JP2829705B2 - 土留めアンカー構造 - Google Patents
土留めアンカー構造Info
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Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、土留めパネル、矢板、
杭などの土留め構造物を、地山に沿って配置し、地山に
打設したアンカーによって支える土留めアンカー構造に
関するものである。
杭などの土留め構造物を、地山に沿って配置し、地山に
打設したアンカーによって支える土留めアンカー構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示すように、地山1に対して所定
間隔離してコンクリート擁壁ブロック等の土留め構造物
2を建て込み、この土留め構造物をアンカー3によって
支える場合に、アンカー3の定着を行うために地山に設
ける掘削孔4は硬化材5を注入するのに充分充満させ、
内部の水(ブリージング水)を全て外へ排出して硬化材
5の質を良質のものにするために、底部に行くに従って
深くなるように傾斜させる。このようにすれば、硬化材
5を底から順次充填してブリージング水を押し上げるこ
とで排除できる。
間隔離してコンクリート擁壁ブロック等の土留め構造物
2を建て込み、この土留め構造物をアンカー3によって
支える場合に、アンカー3の定着を行うために地山に設
ける掘削孔4は硬化材5を注入するのに充分充満させ、
内部の水(ブリージング水)を全て外へ排出して硬化材
5の質を良質のものにするために、底部に行くに従って
深くなるように傾斜させる。このようにすれば、硬化材
5を底から順次充填してブリージング水を押し上げるこ
とで排除できる。
【0003】そして、この掘削孔4から真っ直ぐに延ば
してアンカー3の先端で土留め構造物2を固定するので
はこの土留め構造物2の面に対するアンカーヘッドの取
り付けも斜めとなり、また、土留め構造物2の下端にそ
の重量とともに土圧の分散荷重が加わることになり、大
きな局部応力が発生するおそれもある。
してアンカー3の先端で土留め構造物2を固定するので
はこの土留め構造物2の面に対するアンカーヘッドの取
り付けも斜めとなり、また、土留め構造物2の下端にそ
の重量とともに土圧の分散荷重が加わることになり、大
きな局部応力が発生するおそれもある。
【0004】そこで、出願人が先に出願した特願平4-14
8222号(特開平5-311666号公報)では、この図6に示す
ように掘削孔4から出るアンカー3は所定角度屈曲させ
て水平とし、この水平部分の先端に前記土留め構造物2
を固定するようにした。
8222号(特開平5-311666号公報)では、この図6に示す
ように掘削孔4から出るアンカー3は所定角度屈曲させ
て水平とし、この水平部分の先端に前記土留め構造物2
を固定するようにした。
【0005】図中6はH形鋼による主柱、7はアンカー
3の屈曲部に被せる保護管であり、この保護管7は予め
アンカー3の屈曲にあわせて10〜45°屈曲するようにカ
ーブを描くように成形された単一の剛な管である。8は
アンカー3の中間部緊張材である。
3の屈曲部に被せる保護管であり、この保護管7は予め
アンカー3の屈曲にあわせて10〜45°屈曲するようにカ
ーブを描くように成形された単一の剛な管である。8は
アンカー3の中間部緊張材である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにアンカー3
を予め屈曲させた保護管7を通すことにより、アンカー
3自体も所定角度屈曲させるのでは、得ようとする屈曲
角度が限られたものとなり、施工性が悪い。
を予め屈曲させた保護管7を通すことにより、アンカー
3自体も所定角度屈曲させるのでは、得ようとする屈曲
角度が限られたものとなり、施工性が悪い。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、アンカーの屈曲部に配置する保護管は必要とされる
保護強度を得られるとともに、保護管自体がアンカーの
屈曲にあわせて自由に屈曲するので、施工状態における
汎用性があり、また、配設も容易なものである土留めア
ンカー構造を提供することにある。
し、アンカーの屈曲部に配置する保護管は必要とされる
保護強度を得られるとともに、保護管自体がアンカーの
屈曲にあわせて自由に屈曲するので、施工状態における
汎用性があり、また、配設も容易なものである土留めア
ンカー構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、地山の底部に行くに従って深くなる
ように傾斜させた掘削孔内に配置したアンカーの端部を
定着し、掘削孔から出るアンカーは所定角度屈曲させて
水平とし、この水平部分の先端に土留め構造物を固定す
る土留めアンカー構造において、アンカーの所定角度屈
曲部は径の異なる複数の可撓性保護管を多重にした中を
挿通させたこと、第2に、可撓性保護管は、ポリエチレ
ン製であること、第3に、多重の可撓性保護管は、適宜
にずらして配置すること、もしくは、多重の可撓性保護
管は、相互に長さの異なるものであることを要旨とする
ものである。
するため、第1に、地山の底部に行くに従って深くなる
ように傾斜させた掘削孔内に配置したアンカーの端部を
定着し、掘削孔から出るアンカーは所定角度屈曲させて
水平とし、この水平部分の先端に土留め構造物を固定す
る土留めアンカー構造において、アンカーの所定角度屈
曲部は径の異なる複数の可撓性保護管を多重にした中を
挿通させたこと、第2に、可撓性保護管は、ポリエチレ
ン製であること、第3に、多重の可撓性保護管は、適宜
にずらして配置すること、もしくは、多重の可撓性保護
管は、相互に長さの異なるものであることを要旨とする
ものである。
【0009】
【作用】請求項1および請求項2記載の本発明によれ
ば、アンカーを可撓性保護管の中を挿通させてかつこの
部分で所定角度屈曲させることで、このアンカーの屈曲
に合わせて保護管自体も屈曲させることができる。ま
た、保護管は可撓性でありながら多重とすることで保護
に必要な強度が得られる。また、曲げるのに際し、多重
の可撓性保護管相互にある隙間がクッションとなる。
ば、アンカーを可撓性保護管の中を挿通させてかつこの
部分で所定角度屈曲させることで、このアンカーの屈曲
に合わせて保護管自体も屈曲させることができる。ま
た、保護管は可撓性でありながら多重とすることで保護
に必要な強度が得られる。また、曲げるのに際し、多重
の可撓性保護管相互にある隙間がクッションとなる。
【0010】請求項3および請求項4記載の本発明によ
れば、これら多重の可撓性保護管は相互に全く重なるの
ではなく、重ならない部分も生じ、この部分が曲げ易い
ものとなるので、よりアンカーの屈曲に合わせ易いもの
となる。
れば、これら多重の可撓性保護管は相互に全く重なるの
ではなく、重ならない部分も生じ、この部分が曲げ易い
ものとなるので、よりアンカーの屈曲に合わせ易いもの
となる。
【0011】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の土留めアンカー構造の第1実
施例を示す縦断側面図で、前記従来例を示す図6と同一
構成要素には同一参照符号を付したものである。
説明する。図1は本発明の土留めアンカー構造の第1実
施例を示す縦断側面図で、前記従来例を示す図6と同一
構成要素には同一参照符号を付したものである。
【0012】すなわち、岩盤1aや表土1bからなる地
山1に対して所定間隔離してコンクリート擁壁ブロック
等の土留め構造物2を建て込み、地山1に設ける掘削孔
4は地山1の底部に行くに従って深くなるように傾斜さ
せ、この掘削孔4に硬化材5を充填してアンカー3の定
着を行う。
山1に対して所定間隔離してコンクリート擁壁ブロック
等の土留め構造物2を建て込み、地山1に設ける掘削孔
4は地山1の底部に行くに従って深くなるように傾斜さ
せ、この掘削孔4に硬化材5を充填してアンカー3の定
着を行う。
【0013】そして、掘削孔4から出るアンカー3は所
定角度屈曲させて水平とし、この水平部分の先端に前記
土留め構造物2を固定するようにした。
定角度屈曲させて水平とし、この水平部分の先端に前記
土留め構造物2を固定するようにした。
【0014】本発明も従来と同じように、アンカー3の
屈曲部に保護管を被せるがこの保護管9はポリエチレン
製の可撓管であり、内管9a、中管9b、外管9cの3
重管で構成するものとし、一番内側の内管9aにアンカ
ー3を挿通させた。
屈曲部に保護管を被せるがこの保護管9はポリエチレン
製の可撓管であり、内管9a、中管9b、外管9cの3
重管で構成するものとし、一番内側の内管9aにアンカ
ー3を挿通させた。
【0015】図4、図5に前記保護管9の詳細を示す
と、図中10は永久アンカーとしてのアンカー3を構成す
るコルゲートパイプで、このコルゲートパイプ10と内管
9aとの間にはそれほど隙間は必要としないが、内管9
a、中管9b、外管9cの相互は適宜な隙間を存するだ
けの径差がある。
と、図中10は永久アンカーとしてのアンカー3を構成す
るコルゲートパイプで、このコルゲートパイプ10と内管
9aとの間にはそれほど隙間は必要としないが、内管9
a、中管9b、外管9cの相互は適宜な隙間を存するだ
けの径差がある。
【0016】なお、本実施例では、これら内管9a、中
管9b、外管9cは同一の長さとしたが、図2に示すよ
うに掘削孔4の開口部にセットするのに、外管9cに対
して中管9bが突出するように、中管9bに対して内管
9aが突出するように適宜にずらして配置する。
管9b、外管9cは同一の長さとしたが、図2に示すよ
うに掘削孔4の開口部にセットするのに、外管9cに対
して中管9bが突出するように、中管9bに対して内管
9aが突出するように適宜にずらして配置する。
【0017】このようにしてモルタル等の硬化材5を充
填して定着を行ったアンカー3が掘削孔4を出た所で水
平となるように所定角度屈曲させて緊張すると、保護管
9もこの屈曲角度に合わせて屈曲するように変形する。
填して定着を行ったアンカー3が掘削孔4を出た所で水
平となるように所定角度屈曲させて緊張すると、保護管
9もこの屈曲角度に合わせて屈曲するように変形する。
【0018】また、図3は本発明の第2実施例を示すも
ので、内管9a、中管9b、外管9cは内管9aを一番
長いものとし、順次に長さを短くして、一番短い外管9
cに対して中管9bが突出し、さらに、これら外管9c
や中管9bに対して内管9aが突出するようにしてもよ
い。
ので、内管9a、中管9b、外管9cは内管9aを一番
長いものとし、順次に長さを短くして、一番短い外管9
cに対して中管9bが突出し、さらに、これら外管9c
や中管9bに対して内管9aが突出するようにしてもよ
い。
【0019】このようにしても保護管9の屈曲するよう
に変形する部分は1重や2重の部分であり、比較的に容
易に屈曲させることができる。
に変形する部分は1重や2重の部分であり、比較的に容
易に屈曲させることができる。
【0020】前記実施例は保護管9が3重管の場合で説
明したが、これが2重や4重でも適宜にその数を選択す
ればよい。
明したが、これが2重や4重でも適宜にその数を選択す
ればよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明の土留めアンカ
ー構造は、アンカーの屈曲部に配置する保護管は必要と
される保護強度を得られるとともに、保護管自体がアン
カーの屈曲にあわせて自由に屈曲するので、施工状態に
おける汎用性があり、また、配設も容易なものである。
ー構造は、アンカーの屈曲部に配置する保護管は必要と
される保護強度を得られるとともに、保護管自体がアン
カーの屈曲にあわせて自由に屈曲するので、施工状態に
おける汎用性があり、また、配設も容易なものである。
【図1】本発明の土留めアンカー構造の第1実施例を示
す縦断側面図である。
す縦断側面図である。
【図2】本発明の土留めアンカー構造の第1実施例を示
す要部の縦断側面図である。
す要部の縦断側面図である。
【図3】本発明の土留めアンカー構造の第2実施例を示
す要部の縦断側面図である。
す要部の縦断側面図である。
【図4】本発明で使用する可撓性保護管の縦断側面図で
ある。
ある。
【図5】本発明で使用する可撓性保護管の縦断正面図で
ある。
ある。
【図6】従来例を示す縦断正面図である。
1…地山 1a…岩盤 1b…表土 2…土留め構造物 3…アンカー 4…掘削孔 5…硬化材 6…主柱 7…保護管 8…中間部緊張材 9…保護管 9a…内管 9b…中管 9c…外管 10…コルゲートパイプ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 5/80
Claims (4)
- 【請求項1】 地山の底部に行くに従って深くなるよう
に傾斜させた掘削孔内に配置したアンカーの端部を定着
し、掘削孔から出るアンカーは所定角度屈曲させて水平
とし、この水平部分の先端に土留め構造物を固定する土
留めアンカー構造において、アンカーの所定角度屈曲部
は径の異なる複数の可撓性保護管を多重にした中を挿通
させたことを特徴とする土留めアンカー構造。 - 【請求項2】 可撓性保護管は、ポリエチレン製である
請求項1記載の土留めアンカー構造。 - 【請求項3】 多重の可撓性保護管は、適宜にずらして
配置する請求項1記載の土留めアンカー構造。 - 【請求項4】 多重の可撓性保護管は、相互に長さの異
なるものである請求項1記載の土留めアンカー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13856194A JP2829705B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 土留めアンカー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13856194A JP2829705B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 土留めアンカー構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH083988A JPH083988A (ja) | 1996-01-09 |
| JP2829705B2 true JP2829705B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15225025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13856194A Expired - Fee Related JP2829705B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | 土留めアンカー構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829705B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP13856194A patent/JP2829705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH083988A (ja) | 1996-01-09 |
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