JP2847151B2 - 時分割多重データ伝送方式 - Google Patents

時分割多重データ伝送方式

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JP2847151B2
JP2847151B2 JP4346517A JP34651792A JP2847151B2 JP 2847151 B2 JP2847151 B2 JP 2847151B2 JP 4346517 A JP4346517 A JP 4346517A JP 34651792 A JP34651792 A JP 34651792A JP 2847151 B2 JP2847151 B2 JP 2847151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央装置と複数の端末
制御装置との間で時分割多重のデータ伝送を行う方式に
かかり、例えば、中央装置をコンピュータとし、伝送線
を介してネットワークを構成した各端末制御装置に生産
機械(数値制御工作機械等)を接続することによって、
コンピュータと生産機械との間で時分割多重データの伝
送を可能とした時分割多重データ伝送方式に関する
【0002】
【従来の技術】主制御装置であるコンピユータ(中央装
置)と被制御装置として接続した複数の生産機械の制御
装置(端末制御装置)との間で制御データの送受信を行
うデータ伝送方式として、従来から、所謂ポーリングア
クセス方式による時分割多重データ伝送方式が知られて
いる。しかし、このポーリングアクセス方式によるデー
タ伝送方式には次のような問題点があった。 (1)中央装置及び端末制御装置には、データ伝送中に
何らかの原因によって伝送制御が不能になった時のため
に、設定した時間が経てば伝送制御を復旧する数種類の
タイマ機能が設けてあり、また、中央装置には、データ
の送受信がないにもかかわらずポーリングアクセスだけ
を頻繁に繰り返すことによる無意味な過負荷を防止する
ために、ポーリング間隔を適正化するタイマ機能を設置
することが必要であった。その上、中央装置と端末制御
装置間でタイマの設定値に矛盾がでないように、当該タ
イマ機能相互の調整をすることが必要であった。従来の
技術では、タイマの設定やタイマ間の調整が複雑で難し
く、伝送不能状態からの復旧手続きが複雑になるという
欠点があった。 (2)伝送制御を伝送制御キャラクタで行った場合、伝
送制御キャラクタと同じビットパターンのキャラクタは
伝送データ内に存在できないため、伝送できるデータに
制限があった。これを解決するためには、「ベーシック
データ伝送制御手順」のコード・インデペンデント・モ
ード、「BSC」のトランスペアレント・モード、「H
DLC」等の高級伝送制御手順を利用する方法がある
が、伝送制御が複雑になるという欠点があった。 (3)伝送制御を伝送制御キャラクタで行った場合、端
末制御装置は伝送制御キャラクタが中央装置から何時送
信されても対応できるように、他の端末制御装置間のデ
ータ伝送中でも常に伝送中のキャラクタを受信し、当該
伝送制御キャラクタを常時監視しておく必要があった。
特に、端末制御装置が中央演算装置(CPU)で制御さ
れている場合には、CPUが多重伝送制御に占有されて
しまい、他の制御が実質上できない欠点があった。これ
を解決するためには「HDLC」等の高級な伝送制御手
順を利用する方法があるが、伝送制御が複雑になる欠点
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のデ
ータ伝送方式によれば、中央装置および端末制御装置で
のタイマの設定・調整の頻雑さ及びその取扱いの難し
さ、伝送不能状態からの復旧手順の複雑さ、伝送制御キ
ャラクタによる伝送データ内に存在できるキャラクタの
制限、端末制御装置での伝送制御キャラクタの常時監視
等、様々な問題点があった。本発明の目的は、上記のよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、中央装置およ
び端末制御装置にタイマ機能を設置する必要性をなく
し、また伝送不能状態からの復旧手順を簡単にして伝送
データのキャラクタ制限をなくし、端末制御装置を伝送
制御キャラクタの常時監視から解放することで構成の簡
単な伝送制御の時分割多重伝送方式を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の発明は、中央装置と複数の端末
制御装置を伝送線を介してマルチポイントに接続したデ
ータ伝送ネットワークを構成し、上記中央装置と上記各
端末制御装置との間でデータの伝送を行う時分割多重デ
ータ伝送方式において、前記ネットワークに、パルス信
号である時分割信号を周期的に伝送線に送出する時分割
信号送出装置を設置し、前記中央装置に、時分割信号受
信手段とリクエストコマンド送信手段,端末応答コマン
ド受信手段および中央応答コマンド送信手段とを備え、
前記端末制御装置に、時分割信号受信手段とリクエスト
コマンド受信手段と端末応答コマンド送信手段と中央応
答コマンド受信手段とを備えてなり、前記中央装置は、
上記時分割信号受信手段により上記時分割信号送出装置
からの時分割信号を受信して上記リクエストコマンド送
信手段が時分割信号を受信する毎に送受信権を与える端
末制御装置のアドレスを含むリクエストコマンドを前記
伝送線に送出すると共に、上記端末応答コマンド受信手
段で上記端末制御装置の応答コマンドを受信して上記中
央応答コマンド送信手段により上記端末制御装置の応答
コマンドの受信に応じて当該端末制御装置に対して応答
コマンドを送信する伝送シーケンスを実行する一方、前
記端末制御装置は、上記時分割信号受信手段で上記時分
割信号送出装置からの時分割信号を受信し、上記リクエ
ストコマンド受信手段が上記時分割信号を受信した直後
の受信キャラクタ列をリクエストコマンドと認識すると
共に、上記端末応答コマンド送信手段により送受信権を
与えられた応答として伝送制御情報を付加した1ブロッ
クのデータ又は伝送制御情報を中央装置に送信し、上記
中央応答コマンド受信手段で前記中央装置の中央応答コ
マンド送信手段から送信された応答コマンドを受信する
伝送シーケンスを実行すると共に、前記中央装置は送受
信権を与えた端末制御装置からの応答を受信した後、伝
送制御情報を付加したブロックのデータ又は伝送制御情
報を上記送受信権を与えた端末制御装置に送信して、時
分割信号で区切られた分割時間内に上記中央装置と上記
端末制御装置間の伝送シーケンスを完了することを特徴
とする。また、本発明の請求項2の発明は、上記請求項
1において、調歩同期式で伝送を行う場合には、時分割
信号を1伝送キャラクタ(スタートビット、パイティビ
ット、ストップビットを含む)以上の幅を持つローレベ
ルのパルス信号であるブレイク信号とすることを特徴と
する。さらに、本発明の請求項3の発明は、上記請求項
1において、前記時分割信号送出装置は、前記中央装置
がデータを送信している最中に時分割信号を送出する時
間になった場合、中央装置のデータ送信終了まで時分割
信号の送出を停止することを特徴とする。そして、本発
明の請求項4の発明は、請求項1において、前記中央装
置が前記時分割信号送出装置を備えることを特徴とす
る。
【作用】以上の如き構成とした本発明は、図1の概略構
成図と図2のタイミング図(図中、D,F,B1 〜B6
は図1の同符号を付した箇所の信号に対応する)に示し
たように、1台の中央装置1と複数の端末制御装置21
〜26 , ・・2n ・・が伝送路3でマルチポイントに接
続され、中央装置1と各端末制御装置21 〜2nとの間
で時分割多重データ伝送を行う方式において、 (1)1パルス信号である時分割信号TDPを周期的に
伝送線3に送出する時分割信号送出装置4を設ける。 (2)中央装置1は、時分割信号TDPを受信する毎
に、1つの特定の端末制御装置21 〜26 , ・・2n
・に送受信権を順次(B1 →B2 →B3 →B4 →B5 →
B6 →・・・Bn ・・・のように)与えるために、送受
信権を与える端末制御装置のアドレスADを含むリクエ
ストコマンドRCを伝送線3に送出する(リクエストコ
マンド送信手段12)。 (3)端末制御装置のうちの例えば21は、時分割信号
TDPを受信した直後の受信キャラクタ列をリクエスト
コマンドRCと認識し、リクエストコマンドRC内のア
ドレスADを自己のアドレスと比較する(リクエストコ
マンド受信手段22)。アドレスADと自己のアドレス
とが一致すれば「応答」として、伝送制御情報と1ブロ
ックのデータで構成される端末応答コマンドTACA、
又は伝送制御情報だけで構成される端末応答コマンドT
ACBを中央装置1に送信する(端末応答コマンド送信
手段23)。アドレスADと自己のアドレスが一致しな
ければリクエストコマンドRCを破棄して伝送シーケン
スを終了し、次の時分割信号TDPを待つ。 (4)中央装置1は、送受信権を与えた端末制御装置か
ら端末応答コマンドTACA(又は、TACB)を受信
した(端末応答コマンド受信手段13)後、伝送制御情
報と1ブロックのデータで構成される中央応答コマンド
CACA、又は伝送制御情報だけで構成される中央応答
コマンドCACBを送受信権を与えた端末制御装置21
に送信する(中央応答コマンド送信手段14)。 (5)時分割信号TDPで区切られた分割時間DT内
に、上記(2)から(4)の伝送シーケンスを完了す
る。 (6)時分割信号送出装置(D)は、時分割信号TDP
を送出する時間になれば、中央装置1から通知されるコ
マンド送信中信号Fを検査し、送信中でなければ時分割
信号を送出し、送信中であれば中央装置1のコマンド送
信が終了するまで時分割信号の送出を停止する。
【0005】このように、本発明における中央装置及び
複数の端末制御装置は、伝送線に周期的に送出される時
分割信号を受信する度に伝送シーケンスを実施する方式
としたため、中央装置と端末制御装置間の伝送制御のタ
イミングが取り易く、伝送制御が簡単になる。中央装置
と送受信権を与えられた端末制御装置間でデータ伝送が
ない場合には、伝送シーケンス完了後から次の時分割信
号が受信されるまでに時間的な余裕があるため、中央装
置にタイマ機能がなくても中央装置が無意味な過負荷に
なることを防ぐことができる。もし、何らかの原因によ
って伝送シーケンスが完了できない伝送制御不能状態に
陥っても、中央装置及び送受信権を与えられている端末
制御装置は次の時分割信号を受信した時点で伝送シーケ
ンスを中断する処理を行い、新たな伝送シーケンスを開
始すればよいため、伝送制御不能状態からの復旧手続き
も簡単になり、当然、伝送制御不能から復旧するための
タイマ機能は必要はない。また、時分割信号の受信によ
って伝送シーケンスが起動される構成としたことで、中
央装置及び端末制御装置はキャラクタの送受信順序でそ
のキャラクタの意味合いを決定又は判断できるため、あ
らゆるビットパターンのキャラクタでアドレス及び伝送
制御情報を表現でき、しかもそのビットパターンでデー
タ内のキャラクタが制限されることがない。さらに、端
末制御装置は、時分割信号を受信するまでキャラクタを
受信する必要がなくなり、伝送制御キャラクタの常時監
視からも解放される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図3は本発明による時分割多重デー
タ伝送方式の1実施例を説明する全体ブロック図であっ
て、図1と同一符号は同一部分に対応し、51 〜56
通信線、6 1 〜66 は数値制御工作機械である。同図
は、中央装置1に伝送線3を介して時分割信号送出装置
4及び端末制御装置21 〜26 がマルチポイント式に接
続され、各端末制御装置21 〜26 がポイントツーポイ
ントの通信インタフェースを有する数値制御工作機械6
1 〜66 と通信線51 〜56 でそれぞれ結ばれて伝送ネ
ットワークを構成し、中央装置1と端末制御装置21
6 間で調歩同期式の時分割多重伝送を行い、中央装置
1と数値制御工作機械61 〜66 間でデータを相互に多
重伝送するようにしたシステム構成としたものである。
図4は中央装置1及び時分割信号送出装置4の構成例を
示すブロック図であって、101はCPU、102はオ
ペレーティングシステム(OS)格納部、103は通信
インターフェース(通信IF)、104は多重伝送デバ
イスドライバ、105は多重伝送メインプログラム格納
部、106はキーボード、107はモニター(CR
T)、108は記憶媒体、401はブレイク信号発生回
路、402は送信ドライバである。まず、時分割信号送
出装置4は、ブレイク信号と呼ばれている1キャラクタ
以上のパルス幅を有するローレベルのパルス信号を設定
された時間間隔で周期的に発生するブレイク信号発生回
路401と、送信中信号Fが中央装置1のコマンドの送
信を示していない時にだけゲートを開いてブレイク信号
を伝送線3に送出する送信ドライバ402とを有し、時
分割信号であるブレイク信号により伝送線3を時間的に
分割する。中央装置1は、CPU101,OS格納部1
02,通信IF回路103,多重伝送デバイスドライバ
104,多重伝送メインプログラム格納部105,キー
ボード106,CRT107,記憶媒体108で構成さ
れる。通信IF103はブレイク信号の受信、キャラク
タの送受信を行うと共に、割り込み信号BSを発生して
CPU101に割り込みをかける機能、中央装置1が送
信中か送信中でないかを送信中信号Fによって時分割信
号送出装置4に通知する機能を有する。多重伝送制御デ
バイスドライバ104は通信IF103の割り込み信号
BSによって起動される割り込みプログラムを格納する
割り込みプログラム格納部1041、各端末制御装置の
アドレスが格納してあるアドレステーブル1042、端
末制御装置別の送信データバッファ1043、端末制御
装置別の受信データバッファ1044で構成される。通
信IF103はブレイク信号の受信及びキャラクタの送
受信によって割り込み信号BSを発生してCPU101
に対して割り込みをかけ、CPU101は多重伝送制御
デバイスドライバ104の割り込みプログラム格納部1
041の割り込みプログラムで、伝送シーケンスを通信
IF103を通じて行う。送信データは各端末制御装置
用の送信データバッファ1043から取り出され、各端
末制御装置からの受信データは各端末制御装置用の受信
データバッファ1044に格納される。多重伝送メイン
プログラム格納部105に格納された多重伝送メインプ
ログラムは多重伝送制御デバイスドライバ104の送受
信データバッファ1043,1044と記憶媒体108
との間のデータ転送をOS格納部102の格納されたO
Sを通じて実施する。また、キーボード106は伝送制
御条件の設定やデータの入力を行い、CRT107はデ
ータの転送状態やデータの表示を行う。図5は端末制御
装置の1実施例を説明するブロック図であって、201
はCPU、202は通信IF、203は割り込み伝送制
御プログラム格納部、204はメインプログラム格納
部、205はアドレス設定部、206は送信データバッ
ファ、207は受信データバッファ、208は表示部、
209は出力部、210は入力部である。端末制御装置
2は、CPU201,通信IF202,多重伝送制御プ
ログラム格納部203,メインプログラム格納部20
4,アドレス設定部205,送信データバッファ20
6,受信データバッファ207,表示部208,入力部
209,出力部210で構成される。通信IF回路20
2はブレイク信号の受信と、キャラクタの送受信を行う
と共に、割り込み信号BSを発生してCPU201に割
り込みをかける機能を有する。割り込み伝送制御プログ
ラムは通信IF202の割り込みによって起動される割
り込みプログラムである。通信IF202はブレイク信
号の受信及びキャラクタの送受信によって割り込み信号
BSを発生しCPU201に対して割り込みをかける。
CPU201は割り込み伝送制御プログラム格納部20
3の割り込み伝送制御プログラムで、伝送シーケンスを
通信IF202を通じて行う。中央装置1へ多重伝送で
送信するデータは送信データバッファ206から取り出
され、中央装置1からの多重伝送で受信するデータは受
信データバッファ207に格納される。メインプログラ
ム格納部204に格納されたメインプログラムは、入力
部210及び出力部209を通じて数値制御工作機械と
の間でデータの入出力を行い、入力されたデータは送信
データバッファ206へ、また出力されるデータは受信
データバッファ207から取り出される。本実施例で
は、端末制御装置2(21 〜26 )と数値制御工作機械
6(61 〜66 )との間で通信線5(51 〜56 )を介
して一対一のデータ伝送を行う例であるため、入/出力
部(209,210)は通信インターフェースになる
が、端末制御装置2の入/出力部を接点入出力やA/
D,D/Aコンバータとすることによって、複数の数値
制御工作機械の状態計測や動作制御を中央装置から集中
して行う用途にも利用が可能である。図6は本実施例に
おけるコマンドの形式の説明図であって、同図に示すよ
うに送信データのない「コマンド形式1」と送信データ
のある「コマンド形式2」の2通りある。「コマンド形
式1」はアドレス,制御バイト,チェックサムで構成さ
れ、「コマンド形式2」はアドレス,制御バイト,デー
タ数,送信データ,チェックサムで構成されている。制
御バイトにはデータの受信が可能なことを通知する送信
要求ビット、データの受信が完了したことを送信先に通
知する受信完了ビット等がある。本実施例の分割時間
(図2におけるDTに相当)は、多重伝送の伝送速度を
150kbpsとした場合は20msecで、中央端末
装置1と6台の端末制御装置21 〜26との間で一方向
のデータ伝送が常にあるとして、中央装置1と端末制御
装置2間の実質的な伝送速度は約19200bpsとな
り、数値制御工作機械によく使われている外部との通信
インターフェースの伝送速度の最大値9600bpsを
越え、多重伝送による伝送速度の低下はない。次に、上
記実施例の詳細な動作について各構成部分の機能と動作
フローとを参照して説明する。図7は本実施例の中央装
置および時分割信号送出装置の機能ブロツク図であっ
て、中央装置1は信号受信手段15,信号判別手段1
6,アドレス設定手段17,端末応答コマンド受信手段
18,リクエストコンマンド作成手段19,端末応答コ
マンド解析手段20,中央応答コマンド作成手段21,
および端末装置別受信データバッファ22と端末装置別
送信データバッファ23からなる。また、時分割信号送
出装置4は時分割信号送出手段25と一定時間間隔時分
割信号発生手段26からなる。上記各手段は、前記図1
で説明した本発明の概略機能をより具体化したものであ
り、図4の実施例の説明における各構成部分の結合によ
り生成される。図8は図7に示した機能ブロツクで実行
される中央装置の動作フローチャートである。以下、図
7の動作を図8のフローチャートを参照して説明する。
データ伝送動作がスタートし、信号受信手段15が伝送
路3からの信号を受信し、受信した信号が時分割信号送
出装置4からの時分割信号であると信号判別手段16が
判別すると(S−1)、アドレス設定手段17はこの時
分割信号の受信に基づき端末制御装置に送受信権を順次
与えるためのアドレスを設定する(S−2)。このアド
レス設定に応じてリクエストコマンド作成手段19は設
定されたアドレスを含むリクエストコマンドを作成し
(S−3)、コマンド送信手段24から伝送路3に接続
した端末制御装置に送信する(S−4)。信号受信手段
15を介して伝送路3から信号を受信し(S−5)、そ
れを信号判別手段16でキャラクタであると判別され
(S−6)、当該端末制御装置からの端末応答コマンド
の受信が完了し(S−7)、正常に受信されると(S−
8)、端末応答コマンド解析手段20がこのコマンドを
解析し(S−9)、このコマンドに対応した中央応答コ
マンドを中央応答コマンド作成手段21が作成して(S
−10)、コマンド送信手段24から伝送路3に送出す
る(S−11)。リクエストコマンド及び応答コマンド
の送信中は送信中であることを示すコマンド送信中信号
Fを時分割信号送出手段25に与える。また、S−6に
おいて、受信した信号が時分割信号であると判断された
場合はS−2に戻り、S−6,S−8でそれぞれキャラ
クタ受信エラー,コマンド受信異常の場合、および上記
コマンド送信が終了した場合は、S−1に戻る。なお、
図9は図7に示した機能ブロツクで実行される時分割信
号送出装置の動作フローチャートであり、データ伝送動
作がスタートするとタイマーがオンして(S−21)一
定時間間隔時分割信号発生手段26から時分割信号が発
生する。時分割信号送出手段25が中央装置1のコマン
ド送信手段24からのコマンド送信中信号Fの有無を判
断し(S−22)、このコマンド送信中信号Fがない時
に時分割信号を伝送路に送出する(S−23)。図10
は本実施例の端末制御装置の機能ブロツク図であって、
27はコマンド送信手段、28は端末応答コマンド作成
手段、29は送信データバッファ、30は信号受信手
段、31は信号判別手段、32はキャラクタ受信許可・
禁止手段、33はアドレス照合手段、34はリクエスト
コマンド受信手段、35は中央応答コマンド受信手段、
36はリクエストコマンド解析手段、37は中央応答コ
マンド解析手段、38は受信データバッファである。上
記各手段は、前記図1で説明した本発明の概略機能をよ
り具体化したものであり、図5の実施例の説明における
各構成部分の結合により生成される。図11と図12は
図10に示した機能ブロツクで実行される中央装置の動
作フローチャートである。以下、図10の動作を図11
と図12のフローチャートを参照して説明する。データ
伝送動作がスタートし、信号受信手段30が伝送路3か
らの信号を受信し、受信した信号が時分割信号送出装置
4からの時分割信号であると信号判別手段31が判別す
ると(S−31)、キャラクタ受信の許可を行い(S−
32)、信号受信を実行する(S−33)。受信した信
号がキャラクタ信号であると判断されると(S−3
4)、それが1キャラクタ目であるか否かを判断し(S
−35)、1キャラクタ目であればアドレス照合手段3
3でアドレスを照合して(S−36)一致を確認し、リ
クエストコマンドの受信が完了(S−37),コマンド
正常受信(S−38)であればリクエストコマンド解析
手段36で当該受信リクエストコマンドを解析し(S−
39)端末応答コマンド作成手段28で端末応答コマン
ドを作成する(S−40)。作成した端末応答コマンド
はコマンド送信手段27を介して伝送路3に送出される
(S−41)。そして、上記応答に応じて伝送路3から
送信される信号を受信し(S−42)、それがキャラク
タであれば(S−43)中央応答コマンドの受信完了の
判断(S−44)→コマンド正常受信の判断(S−4
5)の処理を行い、コマンドが正常に受信された後、中
央応答コマンド解析手段37で当該中央応答コマンドを
解析する(S−46)。なお、S−34でキャラクタ受
信エラーが発生した場合、S−36でアドレス照合不一
致、S−38でコマンドが正常に受信されない場合、S
−43でキャラクタ受信エラーが発生した場合、および
S−45でコマンドが正常に受信されなかった場合はキ
ャラクタ受信禁止処理を行い(S−47)、S−31に
戻る。さらに、S−34とS−43において、受信した
信号が時分割信号であると判断した場合はS−32に戻
る。以上の各シーケンスを実行することにより、中央装
置,時分割信号送出装置および端末制御装置が動作し
て、データの多重伝送を行う。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
周期的に伝送線に送出される時分割信号が伝送線を時間
的に分割し、中央装置及び複数の端末制御装置に対して
同時に分割時間の開始と終了を通知し、中央装置及び複
数の端末制御装置は伝送線に周期的に送出される時分割
信号を受信する度に伝送シーケンスを実施するだけの簡
単な伝送制御方式としたことによって、中央装置と複数
の端末制御装置の間で効果的な時分割多重データ伝送が
実現できる。また、従来方法の欠点である中央装置およ
び端末制御装置でのタイマの設定・調整の繁雑さと難し
さ、伝送不能状態からの復旧手順の複雑さ、伝送制御キ
ャラクタによる伝送データ内に存在できるキャラクタの
制限、あるいは端末制御装置での伝送制御キャラクタの
常時監視の必要性、等の従来技術における諸問題を解消
し、優れた機能を有する時分割多重データ伝送方式を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時分割多重データ伝送方式の基本
構成を説明する概略構成図である。
【図2】本発明による時分割多重データ伝送方式の基本
構成の動作を説明するタイミング図である。
【図3】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例を説明する全体ブロック図である。
【図4】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例を説明する中央装置及び時分割信号送出装置の構成
例を示すブロック図である。
【図5】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例を説明する端末制御装置の1実施例を説明するブロ
ック図である。
【図6】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例におけるコマンドの形式の説明図である。
【図7】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例における中央装置および時分割信号送出装置の機能
ブロツク図である。
【図8】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例における図7に示した機能ブロツクで実行される中
央装置の動作フローチャートである。
【図9】本発明による時分割多重データ伝送方式の1実
施例における図7に示した機能ブロツクで実行される時
分割信号送出装置の動作フローチャートである。
【図10】本発明による時分割多重データ伝送方式の1
実施例における端末制御装置の機能ブロツク図である。
【図11】本発明による時分割多重データ伝送方式の1
実施例における図10に示した機能ブロツクで実行され
る中央装置の動作フローチャートの部分図である。
【図12】本発明による時分割多重データ伝送方式の1
実施例における図10に示した機能ブロツクで実行され
る中央装置の動作フローチャートの他の部分図である。
【符号の説明】図1 1 中央装置 21 〜26 , ・・2n ・・ 端末制御装置 3 伝送路 4 時分割信号送出装置 11 時分割信号受信手段 12 リクエストコマンド送信手段 13 端末応答コマンド受信手段 14 中央応答コマンド送信手段 21 時分割信号受信手段 22 リクエストコマンド受信手段 23 端末応答コマンド送信手段 24 中央応答コマンド受信手段図2 TDP 時分割信号 AD 端末制御装置のアドレス RC リクエストコマンド TACA 伝送制御情報と1ブロックのデータで構成さ
れる端末応答コマンド TACB 伝送制御情報だけで構成される端末応答コマ
ンド CACA 伝送制御情報と1ブロックのデータで構成さ
れる中央応答コマンド CACB 伝送制御情報だけで構成される中央応答コマ
ンド ST 送出停止パルス DT 分割時間図31 〜56 通信線 61 〜66 数値制御生産機械図4 101 CPU 102 オペレーティングシステム(OS)格納部 103 通信インターフェース(通信IF) 104 多重伝送デバイスドライバ 105 多重伝送メインプログラム格納部 106 キーボード 107 モニター(CRT) 108 記憶媒体 401 ブレイク信号発生回路 402 送信ドライバ図5 201 CPU 202 通信IF 203 割り込み伝送制御プログラム格納部 204 メインプログラム格納部 205 アドレス設定部 206 送信データバッファ 207 受信データバッファ 208 表示部 209 出力部 210 入力部図7 15 信号受信手段 16 信号判別手段 17 アドレス設定手段 18 端末応答コマンド受信手段 19 リクエストコマンド作成手段 20 端末応答コマンド解析手段 21 中央応答コマンド作成手段 22 端末装置別受信データバッファ 23 端末装置別送信データバッファ 25 時分割信号送出手段 26 一定時間間隔時分割信号発生手段図10 27 コマンド送信手段 28 端末応答コマンド作成手段 29 送信データバッファ 30 信号受信手段 31 信号判別手段 32 キャラクタ受信許可・禁止手段 33 アドレス照合手段 34 リクエストコマンド受信手段 35 中央応答コマンド受信手段 36 リクエストコマンド解析手段 37 中央応答コマンド解析手段 38 受信データバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−336604(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央装置と複数の端末制御装置を伝送線を
    介してマルチポイントに接続したデータ伝送ネットワー
    クを構成し、上記中央装置と上記各端末制御装置との間
    でデータの伝送を行う時分割多重データ伝送方式におい
    て、 前記ネットワークに、1パルス信号である時分割信号を
    周期的に伝送線に送出する時分割信号送出装置を設置
    し、 前記中央装置に、時分割信号受信手段とリクエストコマ
    ンド送信手段,端末応答コマンド受信手段および中央応
    答コマンド送信手段とを備え、 前記端末制御装置に、時分割信号受信手段とリクエスト
    コマンド受信手段と端末応答コマンド送信手段と中央応
    答コマンド受信手段とを備えてなり、 前記中央装置は、上記時分割信号受信手段により上記時
    分割信号送出装置からの時分割信号を受信して上記リク
    エストコマンド送信手段が時分割信号を受信する毎に送
    受信権を与える端末制御装置のアドレスを含むリクエス
    トコマンドを前記伝送線に送出すると共に、上記端末応
    答コマンド受信手段で上記端末制御装置の応答コマンド
    を受信して上記中央応答コマンド送信手段により上記端
    末制御装置の応答コマンドの受信に応じて当該端末制御
    装置に対して応答コマンドを送信する伝送シーケンスを
    実行する一方、 前記端末制御装置は、上記時分割信号受信手段で上記時
    分割信号送出装置からの時分割信号を受信し、上記リク
    エストコマンド受信手段が上記時分割信号を受信した直
    後の受信キャラクタ列をリクエストコマンドと認識する
    と共に、上記端末応答コマンド送信手段により送受信権
    を与えられた応答として伝送制御情報を付加した1ブロ
    ックのデータ又は伝送制御情報を中央装置に送信し、上
    記中央応答コマンド受信手段で前記中央装置の中央応答
    コマンド送信手段から送信された応答コマンドを受信す
    る伝送シーケンスを実行すると共に、 前記中央装置1は送受信権を与えた端末制御装置からの
    応答を受信した後、伝送制御情報を付加した1ブロック
    のデータ又は伝送制御情報を上記送受信権を与えた端末
    制御装置に送信して、時分割信号で区切られた分割時間
    内に上記中央装置と上記端末制御装置間の伝送シーケン
    スを完了することを特徴とする時分割多重データ伝送方
    式。
  2. 【請求項2】請求項1において、調歩同期式で伝送を行
    う場合には、時分割信号を1伝送キャラクタ以上の幅を
    持つローレベルのパルス信号であるブレイク信号とする
    ことを特徴とする時分割多重データ伝送方式。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記時分割信号送出装
    置は、前記中央装置がデータを送信している最中に時分
    割信号を送出する時間になった場合、中央装置のデータ
    送信終了まで時分割信号の送出を停止することを特徴と
    する時分割多重データ伝送方式。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記中央装置が前記時
    分割信号送出装置を備えることを特徴とする時分割多重
    データ伝送方式。
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