JP2863985B2 - 非常用吐水バルブを備えた電気温水器 - Google Patents
非常用吐水バルブを備えた電気温水器Info
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非常用吐水バルブを備
えた電気温水器に関するものであり、特に非常時におい
て電気温水器のタンク内に存在している水または温水を
非常用水として使用するために利用する非常用吐水バル
ブを付設した電気温水器に関するものである。
えた電気温水器に関するものであり、特に非常時におい
て電気温水器のタンク内に存在している水または温水を
非常用水として使用するために利用する非常用吐水バル
ブを付設した電気温水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気温水器は、一般的には図1に示すよ
うに、水道等の水供給源に接続される給水管をタンクの
底部側に接続して、この給水管からタンク内に供給され
た水をタンク内のヒーターによって加熱し、タンクの上
部に接続してある給湯管から給湯するようにしたもので
ある。従って、この電気温水器のタンク内には、使用し
た温水分の水分が常に給水管側から供給されていて、水
または温水が常に貯えられているものである。
うに、水道等の水供給源に接続される給水管をタンクの
底部側に接続して、この給水管からタンク内に供給され
た水をタンク内のヒーターによって加熱し、タンクの上
部に接続してある給湯管から給湯するようにしたもので
ある。従って、この電気温水器のタンク内には、使用し
た温水分の水分が常に給水管側から供給されていて、水
または温水が常に貯えられているものである。
【0003】ところで、近年においては、飲料水を筆頭
とする生活用水は、水道設備を通して供給され利用され
ているのが普通であり、電気温水器も、水道から供給さ
れる水を使用しているものである。このため、例えば地
震等の自然災害に見舞われると、水道設備が故障して水
道水の供給が停止してしまうことになる。水道が止まれ
ば、飲料水等の生活用水はその供給が全くなされなくな
るから、市民生活は大きな打撃を受けることになる。特
に、飲料水は1日も欠かすことのできないものであり、
水道が止まったときには給水車を走らせる等、公的にも
大きな事業が必要になり、普段からその準備をしておか
なければならない。しかしながら、そのような非常時に
備えて各種設備を用意しておくことは非常に費用の掛か
る問題であり、また飲料水を給水車によって十分かつ短
期間内に行き渡らせることは非常に困難である。
とする生活用水は、水道設備を通して供給され利用され
ているのが普通であり、電気温水器も、水道から供給さ
れる水を使用しているものである。このため、例えば地
震等の自然災害に見舞われると、水道設備が故障して水
道水の供給が停止してしまうことになる。水道が止まれ
ば、飲料水等の生活用水はその供給が全くなされなくな
るから、市民生活は大きな打撃を受けることになる。特
に、飲料水は1日も欠かすことのできないものであり、
水道が止まったときには給水車を走らせる等、公的にも
大きな事業が必要になり、普段からその準備をしておか
なければならない。しかしながら、そのような非常時に
備えて各種設備を用意しておくことは非常に費用の掛か
る問題であり、また飲料水を給水車によって十分かつ短
期間内に行き渡らせることは非常に困難である。
【0004】以上の実状を踏まえて、本発明者等が何か
よい方法はないかと思慮をめぐらしたところ、前述した
電気温水器のタンク内に存在している水または温水に気
付いたのである。つまり、地震等の発生によって水道水
の供給が停止しても、タンク内にはそれまでたえず供給
されていた水道水、すなわち非常用水として利用し得る
水が残存したままの状態にあるのであるから、これを何
とか利用できないかと考えたのである。
よい方法はないかと思慮をめぐらしたところ、前述した
電気温水器のタンク内に存在している水または温水に気
付いたのである。つまり、地震等の発生によって水道水
の供給が停止しても、タンク内にはそれまでたえず供給
されていた水道水、すなわち非常用水として利用し得る
水が残存したままの状態にあるのであるから、これを何
とか利用できないかと考えたのである。
【0005】勿論、電気温水器200には、図1にも示
したように、タンク210内の清掃を行なうために使用
する排出バルブ240が設けてあるので、この排出バル
ブ240を使用することにより、タンク210内の水等
を取り出そうと思えばできないことはない。しかしなが
ら、この排出バルブ240は、図示しない排水路内に排
出できるように施工されたものであるから、これを利用
して水を得ようとすると、排水路等を壊して当該排出バ
ルブ240を露出させなければならないものであり、非
常時にそのような工事をする余裕は全くないのが普通で
あるから、この排出バルブ240は簡単には利用できな
いものである。しかも、この排出バルブ240は、タン
ク210内に貯っている砂やサビ等を水とともに排出す
るためのものであるから、この排出バルブ240から出
てきた水等は、これをそのまま非常用の飲用水として利
用することは殆んどできないのである。
したように、タンク210内の清掃を行なうために使用
する排出バルブ240が設けてあるので、この排出バル
ブ240を使用することにより、タンク210内の水等
を取り出そうと思えばできないことはない。しかしなが
ら、この排出バルブ240は、図示しない排水路内に排
出できるように施工されたものであるから、これを利用
して水を得ようとすると、排水路等を壊して当該排出バ
ルブ240を露出させなければならないものであり、非
常時にそのような工事をする余裕は全くないのが普通で
あるから、この排出バルブ240は簡単には利用できな
いものである。しかも、この排出バルブ240は、タン
ク210内に貯っている砂やサビ等を水とともに排出す
るためのものであるから、この排出バルブ240から出
てきた水等は、これをそのまま非常用の飲用水として利
用することは殆んどできないのである。
【0006】また、排出バルブ240を使用して、タン
ク210内の中の水等を完全に抜いてしまうと、タンク
210内のヒータ230は空気中に露出することになる
が、もし、この状態で通電されたとすると、ヒータ23
0が過熱して破損してしまうことになる。電気温水器2
00のヒータ230に対する通電及びその遮断は、タン
ク210内の水の温度を検知するセンサーによって制御
されているのであるから、センサーが水ではなく空気の
温度を検知している状態であれば、適格なヒータ230
への通電の遮断はなされないからである。
ク210内の中の水等を完全に抜いてしまうと、タンク
210内のヒータ230は空気中に露出することになる
が、もし、この状態で通電されたとすると、ヒータ23
0が過熱して破損してしまうことになる。電気温水器2
00のヒータ230に対する通電及びその遮断は、タン
ク210内の水の温度を検知するセンサーによって制御
されているのであるから、センサーが水ではなく空気の
温度を検知している状態であれば、適格なヒータ230
への通電の遮断はなされないからである。
【0007】そこで、本発明者は、非常時に電気温水器
のタンク内に存在している水等を、非常用水として適用
できる状態で取り出せるようにするにはどうしたらよい
かについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成し
たのである。
のタンク内に存在している水等を、非常用水として適用
できる状態で取り出せるようにするにはどうしたらよい
かについて種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成し
たのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、非常時において電気温水器のタンク内の水ま
たは温水を非常用水して利用できるようにすることであ
る。
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、非常時において電気温水器のタンク内の水ま
たは温水を非常用水して利用できるようにすることであ
る。
【0009】そして、まず、請求項1に係る発明の目的
とするところは、非常用吐水バルブを備えたものとする
ことにより、タンク内に存在している水または温水を非
常用水として確実に取り出すことができ、かつヒータの
水等からの露出を防止して再使用時に各部が破損しない
ようにすることのできる電気温水器を、簡単な構成によ
って提供することにある。
とするところは、非常用吐水バルブを備えたものとする
ことにより、タンク内に存在している水または温水を非
常用水として確実に取り出すことができ、かつヒータの
水等からの露出を防止して再使用時に各部が破損しない
ようにすることのできる電気温水器を、簡単な構成によ
って提供することにある。
【0010】また、請求項2に係る発明の目的とすると
ころは、上記請求項1の発明と同様な目的を達成できる
ようにすることができ、かつ非常用吐水バルブにホース
ニップルを介してホースを接続しても、タンク内の水を
完全に排出させてしまうことのない電気温水器を簡単な
構成によって提供することにある。
ころは、上記請求項1の発明と同様な目的を達成できる
ようにすることができ、かつ非常用吐水バルブにホース
ニップルを介してホースを接続しても、タンク内の水を
完全に排出させてしまうことのない電気温水器を簡単な
構成によって提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「タンク2
10内に電力によって加熱されるヒータ230を内蔵す
るとともに、タンク210内に水を供給するための給水
管路220を鳥居型にしてその一部がタンク210より
も高くなるようにした電気温水器200において、 この
電気温水器200の給水管路220中であって、タンク
210内のヒータ230よりも僅かに高い位置に、タン
ク210内に存在している水または温水を非常時に直接
外部に取り出すための非常用吐水バルブ100を接続
し、この排水100バルブを、給水管路220に接続さ
れる本管部11とこれから分岐する枝管部12とを有し
たバルブ本体10と、本管路11中に配置されて外部か
らの操作によってタンク210内と枝管部12間を連通
させる切換バルブ20と、枝管部12中に配置されて当
該枝管部12内に供給された水または温水を外部に排出
する止水バルブ30とを備えたものとして構成したこと
を特徴とする電気温水器200」である。
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「タンク2
10内に電力によって加熱されるヒータ230を内蔵す
るとともに、タンク210内に水を供給するための給水
管路220を鳥居型にしてその一部がタンク210より
も高くなるようにした電気温水器200において、 この
電気温水器200の給水管路220中であって、タンク
210内のヒータ230よりも僅かに高い位置に、タン
ク210内に存在している水または温水を非常時に直接
外部に取り出すための非常用吐水バルブ100を接続
し、この排水100バルブを、給水管路220に接続さ
れる本管部11とこれから分岐する枝管部12とを有し
たバルブ本体10と、本管路11中に配置されて外部か
らの操作によってタンク210内と枝管部12間を連通
させる切換バルブ20と、枝管部12中に配置されて当
該枝管部12内に供給された水または温水を外部に排出
する止水バルブ30とを備えたものとして構成したこと
を特徴とする電気温水器200」である。
【0012】また、請求項2に係る発明の採った手段
は、請求項1に係る電気温水器200について、その非
常用吐水バルブ100を構成しているバルブ本体10の
枝管部12に、この枝管部12の先端側に接続されるニ
ップル本体41と、このニップル本体41の先端に通気
空間43を形成した状態で取付られる補助筒42とを備
え、当該補助筒42に設けた空気孔44より通気空間4
3を通して外気を導入するようにしたホースニップル4
0を接続したことである。
は、請求項1に係る電気温水器200について、その非
常用吐水バルブ100を構成しているバルブ本体10の
枝管部12に、この枝管部12の先端側に接続されるニ
ップル本体41と、このニップル本体41の先端に通気
空間43を形成した状態で取付られる補助筒42とを備
え、当該補助筒42に設けた空気孔44より通気空間4
3を通して外気を導入するようにしたホースニップル4
0を接続したことである。
【0013】
【発明の作用】以上のように構成した各請求項に係る発
明の作用を、水の流れとともに、項を分けて以下に説明
する。
明の作用を、水の流れとともに、項を分けて以下に説明
する。
【0014】 ・請求項1に係る電気温水器200について まず、この電気温水器200に付設した非常用吐水バル
ブ100は、図1及び図2に示すように、電気温水器2
00の給水管路220中であって、タンク210内のヒ
ータ230よりも僅かに高い位置に接続されるものであ
るため、この非常用吐水バルブ100を介してタンク2
10内の水等を排出するにあたっては、タンク210内
の水等がヒータ230より僅かに高い位置となったとき
に停止される。何故なら、この非常用吐水バルブ100
からの水等の排出は、タンク210内の水等の圧力によ
って行われるものであり、この非常用吐水バルブ100
より低い位置の水等は排出されないからである。従っ
て、タンク210内のヒータ230は水面から露出する
ことになることにはならないものであり、もしタンク2
10内に水が完全に充填されたことを確認しないで、ヒ
ータ230に対する通電を行ったとしても、ヒータ23
0によってタンク210内が過熱することはなく、電気
温水器200は安全な状態が維持されるのである。
ブ100は、図1及び図2に示すように、電気温水器2
00の給水管路220中であって、タンク210内のヒ
ータ230よりも僅かに高い位置に接続されるものであ
るため、この非常用吐水バルブ100を介してタンク2
10内の水等を排出するにあたっては、タンク210内
の水等がヒータ230より僅かに高い位置となったとき
に停止される。何故なら、この非常用吐水バルブ100
からの水等の排出は、タンク210内の水等の圧力によ
って行われるものであり、この非常用吐水バルブ100
より低い位置の水等は排出されないからである。従っ
て、タンク210内のヒータ230は水面から露出する
ことになることにはならないものであり、もしタンク2
10内に水が完全に充填されたことを確認しないで、ヒ
ータ230に対する通電を行ったとしても、ヒータ23
0によってタンク210内が過熱することはなく、電気
温水器200は安全な状態が維持されるのである。
【0015】特に、電気温水器200のための給水管路
220は、図1にも示したように、その一部にタンク2
10よりも高い部分を形成しておき(所謂鳥居型配
管)、水道が断水状態になったときに、この給水管路2
20中に設けた負圧作動弁付安全弁等によってタンク2
10内の水が水道管内に逆流しないようにしてあり、そ
のために、この給水管路220は、図1に示したような
上昇管路222と下降管路221とによって構成してあ
る。本発明に係る非常用吐水バルブ100は、これらの
上昇又は下降管路222・221のいずれ側に設けても
よいものであるが、下降管路221中に設けるのが有利
である。
220は、図1にも示したように、その一部にタンク2
10よりも高い部分を形成しておき(所謂鳥居型配
管)、水道が断水状態になったときに、この給水管路2
20中に設けた負圧作動弁付安全弁等によってタンク2
10内の水が水道管内に逆流しないようにしてあり、そ
のために、この給水管路220は、図1に示したような
上昇管路222と下降管路221とによって構成してあ
る。本発明に係る非常用吐水バルブ100は、これらの
上昇又は下降管路222・221のいずれ側に設けても
よいものであるが、下降管路221中に設けるのが有利
である。
【0016】さて、地震等があって給水管路220を含
めて水道水が供給されなくなった非常時となった場合
に、この非常用吐水バルブ100を利用してタンク21
0内に存在している水等を非常用水として使用するので
あるが、この非常用吐水バルブ100は、以下に示した
実施例では二種類のものを示しているので、それぞれに
ついて説明すると、次の通りである。
めて水道水が供給されなくなった非常時となった場合
に、この非常用吐水バルブ100を利用してタンク21
0内に存在している水等を非常用水として使用するので
あるが、この非常用吐水バルブ100は、以下に示した
実施例では二種類のものを示しているので、それぞれに
ついて説明すると、次の通りである。
【0017】 (実施例1に係る非常用吐水バルブ100について) この非常用吐水バルブ100においては、図3〜図9に
示したように、下降管路221の上下に連通する本管部
11内に第一通水路23aを有した三方弁21を収納し
たものであるが、通常時においては、この三方弁21は
図4及び図5に示した位置にある。すなわち、三方弁2
1の第一通水路23aは、図5に示したように、当該非
常用吐水バルブ100を配置した下降管路221の上下
を連通させているのであり、枝管部12側には下降管路
221からの水も、また電気温水器200のタンク21
0からの水等も供給されないようになっているのであ
る。勿論、この状態で止水バルブ30を開放しても、水
が出ることはない。
示したように、下降管路221の上下に連通する本管部
11内に第一通水路23aを有した三方弁21を収納し
たものであるが、通常時においては、この三方弁21は
図4及び図5に示した位置にある。すなわち、三方弁2
1の第一通水路23aは、図5に示したように、当該非
常用吐水バルブ100を配置した下降管路221の上下
を連通させているのであり、枝管部12側には下降管路
221からの水も、また電気温水器200のタンク21
0からの水等も供給されないようになっているのであ
る。勿論、この状態で止水バルブ30を開放しても、水
が出ることはない。
【0018】ここで、タンク210内の水等を使用する
必要が生じた場合には、切換バルブ20aの三方弁21
を回転させて、タンク210内とバルブ本体10の枝管
部12とを連通させるとともに、給水管路220に設け
てあるレバーを操作してタンク210中に外気が入り得
るようにするのである。すなわち、三方弁21をこれと
一体的で外部に突出している回動部21aを、ドライバ
ー等によって回動すれば、図6に示すように、タンク2
10に接続してある給水管路220の当該非常用吐水バ
ルブ100より後流側とバルブ本体10の枝管部12内
とが連通することになる。ここで、この枝管部12に設
けてある止水バルブ30を開放方向に回動すれば、タン
ク210内に貯められている水の圧力によって、当該枝
管部12の先端からタンク210内の水が排出されるこ
とになり、これを非常用水として利用し得ることになる
のである。
必要が生じた場合には、切換バルブ20aの三方弁21
を回転させて、タンク210内とバルブ本体10の枝管
部12とを連通させるとともに、給水管路220に設け
てあるレバーを操作してタンク210中に外気が入り得
るようにするのである。すなわち、三方弁21をこれと
一体的で外部に突出している回動部21aを、ドライバ
ー等によって回動すれば、図6に示すように、タンク2
10に接続してある給水管路220の当該非常用吐水バ
ルブ100より後流側とバルブ本体10の枝管部12内
とが連通することになる。ここで、この枝管部12に設
けてある止水バルブ30を開放方向に回動すれば、タン
ク210内に貯められている水の圧力によって、当該枝
管部12の先端からタンク210内の水が排出されるこ
とになり、これを非常用水として利用し得ることになる
のである。
【0019】なお、この非常用吐水バルブ100の三方
弁21においては、その回動部21aに位置決めプレー
ト22が一体化してあって、この位置決めプレート22
の係止部22aがバルブ本体10の所定部分に当接する
ようにしてあるから、この位置決めプレート22により
三方弁21の回動範囲は一定部分に限定されている。す
なわち、この位置決めプレート22の係止部22aは、
図8の(イ)に示す形状のものとしてあり、これによ
り、三方弁21の回動範囲を90゜の範囲と限定してい
るものであって、当該非常用吐水バルブ100の使用時
あるいは不使用時における三方弁21の位置が外部から
容易に確認し得るものとなっている。
弁21においては、その回動部21aに位置決めプレー
ト22が一体化してあって、この位置決めプレート22
の係止部22aがバルブ本体10の所定部分に当接する
ようにしてあるから、この位置決めプレート22により
三方弁21の回動範囲は一定部分に限定されている。す
なわち、この位置決めプレート22の係止部22aは、
図8の(イ)に示す形状のものとしてあり、これによ
り、三方弁21の回動範囲を90゜の範囲と限定してい
るものであって、当該非常用吐水バルブ100の使用時
あるいは不使用時における三方弁21の位置が外部から
容易に確認し得るものとなっている。
【0020】 (実施例2に係る非常用吐水バルブ100について) この非常用吐水バルブ100では、図10及び図11に
示すように、切換バルブ20bの構成を、枝管部12中
の止水バルブ30と略同じようにしたものであり、その
ために、バルブ本体10の本管部11内を、図12及び
図13に示すように、第一弁座13を介して区画したも
のとしてある。つまり、この切換バルブ20bにおいて
は、その弁軸24を外部から回動することにより、その
図示下端に設けた弁25が、バルブ本体10の本管部1
1中に形成してある第一弁座13に当接して、給水管路
220の上流側と下流側との連通を遮断するのである。
そして、弁25がその上方にある第二弁座14から離れ
ることにより、図13に示すように、第一弁座13の後
流側、すなわちタンク210内と、止水バルブ30が設
けてある枝管部12間とを連通させるのである。
示すように、切換バルブ20bの構成を、枝管部12中
の止水バルブ30と略同じようにしたものであり、その
ために、バルブ本体10の本管部11内を、図12及び
図13に示すように、第一弁座13を介して区画したも
のとしてある。つまり、この切換バルブ20bにおいて
は、その弁軸24を外部から回動することにより、その
図示下端に設けた弁25が、バルブ本体10の本管部1
1中に形成してある第一弁座13に当接して、給水管路
220の上流側と下流側との連通を遮断するのである。
そして、弁25がその上方にある第二弁座14から離れ
ることにより、図13に示すように、第一弁座13の後
流側、すなわちタンク210内と、止水バルブ30が設
けてある枝管部12間とを連通させるのである。
【0021】これにより、止水バルブ30を開放方向に
回動すれば、タンク210内の水等を非常用水として利
用し得ることになるのである。勿論、この止水バルブ3
0も当該非常用吐水バルブ100を使用しない場合、つ
まり切換バルブ20bが図12示した状態にあるとき
は、開放方向に回動しても、タンク210内の水等が枝
管部12から出ることはない。
回動すれば、タンク210内の水等を非常用水として利
用し得ることになるのである。勿論、この止水バルブ3
0も当該非常用吐水バルブ100を使用しない場合、つ
まり切換バルブ20bが図12示した状態にあるとき
は、開放方向に回動しても、タンク210内の水等が枝
管部12から出ることはない。
【0022】 ・請求項2に係る電気温水器200について この電気温水器200においては、非常用吐水バルブ1
00が、そのバルブ本体10の枝管部12に、図9に示
したようなホースニップル40を接続したものであり、
このホースニップル40を有することにより、これを介
して非常用水取出しのためのホースを接続しても、タン
ク210内の水等がサイフォン現象によって全量排出さ
れてしまうことはない。逆に言えば、このホースニップ
ル40を介さずにホースを枝管部12に接続して、タン
ク210内の水等を取り出したとすると、場合によって
は、ホース内の水面がタンク210内のヒータ230よ
りも下方になることがあり、この場合にはサイフォン現
象によってタンク210内の水が大量に排出されてしま
うことになって、タンク210内のヒータ230は水面
から露出することになるのである。
00が、そのバルブ本体10の枝管部12に、図9に示
したようなホースニップル40を接続したものであり、
このホースニップル40を有することにより、これを介
して非常用水取出しのためのホースを接続しても、タン
ク210内の水等がサイフォン現象によって全量排出さ
れてしまうことはない。逆に言えば、このホースニップ
ル40を介さずにホースを枝管部12に接続して、タン
ク210内の水等を取り出したとすると、場合によって
は、ホース内の水面がタンク210内のヒータ230よ
りも下方になることがあり、この場合にはサイフォン現
象によってタンク210内の水が大量に排出されてしま
うことになって、タンク210内のヒータ230は水面
から露出することになるのである。
【0023】このようになることを阻止するのがホース
ニップル40であるが、その阻止できる理由は、ニップ
ル本体41と補助筒42間に形成してある通気空間4
3、及び補助筒42に設けられて通気空間43に連通す
る空気孔44がこのホースニップル40に設けてあるか
らである。つまり、これらの通気空間43及び空気孔4
4によって、当該ホースニップル40に接続された図示
しないホース内には常に空気が供給されるのであり、ホ
ース内の水面が枝管部12の先端すなわちタンク210
内のヒータ230の上端より低くなることはない。
ニップル40であるが、その阻止できる理由は、ニップ
ル本体41と補助筒42間に形成してある通気空間4
3、及び補助筒42に設けられて通気空間43に連通す
る空気孔44がこのホースニップル40に設けてあるか
らである。つまり、これらの通気空間43及び空気孔4
4によって、当該ホースニップル40に接続された図示
しないホース内には常に空気が供給されるのであり、ホ
ース内の水面が枝管部12の先端すなわちタンク210
内のヒータ230の上端より低くなることはない。
【0024】従って、この請求項2に係る電気温水器2
00においては、その非常用吐水バルブ100の使用時
にホースを接続しても、当該非常用吐水バルブ100の
排出後流側での水面はヒータ230より低くならないの
で、タンク210内の水等を必要以上に排出してしまう
ことは全くないのである。
00においては、その非常用吐水バルブ100の使用時
にホースを接続しても、当該非常用吐水バルブ100の
排出後流側での水面はヒータ230より低くならないの
で、タンク210内の水等を必要以上に排出してしまう
ことは全くないのである。
【0025】
【実施例】次に、各請求項に係る電気温水器200を、
図面に示した実施例に従って説明する。なお、以下の実
施例ではホースニップル40を接続する前の非常用吐水
バルブ100として二つの実施例があるため、それぞれ
項を分けて詳述する。
図面に示した実施例に従って説明する。なお、以下の実
施例ではホースニップル40を接続する前の非常用吐水
バルブ100として二つの実施例があるため、それぞれ
項を分けて詳述する。
【0026】・請求項1に係る電気温水器200について 本発明に係る電気温水器200は、図1に示すようなも
のであり、370〜550リットル程度の水容積を有す
るタンク210を縦型にしたものであって、このタンク
210内には電力によって加熱されるヒータ230が内
蔵してあるものである。また、この電気温水器200に
おいては、タンク210内に水を供給するための給水管
路220を鳥居型にしてその一部がタンク210よりも
高くなるようにしてあり、この鳥居型の給水管路220
を介して、水道管等からの水が常時タンク210内に供
給されるようにしてある。すなわち、このタンク210
内には、水道管に接続される上昇管路222と、タンク
210の底部に接続される下降管路221とからなる給
水管路220によって常に水道水が供給されるようにし
てあるものである。
のであり、370〜550リットル程度の水容積を有す
るタンク210を縦型にしたものであって、このタンク
210内には電力によって加熱されるヒータ230が内
蔵してあるものである。また、この電気温水器200に
おいては、タンク210内に水を供給するための給水管
路220を鳥居型にしてその一部がタンク210よりも
高くなるようにしてあり、この鳥居型の給水管路220
を介して、水道管等からの水が常時タンク210内に供
給されるようにしてある。すなわち、このタンク210
内には、水道管に接続される上昇管路222と、タンク
210の底部に接続される下降管路221とからなる給
水管路220によって常に水道水が供給されるようにし
てあるものである。
【0027】勿論、この電気温水器200のタンク21
0の上端には、図示しない給湯管が接続されるものであ
り、当該電気温水器200は、給水管路220からの圧
力を利用してタンク210の上部に貯められている湯水
を所定場所に給湯するようにしているものである。な
お、タンク210の底部には、排出バルブ240が設け
てあり、この排出バルブ240を開放することにより、
タンク210内の砂やサビ等を排出できるようにしてあ
って、この排出バルブ240には、前述した給水管路2
20等が接続してある。
0の上端には、図示しない給湯管が接続されるものであ
り、当該電気温水器200は、給水管路220からの圧
力を利用してタンク210の上部に貯められている湯水
を所定場所に給湯するようにしているものである。な
お、タンク210の底部には、排出バルブ240が設け
てあり、この排出バルブ240を開放することにより、
タンク210内の砂やサビ等を排出できるようにしてあ
って、この排出バルブ240には、前述した給水管路2
20等が接続してある。
【0028】ところで、この電気温水器200において
は、その給水管路220を下降管路221と上昇管路2
22とに分けて、この給水管路220の一部がタンク2
10よりも高くなるようにしてあるが、これは、水道が
断水した場合に、タンク210内の水が水道管側へ逆流
しないようにするためである。そして、本実施例におい
ては、給水管路220の下降管路221中に、図2に示
したように、非常用吐水バルブ100が接続してあるの
である。すなわち、電気温水器200のための給水管路
220は、図1にも示したように、その一部にタンク2
10よりも高い部分を形成しておき(所謂鳥居型配
管)、水道が断水状態になったときに、この給水管路2
20中に設けた負圧作動弁付安全弁等によってタンク2
10内の水が水道管内に逆流しないようにしてあり、そ
のために、この給水管路220は、図1に示したような
上昇管路222と下降管路221とによって構成してあ
るのである。
は、その給水管路220を下降管路221と上昇管路2
22とに分けて、この給水管路220の一部がタンク2
10よりも高くなるようにしてあるが、これは、水道が
断水した場合に、タンク210内の水が水道管側へ逆流
しないようにするためである。そして、本実施例におい
ては、給水管路220の下降管路221中に、図2に示
したように、非常用吐水バルブ100が接続してあるの
である。すなわち、電気温水器200のための給水管路
220は、図1にも示したように、その一部にタンク2
10よりも高い部分を形成しておき(所謂鳥居型配
管)、水道が断水状態になったときに、この給水管路2
20中に設けた負圧作動弁付安全弁等によってタンク2
10内の水が水道管内に逆流しないようにしてあり、そ
のために、この給水管路220は、図1に示したような
上昇管路222と下降管路221とによって構成してあ
るのである。
【0029】(実施例1) 図3〜図8には、非常用吐水バルブ100の第一実施例
が示してあるが、この非常用吐水バルブ100は、図3
〜図6に示したようなバルブ本体10を備えているもの
であり、このバルブ本体10は図4に示したように、切
換バルブ20aが設けられるべき本管部11と、止水バ
ルブ30が設けられるべき枝管部12とを有しているも
のである。本管部11は、例えば図5に示したような状
態で下降管路221中に介装されるものであり、後述す
る三方弁21を収納して抜け止め支持するものである。
なお、この本管部11の三方弁21を収納する部分の図
示上端側には、図8に示した位置決めプレート22の係
止部22aが当接して位置決めプレート22の回動範囲
を規制する突起が形成してある。
が示してあるが、この非常用吐水バルブ100は、図3
〜図6に示したようなバルブ本体10を備えているもの
であり、このバルブ本体10は図4に示したように、切
換バルブ20aが設けられるべき本管部11と、止水バ
ルブ30が設けられるべき枝管部12とを有しているも
のである。本管部11は、例えば図5に示したような状
態で下降管路221中に介装されるものであり、後述す
る三方弁21を収納して抜け止め支持するものである。
なお、この本管部11の三方弁21を収納する部分の図
示上端側には、図8に示した位置決めプレート22の係
止部22aが当接して位置決めプレート22の回動範囲
を規制する突起が形成してある。
【0030】三方弁21は、図4〜図6に示したよう
に、本管部11の中央に回動自在に収納されるものであ
ることは前述した通りであるが、その場合にはシール部
材を介して液密的に収納されるものである。また、この
三方弁21の中央には、図7に示したように、通常時
(当該非常用吐水バルブ100を使用しない場合)に下
降管路221の上下を連通させる第一通水路23aと、
この第一通水路23aの中央から枝管部12の反対側に
枝分かれする第二通水路23bとが形成してあり、通常
時には、図5に示したように、第一通水路23aは下降
管路221の上下を連通させ、第二通路23bは本管部
11の壁によって一方が塞がれた状態となるものであ
る。
に、本管部11の中央に回動自在に収納されるものであ
ることは前述した通りであるが、その場合にはシール部
材を介して液密的に収納されるものである。また、この
三方弁21の中央には、図7に示したように、通常時
(当該非常用吐水バルブ100を使用しない場合)に下
降管路221の上下を連通させる第一通水路23aと、
この第一通水路23aの中央から枝管部12の反対側に
枝分かれする第二通水路23bとが形成してあり、通常
時には、図5に示したように、第一通水路23aは下降
管路221の上下を連通させ、第二通路23bは本管部
11の壁によって一方が塞がれた状態となるものであ
る。
【0031】一方、非常時(当該非常用吐水バルブ10
0を使用しなければならない場合)に、この三方弁21
を図7の(イ)に示した状態から反時計方向に90゜回
動させることにより、図6に示したように、第一通水路
23aの一方は本管部11の壁によって塞がれるととも
に、他方はバルブ本体10の枝管部12側に連通するの
であり、これとともに、第二通水路23bは下降管路2
21の下流側、つまりタンク210側に連通することに
なるものである。これにより、タンク210内の水圧が
バルブ本体10の枝管部12側に掛かることになり、下
降管路221の非常用吐水バルブ100の上流側は三方
弁21によって連通が遮断されるのである。
0を使用しなければならない場合)に、この三方弁21
を図7の(イ)に示した状態から反時計方向に90゜回
動させることにより、図6に示したように、第一通水路
23aの一方は本管部11の壁によって塞がれるととも
に、他方はバルブ本体10の枝管部12側に連通するの
であり、これとともに、第二通水路23bは下降管路2
21の下流側、つまりタンク210側に連通することに
なるものである。これにより、タンク210内の水圧が
バルブ本体10の枝管部12側に掛かることになり、下
降管路221の非常用吐水バルブ100の上流側は三方
弁21によって連通が遮断されるのである。
【0032】なお、この三方弁21の回動は、図4及び
図7に示したように、この三方弁21と一体的に形成さ
れてバルブ本体10から突出する回動部21aを利用し
てなされるものであり、その回動範囲は、この回動軸2
1aに対してピンにより一体化した位置決めプレート2
2によって規制されるものである。すなわち、位置決め
プレート22は図8に示したような形状のものであり、
90゜の扇形状の係止部22aを有していて、この係止
部22aの各側端面が本管部11側に形成してある突部
に当接したとき、三方弁21の回動を規制するものであ
る。
図7に示したように、この三方弁21と一体的に形成さ
れてバルブ本体10から突出する回動部21aを利用し
てなされるものであり、その回動範囲は、この回動軸2
1aに対してピンにより一体化した位置決めプレート2
2によって規制されるものである。すなわち、位置決め
プレート22は図8に示したような形状のものであり、
90゜の扇形状の係止部22aを有していて、この係止
部22aの各側端面が本管部11側に形成してある突部
に当接したとき、三方弁21の回動を規制するものであ
る。
【0033】本管部11の枝管部12中に介装した止水
バルブ30は、図3及び図4に示したように、ハンドル
の回転によって枝管部12と直交する方向に進退する弁
31を有しているもので、この弁31の図4の図示下方
には、枝管部12内を上下に区画する弁座32が形成し
てある。つまり、ハンドルを回転して、弁31を、図4
に示したように弁座32から後退させれば、枝管部12
内に供給された水は弁座32の穴を通して当該止水バル
ブ30の蛇口33から排出されることになるのである。
バルブ30は、図3及び図4に示したように、ハンドル
の回転によって枝管部12と直交する方向に進退する弁
31を有しているもので、この弁31の図4の図示下方
には、枝管部12内を上下に区画する弁座32が形成し
てある。つまり、ハンドルを回転して、弁31を、図4
に示したように弁座32から後退させれば、枝管部12
内に供給された水は弁座32の穴を通して当該止水バル
ブ30の蛇口33から排出されることになるのである。
【0034】(実施例2)こ の第二実施例の非常用吐水バルブ100においては、
その枝管部12に設けられる止水バルブ30について
は、前述した実施例1の場合と同様であるが、切換バル
ブ20bが次のように構成される。すなわち、この切換
バルブ20bは、基本的には止水バルブ30と同様な構
成を有するものであり、そのために、バルブ本体10の
本管部11内は、図11〜図13に示したように、第一
弁座13を有する隔壁によって上下に区画してある。そ
して、回動されることにより本管部11に対して直交方
向に進退する弁軸24の下端に弁25が設けてあり、こ
の弁25は、図11及び図12に示したように、通常時
にはその上方に位置する第二弁座14に当接して枝管部
12側を遮断するとともに、バルブ本体10の本管部1
1が接続してある下降管路221を第一弁座13の穴を
介して連通させるようにするものである。
その枝管部12に設けられる止水バルブ30について
は、前述した実施例1の場合と同様であるが、切換バル
ブ20bが次のように構成される。すなわち、この切換
バルブ20bは、基本的には止水バルブ30と同様な構
成を有するものであり、そのために、バルブ本体10の
本管部11内は、図11〜図13に示したように、第一
弁座13を有する隔壁によって上下に区画してある。そ
して、回動されることにより本管部11に対して直交方
向に進退する弁軸24の下端に弁25が設けてあり、こ
の弁25は、図11及び図12に示したように、通常時
にはその上方に位置する第二弁座14に当接して枝管部
12側を遮断するとともに、バルブ本体10の本管部1
1が接続してある下降管路221を第一弁座13の穴を
介して連通させるようにするものである。
【0035】また、この切換バルブ20bにおいては、
非常時において、弁軸24を回動させることにより、そ
の下端に設けた弁25を第一弁座13に当接させれば、
下降管路221の上下の連通が遮断されるとともに、本
管部11の後流側、すなわちタンク210側と、枝管部
12側とが第二弁座14の穴を介して連通されるもので
ある。
非常時において、弁軸24を回動させることにより、そ
の下端に設けた弁25を第一弁座13に当接させれば、
下降管路221の上下の連通が遮断されるとともに、本
管部11の後流側、すなわちタンク210側と、枝管部
12側とが第二弁座14の穴を介して連通されるもので
ある。
【0036】 ・請求項2に係る電気温水器200について この電気温水器200は、上述した非常用吐水バルブ1
00について、その止水バルブ30側の蛇口33にホー
スニップル40を設けたものである。ホースニップル4
0は、図9に示したように、止水バルブ30の蛇口33
に螺着されるニップル本体41と、このニップル本体4
1に対して通気空間43を形成した状態で取付けられる
補助筒42と、この補助筒42に形成されて通気空間4
3と外部とを連通させる空気孔44を有したものであ
る。すなわち、このホースニップル40は、排出された
水を導くためのホースを接続するものではあるが、この
ホース内の圧力を常に大気圧に保つようにするものであ
る。
00について、その止水バルブ30側の蛇口33にホー
スニップル40を設けたものである。ホースニップル4
0は、図9に示したように、止水バルブ30の蛇口33
に螺着されるニップル本体41と、このニップル本体4
1に対して通気空間43を形成した状態で取付けられる
補助筒42と、この補助筒42に形成されて通気空間4
3と外部とを連通させる空気孔44を有したものであ
る。すなわち、このホースニップル40は、排出された
水を導くためのホースを接続するものではあるが、この
ホース内の圧力を常に大気圧に保つようにするものであ
る。
【0037】これにより、このホースニップル40は、
タンク210内の水面が降下してきて非常用吐水バルブ
100と略同一の場所にきたとき、ホース内の圧力を大
気圧として、ホース内の水によるサイフォン現象を生じ
ないようにしているものである。換言すれば、このホー
スニップル40を使用しないでホースを蛇口33に直接
接続して、タンク210内の水等を排出する場合に、も
しホースがタンク210内のヒータ230よりも低い位
置にまで延ばされていたとすると、このホース内の水圧
によってタンク210内の水等が吸引されるというサイ
フォン現象が生じることになる。そうなると、タンク2
10内の水等は、ヒータ230を露出させてしまう程排
出されることになるのであるが、このホースニップル4
0を採用すれば、その空気孔44より下方は常に大気
圧、つまりタンク210内の水面と同一の圧力とされる
のであるから、上述したようなヒータ230の露出とい
う問題は生じさせないのである。
タンク210内の水面が降下してきて非常用吐水バルブ
100と略同一の場所にきたとき、ホース内の圧力を大
気圧として、ホース内の水によるサイフォン現象を生じ
ないようにしているものである。換言すれば、このホー
スニップル40を使用しないでホースを蛇口33に直接
接続して、タンク210内の水等を排出する場合に、も
しホースがタンク210内のヒータ230よりも低い位
置にまで延ばされていたとすると、このホース内の水圧
によってタンク210内の水等が吸引されるというサイ
フォン現象が生じることになる。そうなると、タンク2
10内の水等は、ヒータ230を露出させてしまう程排
出されることになるのであるが、このホースニップル4
0を採用すれば、その空気孔44より下方は常に大気
圧、つまりタンク210内の水面と同一の圧力とされる
のであるから、上述したようなヒータ230の露出とい
う問題は生じさせないのである。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した通り、まず請求項1に係る
発明においては、上記各実施例にて例示した如く、「タ
ンク210内に電力によって加熱されるヒータ230を
内蔵するとともにタンク210内に水を供給するための
給水管路220を鳥居型にしてその一部がタンク210
よりも高くなるようにした電気温水器200において、
この電気温水器200の給水管路220中であって、タ
ンク210内のヒータ230よりも僅かに高い位置に、
タンク210内に存在している水または温水を非常時に
直接外部に取り出すための非常用吐水バルブ100を接
続し、この排水100バルブを、給水管路220に接続
される本管部11とこれから分岐する枝管部12とを有
したバルブ本体10と、本管路11中に配置されて外部
からの操作によってタンク210内と枝管部12間を連
通させる切換バルブ20と、枝管部12中に配置されて
当該枝管部12内に供給された水または温水を外部に排
出する止水バルブ30とを備えたものとして構成したこ
と」にその構成上の特徴があり、これにより、非常用吐
水バルブを備えたものとすることにより、タンク内に存
在している水または温水を非常用水として確実に取り出
すことができ、かつヒータの水等からの露出を防止して
再使用時に各部が破損しないようにすることのできる電
気温水器200を、簡単な構成によって提供することが
できるのである。
発明においては、上記各実施例にて例示した如く、「タ
ンク210内に電力によって加熱されるヒータ230を
内蔵するとともにタンク210内に水を供給するための
給水管路220を鳥居型にしてその一部がタンク210
よりも高くなるようにした電気温水器200において、
この電気温水器200の給水管路220中であって、タ
ンク210内のヒータ230よりも僅かに高い位置に、
タンク210内に存在している水または温水を非常時に
直接外部に取り出すための非常用吐水バルブ100を接
続し、この排水100バルブを、給水管路220に接続
される本管部11とこれから分岐する枝管部12とを有
したバルブ本体10と、本管路11中に配置されて外部
からの操作によってタンク210内と枝管部12間を連
通させる切換バルブ20と、枝管部12中に配置されて
当該枝管部12内に供給された水または温水を外部に排
出する止水バルブ30とを備えたものとして構成したこ
と」にその構成上の特徴があり、これにより、非常用吐
水バルブを備えたものとすることにより、タンク内に存
在している水または温水を非常用水として確実に取り出
すことができ、かつヒータの水等からの露出を防止して
再使用時に各部が破損しないようにすることのできる電
気温水器200を、簡単な構成によって提供することが
できるのである。
【0039】すなわち、この請求項1に係る発明によれ
ば、 (1)本発明の電気温水器200は、その給水管路22
0中の所定位置に非常用吐水バルブ100を介装したか
ら、そのタンク210を非常時における用水タンクとす
ることができるのである。 (2)勿論、この電気温水器200は、水道が断水して
しまうような非常時に おいて、そのタンク210内に存
在している水等を非常用水として直ちに利用することが
できるのであるから、地震や水害等の自然災害を受けた
人々の生活を、一時的にではあるにせよ、守ることがで
きるのである。 (3)この電気温水器200は、そのタンク210内に
通常時において常に水を供給している給水管路220側
に非常用吐水バルブ100を設けたので、非常時にこの
非常用吐水バルブ100から水を出したとしても、タン
ク210内の砂やサビ等の不純物を吸い出すことがな
い。給水管路220がタンク210に接続されている近
傍では、通常時の水の流れによって砂等が堆積していな
いからである。 (4)この電気温水器200は、その給水管路220に
非常用吐水バルブ100を付設したものであるから、構
成が非常に簡単になっているのであり、安価に提供する
ことができるのである。 (5)また、この電気温水器200は、給水管路220
中であってタンク210内のヒータ230よりも僅かに
高い位置に、非常用吐水バルブ100を介装するように
しているので、タンク210内の水を利用しても、ヒー
タ230を水から露出させてしまうことがないのであ
り、次に使用する場合のヒータ230の保護を行うこと
ができるのである。といった優れた効果を発揮すること
ができるのである。
ば、 (1)本発明の電気温水器200は、その給水管路22
0中の所定位置に非常用吐水バルブ100を介装したか
ら、そのタンク210を非常時における用水タンクとす
ることができるのである。 (2)勿論、この電気温水器200は、水道が断水して
しまうような非常時に おいて、そのタンク210内に存
在している水等を非常用水として直ちに利用することが
できるのであるから、地震や水害等の自然災害を受けた
人々の生活を、一時的にではあるにせよ、守ることがで
きるのである。 (3)この電気温水器200は、そのタンク210内に
通常時において常に水を供給している給水管路220側
に非常用吐水バルブ100を設けたので、非常時にこの
非常用吐水バルブ100から水を出したとしても、タン
ク210内の砂やサビ等の不純物を吸い出すことがな
い。給水管路220がタンク210に接続されている近
傍では、通常時の水の流れによって砂等が堆積していな
いからである。 (4)この電気温水器200は、その給水管路220に
非常用吐水バルブ100を付設したものであるから、構
成が非常に簡単になっているのであり、安価に提供する
ことができるのである。 (5)また、この電気温水器200は、給水管路220
中であってタンク210内のヒータ230よりも僅かに
高い位置に、非常用吐水バルブ100を介装するように
しているので、タンク210内の水を利用しても、ヒー
タ230を水から露出させてしまうことがないのであ
り、次に使用する場合のヒータ230の保護を行うこと
ができるのである。といった優れた効果を発揮すること
ができるのである。
【0040】また、請求項2に係る発明においては、前
述した非常用吐水バルブ100の蛇口33に、枝管部1
2の先端側に接続されるニップル本体41と、このニッ
プル本体41の先端に通気空間43を形成した状態で取
付られる補助筒42とを備え、当該補助筒42に設けた
空気孔44より通気空間43を通して外気を導入するよ
うにしたホースニップル40を、枝管部12の先端に設
けたことからなるホースニップル40を接続するように
したことにその特徴があり、これにより、請求項1の発
明と同様な目的を達成できるようにすることができ、か
つ請求項1に係る非常用吐水バルブにホースニップルを
介してホースを接続しても、タンク内の水を完全に排出
させてしまうことのない電気温水器200を簡単な構成
によって提供することができるのである。
述した非常用吐水バルブ100の蛇口33に、枝管部1
2の先端側に接続されるニップル本体41と、このニッ
プル本体41の先端に通気空間43を形成した状態で取
付られる補助筒42とを備え、当該補助筒42に設けた
空気孔44より通気空間43を通して外気を導入するよ
うにしたホースニップル40を、枝管部12の先端に設
けたことからなるホースニップル40を接続するように
したことにその特徴があり、これにより、請求項1の発
明と同様な目的を達成できるようにすることができ、か
つ請求項1に係る非常用吐水バルブにホースニップルを
介してホースを接続しても、タンク内の水を完全に排出
させてしまうことのない電気温水器200を簡単な構成
によって提供することができるのである。
【0041】すなわち、この請求項2に係る電気温水器
200100によれば、請求項1の電気温水器200に
おける上記(1)〜(5)の効果を発揮することができ
ることは勿論、非常用吐水バルブ100にホースを接続
してタンク210内の水等を利用する場合に、タンク2
10内のヒータ230の水面からの露出を確実に防止す
ることができ、ヒータ230ひいては電気温水器200
全体の保護を確実に図ることができるのである。
200100によれば、請求項1の電気温水器200に
おける上記(1)〜(5)の効果を発揮することができ
ることは勿論、非常用吐水バルブ100にホースを接続
してタンク210内の水等を利用する場合に、タンク2
10内のヒータ230の水面からの露出を確実に防止す
ることができ、ヒータ230ひいては電気温水器200
全体の保護を確実に図ることができるのである。
【図1】本発明に係る電気温水器の概略斜視図である。
【図2】図1の要部を拡大して示した部分正面図であ
る。
る。
【図3】同非常用吐水バルブの拡大平面図である。
【図4】図3に示した非常用吐水バルブの1−1線に沿
ってみた横断面図である。
ってみた横断面図である。
【図5】図4中の2−2線に沿ってみた通常時における
非常用吐水バルブの縦断面図である。
非常用吐水バルブの縦断面図である。
【図6】非常時の非常用吐水バルブの状態を示すもの
で、図5に対応した縦断面図である。
で、図5に対応した縦断面図である。
【図7】図4に示した非常用吐水バルブにおいて採用さ
れる三方弁を示すもので、(イ)はその拡大平面図、
(ロ)はその部分破断正面図である。
れる三方弁を示すもので、(イ)はその拡大平面図、
(ロ)はその部分破断正面図である。
【図8】三方弁に設けられる位置決めプレートを示すも
ので、(イ)はその平面図、(ロ)はその部分破断正面
図である。
ので、(イ)はその平面図、(ロ)はその部分破断正面
図である。
【図9】請求項2に係る電気温水器の非常用吐水バルブ
を構成するホースニップルを示す部分破断正面図であ
る。
を構成するホースニップルを示す部分破断正面図であ
る。
【図10】実施例2に係る非常用吐水バルブにおいて採
用されるバルブ本体10の縦断面図である。
用されるバルブ本体10の縦断面図である。
【図11】同非常用吐水バルブの横断面図である。
【図12】図11中に示した3−3線に沿ってみた通常
時における非常用吐水バルブの縦断面図である。
時における非常用吐水バルブの縦断面図である。
【図13】非常時、つまり使用時における非常用吐水バ
ルブを示す縦断面図である。
ルブを示す縦断面図である。
100 非常用吐水バルブ 10 バルブ本体 11 本管部 12 枝管部 13 第一弁座 14 第二弁座 20a・20b 切換バルブ 21 三方弁 22 位置決めプレート 23a 第一通水路 23b 第一通水路 30 止水バルブ 31 弁 32 弁座 40 ホースニップル 41 ニップル本体 42 補助筒 43 通気空間 44 空気孔 200 電気温水器 210 タンク 220 給水管路 221 下降管路 222 下降管路 230 ヒータ
Claims (2)
- 【請求項1】タンク内に電力によって加熱されるヒータ
を内蔵するとともに、前記タンク内に水を供給するため
の給水管路を鳥居型にしてその一部が前記タンクよりも
高くなるようにした電気温水器において、 この電気温水器の前記給水管路中であって、前記タンク
内のヒータよりも僅かに高い位置に、前記タンク内に存
在している水または温水を非常時に直接外部に取り出す
ための非常用吐水バルブを接続し、 この非常用吐水バルブを、前記給水管路に接続される本
管部とこれから分岐する枝管部とを有したバルブ本体
と、前記本管路中に配置されて外部からの操作によって
前記タンク内と枝管部間を連通させる切換バルブと、前
記枝管部中に配置されて当該枝管部内に供給された水ま
たは温水を外部に排出する止水バルブとを備えたものと
して構成したことを特徴とする電気温水器。 - 【請求項2】前記枝管部の先端側に接続されるニップル
本体と、このニップル本体の先端に通気空間を形成した
状態で取付られる補助筒とを備え、当該補助筒に設けた
空気孔より前記通気空間を通して外気を導入するように
したホースニップルを、前記枝管部の先端に設けたこと
を特徴とする請求項1に記載の電気温水器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14451794A JP2863985B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 非常用吐水バルブを備えた電気温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14451794A JP2863985B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 非常用吐水バルブを備えた電気温水器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814661A JPH0814661A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2863985B2 true JP2863985B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15364190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14451794A Expired - Fee Related JP2863985B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 非常用吐水バルブを備えた電気温水器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2863985B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347228Y2 (ja) * | 1974-05-15 | 1978-11-11 | ||
| JPS5228243U (ja) * | 1975-08-20 | 1977-02-26 | ||
| JPS5452746U (ja) * | 1977-09-20 | 1979-04-12 |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP14451794A patent/JP2863985B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0814661A (ja) | 1996-01-19 |
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