JP2911652B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2911652B2
JP2911652B2 JP3172307A JP17230791A JP2911652B2 JP 2911652 B2 JP2911652 B2 JP 2911652B2 JP 3172307 A JP3172307 A JP 3172307A JP 17230791 A JP17230791 A JP 17230791A JP 2911652 B2 JP2911652 B2 JP 2911652B2
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録データを自動的に
書換えることが可能な記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、OHPシートなどの記録媒体
の搬送方向に対し、垂直に往復移動する記録ヘッドを搭
載したキャリッジを有するシリアルプリンタは、種々の
記録方式による記録ヘッドを搭載した形で提案されてい
る。ドットマトリックスにより画像を形成するプリンタ
に使われている記録ヘッドには、ワイヤドット方式、感
熱方式、熱転写方式、インクジェット方式によるもの等
がある。
【0003】この種のプリンタでは、従来、キャリッジ
の移動や記録のために、文字コードをドットデータに展
開し記録ヘッドへ転送する処理を、単一のCPUの主制
御部により実行していた。又、記録速度を高めていく
と、単一のCPUの処理能力では処理が追いつかなくな
ってしまうため、前もって複数行分の展開された印字デ
ータを蓄えておく大容量メモリを備えたり、複数のCP
Uを使って並列処理をすることにより、処理速度の向上
を図る方法等が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、記録速度の向上を図る方法として大容量メモ
リや別のCPUを追加することになるのでプリンタシス
テムのコスト高になってしまうという欠点があった。
【0005】そこで、本発明は上記欠点を除去するため
になされたものであり、コストを上げることなく記録速
度を向上させることが可能な記録装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、記録
データを格納するメモリに対して周期的にアドレスを発
生し、このアドレスに基づいて前記メモリに格納された
記録データを読出し、この記録データの読出しに続い
て、先に発生したアドレスと同じアドレスに基づいてメ
モリに、例えばクリア等の所定のデータを前記メモリへ
書込み、周期的に成される前記記録データの読出しと所
定のデータの書込みの間のタイミングで、後に記録ヘッ
ドに供給されるCPUが出力した記録データを、所定の
データが書込まれたアドレスに基づいてメモリに書込む
ことで、単一のCPUによる制御においても高速印字処
理を可能とするものである。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0008】(実施例1)図1(A)および(B)は本
発明を適用可能な装置として、電子タイプライタの外観
構成例を示す。ここで、1はキーボード部であり、文
字、数字等キャラクタ入力用のキーやコントロールキー
等のキー群2が配列され、非使用時にはヒンジ3を中心
に回動させることにより図1(B)に示すように折りた
ためるようになっている。4は装置内部のプリンタ部に
シート状記録媒体を送給するための給紙トレーであり、
同じく非使用時には同図(B)に示すようにプリンタ部
を覆って収納される。5は手動にて記録媒体のセットや
排出を行うための送りノブ、6は入力した文章等を表示
するための表示器、7は本例に係る装置を運搬する際に
用いられる把手である。
【0009】図2は本例に係るプリンタ部の構成例を示
す。ここで、9は図3および図4につき詳述するインク
ジェット記録ヘッドを有したヘッドカートリッジ、11
はこれを搭載して図中S方向に走査するためのキャリッ
ジである。13はヘッドカートリッジ9をキャリッジ1
1に取付けるためのフック、15はフック13を操作す
るためのレバーである。このレバー15には、後述する
カバーに設けられた目盛を指示してヘッドカートリッジ
の記録ヘッドによる印字位置や設定位置等を読取り可能
とするためのマーカ17が設けられている。19はヘッ
ドカーリッジ9に対する電気接続部を支持する支持板で
ある。21はその電気接続部と本体制御部とを接続する
ためのフレキシブルケーブルである。
【0010】23は、キャリッジ11をS方向に案内す
るためのガイド軸であり、キャリッジ11の軸受25に
挿通されている。27はキャリッジ11が固着され、こ
れをS方向に移動させるための動力を伝達するタイミン
グベルトであり、装置両側部に配置されたプーリ29
A,29Bに張架されている。一方のプーリ29Bに
は、ギヤ等の伝導機構を介してキャリッジモータ31よ
り駆動力が伝達される。
【0011】33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともい
う)の被記録面を規制するとともに記録等に際してこれ
を搬送するための搬送ローラであり、搬送モータ35に
よって駆動される。37は記録媒体を給紙トレー4側よ
り記録位置に導くためのペーパーパン、39は記録媒体
の送給経路途中に配設されて記録媒体を搬送ローラ33
に向けて押圧し、これを搬送するためのフィードローラ
である。34はヘッドカートリッジ9の吐出口形成面に
対向し記録媒体の被記録面を規制するためのプラテンで
ある。41は記録媒体搬送方向上、記録位置より下流側
に配置され、記録媒体を不図示の排紙口へ向けて排紙す
るための排紙ローラである。42は排紙ローラ41に対
応して設けられる拍車であり、記録媒体を介してローラ
41を押圧し、排紙ローラ41による記録媒体の搬送力
を生じさせる。43は記録媒体のセット等に際してフィ
ードローラ39、押え板45、拍車42それぞれの付勢
を解除するための解除レバーである。
【0012】45は記録位置近傍において記録媒体の浮
上り等を抑制し、搬送ローラ33に対する密着状態を確
保するための押え板である。本側においては、記録ヘッ
ドとしてインク吐出を行うことにより記録を行うインク
ジェット記録ヘッドを採用している。従って、記録ヘッ
ドのインク吐出口形成面と記録媒体の被記録面との距離
は比較的微少であり、かつ記録媒体と吐出口形成面との
接触を避けるべくその間隔が厳しく管理されなければな
らないので、押え板45の配設が有効である。47は押
え板45に設けた目盛、49はこの目盛に対応してキャ
リッジ11に設けられたマーカであり、これらによって
も記録ヘッドの印字位置や設定位置が読取可能である。
【0013】51はホームポジションにおいて記録ヘッ
ドのインク吐出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で
形成したキャップであり、記録ヘッドに対し当接/離脱
が可能に支持されている。このキャップ51は、非記録
時等の記録ヘッドの保護や、記録ヘッドの吐出回復処理
に際して用いられる。吐出回復処理とは、インク吐出口
内方に設けられてインク吐出のために利用されるエネル
ギ発生素子を駆動することにより全吐出口からインクを
吐出させ、これによって気泡や塵埃、増粘して記録に適
さなくなったインク等の吐出不良要因を除去する処理
(予備吐出)や、これとは別に吐出口よりインクを強制
的に排出させることにより吐出不良要因を除去する処理
である。
【0014】53はインクの強制排出のために吸引力を
作用するとともに、かかる強制排出による吐出回復処理
や予備吐出による吐出回復処理に際してキャップ51に
受容されたインクを吸引するために用いられるポンプで
ある。55はこのポンプ53によって吸引された廃イン
クを貯留するための廃インクタンク、57はポンプ53
と廃インクタンク55とを連通するチューブである。
【0015】59は記録ヘッドの吐出口形成面のワイピ
ングを行うためのブレードであり、記録ヘッド側に突出
してヘッド移動の過程でワイピングを行うための位置
と、吐出口形成面に係合しない後退位置とに移動可能に
支持されている。61はモータ、63はモータ61から
動力の伝達を受けてポンプ53の駆動およびキャップ5
1やブレード59の移動をそれぞれ行わせるためのカム
装置である。
【0016】次に、上述したヘッドカートリッジ9の詳
細について説明する。
【0017】図3は、インクジェット記録ヘッド本体を
なす吐出ユニット9aとインクタンク9bとを一体とし
たヘッドカートリッジ9の外観斜視図を示し、図におい
て、906eは、ヘッドカートリッジ9を装着する際に
キャリッジ11に設けられたフック13によって掛止さ
れるつめである。図から明らかなようにつめ906eは
記録ヘッド全延長の内側に配設される。また、ヘッドカ
ートリッジ9の前方吐出ユニット9aの近傍には、この
図には示されないが位置決め用突き当て部が設けられて
いる。906fは、キャリッジ11に立設されフレキシ
ブル基板(電気接続部)およびゴムパッドを支持するた
めの支持板が挿入されるヘッド開口部である。
【0018】図4(A)および(B)は、図3に示した
ヘッドカートリッジの分解斜視図を示し、上述のように
インク供給源たるインク収容部を一体としたディスポー
ザブルタイプのものとしてある。
【0019】同図(A)において、911はSi基板上
に電気熱変換素子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給
するAl等の配線とが成膜技術により形成されて成るヒ
ータボードである。921はヒータボード911に対す
る配線基板であり、対応する配線は例えばワイヤボンデ
ィングにより接続される。940はインク流路を限界す
るための隔壁や共通液室等を設けた天板であり、本例に
おいてはオリフィスプレート部を一体に有した樹脂材料
で成る。
【0020】930は例えば金属製の支持体、950は
押えばねであり、両者間にヒータボード911および天
板940を挟み込んだ状態で両者を係合させることによ
り、押えばね950の付勢力によってヒータボード91
0と天板940とを圧着固定する。なお、支持体930
は、配線基板921も貼着等により設けられるととも
に、ヘッドの走査を行うキャリッジ11への位置決め基
準を有するものとすることができる。また、支持体93
0は駆動に伴って生じるヒータボード911の熱を放熱
冷却する部材としても機能する。
【0021】960は供給タンクであり、インク供給源
をなすインク貯留部9bからインク供給を受け、ヒータ
ボード911と天板940との接合により形成される共
通液室にインクを導くサブタンクとして機能する。97
0は共通液室へのインク供給口付近の供給タンク960
内の部位に配置されるフィルタ、980は供給タンク9
60の蓋部材である。
【0022】900はインクを含浸させるための吸収体
であり、インクタンク本体9b内に配置される。120
0は上記各部911〜980からなる記録エレメント9
aに対してインクを供給するための供給口であり、当該
ユニットをインクタンク本体9bの部分1010に配置
する前の工程で供給口1200よりインクを注入するこ
とにより吸収体900のインク含浸を行わせることがで
きる。
【0023】1100はカートリッジ本体の蓋部材、1
400はカートリッジ内部を大気に連通するために蓋部
材に設けた大気連通口である。1300は大気連通口1
400の内方に配置される撥液材であり、これにより大
気連通口1400からのインク漏洩が防止される。
【0024】供給口1200を介してのインクタンク9
bへのインク充填が終了すると、各部911〜980よ
りなる吐出ユニット9aを部分1010に位置付けて配
設する。このときの位置決めないし固定は、例えばイン
クタンク本体9bに設けた突起1012と、これに対応
して支持体930に設けた穴931とを嵌合させること
により行うことができ、これによって図4(B)に示す
ヘッドカートリッジ9が完成する。
【0025】そして、インクはカートリッジ内部より供
給口1200、支持体930に設けた穴932および供
給タンク960の図4(A)中裏面側に設けた導入口を
介して供給タンク960内に供給され、その内部を通っ
た後、導出口より適宜の供給管および天板940のイン
ク導入口942を介して共通液室内へと流入する。以上
におけるインク連通用の接続部には、例えばシリコンゴ
ムやブチルゴム等のパッキンが配設され、これによって
封止が行われてインク供給路が確保される。
【0026】図5(A)および(B)は、それぞれ、キ
ャリッジ11の詳細を示す上面図および左側面図および
右側面図である。これら図において、606はキャリッ
ジ11の底部に立設される支持板であり、可撓性のフレ
キシブル基板604、および基板604に形成される端
子パッドに対応して設けられる突起部605Aを有する
ゴムパッド605を支持する。
【0027】607は、キャリッジ11の前方において
同様に底部に立設される突き当て部材である。突き当て
部材607は、ヘッドカートリッジ9およびキャリッジ
11の限定された配設スペースの範囲内で可能な限りイ
ンクタンクのスペースを大きくとるために、その肉厚を
薄く形成される。このため、部材607には強度を確保
するための3本のリブ608が形成される。このリブ6
08が延在する方向は、ヘッドカートリッジ着脱時にお
ける旋回方向の動きに対応した強度を有するようキャリ
ッジ11の移動方向とする。また、リブ608は、ヘッ
ドカートリッジ9が装着されたときにその吐出面より
0.1mm程度前方へでるように形成される。これによ
り、記録紙が何らかの作用によって記録ヘッドの移動経
路に突出した場合でも、記録紙が吐出面を擦り損傷等を
与えることを防止できる。
【0028】ヘッドカートリッジの着脱操作を行なうた
めの操作レバー15は、キャリッジ11本体に設けられ
た軸601dにより回動自在に軸支される。フック13
は、操作レバー15の一部と係合した動きにより、その
一部を係合させたヘッドカートリッジ9の着脱動作を行
なうために用いられる。フック13は、これに形成され
る長穴603cがキャリッジ11本体に設けられるガイ
ド軸601cに案内されることにより上記着脱にかかる
動作を行なう。
【0029】操作レバー15およびフック13等からな
る着脱操作機構は、キャリッジ11の側方、すなわち、
キャリッジ11の移動方向側に設けられるため、キャリ
ッジの移動によって着脱操作機構が大きなデッドスペー
スを形成することは無い。
【0030】次に、ヘッドカートリッジ装着の際の位置
決めのための突き当て部について説明する。601aは
左右方向の位置決めのための突き当て部であり、突き当
て部材607の側部に2ケ所設けられる。なお、左右方
向の位置決めは、突き当て部601aの外に、支持板6
06に設けられる突き当て部601fが利用される。6
01bは前後方向位置決めのための突き当て部であり、
突き当て部材607の側方下部に形成される。601c
は上下方向位置決めのための突き当て部であり、突き当
て部材607の側方下部および支持板側方下部の2ケ所
に形成される。
【0031】図6(A)および(B)は、それぞれキャ
リッジ11にヘッドカートリッジ9が装着されたときの
状態を示す上面図および左側面図である。これらの図に
おいて、906aは記録ヘッド装着時にキャリッジ11
の突き当て部に当接可能なようにヘッドカートリッジ9
に設けられる当接部であり、906bおよび906c
は、それぞれ同様に突き当て部601bおよび601c
に対応した当接部である。
【0032】ここで、図6(A)を参照して記録ヘッド
が装着された際の各部の係合関係を概説する。ヘッドカ
ートリッジ9の当接部906aは、キャリア6の突き当
て部601aと当接しており、同時にヘッドカートリッ
ジ9のつめ906とは、これに掛止されたフック13を
介したコイルばね610の付勢力によって、図中左方へ
力を受ける。これにより、ヘッドカートリッジ9は上記
当接部を中心とするモーメント力を受ける。このとき、
ヘッドに設けられた基板906dは突き当て部601f
に当接し、その結果、ヘッドカートリッジ9の左右方向
の位置決めがなされ、その位置が保持される。
【0033】このとき、ゴムパット605の突起部60
5Aは、基板906dとの当接によって、圧縮変形され
る。この変形により、フレキシブル基板604の端子パ
ッドと基板906dの端子とを圧接する力が生じる。こ
の場合、突き当て部601fに基板906dが当接して
いるため、突起部605Aの変形量は一定となり安定し
た上記圧接力を得られる。
【0034】なお、上図においては、突起部605Aの
圧縮変形した状態は示されていない。また、ヘッドカー
トリッジ9の前後および上下方向の位置決めは、装着の
過程においてなされるものである。
【0035】図7は本例による文字処理装置の制御系の
構成を示すものである。ここで、100は装置の主制御
部をなすマイクロプロセッサ(CPU)であり、キーボ
ード1から入力されたデータやコントロール信号に基づ
いて所要の処理を実行する。102は各部の動作タイミ
ングを規定するための基本クロックを生成する水晶発振
子である。104はCPUを実行させるプログラムやそ
の他固定データを格納するROM、106は作業用のワ
ーク領域および文書データを一時保管するテキスト領域
を有するRAM、108はキャラクタジェネレータとし
て用いられるROMである。110は、例えば液晶ディ
スプレイ形態の表示器に文字等を表示させるためのコン
トローラである。114はヘッドコントローラであり、
記録ヘッドの吐出エネルギ発生素子群を駆動するための
ヘッドドライバ116の制御信号(COM1〜COM
8、SEG1〜SEG8)を発生する。118はキャリ
ッジモータ31及び搬送モータ35を駆動するためのモ
ータドライバであり、駆動制御信号CM1〜CM4、P
M1〜PM4をCPUから供給される。
【0036】120は記録のために文字コードを展開し
た1行分のデータや、インターフェイスを通じて外部機
器から送られたデータを蓄えておくバッファRAMであ
る。122は、上述した各部104、106、108、
100、114、110、131を結合するアドレス/
データバス、R/Wは各部のリード/ライト状態を切換
えるコントロール信号である。
【0037】図8は記録ヘッドおよびヘッドドライバ1
16の電気的構成例を示す。
【0038】ここで、本例では吐出ユニット9aは64
個の吐出口を有するものとし、#1〜#64は吐出ユニ
ット9aに設けられた吐出口の位置に対応した番号を示
すものとする。R1〜R64はそれぞれ#1〜#64の
吐出口に対応して設けられた吐出エネルギ発生素子とし
ての発熱抵抗体である。発熱抵抗体R1〜R64は8個
を単位としたブロックに分割され、各ブロックに共通に
コモン側ドライバ回路C内のスイッチ用トランジスタQ
1〜Q8が接続される。トランジスタQ1〜Q8は、そ
れぞれ、制御信号
【0039】
【外1】 のオン/オフに応じて通電経路をオン/オフとする。な
お、各発熱抵抗体R1〜R64への通電経路に配置され
たD1〜D64は逆流防止用のダイオードである。
【0040】各ブロック間で対応する位置にある発熱抵
抗体に対しては、セグメント側ドライバ回路S内のオン
/オフ用トランジスタQ9〜Q16が接続される。トラ
ンジスタQ1〜Q16は、それぞれ、制御信号SEG1
〜SEG8のオン/オフに応じて発熱抵抗体に対する通
電経路をオン/オフする。
【0041】図9はかかる構成によるヘッド駆動タイミ
ングチャートを示す。ヘッド走査方向上のある位置にお
いて、コモン側制御信号
【0042】
【外2】 が順次オンとされる。そのオンにより1つのブロックが
選択されて通電可能な状態となるので、当該選択された
ブロック内において記録に係る画像に応じてセグメント
側制御信号SEG8〜SEG1をそれぞれオンまたはオ
フとすることにより、発熱抵抗体に選択的に通電がなさ
れ、発熱に応じてインクが吐出されてドット記録が行わ
れる。
【0043】図10はキャリッジモータ31およびモー
タドライバ118の主要部の構成例、図11はその駆動
タイミングを示す。本例においては、キャリッジモータ
31としてコイルφ1〜φ4を有するステッピングモー
タを用い、駆動信号CM1〜CM4により各コイルに接
続されたスイッチ用トランジスタTr1〜Tr4を適切
にオン/オフすることにより、図11に示すように2相
励磁方式にて駆動する。
【0044】図12は、本例に係るヘッドコントローラ
114の詳細な構成例を示す。ここでアドレスカウンタ
201は、開始アドレスレジスタ202に格納された記
録データ展開領域上の開始アドレスが初期設定され、C
PU100からのスタート信号の入力に応じ、クロック
信号CLKに従ってカウント値を歩進し、カウント値を
出力する。このカウント値が記録データ展開領域上の読
出されるデータのアドレスを示しており、アドレスバス
切換器203を介してバッファRAM120に与えられ
る。更に、終了アドレスレジスタ204に格納された終
了アドレス値と現在の印字アドレス値が比較器205に
よって一致したことが検出されるとイネーブル信号EN
が“High”になり、アドレスカウンタ201の動作
が停止する。
【0045】また、印字パルス発生器206も同様にC
PU100からのスタート信号の入力に応じ、クロック
信号CLKのタイミングに同期して、印字アドレスに応
じた転送データをバッファRAM120から読み出し、
記録ヘッド9aの駆動制御信号COM1〜8、SEG1
〜8を送出する。データ送出後は、バッファRAM12
0の同一のアドレスをクリアするため、クリアデータ
“00”がデータバス切換器207を介してバッファR
AM120に出力される。アドレスカウンタ201と同
様に、印字パルス発生器206は比較器205によって
終了アドレスが検出されると、イネーブル信号ENが
“High”になり、信号送出動作を停止する。
【0046】メモリであるバッファRAM120は印字
展開データ(記録データ)を少なくとも1行分格納でき
る容量を持ち、あらかじめ1行分の印字データを格納し
ておくことによりアドレス発生手段としてのアドレスカ
ウンタ201が発生する開始アドレスから終了アドレス
に基づいて、自動的に記録ヘッド9aに対して駆動信号
を出力することができる。
【0047】CPU100からの次行の展開データ(記
録データ)書込みについては、切換器203、207を
通してアドレス/データバスを時分割してセレクトさ
せ、転送データの読出し及び変換サイクルとのタイミン
グの調整を行なっており、図14のタイミングチャート
で示されるように、サイクルで成されるバッファRAM
120からの記録データの読出しとクリアデータの書込
みの間のタイミングで成されるようになっている。即
ち、印字動作中においても、CPU100からの記録デ
ータの書込みに関しては、ハードウエアで切換え制御を
行なっているので、CPU100は何ら意識する必要が
ない。なお、クリアデータの書込みは記録データの読出
し後、転送アドレスが他のアドレスに切り替えられない
範囲で続いて成されるため、CPU100からの記録デ
ータの書込みは、図14のチャートの転送アドレスバス
$01の場合で示されるように、クリアデータの書込み
の後に成される場合と、転送アドレスバス$03の場合
で示されるようにクリアデータの書込みの前に成される
場合がある。
【0048】なお、上述のように、印字動作中におい
て、印字パルス発生器206が展開データを読み出した
アドレスを自動的にクリアしているので、CPU100
は次行の印字データの書込みを直ちに行なうことが可能
となり、書込み効率を向上させることができる。
【0049】図13(A)は記録データバッファ領域の
アドレスマップを示す説明図である。各アドレス$00
〜$FFにはそれぞれ8ビットのデータが格納され1ビ
ットが記録データの1ドットに対応している。従って$
00〜$07、$08〜0F、$F8〜$FFで示され
るアドレス群にそれぞれ含まれるビット数が、記録素子
内である64ドットに対応し、各アドレス群において吐
出口番号#1〜#64と図示の様に対応する。尚、1行
分のデータが記録データバッファ領域に展開されるが、
図では簡略化のため$00〜$FFまでしか示していな
い。
【0050】図13(B)は“A”の文字を印字した場
合の例で記録ヘッドが左から右へ走査することにより
“A”の文字が印字される。
【0051】図14はバッファRAM120における、
アドレス/データバス信号及び
【0052】
【外3】 信号のタイミングチャートである。転送アドレスバス、
【0053】
【外4】 はアドレスカウンタ201から発生し、CPUアドレス
バス
【0054】
【外5】 はCPU100からのアクセスで発生し、その2つのア
クセスを切換器203、207を通してバッファRAM
アドレスバス
【0055】
【外6】 にセレクトする。
【0056】図12で示した様に、走査方向上のある位
置での記録時にはバッファ領域の印字すべきデータを格
納しているアドレスが順次指定されて当該データが出力
され、信号COM1〜8を順次出力すると共に、信号C
OM1〜8に同期した各出力のタイミングで図9に示し
た様に、印字データに対応して信号SEG1〜8を出力
することにより記録が行われる。
【0057】更に、指定したアドレスのデータを転送し
た後に、そのアドレスに対してデータをクリアする、即
ち“00”を書込むことにより、前行における印字済の
領域でのデータクリアが実行される。従って、次行デー
タの書き込みを、現在実行中の転送アドレス以前の番地
に対して行えば、次行の展開データの不要な書込み、即
ちデータのない部分への書込み動作を省略することがで
きる。図14におけるバッファRAMデータバスの“ク
リア”の部分がそれに当る。つまり印字パルス発生器2
06からの信号OEに同期したクリアデータ出力によ
り、データ“00”が先に読出された印字データと同一
のアドレスに書込まれることになる。
【0058】(実施例2)本実施例は、アドレスカウン
タ201をアップダウンカウンタにしたものである。こ
れにより、左から右への正方向の印字だけでなく、右か
ら左へ逆方向印字についても動作を可能にすることがで
きる。
【0059】例えば、CPU100から与えられる走査
方向切換信号を付加することにより、当該信号に応じて
アドレスカウンタ201のカウント方向を切換えて記録
データバッファからのデータ読出し順序を切換えてや
る。これによって、双方向印字を可能なものとすること
ができる。
【0060】(実施例3)実施例1において、転送デー
タを読み出した後のクリア動作を“00”を書き込んで
いたのを本実施例ではある一定の値を書き込む様にした
ものである。これによれば、次行に印字する予定のデー
タを、あらかじめ印字パルス発生器206に設定してお
くことで、1行印字終了後に次行の印字展開データを設
定することができるわけである。この値を一定のものと
しておけば、回路構成を簡略化することができる。
【0061】なお、プリンタ装置としてインクジェット
記録装置に適用していたが、熱転写タイプの記録装置に
おいても同様の効果が得られる。すなわち、印字パルス
発生器の構造をサーマルヘッド用のタイミングに変更す
ることにより、シリアルデータ及びシフトクロック、ラ
ッチ信号等に置き換えてやれば同様な効果を得ることが
できる。
【0062】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式
の記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたら
すものである。
【0063】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、液体(インク)が保持されているシートや液路に対
応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応
していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なく
とも一つの駆動信号を印加することによって、電気熱変
換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用
面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応
し液体(インク)内の気泡を形成出来るので有効であ
る。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性に優れた
液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。この
パルス形状の駆動信号としては、米国特許第44633
59号明細書、同第4345262号明細書に記載され
ているようなものが適している。尚、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明
細書に記載されている条件を採用すると、更に優れた記
録を行なうことができる。
【0064】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファ
クシミリ装置の形態を探るものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、CPUは印字中に次の
行のデータ変換を集中して処理することができ、また印
字の終了したアドレスに対して、次の行の展開データを
書き込むことができるので、印字におけるスループット
が向上し、プリンタの高速記録に対応できる様になると
共に、コストの上昇を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる装置としての電子タ
イプライタの外観斜視図である。
【図2】図1に示した電子タイプライタに格納されるプ
リンタの一構成例を示す斜視図である。
【図3】図2に示したヘッドカートリッジの外観斜視図
である。
【図4】図3に示したヘッドカートリッジの斜視図であ
る。
【図5】図2に示したキャリッジを説明するための図で
ある。
【図6】ヘッドカートリッジをキャリッジに搭載した状
態を示す図である。
【図7】図1等に示される電子タイプライタの制御構成
を示すブロック図である。
【図8】本例にかかる文字処理装置のプリンタ部におけ
る記録ヘッドおよびヘッドドライバの電気的構成の一例
を示す回路図である。
【図9】ヘッド駆動のタイミングチャートである。
【図10】キャリッジモータ及びモータドライバの主要
部の構成例を示す回路図である。
【図11】キャリッジモータ及びモータドライバの駆動
タイミングを示す図である。
【図12】ヘッドコントローラの詳細な構成例を示すブ
ロック図である。
【図13】記録データバッファ領域を説明するための図
である。
【図14】バッファRAMに対する各信号のタイミング
チャートである。
【符号の説明】
9a 記録ヘッド 100 CPU 114 ヘッドコントローラ 120 バッファRAM 201 アドレスカウンタ 206 印字パルス発生器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 5/30 B41J 2/01 B41J 29/38 G06F 3/12

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに基づいて記録ヘッドを用い
    て記録媒体に画像を記録する記録装置において、 前記記録ヘッドに供給するための記録データを格納する
    メモリと、 このメモリに記録データを供給するためのCPUと、 前記メモリに対してアドレスを周期的に発生するアドレ
    ス発生手段と、 このアドレス発生手段が周期的に発生したアドレスに基
    づいて前記メモリに格納された前記記録データを読出す
    読出し手段と、 この読出し手段による前記記録データの読出しに続い
    て、前記アドレス発生手段が発生した前記アドレスと同
    じアドレスに基づいて前記メモリに所定のデータを書込
    むデータ書込み手段と、 周期的に成される前記記録データの読出しと前記所定の
    データの書込みの間のタイミングで、後に記録ヘッドに
    供給される前記CPUが出力した記録データを、所定の
    データが書込まれたアドレスに基づいて前記メモリに書
    込む制御手段と、を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは、前記記録媒体に対し
    所定方向に走査しながら記録を行なう請求項1に記載の
    記録装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリは1ライン分の前記記録デー
    タを格納するラインメモリである請求項1に記載の記録
    装置。
  4. 【請求項4】 後に記録ヘッドに供給される前記記録デ
    ータは、次のラインの記録データである請求項3に記載
    の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記アドレス発生手段はアドレスカウン
    タである請求項1に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレスカウンタと前記メモリの間
    に設けられ、前記アドレスカウンタの転送アドレスバス
    と前記制御手段のアドレスバスを選択し、前記メモリの
    バッファメモリアドレスに結合するアドレスバス切換器
    と、 印字パルス発生器と前記メモリの間に設けられ、前記印
    字パルス発生器の転送データバスと前記制御手段のデー
    タバスを選択し、前記メモリのバッファメモリデータバ
    スに結合するデータバスセレクタとを有する請求項5に
    記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記アドレスカウンタは前記記録ヘッド
    の移動に同期して前記アドレスを発生する請求項5に記
    載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、前記記録データに応
    じて吐出口からインクを吐出する請求項1に記載の記録
    装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは、インクに熱による状
    態変化を生起させ、該状態変化に基づいてインクを吐出
    口から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エネルギー発
    生手段を有する請求項1に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記所定のデータはクリアデータであ
    る請求項1に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を
    記録する記録方法において、 前記記録ヘッドに供給するための記録データを格納する
    メモリに対して周期的にアドレスを発生し、 この周期的に発生したアドレスに基づいて前記メモリに
    格納された前記記録データを読出し、 この記録データの読出しに続いて、前記発生したアドレ
    スと同じアドレスに基づいて前記メモリに所定のデータ
    を前記メモリへ書込み、 周期的に成される前記記録データの読出しと、前記所定
    のデータの書込みの間のタイミングで、後に記録ヘッド
    に供給されるCPUが出力した記録データを、所定のデ
    ータが書込まれたアドレスに基づいてメモリに書込むこ
    とを特徴とする記録方法。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体に対し所定方向に走査し
    ながら記録を行なう請求項11に記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 1ライン分の前記記録データを前記メ
    モリに格納する請求項11に記載の記録方法。
  14. 【請求項14】 後に記録ヘッドに供給される前記記録
    データは、次ラインの記録データである請求項13に記
    載の記録方法。
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドは、前記記録データに
    応じて吐出口からインク吐出する請求項11に記載の記
    録方法。
  16. 【請求項16】 前記記録ヘッドは、インクに熱による
    状態変化を生起させ、該状態変化に基づいてインクを吐
    出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する請求項11に
    記載の記録方法。
  17. 【請求項17】 前記所定のデータはクリアデータであ
    る請求項11に記載の記録方法。
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