レンズプレート11の上下の位置は基準面30,31
で、左右の位置は基準面32,33で定まる。同様にL
EDアレイ8の列の位置は基準面26,27,28,2
9で上下左右に定まり、単眼レンズアレイ12の位置は
レンズプレート13を介して基準面34,35,36,
37で上下左右に定まる。LEDアレイ6と単眼レンズ
アレイ10の間隔はスペーサ19で定まり、LEDアレ
イ8と単眼レンズアレイ12の間隔はスペーサ20で定
まる。またスペーサ19,20の曲がり変形は、補強部
44で防止する。さらにハーフミラー14は溝38,3
9で、光路調整レンズ16は基準面40,41と押え込
み片42,43で位置決めする。これらの結果、画像形
成装置全体を正確に位置決めし、2組の画像形成ユニッ
トの光を結像面02に一直線状に結像させることができ
る。
【0027】第2の問題は、熱膨張でLEDアレイ6,
8と単眼レンズアレイ10,12の位置決めが狂うこと
である。そこで実施例ではベースプレート2,4とレン
ズプレート11,13の材質を全て同じにし、熱膨張率
を同一にした。この結果、温度変化によりベースプレー
ト2,4が変形すれば、それと同じだけレンズプレート
11,13も変形し、LEDアレイ6の列と単眼レンズ
アレイ10との位置決めは狂わない。同様にLEDアレ
イ8の列と単眼レンズアレイ12との位置決めも狂わな
い。
【0028】実施例ではスペーサ19,20とは別体に
レンズプレート11,13を設けたが、これらを一体成
形しスペーサ19,20(実施例ではスペーサ19,2
0はハウジング18の一部)へのレンズプレート11,
13の位置決めを不要にしても良い。そしてそのように
すれば、ベースプレート2,4のみの位置決めで良くな
り、またレンズプレート11,13を別個に作る必要が
なくなり、画像形成装置の組立が簡単になる。
【0029】光路調整レンズ16の作用を、図2に示
す。光路調整レンズ16を設けない場合、単眼レンズア
レイ10,12でLEDアレイ6,8からの光を1/2
に縮小して結像させるので、結像面02の位置が変わる
と、1つのLEDアレイからの光の画像の大きさが変化
する。そして結像面02が近すぎる場合には縮小が不十
分で、LEDアレイ6からの画像とLEDアレイ8から
の画像が重なり合うことになる。一方遠すぎると、LE
Dアレイ6からの画像とLEDアレイ8からの画像との
間に隙間が生じることになる。これらはいずれも致命的
な画像品位の低下をもたらす。例えばプリンタの場合、
黒筋や白筋が生じる。これは単眼レンズアレイ10,1
2で画像を縮小することの結果である。
【0030】ここで光路調整レンズ16を設けると、レ
ンズアレイ16から結像面02への光は平行光線に近づ
く。例えば図2のように光路が光路調整レンズ16で平
行光線に近づき、結像面02とハウジング18とのの間
隔が変化しても結像した画像への影響が小さくなる。即
ち光路調整レンズ16を設けることにより、結像面02
とハウジング18との間隔変化に対する許容幅が増加す
る。
【0031】
【実施例2】図3に、第2の実施例を示す。この実施例
は、特に示した点以外は、図1,図2の実施例と同様で
ある。図において、50は新たなハウジング、51,5
2は新たなスペーサで、54は光路変更ミラーである。
LEDアレイ8からの光は、光路変更ミラー54で反射
され、90度向きを曲げられて進む。この結果2つの画
像形成ユニットを平行に配置でき、ハウジング50の強
度を高め、かつ画像形成装置が占める容積を小さくでき
る。例えば図1のL字形の画像形成装置よりも、図3の
画像形成装置の方がプリンタなどに組み込む場合のスペ
ースが小さくなる。
【0032】LEDアレイ8からの光は光路変更ミラー
54を通るので、その分光路長が増加する。即ち図3で
の横方向の光路の分だけ、LEDアレイ8の側が光路が
長くなる。そこでベースプレート4はベースプレート2
よりも図での上方に固定し、結像面02までの光路をL
EDアレイ6,8ともに等しくした。なお単眼レンズア
レイ62は光路変更ミラー54とLEDアレイ8の間に
設けても良い。
【0033】実施例では、LEDアレイ6,8の解像度
を300DPIに固定したまま、解像度を向上させるこ
とを示した。これ以外に、例えば解像度600DPIの
LEDアレイを2列用い、2つの単眼レンズアレイでそ
れぞれ1/2に縮小し、ハーフミラーで一直線上に結像
させて、合計で解像度1200DPIの画像形成装置と
しても良い。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明では、 1) 発光体の配列ピッチを小さくすること以外の、画像
形成装置の解像度の向上手法を提供し、 2) かつ熱膨張による画像品位の低下を防止する。 3) 請求項2の発明では、これらに加えて、レンズプレ
ートに対するベースプレートの位置決めを容易にし、か
つレンズプレートをスペーサと一体として構造を簡単に
する。 4) 請求項3の発明では、請求項1の発明の効果に加え
て、画像形成装置と結像面との間隔への許容幅を高め
る。 5) 請求項4の発明では、請求項1の発明の効果に加え
て、2組の画像形成ユニットを平行に配置し、画像形成
装置の構造を簡単にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の画像形成装置の断面図
【図2】 実施例の画像形成装置での結像原理を示す図
【図3】 第2の実施例の画像形成装置の断面図
【符号の説明】
02 結像面 2,4 ベースプレート 6,8 LEDアレイ 10,12 単眼レンズアレイ 11,13 レンズプレート 14 ハーフミラー 16 光路調整レンズ 18 ハウジング 19,20 スペーサ 22〜25 基準面 26〜29 基準面 30〜33 基準面 34〜37 基準面 38,39 溝 40,41 基準面 42,43 押え込み片 44 補強部 50 ハウジング 51,52 スペーサ 54 光路変更ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 33/00 (56)参考文献 特開 平5−307140(JP,A) 特開 平4−336518(JP,A) 特開 平2−286358(JP,A) 特開 平2−134260(JP,A) 特開 平1−264469(JP,A) 特開 昭56−80958(JP,A) 実開 昭58−128449(JP,U) 実開 昭63−169754(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/44 B41J 2/45 B41J 2/455 G02B 7/02 G02B 27/18 H01L 33/00 G03G 15/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の発光体アレイが直線状に配列搭
    載されたベースプレートと複数個の単眼レンズが直線状
    に配列搭載されたレンズプレートとを各発光体アレイと
    各単眼レンズとが1対1に対向するように併設してなる
    画像形成ユニットを2組以上設けるとともに各画像形成
    ユニットの光路の交差部にハーフミラーを配置し、各画
    像形成ユニットからの光画像を一直線状に結像面に結像
    させるようにした画像形成装置であって、前記各画像形
    成ユニットのベースプレートとレンズプレートの熱膨張
    係数を実質的に同一としたことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記各画像形成ユニットのベースプレー
    トとレンズプレートの間にスペーサを介在させるととも
    に該スペーサとレンズプレートとを一体成形で形成し、
    且つ前記スペーサにベースプレートを当接固定させるた
    めの基準面を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ハーフミラーと結像面との間に光路
    調整用のレンズを配置させたことを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記各画像形成ユニットを全て平行に配
    置するとともに各画像形成ユニットの光路に交差部を形
    成するように画像形成ユニットに光路変更用のミラーを
    併設させたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
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