JP2919947B2 - バスユニットの設置方法 - Google Patents

バスユニットの設置方法

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JP2919947B2
JP2919947B2 JP2310590A JP31059090A JP2919947B2 JP 2919947 B2 JP2919947 B2 JP 2919947B2 JP 2310590 A JP2310590 A JP 2310590A JP 31059090 A JP31059090 A JP 31059090A JP 2919947 B2 JP2919947 B2 JP 2919947B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バスユニットの設置方法に係り、住宅に用
いられる箱状のバスユニットの設置方法に関する。そし
て、特にユニット工法による工業化住宅に利用できる。
〔背景技術〕
ユニット工法で建てられる工業化住宅は、工場で予め
生産された住宅ユニットがトラック等で建設現場へ輸送
され、前後、左右、上下に組み合わせることにより建設
される。このトラックに積載可能な寸法は法律で定めら
れて、住宅ユニットの大きさはこの法律に抵触しない略
最大寸法とされている。このように、工場で予め住宅ユ
ニットが生産されることにより高工業化率の達成、すな
わち、建設現場での作業を減らし、建設期間の短縮化と
コストの低減が工業化住宅の目的の1つとされていた。
ところで、このような工業化住宅においては、バスユ
ニットも工場で予め住宅ユニットに取り付けられてい
る。第5図にはバスユニット50が取り付けられた住宅ユ
ニット10が、建設現場の基礎11に載置されて示されてい
る。このバスユニット50は輸送時の制限上、住宅ユニッ
ト10内に納まるものとされる。
このバスユニット50の床51は、隣接する他の住宅ユニ
ット10の床12と同程度の高さに配置され、バスユニット
50への出入りが自然に行えるようになっている。このよ
うなバスユニット50の浴槽52は、底部53を住宅ユニット
10内に収めるとともに、人が入るための十分な容積を確
保するために、立ち上がり部54の立ち上がり寸法H1を大
きく設定せざるを得なかった。
従って、この浴槽52に人が入るためには、立ち上がり
部54を跨ぎ越えなければならず、床51が濡れて滑りやす
いことと合わせ危険であった。このため、立ち上がり寸
法が小さく設定されたバスユニットが望まれていた。
第6図には、このような要望に対して本発明者により
案出された改良案である、バスユニット50Aが示されて
いる。このバスユニット50Aは、浴槽52が床51より落と
しこまれた形状とされていて、底部53は住宅ユニット10
の下方に配置される。従って、浴槽52の容積を確保する
とともに、立ち上がり寸法H2が小さく設定される。この
ようなバスユニット50Aは、工場で予め住宅ユニット10
に組み込むと、輸送上の最大寸法を越えてしまうので、
住宅ユニット10とは別個に建設現場に運ばれて設置され
る。
すなわち、その設置方法は、まずバユニット50Aが基
礎11内の所定位置に配置される。次いで、住宅ユニット
10が上からバスユニット50Aを包囲して基礎11上に載置
され、この住宅ユニット10にバスユニット50Aが取り付
けられて作業が完了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のような改良案によれば、バスユ
ニット50Aと住宅ユニット10が別々に運ばれて設置され
るため、現場での作業が増え、工業化住宅の目的に反す
るという問題がある。
また、特にバスユニット50Aを運ぶにあたっては、浴
槽52の底部53が外側に突出しているから、バスユニット
50の外形形状が複雑となり、バスユニット50Aを容易に
取り扱うことができない。これに対して、バスユニット
50Aと浴槽52とをそれぞれ単純な外形形状で別体に設
け、これらを工場から建設現場に別々に運ぶことも考え
られるが、これでは建設現場において、バスユニット50
と浴槽52とを別々に扱う必要があるから、やはり工業化
率が低下するという問題がる。
本発明な第1の目的は、後者の問題を鑑みてなされた
もので、バスユニットと浴槽とを別体に設けた場合で
も、浴槽の立ち上がり部の立ち上がり寸法を小さく設定
でき、かつ、高工業化率を達成できるバスユニットの設
置方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、前者および後者の両方の問題
を鑑みてなされたもので、浴槽の立ち上がり部の立ち上
がり寸法を小さく設定でき、かつ、住宅ユニット、バス
ユニット、および浴槽を一緒に運んで工業化率を一層高
めることができるバスユニットの設置方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の請求項1に係るバスユニットの設置方法は、
工場で箱状のバスユニット内の床側に開口部を設けてお
くとともに、浴槽を予め前記バスユニットの前記開口部
の直上に設定された不完全装入位置に配置しておき、こ
の状態のまま前記バスユニットを前記浴槽ごと建設現場
まで輸送し、この建設現場で前記バスユニットを配置し
た後に、前記浴槽を前記開口部に装入して当該浴槽の底
部を前記バスユニットの下方に突出させることを特徴と
するものである。
また、本発明の請求項2に係るバスユニットの設置方
法は、工場で工業化住宅を構成する住宅ユニット内に予
め箱状のバスユニットを配置しておくとともに、このバ
スユニット内の床側の開口部を設け、かつこの開口部の
直上に設定された不完全装入位置に浴槽を配置してお
き、この状態のまま前記住宅ユニットを前記バスユニッ
トおよび前記浴槽ごと建設現場に輸送し、建設現場で前
記住宅ユニットを配置した後に、前記浴槽を前記開口部
に装入して当該浴槽の底部を前記住宅ユニットの下方に
突出させることを特徴とするものである。
更に、以上において、前記バスユニットを建設現場で
配置するまでの間、前記浴槽および前記バスユニットの
互いに上下に対向する位置にそれぞれ設けられたナット
とこれら上下のナット間に立設された支柱とからなる保
持手段により前記浴槽を前記開口部の直上に設定された
前記不完全装入位置に保持しておき、前記バスユニット
を建設現場で配置した後に、前記保持手段の支柱を前記
上下のナットから外して当該支柱をそれらのナットに係
止される係止具に換え、前記浴槽を前記開口部に装入し
た際に当該浴槽を前記係止具で前記バスユニットに固定
してもよい。
この際、前記係止具を、前記上下のナットうちの一方
のナットに螺合されるネジ部と、他方のナットに対して
挿通されると自動的に離脱不可能に係止される係止部と
を備えたものとし、前記浴槽および前記バスユニットの
上下の対向部分のうちの一方の対向部分に予め乾式のシ
ール材を配置しておいてもよい。
〔作用〕
このような本発明においては、浴槽と箱状のバスユニ
ットとを別体とし、浴槽をバスユニット内の不完全装入
位置に配置しておくので、バスユニットと浴槽とを一緒
に運ぶことが可能である。従って、建設現場では、浴槽
をバスユニットに固定する際に、浴槽をバスユニット内
の狭い範囲で移動等させるだけでよいから、それらを別
々に運ぶ場合に比して作業が簡略化され、工業化率が低
下する心配がない。また、バスユニットを設置した後に
浴槽をバスユニットの開口部内に装入させ、その底部を
バスユニットから突出させるから、浴槽の立ち上がり寸
法が小さくなる。これにより、前記第1の目的が達成さ
れる。
また、このようなバスユニットを工場で予め住宅ユニ
ット内に配置する場合には、前述と同様に浴槽の立ち上
がり寸法が小さくなるうえ、住宅ユニットが建設現場で
配置されるまでは、浴槽の底部が住宅ユニットから突出
しないことから、輸送制限を越えることなく住宅ユニッ
トがバスユニットおよび浴槽ごと一緒に運ばれるように
なり、建設現場での作業がさらに簡略化されて工業化率
が一層向上する。これにより、前記第2の目的が達成さ
れる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、本実施例に係るバスユニット20が住宅ユ
ニット10に取り付けられて示されている。このバスユニ
ット20は、床21の任意の位置に設けられた開口部22に別
体の浴槽23の底部24が装入されている。開口部22は、縁
部に立ち上がり部25が設けられるとともに、この上端が
開口部中心に屈折した平面部26が形成されている。
一方、浴槽23は、上端全周に縁部27が形成されるとと
もに、この下面に前記平面部26に対向する平面部28が形
成されている。この平面部28は、浴槽23のバスユニット
20への装着時には、バスユニット20の平面部26に後述す
る接合手段30により固定されている。
なお、第1図中符号15は、必要に応じて地上に設置さ
れる浴槽支持台である。
また、浴槽23は、住宅ユニット10が建設現場の基礎11
上に載置されるまでの間、保持手段29により図中二点鎖
線で示す開口部22への不完全装入位置で保持される。
保持手段29は、浴槽23を支持できればどのような構成
でもよいが、例えば第2図に示すようなものが考えられ
る。すなわち、平面部26,28に互いに対向して設けられ
たナット32,33に支柱31の両端が螺合され、これにより
浴槽23が開口部22に装入不可能に保持される。このナッ
ト32は逆ねじとされ、これに対応して支柱31の下端も逆
ねじが螺刻される。
接合手段30は、浴槽23をバスユニット20に固定できれ
ばどのような構成でもよいが、例えば第3図に示すよう
なものが考えられる。すなわち、第2図において示され
たナット32,33が流用され、係止具34により開口部22と
浴槽23が接合される。係止具34は、第4図に示すよう
に、一端部にねじ部35がつば36の位置まで形成されてい
る。係止具34の他端部には、略円錐形状、断面台型の係
止部37が形成されるとともに、長手方向に断面十字状の
切り溝38が設けられている。この係止部36の最大直径L
は、ナット32の雌ねじ内径より若干大に設定される。
次に、このようなバスユニット20の設置方法を説明す
る。
バスユニット20は工場で住宅ユニット10に取り付けら
れ、浴槽23は保持手段29により開口部22の直上に設定さ
れた不完全装入位置に保持される。これにより、住宅ユ
ニット10は輸送制限に抵触することなく建設現場へ輸送
され、基礎11上に載置される。
次いで、作業者により保持手段29である支柱31がナッ
ト32,33から取り外される。この際、支柱31は下端が逆
ねじとされているため、上下端同時に取り外すことがで
きる。支柱31が取り外された後、接合手段30である係止
具34のねじ部35が、ナット33につば36を当接して螺合さ
れる。すなわち、係止具34は平面部28に係止部37が下向
きになるように螺合される。
係止部37は、作業者が浴槽23を開口部22に装入するこ
とにより、ナット31に対向して設けられているナット32
に挿通される。係止部37は切り溝38により生じた弾性で
最大直径Lの部分がナット32の雌ねじを通過し、その
後、自動的に拡開して離脱不可能、すなわち、ナット32
に係止される。この際、立ち上がり部25に形成された段
部39に配置されたシール材40が、平面部28に圧接されて
浴槽23の完全装入作業が完了する。
前述のような実施例によれば、次のような効果があ
る。
1)すなわち、浴槽23とバスユニット20とを別体とし、
浴槽23をバスユニット20内の不完全装入位置に配置して
おくので、バスユニット20と浴槽23とを一緒に運ぶこと
ができる。従って、建設現場では、浴槽23をバスユニッ
ト20に固定する際に、浴槽23をバスユニット20内の狭い
範囲で移動等させるだけでよいから、それらを別々に運
ぶ場合に比して作業を簡略化でき、高工業化率を達成で
きる。
2)また、住宅ユニット10すなわちバスユニット20を建
設現場で設置した後に、浴槽23をバスユニット10の開口
部22内の装入させ、その底部24をバスユニット20から突
出させるから、浴槽23の立ち上がり寸法H3と小さくでき
る。従って、幼年者、老人等も安全に入浴可能となる。
3)更に、浴槽23の底部24が住宅ユニット10から突出し
ないので、輸送制限を越えることなく住宅ユニット10を
バスユニット20および浴槽23ごと一緒に輸送でき、高工
業化率を一層高めることができる。
4)その上、開口部22の形状に対応した浴槽であれば、
例えば色の異なる浴槽や、床下スペースの許容範囲内
で、様々な深さ,形状の浴槽を装入できるため、バスユ
ニット20のバリエーションを容易に拡大できる。
5)浴槽23を保持しておく不完全装入位置を開口部22の
直上に設定することにより、浴槽を23を鉛直に落としこ
むだけで開口部22内に挿入でき、浴槽23の水平移動等を
省いて装入作業を容易に行える。
6)また、浴槽23は保持手段29により保持されて工場か
ら建設現場へ輸送されるため、振動等による破損の虞れ
がない。
7)更に、開口部22に立ち上がり部25を設け、かつ、シ
ール材40が平面部26,28により挾持されているため漏水
の虞れが少ない。
8)この際、シール材40は乾式とされ、予めバスユニッ
ト20の段部39に配置されるため、浴槽23を挿入すると同
時に平面部28との間でシール材40を圧接でき、バスユニ
ット20および浴槽23間の止水処理を簡単にできる。
9)また、係止具34により、浴槽23の完全装入作業は床
21の下面に入る必要がなく、バスユニット20の内部で容
易に行える。
10)そして、係止具34は保持手段29を構成するナット3
2,33を利用するので、浴槽23を保持手段29によってバス
ユニット20に仮固定する場合と支持具34によって本固定
する場合とで部材を共用することができ、部材点数を削
減できる。
11)更に、係止具34の係止部37は、ナット32の雌ねじを
通過した後に、自動的に拡開して離脱不可能となるた
め、浴槽23を開口部22に落としこむとだけで浴槽23をバ
スユニット20に簡単に固定できる。
なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の目的を達成し得る範囲での変形、改良等は
本発明に含まれるものである。
例えば、本実施例においてバスユニット20が取り付け
られる住宅ユニット10は、一階部分に配置されたが、二
階以上部分に配置してもよい。この際、浴槽23の底部24
が下階の住宅ユニット10に接しないように構成される。
また保持手段29は実施例以外の方法、例えば、平面部
26,28に互いに対向して設けられた孔と、この孔に係合
可能な両端部が段付きに形成された支柱によるものでも
よい。その他、天井材からワイヤ等による浴槽23の吊り
下げ等、要するに保持手段29は、浴槽23を開口部22直上
の不完全装入位置に配置した状態であって住宅ユニット
10から突出させずに支持できるものであればよくその形
状、構造、更には数や取付場所も任意である。
また、係止手段30は、他の方法、例えば、ボルト止
め、バスユニット20及び浴槽23のいずれか一方に設けら
れた凹部と他方に設けられた凸部とにより係合されるも
の、ステープル止め、接着剤等でもよい。この際、接着
剤は、非水溶性で耐水性のものが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、浴槽の立ち上がり寸法が小さく設定
でき、かつ、高工業化率が達成できるという効果があ
る。
また、バスユニットを住宅ユニット内に配置した場合
には、浴槽の立ち上がり寸法が小さく設定でき、かつ、
工場化率をさらに高めることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の係る設置方法で設置され
たバスユニットの一実施例を示すもので、第1図はバス
ユニットの断面図、第2図は保持手段を示す拡大断面
図、第3図は係止手段を示す拡大断面図、第4図は係止
具を示す拡大斜視図、第5図は従来のバスユニットの断
面図、第6図は本発明者により案出された改良案である
バスユニットの断面図である。 10……住宅ユニット、20……バスユニット、21……床、
22……開口部、23……浴槽、24……底部、H1,H2,H3……
立ち上がり寸法。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場で箱状のバスユニット内の床側に開口
    部を設けておくとともに、浴槽を予め前記バスユニット
    の前記開口部の直上に設定された不完全装入位置に配置
    しておき、この状態のまま前記バスユニットを前記浴槽
    ごと建設現場まで輸送し、この建設現場で前記バスユニ
    ットを配置した後に、前記浴槽を前記開口部に装入して
    当該浴槽の底部を前記バスユニットの下方に突出させる
    ことを特徴とするバスユニットの設置方法。
  2. 【請求項2】工場で工業化住宅を構成する住宅ユニット
    内に予め箱状のバスユニットを配置しておくとともに、
    このバスユニット内の床側に開口部を設け、かつこの開
    口部の直上に設定された不完全装入位置に浴槽を配置し
    ておき、この状態のまま前記住宅ユニットを前記バスユ
    ニットおよび前記浴槽ごと建設現場に輸送し、建設現場
    で前記住宅ユニットを配置した後に、前記浴槽を前記開
    口部に装入して当該浴槽の底部を前記住宅ユニットの下
    方に突出させることを特徴とするバスユニットの設置方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のバスユニ
    ットの設置方法において、前記バスユニットを建設現場
    で配置するまでの間、前記浴槽および前記バスユニット
    の互いに上下に対向する位置にそれぞれ設けられたナッ
    トとこれら上下のナット間に立設された支柱とからなる
    保持手段により前記浴槽を前記不完全装入位置に保持し
    ておき、前記バスユニットを建設現場で配置した後に、
    前記保持手段の支柱を前記上下のナットから外して当該
    支柱をそれらのナットに係止される係止具に換え、前記
    浴槽を前記開口部に装入した際に当該浴槽を前記係止具
    で前記バスユニットに固定することを特徴とするバスユ
    ニットの設置方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のバスユニットの設置方法
    において、前記係止具を、前記上下のナットうちの一方
    のナットに螺合されるネジ部と、他方のナットに対して
    挿通されると自動的に離脱不可能に係止される係止部と
    を備えたものとし、前記浴槽および前記バスユニットの
    上下の対向部分のうちの一方の対向部分に予め乾式のシ
    ール材を配置しておくことを特徴とするバスユニットの
    設置方法。
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