JP2828099B2 - 半導体のリード曲げ加工法 - Google Patents

半導体のリード曲げ加工法

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JP2828099B2
JP2828099B2 JP25083197A JP25083197A JP2828099B2 JP 2828099 B2 JP2828099 B2 JP 2828099B2 JP 25083197 A JP25083197 A JP 25083197A JP 25083197 A JP25083197 A JP 25083197A JP 2828099 B2 JP2828099 B2 JP 2828099B2
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雅信 上田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、樹脂モールドされた半
導体の外部リードの曲げ加工法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の半導体パッケージの製造方法及び
半導体パッケージの製造工程における半導体のリード曲
げ加工法の概要を図5乃至図9に基づき説明する。 【0003】図5は半導体パッケージの製造工程図、図
6は半導体パッケージの初期の製造工程でパターン打ち
抜きされたリードフレームの平面図を示すもので、半導
体パッケージの製造は、先ず図5の製造工程に示すよう
に、リードフレーム素材(例えば2%Sn−Cu合金の
金属薄板)をプレスにより所定のパターンに打ち抜き加
工して図6に示す如きリードフレーム1を得る。リード
フレーム1は、外部リード2、内部リード3、タブ4、
ダム5から成り、図6の2点鎖線で囲った範囲が後工程
でモールドされるモールド範囲である。そして、モール
ド工程前にリードフレーム1のタブ4上に別工程で製造
された半導体ペレット(図示省略)を搭載し接着して、
半導体ペレットと内部リード3とを接続し、その後、半
導体樹脂封止用の注型金具によってリードフレーム1の
モールド範囲をモールドする。図7は、モールド工程後
の状態を示す斜視図であり、同図に示すようにモールド
樹脂により、タブ4上の半導体ペレット、内部リード3
がモールド部7内に樹脂封止される。そして、半導体樹
脂封止用注型金具からはみ出たモールド樹脂のダムばり
6と、リードフレーム1のダムを切除した後に、外部リ
ード2を下方へ曲げ加工し、以上の製造工程を経て、図
8(a)の半導体パッケージ断面図に示すような半導体
パッケージ8が得られる。 【0004】ところで、このようなリード曲げ加工時
に、外部リード2を機械的に拘束しない状態で曲げ加工
を行なうと、曲げ加工力が内部リード3及びモールド部
7へ伝達し、その結果、図8(b)に示すようにモール
ド部7と内部リード3の上面との界面に引張応力が作用
して剥離が生じ、ひいては内部リード3とモールド部7
との間に隙間9が発生することもあった。隙間9は、そ
の間隔δが数μm〜数10μm、奥行きl1が数100
μm程度であるが、このような隙間9が生じると、隙間
9に外部から水分が侵入し、半導体パッケージの内部配
線に腐食、断線が生じて故障の原因となる。 【0005】そこで、従来は半導体パッケージの隙間発
生の防止を図るために、例えば特公昭49−49107
号公報等にリード曲げ加工時に曲げ加工を行なう外部リ
ード近辺を上下方向より機械的に拘束する等の対策を講
じていた。 【0006】図9は、このような隙間発生防止を図るた
めの従来のリード曲げ加工の局部断面図を示すものであ
り、既述した図8(b)と同一部分には同一符号が付し
てある。すなわち、2は外部リード、3は内部リード、
7はモールド部であり、従来は、リード曲げ加工時に、
外部リード2のリード曲げ部位を、上面拘束治具10と
下面拘束治具11とにより機械的に拘束し、上下方向か
ら拘束力Pを負荷した状態で外部リード2に下向きに曲
げ加工力(リード曲げ荷重)を加えることにより、曲げ
加工力が内部リード3及びモールド部7に伝達するのを
防止して、内部リード3とモールド7との界面に隙間が
発生するのを防止していた。 【0007】 【発明が解決しようとする問題点】このようなリード曲
げ加工法において、リード部材2の材質、形状、寸法等
によってリード曲げ加工に必要なリード曲げ荷重が異な
るため、リード曲げ荷重の大きさに応じて拘束治具1
0、11に加える機械的拘束力Pも変える必要がある。
しかしながら、この種の拘束力Pの大きさには限度があ
り、拘束力Pが大きくなりすぎると外部リード2の拘束
部位に損傷が生じる場合があった。特に、モールド内部
7へ曲げ加工力が伝達するのを防止する力は、拘束治具
10、11のリード押さえ幅l2(図9参照)と拘束力
Pの積により決定されるので、リード曲げ加工時にリー
ド押さえ幅l2の値を小さく設定しようとする場合に
は、その分拘束力Pを反比例して大きくしなければなら
ず、その結果、リード2の拘束面に加わる面圧が限界値
を超え、リード2に降伏応力が生じてリード2に損傷が
生じ、大きな曲げ荷重を必要とするリード曲げ加工を精
度良く行ない得ない問題を有していた。 【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
消しつつ、リード曲げ加工時にモールド部と内部リード
との界面に隙間が生じるのを有効に防止し得るリード曲
げ加工法を提供することにある。 【0009】 【問題点を解決するための手段】上記目的は、半導体の
モールド部から突出する外部リードの下部を支持し、モ
ールド部の上方向の変位を拘束した状態でリード曲げ加
工を行なうことにより達成される。 【0010】 【作用】本発明のリード曲げ加工方の作用を図1
(a)、(b)に基づき説明する。 【0011】図1(a)は、本発明のリード曲げ加工法
の原理であり、図中、2は半導体の外部リード、3は内
部リード、7はモールド部、12はリード下面拘束点、
13はモールド部上面拘束治具、PMはリード曲げ荷重
である。 【0012】しかして、半導体の外部リード2の下部を
リード下面拘束点12で支持し、モールド部7の上面を
モールド部上面拘束治具13で押さえて、モールド部7
の上方向への変位を拘束しながらリード曲げ加工法を行
なう。外部リード2の曲げ変形が進むにつれてモールド
部7の持ち上がろうとする力が大きくなるが、モールド
部7は上方向への変位が拘束されているため、モールド
部7は上に持ち上がることなく、一定状態に保たれる。
このときの外部リード2及びモールド部7内部の曲げモ
ーメント分布を図1(b)に示す。すなわち図1(b)
に示すようにリード曲げ荷重PMを加えることにより、
外部リード2にはリード2を曲げるための負の曲げモー
メントM1が発生するが、モールド部7の内部には、モ
ールド部の上方向の変位を拘束する力が作用するために
負のモーメントが発生せずモーメントはほとんど零に近
く、モールド部7の端部14近傍でのリードに発生する
モーメントもほぼ零となる。従って、半導体のリード
は、モールド端部近傍で変形することなく、そのためモ
ールド部7と内部リード3との間に隙間が発生しない。 【0013】 【実施例】本発明の一実施例を図2乃至図4に基づき説
明する。 【0014】図2は、本発明に係るリードフレーム曲げ
加工法を実施するためのリード曲げ加工装置の正面図で
あり、曲げ加工前の状態を示し、図3は上記リード曲げ
加工装置の曲げ加工後の状態を示す正面図であり、図4
は、図1のA部を拡大して表わす省略斜視図である。 【0015】図2において、20は半導体パッケージ8
を曲げ加工時にセットする下型で、下型20には半導体
パッケージ8のモールド部7を収容する収容溝21が設
けられ、収容溝21の両側縁には外部リード2の曲げ点
下面側を支持する下面支持部22が突設されている。 【0016】23は、半導体パッケージのモールド部7
の上方向の変位を拘束する上型であり、上型23はエア
シリンダ24の押圧力によってモールド部7の上方向の
変位を拘束するものである。上型23は、図4に示すよ
うに、半導体パッケージ8のモールド部7上面を押さえ
て拘束する押さえ面25を有する。また押さえ面25の
側縁に凹部26、凸部27が櫛歯状に複数配設され、エ
アシリンダ24の作用により上型23が最下点に至ると
きに、凹部26が外部リード2の上面に位置し、且つ凸
部27が下型20の支持部22の上面に当接するように
してある。そして、この凸部27が支持部22に当接し
たときに、モールド部7の上面と上型23の押さえ面2
5との間には僅かな隙間が保てるように設定して、エア
シリンダ24の力がリード曲げ加工前にモールド部7に
直接作用しないようにしてある。 【0017】28は、外部リード2に曲げ荷重(垂直荷
重)を加える曲げローラ機構であり、曲げローラ機構2
8は一対のローラ部材28a,28bが上型23及び下
型20の左右両側面に沿って上下往復動するように装着
され、ローラ部材28a,28bの下降力によりリード
曲げ荷重PMが生じる。 【0018】次に、本実施例のリード曲げ下降装置を用
いて、リード曲げ加工の工程を説明する。 【0019】リード曲げ加工を行なう場合には、先ず、
下型20上に半導体パッケージ8をセットし、外部リー
ド2の曲げ点下面側を支持部22に位置させる。 【0020】次いで、エアシリンダ24により上型23
を下げる。上型23が最下点まで下がると、上型23の
凸部27が下型20の支持部22に当接し、押さえ面2
5が半導体パッケージのモールド部7の上面に僅かな隙
間を保持して位置する。この時のエアシリンダ24に加
える圧力は、この後のリード曲げ加工において、モール
ド部7から作用する力によって上型23が持ち上げられ
ない程度に充分に大きくする。このようにしてエアシリ
ンダ24に圧力を加えた状態で曲げローラ機構28を矢
印B方向に下降させると、外部リード2にリード曲げ荷
重PMが加わり、外部リード2に曲げ変形が生じる。曲
げ変形が進むと、モールド部7は、押さえ面25とモー
ルド部7との間の僅かな隙間分だけ若干持ち上がり、モ
ールド部7上面は上型22の押さえ面25と接する。さ
らに、リード曲げ変形が進むとモールド部7の上方向に
持ち上がろうとする力は大きくなり、押さえ面に加わる
上方向の圧力は上昇するが、エアシリンダ24には前述
したようにモールド部7の上方向の変位を拘束する充分
な圧力が加わっているため、上型23が持ち上がること
はない。リード曲げ加工後の状態を図3に示す。しかし
て、本実施例のリード曲げ加工によれば、上述したよう
にモールド部7の内部には、エアシリンダ24からの加
圧力によってモールド部7の上方向の変位を拘束する力
が作用するため、負の曲げモーメントが発生せず、その
ためモールド部7の内部までリードの曲げ変形が及ぶの
を防止し、内部リードとモールド部の界面に隙間が生じ
るのを防止することができる。さらに本実施例によれ
ば、従来のように外部リードに拘束治具によって大きな
機械的拘束力を与える必要性がなくなり、モールド部上
面の変位拘束力だけで適正なリード曲げ加工が行ない得
るので、外部リードに降伏応力が生じることなく、リー
ド損傷の発生を防止できる。さらに、本実施例によれ
ば、モールド部7に与える力は、リード曲げ加工時にモ
ールド部7が持ち上がらないようにする拘束力であれば
良く、その設定拘束力に厳密性を要求されないので、リ
ード曲げ加工制御を簡単に行ない得る。 【0021】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、リード曲
げ加工時に、モールド部内部までリードの曲げ変形が及
ばないようにして、モールド部と内部リードとの界面に
隙間が生じるのを防止し、且つ曲げ加工時にリードに損
傷が生じるような不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のリード曲げ加工法の原理を示した図で
ある。 【図2】図2は本発明のリード曲げ加工法に使用するリ
ード曲げ加工装置の要部正面図を示す。 【図3】図3は、図2のリード曲げ加工装置の曲げ加工
後の状態を表わす要部正面図を示す。 【図4】図4は、図2のA部を拡大して表わす部分斜視
図を示す。 【図5】図5は、半導体パッケージの製造工程図を示
す。 【図6】図6は、本発明のリード曲げ加工に使用するリ
ードフレームの一部省略平面図を示す。 【図7】図7は、製造工程時の半導体パッケージを表わ
す一部省略斜視図を示す。 【図8】図8は、従来のリード曲げ加工法によりリード
曲げ加工を行なった後の半導体パッケージの側断面図
(a)及び要部断面図(b)を示す。 【図9】図9は、従来のリード曲げ加工法によりリード
曲げ加工を行なった後の半導体パッケージの要部断面図
を示す。 【符号の説明】 2…外部リード、3…内部リード、7…モールド部、8
…半導体パッケージ、12…下面支持点、13…モール
ド部上面拘束治具、PM…リード曲げ荷重。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 元 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所武蔵工場内 (56)参考文献 特開 昭60−241246(JP,A) 特開 昭61−63046(JP,A) 特開 昭61−75551(JP,A) 実開 昭61−168646(JP,U) 実公 昭55−7291(JP,Y2) 特公 平6−83868(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 23/50 B21F 1/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.半導体のモールド部から突出する外部リードに一方
    向から荷重を加えてリード曲げを行うリード曲げ加工法
    であって、 前記外部リードの曲げ点において、前記外部リードを受
    け型で支持し、 かつ荷重を加えることによって生じるモールド部の変位
    を拘束する方向に押さえ型で押さえながら前記モールド
    部と受け型との間に空間を設け、前記外部リードに一方
    向から荷重を加えてリード曲げ加工を行うことを特徴と
    するリード曲げ加工法。
JP25083197A 1997-09-16 1997-09-16 半導体のリード曲げ加工法 Expired - Lifetime JP2828099B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101881405B1 (ko) * 2017-09-28 2018-07-25 김종은 반도체 패키지용 리드 포밍 금형 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101881405B1 (ko) * 2017-09-28 2018-07-25 김종은 반도체 패키지용 리드 포밍 금형 장치

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