JP2872929B2 - インテリアコーディネート用具及びそれを用いて作成されたインテリアコーディネートボード - Google Patents

インテリアコーディネート用具及びそれを用いて作成されたインテリアコーディネートボード

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  • Finishing Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全体の統一感のある顧客
の満足度の高い内装仕上げ材の選択を、効果的にかつ短
時間で行うことのできるインテリアコーディネート用具
及びそれを用いて作成されたインテリアコーディネート
ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住まいのインテリアの内装仕上げ
材を選択するには、顧客、設計者、工事店等に対して営
業マンが見本帳、カタログ、現物サンプルを示した上
で、顧客が商品を選んでいた。しかし、内装仕上げ材に
は天井材、壁材、巾木、床材(カーペット)、カーテン
等の各種のものがあり、これらの選択がバラバラに行わ
れ、提案作業に時間がかかりしかも顧客の満足度も十分
に満たすことは困難であった。また住まいには例えば居
間、和室、寝室、書斎、子供部屋、玄関ホール、廊下、
階段、洗面所、便所等の各種の部屋があり、これら各部
屋ごとに上記内装仕上げ材を選択する必要があり、顧客
との打ち合わせに長時間を要し、また全体の統一感のあ
る顧客の満足のいく選択をするのは難しかった。
【0003】このような問題点を改良するものとして実
公昭6−25351号に建物全体のトータルインテリア
パターンを複数種類設定し、各トータルインテリアパタ
ーンの室内内装仕上げ例を表示したパターンイメージ表
示部を設け、トータルインテリアパターンの種類ごとに
それぞれ各部屋の種別表示欄を設け、この各部屋の種類
別表示欄にそれぞれ床、壁、天井の各内装仕上げ材表示
欄を設け、各内装仕上げ材表示欄に当該トータルインテ
リアパターンに該当する内装仕上げ材を表示する内装仕
上げ材表示部を設けて、顧客に複数個のトータルインテ
リアパターンに対応したパターン表示部を見てもらい、
この中から好みのトータルインテリアパターンを選択し
てもらい、次に当該トータルインテリアパターンに対応
した部屋の種類別表示欄ごとに設けた内装仕上げ材表示
欄の各内装仕上げ材表示部を見るだけで、各部屋の床、
壁、天井の各内装仕上げ材が建物全体として統一された
状態での内装仕上げ材の決定ができる、建築用内装仕上
げ材料選択早見本が提案されている。しかしこの方法で
は確かに内装仕上げ材の選択の時間は短縮されるが、そ
の選択の幅は予め内装仕上げ材表示部に示されたものに
限定され自由度が限られており、かつその選択は特に配
色理論等に基づいたものとも限らず、またこの見本以外
の内装仕上げ材を選択する場合、その選択に理論的裏付
けがなく効率、効果に尚、問題を有するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は特別の
ツールを用いることにより、配色理論に裏付けられた全
体の統一感のある顧客の満足度の高い内装仕上げ材の選
択を、効果的にかつ短時間で行うことのできるインテリ
アコーディネート用具及びそれを用いて作成されたイン
テリアコーディネートボードを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は(A)インテリ
ア内装仕上げ材に関する顧客の要望を記録したチェック
シート、(B)各イメージゾーンを規定した複数の透明
フィルムと、色見本と色記号を併記したカラーマトリッ
クスからなるカラーイメージスケール、(C)色記号別
に色番(品番)を整理した、インテリア内装仕上げ材の
色記号別製品リストからなるインテリアコーディネート
用具、及びこれを用いて作成された各種のインテリアコ
ーディネートボードに係る。
【0006】本発明において先ず図面や顧客との会話の
なかから、予算、生活スタイル、インテリアの好みなど
の情報をできるだけ多く入手し顧客の要望を十分に把握
することが重要で、そのひとつの手段として例えば図1
のようなチェックシートを使用する。チェックシートに
は提案内容、工事内容、家族構成、対象空間、使用製品
とその価格帯と共に、言葉によるイメージ分類として、
インテリアの分野で日常的によく使用されている言葉の
中から、例えばカジュアル、ナチュラル、エレガント
(ロマンティック)、モダン、クラシック、シック(ダ
ンディ)の6つのイメージを選び、これをチェックシー
トの1項目とする。このイメージの分類の数は6ケに限
定されるものではなく、これ以下或いはこれ以上であっ
ても良い。更に暖色系、寒色系、ナチュラル系、ニュー
トラル系、その他のカラーの希望欄も必要により使用す
ることができる。このチェックシートを用いて顧客の要
望を十分に把握する。
【0007】次に上記顧客の要望のイメージが判明した
ら、カラーイメージスケールを用いて、要望のイメージ
に該当する色見本と色番号の情報を得ることができる。
このカラーイメージスケールは例えば図2に示すような
各イメージゾーンを規定した複数の透明フィルムと、色
見本と色記号を併記したカラーマトリックスからなるも
ので、図3に示すカラーマトリックスの上に例えば図4
〜9に示す各イメージゾーンを規定した複数の透明フィ
ルムを載置し、例えば左上を回転自在にハトメ等で綴じ
たものである。
【0008】カラーマトリックスは住宅のインテリアに
多く用いられる例えば13の色系を8段階の明暗(濃
淡)で分類し、それぞれに色記号を付けて構成されたも
ので、左側に5つのニュートラルカラー(無彩色とナチ
ュラルカラー)、右側に8つのクロマティックカラー
(有彩色)がそれぞれ1〜8の明暗の度合いで表示され
ているが、これに限定されるものではない。
【0009】本発明において例えば顧客の選択したイメ
ージがカジュアルの場合、図10に示すようにカラーマ
トリックス上にカジュアルのイメージゾーンを規定した
透明フイルム(図4参照)を重ね合わせる。そうすると
カジュアルのイメージゾーンに該当する色見本と色番号
が即座に判明する(図10参照)。この情報を用いて、
このエリアの中から選んだ色記号の商品を、別途色記号
別製品リストを参照しながら選ぶと、顧客の選んだイメ
ージに該当する商品を即座に選ぶことができる。そして
その際、前記カラーマトリックスのタテ1列から、それ
ぞれの内装仕上げ材、例えば天井、壁、巾木、床等の色
記号を選択すると、それは同系色という配色となり、隣
接するタテ2列からランダムに色記号を選択すると、そ
れは隣接色という配色となり、これらは色彩の分野でい
う配色理論に基づいた理論的に裏付けられたもので、全
体の統一感のある顧客の満足度の高い内装仕上げ材の選
択を、効果的にかつ短時間で行うことが可能となる。
尚、同系色、隣接色以外に類似色、反対色、補色等の配
色もあり、これらのいずれを選択することも可能である
が、一般的には同系色、隣接色の配色を選ぶのが好まし
い。
【0010】尚、カラーマトリックスの色記号において
Gyはグレー、wGyはウォームグレー、Nrはナチュ
ラルレッド、Norはナチュラルオレンジ、Nyはナチ
ュラルイエロー(以上ニュートラルカラー)を示し、R
はレッド、ORはオレンジ、Yはイエロー、YGはイエ
ローグリーン、Gはグリーン、BGはブルーグリーン、
Bはブルー、Pはパープル(以上クロマティックカラ
ー)を示し、明暗(濃淡)の度合は8〜1の数字で表示
され、例えばGyのタテの列は上からGy/8、Gy/
7、……Gy/1と8段階に分類されていて、8が最も
明るく、1が最も暗い色を示す。
【0011】そして上記カジュアルのゾーン(エリア)
の中から選ばれた色記号に対応する各内装仕上げ材の品
番を、前記色記号別製品リストから選び、選ばれた品番
のカットサンプルを図11に示すイメージ別コーディネ
ートボードに貼り付ける。図11は内装仕上げ材として
カーテン、クロス(壁材)、カーペット、クッションフ
ロアについてのカットサンプル(これらに限定されな
い)を貼り付けたもので、No.1〜5の5種類のコーデ
ィネート例がまとめられている。No.1〜2,4は隣接
色の配色理論に基づいたコーディネート例であり、No.
3,5は同系色の配色理論に基づいたコーディネート例
である。このようなコーディネート例は多い程、顧客の
選択幅が広くなり好ましいが、時間と手間の関係上、数
例から数十例の範囲が好ましい。尚、各内装仕上げ材に
ついて色記号別製品リストには1品種の例示の場合もあ
るが、通常はかなり多数の複数の品種が例示されている
ので、これらの中から選択すれば良い。又、場合によっ
ては色記号に対応する商品(品番)がない場合もある
が、その場合は同一エリア内のそれ以外の色記号の欄か
ら選択する。いずれにしても色記号に対応する品番が多
いのが通例であるため、多数のコーディネート例を作成
することができ、又、作成したコーディネート例でもっ
てしても顧客の要望に合致しない場合は、更にこの色記
号別製品リストを活用して一部又は全部の変更、追加コ
ーディネート例の作成は非常に容易であり、且つ効率良
く短時間に行うことができる。
【0012】尚、カーテンについてはイメージは色だけ
でなく柄やテクスチュアによっても変化するので、図1
2に示すようなマルチカラーの柄物のカーテン及び無地
調の柄、色のカーテンのカットサンプルを品番と色記号
と共に、イメージ別、価格帯別に、分類表示したカーテ
ンイメージ別ボードを利用するのが好適である。更に一
見して無地調に見える柄及び色を有するカーテンについ
ては図13に示すような品番と色記号と共に、イメージ
別、価格帯別に、分類表示したカーテンイメージ別リス
トを利用することもできる。尚、カーテンには上記6つ
のイメージにあてはまらないものもあるので更に和風、
エスニック、ゴージャス、リゾート、ダイナミック等の
イメージを追加することも任意である。
【0013】本発明ではこれらのチェックシート、カラ
ーイメージスケール、色記号別製品リスト等のツールを
使用することにより配色理論に裏付けられた全体の統一
感のある顧客の満足度の高い内装仕上げ材の選択を、効
果的にかつ短時間で行うことができる。そして上記チェ
ックシート、イメージ別コーディネートボード、カーテ
ンイメージ別ボード、カーテンイメージ別リストがクリ
ヤーファイルにまとめて編集されたものを利用すると極
めて便利である。
【0014】本発明では上記方法により選ばれた天井
材、壁材、巾木、床材(カーペット)、カーテン等の各
インテリア内装仕上げ材の少なくとも1以上のサンプル
を色記号及び/又は品番と共に、居間、和室、寝室、書
斎、子供部屋、玄関ホール、廊下、階段、洗面所、便所
等の少なくとも1以上の部屋別に貼り込むことにより、
図14に示すような、住まい全体の内装仕上げ材を一覧
して確認できるインテリアコーディネートボード(基本
スタイルという)を作成することができる。このボー
ドには左上に現場(施主)名、その横にコメント表示に
よりコンセプトを伝えることもでき(例えば自然を基調
にした無難なインテリア等)、各カットサンプルの下に
は色記号及び/又は品番を記載することにより配色の理
論的な裏付けを確認することができる。
【0015】更に本発明では住まいの間取り図面を中央
に配置し、その上下及び/又は左右に各部屋ごとの、上
記インテリアコーディネート用具を用いて選ばれたカッ
トサンプルを色記号及び/又は品番と共に貼り、各カッ
トサンプルはその部屋に応じて、天井材、壁材、巾木、
床材(カーペット)、カーテン等の各インテリア内装仕
上げ材の少なくとも1以上のサンプルからなる、図15
に示すような間取りに合わせて内装材がトータルに確認
できるボード(基本スタイルという)を作成すること
ができる。このボードによれば現物が大きく貼れるので
素材感がよくわかり、シンプルな表示で解りやすく、内
装仕上げ材の単品提案ボードとしても応用することがで
きる。図14と同様、現場名、コメント、色記号及び/
又は品番を記載することができる。
【0016】次に本発明では住まいの間取り図面を中央
に配置し、その上下及び/又は左右に各部屋ごとの、上
記カーテンイメージ別ボード又はカーテンイメージ別リ
ストを用いて、顧客のイメージに応じて選んだカーテン
のサンプルを貼り込んだ、図16に示すような、カーテ
ン単品を確認できるカーテンインテリアコーディネート
ボード(基本スタイルという)を作成することができ
る。カーテンのサンプルはドレープ単独、レース単独、
これら両者の組合せからなるものが用いられ、生地のプ
リーツ等でファブリックの雰囲気が良くわかり、図14
と同様、現場名、コメント、色記号及び/又は品番を記
載することができる。
【0017】そして本発明では上記カーテンインテリア
コーディネートボードのボードの地色を黒色、灰色、ベ
ージュ色、クリーム色等の通常の白色系以外の色にする
こともでき(基本スタイルという、図示せず)、この
場合は豪華さ、見栄えが向上し、迫力を増すことが可能
である。この場合も図14と同様、現場名、コメント、
色記号及び/又は品番を記載することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば配色理論に裏付けられた
全体の統一感のある顧客の満足度の高い内装仕上げ材の
選択を、効果的にかつ短時間で行うことができる。この
ように顧客の好み、主観のみでなく、配色理論に基づい
て客観的なインテリアコーディネートを提案することが
できるのは本発明の大きな特徴である。本発明のインテ
リアコーディネートツールを駆使することにより打合せ
の時間と内容が充実し、イメージの”ずれ”が起こらず
正確なコンセンサスが得られ、しかもこのツールを用い
ることにより営業マンが帰った後でも技術マンがインテ
リアコーディネートボードを作成することができるとい
うメリットを有する。また本発明によれば多数のコーデ
ィネート例を容易に作成することができ、又、作成した
コーディネート例でもってしても顧客の要望に合致しな
い場合は、更に色記号別製品リストを活用して一部又は
全部の変更、追加が極めて容易であり、且つ効率良く短
時間に行うことができるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】顧客の要望を把握、記録するチェックシートで
ある。
【図2】カラーイメージスケールである。
【図3】色見本と色記号を併記したカラーマトリックス
である。
【図4〜9】各イメージゾーンを規定した透明フィルム
である。
【図10】カラーマトリックスの上にイメージゾーンを
規定した透明フィルムを重ね合わせた図である。
【図11】内装仕上げ材としてカーテン、クロス(壁
材)、カーペット、クッションフロアについてのカット
サンプル(これらに限定されない)を貼り付けた複数の
コーディネート例を示す。
【図12】カーテンイメージ別ボードである。
【図13】カーテンイメージ別リストである。
【図14】住まい全体の内装仕上げ材を一覧して確認で
きるインテリアコーディネートボード(基本スタイル
)である。
【図15】間取りに合わせて内装材がトータルに確認で
きるボード(基本スタイル)である。
【図16】カーテン単品を確認できるカーテンインテリ
アコーディネートボード(基本スタイル)である。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)インテリア内装仕上げ材に関する
    顧客の要望を記録したチェックシート、 (B)各イメージゾーンを規定した複数の透明フィルム
    と、色見本と色記号を併記したカラーマトリックスから
    なるカラーイメージスケール、 (C)色記号別に色番(品番)を整理した、インテリア
    内装仕上げ材の色記号別製品リストからなるインテリア
    コーディネート用具。
  2. 【請求項2】 各イメージゾーンを規定した複数の透明
    フィルムと、色見本と色記号を併記したカラーマトリッ
    クスからなるカラーイメージスケール。
  3. 【請求項3】 請求項1のインテリアコーディネート用
    具を用いて選ばれた各インテリア内装仕上げ材のカット
    サンプルの複数のコーディネート例を色記号、配色名と
    共にまとめたイメージ別コーディネートボード。
  4. 【請求項4】 上記チェックシート;上記イメージ別コ
    ーディネートボード;マルチカラーの柄物のカーテン及
    び無地調の柄、色のカーテンのカットサンプルを品番と
    色記号と共に、イメージ別、価格帯別に、分類表示した
    カーテンイメージ別ボード;カーテンを品番と色記号と
    共に、イメージ別、価格帯別に、分類表示したカーテン
    イメージ別リストがクリヤーファイルにまとめて編集さ
    れた請求項1のインテリアコーディネート用具。
  5. 【請求項5】 請求項1のインテリアコーディネート用
    具を用いて選ばれた天井材、壁材、巾木、床材(カーペ
    ット)、カーテン等の各インテリア内装仕上げ材の少な
    くとも1以上のサンプルを色記号及び/又は品番と共
    に、居間、和室、寝室、書斎、子供部屋、玄関ホール、
    廊下、階段、洗面所、便所等の少なくとも1以上の部屋
    別に貼り込んだ、住まい全体の内装仕上げ材を一覧して
    確認できるインテリアコーディネートボード。
  6. 【請求項6】 住まいの間取り図面を中央に配置し、そ
    の上下及び/又は左右に各部屋ごとの、請求項1のイン
    テリアコーディネート用具を用いて選ばれたカットサン
    プルを色記号及び/又は品番と共に貼り、各カットサン
    プルはその部屋に応じて、天井材、壁材、巾木、床材
    (カーペット)、カーテン等の各インテリア内装仕上げ
    材の少なくとも1以上のサンプルからなる、間取りに合
    わせて内装材がトータルに確認できるボード。
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